東京ゼロ紀行(3) 東京駅

2015年12月27日 | 東京のお散歩
東京駅は、乗降客では日本で第8位に甘んじているものの
言わずと知れた日本の玄関口とされている駅です。
(余談ですが、世界の駅の乗降客数上位23位までは日本の駅で占められています)



大正3年(1914)の開業時には「中央停車場」と呼ばれ、
その正面玄関も宮城(皇居)の正面に正対する位置に造られました。
まさに日本の玄関口といえる駅です。

東京駅を起点とする鉄道路線は、
東海道本線、東北本線、中央本線(ただし鉄道要覧上東京・神田間は東北本線)
総武本線、京葉線、東海道新幹線、東北新幹線の各線で
それぞれに「0キロポスト」が設置されています。



これらの中でも、山手線の外回りと内回りの線路の間にあるキロポストは
起点国鉄キロ程基準原票と呼ばれ、東京駅開業55年にあたる
昭和四十四(1969)年に設置されたブロンズ製のキロポストとなっています。
つまり、国鉄時代の鉄道の中心だったのです。

国鉄時代も遠い過去となった今は、モニュメント的な存在となっていますが
稀に工事や人身事故などで、山手線線路を走る京浜東北線のために
東北線と東海道線との境界を示す0キロポストの役目を果たしています。
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