2008.5.17 坪山へ行ってきました。
【往路】JR上野原駅 富士急山梨バス8:08⇒八ツ田バス停9:00⇒9:10西ルート⇒坪山山頂11:00
まだ見たことのない「イワカガミ」を一度見てみたくて、最短でいけそうな「坪山」を春から候補に挙げていました。
が、なかなか予定が合わず、5月の第二週に行く予定が雨と腰痛の為流れてしまい、
もう、行くなら今週しかない!と月曜から「いくぞいくぞ・・・」
と心に決めておりました。
幸い私の腰痛は先週末、まだ寝るか!というくらい寝ていたら全く平常に戻り、
山にいけるカラダになっていました。
が!水曜日の朝ダンナのカラダに異変が・・・
どうも寝違えたらしい、というのだが、もう動きがロボット状態。
首から背中、腰に向かってピッキーン、という状況になってしまいました。
私は職業柄、首から背中の痛みはしょっちゅうなのでまたか、という感じなのですが、
ダンナの場合は10年位前も同じような症状になって、布団から起き上がることも、靴下を履く事もやっとな状態になり、
私がチャリンコの後ろにダンナを乗せて、鍼に連れて行ったという苦い思い出が(笑)
今回はそこまでひどくなく、本人も気持ちだけは行きたかったようですが、
これ以上悪化すると困るので、
「坪山は、私一人で行ってくる!」
という持ち前の男らしさを発揮して、元気に家を出たのでした・・・。
(スイマセン、いつも通り前置き長いです・・・)
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と強気で出たものの、初めての単独山!実は気の小さい私はとても緊張してました!
最近人気のこのエリア、上野原駅に下りるとバス停にいつものように列が出来ていた。
この日は久々に富士急山梨バス・上野原営業所の「長田さん」に会えた。
いつも通り一生懸命説明し、仕切り、登山者をバスに案内。
鶴峠方面は3台、飯尾止りは1台の計4台でした。
私は1台のほうに乗り、20人くらいの登山者と一緒に揺られます。
もちろんオンナ単独は私一人。年齢層もいつも通りです。
途中のバス停で一人降り、二人降り・・・と減っていきます。
50分ほどで目的の「八ツ田」バス停に到着。
がしかし、このバス停で降りたのはナント私一人
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えー?人気のある山じゃなかったの?
絶対一杯居るから一人でもOK、と思ってきたのに!
がーーーん。不安・・・
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がココまでくれば仕方ない。
今日まで一応私なりに色々経験値を稼いできた、だからダイジョウブ、と自分に言い聞かす。
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車道脇にキレイなトイレがあります。
ここで身支度を整え、いざ初めての単独山歩きへ出発!無事に下山できるのか?
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いきなり人んちの畑の中を歩きます。
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のどかな村の風景が広がります。
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10分ほどで登山道へ。
ここで「御岳神バス停」で下車した場合のルートと合流する(はず)
とにかく道標が多いので、道に迷うことはなさそうです。
私は安全な「西ルート」へ。(東は危険箇所アリだそうです)
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樹林帯の中、丸太橋を渡ります。
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沢の水は透き通っていてとてもキレイです。
これを過ぎると登りに入ります。
どうせ一人なのでマイペースでゆっくり進みますが、登りばっかりです。
が、まだ誰にも会いません・・・
迷うような道じゃなくても、だーーーれも歩いてないのって不安なものなのですね。
誰も歩いていない、ってことはもう、目指す花は咲いてないのかな・・
とか、
ここで沢に落ちたら、やっぱり誰も気付かないよね・・・
とか、
単独の男性と会ったとしてもそれはそれで怖いよね・・・
などなど。
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心を落ち着かせるために写真を撮ってみたりします。
森の中に象?
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すると登り斜面の前方に人発見!もうひとつの登山口から入ったんだ。
しかもさっきバスで一緒だった女性二人組み♪なんか嬉しい!
