火山灰

2012年02月08日 | 
最近、富士山の噴火についていろいろと噂なども出ていますが
実際に、たとえば南東山腹などで噴火が発生した場合
都内にも数センチの火山灰が降り積もると予測されています。

かつての宝永大噴火でも新井白石の『折りたく柴の記』に

「よべ地震ひ、この日の午時雷の声す、家を出るに及びて、雪のふり下るごとくなるをよく見るに、白灰の下れる也。西南の方を望むに、黒き雲起こりて、雷の光しきりにす。」

と記載しています。

さて、降灰といえば思い出すのは鹿児島の街。

現地のテレビでは、気象情報の時間に【今日の桜島上空の風】という
ローカル情報も提供されます。

洗濯や車の洗車などにも気を遣うそうです。
また墓地も、それぞれに屋根がついていたりと
他の地域では見られない光景も見ることも出来ます。

灰袋に火山灰を入れて、ごみ集積場ならぬ「灰置き場」に捨てに行くのも
鹿児島ならではの風景です。


仕事上、鹿児島には何度も足を運んでいますが
まぁ、慣れればなんてことも無い降灰です。

一番いいのは、富士山がこの先も噴火をしないことですけどね。
コメント
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