Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2009年3月1日(日)京都・音羽山、千頭岳へ、展望を楽しむハイキング

2009年03月02日 | 山登りの記録
一週間、天気がよくなかった。土曜に完全休息したのち、日曜日に
京都・音羽山、千頭岳へのハイキングに、ともちゃんと二人で出かけた。
音羽山は、祖父と一緒に登った記憶がある想い出の山だ。

京阪京津線・大谷駅から、まずは蝉丸神社に参拝。

国道に戻り、建設中の公衆トイレの脇を過ぎて階段を登り、
鉄製の橋を渡る。

ヒノキ林の中、すぐに長い木段なる。いきなりなので、ちょっとキツい。
稜線に出るとアカマツ、アセビなどの雑木林になる。
しばらく進み振り返ると、比叡山や比良山系、そして大津市街が望める。
(メイン写真)

NTTの電波塔を過ぎ、ぽかぽか暖かい春の日差しの中、薄着になる。
もうアセビの花が咲いていて驚いた。

途中、左に直角に脇道が延びているのを発見。
道に沿って杭が打ってある。なんだろうと思って寄り道してみたら、
50mほどで、公衆トイレに出た。こんなところに! ちょっとビックリ。


のどかな里山の尾根伝いに南進。急な坂もなく、音羽山山頂に着く。
送電線鉄塔が余計だが、ここからの眺めはすばらしい。

琵琶湖方面はもちろん、愛宕山、京都西山方面も見える。

牛尾観音への分岐を、一旦通り過ぎ、さらに尾根を南進する。
ともちゃんが、異様に屈曲した木を発見。


花粉症でマスク姿のMr.Dashは、今日は積極的に飛ばし、
脈拍を意図的に高める練習をしている。呼吸が苦しいが、たまにこれを
しないと本番の長距離高所山行が辛くなる。

パノラマ台は、その名が泣くぞと思えるほど、眺望は限定され、
わずかに瀬田の大橋が見えるのみ。
ここからは幅広い尾根道を、アップダウンを繰り返す。
ペースが乱される縦走だ。極力、飛ばすものだから、汗がどっと吹き出る。
30人近い、熟年パーティと擦れ違い、またまたペースが乱れた。
シカが白いお尻を振り振り、逃げていくのにも出合った。

2.5万図に記載されている千頭岳(せんじゅだけ・600m)は、
南側に電波反射板がある。ピークを示す表示板はなく、ここから
西に15分ほど進んだところに、602m三角点がある。


送電線鉄塔を囲む柵をぐるりと探査しないと、三角点は、すんなり見つからない。
ここを千頭岳とする向きもあるし、ここを西千頭岳とする人もあるようだ。
いずれにせよ、鉄塔がある分、眺めがよい。
ここで昼食とする。コーヒーが美味い。

同じ道を引き返し、牛尾観音に下りる。


裏手のトイレの前に、ロウバイだろうか、
黄色の花がキレイに咲いていた。春だなぁ。


ここからは、長い長い舗装道歩きだ。
ずっと山科川の渓流沿いだ。わずかに下水臭。上流の人工物は牛尾観音だけのはず。
と思って、さっき2.5万図を確認したら、さらに上流に京都国際ゴルフ場があるではないか。
こりゃ、諦めだ。水を浄化していたら、せっかくの渓流がもっと美しくなるのに。
川には、たまにバイクが沈んでいたりして悲しい。
そういえば、途中、MTBを担ぐ連中にも会ったし、轍でひどくえぐれた斜面もあった。
登山道は、自分の足だけで歩きましょう!

桜の馬場を抜け、大蛇塚から渓流を見下ろす。音羽ノ滝が見事。

水がキレイだったら、初級沢登りにも最適なのに、つくづく残念。

さらに林道を下ると、右に「仙人窟、この上」とある。
急傾斜に、真新しいトラロープが張られている。
すぐに着くだろうと思い、試しに登ってみたら、これが非常に、たいへんに、めっちゃ、
急で危険なルート。足元は崩れやすく、2ヵ所のトラバースは、切れ落ちているところを
ロープだけに頼って思い切ったムーブを強いられる。
木の根、ロープをフルに活用し、必死で登れども、洞窟に着かない。
100m以上の標高をよじのぼり、最後は10m近いハシゴを登って、やっと洞窟に
たどり着いた。
果たして石仏が中に鎮座。フラッシュを焚いて撮影したら、中のコケが光り輝いた。


ともちゃんは林道で待っていたが、幾つか落石は転がってくるわ、
Mr.Dashはなかなか戻ってこないわで、これは何かあったかもと心配に
なって、意を決して後を登り始めた。
もし途中で落石か何かで死んでいたり、負傷して身動きできなくなっていたら、
こんな傾斜を下ろすのは大変なので迷惑な話だと思っていたそうだ。

幸い、この期待にそうことはなく、Mr.Dashは確実に崖を
下っていた。
ともちゃんの姿が見えたので「お~い」と声をかけたら、ともちゃんはすぐに
きびすを返して下りていく。
それほどに、強引なルートだった。

のどかな山あいの住宅街を抜け、名神高速沿いを東に。放置ゴミが目障りだ。
国道1号線に出ると、京阪京津線・追分駅はすぐ。
駅前の自動販売機で缶ビールを買い求め、かわいい電車内で乾杯。
電車での山行は、帰りにビールが飲めるのがいいね。
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