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山の記録と日々の話

佐渡島へ・観光編

2023-05-25 | ヤマのこと

アオネバ~尻立山編
金北山縦走編

2023.5.14(日)
最終日は朝から小雨、一日ずれてたら縦走は難しかったので今回は雨女じゃなくて良かった(゚∀゚)
前回佐渡に来た時に全く観光しないで帰ってしまったので、島の様子が全然わからなかったのが心残りでした。
なので今回は観光をしてから帰ります。



観光ポイントは”佐渡金山”とかいくつかありますが、全部廻るには一日では無理だし、
定期観光バスに乗ると、帰りの船に間に合わない、さて・・・と調べると路線バスで廻れるみたい。
行きたい場所を調べたらちゃんと接続しているし、一日フリーパスをスマホで購入すれば一人¥1500という安さ。
これを利用して一番行きたかった”宿根木(しゅくねぎ)”へ



両津地区からはバスを途中で乗り換えて約2時間、小佐渡の端っこまで行きます。(車なら約1時間らしい)
小木地区に入ると”たらい船”とか観光スポットがあるので両津とはまた違った雰囲気、”宿根木BS”で下車。



入口で説明を聞き、協力金100円支払い中へ
”宿根木”とは佐渡金山が栄えた17世紀を経て、北前船の寄港地として発展した小木海岸の入り江の集落。
迷路のような路地に今も100棟を超える板壁の民家が密集しており、
船大工の技術が結集した宿根木の町並は、国の重要伝統的建造物群保存地区となっているとのこと。



そこでは人々が普通に生活しているので、お邪魔にならないように静かに見学させてもらいます。



宿根木といえばコレ、な風景。
三角家(さんかくや)敷地に合わせて三角形にきりつめ建てられている。



旧宿根木郵便局
洋風建築の郵便局舎は、大正10年の電信・電話の開始を記念し建てられたそうです。



宿根木公会堂 様々な行事に使用される芝居小屋形式の集会施設
他にもちょこっと見て回りました。詳細はこちら



宿根木海岸もちょっと歩いてみましょう~



ジオパークでぐるっと歩けるようになっているみたいです。



波食甌穴(はしょくおうけつ)
海岸のくぼみに石ころが入ると、波の渦の力で石ころが回転し、土台の岩を削って丸い大きな穴が出来るのだそう。



宿根木海岸は海底火山から噴き出した石や火山灰などによってでき、
その後大地が隆起し、現在のような地形になったとのこと。
なるほど岩の色がみんな黒い、そしてそこに鮮やかな植物がたくさんいた。



海辺に咲く花を見る機会がほとんどないので、初めて見る植物に目が点、イソギンチャクかと思った。
帰ってから調べたら、ベンケイソウの仲間のマンネングサ(メノマンネングサ)という花みたい。



海辺の花の名前は全然わからない~(これはハマエンドウ?)



めずらしい花にキョロキョロ。
散策のあと、次の場所へ移動




島内は信号機があまりない様子、バスは割とハイスピードで走っていく。
車窓から見る、たらい船で有名な”小木” 日曜日だけど人は見かけず。



砂金取り体験の”西三川ゴ-ルドパーク”などを経由し、路線バスの乗り換え場所となる(土休日)佐渡歴史伝説館へ。
中に入るほど時間はありませんが、行きも帰りもここで乗り換え。
宿根木の飲食店は2箇所程度しかなさそうだし、バスの接続もあるのでどこかでランチをしている暇はない。
朝、ホテルからバス停までの間にコンビニがあるのを確認していたので、そこで出発前に行動食と飲み物を買い、
どこでも食べれるようにしていたので、バス待ちの間にベンチで食べて時短。
旅館に泊まると朝食しっかり食べるから、お昼にはお腹すいてないのでおやつ程度でちょうどよい(夕方にビールを美味しく飲みたいため)



バスの車窓から見えたオレンジ色の花。
ニッコウキスゲによく似た・・・あれがトビシマカンゾウというのかしら?もう咲いてるの?
バスのスピードが速くて、こんな写真しか撮れなかったけど・・・きっとカンゾウ♪ ってことにしよう。



