![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/88/d67ba5194887bb483348f3008e07ab06.jpg)
(メイン写真は、みどり池越しに望む稲子岳)
今回の年末年始山行は、八ヶ岳連峰の硫黄岳をめざす。
八ヶ岳界隈は、このところ年末年始に通いづめているが、
例年と違うのは、東側からアプローチすること。
これまで行けていなかった稲子湯、本沢温泉に泊まることにした。
前夜遅く、津田沼の単身赴任寮から奈良の自宅に戻り、大急ぎでパッキング。
冬山装備の準備も、ほんの1時間もかけられない。
翌朝6:30、ノブちゃんがウチに来て合流し、出発だ。
中央道の小淵沢ICで下り、国道141号線を北上して小海方面へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/df/08135aaf478debc0db70b3da7212c347.jpg)
途中、JR最高地点に寄る。標高1,375m。滋賀県最高峰の伊吹山に匹敵する高さ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/1a/ba930cc575842cabee27e922e9696345.jpg)
新調したスタッドレスを履いていても時折スリップしながら、雪道をそろりそろりと
走って稲子湯に着いた。まだ14:00前。道中、極めて順調だった。
ちなみに映画「岳」のロケがこの宿で行われたそうな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/15/007c6b15769873568d48c87c779a37cd.jpg)
夕食前に軽く入浴。単純二酸化炭素・硫黄冷鉱泉。なので加温している。
なかなかいい湯だった。
夕食は超豪華版で、おかずは何と12品! 我が家の一週間分が一度に出てきた(笑)!
最後に出てきた鯉の西京焼は、満腹で完食できなかった。残念。
30日。今日の行程はラクラク。しらびそ小屋を経て本沢温泉まで、無雪時の
コースタイムで3時間程度だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/50/e57ca95cf1fb811ce3ef15e392335cd9.jpg)
底抜けの青天のもと、林道に絡みながら山道を緩やかに登る。
駐車スペースの奥が車止めのゲート。橋を渡り、さらにだらだら登り続ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/e0/f6e8f9a7a6a73ef759d43309d86a929a.jpg)
ともちゃんもノブちゃんも、快調な足運び。しかしMr.Dashの調子はイマイチ。
背中の荷物が妙に重く感じられる。確かに日本酒を積んでいたりするものの、
中身の重量はどう見積もっても15キロ程度。そんなに重いはずないのに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/93/9d7064023ec9d8247f5fbcb5dd2498c8.jpg)
単調な針葉樹帯の中、しらびそ小屋に着く。
小屋の横では、リスや野鳥がチョロチョロしていた。
みどり池は完全に氷結しており、向こうに稲子岳の岩壁が迫力満点で立ちはだかる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/a7/a4e5d1767e62fa4922c744b88337f2be.jpg)
長い登り坂にヘトヘトになりつつも、13:30には本沢温泉に到着。
本沢温泉の泉質は、ナトリウム・カルシウム硫酸塩・炭酸水素塩泉。
ここは、日本最高所の野天風呂「雲上の湯」があることで知られる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/f8/f02985eb81126a5d686304368ff81eb9.jpg)
「雲上の湯」は、山小屋からは10分ほど。山道を少し登り、急斜面を下りて
硫黄臭のする沢へと下がったところにある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/45/9c0eb23a16a875a544a4acda1a74a725.jpg)
浴槽には板がかぶせてあったが湯温は体温程度か。脱衣所などは一切ない。
氷点下の今、ここで服を脱いでぬるい湯に入る度胸はない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/23/a749cc4e4b9e0f9a51f86d0f0b2f849f.jpg)
山小屋の直下に別棟の内湯「石楠花の湯」がある。
源泉のすぐ横に作られた新しい建屋である。
