大井川鉄道は、蒸気機関車の運転で有名ですが
その蒸気機関車が走る本線の終点、千頭から先にも
一まわり小さいトロッコのような列車が
寸又峡まで走っているのです。
もともとは木材の運搬やダム建設のために作られた線路なので
乗り心地がいいとはいえませんが
それがこの井川線の醍醐味でもあって
尻に直接伝わってくる車輪の振動に
機関車の力強さを感じることができるような気がします。
長島ダムの完成で、一部の線路が水没することになって
90パーミルという急勾配につけかえられた新線は
当然既存のディーゼル機関車では牽引することができず
かつて信越本線の碓氷峠で使用されていた
アプト式という、線路の間にラックを置いて
電気機関車の歯車を噛み合わせて登攀するという
現在、日本で唯一の方式を復活させました。
この区間に連結される補機は、必ず勾配の下側に連結されます。
登る列車は後押しをして、下る列車はブレーキで踏ん張る役目です。
もし連結器が壊れても、パワーのあるこの遺憾者が下側にいれば安心ですからね。
レールの間にラックレールが敷かれているということは
機関車の車輪の間に歯車があるというわけで
分岐レールの構造も、レールが歯車にあたらないようにしなければならないので
それだけ複雑になります。
その分、乗り心地も余計に悪くなりますが
それはがんばって急な坂を安全に上り下りさせてくれる機関車のため。
文句なんて言えません。
その蒸気機関車が走る本線の終点、千頭から先にも
一まわり小さいトロッコのような列車が
寸又峡まで走っているのです。
もともとは木材の運搬やダム建設のために作られた線路なので
乗り心地がいいとはいえませんが
それがこの井川線の醍醐味でもあって
尻に直接伝わってくる車輪の振動に
機関車の力強さを感じることができるような気がします。
長島ダムの完成で、一部の線路が水没することになって
90パーミルという急勾配につけかえられた新線は
当然既存のディーゼル機関車では牽引することができず
かつて信越本線の碓氷峠で使用されていた
アプト式という、線路の間にラックを置いて
電気機関車の歯車を噛み合わせて登攀するという
現在、日本で唯一の方式を復活させました。
この区間に連結される補機は、必ず勾配の下側に連結されます。
登る列車は後押しをして、下る列車はブレーキで踏ん張る役目です。
もし連結器が壊れても、パワーのあるこの遺憾者が下側にいれば安心ですからね。
レールの間にラックレールが敷かれているということは
機関車の車輪の間に歯車があるというわけで
分岐レールの構造も、レールが歯車にあたらないようにしなければならないので
それだけ複雑になります。
その分、乗り心地も余計に悪くなりますが
それはがんばって急な坂を安全に上り下りさせてくれる機関車のため。
文句なんて言えません。