THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

BOUNCE 2014/07 TAKE FREE

2014-06-30 15:35:02 | CHICAGO

シカゴ36はジワジワと私の周囲でも話題になり盛り上がっています。もちろん誰もが「とてもいいねえ!」と好感触。

日本先行、まだ本国アメリカでは発売されていないんですからね(今月8日リリース)。

しかも日本のみ「ボーナス・トラック」入り。

タワー・レコード店のみの初回限定特典「ウチワ&ステッカー」を求めて、発売日に購入しにいきましたが、店頭にて陳列されているタワー・レコードのオリジナル無料配布雑誌「バウンス」にオ―ル・カラーでシカゴ4ページ特集記事が掲載されていました。

「ライブ・イン・ジャパン」発売時にも1ページをさいてくれていましたが(その時はちょっとコミカルな記事でしたが・・・)今回はその時の4倍。特典といい、記事といい、店頭の飾り付けといい、タワー・レコードがいかにシカゴをプッシュしているかが如実に伝わってきますね。

その特集内容もそこいらにある誰でも知っているようなありきたりなものではなく、とてもマニアックでもあり、別角度からの切り口もあり、バンドとソロ、セッションにわたっての作品紹介も絡めていてうるさ型にも納得の充実感。永久保存版。

久しぶりのシカゴ記事はまさに必見。

もちろんニュー・リリースのところでも「36」は紹介されています。そして前パーカッショニストのドリュー・へスター参加の「ミー・ファースト・アンド・ザ・ギミ・ギミーズ」の作品も隣のページに掲載。

他の音楽雑誌でもレビュー、広告が続々顔を出しています。ジャンルの壁を乗り越えてへヴィー・メタル系やロックギター専門誌でも、もちろんCD雑誌などで見かけますよ。

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NOW CHICAGO XXXⅥ(国内盤)

2014-06-30 00:11:06 | CHICAGO

先日の世界最速発売イタリア盤に引き続き、アメリカ本国よりもいち早く日本先行発売されましたシカゴの新譜(ちなみに日本が6月18日発売に対し、アメリカは独立記念日の7月4日発売予定が更に8日にずれ込んだ模様)。

輸入盤は紙ジャケット3面開き仕様でしたが、日本盤は厚めのプラスチック・ケース入り。もちろん帯と解説、対訳付き。(インナ―・スリーブ英文の訳も付いています)

帯に付いているコピーが泣かせます「今宵エレガントなひと時をあなたに・・・。アメリカン・ロック史上に輝く金字塔。身をゆだねればもうすっかり気分はアーバン・・・」

解説文から、このアルバムについての詳細もかなり把握することができました。

去年から今年にかけて、気軽に持ち運びが可能なレコーディング新システム「ザ・リグ」をシカゴが開発してありとあらゆる場所で録音をしたとのこと。

ライブ会場はもとよりホテルの部屋からツアー移動のバスの中でまで。

そしてやはりウォフレッドは正式メンバーとして迎え入れられたこと。(トリス・インボーデンとは同じ担当楽器が縁で旧知の仲だそう)

最大の衝撃が日本のみのボーナス・トラック。

何と去年のツアーからニュージャージーはニュー・ブランズウィックでの5月14日ライブ・テイク、オープニングを飾った「イントロダクション」が収録されているのです!!

2014年の東京公演がまざまざと蘇ります。

完全バージョンではないのが残念ですが。

2番の歌から引き継がれるプログレッシブな変拍子展開からトロンボーン、トランペット、ギター・ソロはまるまるカットされていますが、その分、ロバート・ラムがこの曲の作者でもある故テリー・キャスの野太いソウルフル・ヴォイスに迫る勢いの迫力あるボーカルを見事に聞かせてくれています。(以前はビルがフェイク気味にこのボーカル・パートを担当していましたが、ボビーのほうに軍配ありと思います)

私がこの盤を購入したのは大手輸入盤専門店。

日本盤のみ初回限定ステッカーが付いていますが、このチェーン店ではこれからやってくる猛暑に対する気遣いなのかシカゴウチワも特典として限定配布。

両面にジャケットがデザインされています。

この超貴重な2点グッズは、すぐになくなっちゃいそうなので、早めの購入を絶対お勧めしますよ!!

