■メイン写真
音羽山の山頂からは、北に大文字山、比叡山、比良山系の蓬莱山などが見える
■今回のコース
大谷駅→蝉丸神社→(東海自然歩道)→音羽山→牛尾観音→桜の馬場→高塚山→醍醐寺仁王門→醍醐駅
京都市と大津市の境にある音羽山(山頂三角点は山科区)と、醍醐山塊の高塚山を
つないで歩くと、牛尾観音と醍醐寺の2つの古刹を通ることになる。
牛尾観音と醍醐寺は、ともに修験の寺であるが、修験にも"流派"があって、
牛尾観音は聖護院を総本山とする、天台宗の流れをくむ本山派。
醍醐寺は当山派の総本山である。
京阪京津線の大谷駅を下りるとすぐ、蝉丸神社がある。
百人一首に「是れやこの 行くもかへるも 別れては 知るもしらぬも 逢坂の関」の
歌が収録されている、その詠み人の蝉丸が主神である。
蝉丸は、盲目の琵琶法師で、音曲芸道の祖神とあがめられる。
蝉丸神社の右手から山道に入り、東海自然歩道に合流すると、国道1号線にかかる橋を渡る。
最初はわりと急坂だが、それほど長くは続かず、尾根に乗る。
石段が美しいところもある。やがてのどかな雑木林の中を歩く。
P534には公衆トイレがある。ここまで登ってくると、少し雪がでてきた。
音羽山の山頂手前からは京都市街が眺められる。
京都タワーはその形からも目立つ。
京都大学の花山天体観測所。
音羽山の山頂に到着。絶景を楽しみ、気分も上々。
山頂を南にほんの少し下ると、今度は石山方面、琵琶湖の最南端部が見える。
牛尾観音へと下ってきた。境内の手前、大杉堂の裏に樹齢800年の大杉が立つ。
まるで守護神のようだ。
幹にはウロがあり、ムササビが生息しているそうだ。
牛尾観音でしばらく休憩した。
正式には牛尾山法嚴寺といい、770年、延鎮上人により開山された。
当初は興福寺を本山とする法相宗の寺院だったが、昭和初期に修験の寺になった。
参道の坂を下ると、リニューアルされた結界門と、木製の灯篭ができていた。
この坂は、2018年台風で被害を受けていた。
坂の途中、倒木を利用した、巨大な登り竜のオブジェが存在感たっぷりで鎮座。
桜の馬場で昼食を摂り、橋を渡って高塚山への登路に入る。
苔滑洸の滝。コケコッコの滝か(笑)。最近の命名だとは思うが…
林道のガード下をくぐる。
行者ヶ森分岐を経て、続いて横嶺峠からの道を迎える。
高塚山三角点の少し手前からは、山科市街が眺められる。
高塚山の三角点は、残念ながら展望はない。
醍醐寺へは、途中にP343の小山を越える以外は、ほとんど下りが続く。
ところどころ、モトクロスバイクの弊害でルートが複線化しているが、
すべて一ヶ所に収束するので、迷うほどではない。
ただ、バイクは山道や歩道では乗らずに、担ぐか背負うかにしてほしい。
長尾天満宮の手前に下山する。
醍醐寺に到着。これは国宝の唐門。
醍醐寺は当山派修験道の寺。山を隔てて隣の寺とは派が異なることが面白い。
体力に余裕がある人は、ここで醍醐寺観光のために別行動に。
こちらは帰られる方を醍醐駅に案内した。
雪は少ないものの、寒い一日だった。
音羽山の山頂からは、北に大文字山、比叡山、比良山系の蓬莱山などが見える
■今回のコース
大谷駅→蝉丸神社→(東海自然歩道)→音羽山→牛尾観音→桜の馬場→高塚山→醍醐寺仁王門→醍醐駅
京都市と大津市の境にある音羽山(山頂三角点は山科区)と、醍醐山塊の高塚山を
つないで歩くと、牛尾観音と醍醐寺の2つの古刹を通ることになる。
牛尾観音と醍醐寺は、ともに修験の寺であるが、修験にも"流派"があって、
牛尾観音は聖護院を総本山とする、天台宗の流れをくむ本山派。
醍醐寺は当山派の総本山である。
京阪京津線の大谷駅を下りるとすぐ、蝉丸神社がある。
百人一首に「是れやこの 行くもかへるも 別れては 知るもしらぬも 逢坂の関」の
歌が収録されている、その詠み人の蝉丸が主神である。
蝉丸は、盲目の琵琶法師で、音曲芸道の祖神とあがめられる。
蝉丸神社の右手から山道に入り、東海自然歩道に合流すると、国道1号線にかかる橋を渡る。
最初はわりと急坂だが、それほど長くは続かず、尾根に乗る。
石段が美しいところもある。やがてのどかな雑木林の中を歩く。
P534には公衆トイレがある。ここまで登ってくると、少し雪がでてきた。
音羽山の山頂手前からは京都市街が眺められる。
京都タワーはその形からも目立つ。
京都大学の花山天体観測所。
音羽山の山頂に到着。絶景を楽しみ、気分も上々。
山頂を南にほんの少し下ると、今度は石山方面、琵琶湖の最南端部が見える。
牛尾観音へと下ってきた。境内の手前、大杉堂の裏に樹齢800年の大杉が立つ。
まるで守護神のようだ。
幹にはウロがあり、ムササビが生息しているそうだ。
牛尾観音でしばらく休憩した。
正式には牛尾山法嚴寺といい、770年、延鎮上人により開山された。
当初は興福寺を本山とする法相宗の寺院だったが、昭和初期に修験の寺になった。
参道の坂を下ると、リニューアルされた結界門と、木製の灯篭ができていた。
この坂は、2018年台風で被害を受けていた。
坂の途中、倒木を利用した、巨大な登り竜のオブジェが存在感たっぷりで鎮座。
桜の馬場で昼食を摂り、橋を渡って高塚山への登路に入る。
苔滑洸の滝。コケコッコの滝か(笑)。最近の命名だとは思うが…
林道のガード下をくぐる。
行者ヶ森分岐を経て、続いて横嶺峠からの道を迎える。
高塚山三角点の少し手前からは、山科市街が眺められる。
高塚山の三角点は、残念ながら展望はない。
醍醐寺へは、途中にP343の小山を越える以外は、ほとんど下りが続く。
ところどころ、モトクロスバイクの弊害でルートが複線化しているが、
すべて一ヶ所に収束するので、迷うほどではない。
ただ、バイクは山道や歩道では乗らずに、担ぐか背負うかにしてほしい。
長尾天満宮の手前に下山する。
醍醐寺に到着。これは国宝の唐門。
醍醐寺は当山派修験道の寺。山を隔てて隣の寺とは派が異なることが面白い。
体力に余裕がある人は、ここで醍醐寺観光のために別行動に。
こちらは帰られる方を醍醐駅に案内した。
雪は少ないものの、寒い一日だった。