
■メイン写真
音羽山の山頂から比叡山、琵琶湖、比良山系を望む
■今回のコース
追分駅→鎌研橋登山口→西尾根コース分岐→八大龍王→シキミ平→音羽山→仙人滝→
横石橋登山口→マールブランシュ「ロマンの森」→国道大塚バス停
音羽山といえば、山頂でも標高600mに満たない低山。
子供の頃、祖父に連れられて大谷駅からのノーマルルートをハイキングしたのが初登頂
だった。ほとんどのハイカーがそのルートを歩くと思われるが、そのほかにも、
山科音羽川から、ちょっと厳しめの痛快なバリエーションルートが存在する。
今回はそこを歩いてきた。

追分駅から国道1号線を渡り、名神高速をくぐり、音羽川沿いに進む。
鎌研橋登山口で、獣除けのゲートを開けて、山道に入る。

川沿いのカエデが綺麗。

はじめはアベマキなどの雑木林だが、西尾根コース分岐を経てしばらく進むと植林帯に
変わる。そこは数年前の台風で倒木だらけ。くぐったり、またいだりして、何とか通れる。

ようやく倒木が落ち着いたと思ったら、今度はものすごい急登が続く。

たどりついたのは八大龍王の祠。こんなたいへんなところに祠を設けた、昔の地元の人たちの
信仰の篤さに感じ入る。降水、豊作を祈願したのだろう。

シキミ平までは急登が続く。その付近に美しく色づいていたシロモジ。
シキミ平からは、わずかに愛宕山などの眺めが得られる。

ほんの少しで、音羽山の山頂へ。
秋の澄んだ青空。すがすがしいひととき。展望のコンディションも良かった。

京都タワーもしっかり見えた。目を凝らすと、五山の送り火の左大文字山や舟形も見える。

下山は仙人滝ルートをとる。のっけから、なかなか微妙な感じだ。

少し広くなっているところでランチとした。
スッキリした感じの芳香は、シキミの実から出ているようだ。
仙人滝付近は非常に険しく、しかも土砂が流れて、踏み跡がほぼ完全にのぺっと斜面化
しているところもある。バランス感覚、フッティング、脚力の全てが試される。

その大変なところで、ヒラタケの群生を見つけたが、とてもではないが安全に
採れるところではなかった。

仙人滝は、沢登りの人もたまに訪れる。水量はさほど多くなく、高さも7~8m程度だが、
あれを登るのはけっこう手こずりそうな雰囲気だ。

仙人滝を右岸から巻いて下る。ここが本日最大の難所。
下見の時よりも土砂が流出して、固定ロープがつけられていた樹木も倒れているなど
難易度がアップしていた。

その後も細心の注意を払って行動する。だいぶ時間は食ってしまったが仕方ない。
横石橋登山口に着き、音羽川沿いの林道に下り立つと、皆さん、安堵の表情。
ここまでに足が攣った方もおられたし、晩秋の残り時間を考えると、当初予定の行者ヶ峰まで
足を延ばすのは無理だろう。
ここはおとなしく、林道を戻ることにした。

音羽ノ滝を見おろす。

音羽川は古くは和歌にも詠まれた美しい渓流である。小滝が連続して魅力的だ。

最後は、当初から予定していたマールブランシュ「ロマンの森」に立ち寄る。

お目当てのスイーツに舌鼓。この店のオリジナル商品や季節限定のラインナップに、
目移りして仕方なかった。
音羽山の山頂から比叡山、琵琶湖、比良山系を望む
■今回のコース
追分駅→鎌研橋登山口→西尾根コース分岐→八大龍王→シキミ平→音羽山→仙人滝→
横石橋登山口→マールブランシュ「ロマンの森」→国道大塚バス停
音羽山といえば、山頂でも標高600mに満たない低山。
子供の頃、祖父に連れられて大谷駅からのノーマルルートをハイキングしたのが初登頂
だった。ほとんどのハイカーがそのルートを歩くと思われるが、そのほかにも、
山科音羽川から、ちょっと厳しめの痛快なバリエーションルートが存在する。
今回はそこを歩いてきた。

追分駅から国道1号線を渡り、名神高速をくぐり、音羽川沿いに進む。
鎌研橋登山口で、獣除けのゲートを開けて、山道に入る。

川沿いのカエデが綺麗。

はじめはアベマキなどの雑木林だが、西尾根コース分岐を経てしばらく進むと植林帯に
変わる。そこは数年前の台風で倒木だらけ。くぐったり、またいだりして、何とか通れる。

ようやく倒木が落ち着いたと思ったら、今度はものすごい急登が続く。

たどりついたのは八大龍王の祠。こんなたいへんなところに祠を設けた、昔の地元の人たちの
信仰の篤さに感じ入る。降水、豊作を祈願したのだろう。

シキミ平までは急登が続く。その付近に美しく色づいていたシロモジ。
シキミ平からは、わずかに愛宕山などの眺めが得られる。

ほんの少しで、音羽山の山頂へ。
秋の澄んだ青空。すがすがしいひととき。展望のコンディションも良かった。

京都タワーもしっかり見えた。目を凝らすと、五山の送り火の左大文字山や舟形も見える。

下山は仙人滝ルートをとる。のっけから、なかなか微妙な感じだ。

少し広くなっているところでランチとした。
スッキリした感じの芳香は、シキミの実から出ているようだ。
仙人滝付近は非常に険しく、しかも土砂が流れて、踏み跡がほぼ完全にのぺっと斜面化
しているところもある。バランス感覚、フッティング、脚力の全てが試される。

その大変なところで、ヒラタケの群生を見つけたが、とてもではないが安全に
採れるところではなかった。

仙人滝は、沢登りの人もたまに訪れる。水量はさほど多くなく、高さも7~8m程度だが、
あれを登るのはけっこう手こずりそうな雰囲気だ。

仙人滝を右岸から巻いて下る。ここが本日最大の難所。
下見の時よりも土砂が流出して、固定ロープがつけられていた樹木も倒れているなど
難易度がアップしていた。

その後も細心の注意を払って行動する。だいぶ時間は食ってしまったが仕方ない。
横石橋登山口に着き、音羽川沿いの林道に下り立つと、皆さん、安堵の表情。
ここまでに足が攣った方もおられたし、晩秋の残り時間を考えると、当初予定の行者ヶ峰まで
足を延ばすのは無理だろう。
ここはおとなしく、林道を戻ることにした。

音羽ノ滝を見おろす。

音羽川は古くは和歌にも詠まれた美しい渓流である。小滝が連続して魅力的だ。

最後は、当初から予定していたマールブランシュ「ロマンの森」に立ち寄る。

お目当てのスイーツに舌鼓。この店のオリジナル商品や季節限定のラインナップに、
目移りして仕方なかった。