カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

痛恨のリタイア

2009-10-11 | ヤマのこと

10/10(土)、3連休は絶対ここにいくんだ!と一年も前から決めていた場所へ。

いつもだったら多少調子が悪くても、1時間歩けば上向きになるのだけれど、
今日は違う。
身体が重い、登りが特に辛い、フラフラしてたいした場所じゃなくてもよろける。
呼吸が苦しくて胸が締め付けられる感じ、頭の中は常に酸素欠乏状態らしく視界が悪い。

2時間登った。でも回復の兆しなし。
どうしたらいいんだろう、ダンナに申し訳ないという思いが頭の中駆け巡る。

3時間登った。一向に回復しない、むしろ悪化。今日の目的地まではあと2時間。
あと2時間歩く力はどこから振り絞ればいいんだ?というくらいフラフラ。
ここまで苦しくてほぼ会話のないまま登ってきて、昼食をとろうと休憩するが、一口も喉を通らない。
朝パンを食べたきりなのに、お腹が空かないのだ。いつもならハラペコ大魔王なのに。
そんな青い顔をした私に、山行至上初めてダンナから白いタオルが投げ込まれた・・・
「もう、帰りましょう、今ならまだ引き返せるでしょう?」

普段の私ならなにくそ!となって大丈夫!と進むのだが、なにくそという気持ちも湧かない。
どんなに登りが辛くても、歩いていると楽しいのに、今日は苦痛以外なにも感じなかった。
今夜泊まって明日の朝回復しているかは解らないし、無理をして誰かのお世話になるわけには行かないと、
悔しい気持ちのまま下山することを決めた。

13:00。三連休、みんなニコニコしながら登っていく姿を見ながら、
トボトボと下山する自分の惨めさやら情けなさやら、こんな辛いの初めて
明日は快晴、の天気予報なのに・・・・
出発前、体調に不安があったのは確かだけれど、気力で何とかなる、
と甘い考えへのしっぺ返しがきたのね。


稜線に上がることなくUターン。しかも雨とあられとガスでこんな景色しか見ていない。

先週ウイルス性胃腸炎を患って、38度の熱と関節痛で3日間寝込んだのがまだ回復していなかったらしい。
あれから1週間経つのだが、食欲がなくて困っている。
特にご飯が食べれなくて、口元に持ってくるともうダメで、無理やり食べるも気分が悪くなってしまう。
お菓子とか果物くらいしか食べたい、と思えなくなってしまった。(でもたいして痩せないのよ)
なによりビールが飲めなくなったのが、体調不良の証拠ですね・・・

やっぱり身体の基本は胃腸です!ハラに力が入らないとパワーは出ませんね

ということで、しばらくおとなしくします宣言・・・

ダンナは不完全燃焼だったらしく、今朝テントを背負って一人奥多摩へ行ってしまいました・・・
( ´Д⊂ヽエーーン オイラだって行きたかった・・・今季最後の2000m越えだったのに・・・
本当ならこの青空の下、素晴らしい景色をこの目に、のはずだったのに・・・
あー、チャンスを生かせない女だなっ。自分自身に腹が立つ


悔しいので買い物にでも行こうっと