Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2024年10月20日(日) [北摂]能勢妙見山、「カフェ・ステッリーナ」で贅沢にランチを楽しむ!!

2024年10月23日 | 山登りの記録

■メイン写真
総欅造りの山門は、兵庫県と大阪府の府県境でもある。

■今回のコース
妙見口駅→(上杉尾根)→燈籠跡→八丁茶屋跡→台場クヌギ林分岐→アカマツ林分岐→
山頂駐車場→妙見山境内(カフェ・ステッリーナ)→妙見山三角点→清滝分岐→
(初谷ルート)→廃坑→初谷憩いの場(オブジェ)→試し掘り間歩→妙見口駅


3年ほど前、妙見山の山頂部にカフェレストランができ、ずっと気になっていたが、
今回、ハイキングと組み合わせてランチを楽しむ企画が実現した。
思っていた以上に本格的でおいしいパスタを楽しめた。他のメニューも気になったので、
いずれまた行きたいと思った。

妙見口の駅から農道を北へ、国道477号を渡ったところが、上杉尾根コースの入口である。

炭焼きの材として長年使われ、奇妙な形になった「台場クヌギ」を見ながら尾根に上がる。

アケボノソウがたくさん咲いていた。
花が少なくなる秋、うれしいプレゼントである。

尾根に上がると、燈籠跡がある。
天保の年号が刻まれていた。

徐々に標高を上げていく。ふと北側が開けると、大野山などが見えた。

八丁茶屋跡を過ぎると、今度は南側の眺めが広がる。
西宮から神戸方面の平野と、六甲山系が見える。

クヌギやアカマツの雑木林を抜けると、妙見山の広い山頂駐車場に出る。
鳥居をくぐり、いよいよ山頂部の境内へ。

能勢妙見山は、北にある眞如寺の飛び地境内であり、正式には「無漏山眞如寺境外仏堂
能勢妙見山」という。北極星信仰がルーツで、現在は日蓮宗の寺だ。
地元の戦国武将・能勢氏の家紋でもある、「切り竹矢筈十字」が寺のシンボルである。

信徒会館「星嶺」は、空から見ると、その「切り竹矢筈十字」の形になっている。

山門をくぐり階段を下りる。寺務所の左隣の古民家が、「カフェ・ステッリーナ」である。
「ステッリーナ」はイタリア語で「小さな星」のこと。
11名という大所帯だったので、事前に予約しておいた。

契約農家さんの新鮮な美味しい野菜を使った前菜。

Mr.Dashが頼んでおいたのは、ジェノベーゼの生パスタ。絶品だった。

ルシッチャ(イタリアンソーセージ)とカボチャクリームパスタ。
他にもいろいろ、季節のメニューを楽しんだ。

デザートは、栗の渋皮煮を頼んだ人が多かった。
新栗もそろそろ、シーズンが終わるそうだ。

すっかり「まったり」してしまったが、そうだ、歩いて下山せねばならない。
食後、まずは妙見山の三角点を訪問する。

下山は今回、初谷コースを採用。豪雨被害で荒れていたので、しばらく避けていた。

落ち着いた参道のイメージが強かった初谷コースも、上部はへつりや渡渉が増え、
ちょっとした"登山道"になってしまった。

どんどん下っていく。標高335mあたりまで来ると、鉱山跡が沢の両岸にみられる。
多田銀山の鉱脈の延長上にあたり、江戸時代には吉川あたりでは銅が採れていたことから、
この周辺も"山師"が入って幾つかの坑道(間歩)が掘られたようだ。

ナワシログミの花。
小さな蕾をつけたミツマタも多く見られた。

ヤマシャクヤクの実。

「初谷憩いの場」には、FRPでできた巨大なタマゴと牙のアート作品が散在している。
ぱっと見、アートと思えず、これは何だろうと首をかしげたが、説明看板があり
納得した。

初谷の下部は、遊歩道もきれいに保たれている。

試し掘りの間歩。

初谷下部の美しい流れ。
暑い時期には、子ども連れの水遊びなどでも賑わう。

妙見口駅に無事下山。電車は10分に1本ある。
駅の向かい「かめたに」で、猪フルトを頼んで小腹を満たす。
こいつがまた、美味なのである。
ビールやハイボールを楽しむお客様も。この日はグルメが2度楽しめた。


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