![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/e8/ec99f4d21b717464d8cfd4492c2197c0.jpg)
■メイン写真
予想を超える絶景だった、天狗岩に立つ
■今回のコース
るり渓駐車場→鳴瀑→溪流歩道入口→通天湖→るり渓温泉→掃雲峰→天狗岩→
大河内・通天湖分岐→天狗岩登山口→るり渓駐車場
京阪神近辺でも、登り残している山がまだまだある。
南丹市の「るり渓」の北に、掃雲峰(そううんぽう)という名の山もそうだ。
そもそも、るり溪は、室町時代から知られていたそうで、
江戸時代は「滑(なめら)」と呼ばれ、園部藩主も探勝したという。
それがいつしか途絶え、明治38年に船井郡長の三宅武彦氏が、
西本梅村の埴生小学校長・竹内源太郎氏がここに遊び、「るり渓」と
命名したという。
以降、さまざなま文人墨客がこの地を訪問し、「るり渓12勝」が
選定された。
説明が長くなったが、掃雲峰は、「るり渓12勝」の1つなのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/fe/ddfc9039204c03c38ca484786d94dd8e.jpg)
るり渓駐車場にクルマを置く。
かつての民宿や別荘の廃屋が連なる中、まずは、るり渓を遡ることにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/9a/5008a772574685be2046cfc2e75a250d.jpg)
鳴瀑(めいばく)。落差は5mもない。
ちょっと水が臭い。
上流にゴルフ場やレジャー施設があるうえ、いったん、人造湖・通天湖に
溜まるので、水が富栄養化するのだろうか。
るり渓には、奇岩や流れごとに、細かく名前が付けられている。
「るり渓12勝」の名称については、いちいち説明してられないので、
「ココ」をクリックしてください。
しばらくは車道歩きとなる。
錦繍巖(きんしゅうがん)、座禅石(ざぜんせき)を通り過ぎる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/9a/5008a772574685be2046cfc2e75a250d.jpg)
元別荘街入口は、掃雲峰への登山口でもあるが、ひとまずパス。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/f4/36d132fde1abd358e909fd45e0ef4194.jpg)
しばらく、なんの変哲もない農村風景の中を進み、溪流歩道入口から
いよいよ渓流沿いの遊歩道となる。
「るり渓12勝」以外にも、いろいろなところに漢文調の名前がついている。
水質があまり良くないので、せっかくの命名も少し興ざめだが、
渓流のフォルムそのものは美しく、写真も撮り方しだいで、えらい綺麗な
溪谷だと思わせられなくもない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/39/1f3e7ced83e5c7e2d107a208d061bbb7.jpg)
苔が美しいナメ滝。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/c4/9a0ee13ed5c13ccb933df1c598dd984d.jpg)
渇虯澗(かっきゅうかん)の流れ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/83/c605533bb75491b86a6bfd2f9f0062b9.jpg)
途中、対岸に豪華なバイオトイレがある。
対岸にも、少し荒れているが、遊歩道のような痕跡が続いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/81/18f7382dd1759b699be086c580d9dd29.jpg)
赤い川床のナメが多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/cb/a9d4aebea718ca271bac9929024d2f50.jpg)
かつて「ナメラ」と呼ばれていただけのことはある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/41/2513ff568cee0ed472fda23cacbe8460.jpg)
支谷にかかる水晶簾(すいしょうれん)という滝。落差3~4m。
こちらの水はたいへんきれい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/98/f9c1289913d4a79854266121bdb91b45.jpg)
通天湖の堰(ダム)。
このダムができたのは昭和17年というから、もう、かなり前の話。
堰から出てくる水がちょっと臭う・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/da/a91d828b8890d675f9315373b9fa30e3.jpg)
るり渓温泉に到着。
今夏、流行りの豪華キャンプ「グランピング」に対応したGRAXが
隣にオープンしている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/a0/61b83abd4506dcb84740358c3d7cd18c.jpg)
るり渓ゴルフクラブの方に回り込み、とある場所から谷筋の踏み跡を
たどると、こんなため池がある。これを左から回り込み、尾根の鞍部をめざす。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/17/c2dcd247b62141530ec12a6ef531832b.jpg)
足元に巨大なシロオニタケを見つけた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/43/9d180706c8b5eaf8815d4c221aea9526.jpg)
読図しながら、尾根の鞍部へジャスト。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/99/be7e578b0b509469f291dc956b7caee8.jpg)
このあたりは能勢電鉄の所有地らしい。ゴルフ場を作った「るり渓開発株式会社」
も、能勢電鉄。
ともあれ、この標石をたどる形で尾根を登る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/bf/6a1e45cec81c76b4137b464481aad48d.jpg)
樹林の中の掃雲峰(天狗山)に到着。
小さな山名表示板がいっぱいあった。
ここからは踏み跡も薄く、ルートファインディングがさらに難しくなる。
尾根を東へ300mほど進むと、天狗岩に着く。裏手からうまく登れる。
岩の上からは想像以上の絶景が広がっていて、感動!!
