2010 12 12(sun)
LIBERATION 13
岩見沢市4条東5丁目2番地16
17:30 open 18:00 start
当日、明け方から天気は大荒れ・・・・朝、外を見ると一面の銀世界
とうとう本格的な冬の到来か。
今回のライブはもう毎年恒例、年末はここでSTAのライブを締める事になっています、クリスマス・スペシャルイベント。
ここでやるからには、普通の企画ではつまらない・・・ということで以前から狙っていた管楽器導入バンド入り乱れてのホーン対決とあいなりました、ジャジャ~ン!!
コンセプトはホーンありバンドですが、ジャンルは一切不問、道内屈指のツワモノバンド大集結です
小樽、旭川、千歳、北広島、札幌、滝川,
月形そして地元の岩見沢の計6バンド!
管楽器を導入するバンドが勢ぞろいということは、もうそれだけで会場内は熱気ムンムンの寿司詰め状態・・・6バンドですが、人数的には普通の編成10バンド分に匹敵しますな
持ち込み器材も大量です
店内BGMはもちろん「シカゴ・クリスマス・アルバム」
ステージ後方左右にはおなじみの巨大クリスマスツリーが電飾も煌びやかに点滅
ただでさえここの会場はゴージャスなのに、更なる夢の世界を演出
リハーサルから、会場内は本番さながらの大歓声の渦です
開演になったら、もっと凄い事になっちゃうよ!!
さあ、トップバッターはSTAのミツがこの日のために特別に結成したユニット「岩塩カルテット」
メンバー達は各自が自分のバンドを持ち多方面で活躍しているミュージシャンばかりです
ご機嫌なアコースティックジャズナンバーを披露してくれました
クリスマススタンダードナンバーをミツのトロンボーンソロできめたあとにはボサノバもプレイ
シオ氏の軽快なトークとメンバー紹介を交えて各メンバーのソロ
気分を盛上げる意味で(小さな可愛いお子様が最前列に)カルロス氏が鈴の音にて可愛らしく演出
カエ嬢のフェンダーローズもいい音色を奏でていたよ
セカンドアクトは今回のお客様ということでマスター&スタッフバンド「ドンチャンズ」
フュージョンをテクニカルに余裕の演奏
いつも映像撮影してくれるスタッフ嬢が前半は鍵盤でぐいぐいと会場を引き込みます
小さな息子さんが応援に駆けつけてくれた若いママが「福耳」の「星のかけらを探しに行こう」をしっとりと歌った後には御大、ウエダマスターが颯爽と登場。
後半の2曲を貫禄タップリに熱演
実は前半で演奏していた鍵盤嬢はマスターの愛弟子でもあったりします。
3番手に控えしはSHINTA率いる「農協スカパール☆ライスオーケストラ」
滝川からの参戦
このバンドはずっと以前から存在は知っていたのですがやっというかとうとうこの日、タイバンが実現しました
STAはよくスタジオで練習中、このバンドの話題が出ていて御一緒できる日を夢見ていたのですよ、マジで。
バンド名から察するに「東京スカパラダイスオーケストラ」のイメージを連想してスカバンドかな?とお思いでしょうが、そこは洒落でしてディスコにポップス、そして昭和歌謡の世界を思いっきり堪能させていただきました
メンバーの皆さんは本職が農協、農家ということで各自がツナギのステージ衣装、プラスアフロヘアーのカツラ!
イヤア、やられた・・・このバンド想像以上です
ここまで徹底してやられると、もうこっちしてはただただひれ伏すのみ
可愛い女性ボーカルを従えて耳に馴染みのある曲を立て続けに聞かせてくれたかなと思ったら、いきなり「襟裳岬」が・・・・サックスのメンバーが丁寧に客席に向けてお辞儀して歌いだした・・・演奏がストップ!