店頭におけるディスプレイも最高にいかしていました。

 

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CHICAGO ⅩⅩⅩⅥ NOW

2014-06-29 11:50:43 | CHICAGO

ピーター・セテラの来日公演も大盛況の内に終了。2曲の嬉しいサプライズもあり無事帰国されました。

それに追い打ちをかけるがごとく、早速シカゴが新譜を超久しぶりに発表、到着しました!

「ナウ シカゴ36」です。

ポール・マッカートニーの新譜が「NEW」に対して「NOW」ときましたか。

いかしたタイトルですね、まさに今のシカゴにはピッタリです。

実は実質的な発売日はまだ先の話なのですが、世界最速注文ということでイタリア盤として本日届きました。

特別オーダーとして記念T-シャツ&特製マグカップ(見ずらいですが)&特大ポスター付き。

Tシャツの前後にはジャケット・ロゴがデザインされていて、背中にはアルバム・タイトルと全曲目がクレジットされています。

貴重なグッズですね。

 

紙ジャケット仕様で3面開きというゴージャスなパッケージ。

白黒デザインの目にも鮮やかな(ちょっとチカチカしそう…)ジャケットのアート・ディレクションはロバート・ラムが担当。

ここのところのボビー自身のソロ作品も彼のデザイン、あの独特のアート・ワークがここにも反映されています。

もちろんCD盤面もジャケット柄にタイトル入り。

他のジャケット紙面にも紅葉ロゴ、雲海ロゴ、Gジャンに缶バッジ・ロゴ&収録曲「フリー・アット・ラスト」の缶バッジ(これってベスト盤女性のセクシーバックルCDを連想させます)などがあしらわれています。

ブックレットも厚みがあって豪華。

メンバー9人の名前がクレジットされていますが、何と2012年のツアーから参加した元サンタナ、ステービー・ウィンウッドのメンバーだったウォルフレッド・レイエスJRも一緒に名を連ねています。正式メンバーとして迎え入れられたとしたら嬉しいことですね。だとしたらラウジール・ディ・オリヴェイ以来の正式パーカッショニストということになります。ウォルフレッドの前任者でもあり2010年の来日公演でも熱演を繰り広げてくれたドリュー・ヘスターの名前が「THANKS TO」欄に紹介されています。トリスのドラム録音におけるデモ・トラック参加に対する感謝の意でしょうか。

丁寧にほとんどのメンバー使用楽器や機材、アクセサリーも記載。

冊子内最新ライブフォトはル―・パーディーニ・ブラザー、ピーター・パーディーニがシカゴ・ライブDVDに引き続き良い仕事をしています。

さて、ボーナス・トラックを含む全11曲の歌詞が書き込まれていますが、曲ごとに作者クレジットと共に参加ミュージシャンも事細かく説明されています。

肝心の音の内容に対する個人的感想。収録タイム50:22、もっと聞きたいなあ、せめて60分・・・それは贅沢ですね(笑)。ジミー・パンコウにはもっとホーン・アレンジを担当してほしかった。ウォルターにももっと吹きまくって欲しかった。でも中身は十分に満足のいくサウンドです。はっきり言って私は「ナイト&ディ」以来の文句なしのはまり具合です。

シカゴがニュー・アルバムのためのスタジオ入り情報を聞いて後、いくつかの音源は耳にしていましたが、そのたびに期待度は高まる一方でした。まず音が若返っている。

シカゴの意に反して貼られた甘ったるいだけのバラード・バンド冠返上です。AOR系の極上なる名曲を数多く世に送り出したシカゴですが、ここでそれに値するものは6曲目「ラブ・リブス・オン」のみ(ジェイソンはここでピアノとアコースティック・ギターをしっとりと披露)。