男女の入浴時間は、時間帯が分けられている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/1e/cafc2b1cab25e0d0115ddec284a867b0.jpg)
浴槽は一つだが板で仕切られていて、手前が非常に熱い。奥は適温。
両方の湯を順番に楽しみ、冷えた体を温めた。
なお、シャンプーや石鹸は使用できない。
夕食までは時間がたっぷりあるので、背負ってきた日本酒を皆で味わいながら
時間をつぶした。この日もたらふく食い、十分な睡眠時間がとれた。シアワセ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/2c/284a20ff86513e48940d5f38869ae029.jpg)
31日。硫黄岳アタックの日。少し雲が多いようだが登頂を諦めるほどではない。
7:45、小屋を出て、相変わらず単調な樹林帯の中を登っていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/38/ea3fc534b05e0a93b16089e2f0c18c14.jpg)
9:05、夏沢峠に出る。山びこ荘は営業中。ここは登頂後に立ち寄るとして、
まずは硫黄岳を目指す。
稜線に出ると西側から冷たい烈風が容赦なく吹き付ける。
2度ほど足を持っていかれそうになり、慌てて耐風姿勢をとった。
風速はおそらく平均で20mは超えていたのではないか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/51/e24e37a0d900eea4ffc801f245420b1a.jpg)
萎えそうになる心を抑え、とうとう10:40、硫黄岳の山頂に到着。
それにしてもすごい風。寒い寒い。
記念写真を撮り合っただけで、すぐに来た道を戻る。
11:30、山びこ荘に戻り、小屋の中で昼食かたがた休憩させていただく。
ここは、かわいらしいヤマネやモモンガが姿を見せる小屋だ。
ヤマネは冬眠中だず、モモンガは活動しているそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/49/cedf5ae406402330e1590761b9294b7e.jpg)
やがて窓の外に設けられた餌台に、モモンガがやってきた。
ガラス越しに、ヒマワリの種を頬張るモモンガが見える!!
メチャかわいい。
本沢温泉に戻って連泊。
昨日同様、風呂に入り、小屋で買った濁り酒など飲みながら夕食を待つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/02/6c2900df4123d3b67bae26fa05fc5bd2.jpg)
今日は大晦日なので、夕食には振る舞い酒が出た。
土鍋をカセットコンロから下ろし、持ってきたコッフェルで熱燗をつくり、
隣席のパーティの皆さんと一緒に盛り上がる。山談義は尽きない。
1日。稲子湯に戻って、ごくろうさま。
車にはほとんど新しい雪は着いていなかったのでよかった。
帰る途中、最後に「八峰(ヤッホー)の湯」に入る。
やっとシャンプー、石鹸を使えた。
ここの湯もなかなかよかったが、露天風呂へのアプローチはやっぱり激寒だった。
今回の年末年始山行は、八ヶ岳連峰の硫黄岳をめざす。
八ヶ岳界隈は、このところ年末年始に通いづめているが、
例年と違うのは、東側からアプローチすること。
これまで行けていなかった稲子湯、本沢温泉に泊まることにした。
前夜遅く、津田沼の単身赴任寮から奈良の自宅に戻り、大急ぎでパッキング。
冬山装備の準備も、ほんの1時間もかけられない。
翌朝6:30、ノブちゃんがウチに来て合流し、出発だ。
中央道の小淵沢ICで下り、国道141号線を北上して小海方面へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/df/08135aaf478debc0db70b3da7212c347.jpg)
途中、JR最高地点に寄る。標高1,375m。滋賀県最高峰の伊吹山に匹敵する高さ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/1a/ba930cc575842cabee27e922e9696345.jpg)
新調したスタッドレスを履いていても時折スリップしながら、雪道をそろりそろりと
走って稲子湯に着いた。まだ14:00前。道中、極めて順調だった。
ちなみに映画「岳」のロケがこの宿で行われたそうな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/15/007c6b15769873568d48c87c779a37cd.jpg)
夕食前に軽く入浴。単純二酸化炭素・硫黄冷鉱泉。なので加温している。
なかなかいい湯だった。
夕食は超豪華版で、おかずは何と12品! 我が家の一週間分が一度に出てきた(笑)!
