■メイン写真
春の到来を告げる津越のフクジュソウ
■今回のコース
駐車スペース→登山口→林道出合→柚野山→林道出合→蔵のある廃屋→駐車スペース⇒
稱名寺→フクジュソウ群落→稱名寺
西吉野の柚野山(ゆのやま)は、山頂直下の樹林が伐り開かれ(伐り開いてくれた人は知って
いるが)たため、大峰山系方面の眺めがすこぶる良くなり、登る人も増えてきたようだ。
麓の津越集落には、県の天然記念物であるフクジュソウが咲く。
今年は開花が少し早いようで、臨時企画を組んで訪れた。
柚野山へ向かう車道の某所には、斜面一面にセリバオウレンが咲く。
これはヒメレンゲゴケだろうか。
意外にもゴワゴワした手触りだった。
最後の民家の右手ら延びる林道をたどる。途中まで舗装されているが、
スギの葉がいっぱい積もっていて、まるで未舗装道路のようだ。
周辺は植林ゾーンだが、いわゆる限界集落。
石垣や廃屋など、あちこちに人の手が入った痕跡がある。
峠の林道分岐のすぐ手前で、柚野山への登山道に入る。
しばらく進むと、ビニール紐で道がふさがれている。
松茸のシーズン(9月中旬~10月中旬)は止め山になる。
最後に尾根に乗ると、向こうからの冷たい風が直接吹きつけてきて、
そこそこ寒かった。
登山道の脇に、わずかに解け残りの雪がみられ、霜柱はしっかり凍っていた。
そこだけ開けた柚野山の山頂には、三等三角点が埋まる。
山名表示板も、にぎやかになってきた。
山頂直下の東側は、地元の森林組合に許可をとって一部の樹林を伐採してくれた
仲間のおかげで、大峰山系の、とくに豪華な山々が展望できるようになったが、
伐ったあとから、今度はソヨゴの幼木が成長してきていた。
稲村ヶ岳と弥山・八経ヶ岳は、残念ながらピークが雲に隠れていたが、
大普賢岳と行者還岳はかろうじて姿を拝むことができた。
下山は途中で林道を離れ、蔵のある廃屋からかつての生活道をたどる。
台風で倒れた杉の木が、今は歩かれなくなった道を覆い、迂回しないとたどれない。
この道は早晩、完全に廃道化するだろう。
もう一軒、廃屋を見ると、もとの車道に戻れる。
クルマを稱名寺に回し、今回のメインテーマ、フクジュソウを観に行く。
お賽銭は必ず入れるようにしており、ささやかな敬意を示す。
周辺はウメやロウバイなどが咲き匂う。桃源郷のようだ。
バックは櫃ヶ岳。
フクジュソウを鑑賞できる周回ルートが設けてある。
それ以外は立入禁止であり、もちろん草木の採取も厳禁である。
斜面にたくさんのフクジュソウが咲いている。
風が強い日だったので、写真撮影には気を遣った。
可憐な一輪。
フキノトウはたくさん出ていた。
リュウノヒゲ(別名ジャノヒゲ)。
これはサンシュユだろうか。もう少しで満開になるようだ。
ロウバイ。ロウバイは、全体的に終わりがけの印象で、香りも薄くなっていた。
寺の手前に、某朝ドラ&大河女優さんの実家があり、お母様が、寒いでしょと、
熱い黒豆茶を淹れていただいた。
手作りの梅干しや味噌などを露店販売されており、しばらくお客様と手作りの
保存食品や趣味の裁縫などの話題で盛り上がったのだった。
春の到来を告げる津越のフクジュソウ
■今回のコース
駐車スペース→登山口→林道出合→柚野山→林道出合→蔵のある廃屋→駐車スペース⇒
稱名寺→フクジュソウ群落→稱名寺
西吉野の柚野山(ゆのやま)は、山頂直下の樹林が伐り開かれ(伐り開いてくれた人は知って
いるが)たため、大峰山系方面の眺めがすこぶる良くなり、登る人も増えてきたようだ。
麓の津越集落には、県の天然記念物であるフクジュソウが咲く。
今年は開花が少し早いようで、臨時企画を組んで訪れた。
柚野山へ向かう車道の某所には、斜面一面にセリバオウレンが咲く。
これはヒメレンゲゴケだろうか。
意外にもゴワゴワした手触りだった。
最後の民家の右手ら延びる林道をたどる。途中まで舗装されているが、
スギの葉がいっぱい積もっていて、まるで未舗装道路のようだ。
周辺は植林ゾーンだが、いわゆる限界集落。
石垣や廃屋など、あちこちに人の手が入った痕跡がある。
峠の林道分岐のすぐ手前で、柚野山への登山道に入る。
しばらく進むと、ビニール紐で道がふさがれている。
松茸のシーズン(9月中旬~10月中旬)は止め山になる。
最後に尾根に乗ると、向こうからの冷たい風が直接吹きつけてきて、
そこそこ寒かった。
登山道の脇に、わずかに解け残りの雪がみられ、霜柱はしっかり凍っていた。
そこだけ開けた柚野山の山頂には、三等三角点が埋まる。
山名表示板も、にぎやかになってきた。
山頂直下の東側は、地元の森林組合に許可をとって一部の樹林を伐採してくれた
仲間のおかげで、大峰山系の、とくに豪華な山々が展望できるようになったが、
伐ったあとから、今度はソヨゴの幼木が成長してきていた。
稲村ヶ岳と弥山・八経ヶ岳は、残念ながらピークが雲に隠れていたが、
大普賢岳と行者還岳はかろうじて姿を拝むことができた。
下山は途中で林道を離れ、蔵のある廃屋からかつての生活道をたどる。
台風で倒れた杉の木が、今は歩かれなくなった道を覆い、迂回しないとたどれない。
この道は早晩、完全に廃道化するだろう。
もう一軒、廃屋を見ると、もとの車道に戻れる。
クルマを稱名寺に回し、今回のメインテーマ、フクジュソウを観に行く。
お賽銭は必ず入れるようにしており、ささやかな敬意を示す。
周辺はウメやロウバイなどが咲き匂う。桃源郷のようだ。
バックは櫃ヶ岳。
フクジュソウを鑑賞できる周回ルートが設けてある。
それ以外は立入禁止であり、もちろん草木の採取も厳禁である。
斜面にたくさんのフクジュソウが咲いている。
風が強い日だったので、写真撮影には気を遣った。
可憐な一輪。
フキノトウはたくさん出ていた。
リュウノヒゲ(別名ジャノヒゲ)。
これはサンシュユだろうか。もう少しで満開になるようだ。
ロウバイ。ロウバイは、全体的に終わりがけの印象で、香りも薄くなっていた。
寺の手前に、某朝ドラ&大河女優さんの実家があり、お母様が、寒いでしょと、
熱い黒豆茶を淹れていただいた。
手作りの梅干しや味噌などを露店販売されており、しばらくお客様と手作りの
保存食品や趣味の裁縫などの話題で盛り上がったのだった。