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■2011年8月14日(日)
今日は、朝のうちに、コスミーク小屋から、エギーユ・デュ・ミディまでの
尖峰帯を縦走登攀する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/48/b6cf348c0cfcf1430677fe76b938ca1a.jpg)
モンブランは断念したが、このオプションは、ひょっとしたらそれ以上に楽しそうだ。
朝食はボウル一杯の飲み物。チェックインのときに何を飲みたいかリクエストでき、
コーヒーにしたのだが、この量には驚かされた。
(他に紅茶、ホットチョコレートを選べる)
やはり高山病予防には、水分の大量摂取がカギとなる。
もっとも、高所にはすっかり慣れていて、昨夜もよく寝られたし、頭痛等もまったくない。
ともちゃんは、昨日のようなハイペースでの歩きではなく、落ち着いたクライミングで
あれば大丈夫とのことで、こちらも一安心。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/ee/8b4a899d5a1e471faa1f63994155cdd8.jpg)
振り仰げばモンブランは、既に山頂部に雲が激しく流れており、風の強さが容易に推測できた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/dd/f98a6a93a19b517132c0ddffbef8f7d3.jpg)
今日の登攀は、標高差にして約300m登ることになる。ずっと雪とのミックス状態だ。
要所要所に支点があるものの、ほとんどは尖った岩角にザイルをひっ掛けてのビレイとなる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/e3/68315c890494b0796c53a762a102e14d.jpg)
途中、2度の懸垂下降もあり、うち1回は30m程度あり、スリル抜群である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/b7/8fe841228321c048d2be69d052bcd504.jpg)
セバスチャンは小柄だが、力強い、適切なビレイをしてくれ安心である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/6f/28dbb6113356188e990d9fa85b44ce61.jpg)
我々の登攀技術も彼を失望させることなく、ほぼ同時に小屋を出た他の2パーティは
ついに我々を追い抜くことはなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/7d/07888cde79db0f10fbfcf268f37be504.jpg)
後半になって、アラレがぱらぱらと降ってきた。
こちらの直登ルートからモンブランを目指していた登山者達の黒い点々は、
ほとんど、昨日、我々が引き返した地点より手前で、すごすごと戻っている。
かわいそうに。山頂はかなり荒れているのだろう。
当初予定であれば、もし登れたとしても、ホワイトアウト状態の山頂に突進していく、
とんでもない山行になっていただろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/7d/ba272594696c4b2a2d1166773a70cf1b.jpg)
こちらの登攀もいよいよ大詰め。眼前にエギーユ・デュ・ミディのテラスが迫ってくる。
観光客のカメラが一斉にこちらに向けられる。
セバスチャンが、「今度、あの観光客の中から誰か、このコースのお客さんになってくれる
かもしれないから、とびっきりの笑顔で最後の岩を登ってくれ」という。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/82/ccbb0065e250fe65add81741f65f225d.jpg)
我々は、セバスチャンの次回の営業のための小道具になってしまったが、
世話になった彼への、せめてものお返しとして、満面の笑みでテラスに上がるハシゴに手を伸ばした。
3時間ほどの、ユニークな体験であった。
カフェテリアでコーヒーを飲んでいたら、モンブラン方面の悪天が広がってきて、
とうとうこちらにも雪が舞い始めた。
そそくさと、ロープウェイで下山したら、シャモニの街も小雨が降っていた。
ガイドと別れ、マクドナルドで昼食をとり、午後は水晶博物館に足を運んだ。
水晶博物館は、半分は、モンブラン山域周辺で採取された珍しい鉱石、宝石を
陳列してある。もともとモンブラン界隈に足を運んだ人間は、スポーツ登山分野の
人ではなく、宝石で一攫千金を狙う山師だったという。
博物館のあと半分は、周辺の登山の歴史や魅力を映像を交え紹介したり、
登攀用具を実際に触って体験できるコーナーになっていて、非常に面白かった。
そういえば日本にこんな博物館はない。
信濃大町の市立大町山岳博物館や、兵庫県豊岡市の植村直己冒険館なども
なかなか愉快だったが、いわゆる「陳列」展示の枠から出られていない。
この日の夕食は、メキシカン料理にした。
