Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2021年6月1日(火) [大峰]四寸岩山の新緑と、石灰岩の奇岩群をたずねる!

2021年06月03日 | 山登りの記録
■メイン写真
四寸岩山から見た三角形の大天井ヶ岳と、右奥の弥山


■今回のコース
金峯神社奥駐車地→(助四郎尾)→心見茶屋跡→薊岳→四寸岩山→足摺茶屋跡(足摺宿)→(新道)→
新茶屋跡→五十丁茶屋跡→旧女人結界碑→宝塔院跡→金峯神社→義経隠れ塔→金峯神社奥駐車地


吉野山から五番関にかけては、大峰奥駈道は稜線を忠実に行くルートと、トラバース道の2本に
分かれている。今回はお手軽な日帰り行程として、金峯神社から四寸岩山までの間を、
往路は助四郎尾を、復路は新道を歩いてきた。



金峯神社の少し先の駐車地をスタート。まずは車道を歩く。
龍門岳が見える。その右後方に連なるのは鳥見山・貝ヶ平山、額井岳だろう。



この日もお山は初夏の花がいろいろ見られた。
エゴノキ。



コアジサイ。もうそんな季節になったんやな。



吉野山から続く奥駈道に合流。



背の高い樹林が一瞬姿を消し、南側に大天井ヶ岳へ続く尾根が見える。



しばらく車道(林道吉野大峯線)歩きになる。黒滝村へと続く林道と分岐する。



サワフタギ。



このポイントで山道に入り、助四郎尾に乗る。



心見(試み)茶屋跡からは、植林の中、ちょっとした急登がしばらく続く。



急登を乗り切ったところにある大カエデ。このあたりが守屋茶屋跡だろう。
葉がそよそよとして心地よかった。



素朴な手製のプレートが1つかかるのみの薊岳ピーク。
登山道はピーク直下を巻いている。



四寸岩山の山頂手前には石灰岩の塊が集まっている。
四寸岩山はもともと、山頂近くの岩と岩の間(隙間)が四寸(12cm)だったため名づけられたそうだ。



山頂には一辺が五寸ほどの四角い岩が埋まっているが、これは三角点だ(笑)。



山頂の守り神のようなブナ。



しだいに落葉広葉樹の比率が高くなってきて涼やかになる。
ツリバナの花が咲いている。



今度は左側が自然林だ。小鳥のさえずりはだいたい左から聞こえてくる。



足摺茶屋跡(足摺宿)に到着。心休まる場所。



小屋の中は清潔に保たれている。登山者用の小屋ではなく、あくまで修行の場だ。



ほんの少し先に、石灰岩の露岩帯がある。カレンフェルトというやつか。
時間を忘れてしまう美しい区間だ。



帰りは新道で戻る。新道は明治になってから拓かれたルートで、きつい助四郎尾などを
避けたトラバース道だ。こちらのほうにも茶屋跡が残る。
しかし、序盤は道幅が狭く、ところどころ法面が流れ始めているので、却って
歩きにくい箇所もあったりする。そのうちシカ除けフェンスが並走し、道も安定する。



さらに直下には林道吉野大峯線が延びる。大天井ヶ岳がいい形をしている。



新茶屋跡には、大きな鉄釜がひとつ遺されている。



さらに800mほと進んだところには、五十丁茶屋跡がある。背後の岩は人工的に削ったの
だろうか。幅数mの台地状の地形となっている。



林道吉野大峯線に合流。



もとの林道歩きになる。サルナシが花をつけていた。



ヒメウツギだろうか。ちょっと違うような気もするが。



この日は青根ヶ峰には寄らず、おなじみの旧女人結界碑、宝塔院跡を経て、金峯神社を
回ってから駐車地に戻った。

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