■メイン写真
「天女花」オオヤマレンゲは見頃を迎えていた
■今回のコース
29日 行者還トンネル西口→奥駈道出合→弁天ノ森→聖宝ノ宿跡→弥山→八経ヶ岳→
弥山小屋(泊)
30日 弥山小屋→(往路を戻る)→行者還トンネル西口⇒天の川温泉
今年も、近畿地方の最高峰・八経ヶ岳へやってきた。
天然記念物のオオヤマレンゲは、ただでさえ雨が多い大峰山脈の、こともあろうに
梅雨の時期に合わせて咲く。晴天に恵まれたら大ラッキーなのだが、今年は
残念ながら少雨の中の山行となった。
それでも、ブナの樹林やコケの森は、雨でこそみずみずしさを発揮するので、
深い山の濃密な自然を感じるには、このくらいの天気のほうがよいともいえる。
最短ルート、行者還トンネル西口からスタート。
三角型の橋を渡る。
ともちゃんが大きなヒキガエルをつかまえていた。食べないで~!
コケとヒメシャラが美しい。この先から急登が始まる。
奥駈道出合までは一気の登りだ。
レインウェアを着込んで登ると、すぐに汗だくになる。
奥駈道出合に到着。ここからは稜線上の快適な散歩道だ。
ここはシロヤシオの古木がトンネル状に茂る天国なのだが、分岐の標識のすぐ
横のシロヤシオが倒れていた。まだ葉が青い。なんとも残念だ。
石休ノ宿跡を過ぎると、かつての大峰山系の雰囲気を残す、びっしりと茂るコケの
森を通る。
弁天ノ森に到着。この近くで風を避けながらランチ。
雨がそれほどでなくってよかった。ただ、季節柄、ブヨなどの虫は多い。
年々増えていくバイケイソウの群落の横を抜けるが、この花特有の、
ハエを集めるためのニオイがする。
聖宝ノ宿跡。
背の高いナツツバキの木の下に、修験道の中興の祖・理源大師聖宝のブロンズ像が
鎮座する。
聖宝八丁の急坂を登る。雨で木段がすべりやすくなっている。
花は終わってしまったが、道中随一のカニコウモリ群落がある。
この鉄階段を登れば、もうあとちょっとだ。
苦労の甲斐あって、弥山小屋の公衆トイレが見えてきた!!
まずは弥山の山頂で記念写真。天河大弁財天社の奥宮が建つ。
この日は、なんと岡山県からのゲスト2名様も加えての登頂だ。
遠路、大和八木に前泊までしてご参加くださったMさんは、昨夏たまたま、
八ケ岳のキレット小屋で同宿となった女性だ。その時に楽しくお話ししたことが、
今回のご縁につながった。う~ん、山っていいなぁ
Mさんはここ数年、八経ヶ岳のオオヤマレンゲを観るのが夢だったとのこと。
頂仙岳を遥拝する。このあと、ガスが出てきてすぐに見えなくなった。
オオヤマレンゲ群落は、鹿除けのフェンスで囲まれて、かろうじてその生命を
保っている。
貴重な植を人工物で守る。自然に増えた鹿は人工物でシャットアウトする。
もう、何が自然なのか訳が分からなくなるが、ここはオオヤマレンゲの味方になろう。
さあ! 今年も会えたね。純白の、なんとも言えない可憐な姿!
一同、溜息。そしてしばし見とれる。
花はちょうど見頃を迎えていたが、まだまだ蕾もある。
そして、もう1つの目的である、近畿最高峰・八経ヶ岳の山頂へ。
ガスで真っ白の山頂だったが、皆さん、充実感でこの笑顔。
日帰りではちょっと難しい脚力でも、弥山小屋に泊まる1泊2日の行程にすれば
無理なく到達できるのだ。諦めていた方、ぜひ、のんびりした行程で臨んでみては。
弥山小屋の清潔な内部。大事に利用したい貴重な小屋だ。
夜は雨混じりの強風で、小屋が揺れるような瞬間もあった。
翌朝も、天気はあまりよくなかった。
昨日、歩いてきた道を戻る。
ハルゼミの啼く声を聴きながら、最後の急坂を下る。
抜け殻が広葉樹の幹にいっぱい残っていた。
到着! 下山の瞬間をも全員で称え合う。
まさか自分が八経ヶ岳に登れるとはと思っていた方、遠方から来られた方、
それぞれの夢がかなった喜びは大きいと思う。
クルマを天の川温泉に走らせ、ぬるぬるの湯に浸かる幸せ。
途中の道の駅で、野菜を買う人、土産を買う人。余裕をもって下山すると、
こういうアフター登山も充実する。
※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!
