Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2023年11月15日(水)[播磨]一本松山、ノジギク群落の馬坂峠から日笠山へ!

2023年11月16日 | 山登りの記録
■メイン写真
馬坂峠に咲くノジクギク

■今回のコース
曽根駅→清勝寺坂峠→一本松山→岩上展望所→清勝寺坂峠→六本松山→赤山→
大塩山城跡→下山→馬坂峠(ノジギク保護地区)→大北山→北山(夫婦岩展望台)→
日笠山→曽根天満宮→山陽曽根駅


今月の「らくらく山歩の会」は、兵庫県高砂市の低山、一本松山から日笠山へのちょっとした
丘陵地帯をプチ縦走してきた。地元の人たちに愛されている感が伝わり、わずか数kmの間に
ある7つのピークにはすべて山名がつけられている。



JR神戸線の曽根駅をスタートする。
駅の改札は北側しかなく、線路の南側に回るのに少し迂回する。
天川を渡り、国道2号線バイパス、新幹線をくぐり、登山口へ。
かつて牛谷の子供たちが、北浜町側への通学路に使ったという道に入る。



清勝寺坂峠。ここで、まずは一本松山をめざすことにする。



途中で播磨アルプスの高御位山が見える。



センブリ。



温暖なこのあたり、カクレミノも多くみられる。5裂の葉も、ちょくちょく見かけた。



山頂近くにたくさんあったのは、サルトリイバラの実。



本日の最高点、標高135.7mの一本松山に到着。



山頂の少し先からは大展望が楽しめる。写真は明石海峡大橋と淡路島。



岩上展望所で見つけたのは、ヤマラッキョウ。
葉はニラのような匂いがする。



清勝寺坂峠に戻り、逆方向へ登り返す。登ると言っても、このあと標高100mを超える
場所はない。



まだまだ色づきが進んでいないが、この山域はクヌギ、アベマキ、コナラなどの落葉広葉樹の
雑木林が美しい。すぐ下が岩盤なので当然なのだが、何より植林がないのがいい。



赤山。ピークらしからぬピーク。
ノジギクの花壇のようなものが造られていたが、生育はいまひとつ。
なぜかサフランが3輪咲いていた。



赤山をほんの少し下ると、低い石垣のような痕跡と、大塩山城跡の説明板がある。
元は赤松氏の縁戚だった別所氏に仕えていた大塩氏の城があり、秀吉の中国攻めの時に
陥落したという。



タンキリマメ。
「痰切り豆」と書き、古くは民間薬として使われたようだが、その効果は疑問視されている。



センニンソウ。
日本原種のクレマチスの仲間で、この綿毛が仙人の髭を思わせるからとのこと。



ツリガネニンジンも、まだ咲いていた。このへん、暖かいのだろう。



馬坂峠には、人工的な切通しがある。



峠の南が斜面に広がるのが、ノジギクの群落である。この日、メインの目的はこれ。
どうやらノジギク分布の北限あたりのようだ。ノジギクは兵庫県花でもある。
地元の人たちによって保護されている様子。花を囲んで、みなさん、いい笑顔。
数は少ないが、黄花のノジギクも咲いていた。



峠から数分、「起上がり古木」の名があるアベマキ。
2004年の台風23号で倒れたものの、その後。ひとりでに立ち上がっていたといわれる。



地味な大北山を過ぎて、北山(夫婦岩展望台)へ。
展望というが、岩に登ってやっと、木の枝越しに海が見える程度だった。



横に休憩小屋がある。



最後のピーク、日笠山。
この日の行程で唯一、地形図に名前が載るが、その標高は、この日踏んだピークの中で最も
低い62mだ。周辺はのどかな公園になっており、山歩きも、ここで終わりといっだ感じ。



家島諸島の向こうに小豆島が見えた。



市街地に下りて、最後に曽根八幡宮に寄る。りっぱな社殿に驚かされる。
菅原道真が大宰府に左遷される移動の途中、日笠山に登り「我に罪無くば栄えよ」と祈って
松を植えた。その後、四男淳茂が、家臣13人と共にこの地を訪れ、社殿を建ててお祀りしたもの。



山陽電鉄の曽根駅へ向かう参道脇に、珍しいソテツの花が咲いていた。
俗に10年に一度咲くかどうかといわれるそうだ。



山陽電車に乗って、アフター登山へ。
山陽電鉄は、普段あまり乗る機会がないので、ちょっと乗っただけでウキウキする。



明石でJRに乗り換えるついでに、鮮魚で有名な商店街「魚の棚」に寄って、名物の明石焼で
小腹を満たした。このアフター企画は参加自由にしておいたが、誰一人まっすぐ帰る人は
おらず、参加者全員が舌鼓を打ったのだった。

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