![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/a5/52fc7af422ef2a339434ebfde537dd83.jpg)
シリーズ2回目は、「植生の変化編」。
ほとんどがシカの食害により、ササがなくなってしまったという。。。
あまりの劇的な変化に、改めてビックリ。
(1)金剛山・湧出岳の山頂
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/b7/0e03e9087a694045b63d0b44bfcec003.jpg)
1996年8月当時。
夏だから余計に感じるのかもしれないが、うっとうしいほど草深い!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/3e/cae6581e245cab7c52010b01409fc0f9.jpg)
2019年5月現在の姿。
大勢で輪になって弁当を広げられる。
しかし周囲は樹林に囲まれ、展望はない。
ここには一等三角点があるので、少なくとも測量当時は見晴らしがきいたと
思われる。
(2)京都北山・皆子山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/2e/d62f39d775d81e881ddf479f4a35b695.jpg)
2002年7月当時の山頂。見事にミヤコザサに囲まれている。
京都府の最高峰(971m)は、深いササの薮コギなしには登れなかった。
この山行の時、京都北山で初めてヒルに食われた。
白いTシャツがみるみる赤に染まって、思わず「なんじゃこりゃぁー」と叫んだ。
思えば、このころからシカが急速に増えてきて、ヒルの分布を広げたのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/e9/bdfe5816b1266a9610be53ca48d31289.jpg)
2017年10月現在の姿。
京都で発見されて命名された「ミヤコザサ」が、このままでは滅びるのではないかと
思ってしまうほどの変化。東側から尾根沿いに、いともたやすく登れるようになった。
(3)比良山系・白滝山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/35/19d8d7f7f1d5cb509299dfeee5756bdd.jpg)
2002年5月当時の山頂。
もともとピークがハッキリしない地形だが、ブッシュに囲まれて、
きわめて地味な場所だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/94/7065e57e42b8f11527930a4122411bd3.jpg)
2018年11月現在の姿。
下草がすっかりなくなり、灌木が残るのみ。
地味なところだけは、そのままだ(笑)。
(4)御杖・学能堂山(岳の洞)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/c9/0e58ac77175c71a9d5d5855df7ff0ce6.jpg)
2003年11月当時の山頂。
一面のススキが印象的な山だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/bd/37e88eb81fb520fab1d64015e8177fb7.jpg)
2018年3月現在の姿。
ススキは激減し、平原のようになった。
今ではこのエリアは、珍しいベニバナヤマシャクヤクが知られるようになってきた。
麓のミツマタ群落も知られるようになってきて、登る価値がアップしてきたような気がする。
(5)大峰山系・和佐又山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/b7/6e7c51cbb3bea22f9ab2cdc4670cb330.jpg)
1995年7月当時の山頂。今となっては意外に思うが、草が多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/ea/56e50b34a2756283f2a4ad79b37329d1.jpg)
2019年2月現在の姿。広い山頂となっている。
やはりシカの影響だと思われる。
(6)鈴鹿山系・霊仙山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/8f/9cbc085661b87b607b0720f5be343148.jpg)
1997年4月当時、背丈を超えるササ薮を分けるのが大変だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/8e/177de7bae6bc4de21ce6dd0df1e6dd8e.jpg)
2006年当時、ササは腰くらいの高さになっている。せっかく出た新芽から
シカに食われてしまう悪循環。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/f2/4fff8f9287f0ee2bcaa2836a04d240c1.jpg)
2018年時点。ササは生えているところでも膝下くらいの背丈になり、
多くは裸地化。春の草花も減ってきている。
霊仙山は、わずか20年くらいで植生が激変した好例だろう。
2018年の山行では、シカの大群が向こうの稜線を群れで走っていくのを目撃した。
(7)大峰山系・弥山
これは樹木が成長した例。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/14/3e06851f18720bf01c2cbcf19846c888.jpg)
1997年当時の山頂。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/c0/c1618027635eda1fadb83a01651fe33d.jpg)
2019年時点の姿。背後の樹々の背が明らかに高くなっている。
お手元に古い写真をお持ちの方、平時に戻ったら、ご自身で「現在の姿」を確認しに