なお、岩にはハーケンやボルトの類は皆無。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/c1/4b50b10dd952444f8a1744ebf709bb77.jpg)
半国山。この左側には奥に愛宕山から京都北山の山並みが一望できる。
北側は晴れると長老ヶ岳あたりまで見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/4b/2f42e8e5e3ec07a57b7b58b3ef24d488.jpg)
南側の三角ピークは剣尾山。その右が横尾山。
剣尾山の左奥に薄く見えるのが妙見山だ。
なお、直下に目をやると、クルマを置いてきたるり渓駐車場が見下ろせた。
天狗岩からは、テープがしつこいくらいに付けられている。
予想外の急坂を下るが、何ヶ所かトラロープも着けられており安心。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/69/b8e18fad632b70a2f51811caa3b7793c.jpg)
舗装林道の終点に降り立つ。簡易水道の貯水池がある。
朽ちた別荘街を抜けて、もとの駐車場に戻る。
予想を超える絶景だった、天狗岩に立つ
■今回のコース
るり渓駐車場→鳴瀑→溪流歩道入口→通天湖→るり渓温泉→掃雲峰→天狗岩→
大河内・通天湖分岐→天狗岩登山口→るり渓駐車場
京阪神近辺でも、登り残している山がまだまだある。
南丹市の「るり渓」の北に、掃雲峰(そううんぽう)という名の山もそうだ。
そもそも、るり溪は、室町時代から知られていたそうで、
江戸時代は「滑(なめら)」と呼ばれ、園部藩主も探勝したという。
それがいつしか途絶え、明治38年に船井郡長の三宅武彦氏が、
西本梅村の埴生小学校長・竹内源太郎氏がここに遊び、「るり渓」と
命名したという。
以降、さまざなま文人墨客がこの地を訪問し、「るり渓12勝」が
選定された。
説明が長くなったが、掃雲峰は、「るり渓12勝」の1つなのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/fe/ddfc9039204c03c38ca484786d94dd8e.jpg)
るり渓駐車場にクルマを置く。
かつての民宿や別荘の廃屋が連なる中、まずは、るり渓を遡ることにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/9a/5008a772574685be2046cfc2e75a250d.jpg)
鳴瀑(めいばく)。落差は5mもない。
ちょっと水が臭い。
上流にゴルフ場やレジャー施設があるうえ、いったん、人造湖・通天湖に
溜まるので、水が富栄養化するのだろうか。
るり渓には、奇岩や流れごとに、細かく名前が付けられている。
「るり渓12勝」の名称については、いちいち説明してられないので、
「ココ」をクリックしてください。
しばらくは車道歩きとなる。
錦繍巖(きんしゅうがん)、座禅石(ざぜんせき)を通り過ぎる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/9a/5008a772574685be2046cfc2e75a250d.jpg)
元別荘街入口は、掃雲峰への登山口でもあるが、ひとまずパス。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/f4/36d132fde1abd358e909fd45e0ef4194.jpg)
しばらく、なんの変哲もない農村風景の中を進み、溪流歩道入口から
いよいよ渓流沿いの遊歩道となる。
「るり渓12勝」以外にも、いろいろなところに漢文調の名前がついている。
水質があまり良くないので、せっかくの命名も少し興ざめだが、
渓流のフォルムそのものは美しく、写真も撮り方しだいで、えらい綺麗な
溪谷だと思わせられなくもない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/39/1f3e7ced83e5c7e2d107a208d061bbb7.jpg)
苔が美しいナメ滝。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/c4/9a0ee13ed5c13ccb933df1c598dd984d.jpg)
渇虯澗(かっきゅうかん)の流れ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/83/c605533bb75491b86a6bfd2f9f0062b9.jpg)
