[大阪の山レビュー]2012年5月4日（金）川久保尾根から釈迦岳へ

ＧＷ終盤。今日と明日で北摂の山を、５ルートほどチェックして回ろうと思う。
午前の部、午後の部と分けて、ダブルヘッダーとし、それでも無理な分は
Ｙ井氏とともちゃんがペアになって歩いてもらい、Ｍｒ．Ｄａｓｈは単独で
歩くことにした。

まずは島本町最高峰の釈迦岳へ。
Ｍｒ．Ｄａｓｈ、ともちゃん、Ｙ井氏の３人で行く。

ＪＲ高槻駅前の駐車場にクルマを停め、高槻市営バスに乗り換えて川久保へ。
小雨がパラつく、あいにくの天気だ。



バスを降り、すぐの分岐を左へ。石碑と「尾根経由ポンポン山6km」の標識が
あるところから山道に入る。



少し登ると稜線上に出る。ここにも標識があり、分かりやすい。



２０分ほど歩いて、登山道から数メートル外れると、展望が開けた場所に出る。
どんよりとした雲と、ややガスがかかったような視界で、今日は残念。



鉄塔下を経て、大杉の分岐に出る。
ここは大沢集落や、川久保の谷筋コースとの交差点になっている。
その名の通り、１本の大きなスギの木が存在感を放っている。



順調に釈迦岳の山頂に寄る。まだＡＭ９時台なので、誰も見当たらない。



東へ延びる尾根をたどる。
南面が伐採されていた場所は、ヒノキの植林がなされたものの、
その後、放置されていてヒノキの苗の多くは枯れ、プラスチック製の
苗の保護カバーが、まるで卒塔婆のように林立している。
アカマツなどのパイオニア植物が自由きままに生えており、
一体、なんのためにヒノキを植えたのだろうと思えてくる。

大沢越峠からは長い下り坂となる。新緑の雑木林や、時折現れる小滝を眺めながら
歩けるので、なかなか気持ちがいい。

西山キャンプ場の分岐は直進。
このまま静かに住宅街に下りると思ったら、最後に、京都第２外環状道路の
工事現場を横切る。トンネルと鉄橋が急ピッチで作られているのだ。
都市近郊の山は、常に変化している。

阪急バス奥海印寺バス停に着いたのは、まだ昼前だった。
長岡天神駅までの道路が渋滞していてバスが来ない。
仕方なく、昼食のおにぎりをパクつきながら待っていたら、
そのうち雨足が強くなってきた。

午後からのダブルヘッダー山行は、はたして無事にできるのか？？


※メイン写真は、今回歩いたルートの途中で出合ったクリンソウ群落。

まだ少し早かったが、もう咲き始めている株もあって、可憐なピンク色の
花を楽しめた。場所は敢えて特定しないが、何人かのハイカーが、これを
目当てに登ってきていた。