行かれるのも面白いかもしれない。
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ほとんどがシカの食害により、ササがなくなってしまったという。。。
あまりの劇的な変化に、改めてビックリ。
(1)金剛山・湧出岳の山頂
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/b7/0e03e9087a694045b63d0b44bfcec003.jpg)
1996年8月当時。
夏だから余計に感じるのかもしれないが、うっとうしいほど草深い!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/3e/cae6581e245cab7c52010b01409fc0f9.jpg)
2019年5月現在の姿。
大勢で輪になって弁当を広げられる。
しかし周囲は樹林に囲まれ、展望はない。
ここには一等三角点があるので、少なくとも測量当時は見晴らしがきいたと
思われる。
(2)京都北山・皆子山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/2e/d62f39d775d81e881ddf479f4a35b695.jpg)
2002年7月当時の山頂。見事にミヤコザサに囲まれている。
京都府の最高峰(971m)は、深いササの薮コギなしには登れなかった。
この山行の時、京都北山で初めてヒルに食われた。
白いTシャツがみるみる赤に染まって、思わず「なんじゃこりゃぁー」と叫んだ。
思えば、このころからシカが急速に増えてきて、ヒルの分布を広げたのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/e9/bdfe5816b1266a9610be53ca48d31289.jpg)
2017年10月現在の姿。
京都で発見されて命名された「ミヤコザサ」が、このままでは滅びるのではないかと
思ってしまうほどの変化。東側から尾根沿いに、いともたやすく登れるようになった。
(3)比良山系・白滝山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/35/19d8d7f7f1d5cb509299dfeee5756bdd.jpg)
2002年5月当時の山頂。
もともとピークがハッキリしない地形だが、ブッシュに囲まれて、
きわめて地味な場所だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/94/7065e57e42b8f11527930a4122411bd3.jpg)
2018年11月現在の姿。
下草がすっかりなくなり、灌木が残るのみ。
地味なところだけは、そのままだ(笑)。
(4)御杖・学能堂山(岳の洞)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/c9/0e58ac77175c71a9d5d5855df7ff0ce6.jpg)
2003年11月当時の山頂。
一面のススキが印象的な山だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/bd/37e88eb81fb520fab1d64015e8177fb7.jpg)
2018年3月現在の姿。
ススキは激減し、平原のようになった。
今ではこのエリアは、珍しいベニバナヤマシャクヤクが知られるようになってきた。
麓のミツマタ群落も知られるようになってきて、登る価値がアップしてきたような気がする。
(5)大峰山系・和佐又山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/b7/6e7c51cbb3bea22f9ab2cdc4670cb330.jpg)
1995年7月当時の山頂。今となっては意外に思うが、草が多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/ea/56e50b34a2756283f2a4ad79b37329d1.jpg)
2019年2月現在の姿。広い山頂となっている。
やはりシカの影響だと思われる。
(6)鈴鹿山系・霊仙山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/8f/9cbc085661b87b607b0720f5be343148.jpg)
1997年4月当時、背丈を超えるササ薮を分けるのが大変だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/8e/177de7bae6bc4de21ce6dd0df1e6dd8e.jpg)
2006年当時、ササは腰くらいの高さになっている。せっかく出た新芽から
シカに食われてしまう悪循環。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/f2/4fff8f9287f0ee2bcaa2836a04d240c1.jpg)
2018年時点。ササは生えているところでも膝下くらいの背丈になり、
多くは裸地化。春の草花も減ってきている。
霊仙山は、わずか20年くらいで植生が激変した好例だろう。
2018年の山行では、シカの大群が向こうの稜線を群れで走っていくのを目撃した。
(7)大峰山系・弥山
これは樹木が成長した例。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/14/3e06851f18720bf01c2cbcf19846c888.jpg)
1997年当時の山頂。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/c0/c1618027635eda1fadb83a01651fe33d.jpg)
2019年時点の姿。背後の樹々の背が明らかに高くなっている。
お手元に古い写真をお持ちの方、平時に戻ったら、ご自身で「現在の姿」を確認しに
行かれるのも面白いかもしれない。
※初心者から楽しめる「遊山トレッキングサービスの登山教室」は、「ここをクリック」!!