バスを乗り換えて、もう一か所行きたかったのはこちら”トキの森公園
園の入り口には観光客がいなくて一人寂しいサドッキー



まずは”トキ資料展示館”でお勉強。



次に観察回廊を通って飼育ゲージへ
ここでは先日生まれたばかりだというヒナ2羽が見れました。
私のカメラではこれ以上近づくことはできませんが、設置された望遠鏡で見ることが出来ます。
子供の羽はグレー、親の顔は資料館の剥製の通り真っ赤でギョロ眼
初めて見た朱鷺は、思ったより大きく、羽の色はグレーっぽかった。
ヒナは生まれて40日ほどで大きくなって巣立ちするんですって、すごいスピード成長。



しっかり佐渡らしい観光して満足。
園内の歩道脇には子供たちが書いた朱鷺の絵石、カワイイ~



保護されていない自由なトキは、田んぼにいたり、作業中のトラクター?を追いかけたりするらしい。
自然のトキ、見てみたいなぁ・・・レトロなバスの中から田んぼを通るたびに探していたら、



いたーーー!
あれはきっとトキ♪ うん、絶対トキ!
バスじゃなければ停車して眺めたいところですが、走るバスの中から何とか撮れた一枚。



宿根木とトキの森を見たらもう夕方。乗船30分前にはチェックインしないとなので早めに両津港へ。
最終のジェットホイルの時間まで、シータウン商店街の土産店を見たりソフトクリーム食べたりして待ちました。
港の窓から見える金北山にさようなら~



ジェットホイルは新潟港へたったの60分で到着
新幹線との接続時間が少なかったので新潟港からはタクシーで新潟駅まで戻り、島旅は無事終了しました。



佐渡島内、路線バスで廻る時に参考にした全島地図。
ざっくり、地図の右上がトビシマカンゾウが見れる大野亀、左上が金山のある相川地区
左下が今回行った小木・宿根木地区、右中央が両津港、加茂湖

一日ではとても廻りきれないけど、島をドライブしたみたいで路線バスは便利で安くてなかなか良かった。

お天気もそこそこで、楽しい遅めのGWの旅でした。





【行程】椎崎温泉あおきや⇒(南線)監督所前BS8:40⇒歴史伝説館BS9:36(真野新町)乗り換え9:57(小木線)⇒宿根木BS10:57
    宿根木BS12:05⇒歴史伝説館BS13:04(真野新町)乗り換え13:38⇒(南線)トキの森公園BS14:06/15:16⇒両津港BS15:44 
    両津港17:55⇒ジェットホイル⇒新潟港19:02~タクシー~新潟駅19:42⇒東京21:52

    ※ジェットホイル¥7,260 以前あった早朝割等は廃止。さどまる倶楽部に登録すると割引があるようです。
    ※新潟交通バスフリーパス
    


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ゆき)
2023-05-25 21:15:24
cyu2さん、とっても充実したGW佐渡の旅だったんですね。
本物のトキを見られたなんて。
しかも田んぼの中で自然のトキを目撃!
cyu2さんの目にしっかりと焼き付いたでしょう。
あの、旦那さまもご覧になったようですか?
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ゆきさん (cyu2)
2023-05-26 17:11:43
バスの中からダンナが「いた!」と叫んだので慌てて写真を撮ったのです。
今回、一眼じゃなかったので起動が遅くてダメだったかな・・・
と思いましたが偶然撮れたたった一枚の写真です(;'∀')
イメージしていたほどピンク色じゃないんですよね、トキ。

朝食の時、宿のお母さん方が朱鷺は田んぼにいるよ、と話していたので、
それがヒントになりました。

シラネアオイ、前回よりももっと飽きるほど咲いていたので、
東京からなら佐渡に見に行くのが一番確実で良いかも?
と思いなおしました。
岩手山にもたくさん咲いていたけど、比じゃないですし、
神奈山も夜行バス使わないと行けないこと考えると、
佐渡なら朝家を出て、一泊すれば縦走してもその日のうちに東京まで戻れるので、
なんだかんだ、アクセス良いですね。
ぜひ来年、ご検討ください♪
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