途中、対岸に豪華なバイオトイレがある。
対岸にも、少し荒れているが、遊歩道のような痕跡が続いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/81/18f7382dd1759b699be086c580d9dd29.jpg)
赤い川床のナメが多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/cb/a9d4aebea718ca271bac9929024d2f50.jpg)
かつて「ナメラ」と呼ばれていただけのことはある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/41/2513ff568cee0ed472fda23cacbe8460.jpg)
支谷にかかる水晶簾(すいしょうれん)という滝。落差3~4m。
こちらの水はたいへんきれい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/98/f9c1289913d4a79854266121bdb91b45.jpg)
通天湖の堰(ダム)。
このダムができたのは昭和17年というから、もう、かなり前の話。
堰から出てくる水がちょっと臭う・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/da/a91d828b8890d675f9315373b9fa30e3.jpg)
るり渓温泉に到着。
今夏、流行りの豪華キャンプ「グランピング」に対応したGRAXが
隣にオープンしている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/a0/61b83abd4506dcb84740358c3d7cd18c.jpg)
るり渓ゴルフクラブの方に回り込み、とある場所から谷筋の踏み跡を
たどると、こんなため池がある。これを左から回り込み、尾根の鞍部をめざす。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/17/c2dcd247b62141530ec12a6ef531832b.jpg)
足元に巨大なシロオニタケを見つけた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/43/9d180706c8b5eaf8815d4c221aea9526.jpg)
読図しながら、尾根の鞍部へジャスト。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/99/be7e578b0b509469f291dc956b7caee8.jpg)
このあたりは能勢電鉄の所有地らしい。ゴルフ場を作った「るり渓開発株式会社」
も、能勢電鉄。
ともあれ、この標石をたどる形で尾根を登る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/bf/6a1e45cec81c76b4137b464481aad48d.jpg)
樹林の中の掃雲峰(天狗山)に到着。
小さな山名表示板がいっぱいあった。
ここからは踏み跡も薄く、ルートファインディングがさらに難しくなる。
尾根を東へ300mほど進むと、天狗岩に着く。裏手からうまく登れる。
岩の上からは想像以上の絶景が広がっていて、感動!!
なお、岩にはハーケンやボルトの類は皆無。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/c1/4b50b10dd952444f8a1744ebf709bb77.jpg)
半国山。この左側には奥に愛宕山から京都北山の山並みが一望できる。
北側は晴れると長老ヶ岳あたりまで見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/4b/2f42e8e5e3ec07a57b7b58b3ef24d488.jpg)
南側の三角ピークは剣尾山。その右が横尾山。
剣尾山の左奥に薄く見えるのが妙見山だ。
なお、直下に目をやると、クルマを置いてきたるり渓駐車場が見下ろせた。
天狗岩からは、テープがしつこいくらいに付けられている。
予想外の急坂を下るが、何ヶ所かトラロープも着けられており安心。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/69/b8e18fad632b70a2f51811caa3b7793c.jpg)
舗装林道の終点に降り立つ。簡易水道の貯水池がある。
朽ちた別荘街を抜けて、もとの駐車場に戻る。