![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/68/9d8960b43ff5051f97e54ac2788ca205.jpg)
■メイン写真
2段に落ちる刑部滝
■今回のコース
廃村八丁→(刑部谷)→XX型の滝→奈良谷出合・刑部滝・窟屋→(直登ルート)→
奈良谷ルート出合→(一度、奈良谷に下りなおす)→奥の10m滝→(戻る)→
奈良谷ルート出合→四郎五郎峠への分岐・同志社大小屋前(巨大モミの枯木広場)→
ダンノ峠→(尾根道)→菅原⇒くらま温泉
廃村八丁を少しぶらついてみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/50/20dacadf330d4520d4a3a4f3fd74c41a.jpg)
先ほど渡渉した八丁川の少し下流、飛び石が置かれている。
昔、学校橋がかかっていたと思われる場所で、川を渡ると小さな祠が2つある。
思わず両手を合わせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/88/7f1adb0ba41777aa138d821400954450.jpg)
左に抜けると、かつて建っていた京都大学高分子山の会の小屋が無残な残骸と
なっている。廃村後に、新たな廃墟ができた稀有な事例か(なんてね)?
さらに川の下手に回ると、右に鋭角に石段の道が見える。
両側の2本の杭は、かつて鳥居だったもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/70/ec1c70b4f0d2f19b17da964a1ad4b5cb.jpg)
開拓時の関係者の名を記した石碑は倒れて、石段の道に寝そべっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/eb/bd1f78c2008f4af41e0f6d014051a30b.jpg)
この先の階段を上がれば、八丁八幡宮の小さな祠がある。
村を見守る神様だったのだろう。大きく柏手を打つ。
ひと回りすると、さらに当時の村の姿を具体的に思いめぐらせることができた。
ここからは、滝めぐりをして、元の菅原バス停に戻ることにする。
八丁川の上流は、刑部谷と呼ばれる。谷沿いの道を遡る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/73/3a087b2875a74a91bec1d6ee1001fece.jpg)
途中、アカハライモリのたまり場を見つけた。条件反射的に遊んでしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/72/7f3124f153703a9c6d7aa37336210d80.jpg)
トラロープが渡された渡渉箇所。沢が増水していると大変になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/3a/a3a12cecc1b8b8018163c530383d2306.jpg)
少し先で、S字の小さなゴルジュ気味の地形が現れる。
入口で一旦渡渉し、出口で再び渡り返す。
振り返ると、褶曲した岩の文様が特異で、なかなか絵になる。
3m滝を左から越えてしばらく進むと、次に大きな滝が見えてくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/e8/16bb5883736f8bd463650126f6686a6d.jpg)
10mほどの滝で、一瞬、刑部滝に着いたのかと思ったが違う。
流れをよく見ると、X字が2つ縦に並んでいるユニークな滝。
私的にはXX(ダブルエックス)滝とでも呼びたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/1a/f17ed7170471970587c8a093d8b0378d.jpg)
この滝は左を高巻くが、ロープと朽ちかけの桟橋が付けられている。
刑部谷の本流と、右の奈良谷の二俣に着く。
左に刑部滝の2段の流れが見える(メイン写真)。
滝に近寄り、しばらくマイナスイオンを浴びた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/46/778401695d1b319ce7e18316dcc0cf9e.jpg)