登山口から40分ほど、息の上がったところで休憩。
先に座っていたその方達とお話して気持ちも落ち着きました。
すると下からまた2組くらい上がってきて・・・
安心すると同時に、なーんだせっかくの単独だからゆっくりしたかったのに・・・
なんてさっきまでの弱音は?・・ゲンキンなものです。
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私は今日は花が目当てなので、上も足元もキョロキョロしながら歩きます。
ご丁寧に案内板があります。「岩ウチワ」は当たり前ですが完全に終っていました。
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ヒカゲツツジもかろうじて1本だけ残っていました。
ミツバツツジはあちこち咲いていました。
登山道も段々岩が増えてきます。
立ち止まらないとすれ違えないほどの狭い登山道、もともと地元の方が使っていたような感じ?の道が山頂まで続きます。
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所々、眺めの良い場所に出ます。
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看板はあちこちにあるのですが、花がない。
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「イワカガミ」らしい葉は見かけるのですが・・・花が・・・ない。
やっぱり終ってしまったんだろうか・・・
「一人でも行く!写真撮って来て見せてあげるから!」とエラソーに言っちゃったんだけどな・・・
と少し元気なくキョロキョロ足元ばかり見て歩いていると・・・
後ろから声を掛けられた。
同じく単独で歩いてこられたオネイサマ。
「お一人なの?」「ハイそうです」「意外と人が少ないのね~」「そうですね~」
「大きなカメラ・・あ、お花を探しにきたの?」「ハイ、でももう終っちゃったんですかねぇ」
とそんな会話を交わしたのがきっかけで、しばらく一緒に歩きます。
これが・・・後に続いていくとはこのときは知る由もない。
オネイサマが先を歩き、上のほうから「あったわよーーーーーーーっ」
と声がした。
「イワカガミ」を見つけてくれたようだった。
・・・普通に歩いていれば見つけられますけど(笑)人の親切は素直に頂きます。
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「あー、ほんとだ、よかった~」登山道側にはなかなか向いてくれません。
そっぽ向かれてます。
「上のほうがもっとあるわよーーーーっ」と上から声が。
「はーーーい」
と返事だけして、写真を撮りたいのでマイペースに戻ります。
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かろうじて残っている感じで、もうだいぶ花も落ち、イマイチ元気もなくなっていましたが、
初めてのご対面に感動です♪
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予想通り、小さい~、カワイイ~!
そこで「写真を撮ってみせる」と約束したダンナの為に秘密兵器登場!
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そ、そこのしっぽの出てる方・・・
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「にゃ?」
はい、そうです、アナタです。
スイマセン
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今日は単独なので寂しいから、写真に登場させようと思っていたのですが、
途中から人が増えて出番なし・・・さすがに恥ずかしくてポケットから出せません。
みんなが先に行ったところで、
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やっと登場
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イワカガミの大きさが良く解りますね!
え?解らない?
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たらこねこの大きさは・・・ポケットテッシュ位です。
と・・・横道にそれましたが、念願のイワカガミに会えてすでに目的達成。
ほっとしました~
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先に行った3組ほどの方に追いついてしまいました。
山頂までは更に急な岩の斜面を登ります。
でもどこもロープがかかっているので怖いところはありません。
四肢を使って登ればダイジョウブです。
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ひょいっと、山頂到着~。
まあまあ狭い山頂。
20人も居たらいっぱいでしょうか?
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権現山とか見えるらしいですが、朝は天気だったのに安定しない空模様。
この日もあまり気温は高くないので、寒くなって30分で撤退。
支度をしていたら・・・さきほどの単独のオネイサマがいらして、
「もう降りる?じゃわたしも。ご一緒しましょうか」
と断れるはずもなく、結局この後ずーーーっと二人で降りることになりまして・・
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山頂にはダンナと来てたら佐野峠方面に行き、松姫温泉というところで入浴しようと思っていた、
そこの看板がありました。
単独なので一番人の多そうなルートに変更していたので今回はパス、うーん、残念。
「びりゅう館」方面に下山開始。下りも結構急ですが、ロープあり。
オネイサマとおしゃべりしながら降りていくと、後ろから何組も抜かれていきます。
でもどのみち急いで降りたところで、帰りのバスが14:40までないのでゆっくり行きます。
1時間ほど降りたところで、地図にはなかった分岐に出ました。
右が「びりゅう館」方面で約1時間10分、左が「農産物直売所」方面で約40分、
と書いてあります。
オネイサマは「野菜が買いたい」とのことで左へ行きたい、と。
後ろからはもう、しばらく誰も降りてくる気配なし。
ま、私も野菜を買うのは賛成なので「じゃ、行って見ますか~」
と、素直に左へ進んだのが間違いの始まりだったのです・・・
・・・つづく。
最近登録したばかりなのですが、毎日どなたかが押してくださっているようです、アリガトウ!
↓
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ひとりだと進む道に誰もいないとホント不安ですよね。
でも、よく頑張りました、
ってまだ、続きがあるのですよね。
「間違いの始まりぃ~」、どんな????。
続き楽しみです。
たらこねこ、かわいい
頑張りました?わーーーい!嬉しい!
大の大人でも誉められると嬉しいもんですね
そそ、たらこねこ、恥ずかしいでしょ
実は写真もそうなんですが、一人では不安だったのでお共みたいな気分で連れて行ったんです。
誰にも合わないときも、この「たらこねこ」に声かけてみたりして・・・
でもなんだか変な緊張感が楽しかったなーなんて思い出したりして。
また旅に出てしまうかも・・・です。