Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2018年8月15日(水)~16日(木) 今夏のプライベート山行は霧ヶ峰・八島ヶ湿原へ、ラクラク避暑!

2018年08月20日 | 山登りの記録
■メイン写真
八島ヶ湿原の北側にある鎌ヶ池。鮮やかな赤紫色のアサマフウロが彩をそえる


■今回のコース
・8/15(水) ヒュッテみさやま[泊]
・8/16(木) ヒュッテみさやま→諏訪神社→沢渡→車山湿原→蝶々深山→物見石→
      鎌ヶ池キャンプ場跡→八島ヶ原湿原⇒片倉館⇒宮坂醸造(真澄)


今年はお盆の時期にも仕事が連続するため、岳友たちとのプライベート山行は
15~16日の2日間しか取れない、うれし悲しい状況。
ガッツリ歩く年もあるが、今年はほぼ観光。霧ヶ峰の北側に広がる貴重な高層湿原、
八島ヶ原湿原に出かけた。

初日は移動のみ。諏訪の花火大会の当日ということで、渋滞を避けるため
早めに出発したおかげで、スムーズに到着。いやー、なんという涼しさ。



今宵の宿は、ヒュッテみさやまさん。キャパ18人という、つつましやかな山小屋で、
一度泊まってみたかったのだ。



食堂兼ロビーは、上質で落ち着いている。この雰囲気を気に入り、常連の宿泊客もいる。



夕食は2種類から選べる(事前に申告要)。岡谷のスーパーで買いこんできたビールで
乾杯。このあとは、恒例の呑み会になだれ込んだが、このメンバー、いつも、あるだけの
酒を、なくなるまで飲み尽くしてしまう。



朝はトーストとコーヒー。
すぐ横の旧御射山(もとみさやま)にある諏訪神社から湧き出す清水を使い、丁寧に
ハンドドリップされたコーヒーの香りに参ってしまう。

16日は午後から雨の予報だったはずが、朝からもう降り始めている。
計画では車山から殿城山、南の耳、北の耳、ゼブラ山と外輪をめぐり、八島ヶ原湿原に
下り立つことになっていたが、急遽、コースを短縮。蝶々深山と物見岩を巡る
コースに変更した。



旧御射山遺跡。
日本最古の円形桟敷式野外競技場という。
もともと黒曜石の産地だったが、諏訪神社の禁猟地で、太古より狩猟神事の御射山祭が
行われた。
中央の祭場と競技場を取り囲んで階段状の桟敷が設けられ、鎌倉時代には全国から武士が
集まり、小笠懸、相撲、草鹿、武射、揚馬などの協議を奉納したという。
小林一茶や松尾芭蕉も、この地で句を詠んでいる。



旧御射山遺跡に建つ諏訪神社。



沢渡(さわたり)へを経て、cafe霧夢の横を通る。今度、このカフェにも寄ってみたいな。



車山湿原をめざす。雨は降ったりやんだり。霧で峰が見えない霧ヶ峰!
当然、誰にも会わない。
高山植物は飽きるほど咲いており、これは何?、あれは何?と賑やか。
植物は別途、まとめて掲載したい。



蝶々深山(ちょうちょうみやま)のピークに、らくらく到着。
登山道はちょっと滑りやすかったけれど。
みんなで蝶々のポーズ。
山名の由来は、蝶に似た岩があったからとも言われるが、それがどれなのかは定かでない。



物見岩。この天気では、何も見えない。



八島ヶ原湿原に下り始める。男女倉山(おめくらやま・別名ゼブラ山)が見える。
北側に男女倉地区があるので、当然、男女倉山の名前が正しいのだろう。
ちなみに「男岩」「女岩」なるものがあり、それが男女倉の地名の由来とか。
ゼブラ山の別名は、積雪し始めると山肌がシマシマになるからとのことで、
地図の執筆者がそう呼び始めたとかの説がある。

地図やガイドブックの執筆者がそう呼べば地名が生まれるのであれば、
各地になんぼでも命名してやるぞ、とは思わないが。。。



ミズナラ林を抜けて、鎌ヶ池キャンプ場跡(奥霧小屋跡)に下りてきた。
ここも鹿の食害は深刻なようで、防鹿柵がサクッと設置されているのだが、
積雪してしまうと柵も役に立たなくなるのではと余計な心配。
柵士、柵に溺れなければいいが。



鎌ヶ池キャンプ場跡。もう10年以上前に閉鎖となった模様。
農場のような建物が、なんだかもったいない。



鎌ヶ池。雨で水面が波立っている。
八島ヶ原湿原は、約12000年の歳月をかけてできた高層湿原で、植物が泥炭層と
なって堆積している。国の天然記念物で、現在も1年に1mmのペースで堆積が進んでいる。



あと少しでゴールというところなのに、雨脚が強くなってきた。
もう高山植物を楽しむ余裕もない。

ずぶぬれで八島ヶ原の駐車場に到着。
クルマの後部ハッチを開けて雨をよけながら、トイレも借りてレインウェアを
脱ぎ、なんとかクルマに滑りこんだ。
本来は行動中に食べるはずだった菓子パンは、霧ヶ峰インターチェンジの
休憩所で食べた。



さて、下山後のお楽しみと言えば、温泉である。
今回は上諏訪温泉の片倉館へ。映画「テルマエ・ロマエ」のロケにも使われた、
国指定重要文化財の近代建築なのだ。
広々とした浴槽は千人風呂と呼ばれ、深さ1.1m。底には玉砂利が敷き詰められており、
足裏が刺激されて気持ちいい。



ラストは宮坂醸造さんへ。諏訪の地酒「真澄」で知られる蔵元。



運転手を除く全員が、試飲コーナーでお楽しみ。
帰りは事故渋滞で迂回するハプニングもあり、到着は夜遅くなったが、ゆったりと
した休暇を楽しめた。


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