■メイン写真
望西峰にたくさん咲いていたイワカガミ
■今回のコース
近江八幡駅⇒(近江鉄道バス)⇒渡合バス停→百々神社(登山口)→
猩々袴・岩鏡周回路→水郷展望台→望西峰→北之庄城・北虎口上展望台→
長命寺港展望台→七つ池→北之庄神社分岐→八幡山三角点(北の丸跡)西の丸跡→
村雲御所瑞龍寺門跡→ロープウェイ八幡駅→日牟禮八幡宮→新町バス停⇒近江八幡駅
今月の「らくらく山歩の会」は、滋賀県近江八幡市の八幡山(鶴翼山)への小縦走だ。
登山口の百々(もも)神社。
長命寺川の大蛇退治伝説があり、その大蛇を祀ったとされる。
現在、神社のすぐ北に、長命寺川にかかる水門橋があるが、昔は暴れ川だったのだろう。
神社の前に咲いていたムベの花。
鳥居の右奥から登山道に入る。昨夜は雨が降っていたようで、道はやや湿っている。
最初の小ピークを越えると、「猩々袴・岩鏡周回路」が作られている。
ショウジョウバカマの花期は過ぎていたが、ちょうどイワカガミが盛りを迎えていた。
縦走路を南進すると、次々に春を彩る花々を見かけた。
モチツツジ。
ヤマツツジ。
ツクバネウツギ。道中、ちょうど満開のものをたくさん見かけた。
水郷展望台からは、ラムサール条約で自然環境が保護されている西の湖が見下ろせる。
雨上がりの空はまだ水蒸気を大量に含み、視界はいまひとつだ。
標高278mの望西峰に到着。山名表示がある場所は展望が効かないが、ほんの少し
西側に行けば、琵琶湖方面の眺めが広がる。
そして驚きは、先ほどの周回路よりも多くの花をつけていたイワカガミ群落。
とにかく見事としか言いようがなかった。
ヴォーリズ記念病院方面へ最短距離で下りられる分岐点を通過。
詳しい説明パネルが設けられた北之庄城・北虎口上展望台。
西の湖の見え方も、少し変わってきた。ここで昼食タイム。
雑木林の中を、長命寺港展望台、七つ池へと、小さなアップダウンをこなしていく。
カナメモチの赤い新葉、アセビ、タカノツメ、リョウブなどの若葉が綺麗だった。
ルート中、ちょっとした急坂には、親切に固定ロープが設置されているが、そもそも
それほどの難所はない。
北之庄神社分岐には、佐々木六角氏の付城だった北之庄城の発掘・測量の精緻な図が
掲示されている。なるほどこのあたり、よく見ると堀切や曲輪の跡が明瞭に残っており、
それらを説明しながら歩いた。
ガマズミ。こんな低山にも咲いているなんて。
スノキ。花は少なかった。
北の丸跡の石垣横を通る。
回り込んで、北の丸跡へ。ここには八幡山の三角点(271.8m)がある。
本来、ここからの眺望は最高なのだが、この日はいまひとつ。
ハート形のLED照明のオブジェもちょっと寂しげだった。
西の丸跡も行ってみたが、以前あった「LOVE」の巨大オブジェはもう撤去されてなくなっていた。
三角点より少し高いところにある、八幡山の最高点には、村雲御所・瑞龍寺門跡がある。
ここはかつて、豊臣秀次(秀吉の甥)が築城した八幡山城の天守があった。
八幡山城は、安土城が落城してから3年後に築かれ、安土の町を城下に移したという。
秀次が城主だったのは実質的に3年ほどだったという。
なお、現在ここにある村雲御所・瑞龍寺門跡は、秀次の母(秀吉の姉)の日秀尼が開いた寺で、
京都から1963年に移転されたものだ。
八幡山にはロープウェイが通じているが、我々は元気に登山道を下りる。
ロープウェイ八幡城址駅の脇から、登山道が続く。
少し濡れていて滑りやすかったが、気をつけながら下る。
日牟禮八幡宮に下り立つ。近江八幡市の「八幡」の名は、この神社が由来だ。
歴史は古く131年、武内宿禰(たけうちのすくね)が成務天王の命を受けて地主神である大嶋大神を
祀ったのがはじまりという。能舞台も備えた立派な神社だ。
このまま帰ってしまうのが惜しいのが近江八幡だ。
大人気の洋菓子店、「クラブハリエ」に寄る。バームクーヘンが有名。
平日にもかかわらず、併設のカフェコーナーは満席状態。
お向かいに、和菓子の「たねや」がある。「クラブハリエ」のご本家である。
ここにもカフェコーナーが併設されており、「餡コーヒー」を頂いた。
1つ80円の「つぶら餅」は、この店でしか買えない。まるでたこ焼きのようなカタチ。
カリカリの皮の内側がモチモチで、中に粒あんが詰まっている。
焼きたてのホカホカを頂くのが最高だ。
八幡堀は、時代劇のロケでよく使われる場所だ。
新町通りの古い家並みを観ながら、バスを待った。
