Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2020年1月13日(月) [京田辺]甘南備山、低山歩きの楽しさが凝縮された好ルート!

2020年01月13日 | 山登りの記録
■メイン写真
甘南備神社横の展望スポット。低山と侮れない絶景。


■今回のコース
松井山手駅→虚空蔵堂→虚空蔵さんの滝→竜王こどもの王国→甘南備山三角点→大津越→
神奈備神社(甘南備山頂上)→展望台→駐車場→薪神社→酬恩庵一休寺→京田辺駅


標高たった221m。京田辺市と枚方市の境にある甘南備山は、かつて平安京の朱雀大路を
設計する際に目印にしたと言われる。ずいぶん前に一度、直下の駐車場からぶらっと
散歩しただけだったので、今回、周辺の名所とともに巡ってきた。



松井山手駅を出て、山手幹線を東へ。消防署のすぐ手前で斜め右の道に入る。
虚空蔵谷川に沿って草深いの道に入る。夏は薮が濃くなりそうだ。



笹薮を分けて雑木林の道に入り、しばらくして右へ下ると池畔に出る。
池に沿って数分で、突然切り立った大岩が眼前に立ちはだかると、その奥に小さな庵が
見えてくる。



これが大住の虚空蔵堂だ。かつて葛井寺といい、大きなお寺だったようだ。



谷筋に下りて、渡渉しながら少し沢をさかのぼると、虚空蔵さんの滝がある。
沢はじきに二分し、左に行くと、6mほどの一ノ滝がある。
岩壁に不動明王が祀られている。



右に行くと、3mほどの二ノ滝がある。こちらは水行というより、生活用水を取って
いたのかなぁ。



虚空蔵堂に戻り、先に続く参道を上へ。ユニークな石仏?(オブジェかな?)が
並んでいる。



フクロウの彫刻も見つけた。



「雑創の森・そよかぜ幼稚園」に出る。これまた前衛的な建築デザインだ。
江戸時代にタイムスリップしたような虚空蔵堂の直後にコレを見ると、ギャップが
あまりに大きくて。



幅広の道を野外活動センターのほうへ。
竜王こどもの王国の右手から雑木林の平坦な道に入る。

右に枚方CC、左に田辺CCと、両側にゴルフ場を見ながら、一瞬だけ舗装林道に
出るが、すぐに左の踏み跡に入る。これが、標識もなく目立たないので要注意。



開放的な尾根道になるが、枝道が多い。とにかく主脈を外さなければOK。
左前方に甘南備山が見えてきた。なんてフラットな山だ!



紅白鉄塔が見えたら、幅広の林道に飛び出る。ここからは甘南備山の公園内。
丁寧に道標もつけられている。



地元のおじいちゃんが散歩していたり、のどかな山歩き。
ほどなく三角点に着く。



ここからの、北から東へにかけての眺めは最高。
小塩山、愛宕山、京都北山、比叡山、醍醐山、そして宇治田原あたりの低山など
京都南部の山々がズラリ。

大津峠を経て、わずかに登り返して、いよいよ甘南備山の山頂部へ。



いきなりドカンと眺めが広がる。今度は先ほどの山と一部重複しつつ、
鷲峰山が存在感を出している。



神奈備神社。平安時代には既にあったようだ。
この社殿は昭和52年に修築されたもの。



神社の真裏の高台が、甘南備山の最高点。
麓の薪(たきぎ)地区では、この山は惣山(そうやま)と呼ばれているそうや。まぁ。



進路を北へ転じて、展望台へ。
少しずつ角度を変えて、何度も絶景を楽しめるのがいい。



遊歩道に出て、ニシキギの実を見上げながら下り続けると、駐車場に出る。
この日は祝日ということもあり、駐車場は満車。
低山でも、人気があるということだ。



里に下りてくると、こんなユニークな標識が。
思うほど消費カロリーが多くないのに驚かされる。
登山では痩せないわけだ。



薪神社。由緒ある神社。



というのは、ここが能楽発祥の地だから。
そういえば「薪能」っていうなぁ。



酬恩庵一休寺。
とんちで有名な一休さん。晩年を過ごしたのがこの寺なのだ。



見どころが多い行程だが、ちょうど正午に京田辺の駅に着いた。
JRの京田辺駅の前には一休さんの小坊主時代の像が迎えてくれた。


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