![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/1f/55c404634d094867286e3965d8932ff6.jpg)
■メイン写真
恵庭岳の第2見晴台。ここから先は、一応、立入遠慮エリアとなる
■今回のコース
恵庭岳登山口(丸駒橋駐車場)→登り専用ルート分岐→下り専用ルート分岐→見晴台→
第2見晴台→(往路を戻る)→恵庭岳登山口
プライベート山行で、待望の北海道へ。6/23~28の4泊5日、支笏湖周辺の山に絞って
登ってきた。
初日は支笏湖の北側にそびえる活火山、恵庭岳だ。
山名の語源は、アイヌ語のエ・エン・イワで、「頭のとがった岩山」の意味だという。
確かに烏帽子のように突き上げる尖峰が印象的な山である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/ca/e2dc4cbab45bc1b8c4bc08c1ffe2bed3.jpg)
23日、LCCのピーチで関空から新千歳へ。レンタカーを借り、千歳市内のホテルへ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/04/102d4dd6140f9337be75db058997fd14.jpg)
ホテルのレストランの入り口には、寄贈されたという巨大なヘラジカの剥製があった。
夜中にしゃべり始めそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/d9/2ca6af24664b411911f01b456e472f4c.jpg)
24日、丸駒橋の手前にある恵庭岳登山口の無料駐車場へ。
まず大きな堰堤の横を抜ける。岩に「↑登山口」とペンキ印。2013年の遭難事故で、発端となった
道迷い箇所は、このあたりだったのかな。今では迷いようもなさそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/71/8913fed7f669459fe9354320331ade60.jpg)
その先でふたたび、「恵庭岳登山口」の道標。いよいよ山道がスタートする。
緑が濃いなあという印象。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/c4/58cf84f1af1cf1c544d5ea1c0daf5b05.jpg)
標高500mあたりで、最初の急登が現れる。
固定ロープはシッカリつけてあるが、頼り過ぎず、岩を確実にホールドしたほうが安全。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/0d/634b8df7d43eee9df28b97189f65a095.jpg)
エゾマツが美しい森。これぞ北海道の山。感激だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/60/1e8b33f4d2da075cb96ee7226a18544c.jpg)
カンバやミズナラなどが茂る森林帯を進み、標高900mを超えると、ふたたび急登となる。
今度は岩場ではなく、崩れやすい火山性の土だ。固定ロープは、感覚的には50m以上は続き、
何度か、ゴボウで登らざるを得ないところもある難所だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/be/546db5d0a6e666c54661a9920f1fdf59.jpg)
暑く垂れこめていた雲が少し晴れ、左側の斜面と支笏湖が見えた。
恵庭岳東側の爆裂火口からの噴気の硫黄臭が流れてくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/61/b90feb901e194053eaaa79fbbe2af4fd.jpg)
突然、大きな一枚岩が現れて驚かされる。「見晴台」の直下に出たのだ。
残念ながら、ここからの景色はガスのため、おあずけ。風もかなり強くなっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/d4/0722f1202e2a7bbbae4fe26ad9260b19.jpg)
左側が切れ落ちた尾根づたいに、「第2見晴台」へ。
標高は1200mほどの地点だが、「恵庭岳1320m」の表示板がある。
ここから先は、崩落の危険性が高く、地元では通行を遠慮してほしいようで、立札とロープで
"通せんぼ"してある。
ネット情報では、相当の人がここから先の岩場に入り、恵庭岳の最高点を踏んでおり、
登頂に関して法的な根拠を述べている人もおられる。
今回、我々は「よそ者」でもあり、理論武装するレベルにないので、もともと、ここを
疑似山頂とみなし、引き返すことにしていた。
第2見晴台も強い風が吹き、ガスで何も見えなかったので、早々に退散した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/06/7d70f8e754d0526357a4397d2480c510.jpg)
硫黄ガスがよく流れてくるのだろう。イオウゴケが群落をつくっていた。
少し下ったところで昼食を摂り、往路を戻る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/4a/dc3d20881725b8dbc5dd01b9ac15ca3a.jpg)
見晴台まで戻ると、ガスが消えて、恵庭岳の語源にもなった迫力の山頂部が見えた。
これは登りたくなるのも仕方ない。立入禁止議論が起きるのは、技術や装備が伴わない人が
行ってしまうのが問題であり、ロッククライミングと同様、自分の実力をしっかり認識したい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/04/6464f4e6ac528f27c8c7a4980ace5fbd.jpg)
支笏湖も全容が見えた。素晴らしい光景だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/66/4ae45ccf8ee55236907f468dedaf6008.jpg)
