百年の紅葉

2015年12月04日 | 徒然
明治神宮(宫)の森は、人工的に造られた森。
それは神宮造営の際に、将来にかけて恒久的に、自然の繁殖能力だけで
太古の森の姿が続いてゆくように設計された、計算され尽くした自然なのです。

造営が始まって百年、この森は当初の計算どおり都会の真ん中で、
独自の生態系を作り上げ、武蔵野の太古の姿を留める
大きな森になりました。

そして、この森はただ太古の姿を作り上げる為のものだけではなく
参拝者の目を楽しませる為のものでもありました。

御苑の紅葉は百年の間、この季節になると忘れる事なく赤く染まり
来る人の心を清らかにしてくれるのです。


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