奈良谷との二俣に戻ると、右の断崖に、大きな窟屋が見える。
ザレ場を上ると、窟屋内部にも入れる。洞窟と言えるほどの奥行きはない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/91/0957434ff9aaf5e9a9ecf37ad7610e50.jpg)
二俣の真ん中にテープがあり、固定ロープがぶら下がっているのが見える。
シャクナゲの尾根への直登コースだ。
あまり登山地図やガイド本には書かれていないコースで、結構、危険。
一歩でもミスしたら下まで止まらないだろう。
そんなスリルを感じながら登り切ると、狭いシャクナゲの尾根に着くが、
今年は花はない。わずかに咲いていたものも、もう終わっていた。
尾根をしばらく進むと、本来の登山道との分岐だ。
そのまま先を急いでもいいが、一旦、これを下ることにした。
ここも一部、固定ロープの箇所では微妙なムーブが求められる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/f4/a0144db321b2ee28c19eb762b58ca00d.jpg)
奈良谷に舞い戻り、少し上流をサーチしてみたら、10mほどの美瀑に出合える。
この先にも20m滝があるそうだが、この日は時間の関係でここまでとしておいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/06/afb5f6f7d6b04a9aa19d5214f67f0498.jpg)
さっき下った道を登り直し、尾根に戻る。先に進むと、しだいに左へ
トラバースし、刑部谷の上流部に下りる。四郎五郎峠への出合である。
踏み跡はやや分かりにくいが、小さな標識がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/05/86b0b81990f2720ba2def2daee0ac968.jpg)
前方は広場になっていて、枯れたモミの大木がある。
左の対岸には、同志社大学の自然環境研究小屋が建っている(非開放)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/77/e4dcaad6a368c466aa19f5f373fd905e.jpg)
さらに谷沿いに上流を目指す。
おだやかな流れが、ちよっと高層湿原っぽいが、
そういえば同志社大学小屋は、元々は八丁平にあって移転されたものだ。
このあたりも自然の樹林が大変美しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/13/d59ed4f9a073008d4dda16fd2757e0f6.jpg)
頭を土に突っ込んで、足をバタバタさせているような木がユニーク。
谷を詰め上がったら、ダンノ峠に戻る。
尾根ルートから下山して、菅原に戻った。
見どころたっぷりの周回ルート。
「廃村」の響きだけで人が集まってくるわけでは、ない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/3c/5ab7832dc6f03c642ee6b2f26ac28ba5.jpg)
帰りは駐車しておいたクルマで、くらま温泉の峰麓湯の露天風呂で
筋肉をほぐした。
2段に落ちる刑部滝
■今回のコース
廃村八丁→(刑部谷)→XX型の滝→奈良谷出合・刑部滝・窟屋→(直登ルート)→
奈良谷ルート出合→(一度、奈良谷に下りなおす)→奥の10m滝→(戻る)→
奈良谷ルート出合→四郎五郎峠への分岐・同志社大小屋前(巨大モミの枯木広場)→
ダンノ峠→(尾根道)→菅原⇒くらま温泉
廃村八丁を少しぶらついてみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/50/20dacadf330d4520d4a3a4f3fd74c41a.jpg)
先ほど渡渉した八丁川の少し下流、飛び石が置かれている。
昔、学校橋がかかっていたと思われる場所で、川を渡ると小さな祠が2つある。
思わず両手を合わせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/88/7f1adb0ba41777aa138d821400954450.jpg)
左に抜けると、かつて建っていた京都大学高分子山の会の小屋が無残な残骸と
なっている。廃村後に、新たな廃墟ができた稀有な事例か(なんてね)?
