![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/22/7ca80ecd503089413951dce5b151939f.jpg)
このところ仕事がハードなので、なかなか土曜日の予定が経たない。
身体も疲れていて、きつい山行も遠慮したい。
しかし、だからと言って、家で寝ていたのでは筋肉が落ちる。
ということで、以前から気になっていた、仏隆寺から唐戸峠を経て
龍鎮渓谷沿いに下り、室生口大野に至るルートを歩いてみた。
山のピークは通らず、途中に舗装道の長い歩きや、荒れ果てた旧林道が出現する
など、地味なコースであるが、晴天に助けられ、身体のだるさも抜けたので
よしとしよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/14/c366aa5b0d698b8a9ea7d2897b5b655e.jpg)
榛原駅前の有料駐車場に車を置き、奈良交通に乗り高井バス停で下車。
古い家並みの街道筋から、のどかな農道を進み、仏隆寺に向かう。
民家を利用したギャラリー「Some Time」と、その隣に喫茶店の「キャベツ倶楽部」を
発見。こんなところにお客さんは来るのだろうか。
ダリア栽培の畑の横にさしかかると、カブに乗った農家のおばちゃんが
向こうからやってきて、いきなり「今、何時?」と聞く。
えっ!? 慌てて腕時計を見る。
「10時40分!」
聞くだけ聞いて、おばちゃんは「ありがと!」だけを残してカブはあっと
いう間に走り去っていった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/cb/e4f2ba6d01d5843e1b877a55c80b412d.jpg)
赤茶けた鉱泉?が湧き出ている土手を見て、いよいよ仏隆寺に着く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/ae/83abeb01831a8d9e290f70ced6026656.jpg)
ここは桜の古木で有名な寺で、春になると人でごった返す。
ここの路肩に密生していたツクシを、飽きるほど採ったのは、いつの頃だったか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/f1/e977db7c5217410acdf95472bdfddc62.jpg)
車の通行を禁止する立て札が出ている林道に入る。薄暗い。
ちょっとがっかりしながら登り続けていると、恐らく今日の最高地点、
唐戸峠に出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/d3/11f6cc7fb8bc01a60086240adf4a3594.jpg)
峠には役行者の石像と、あずまやが建っていた。
舗装林道が延びていて、東へ下りていく。延々。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/45/e1fe300378b385784dbad55a46de9234.jpg)
途中、路肩にものすごく大きなキノコが一箇所に密生しているのを、
ともちゃんが見つけた。
ブキミでしかない。「何が埋まっているんだろう…」
ほどなく、室生寺に続く道と、龍鎮渓谷への分岐に着いた。
龍鎮渓谷は、最初は3面護岸の川。なんてこった。
クルマが入れる幅の未舗装道が続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/90/3b9265cfe005d41b4d32693e6f61fae8.jpg)
時折、ナメの澄んだ流れをみせるが、残念にも、大半は退屈な植林の中の
しょぼい流れである。
いよいよクルマは通れない、普通の山道になって嬉しい。
比布滝、上龍鎮滝があると地図には書かれているが、道はここで
左岸を大きく高巻く。これらの滝は、ともに落差5mそこそこというのに、
たいへん惜しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/04/e90ed03bebe50b5a5082412afadd39e7.jpg)
やや失望しながらさらに進むと、台風の爪跡が痛々しく残る登山道となり、
悲しい思いがつのる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/76/85cbd94e2c0b6fbfcad3f77f130a77d0.jpg)
龍鎮滝の入り口は、小さな鳥居がある。
一点豪華主義の渓谷美は、ここに極まる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/40/0ea494cb898e6c0d515e75185efe0d31.jpg)
白っぽい岩盤を削る、美しいゴルジュと釜の連続。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/f7/d16062a5bc76c861c06b1f7e9c15976e.jpg)
一番下の釜は、いつたい何メートルの深さがあるのか見当もつかない。
ただただ、エメラルドグリーンの深く澄んだ空間が広がっている。
視線を下流に転じると、見事なナメ。
恐らく、これと同じような滝が2つ3つあれば、この渓谷は
もっと人気が出ていたことであろう。
室生ダムの周回道路へは目と鼻の先。
舗装道を延々歩く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/ad/e6689f3f3dde99df2ce944a38799768d.jpg)
