2018年8月30日(木) 倶留尊山・西浦峠ルート、絶景と夏の花を楽しむ！

■メイン写真
展望広場から、曽爾高原のお亀池を見下ろす


■今回のコース
西浦登山口→西浦峠→三ツ岩→倶留尊山→二本ボソ→展望広場→亀山峠→池ノ平登山口


この日の登山教室は、三重県側(太郎生)からアプローチし、倶留尊山へ登ってきた。



太郎生の南出口バス停から、クルマ1台が通れるかどうかという幅の農道を西へ進んで
行くと、しだいに倶留尊山が大きく見えてくる。あー、いい天気だ。



西浦峠への登山口。
「美杉セラピー基地」では12の森林セラピールートが定義されており、日神(ひかわ)渓谷から
西浦峠を抜け、ここに至るコースも、その一つなのである。



スギ・ヒノキの植林地の中を登っていくと、やがてつづら折りの急坂になる。
この「七曲り」をがんばって登り切ると、西浦峠に出る。



南へ延びる稜線に乗ってさらに登ると、大洞山や尼ヶ岳が正面に見えてくる。



サンショウの実が熟している。暑すぎる今年の夏だが、秋は確実に近づいている。



断崖絶壁の奇跡的な地形、三ツ岩の岩峰に寄り道する。
めざす倶留尊山の、三重県側に切れ落ちた威容が迫る。



三峰山方面に目を向ける。池の平高原が足下に見える。



尾根道に戻ると、いつの間にかアセビの純林になる。
ちょっと、おどろおどろしい枝ぶりの森だ。



ママコナ。この季節の、さりげなさすぎる、かわいいやつ。

カエデ、リョウブ、ミズナラ、各種ツツジ、ブナも少し混じる豊かな植生に変わり、
ふたたび急坂をしのぐと、旧料金所の小屋に出る。石組の展望台跡を過ぎると、
倶留尊山の山頂に着く。正午前、みんなのお腹がぐ～と鳴り始めるタイミングの到着。



記念写真は、ランチのあとで。



出発前に、みんなで曽爾高原を眺める。「高見山も見えるねー」



シャクナゲ群落のある鞍部までは岩場が多い急な下り。
船のもやい綱を使った固定ロープがありがたい。



二本ボソへ登り返す。
これが本日の行程で最後の登りだ。



二本ボソ996ｍピークに到着。



岩場をほんの少し下りたところは、「イワシの口」と呼ばれる絶景ポイント。
ここでも景色を堪能。



そして、曽爾高原を見ながら、亀山峠へ下る。
この区間は日陰がないので、どうしても暑い。たまに風が来るので助かった。



亀山峠からは、東海自然歩道を三重県側に下る。



ゲンノショウコが咲いていた。
フウロの仲間の、かわいい花だが、かつては玄草とう胃腸薬に用いられていた。



植林の中を下っていくと、後半はちょっと熊野古道を思わせる石畳の道になる。
古くから歩かれていたのだろうな。



のどかな池の平高原の農道を歩いていると、農地の囲いの中にヤギを見つけた。



タカサゴユリ。
似た花でテッポウユリがあるが、花期の違いと、タカサゴユリは花の外側に
紫色のラインが入ることで判別できる。ちなみにタカサゴユリは台湾からの外来種。



オニグルミ。



ボタンヅルかなあ。



ミズヒキソウ。



ミヤマトウバナかな。シソ科であることは間違いないと思うのだが…



ヒメキンミズヒキ。



ゲンノショウコ(白花)。



コオニユリとタカサゴユリのツーショット。



ソバナ。



コマツナギ。

地味ではあるが、夏の終わりの花もたくさん観られた。

下山後は、姫石の湯へ。
道中ですっかり身体が熱せられてしまったので、冷たい水のシャワーが気持ちよかった。
温泉から出ると、みんなソフトクリームやかき氷で今日の仕上げ。
今日も楽しく一日が終了！


※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」！！