さらに川の下手に回ると、右に鋭角に石段の道が見える。
両側の2本の杭は、かつて鳥居だったもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/70/ec1c70b4f0d2f19b17da964a1ad4b5cb.jpg)
開拓時の関係者の名を記した石碑は倒れて、石段の道に寝そべっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/eb/bd1f78c2008f4af41e0f6d014051a30b.jpg)
この先の階段を上がれば、八丁八幡宮の小さな祠がある。
村を見守る神様だったのだろう。大きく柏手を打つ。
ひと回りすると、さらに当時の村の姿を具体的に思いめぐらせることができた。
ここからは、滝めぐりをして、元の菅原バス停に戻ることにする。
八丁川の上流は、刑部谷と呼ばれる。谷沿いの道を遡る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/73/3a087b2875a74a91bec1d6ee1001fece.jpg)
途中、アカハライモリのたまり場を見つけた。条件反射的に遊んでしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/72/7f3124f153703a9c6d7aa37336210d80.jpg)
トラロープが渡された渡渉箇所。沢が増水していると大変になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/3a/a3a12cecc1b8b8018163c530383d2306.jpg)
少し先で、S字の小さなゴルジュ気味の地形が現れる。
入口で一旦渡渉し、出口で再び渡り返す。
振り返ると、褶曲した岩の文様が特異で、なかなか絵になる。
3m滝を左から越えてしばらく進むと、次に大きな滝が見えてくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/e8/16bb5883736f8bd463650126f6686a6d.jpg)
10mほどの滝で、一瞬、刑部滝に着いたのかと思ったが違う。
流れをよく見ると、X字が2つ縦に並んでいるユニークな滝。
私的にはXX(ダブルエックス)滝とでも呼びたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/1a/f17ed7170471970587c8a093d8b0378d.jpg)
この滝は左を高巻くが、ロープと朽ちかけの桟橋が付けられている。
刑部谷の本流と、右の奈良谷の二俣に着く。
左に刑部滝の2段の流れが見える(メイン写真)。
滝に近寄り、しばらくマイナスイオンを浴びた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/46/778401695d1b319ce7e18316dcc0cf9e.jpg)
奈良谷との二俣に戻ると、右の断崖に、大きな窟屋が見える。
ザレ場を上ると、窟屋内部にも入れる。洞窟と言えるほどの奥行きはない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/91/0957434ff9aaf5e9a9ecf37ad7610e50.jpg)
二俣の真ん中にテープがあり、固定ロープがぶら下がっているのが見える。
シャクナゲの尾根への直登コースだ。
あまり登山地図やガイド本には書かれていないコースで、結構、危険。
一歩でもミスしたら下まで止まらないだろう。
そんなスリルを感じながら登り切ると、狭いシャクナゲの尾根に着くが、
今年は花はない。わずかに咲いていたものも、もう終わっていた。
尾根をしばらく進むと、本来の登山道との分岐だ。
そのまま先を急いでもいいが、一旦、これを下ることにした。
ここも一部、固定ロープの箇所では微妙なムーブが求められる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/f4/a0144db321b2ee28c19eb762b58ca00d.jpg)
奈良谷に舞い戻り、少し上流をサーチしてみたら、10mほどの美瀑に出合える。
この先にも20m滝があるそうだが、この日は時間の関係でここまでとしておいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/06/afb5f6f7d6b04a9aa19d5214f67f0498.jpg)
さっき下った道を登り直し、尾根に戻る。先に進むと、しだいに左へ
トラバースし、刑部谷の上流部に下りる。四郎五郎峠への出合である。
踏み跡はやや分かりにくいが、小さな標識がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/05/86b0b81990f2720ba2def2daee0ac968.jpg)
前方は広場になっていて、枯れたモミの大木がある。
左の対岸には、同志社大学の自然環境研究小屋が建っている(非開放)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/77/e4dcaad6a368c466aa19f5f373fd905e.jpg)
さらに谷沿いに上流を目指す。
おだやかな流れが、ちよっと高層湿原っぽいが、
そういえば同志社大学小屋は、元々は八丁平にあって移転されたものだ。
このあたりも自然の樹林が大変美しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/13/d59ed4f9a073008d4dda16fd2757e0f6.jpg)
頭を土に突っ込んで、足をバタバタさせているような木がユニーク。
谷を詰め上がったら、ダンノ峠に戻る。
尾根ルートから下山して、菅原に戻った。
見どころたっぷりの周回ルート。
「廃村」の響きだけで人が集まってくるわけでは、ない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/3c/5ab7832dc6f03c642ee6b2f26ac28ba5.jpg)
帰りは駐車しておいたクルマで、くらま温泉の峰麓湯の露天風呂で
筋肉をほぐした。