Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2010年10月2日(土)スリルたっぷりの御在所岳・本谷ルートを登る

2010年10月04日 | 山登りの記録
ほぼ3年ぶりに、本谷(一ノ谷)を遡行する。
この時の山行はココ。


今日は、山岳部50周年記念山行の最後、「日帰りバージョン」だ。
岩場に恐れをなしたメンバーが多かったのか、
運動会シーズンにバッティングしたからか、参加は11人であった。

今日は、山頂の売店でビールを飲もう(運転手はノンアルコールねっ)という
企画。ゆえに復路はなんと、ロープウェイに乗るという、
山岳部にあるまじき計画である。



ロープウェイ湯の山温泉駅の有料駐車場にクルマを停め、まずは御在所山の家へ
舗装道をとる。
幾つか、廃墟となっている古いホテルが不気味である。

御在所山の家の右手から、山道に入る。
薄暗い山道だが、ほどなく沢筋に下りる。
急に開けた感じがする。鈴鹿山系特有の白っぽい岩質が開放感を後押しする。



早速、斜瀑がお出迎え。
沢は見通しがよく、先の滝まで見通せる。
沢靴を履いて遡行するのもいいだろうが、それほどの水量もない。



滝芯を避け、岩を登っているだけで、十分楽しいコースだ。
斜瀑が連続する。楽しい登攀が続く。



不動滝に着く。暗い陰気なチョックストン滝だ。
すっかり忘れていたが、前回、無謀にも右壁を登りかけていたようだ。
この3年で年をとったのか、今回はそんな不埒な衝動は全く沸き起こらず、
記念写真を撮ったあと、すなおに右岸を巻く。



やがて、左がスラブとなっている大岩盤の微妙な登り。
前回、クサリがあったはずだが、なくなっていた。
しかし、今回は下手にクサリに頼らない分、岩の弱点がよく見え、
たやすく登れた。
残りのメンバーは、T橋クンがお助け紐を素早く出してサポートしている。
彼も、すっかりたくましくなった。
この少し先から、T橋クンに先頭を歩いてもらうことにした。



ショボショボと雫がしたたる大黒滝は、右岸の微妙なトラバースを高巻きする。
狭い流れの左岸は、どんどん傾斜を強めていく。



ロープウェイの滑車と思われる残骸が数箇所、散らばっていたのには驚いた。
確かに、ロープウェイはすぐ頭上を通っているのだが。

涸れた斜瀑を直登する。左に大岩がかぶさっている。前回、ザイルを出した場所だ。
T橋クンがフリーで攻めて、いとも簡単に登りきる。
皆、それに続く。



あれ、大岩の左奥に光がみえる。どうやらトンネル状になっている様子。
数人がトライしてみたところ、岩のトンネルを潜って、滝の上に出られることが判明。

Mr.Dashも先にフリーで直登してしまっていたので、
この珍しいルートは行けずじまい。ああ残念。
ここで昼食をとっていたら、ガイドさんとおぼしき男性が、
ヘルメット姿の女性2人を連れて、なんとこの沢を下りてきた。
いやー、やるなぁ。

振り仰ぐと、かつて東洋一と呼ばれたロープウェイの鉄塔。(メイン写真)
ゴンドラから乗客が手を振っている。こちらも皆でお返しに手を振る。

急な傾斜を詰め、フィックスロープを頼りに、左の小尾根に乗っ越す。
以前たどったササのブッシュへの踏み跡は、立入禁止の札がかかっていた。

まだ新しい切り開きが左に続いており、一時、下り始めるものの、
一ノ谷林道に合し、山上レストラン「アゼリア」の横に出る。
いやー、簡単になったものだ。



御在所岳のピークに寄ったが、霧が立ち込め始め、残念ながら眺めは得られなかった。
アゼリアに戻り、ビールで乾杯。
Mr.DashとF山さんは、ノンアルコールだが、これで十分美味い。
IM川さんたちは、生ビールと、なんとなんと、朴葉味噌。
いやー、下山がロープウェイだと、別の楽しみもあるんだなー。

帰りは源泉かけ流しの片岡温泉でのんびり。湯船でちょっと眠ってしまった。


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