長い固定ロープを慎重に下る。下りのほうが難しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/2c/42b186c7667ff491ea68b64f9e2fa2af.jpg)
いつの間にか、青空が覗くようになった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/2d/6b387f74ed4f59077b1091e9e0c18a52.jpg)
下山後、支笏湖畔のポロピナイ食堂に寄り、休憩。
揚げたてでのチップ(淡水生のヒメマス)のフライは丸ごとかぶりつけて、じつに美味。
支笏湖は、ずっと「水質日本一」に君臨していた美しい火山湖。
透明度は摩周湖、倶多楽湖、赤沼(蔦の七沼)に続く4位で、透明度はなんと17.5m
だという。深さは田沢湖に次いで深い360mだ。
湖面の標高が約250mなので、湖の底は海面下の世界である。
さて、今回のお宿は、もろもろの便を考えて、千歳市内とした。
買い出しに便利なコンビニは、北海道のチェーン「セイコーマート」をチョイス。
できるだけ、ふだんお目にかからない商品を買った。
そういうのも面白いのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/53/689beed06da4aefc39ab50861e10272e.jpg)
■ズダヤクシュ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/d2/75a1ec67a647dd76efcecdf58c2e1af2.jpg)
■ササバギンラン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/57/c2db9dcb4b9260d343da8455a111ed81.jpg)
■イチヤクソウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/a7/b261ab885785df741c8794d990a3b3b9.jpg)
■イワヒゲ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/11/4d538681a7de0162146fb6d52ec2d03d.jpg)
■アカモノ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/17/435bed85542e45c0e725a8dc814ffa73.jpg)
■マイヅルソウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/f2/6396fc0f9225a320852d7fbcb980674e.jpg)
■ウコンウツギ
標高1000mを超えると増えてくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/4a/2423595a63a44f4c0d4c7e65684f923d.jpg)
■タルマエソウ(蕾)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/c5/c0a1baaf2d387ad64ad4e0d97f88f9d3.jpg)
■コケイラン
恵庭岳の第2見晴台。ここから先は、一応、立入遠慮エリアとなる
■今回のコース
恵庭岳登山口(丸駒橋駐車場)→登り専用ルート分岐→下り専用ルート分岐→見晴台→
第2見晴台→(往路を戻る)→恵庭岳登山口
プライベート山行で、待望の北海道へ。6/23~28の4泊5日、支笏湖周辺の山に絞って
登ってきた。
初日は支笏湖の北側にそびえる活火山、恵庭岳だ。
山名の語源は、アイヌ語のエ・エン・イワで、「頭のとがった岩山」の意味だという。
確かに烏帽子のように突き上げる尖峰が印象的な山である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/ca/e2dc4cbab45bc1b8c4bc08c1ffe2bed3.jpg)
23日、LCCのピーチで関空から新千歳へ。レンタカーを借り、千歳市内のホテルへ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/04/102d4dd6140f9337be75db058997fd14.jpg)
ホテルのレストランの入り口には、寄贈されたという巨大なヘラジカの剥製があった。
夜中にしゃべり始めそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/d9/2ca6af24664b411911f01b456e472f4c.jpg)
24日、丸駒橋の手前にある恵庭岳登山口の無料駐車場へ。
まず大きな堰堤の横を抜ける。岩に「↑登山口」とペンキ印。2013年の遭難事故で、発端となった
道迷い箇所は、このあたりだったのかな。今では迷いようもなさそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/71/8913fed7f669459fe9354320331ade60.jpg)
その先でふたたび、「恵庭岳登山口」の道標。いよいよ山道がスタートする。
緑が濃いなあという印象。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/c4/58cf84f1af1cf1c544d5ea1c0daf5b05.jpg)
標高500mあたりで、最初の急登が現れる。
固定ロープはシッカリつけてあるが、頼り過ぎず、岩を確実にホールドしたほうが安全。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/0d/634b8df7d43eee9df28b97189f65a095.jpg)
エゾマツが美しい森。これぞ北海道の山。感激だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/60/1e8b33f4d2da075cb96ee7226a18544c.jpg)
カンバやミズナラなどが茂る森林帯を進み、標高900mを超えると、ふたたび急登となる。
今度は岩場ではなく、崩れやすい火山性の土だ。固定ロープは、感覚的には50m以上は続き、