最後に出てきた鯉の西京焼は、満腹で完食できなかった。残念。
30日。今日の行程はラクラク。しらびそ小屋を経て本沢温泉まで、無雪時の
コースタイムで3時間程度だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/50/e57ca95cf1fb811ce3ef15e392335cd9.jpg)
底抜けの青天のもと、林道に絡みながら山道を緩やかに登る。
駐車スペースの奥が車止めのゲート。橋を渡り、さらにだらだら登り続ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/e0/f6e8f9a7a6a73ef759d43309d86a929a.jpg)
ともちゃんもノブちゃんも、快調な足運び。しかしMr.Dashの調子はイマイチ。
背中の荷物が妙に重く感じられる。確かに日本酒を積んでいたりするものの、
中身の重量はどう見積もっても15キロ程度。そんなに重いはずないのに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/93/9d7064023ec9d8247f5fbcb5dd2498c8.jpg)
単調な針葉樹帯の中、しらびそ小屋に着く。
小屋の横では、リスや野鳥がチョロチョロしていた。
みどり池は完全に氷結しており、向こうに稲子岳の岩壁が迫力満点で立ちはだかる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/a7/a4e5d1767e62fa4922c744b88337f2be.jpg)
長い登り坂にヘトヘトになりつつも、13:30には本沢温泉に到着。
本沢温泉の泉質は、ナトリウム・カルシウム硫酸塩・炭酸水素塩泉。
ここは、日本最高所の野天風呂「雲上の湯」があることで知られる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/f8/f02985eb81126a5d686304368ff81eb9.jpg)
「雲上の湯」は、山小屋からは10分ほど。山道を少し登り、急斜面を下りて
硫黄臭のする沢へと下がったところにある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/45/9c0eb23a16a875a544a4acda1a74a725.jpg)
浴槽には板がかぶせてあったが湯温は体温程度か。脱衣所などは一切ない。
氷点下の今、ここで服を脱いでぬるい湯に入る度胸はない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/23/a749cc4e4b9e0f9a51f86d0f0b2f849f.jpg)
山小屋の直下に別棟の内湯「石楠花の湯」がある。
源泉のすぐ横に作られた新しい建屋である。
男女の入浴時間は、時間帯が分けられている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/1e/cafc2b1cab25e0d0115ddec284a867b0.jpg)
浴槽は一つだが板で仕切られていて、手前が非常に熱い。奥は適温。
両方の湯を順番に楽しみ、冷えた体を温めた。
なお、シャンプーや石鹸は使用できない。
夕食までは時間がたっぷりあるので、背負ってきた日本酒を皆で味わいながら
時間をつぶした。この日もたらふく食い、十分な睡眠時間がとれた。シアワセ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/2c/284a20ff86513e48940d5f38869ae029.jpg)
31日。硫黄岳アタックの日。少し雲が多いようだが登頂を諦めるほどではない。
7:45、小屋を出て、相変わらず単調な樹林帯の中を登っていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/38/ea3fc534b05e0a93b16089e2f0c18c14.jpg)
9:05、夏沢峠に出る。山びこ荘は営業中。ここは登頂後に立ち寄るとして、
まずは硫黄岳を目指す。
稜線に出ると西側から冷たい烈風が容赦なく吹き付ける。
2度ほど足を持っていかれそうになり、慌てて耐風姿勢をとった。
風速はおそらく平均で20mは超えていたのではないか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/51/e24e37a0d900eea4ffc801f245420b1a.jpg)
萎えそうになる心を抑え、とうとう10:40、硫黄岳の山頂に到着。
それにしてもすごい風。寒い寒い。
記念写真を撮り合っただけで、すぐに来た道を戻る。
11:30、山びこ荘に戻り、小屋の中で昼食かたがた休憩させていただく。
ここは、かわいらしいヤマネやモモンガが姿を見せる小屋だ。
ヤマネは冬眠中だず、モモンガは活動しているそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/49/cedf5ae406402330e1590761b9294b7e.jpg)
やがて窓の外に設けられた餌台に、モモンガがやってきた。
ガラス越しに、ヒマワリの種を頬張るモモンガが見える!!
メチャかわいい。
本沢温泉に戻って連泊。
昨日同様、風呂に入り、小屋で買った濁り酒など飲みながら夕食を待つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/02/6c2900df4123d3b67bae26fa05fc5bd2.jpg)
今日は大晦日なので、夕食には振る舞い酒が出た。
土鍋をカセットコンロから下ろし、持ってきたコッフェルで熱燗をつくり、
隣席のパーティの皆さんと一緒に盛り上がる。山談義は尽きない。
1日。稲子湯に戻って、ごくろうさま。
車にはほとんど新しい雪は着いていなかったのでよかった。
帰る途中、最後に「八峰(ヤッホー)の湯」に入る。
やっとシャンプー、石鹸を使えた。
ここの湯もなかなかよかったが、露天風呂へのアプローチはやっぱり激寒だった。