Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2021年6月24日(木) [大峰]南奥駈の行仙岳、笠捨山へ、ブナを楽しむ日帰りトレック!

2021年06月25日 | 山登りの記録
■メイン写真
行仙岳から見た中八人山(右)と南八人山(中央)


■今回のコース
白谷トンネル登山口→行仙岳→行仙宿小屋(佐田の辻)→から池→八大金剛童子(大檜)→
P1246→笠捨山→(往路を戻る)→行仙宿小屋(佐田の辻)→山彦補給路登山口→白谷トンネル登山口


京阪神からの日帰り登山としては、ほぼ限界距離といえる行仙岳、笠捨山。
白谷トンネル登山口からの周回ルートを歩いてきた。
今にも雨が降り出しそうな天気で、残念ながら山頂からの展望はイマイチ。
それでも行仙岳と笠捨山を結ぶ奥駈道はブナ、ヒメシャラ、カエデなどが美しい道で
歩いていて爽快な気分になった。



白谷トンネル登山口の登山口。
白谷トンネルは現在工事中。通行時間制限が実施されているので十津川方面からの
アプローチにはご用心。



アカタケ発見。



行仙岳への上りは、鉄階段が多い。



奥駈道に出ると、行仙岳ピークまでは5分だ。



行仙岳に到着。大峰修験の第19番靡だ。三角点名はじつに「大峰山」。
山頂部にはNHKの電波塔と、NTTの電波塔跡がある。



道中、白くかわいい花がたくさん散っていたが、見上げるとエゴノキの花がびっしり。



笠捨山の台形の山頂部も見える。



奥駈道を南へ、笠捨山をめざす。



序盤は小さなアップダウンが続く。



これはコナスビでいいのかな?



行仙宿小屋に到着。新宮山彦ぐるーぷが清潔に管理されている小屋だ。
その手前には行者堂が建つ。中には役行者像が安置してある。
ここは佐田の辻というジャンクションでもあり、浦向へ下るルートが分岐する。



すぐ先に、「から池」の標石がある。
尾根の東側に、大蛇が這ったような長細い窪地がみられる。ちょっとした二重山稜地形である。



送電線鉄塔を過ぎると、葛川辻へと続く巻き道との分岐だ。かなり荒れており、上級向けらしい。



続いては八大金剛童子(大檜)だ。ちょっと前の昭文社の地図には「老杉」と書かれている
ものだが、どう見てもヒノキのようだ。



若いヒメシャラ群。ヒメシャラは群生する傾向があるようだ。



土壌がやせていて、すぐ下に岩盤があるのだろう。ブナの根が地表に網の目のように這う。



若い頃に倒れたものの、踏ん張ってL字型に生長した変形ブナ。
このほか稜線上はシロヤシオの古木も多く、この花期にも来てみたいものだ。

笠捨山へは、最後はきつい登りだ。以前、南奥駈を縦走した時にも感じたきつさ。
大きなブナを見ながら一歩一歩、進んでいく。



たどりついた山頂(西峰)。山頂には、よくわからない道祖神も設置されているが、
なんとなく修験の奥駈道にはそぐわないような気がする。
山頂では虫がぶんぶんまとわりついてきて困った。



笠捨山の東峰には電波反射板が向かい合っている。



あまりゆっくりする時間もないので、そそくさと佐田の辻へ引き返す。
ここからは浦向道を下る。樹林帯の中、左に巨大な岩壁群を見たと思ったら
樹々が伐採されて高圧線が走る尾根に出る。

この先の分岐を左へ、山彦補給路を下る。
新宮山彦ぐるーぷさんが行仙宿小屋に荷上げに使う道だ。



まもなく登山口に着くかという所に水場がある。冷たくて気持ちいい水だった。



赤い鉄階段を下りたら林道(未舗装)だ。林道に下りたとたん、雨がぱらぱら。
あわてて傘を出したら止んでくれた。

汗だくになったので、帰りに下北山温泉「きなりの湯」に寄った。
ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉というが、少し赤みがあり、ぬるすべ感のある
いい泉質だ。
温泉ですっかりくつろいだら、腹ペコになったのに気づき、思いきって夕食も
同じ建屋にある食事処「きなり亭」で摂った。わらじ大のチキンカツの美味いこと!

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