ほとんどのメンバー達が曲作りに関わっており、ビルの抜けた穴に対するマイナス・イメージは微塵も感じられません。かえってその分、ロック色が強まった感あり。

嬉しいことにロバート・ラムがコンポーザー、ボーカル、ホーン・アレンジにと大活躍。久々にボビーがフロントに帰ってきた!!と痛感。これもシカゴ自らがプロデュースした強みなのかも。

ボビーはソロ活動で十分に鋭気を養って第2の黄金期を迎えつつあります。ゲスト・ミュージシャンの顔ぶれもシカゴ・ファミリー、ソロ活動でも共演済の盟友達勢ぞろい。

ビジネスとしてのセッション・ワークではなく、シカゴに理解あるツボを心得た仕事人でもある仲間たちによる演奏は安心感があります。

シカゴ本来の持ち味も殺されることなく見事な音楽を彩ってくれています。

一発目アルバム・タイトル・ナンバーから一気に3曲目まで疾走感満点のシカゴ印。特にホーン・セクションの生きの良い唸り具合がこれまたご機嫌です。切れ味、迫力満点。

1の「NOW」、 ベースにはシカゴとのジョイント・ツアーでも話題を振りまいたEW&Fのヴァーダイン・ホワイトがプレイ。

2「モア・ウィル・ビー・リヴァーレッド」ではシカゴ来日公演でもすでにお馴染となったサックス奏者、レイ・ハーマンが客演。

私が最も気に入っている3「アメリカ」は最近また長髪にしているリ―・ログネインの作品で、すでにライブ&PVでもお披露目済み。アカペラから景気良く始まるキャッチ―で快活なメッセージ・ソング。

歌詞のあちこちにシカゴ往年の名曲群で聞きおぼえのある単語がドンドンと飛び出してきて一気に70年代の気分に浸らせてくれます。

シャウト気味に歌うル―のボーカルも彼の器用さを伺わせてくれますね。トロンボーン&サックスにはこれまたツアー・サポートでお馴染のニック・レーン&ラリー・クリマスが参加。

5「フリー・アット・ラスト」(裏ジャケットの缶バッジ・デザイン曲)と聞いて私は2つのことを思い浮かべました。1つは伝説のバンド、ピーター・セテラもひいきにしていたフリーのアルバム・タイトル。もう1つはシカゴⅢからのヒット曲「フリー」後半に飛び出してくる一節「フリー・アット・ラスト!」のシャウトです。

この曲は珍しくもキース・ハウランド、ボビー、トリス・インボーデンによる共作。一聴しただけでわかるキース独特の乾き気味に歪んだへヴィー・ギターと、独特のグルーブで盛りたててくれるトリスのドラミングとウォルレスの繊細なるパーカションが最新シカゴを堂々と主張してくれていて心強いです。

7「サムシングス・カミング、アイ・ノウ」はボビーとアメリカのジェリー・ベックリー共作。

ビーチ・ボーイズの故カール・ウィルソンとの3人プロジェクト「ブラザー」作品発表以外にもジョイントツアー、お互いのソロ作品への参加など交流は続行中で、ここへきてジェリーによるシカゴ参加実現です(ちなみにボビーはすでにアメリカのアルバムに参加済)。

9「ナイス・ガール」はシカゴの中では若手組に位置するキース、ジェイソン、トリス3人のペンによる作品。

10「ネイキッド・イン・ザ・ガーデン・オブ・アラー」はタイトルが示す通りイントロには東洋風旋律がムードを醸し出しています。

フィドル奏者として、ジョン・マクフィーがクレジットされています。彼の経歴も錚々たるもの。あのヒューイ・ルイスとバンド結成、アルバムを発表した後、ドゥービー・ブラザースの「ワン・ステップ・クローサー」から正式に参加。

パット・シモンズとのギター・バトルはもちろんのこと、名曲「ブラック・ウォーター」のライブにおいてそのフィドル・テクニックを披露していました。

その後は日本が誇るス―パー・スター矢沢永吉のアメリカ進出時における強力なる片腕としてライブ(PM9~),アルバムに演奏、コンポーザー、プロデューサーとして才能を発揮。私も何度か彼のパフォーマンスをこの目で目撃しました。

再結成ドゥービー・ブラザースにも参加、現在に至ります。

ドゥービー・ブラザースともシカゴはジョイント・ツアーを敢行していますし、彼らのスタジオ前作にはビル・チャンプリン夫妻が参加していました。

 

さあ、この勢いに乗って来日公演も実現か!その時には「36」からの新曲もできるだけ多く聞かせてね!!