「北の~北の~酒場どおりには~♪」
なんと「北酒場」に
ダメ押しでダンボール箱を頭に「ドッカーン!!」とぶちかまされる
まだまだ、ここで終わらず女性パーカッションが前面に出てきておもむろにマイクを拾い上げ「ア~ア~♪」
ため息混じり、悩ましげに歌いだしたのは「伊勢崎町ブルース」
このもだえ声が延々と繰り返されてメンバー達はステージで「ドドッ!」と大コケ(もちろん大爆笑)
彼女も大阪名物ハリセンの餌食に(そうとう痛そう・・・こんなに涙を流して笑ったライブは初です)
あとで、そのハリセンで「殴って!」とリクエストして実際に「バシッ!」とやられて大喜びしていたユニークな女性がいました。
折り返し点でステージに立ったのは旭川のブラスポップロックバンド「ビークルズ」
もう彼等とは今年の夏、何度も御一緒させてもらった仲
リハーサル時に意気投合したSTAのラバは、そのまま正式メンバーのような涼しい顔をしてヴィークルズでフル出場(なま&つとむ両氏に新たなリズムセクション)
ドゥービーブラザース「ロング・トレイン・ランニン」のイントロでのコウイチ氏による軽快なギターカッティングで会場は一気にヒートアップ
そしてバンド名でもある「ビークル」(STAの十八番でもあります)に続いてトランペットさなえ嬢ボーカルによる「プリーズミスターポストマン」
ブラス隊は歌って踊って観客あおってサーヴィス満天
締めとしてSTA4人&クラッシュビートからみゆき嬢のブラス隊、カズもコーラスで、そしてマサがコウイチ氏とヴォーカルを分け合っての「長い夜」に突入
総勢16名による迫力のサウンド展開
アキラさん、モナカご馳走様でした
次に登場は、これまたSTAがさんざん今年お世話になったオールマイティーロックバンド「クラッシュビート」
小樽から一番の大所帯編成9人にての参加であります
ヴォーカルは小樽の音楽イベントにおいても活躍しているヒトシ氏
さすがのステージ進行
MCも魅力タップリにリラックスムードで「クラッシュビートワールド」に酔わせてくれます
レイ・チャールズ「アンチェイン・マイ・ハート」
シカゴ「長い夜」(STAの十八番です)」と心憎い曲紹介
親子によるリズムセクションもグルーブがナイス、ギタリストもソロを弾きながら客席になだれ込みラバに絡むアクションを展開
存在感をアピールします
皆、来年2月の小樽でも燃えましょう!!
今回もレーザー光線、スモーク、ミラーボール2個、電飾、巨大スクリーン、マルチアングルカメラ等が派手派手攻撃
各出演バンド、お客様達も堪能したのではないかと思いますよ(ちなみにここの会場はトイレもビックリ仕様)
トリはthe sapporo transit authority
*****SET LIST*****
1,SE:AIRE・・・・・CHICAGO
2,FREE(自由になりたい)・・・・・CHICAGO
3,LONELINESS IS JUST A WORD(孤独なんて唯の言葉)・・・・・CHICAGO
4,~Ⅰ'M A MAN・・・・・CHICAGO
5,~DOES ANYBODY REALLY KNOW WHAT TIME IT IS?(一体、現実を把握している者はいるだろうか?)・・・・・CHICAGO
6,SATURDAY IN THE PARK・・・・・CHICAGO
7,THAT'S THE WAY・・・・・K,C & THE SUNSHINE BAND
8,MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑を)・・・・・CHICAGO
9,~NOW MORE THAN EVER(愛は限りなく)・・・・・CHICAGO
-----ENCORE-----
10,PETER GUNN・・・・・BLUES BROTHERS & SARAH VAUGHAN
*****MEMBER*****
MASA・・・・・B VO CHO PER
SHIGE・・・・・TP TIMBALES
KOH-CHAN・・・・・TS PER
MITSU・・・・・TS PER
KAZU・・・・・VO CHO PER
KEN・・・・・DR CHO
RABA・・・・・PER
NOBU・・・・・G
OKA-CHAN・・・・・AS BS PER
SPECIAL GUEST~KAE(GRAND P)&SANAE(TP)&YAMA-CHAN(TB)&JYURI(AS)&MR・UEDA!(HAMMOND ORGAN)
SPECIAL THANKS TO~TOMO&HITOMI &MR・SEKIZAWA&MIYUKI &STUFF!
