2019.5.24(金)~25(土)岩手山へ
だんなさまの故郷の山、岩手山
ガスガスで何も見えなかった初めての岩手山から9年も経ちました
今回、GW出勤だっただんな様が代休が1日もらえるというという事になり
目指すは晴れの岩手山
新路線の夜行バスで新宿から盛岡駅へ
IGRの滝沢駅からタクシーで前回と同じ”馬返し登山口”へ
平日でも車は5台くらい止まっていて、登られている方がいるようです
岩手山は日帰りでも登れる山ですが、この時間(7:50)からだと
私にはちょっと厳しいので 今日は8合目避難小屋に泊まります
小屋の水場はまだ開通していないとのことで、ジャバジャバでている鬼又清水で
それぞれ水を3Kg担ぎます(そのほかにビール1kg)
これがいきなり寝不足の身体にずしり
チゴユリ・マイヅルソウ ハルゼミの合唱
芽吹いたばかりの新緑の中をゆるゆると歩き始めます
でもまだ1合目までもたどり着かないのにもう疲れちゃって休憩
あれ?ダンナのザックに見慣れないもの発見
避難小屋の薪を担ぐボッカ 水だけでも重いのにー(笑)
踏んでしまいそうなくらいいっぱいのキスミレロードを進み
1合目まで来ると、やった~お待ちかねのシラネアオイが出てきた♪
こんなに咲いてるとは思わなくて、嬉しい誤算
咲き始めのサンカヨウ
この色の濃いスミレはなんだろう?こっちはフイリのミヤマスミレかな?
なにしろザックが重くてしゃがむのが面倒に
写真は撮りたいけど、ザックは重いは眠いは、で・・・
Zzzzzzzzzzzz
30分ごとに(だいたい1合進むと30分くらいだったので)ザックダウンして自分もダウン
5分程度眠りながら登りました(笑)
平日の空いた登山道ならではですね・・・
新道は残雪があるから旧道を行って下さい、とのことで旧道へ
花から元気をもらって登るも
遮るものがないので陽が出ると暑いのなんの!
それもそのはず、この週末は季節外れの30度越えの天気予報
完全に半袖、夏山仕様で登ります
久々の14kgザックが肩に食い込む・・・
そうそう、4合目からが苦しかったんだっけ
それでもただひたすら上を目指せばいつかは着く
残雪を登り切ったら
7合目に着いた、ほっ。
7合目からは避難小屋はすぐ
重たいザックをベンチに放り投げ、御成清水の後ろを見るとあれれ?
水、じゃばじゃば出てるやーーん
何だったの、この苦労
ま、たどり着いたからいっか
小屋に荷物を置いて、山頂を目指しましょう
懐かしい、鬼ヶ城のギザギザ風景
火山灰のようなザラザラな登りだから、なかなか進まないんだったよね・・・
御苗代湖の青
登り途中から見える縦走路
お鉢に辿りつく
この日は前日まで強風予報だったけど、私には珍しく風速9mまで回復した
それでもやっぱり岩手山は風が強く 時折突風が吹くので油断禁物
風は強い
でも空は青い
晴れたよ、晴れてるよ、いわてさん
9年ぶりの岩手山山頂は・・・念願の晴れ
やったよ、義母さん、晴れたよー 天国からの応援ありがとう!
山頂から大好きな乳頭山~秋田駒ヶ岳
山頂から繋がる風景 裏岩手縦走路
あのでっぱりは三ッ石だろうか
今まで歩いた山の中で、一番好きなのがこの裏岩手縦走路
雄大で優しくて、手つかずの自然がまだいっぱい残ってて
ここは何度でも歩きたい
今回は時間がないけど、また必ずくるからね
山頂からは前回出来なかったお鉢巡りへ
姫神山、盛岡の町が良く見えました
反対側に廻るとこんなふうに見えるんだ~
途中のロープから火口の中へ降りていく
まだこの山は生きているよ、って意思表示
剱の刺さった岩を目指して行くと、そこは岩手山神社奥宮
早池峰山で見た感じに似てる
今回は天気に恵まれ、岩手山からの360度を見ることが出来ました
お礼を言って、避難小屋へと戻ります
・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
三重県から来たというソロの女の子とほぼ同じペースで降りていくと、
前を行くダンナが叫んだ
「熊だ!」
ヒャーー!
不動平避難小屋の雪渓を、振り返り振り返りしながら登って行くクマ
あのクマ、本気出してこっちに向かってきたら3分かからず来れるよね
頼むからそのまま行っちゃってください・・・
と熊の行方から目を離さず、祈りながら足早に避難小屋へ入りドア閉める
怖いので、もうそれっきり外には出れません(笑)
静かな静かな貸しきりの8合目避難小屋の夜でした
翌日へ
【アクセス】バスタ新宿22:50→盛岡駅6:00(MEX八戸平日割¥4980)盛岡駅で買い物→滝沢駅→馬返し登山口(タクシー約¥3,300) 復路も同じ
【行程】馬返し登山口7:50→1合目8:50→4合目10:20→7合目12:05→8合目避難小屋12:15
避難小屋13:00→岩手山山頂13:50→お鉢巡り→避難小屋15:05
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