 

 

 

 

 

 

 

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SERGIO MENDES

2014-06-27 16:11:36 | CHICAGO

FIFA  W杯は日本、韓国と残念ながらアジア勢敗退ということに。

でもまだまだW杯は後半に向けて俄然盛り上がっていきます。スーパープレイに目は釘付け。

そこで今回の開催国、ブラジルにちなんでこの国を代表するグル―プを紹介しましょう。

ラテンムードではじけてボサノバに酔いしれジャジーな夜をオシャレなサウンドで飾りましょう。

ブラジル出身のセルジオ・メンデスが結成した「ブラジル66」には1970年より

リオ・デ・ジャネイロ出身のラウジ―ル・ディ・オリヴェーラがパーカッション奏者として加入。そうです!後のシカゴのメンバーとして大活躍したラウジ―ルです。

その後「ブラジル77~ブラジル88」と改名していきますがラウジ―ルは1974年まで参加。

日本にも何度も来日公演をおこなっているので、もうすっかりお馴染のバンドですね。

「マシュケナダ」は彼らの代名詞。

そんな彼らが1973年4月に来日公演を行った際、ちょうどシカゴも3度目の来日中。その際、お互いに意気投合して1974年

ラウジ―ルはシカゴに加入します。

シカゴのメンバーとしての来日は実現しませんでしたが(というよりも、とうのシカゴ自体が11年間も来日ご無沙汰)、ラウジ―ルは脱退後、世界のナベサダこと渡辺貞夫のバック・ミュージシャンとして来日しています。

でも、このことは熱烈なシカゴ・ファン達もほとんど知らなかったようです。この模様はテレビ放映もされてDVD発売されています。

なにせ当時のナベサダ・ブームはCMはじめもの凄い人気でしたからね。

写真はラウジ―ル在籍中のEP、LP、CDの一部です。

紙ジャケCD「スティルネス」は1971年発表で、ここからラウジ―ル加入、ブラジル’66の最終作にあたります。全10曲収録。

カバーとしてジョニ・ミッチェルの楽曲をはじめ、シカゴの当時のブラス・ロック・ライバルBS&Tの「冬の日には」、シカゴ2代目ギタリスト、ドニー・ディカスも加入していたステーブン・スティルスのナンバーなどを取り上げています。

CD「ラブ・ミュージック」は「’77」に改名後の1973年作品。

ラウジ―ルの盟友、パウリーニョ・ダ・コスタも加入していますね。

ロバータ・フラックの大ヒット曲「やさしく歌って」、「ホエア・イズ・ラブ」、ジェームス・テイラーやジョニー・ナッシュの曲に加えてカーペンターズも取り上げてヒットを記録したポール・ウィリアムス&ロジャー・ニコルス作品「愛は夢の中に」他収録の全10曲。

7曲目の「太陽を見てごらん」はアンジェロの作品。彼は後にラウジ―ル繋がりでシカゴ&ビーチボーイズのメンバー達の助けを借りてソロアルバムを発表してもいます。

EPは1971年9月国内発売された「パイス・トロピカル/トンガ」

LP3枚は日本盤ベスト「ゴールデン・プライズ」全12曲入り。

代表曲をはじめ、S&G,カルロス・ジョビン、バート・バカラック、ビートルズ、オーティス・レディング、アート・ブレイキーなどの作品を収録。

次は豪華写真集付き「ライブ・イン・ジャパン」全10曲入り。

こちらも「マシュケナダ」はじめカンツォーネ、ビートルズ、アントニオ・カルロス・ジョビン、ハーブ・アルパート、レゲエ、ロバータ・フラック等ジャンルの壁なんのそのといった勢いで持ち味であるセルメン節は健在。

