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■メイン写真
矢原川右俣の、谷沿いと斜面いっぱいに咲くミツマタ
■今回のコース
坂本棚田駐車場→ミツマタ群落→ミツマタ尾根出合→仙鶏尾根出合→野登山最高点→
野登山三角点→野登寺→(表参道)→だんだんの滝→坂本棚田駐車場
鈴鹿山系の南部に野登山(ののぼりさん)という山があり、山頂部に野登寺(やとうじ)と
いう古い寺がある。
鈴鹿の山で、山の上に大きな寺があるのは珍しく、杉の巨木群、ブナ林とともに
強烈な存在感がある。
それだけでなく、南麓の坂本の棚田は、日本の棚田百選に選定されている440枚の
美しい棚田で、素朴な石垣に魅かれる。
さらにこの時期、矢原川右俣のミツマタ群落が開花する。ほの甘い芳香が谷筋を漂い
夢のような空間になる。
坂本棚田駐車場は15台程度が駐車できるが、ウチのクルマで最後のスペースが埋まった。
平日なのに、この時期は訪問者が多くなる。小さいが公衆トイレもあり、ありがたい。
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目の前は坂本の棚田が広がる。このアングルからは、鬼ヶ牙から臼杵ヶ岳あたりが
見えている。
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ちょうどツクシがいっぱい。春やなぁ!!
この日はゴールデンウイーク並みの気温で、スタート時点から暑さを感じる。
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バス停の手前に植えてあったミツマタが満開。傍を通るだけでいい香りがした。
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三重交通の坂本棚田バス停。この角を曲がる。
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獣除けゲートを開けて林道を進む。
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ヒノキ植林の林床にミヤマカタバミがたくさん咲いていた。
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ゲートから30分強、沢を渡るあたりからミツマタ群落が始まる。
斜面一面に咲くさまは圧巻だ。みんなで心行くまで観察、写真撮影。
ちょうど満開を迎えており、ナイスタイミングだった。
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老朽化して使えない小屋の横を抜ける。
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もう一度、沢を渡ってミツマタ尾根へ登る。
ミツマタの枝が登山道にかぶさって伸びており、手で枝を抑えながら登る。
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なかなかの急登をしのぎ、仙鶏尾根の出合に登りつく。
仙鶏尾根は、「仙ヶ岳」と野登寺の山号である「鶏足山」の頭をとった名称だ。
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野登山には寺のほか電波塔があり、そのための管理道が通る。
急登ののち、最後はその管理道に出るのだが、北面に回ると、まだ雪が残っていた。
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ちらっと伊勢湾が見える。海岸線は霞んでいて見えにくかったが四日市あたりだろう。
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山頂部には巨大な杉が多い。おそらく、もともとは野登寺の建材確保のために
植えたのだろうが、揃って幹回り5~6mクラスになっていて迫力を感じる。
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かつてNTTの野登無線中継所があった、野登山の最高点に到着。
中継所は撤去されて、平地になっている。
他の電波塔は少し東に2基あり、海上保安庁のものと、J-POWERのものらしい。
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最高点付近から鎌ヶ岳が見えた。
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山頂部を北側から回り込み、湿地の横を抜けて三角点峰へ。展望はないが、
ホッと落ち着ける場所だ。
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三角点峰の直下には古い地蔵がいらっしゃる。小岐須方面にも下山できる分岐だ。
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続いて、野登寺にも立ち寄る。
三十三の石仏あり、杉の巨木群あり、境内の石段に沿ってミツマタも植えられている。
標高が高いので、ここのミツマタは全体として3分咲きくらいだった。
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野登寺は醍醐天皇ゆかりの古刹で、寺の縁起をはじめ、雨乞い伝説の「雨壺社」、
石橋地蔵尊など、興味深い。
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下山は、表参道ルートをとる。少しだけ管理道を下り、結界門と公衆トイレのところ
から参道に入る。しばらく下ると、また先ほどの管理道に出合う。
左手に広場を見送り、その先の左カーブのところで標識にしたがい、再び山道へ。
ひたすら下り続けるが、さすがはかつての表参道だ。歩きやすい。
ところどころ石仏もみられる、心安らぐ道だ。
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だんだんの滝で、沢を渡る。
あとは、ひとがんばりで坂本の集落に出る。
帰りは関ドライブインに寄って、松阪牛入り肉まんで小腹を満たした。
この日は、ともちゃんがちょっとした体調不良(現在は回復)のため、サブガイドを
「-等高線-」の細井裕子ガイドにお願いした。急なお願いにもかかわらず
都合をつけてくれてありがとう!