望西峰にたくさん咲いていたイワカガミ
■今回のコース
近江八幡駅⇒(近江鉄道バス)⇒渡合バス停→百々神社(登山口)→
猩々袴・岩鏡周回路→水郷展望台→望西峰→北之庄城・北虎口上展望台→
長命寺港展望台→七つ池→北之庄神社分岐→八幡山三角点(北の丸跡)西の丸跡→
村雲御所瑞龍寺門跡→ロープウェイ八幡駅→日牟禮八幡宮→新町バス停⇒近江八幡駅
今月の「らくらく山歩の会」は、滋賀県近江八幡市の八幡山(鶴翼山)への小縦走だ。
登山口の百々(もも)神社。
長命寺川の大蛇退治伝説があり、その大蛇を祀ったとされる。
現在、神社のすぐ北に、長命寺川にかかる水門橋があるが、昔は暴れ川だったのだろう。
神社の前に咲いていたムベの花。
鳥居の右奥から登山道に入る。昨夜は雨が降っていたようで、道はやや湿っている。
最初の小ピークを越えると、「猩々袴・岩鏡周回路」が作られている。
ショウジョウバカマの花期は過ぎていたが、ちょうどイワカガミが盛りを迎えていた。
縦走路を南進すると、次々に春を彩る花々を見かけた。
モチツツジ。
ヤマツツジ。
ツクバネウツギ。道中、ちょうど満開のものをたくさん見かけた。
水郷展望台からは、ラムサール条約で自然環境が保護されている西の湖が見下ろせる。
雨上がりの空はまだ水蒸気を大量に含み、視界はいまひとつだ。
標高278mの望西峰に到着。山名表示がある場所は展望が効かないが、ほんの少し
西側に行けば、琵琶湖方面の眺めが広がる。
そして驚きは、先ほどの周回路よりも多くの花をつけていたイワカガミ群落。
とにかく見事としか言いようがなかった。
ヴォーリズ記念病院方面へ最短距離で下りられる分岐点を通過。
詳しい説明パネルが設けられた北之庄城・北虎口上展望台。
西の湖の見え方も、少し変わってきた。ここで昼食タイム。
雑木林の中を、長命寺港展望台、七つ池へと、小さなアップダウンをこなしていく。
カナメモチの赤い新葉、アセビ、タカノツメ、リョウブなどの若葉が綺麗だった。
ルート中、ちょっとした急坂には、親切に固定ロープが設置されているが、そもそも
それほどの難所はない。
北之庄神社分岐には、佐々木六角氏の付城だった北之庄城の発掘・測量の精緻な図が
掲示されている。なるほどこのあたり、よく見ると堀切や曲輪の跡が明瞭に残っており、
それらを説明しながら歩いた。
ガマズミ。こんな低山にも咲いているなんて。
スノキ。花は少なかった。
北の丸跡の石垣横を通る。
回り込んで、北の丸跡へ。ここには八幡山の三角点(271.8m)がある。
本来、ここからの眺望は最高なのだが、この日はいまひとつ。
ハート形のLED照明のオブジェもちょっと寂しげだった。
西の丸跡も行ってみたが、以前あった「LOVE」の巨大オブジェはもう撤去されてなくなっていた。
三角点より少し高いところにある、八幡山の最高点には、村雲御所・瑞龍寺門跡がある。
ここはかつて、豊臣秀次(秀吉の甥)が築城した八幡山城の天守があった。
八幡山城は、安土城が落城してから3年後に築かれ、安土の町を城下に移したという。
秀次が城主だったのは実質的に3年ほどだったという。
なお、現在ここにある村雲御所・瑞龍寺門跡は、秀次の母(秀吉の姉)の日秀尼が開いた寺で、
京都から1963年に移転されたものだ。
八幡山にはロープウェイが通じているが、我々は元気に登山道を下りる。
ロープウェイ八幡城址駅の脇から、登山道が続く。
少し濡れていて滑りやすかったが、気をつけながら下る。
日牟禮八幡宮に下り立つ。近江八幡市の「八幡」の名は、この神社が由来だ。
歴史は古く131年、武内宿禰(たけうちのすくね)が成務天王の命を受けて地主神である大嶋大神を
祀ったのがはじまりという。能舞台も備えた立派な神社だ。
このまま帰ってしまうのが惜しいのが近江八幡だ。
大人気の洋菓子店、「クラブハリエ」に寄る。バームクーヘンが有名。
平日にもかかわらず、併設のカフェコーナーは満席状態。
お向かいに、和菓子の「たねや」がある。「クラブハリエ」のご本家である。
ここにもカフェコーナーが併設されており、「餡コーヒー」を頂いた。
1つ80円の「つぶら餅」は、この店でしか買えない。まるでたこ焼きのようなカタチ。
カリカリの皮の内側がモチモチで、中に粒あんが詰まっている。
焼きたてのホカホカを頂くのが最高だ。
八幡堀は、時代劇のロケでよく使われる場所だ。
新町通りの古い家並みを観ながら、バスを待った。