大ノ滝は、いろいろな資料には、2段で下が落差20m、上が5mの、
合計25m、というのが通説のようだ。
しかし、右からトラロープ伝いに急傾斜の巻き道を詰めて下を覗き込むと、
もう少し落差がありそうだ。
とくに上の2段目は、5mとはもってのほかで、下手をすると10mは
あるのではと感じさせるほどである。
2段目の上は、これも斜度の強いナメが続く。ここを無理に登って、
滑ったらたいへんだ。ここもおとなしく巻く。
傾斜が少しマシになった地点で、用心深くナメの流れに戻る。
これが最後のナメで、流れはこのあと単調になる。
いわゆる沢登りの対象としては、これが最後といってもよい。
滑りやすいワカメ状の藻に足をとられつつ、上流へ、上流へ。
やがて周囲は美しいブナ林に変わる。標高1000m程度で、
このようなブナ林が広がっているのには感動する。
巨大なサルノコシカケを発見したり、ヤマシャクヤクのつぼみを見つけたり。
ヤブコギのない、平和なツメの末、シカ防護柵に囲まれた峠に出る。
ここで一般登山道と出合う。アセビ林の中、5分の登りで三本杭のピークだ。
もう15:00近いので、一般登山者の姿はない。いやはや、時間が
かかったものだが、ここまで来れば、日が暮れても下山はたやすい。
山頂は、樹木もない、表土が露出した荒れた山頂だった。シカの食害との
ことだが、以前、広がっていたササが姿を消したという。
しかし、おかげで眺めは360度の大パノラマが広がる。
メンバー一同、緊張を解き、達成感に浸ったのだった。
下山は鹿のコルから、登りよりも1本西の沢筋を下る。途中、
ヤマシャクヤクの群落を発見。こちらの沢では、もうお花畑になっていた。
奈良では、大峰山系などで6月初旬に咲くものだが、四国は暖かいのだろうか。
やさしいナメを左に見下ろしつつ、一般登山道をぐんぐん下りる。
滑床本流に出て、名残を惜しむように、しばらく沢に下りてナメを歩く。
さすがに日没が迫ってきたので登山道に戻り、ペースを上げる。
雪輪ノ滝の分岐に戻り、滝を見上げる。「朝、ここを行ったのか…」
遊歩道を下りて、駐車場に戻ったのは17:30になっていた。
この日は、翌日の行動を考えて、車で次のベースに移動。
宝泉坊温泉に寄って、節安ふれあいの森のコテージに着いたのは
夜21:30だった。
この日、疲れもあったはずだが、またまた酒宴で盛り上がったのだった。
合計25m、というのが通説のようだ。
しかし、右からトラロープ伝いに急傾斜の巻き道を詰めて下を覗き込むと、
もう少し落差がありそうだ。
とくに上の2段目は、5mとはもってのほかで、下手をすると10mは
あるのではと感じさせるほどである。
2段目の上は、これも斜度の強いナメが続く。ここを無理に登って、
滑ったらたいへんだ。ここもおとなしく巻く。
傾斜が少しマシになった地点で、用心深くナメの流れに戻る。
これが最後のナメで、流れはこのあと単調になる。
いわゆる沢登りの対象としては、これが最後といってもよい。
滑りやすいワカメ状の藻に足をとられつつ、上流へ、上流へ。
やがて周囲は美しいブナ林に変わる。標高1000m程度で、
このようなブナ林が広がっているのには感動する。
巨大なサルノコシカケを発見したり、ヤマシャクヤクのつぼみを見つけたり。
ヤブコギのない、平和なツメの末、シカ防護柵に囲まれた峠に出る。
ここで一般登山道と出合う。アセビ林の中、5分の登りで三本杭のピークだ。
もう15:00近いので、一般登山者の姿はない。いやはや、時間が
かかったものだが、ここまで来れば、日が暮れても下山はたやすい。
山頂は、樹木もない、表土が露出した荒れた山頂だった。シカの食害との
ことだが、以前、広がっていたササが姿を消したという。
しかし、おかげで眺めは360度の大パノラマが広がる。
メンバー一同、緊張を解き、達成感に浸ったのだった。
下山は鹿のコルから、登りよりも1本西の沢筋を下る。途中、
ヤマシャクヤクの群落を発見。こちらの沢では、もうお花畑になっていた。
奈良では、大峰山系などで6月初旬に咲くものだが、四国は暖かいのだろうか。
やさしいナメを左に見下ろしつつ、一般登山道をぐんぐん下りる。
滑床本流に出て、名残を惜しむように、しばらく沢に下りてナメを歩く。
さすがに日没が迫ってきたので登山道に戻り、ペースを上げる。
雪輪ノ滝の分岐に戻り、滝を見上げる。「朝、ここを行ったのか…」
遊歩道を下りて、駐車場に戻ったのは17:30になっていた。
この日は、翌日の行動を考えて、車で次のベースに移動。
宝泉坊温泉に寄って、節安ふれあいの森のコテージに着いたのは
夜21:30だった。
この日、疲れもあったはずだが、またまた酒宴で盛り上がったのだった。