ライブ音源もリアルなグルーブが伝わってきてご機嫌です。

最後はブラジル’88「マジック・レディ」

全8曲入り。

これは1979年発売ですからラウジ―ルはシカゴ在籍期。つまり古巣への客演です。

ギタリスト、コンポーザーとして当時、ヒットチャートを席巻していたマイケル・センベロがコラボしています。

 

ラウジ―ルは正式メンバーとしてシカゴⅧ~ⅩⅣまでのシカゴ作品のレコーディング&ツアーに参加。

彼がシカゴにもたらしたラテン、カリプソ、ボサノバ等のリズムワーク風味は貢献度絶大。もっと高評価されてしかるべき。

 

 

 

 

 

 

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ODYSSEY

2014-06-25 00:12:42 | CHICAGO

シカゴ36を発売日の6月18日、某大手CDショップで購入するため、来店。無事に新譜を入手後、店内をブラブラしていると懐かしいCDと再会しました。

それがここに紹介する「オデッセイ」です。

オデッセイはモータウン傘下のモ―ウエスト・レーベルから1972年に発表された白人黒人男女混合の7人編成バンドで、このアルバムはセールス的には全く振るいませんでしたが、そんなケチなことを問題にしないほどにジャンルを超越した隠れた名盤です。残念ながらバンドはこの1枚を残して消滅。しかし90年代以降再評価が著しい作品でもあります。

全10曲収録。全てがメンバーらのペンによるオリジナル。

音はと言いますと、ソウル、ロック、フォーク、カントリー、ジャズ、ブルース、ゴスペル等まさにジャンルレス。貪欲なままに気ままにあらゆる音楽のエッセンスが凝縮されている捨て曲無しの1枚。

オールマン・ブラザース・バンド風楽曲があったかと思えば、キャロル・キングの名曲「イッツ・トウ・レイト」パターンの曲まで飛び出してきます。

私がなぜこのバンドに注目したかといえば、ギタリストとしてドニー・ディカス(裏ジャケットにはドン・ダカスと記載されています)が在籍していたからです。彼こそテリー・キャスの後を受けてシカゴに加入した2代目ギタリスト。

1996年CDショップ・カウンター棚で偶然国内盤で発見して購入。その時が初CD化だったようです。ナイス・プライス・フリー・ソウル・コレクションとしての発売。

時は流れて音楽雑誌にてシカゴ特集が組まれた際にもこのアルバムはジャケット写真付きで紹介されていましたが、現物には自分の所持品以外でお目にかかったことがありませんでした。

それが今回,偶然の再会となったわけです。

初回限定盤で格安、嬉しいことに2013年デジタル・リマスター。

R&Bベスト・コレクション、モータウン55周年記念シリーズの中の1枚として再発売。

ちなみにドニーがこのバンドに在籍していたのはシカゴやボズ・スキャッグス、ミッシェル・ポルナレフと仕事をする遥か以前のこと。

時期的に、フルーツガム・カンパニーのライブ要員として来日した直後のことと思います。

数少ないドニー・ディカスの貴重音源。

必聴です。

ところで「バッド・アティチュード」が原因でシカゴを解雇になった後の彼は今どこでどうしているのだろうか・・・・・?

 

 

 

 

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VOL,94 SPACE ART SPACE~FRIENDS LIVE 8

2014-06-23 19:52:29 | Live Set List

 

北海道観測記録史上最長の長雨がようやく開けて晴天が訪れました。やっと夏らしい雰囲気が。

それもSTAライブの日に合わせたかのような太陽ピーカン。

2014,6,22(SUN)