「天女花」オオヤマレンゲは見頃を迎えていた
■今回のコース
29日 行者還トンネル西口→奥駈道出合→弁天ノ森→聖宝ノ宿跡→弥山→八経ヶ岳→
弥山小屋(泊)
30日 弥山小屋→(往路を戻る)→行者還トンネル西口⇒天の川温泉
今年も、近畿地方の最高峰・八経ヶ岳へやってきた。
天然記念物のオオヤマレンゲは、ただでさえ雨が多い大峰山脈の、こともあろうに
梅雨の時期に合わせて咲く。晴天に恵まれたら大ラッキーなのだが、今年は
残念ながら少雨の中の山行となった。
それでも、ブナの樹林やコケの森は、雨でこそみずみずしさを発揮するので、
深い山の濃密な自然を感じるには、このくらいの天気のほうがよいともいえる。
最短ルート、行者還トンネル西口からスタート。
三角型の橋を渡る。
ともちゃんが大きなヒキガエルをつかまえていた。食べないで~!
コケとヒメシャラが美しい。この先から急登が始まる。
奥駈道出合までは一気の登りだ。
レインウェアを着込んで登ると、すぐに汗だくになる。
奥駈道出合に到着。ここからは稜線上の快適な散歩道だ。
ここはシロヤシオの古木がトンネル状に茂る天国なのだが、分岐の標識のすぐ
横のシロヤシオが倒れていた。まだ葉が青い。なんとも残念だ。
石休ノ宿跡を過ぎると、かつての大峰山系の雰囲気を残す、びっしりと茂るコケの
森を通る。
弁天ノ森に到着。この近くで風を避けながらランチ。
雨がそれほどでなくってよかった。ただ、季節柄、ブヨなどの虫は多い。
年々増えていくバイケイソウの群落の横を抜けるが、この花特有の、
ハエを集めるためのニオイがする。
聖宝ノ宿跡。
背の高いナツツバキの木の下に、修験道の中興の祖・理源大師聖宝のブロンズ像が
鎮座する。
聖宝八丁の急坂を登る。雨で木段がすべりやすくなっている。
花は終わってしまったが、道中随一のカニコウモリ群落がある。
この鉄階段を登れば、もうあとちょっとだ。
苦労の甲斐あって、弥山小屋の公衆トイレが見えてきた!!
まずは弥山の山頂で記念写真。天河大弁財天社の奥宮が建つ。
この日は、なんと岡山県からのゲスト2名様も加えての登頂だ。
遠路、大和八木に前泊までしてご参加くださったMさんは、昨夏たまたま、
八ケ岳のキレット小屋で同宿となった女性だ。その時に楽しくお話ししたことが、
今回のご縁につながった。う~ん、山っていいなぁ
Mさんはここ数年、八経ヶ岳のオオヤマレンゲを観るのが夢だったとのこと。
頂仙岳を遥拝する。このあと、ガスが出てきてすぐに見えなくなった。
オオヤマレンゲ群落は、鹿除けのフェンスで囲まれて、かろうじてその生命を
保っている。
貴重な植を人工物で守る。自然に増えた鹿は人工物でシャットアウトする。
もう、何が自然なのか訳が分からなくなるが、ここはオオヤマレンゲの味方になろう。
さあ! 今年も会えたね。純白の、なんとも言えない可憐な姿!
一同、溜息。そしてしばし見とれる。
花はちょうど見頃を迎えていたが、まだまだ蕾もある。
そして、もう1つの目的である、近畿最高峰・八経ヶ岳の山頂へ。
ガスで真っ白の山頂だったが、皆さん、充実感でこの笑顔。
日帰りではちょっと難しい脚力でも、弥山小屋に泊まる1泊2日の行程にすれば
無理なく到達できるのだ。諦めていた方、ぜひ、のんびりした行程で臨んでみては。
弥山小屋の清潔な内部。大事に利用したい貴重な小屋だ。
夜は雨混じりの強風で、小屋が揺れるような瞬間もあった。
翌朝も、天気はあまりよくなかった。
昨日、歩いてきた道を戻る。
ハルゼミの啼く声を聴きながら、最後の急坂を下る。
抜け殻が広葉樹の幹にいっぱい残っていた。
到着! 下山の瞬間をも全員で称え合う。
まさか自分が八経ヶ岳に登れるとはと思っていた方、遠方から来られた方、
それぞれの夢がかなった喜びは大きいと思う。
クルマを天の川温泉に走らせ、ぬるぬるの湯に浸かる幸せ。
途中の道の駅で、野菜を買う人、土産を買う人。余裕をもって下山すると、
こういうアフター登山も充実する。
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