カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

おら、あまちゃんのロケ地さ行きてぇ

2013-05-02 | イワテケン

2013.4.27、GW前半初日の土曜日は半日仕事でしたので、
終わってから新幹線でびゅーんとダンナの実家へ帰省してきました。

岩手県久慈市といえば今がまさに旬の朝ドラ”あまちゃん”の舞台。
こんな機会はめったにないでしょうから(ダンナは久慈市民ではありませんが)力を入れて紹介します



東京駅から新幹線~バスを乗り継ぎいつもの”久慈駅”へ到着。
駅正面の”駅前デパート”そう、このビルが”K3NSP”の会議室・観光協会があるビルです。
私はこのビル見慣れていますが、一番最初に見たときは時が止まったような建物に驚きました(スイマセン)
JRバスとのツーショットは春子が嫌々帰ってきたシーンに出てきましたね。


 
三陸鉄道・久慈駅はドラマの「北三陸駅」
待合室はドラマで使われているのはセットですが、実際はこんな感じ。良く似せています。



三鉄・久慈駅前ロータリーの噴水。
ここのベンチでアキちゃんとユイちゃんがお話していましたね~。



今回は2日しか滞在できず時間がなくて三鉄に乗れませんでしたので外から撮影。
春子と大吉さんが車に乗って話をしたシーンはこのあたりで撮られたものでしょう。


 
さて、久慈駅からバスに乗って「小袖海岸」へと向かいます。
北限の海女の里「小袖海岸」への道路は道幅が狭く、地域住民の生活路線でもある為、
H25.4.20~10月末までマイカー規制となっています。
その為、ダンナの実家から車で30分ほどのところにある小袖海岸に行くのには、
市の臨時駐車場や駅からシャトルバス(片道380円)に乗り換えなければなりません。

駅周辺の商店には”あまちゃん”ポスターだらけ いいですね~
ダンナがまだこちらに住んでいた数十年前は、この1階しか使われていない廃墟に近い「駅前デパート」にも、
全部お店が入ってて賑やかだったとのことです。



(バス車内より撮影)
三陸はご存知リアス式海岸。このように素晴らしい海岸線の景色を眺めながら進みます。



”つりがね洞”等、いくつかの見どころを経て30分ほどで「小袖海岸」到着。


バスを降りると、駅周辺はそうでもなかったのに・・・


じぇ(‘ j ’)/・・・

じぇじぇじぇーーーーーーっ(‘ jjj ’)/


 
小袖海岸に凄い人の数!私がこちらに来るようになって数十年、こんなに大勢の人を久慈市で見たのは初めてです!
30分おき、2台のバスで約100人程度の人が来るんですから、これは本当にこちらでは凄いことですよ!
ドラマ同様、思わぬ経済効果が生まれましたか?(平日でも300人はくるらしい)




こちらがおなじみの灯台です。



灯台を左手に見ながら漁港を進んでいくと・・・



こちらが「小袖海女センター」




夏には素潜りの実演が見れる場所です。ドラマでも何度も登場しましたね。



もちろん海の透明度は素晴らしいのです。エメラルドグリーンです



通路の先端まで行くと、荒々しい波が打ち寄せているのが見えます。
この湾からアキちゃんが出てしまい、昆布に足を取られた場所ですね(多分そう思うけど、違ったらごめんなさい)



アキちゃんが500円玉を握り締めて海から上がってきたのはここです。
北三陸の海は夏でも水が冷たいから、ロケとはいえ皆さん本当に大変だったと思いますよ。




 
テントでイカやホタテを焼いていたり(雲丹はありません)磯ラーメン(こちらの名物料理です)を販売していましたが、
やはりここはまず「まめぶ」でしょう

実はダンナも食べたことがなかったそうですが、お味は・・・・美味しい!
こちらはくるみ餅を良く使うので(私も毎年お盆と正月に頂いています)まめぶの味には慣れてましたが、
まめぶ汁は今まで食べてこなかったのがもったいなかったほど美味しかったです



北三陸の観光スポットでお馴染みの「どこから来たのシール看板」がこちらにもありました。
こうしてみると近隣・・・いや、東京も案外多くてビックリ。


 
センターの前では地元の学生さんが海女のスタイルで一緒に写真を撮ってくれました。
急に忙しくなって大変でしょう、と言ったら「いいえ!たくさんの人が来てくれて嬉しいです!」
と言ってました
良かったねぇ・・・地元の方々の笑顔が私もすごく嬉しかった。
今回、ドラマのロケ地に選んでくれたことで、久慈の町に確実に人が増え活気があるのを感じた。
もちろん賑わいは今だけだったとしても、今後、誰かの、何かのきっかけになったらいいなぁ。



さて、名残惜しいけどそろそろ東京に戻らなければいけない時間です。
そうそう、あの山のてっぺんに立つ小屋がヒロシがいた「漁場監視小屋」かな?
実在するとは思ってなくて驚いた。近くまで行けるようですが時間切れ。ここは又夏に再訪したいなぁ。



 
小袖漁港は地元の方の生活の場でもあり、全く観光地化されていないので何もないし、
賑やかさをイメージして行かれると期待はずれになると思うのですが、
こんな「めったにない」チャンスに乗っかろう、売り出そう、というそぶりは今まで通りやはり全く見えず(笑)
シャイで頑固な北三陸人気質(注:我が家の旦那様のことです)そのままの変わらない姿でした。
せっかくだからちょっと頑張っちゃえば?と思う私のような考えはここには必要ないみたい
(右画像:ドラマ北三陸秋祭りの山車は、久慈市内の「やませ土風館」のなかにあります)

※・小袖海岸ロケ地見学時、灯台や監視所等廻るなら最低1時間30分ぐらいは必要かと?
バスが2台ずつしか出ず、乗り切れない場合は30分後まで待たなければなりませんので、
時間に余裕を持ってお出かけください。(2013.4.29現在)
・コンビニ、食堂等はありません。ジュースの自販機、トイレはあります。





(オープニング映像のひとつ・久慈渓流、車窓より)
ドラマを見るたびクドカンは本当に良く観察しているなぁ、と感心しきり。
地元民じゃなくて久慈を知っている私には「あ、そうそう、こっちってそうなんだよね!」と、
笑ったり涙ぐんだりしてしまうことばかり。面白いし元気の出る良いドラマですね。
本当にこれをきっかけにもっと多くの人に北三陸の良さを知ってほしいと思います




以上、まだ家の脇にカタクリが咲き残る北三陸の「今」をお伝えしました。



おしまい。