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■メイン写真
山の斜面いっぱいに、甘い香りを漂わせて咲くミツマタ
■今回のコース
石名原簡易郵便局横駐車場→ミツマタ群落→(作業林道)→地形図の破線道(ほぼ廃道)→
(北東尾根)→学能堂山→(北尾根)→標識→(作業林道)→ミツマタ群落→駐車場
最近、知られるようになってきた石名原のミツマタ群落。
昨年の登山教室で歩いてきたところ「今年もやって」とのお声が多く、アンコール企画した。
絶景の学能堂山に登れば、ちょうどいい日帰りハイクとなる。
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石名原簡易郵便局横の駐車場から、まずは群落への案内看板に従い1.3kmのお散歩だ。
のどかな農村風景を楽しみ、茶畑を抜けて山の中へと入っていく。
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スギの植林帯の斜面いちめんに、薄黄色の花が咲いていて圧巻。
これでも最盛期を少し過ぎているのだが、見事な咲きっぷりだ。
1955年頃に森林の多目的使用のために植えられたのが始まりで、1.5ヘクタールある。
2021年に植林の間伐を実施したところ、ミツマタが一気に増えたという。
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小さな黄色い花が、丸く集まっている。なんだか、オシャレなスイーツのよう。
皮が和紙の原料となるミツマタ(ジンチョウゲ科)。花はほのかな甘い香りがする。
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ウッディな展望台からは、ミツマタの海が一望できる。
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あまりにインパクトが大きいミツマタに気をとられがちだが、このエリアは
白いショウジョウバカマが普通にみられる。
通常のピンク色のショウジョウバカマは皆無なのは、ある意味ミツマタより
珍しいことではないかと思う。
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コショウノキも花をつけていた。これもジンチョウゲ属の低木。
実がコショウのように非常に辛いというが、まだ試したことはない。
林業用の作業林道を上る。はじめはコンクリートの簡易舗装が却って歩きにくいが、
やがて未舗装の砂利道にに変わる。
作業林道は枝分かれが多いので、ルートミスをしないように要注意。
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そのまま作業林道を歩いてもよいが、どうしても距離が遠くなるので、
やがて踏み跡をたどって直登に切り替える。
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ガードレールがついた林道に出て、そこから急傾斜の尾根の踏み跡を直登する。
この日一番のがんばりどころだ。
雨の直後なら滑って大変だが、この日はちょういどいい感じのコンディションで助かった。
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ようやく主尾根に乗ると、尾根筋だけわずかに自然林が残されており、ケヤキの巨樹に
迎えられた。
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学能堂山にはちょうど昼頃に到着。去年は真っ白にガスって寒かったが、
今年はぽかぽか陽気の大絶景。
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ここから見る高見山は、「関西のマッターホルン」の名に恥じない。
三峰山、修験業山、栗ノ木岳、局ヶ岳へと、高見山地の主な山がすべて見える。
曽爾方面は最高峰の倶留尊山をはじめ、兜岳、鎧岳、古光山、住塚山、国見山が。
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北は大洞山(写真)、尼ヶ岳(伊賀富士)、青山高原と、すばらしいビューだ。
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下山は少しルートを変える。北尾根を北上し、杉平峠へは行かずに東斜面を下る。
要所に標識が立てられている。
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ミツマタ群生地に戻ってきた。見渡す限りの花園の中でハイ、チーズ。
平日とはいえ、観光客の姿も多くみられた。
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群落の中にも遊歩道が設けられ、花に埋もれるようになりながら群落を観られる。
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5月のような風の中、大洞山を仰ぎながら、もと来た道を駐車地へと戻る。
山の斜面いっぱいに、甘い香りを漂わせて咲くミツマタ
■今回のコース
石名原簡易郵便局横駐車場→ミツマタ群落→(作業林道)→地形図の破線道(ほぼ廃道)→
(北東尾根)→学能堂山→(北尾根)→標識→(作業林道)→ミツマタ群落→駐車場
最近、知られるようになってきた石名原のミツマタ群落。
昨年の登山教室で歩いてきたところ「今年もやって」とのお声が多く、アンコール企画した。
絶景の学能堂山に登れば、ちょうどいい日帰りハイクとなる。
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石名原簡易郵便局横の駐車場から、まずは群落への案内看板に従い1.3kmのお散歩だ。
のどかな農村風景を楽しみ、茶畑を抜けて山の中へと入っていく。
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スギの植林帯の斜面いちめんに、薄黄色の花が咲いていて圧巻。
これでも最盛期を少し過ぎているのだが、見事な咲きっぷりだ。
1955年頃に森林の多目的使用のために植えられたのが始まりで、1.5ヘクタールある。
2021年に植林の間伐を実施したところ、ミツマタが一気に増えたという。
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小さな黄色い花が、丸く集まっている。なんだか、オシャレなスイーツのよう。
皮が和紙の原料となるミツマタ(ジンチョウゲ科)。花はほのかな甘い香りがする。
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ウッディな展望台からは、ミツマタの海が一望できる。
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あまりにインパクトが大きいミツマタに気をとられがちだが、このエリアは
白いショウジョウバカマが普通にみられる。
通常のピンク色のショウジョウバカマは皆無なのは、ある意味ミツマタより
珍しいことではないかと思う。
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コショウノキも花をつけていた。これもジンチョウゲ属の低木。
実がコショウのように非常に辛いというが、まだ試したことはない。
林業用の作業林道を上る。はじめはコンクリートの簡易舗装が却って歩きにくいが、
やがて未舗装の砂利道にに変わる。
作業林道は枝分かれが多いので、ルートミスをしないように要注意。
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そのまま作業林道を歩いてもよいが、どうしても距離が遠くなるので、
やがて踏み跡をたどって直登に切り替える。
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ガードレールがついた林道に出て、そこから急傾斜の尾根の踏み跡を直登する。
この日一番のがんばりどころだ。
雨の直後なら滑って大変だが、この日はちょういどいい感じのコンディションで助かった。
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ようやく主尾根に乗ると、尾根筋だけわずかに自然林が残されており、ケヤキの巨樹に
迎えられた。
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学能堂山にはちょうど昼頃に到着。去年は真っ白にガスって寒かったが、
今年はぽかぽか陽気の大絶景。
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ここから見る高見山は、「関西のマッターホルン」の名に恥じない。
三峰山、修験業山、栗ノ木岳、局ヶ岳へと、高見山地の主な山がすべて見える。
曽爾方面は最高峰の倶留尊山をはじめ、兜岳、鎧岳、古光山、住塚山、国見山が。
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北は大洞山(写真)、尼ヶ岳(伊賀富士)、青山高原と、すばらしいビューだ。
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下山は少しルートを変える。北尾根を北上し、杉平峠へは行かずに東斜面を下る。
要所に標識が立てられている。
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ミツマタ群生地に戻ってきた。見渡す限りの花園の中でハイ、チーズ。
平日とはいえ、観光客の姿も多くみられた。
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群落の中にも遊歩道が設けられ、花に埋もれるようになりながら群落を観られる。
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5月のような風の中、大洞山を仰ぎながら、もと来た道を駐車地へと戻る。