東京ゼロ紀行(1) 日本国道路元標

2015年12月25日 | 東京のお散歩
日本国道路元標は、昭和四十七年に日本橋の中央部に設置されたもので
佐藤栄作の揮毫による50cm四方のプレートです。



道路元標は道路の起程となるもので、ここから距離が測られるというものです。
日本橋は、江戸五街道の起点でもある橋なので、明治六年の太政官達によって
里程元標が日本橋と京都の三条橋へ設置されたのは当然の成り行きでした。

明治四十四年に、現在の日本橋が架橋された際に、その中央に東京市道路元標が置かれ
都電廃止後の改修時に、都電の架線柱となっていた東京市の元標にかわっって
現在の日本国道路元標が設置されたのでした。



なお、現在日本橋の上を走る首都高の、一番最初のジャンクション、
江戸橋ジャンクションは、高速道路の起点となる場所で、
13ヶ国を経由してトルコ・ブルガリア国境へ至るアジアハイウェイの起点になっています。
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