■メイン写真
新嶽見橋から見た鎧岳。凝灰岩の柱状節理が印象的だ
■今回のコース
済浄坊渓谷入口→済浄坊の滝→目無橋→延命地蔵→兜岳→峰坂峠→鎧岳→新宅本店/葛分岐
→葛バス停
奈良県曽爾村の奇峰、兜岳と鎧岳。
特に鎧岳のほうは、嶽見橋あたりから見た山容が特に印象的だ。
一見、こんな垂直の岩の山に登れるのかと思わせるが、実際は裏側からたやすく登れる。
実際に歩くと、むしろ兜岳のほうが固定ロープの岩場があったりして難しかったりする
のが面白い。
この日はまず済浄坊渓谷を下る。
ダイモンジソウ、アケボノソウ、アキチョウジなどが咲いていた。
済浄坊の滝はナメ滝が2段続く。これは上の滝。
下の滝。昔、このあたりに済浄坊という寺があり、修行者が滝で行をしたという。
絵具が剥がれ落ちた巨大なフレームが放置されていたり、白い樹脂の網状の物体が
バラバラに壊れて、渓流沿いにみじめに散らかっていたりして、「なんだのゴミは!」と
腹立たしく思った。
しかし、じつはこれらは、芸術祭「MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館」の
一環で展示されていた芸術作品が、暴風雨の末にメチャクチャになったものだった。
何の各地で、自然に包まれながらアート作品を鑑賞・体験するという、視点はすばらしい
イベントだったが、なんともお粗末なことで、元通りにしてほしいものだと思う。
済浄坊渓谷のスタート点、目無橋に到着。
車道を少し上がり、延命地蔵(目無地蔵)へ。
少し古い昭文社の地図では、目無橋から直接、兜岳に取付く登山道があるように
書かれているが、実際は延命地蔵から登山道が延びている。
少し荒れ気味の取付きをしのぎ、沢筋を離れて尾根に上がると、いよいよ岩場が現れる。
急登。固定ロープがつけられた箇所もある。
兜岳は遠望すると、さしたる急登はなさそうに見えるが、実際はなかなか大変。
兜岳に到着。深い霧に包まれ、眺めはおあずけ。
少し早めだが、ここでランチ。じっとしていると風が冷たいほど。
峰坂峠へ向かう尾根道はヤセ尾根と激下り。
路面が濡れているので、かなり気をつけながら下る。
峰坂峠は、金強神社を経て葛バス停へ最短距離で下りる道との分岐だ。
再び登りに転じるが、鎧岳へは岩場はほとんどなく、植林の中の平凡な道。
三角点が設置された山頂に、難なく到着する。
植林の切れ目に、ミズナラが何本か立ち並ぶ静かな山頂。
麓から見える垂直の岩壁がすぐ南にあるとは信じられないたたずまいだ。
尾根道を少し北に進み、標識に従って東へ下る。
整然とした植林の中をジグザグに下りていくと、ようやく陽がさしてきた。
当初の天気予報に比べ、天候の回復は6時間ほど遅れた。
作業林道に出ると、ひときわ大きなスギが一本。なぜこれだけ残されたのかな。
農道に出る直前、向こうに曽爾高原が見えた。ようやく晴れてきたか。
葛橋を上から覗き見る。橋へと下る鉄階段が新しい。
帰りに新嶽見橋から兜岳(左)と鎧岳(右)を眺める。
さっき歩いてきた尾根道を思い出すが、兜岳のほうが険しかったのがおもしろい。
新嶽見橋から見た鎧岳。凝灰岩の柱状節理が印象的だ
■今回のコース
済浄坊渓谷入口→済浄坊の滝→目無橋→延命地蔵→兜岳→峰坂峠→鎧岳→新宅本店/葛分岐
→葛バス停
奈良県曽爾村の奇峰、兜岳と鎧岳。
特に鎧岳のほうは、嶽見橋あたりから見た山容が特に印象的だ。
一見、こんな垂直の岩の山に登れるのかと思わせるが、実際は裏側からたやすく登れる。
実際に歩くと、むしろ兜岳のほうが固定ロープの岩場があったりして難しかったりする
のが面白い。
この日はまず済浄坊渓谷を下る。
ダイモンジソウ、アケボノソウ、アキチョウジなどが咲いていた。
済浄坊の滝はナメ滝が2段続く。これは上の滝。
下の滝。昔、このあたりに済浄坊という寺があり、修行者が滝で行をしたという。
絵具が剥がれ落ちた巨大なフレームが放置されていたり、白い樹脂の網状の物体が
バラバラに壊れて、渓流沿いにみじめに散らかっていたりして、「なんだのゴミは!」と
腹立たしく思った。
しかし、じつはこれらは、芸術祭「MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館」の
一環で展示されていた芸術作品が、暴風雨の末にメチャクチャになったものだった。
何の各地で、自然に包まれながらアート作品を鑑賞・体験するという、視点はすばらしい
イベントだったが、なんともお粗末なことで、元通りにしてほしいものだと思う。
済浄坊渓谷のスタート点、目無橋に到着。
車道を少し上がり、延命地蔵(目無地蔵)へ。
少し古い昭文社の地図では、目無橋から直接、兜岳に取付く登山道があるように
書かれているが、実際は延命地蔵から登山道が延びている。
少し荒れ気味の取付きをしのぎ、沢筋を離れて尾根に上がると、いよいよ岩場が現れる。
急登。固定ロープがつけられた箇所もある。
兜岳は遠望すると、さしたる急登はなさそうに見えるが、実際はなかなか大変。
兜岳に到着。深い霧に包まれ、眺めはおあずけ。
少し早めだが、ここでランチ。じっとしていると風が冷たいほど。
峰坂峠へ向かう尾根道はヤセ尾根と激下り。
路面が濡れているので、かなり気をつけながら下る。
峰坂峠は、金強神社を経て葛バス停へ最短距離で下りる道との分岐だ。
再び登りに転じるが、鎧岳へは岩場はほとんどなく、植林の中の平凡な道。
三角点が設置された山頂に、難なく到着する。
植林の切れ目に、ミズナラが何本か立ち並ぶ静かな山頂。
麓から見える垂直の岩壁がすぐ南にあるとは信じられないたたずまいだ。
尾根道を少し北に進み、標識に従って東へ下る。
整然とした植林の中をジグザグに下りていくと、ようやく陽がさしてきた。
当初の天気予報に比べ、天候の回復は6時間ほど遅れた。
作業林道に出ると、ひときわ大きなスギが一本。なぜこれだけ残されたのかな。
農道に出る直前、向こうに曽爾高原が見えた。ようやく晴れてきたか。
葛橋を上から覗き見る。橋へと下る鉄階段が新しい。
帰りに新嶽見橋から兜岳(左)と鎧岳(右)を眺める。
さっき歩いてきた尾根道を思い出すが、兜岳のほうが険しかったのがおもしろい。