■メイン写真
葛城第十八番経塚は、固定ロープが張られた急坂のうえにある
■今回のコース
千早口駅→倉掛トンネル手前の登山口→クヌギ峠→田山→府庁山最高点→府庁山三叉路→
葛城第十八番経塚→旗尾岳→天見駅
金剛山地にありながら、ダイヤモンドトレールからも外れており、地味な存在の
府庁山と旗尾岳(天見富士)。
修験道の祖・役行者が拓いた葛城二十八宿経塚の第十八番があるものの、
訪れるハイカーはそう多くないエリアだ。
久しぶりに「大阪府の山」に掲載のルートを忠実にたどってきた。
山友会の標識が以前よりもかなり充実し、読図の手間がかなり省けるようになった。
千早口駅を出て線路下のガードをくぐり、はじめは車道を行く。
喫茶・歩絵夢を見下ろしながら、倉掛トンネルの手前から山に入る。
クヌギ峠を過ぎると、そう長くはないが急坂が現れる。
小ピークをひとつ過ごし、次のピークが三角点のある田山だ。
田山山頂は植林の中だが、すぐ先に送電線鉄塔があるため、その切り開きからは
なかなかの眺めが広がる。
金剛山は山頂付近が白い。
岩湧山も、カヤ場が少し白いかも。
このほか大和葛城山、二上山、生駒山、六甲山系、富田林のPLの塔、淡路島などが
見える、この日いちばんのビューだ。
しばらく、緩やかなアップダウンが続く尾根道を進み、次の送電線鉄塔を過ぎると、
アベマキが数本、密生しているところがある。
"和製コルクの木"で、特徴的な樹皮をみんなで触りまくる。
T字分岐で南へ進路を変える。ほどなく府庁山の最高点だ。
切り株が目印で、以前は表示板はなかったが、今はいろんな人のマーキング標識がある。
次のピークが、府庁山三叉路である。
府庁山は、大阪府が昭和4年に70年契約で個人の山を借りて植林したという山だ。
その証、「府」の文字が刻まれた標石がある。
以前はわずかに展望が得られたが、樹木が育って、今は無理だ。
雪はわずかに融け残っている程度だが、登山道脇などは霜柱ができて、歩くとザクザクと
心地いい。
三叉路からは進路を西へ変え、植林がわずかに切り開かれた場所から、葛城第十八番経塚に
立ち寄ってみる。天見への林道に向かう山道のほうがハッキリしているが、
右にもう一本、薄い踏み跡があり、これが正解だ。
少し下ってから、最後に固定ロープが張られた急坂を攀じ登る。
葛城第十八番経塚は、葛城二十八宿経塚の1つ。
葛城二十八宿経塚とは、役ノ行者が、法華経八巻二十八品を埋納したとされる経塚で、
和歌山の友ヶ島に第一番が、奈良の亀ノ瀬に第二十八番がある。
その間に和泉山地、金剛山地に点々と経塚が残っているのである。
もとの尾根道に戻り、さらに西へ、旗尾岳をめざす。
単調な植林が多いので、だんだん無心になってくる。
急坂をひとつ登り切っても、そこはまだ偽ピーク。
再度、心を仕切り直して、旗尾岳に到着。残念ながら、ここも眺めはない。
あとはひたすら下山。かなりの急坂を一気に下ると、いつしか道は谷筋に導かれ、
幅広の林道に出る。いろんな種類のシダがあって面白い。
車道(バイパス)を渡って、天見駅に下る。
ダイトレのチャレンジ登山に出場したときにゴール地点となっていた駅で、
ここに来るといつも、ゴールして缶ビールを飲んだときの美味さを思い出す。
このまま帰宅するのがもったいないほど澄んだ青空となっていた。
葛城第十八番経塚は、固定ロープが張られた急坂のうえにある
■今回のコース
千早口駅→倉掛トンネル手前の登山口→クヌギ峠→田山→府庁山最高点→府庁山三叉路→
葛城第十八番経塚→旗尾岳→天見駅
金剛山地にありながら、ダイヤモンドトレールからも外れており、地味な存在の
府庁山と旗尾岳(天見富士)。
修験道の祖・役行者が拓いた葛城二十八宿経塚の第十八番があるものの、
訪れるハイカーはそう多くないエリアだ。
久しぶりに「大阪府の山」に掲載のルートを忠実にたどってきた。
山友会の標識が以前よりもかなり充実し、読図の手間がかなり省けるようになった。
千早口駅を出て線路下のガードをくぐり、はじめは車道を行く。
喫茶・歩絵夢を見下ろしながら、倉掛トンネルの手前から山に入る。
クヌギ峠を過ぎると、そう長くはないが急坂が現れる。
小ピークをひとつ過ごし、次のピークが三角点のある田山だ。
田山山頂は植林の中だが、すぐ先に送電線鉄塔があるため、その切り開きからは
なかなかの眺めが広がる。
金剛山は山頂付近が白い。
岩湧山も、カヤ場が少し白いかも。
このほか大和葛城山、二上山、生駒山、六甲山系、富田林のPLの塔、淡路島などが
見える、この日いちばんのビューだ。
しばらく、緩やかなアップダウンが続く尾根道を進み、次の送電線鉄塔を過ぎると、
アベマキが数本、密生しているところがある。
"和製コルクの木"で、特徴的な樹皮をみんなで触りまくる。
T字分岐で南へ進路を変える。ほどなく府庁山の最高点だ。
切り株が目印で、以前は表示板はなかったが、今はいろんな人のマーキング標識がある。
次のピークが、府庁山三叉路である。
府庁山は、大阪府が昭和4年に70年契約で個人の山を借りて植林したという山だ。
その証、「府」の文字が刻まれた標石がある。
以前はわずかに展望が得られたが、樹木が育って、今は無理だ。
雪はわずかに融け残っている程度だが、登山道脇などは霜柱ができて、歩くとザクザクと
心地いい。
三叉路からは進路を西へ変え、植林がわずかに切り開かれた場所から、葛城第十八番経塚に
立ち寄ってみる。天見への林道に向かう山道のほうがハッキリしているが、
右にもう一本、薄い踏み跡があり、これが正解だ。
少し下ってから、最後に固定ロープが張られた急坂を攀じ登る。
葛城第十八番経塚は、葛城二十八宿経塚の1つ。
葛城二十八宿経塚とは、役ノ行者が、法華経八巻二十八品を埋納したとされる経塚で、
和歌山の友ヶ島に第一番が、奈良の亀ノ瀬に第二十八番がある。
その間に和泉山地、金剛山地に点々と経塚が残っているのである。
もとの尾根道に戻り、さらに西へ、旗尾岳をめざす。
単調な植林が多いので、だんだん無心になってくる。
急坂をひとつ登り切っても、そこはまだ偽ピーク。
再度、心を仕切り直して、旗尾岳に到着。残念ながら、ここも眺めはない。
あとはひたすら下山。かなりの急坂を一気に下ると、いつしか道は谷筋に導かれ、
幅広の林道に出る。いろんな種類のシダがあって面白い。
車道(バイパス)を渡って、天見駅に下る。
ダイトレのチャレンジ登山に出場したときにゴール地点となっていた駅で、
ここに来るといつも、ゴールして缶ビールを飲んだときの美味さを思い出す。
このまま帰宅するのがもったいないほど澄んだ青空となっていた。