矢原川右俣の、谷沿いと斜面いっぱいに咲くミツマタ
■今回のコース
坂本棚田駐車場→ミツマタ群落→ミツマタ尾根出合→仙鶏尾根出合→野登山最高点→
野登山三角点→野登寺→(表参道)→だんだんの滝→坂本棚田駐車場
鈴鹿山系の南部に野登山(ののぼりさん)という山があり、山頂部に野登寺(やとうじ)と
いう古い寺がある。
鈴鹿の山で、山の上に大きな寺があるのは珍しく、杉の巨木群、ブナ林とともに
強烈な存在感がある。
それだけでなく、南麓の坂本の棚田は、日本の棚田百選に選定されている440枚の
美しい棚田で、素朴な石垣に魅かれる。
さらにこの時期、矢原川右俣のミツマタ群落が開花する。ほの甘い芳香が谷筋を漂い
夢のような空間になる。
坂本棚田駐車場は15台程度が駐車できるが、ウチのクルマで最後のスペースが埋まった。
平日なのに、この時期は訪問者が多くなる。小さいが公衆トイレもあり、ありがたい。
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目の前は坂本の棚田が広がる。このアングルからは、鬼ヶ牙から臼杵ヶ岳あたりが
見えている。
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ちょうどツクシがいっぱい。春やなぁ!!
この日はゴールデンウイーク並みの気温で、スタート時点から暑さを感じる。
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バス停の手前に植えてあったミツマタが満開。傍を通るだけでいい香りがした。
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三重交通の坂本棚田バス停。この角を曲がる。
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獣除けゲートを開けて林道を進む。
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ヒノキ植林の林床にミヤマカタバミがたくさん咲いていた。
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ゲートから30分強、沢を渡るあたりからミツマタ群落が始まる。
斜面一面に咲くさまは圧巻だ。みんなで心行くまで観察、写真撮影。
ちょうど満開を迎えており、ナイスタイミングだった。
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老朽化して使えない小屋の横を抜ける。
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もう一度、沢を渡ってミツマタ尾根へ登る。
ミツマタの枝が登山道にかぶさって伸びており、手で枝を抑えながら登る。
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なかなかの急登をしのぎ、仙鶏尾根の出合に登りつく。
仙鶏尾根は、「仙ヶ岳」と野登寺の山号である「鶏足山」の頭をとった名称だ。
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野登山には寺のほか電波塔があり、そのための管理道が通る。
急登ののち、最後はその管理道に出るのだが、北面に回ると、まだ雪が残っていた。
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ちらっと伊勢湾が見える。海岸線は霞んでいて見えにくかったが四日市あたりだろう。
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山頂部には巨大な杉が多い。おそらく、もともとは野登寺の建材確保のために
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かつてNTTの野登無線中継所があった、野登山の最高点に到着。
中継所は撤去されて、平地になっている。
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最高点付近から鎌ヶ岳が見えた。
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山頂部を北側から回り込み、湿地の横を抜けて三角点峰へ。展望はないが、
ホッと落ち着ける場所だ。
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三角点峰の直下には古い地蔵がいらっしゃる。小岐須方面にも下山できる分岐だ。
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続いて、野登寺にも立ち寄る。
三十三の石仏あり、杉の巨木群あり、境内の石段に沿ってミツマタも植えられている。
標高が高いので、ここのミツマタは全体として3分咲きくらいだった。
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野登寺は醍醐天皇ゆかりの古刹で、寺の縁起をはじめ、雨乞い伝説の「雨壺社」、
石橋地蔵尊など、興味深い。
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下山は、表参道ルートをとる。少しだけ管理道を下り、結界門と公衆トイレのところ
から参道に入る。しばらく下ると、また先ほどの管理道に出合う。
左手に広場を見送り、その先の左カーブのところで標識にしたがい、再び山道へ。
ひたすら下り続けるが、さすがはかつての表参道だ。歩きやすい。
ところどころ石仏もみられる、心安らぐ道だ。
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だんだんの滝で、沢を渡る。
あとは、ひとがんばりで坂本の集落に出る。
帰りは関ドライブインに寄って、松阪牛入り肉まんで小腹を満たした。
この日は、ともちゃんがちょっとした体調不良(現在は回復)のため、サブガイドを
「-等高線-」の細井裕子ガイドにお願いした。急なお願いにもかかわらず
都合をつけてくれてありがとう!