仏ヶ峰の目立たないピークで昼食をそそくさと済ませる。すぐに尾根が2つに分かれるが、これは右をとる。テープがあるから分かりやすい。ここの急坂を下りるこ
ろから、Mr.Dashの足はツルツルと滑り始める。この先、何度か足をとられては転びかけたが、必死の身のこなしで、なんとかお尻を地面にぶつけることはなかった。湿気のある山では、腰痛持ちは何かと苦労する。足が思ったほど上がっていないのだ。
不思議なのは、仏ヶ峰までは曲がりなりにも設置されていた道標が、プツリと姿を消すこと。黄色のテープを頼りにするしかない。急坂を下りきったところには、広場のような開けた平らな場所があり、つい誘い込まれるが、実は、道はここにはない。
アセビの森を分けると、鉄塔が左に現れる。すぐに五社峠、鹿塩神社だ。樫尾から舗装林道が伸びている。鹿塩と樫尾。同じ「かしお」だが、漢字では読み方の区切りの位置が違っていて興味深い。神社には、清めの「塩」の字のほうが縁起がいいということなのだろうか。
ものすごい急坂をしのぐと、三角点に飛び出る。ここから先は、白い岩がごつごつしたヤセ尾根だ。低い雲が、向かいの稜線を越えていく。さながら墨絵のようだ。
いつしか雨は小降りになっている。大滝の、鉄道模型のジオラマのような赤い鉄橋が、紺碧の流れに映えていた。NHKの中継所があるのも頷ける。500m級の山なのに、まったく、素晴らしい展望だ。
下山は、三角点から北の尾根をたどる。すぐに、荒れたあずまやが現れる。登山道はしっかりしているが、大きなマツの倒木がいくつも行く手をふさぎ、歩きにくいことこのうえない。しかし、それも三角点から30分あまりの我慢。舗装道にあっけなく出る。舗装道のつづら折りを下れば、トントン木工館のすぐ西に出て、この小登山は無事終了。
帰りは中荘温泉に寄った。案外、身体が冷えていたようで、ありがたかった。
ろから、Mr.Dashの足はツルツルと滑り始める。この先、何度か足をとられては転びかけたが、必死の身のこなしで、なんとかお尻を地面にぶつけることはなかった。湿気のある山では、腰痛持ちは何かと苦労する。足が思ったほど上がっていないのだ。
不思議なのは、仏ヶ峰までは曲がりなりにも設置されていた道標が、プツリと姿を消すこと。黄色のテープを頼りにするしかない。急坂を下りきったところには、広場のような開けた平らな場所があり、つい誘い込まれるが、実は、道はここにはない。
アセビの森を分けると、鉄塔が左に現れる。すぐに五社峠、鹿塩神社だ。樫尾から舗装林道が伸びている。鹿塩と樫尾。同じ「かしお」だが、漢字では読み方の区切りの位置が違っていて興味深い。神社には、清めの「塩」の字のほうが縁起がいいということなのだろうか。
ものすごい急坂をしのぐと、三角点に飛び出る。ここから先は、白い岩がごつごつしたヤセ尾根だ。低い雲が、向かいの稜線を越えていく。さながら墨絵のようだ。
いつしか雨は小降りになっている。大滝の、鉄道模型のジオラマのような赤い鉄橋が、紺碧の流れに映えていた。NHKの中継所があるのも頷ける。500m級の山なのに、まったく、素晴らしい展望だ。
下山は、三角点から北の尾根をたどる。すぐに、荒れたあずまやが現れる。登山道はしっかりしているが、大きなマツの倒木がいくつも行く手をふさぎ、歩きにくいことこのうえない。しかし、それも三角点から30分あまりの我慢。舗装道にあっけなく出る。舗装道のつづら折りを下れば、トントン木工館のすぐ西に出て、この小登山は無事終了。
帰りは中荘温泉に寄った。案外、身体が冷えていたようで、ありがたかった。