師走仕様ということで(!?)濃厚ブラスロックオンパレードの曲目で攻めてみました
レパートリーに関しては博打的挑戦だったのですが、同じ管楽器を擁するタイバン仲間だけあって当たり前の様にのってくれ、嬉しいなあ!!
こちら方面のジャンルはやっぱり熟知しているんだね
どのバンドもこの会場の器材や楽器を思う存分に使いこなしていました。
特にあのドラムセット後方にデン!と聳え立つ「銅鑼」
各ドラマーが打ち鳴らしていましたねえ
もちろんうちのラバは毎回、叩きますよ「グワ~~~~ン!!!」
ケンジのビートに牽引されてブラス隊とへヴィーなイントロリフのスタート
マサのいつものコアなウンチクMC(笑)に導かれてファストジャズワルツブラスロック
間髪いれずに重いベースのフレーズ開始
カズとマサの交互に繰り出されるヴォーカルの後には久々のパーカッションバトル
ラバのコンガからシゲのティンバレス(会場のLPを仕様)、ケンジのドラムソロ
他のメンバー等もパーカッションを打ち鳴らす
マサは特別にこの時の為に鈴とマラカスを振りまくり
拍手に迎えられつつもダメ押しの「一体、現実を把握しているものはいるだろうか?」
ノブのシャープなコードワークが気持ちいい
お約束セッションのお時間
岩塩カルテットからカエ嬢がグランドピアノ、ヴィークルズからはジュリ嬢がアルトサックス、さなえ嬢がトランペット、ヤマちゃんが(クラッシュランディングでは浮世にて妹さんのお世話になりました)トロンボーンにての参加
この日はSTAのみがリハなし・・・ということはつまりこのセッションはまったくのぶっつけ本番、打ち合わせ一切無し。
とくにカエ嬢とは一度も共演経験なしです
ところが、心地よくエンディングを迎えることができた「サタディ・イン・ザ・パーク」でした、THANK YOU!
とここまで全曲シカゴを並べてきたので、一息入れる意味でのサーヴィスタイム
「皆、楽しんでる?」「YEAH!!」「OK!!じゃあここらで約40年前にワープします。マイアミの英雄、ディスコ界隈を一世風靡したバンド・・・K.Cと言えば?・・・・」
「THAT'S THE WAY!!」「ⅠLIKE IT!」
ミラーボールに電飾ギラギラ
会場中一体となっての大合唱、踊る、手を振る、腰を振る、飛びはね笑って腕を回して歌いまくり。
この曲に理屈は無用だね
メンバー紹介を経てあっという間のラストナンバー
強烈なシカゴの大ヒット曲(本当にこの曲ってイントロからエンディングまで展開が複雑で演奏している自分達でも関心しちゃいます)「ぼくらに微笑を」
アンコールがかかったのですが、時間も押し気味なのにマスターが快くオーケーサイン!
オカチャンはアルトからバリトンサックスにチェンジ。
コーちゃん、ミツ、ノブのソロにバトンを受けてビールジョッキ片手に登場のゲスト、マエストロ・ウエダのハモンドが唸りをあげる
冴え渡るアクション、店内は興奮の坩堝!!
いやあ、まったく結局おいしいとこはマスターに持っていかれました。
各バンド、お客様、そしてオーナー夫妻&スタッフの皆様に感謝の意を述べて再会をお約束「BYE BYE ,GOOD NIGHT!!」
ステージに皆で集合写真をパチリ!
本年度のSTA激動ライブもコレにて一段落
メンバーの皆、お疲れ! おかげさまでいい一年だったよ
追伸:::::::STAもいろいろとセッションを経験してきましたが、今回のイベントくらい忙しくステージにあがったことはないのでは・・・・
ミツはなんと4バンドで演奏、恐るべきスタミナ!
クラッシュビートの「長い夜」の時にもいつの間にかミツが吹いていてビックリ。
ラバも前述したとおり。
まあ、皆、器用な連中でライブが大好きなのです。