何度か、ゴボウで登らざるを得ないところもある難所だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/be/546db5d0a6e666c54661a9920f1fdf59.jpg)
暑く垂れこめていた雲が少し晴れ、左側の斜面と支笏湖が見えた。
恵庭岳東側の爆裂火口からの噴気の硫黄臭が流れてくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/61/b90feb901e194053eaaa79fbbe2af4fd.jpg)
突然、大きな一枚岩が現れて驚かされる。「見晴台」の直下に出たのだ。
残念ながら、ここからの景色はガスのため、おあずけ。風もかなり強くなっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/d4/0722f1202e2a7bbbae4fe26ad9260b19.jpg)
左側が切れ落ちた尾根づたいに、「第2見晴台」へ。
標高は1200mほどの地点だが、「恵庭岳1320m」の表示板がある。
ここから先は、崩落の危険性が高く、地元では通行を遠慮してほしいようで、立札とロープで
"通せんぼ"してある。
ネット情報では、相当の人がここから先の岩場に入り、恵庭岳の最高点を踏んでおり、
登頂に関して法的な根拠を述べている人もおられる。
今回、我々は「よそ者」でもあり、理論武装するレベルにないので、もともと、ここを
疑似山頂とみなし、引き返すことにしていた。
第2見晴台も強い風が吹き、ガスで何も見えなかったので、早々に退散した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/06/7d70f8e754d0526357a4397d2480c510.jpg)
硫黄ガスがよく流れてくるのだろう。イオウゴケが群落をつくっていた。
少し下ったところで昼食を摂り、往路を戻る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/4a/dc3d20881725b8dbc5dd01b9ac15ca3a.jpg)
見晴台まで戻ると、ガスが消えて、恵庭岳の語源にもなった迫力の山頂部が見えた。
これは登りたくなるのも仕方ない。立入禁止議論が起きるのは、技術や装備が伴わない人が
行ってしまうのが問題であり、ロッククライミングと同様、自分の実力をしっかり認識したい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/04/6464f4e6ac528f27c8c7a4980ace5fbd.jpg)
支笏湖も全容が見えた。素晴らしい光景だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/66/4ae45ccf8ee55236907f468dedaf6008.jpg)
長い固定ロープを慎重に下る。下りのほうが難しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/2c/42b186c7667ff491ea68b64f9e2fa2af.jpg)
いつの間にか、青空が覗くようになった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/2d/6b387f74ed4f59077b1091e9e0c18a52.jpg)
下山後、支笏湖畔のポロピナイ食堂に寄り、休憩。
揚げたてでのチップ(淡水生のヒメマス)のフライは丸ごとかぶりつけて、じつに美味。
支笏湖は、ずっと「水質日本一」に君臨していた美しい火山湖。
透明度は摩周湖、倶多楽湖、赤沼(蔦の七沼)に続く4位で、透明度はなんと17.5m
だという。深さは田沢湖に次いで深い360mだ。
湖面の標高が約250mなので、湖の底は海面下の世界である。
さて、今回のお宿は、もろもろの便を考えて、千歳市内とした。
買い出しに便利なコンビニは、北海道のチェーン「セイコーマート」をチョイス。
できるだけ、ふだんお目にかからない商品を買った。
そういうのも面白いのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/53/689beed06da4aefc39ab50861e10272e.jpg)
■ズダヤクシュ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/d2/75a1ec67a647dd76efcecdf58c2e1af2.jpg)
■ササバギンラン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/57/c2db9dcb4b9260d343da8455a111ed81.jpg)
■イチヤクソウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/a7/b261ab885785df741c8794d990a3b3b9.jpg)
■イワヒゲ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/11/4d538681a7de0162146fb6d52ec2d03d.jpg)
■アカモノ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/17/435bed85542e45c0e725a8dc814ffa73.jpg)
■マイヅルソウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/f2/6396fc0f9225a320852d7fbcb980674e.jpg)
■ウコンウツギ
標高1000mを超えると増えてくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/4a/2423595a63a44f4c0d4c7e65684f923d.jpg)
■タルマエソウ(蕾)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/c5/c0a1baaf2d387ad64ad4e0d97f88f9d3.jpg)
■コケイラン