大野寺の川向かいには磨崖仏がある。
鎌倉時代の作で、高さ14m近くもあるという。
最後まで、なかなか面白いものを見ることができた。
身体も疲れていて、きつい山行も遠慮したい。
しかし、だからと言って、家で寝ていたのでは筋肉が落ちる。
ということで、以前から気になっていた、仏隆寺から唐戸峠を経て
龍鎮渓谷沿いに下り、室生口大野に至るルートを歩いてみた。
山のピークは通らず、途中に舗装道の長い歩きや、荒れ果てた旧林道が出現する
など、地味なコースであるが、晴天に助けられ、身体のだるさも抜けたので
よしとしよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/14/c366aa5b0d698b8a9ea7d2897b5b655e.jpg)
榛原駅前の有料駐車場に車を置き、奈良交通に乗り高井バス停で下車。
古い家並みの街道筋から、のどかな農道を進み、仏隆寺に向かう。
民家を利用したギャラリー「Some Time」と、その隣に喫茶店の「キャベツ倶楽部」を
発見。こんなところにお客さんは来るのだろうか。
ダリア栽培の畑の横にさしかかると、カブに乗った農家のおばちゃんが
向こうからやってきて、いきなり「今、何時?」と聞く。
えっ!? 慌てて腕時計を見る。
「10時40分!」
聞くだけ聞いて、おばちゃんは「ありがと!」だけを残してカブはあっと
いう間に走り去っていった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/cb/e4f2ba6d01d5843e1b877a55c80b412d.jpg)
赤茶けた鉱泉?が湧き出ている土手を見て、いよいよ仏隆寺に着く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/ae/83abeb01831a8d9e290f70ced6026656.jpg)
ここは桜の古木で有名な寺で、春になると人でごった返す。
ここの路肩に密生していたツクシを、飽きるほど採ったのは、いつの頃だったか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/f1/e977db7c5217410acdf95472bdfddc62.jpg)
車の通行を禁止する立て札が出ている林道に入る。薄暗い。
ちょっとがっかりしながら登り続けていると、恐らく今日の最高地点、
唐戸峠に出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/d3/11f6cc7fb8bc01a60086240adf4a3594.jpg)
峠には役行者の石像と、あずまやが建っていた。
舗装林道が延びていて、東へ下りていく。延々。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/45/e1fe300378b385784dbad55a46de9234.jpg)
途中、路肩にものすごく大きなキノコが一箇所に密生しているのを、
ともちゃんが見つけた。
ブキミでしかない。「何が埋まっているんだろう…」
ほどなく、室生寺に続く道と、龍鎮渓谷への分岐に着いた。
龍鎮渓谷は、最初は3面護岸の川。なんてこった。
クルマが入れる幅の未舗装道が続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/90/3b9265cfe005d41b4d32693e6f61fae8.jpg)
時折、ナメの澄んだ流れをみせるが、残念にも、大半は退屈な植林の中の
しょぼい流れである。
いよいよクルマは通れない、普通の山道になって嬉しい。
比布滝、上龍鎮滝があると地図には書かれているが、道はここで
左岸を大きく高巻く。これらの滝は、ともに落差5mそこそこというのに、
たいへん惜しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/04/e90ed03bebe50b5a5082412afadd39e7.jpg)
やや失望しながらさらに進むと、台風の爪跡が痛々しく残る登山道となり、
悲しい思いがつのる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/76/85cbd94e2c0b6fbfcad3f77f130a77d0.jpg)
龍鎮滝の入り口は、小さな鳥居がある。
一点豪華主義の渓谷美は、ここに極まる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/40/0ea494cb898e6c0d515e75185efe0d31.jpg)
白っぽい岩盤を削る、美しいゴルジュと釜の連続。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/f7/d16062a5bc76c861c06b1f7e9c15976e.jpg)
一番下の釜は、いつたい何メートルの深さがあるのか見当もつかない。
ただただ、エメラルドグリーンの深く澄んだ空間が広がっている。
視線を下流に転じると、見事なナメ。
恐らく、これと同じような滝が2つ3つあれば、この渓谷は
もっと人気が出ていたことであろう。
室生ダムの周回道路へは目と鼻の先。
舗装道を延々歩く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/ad/e6689f3f3dde99df2ce944a38799768d.jpg)
大野寺の川向かいには磨崖仏がある。
鎌倉時代の作で、高さ14m近くもあるという。
最後まで、なかなか面白いものを見ることができた。