もういい加減、パスタ、ピザ、サンドイッチに飽きている。
今日は、朝のうちに、コスミーク小屋から、エギーユ・デュ・ミディまでの
尖峰帯を縦走登攀する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/48/b6cf348c0cfcf1430677fe76b938ca1a.jpg)
モンブランは断念したが、このオプションは、ひょっとしたらそれ以上に楽しそうだ。
朝食はボウル一杯の飲み物。チェックインのときに何を飲みたいかリクエストでき、
コーヒーにしたのだが、この量には驚かされた。
(他に紅茶、ホットチョコレートを選べる)
やはり高山病予防には、水分の大量摂取がカギとなる。
もっとも、高所にはすっかり慣れていて、昨夜もよく寝られたし、頭痛等もまったくない。
ともちゃんは、昨日のようなハイペースでの歩きではなく、落ち着いたクライミングで
あれば大丈夫とのことで、こちらも一安心。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/ee/8b4a899d5a1e471faa1f63994155cdd8.jpg)
振り仰げばモンブランは、既に山頂部に雲が激しく流れており、風の強さが容易に推測できた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/dd/f98a6a93a19b517132c0ddffbef8f7d3.jpg)
今日の登攀は、標高差にして約300m登ることになる。ずっと雪とのミックス状態だ。
要所要所に支点があるものの、ほとんどは尖った岩角にザイルをひっ掛けてのビレイとなる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/e3/68315c890494b0796c53a762a102e14d.jpg)
途中、2度の懸垂下降もあり、うち1回は30m程度あり、スリル抜群である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/b7/8fe841228321c048d2be69d052bcd504.jpg)
セバスチャンは小柄だが、力強い、適切なビレイをしてくれ安心である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/6f/28dbb6113356188e990d9fa85b44ce61.jpg)
我々の登攀技術も彼を失望させることなく、ほぼ同時に小屋を出た他の2パーティは
ついに我々を追い抜くことはなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/7d/07888cde79db0f10fbfcf268f37be504.jpg)
後半になって、アラレがぱらぱらと降ってきた。
こちらの直登ルートからモンブランを目指していた登山者達の黒い点々は、
ほとんど、昨日、我々が引き返した地点より手前で、すごすごと戻っている。
かわいそうに。山頂はかなり荒れているのだろう。
当初予定であれば、もし登れたとしても、ホワイトアウト状態の山頂に突進していく、
とんでもない山行になっていただろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/7d/ba272594696c4b2a2d1166773a70cf1b.jpg)
こちらの登攀もいよいよ大詰め。眼前にエギーユ・デュ・ミディのテラスが迫ってくる。
観光客のカメラが一斉にこちらに向けられる。
セバスチャンが、「今度、あの観光客の中から誰か、このコースのお客さんになってくれる
かもしれないから、とびっきりの笑顔で最後の岩を登ってくれ」という。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/82/ccbb0065e250fe65add81741f65f225d.jpg)
我々は、セバスチャンの次回の営業のための小道具になってしまったが、
世話になった彼への、せめてものお返しとして、満面の笑みでテラスに上がるハシゴに手を伸ばした。
3時間ほどの、ユニークな体験であった。
カフェテリアでコーヒーを飲んでいたら、モンブラン方面の悪天が広がってきて、
とうとうこちらにも雪が舞い始めた。
そそくさと、ロープウェイで下山したら、シャモニの街も小雨が降っていた。
ガイドと別れ、マクドナルドで昼食をとり、午後は水晶博物館に足を運んだ。
水晶博物館は、半分は、モンブラン山域周辺で採取された珍しい鉱石、宝石を
陳列してある。もともとモンブラン界隈に足を運んだ人間は、スポーツ登山分野の
人ではなく、宝石で一攫千金を狙う山師だったという。
博物館のあと半分は、周辺の登山の歴史や魅力を映像を交え紹介したり、
登攀用具を実際に触って体験できるコーナーになっていて、非常に面白かった。
そういえば日本にこんな博物館はない。
信濃大町の市立大町山岳博物館や、兵庫県豊岡市の植村直己冒険館なども
なかなか愉快だったが、いわゆる「陳列」展示の枠から出られていない。
この日の夕食は、メキシカン料理にした。
もういい加減、パスタ、ピザ、サンドイッチに飽きている。