ライブ会場は先月と同じ「アート・スペース・ホール」です。

STAも長年毎月ライブを敢行していますが2カ月連続同会場というのは初です。

広い、綺麗、サービス満点、場所も最高ということでお気に入りホールとして今後もお世話になっていきたいと思います。

午後3時から音出しが始まるということで、車中AMラジオでファイターズ対カープ戦を聞きながら運転。

なんとファイターズが逆転!というところで会場に到着。

先月と同じ顔ぶれのスタッフのお兄さん達と挨拶を交わしてからセッティング・スタート。今回のイベントは2か月連動企画。初の試みです。先月はSTAマサがプロデュース、満員御礼のうちに大盛況で終了でしたが、その時に出演したSTAとは古くからのバンド仲間でもあるチューリップのコピー・バンド、テイク・オフのギタリスト・ヒコが今回はプロデュース。

彼は今回2バンドでプレイ、STAがお呼ばれして客演です。先月は4バンドでしたが今回は6バンドの出演。一部のバンドは初タイバンでしたが蓋を開けてみればよく知っている連中が所属していました。

先月のライブでは会場リハ・チェック不足でちょっと一部のメンバー達に納得のいかない部分があったので今回は慎重に確認。

ところがブラスロックバンドなのに、スケジュールの都合で肝心のホーンセクション3人が丸々いない状態でのリハーサルとなりました。仕方がないのでミキサー・スタッフに事情を説明してブラス・ロックではないセット・リスト外の曲を演奏。

もう1曲は今回初披露なのでバランス、音量、モニター等に神経を集中して半分ほど演奏。

その後はライブ・ホールからの依頼によりセットリスト(曲調も)、照明、メンバー構成、その他詳細を用紙に書き込み提出。

そうこうしているうちに、STAブラス3人衆も無事に会場入り。

そこで、ミツから一言「ヤクルト・スワローズ延長の末にサヨナラ勝ち!。ファイターズ延長の末にサヨナラ負け」「・・・・」

気を取り直していきましょう。

 

16:20開場。16:40オープニング・アクトは「3D2Y」

この日一番平均年齢が低い若さあふれるバンドです。

J-ROCKを演奏。今回6バンド出演する中、すべてのバンドに女性が所属していて、何と4バンドがフィメール・ボーカル。

で、このバンドもセクシーなボーカリストが何度もステージ最前列に陣取った男性ファン達から「可愛い!」連発コールを浴びていました。

プリンセス・プリンセス、椎名林檎、等を元気いっぱいに披露。ドラマーはよくよく見るとクマちゃんではないですか!?

彼は元ビア・プリーズのドラマーでMASAの依頼でSTA用Tシャツやステッカー製作にもデザイン協力してくれた男なのです(これが本業)。

益々ドラミングの腕をあげましたな。しかもBNP&STAのミキも彼らと顔見知り。

3D2Yは札幌のアマチュア・バンド・サークル「エッグ」の会員バンドでヒコやミキともイベント等で交流があるのです。マサもクマちゃんからヤング・ヒストリー5弦ベーシストを紹介してもらいました。

 アンコールがかかりましたが、タイムテーブルが分刻みギリギリいっぱい状態なのでこの日全てのバンドはなし。それでも会場サイドのご好意により終演を30分おまけしてもらっています。その後はライブハウスではなく通常の営業に戻ります。

 

「RASPBERRY」

もちろん今回のイベント企画バンドでもありSTAとも何度もタイバンを組んでいる仲間です。チャーミングなボーカリスト、キリコ嬢は見るたびに急成長しているので驚きです。

なんといってもこのバンドが結成された4年前、初ライブがSTA企画「リブレーション」でした。場所はつい最近残念ながら閉店してしまった「B-BAY」

当時のキリコ嬢はバンド初体験、ライブも初体験。あの初々しかった頃が懐かしいです。その後も紆余曲折を経てヒコとキリコを中心にライブをこなし続けて現在に至ります。堂々とラズベリー企画ライブも立ち上げて8回目を迎えたわけですから大したものですね。STAはフレンズ・ライブにお邪魔するのは初ですが。

もちろんレパートリーは全曲レベッカ・オン・パレード。

ここでもキリコ嬢は「可愛い!!」のラブ・コールを全身に浴びっぱなし。3D2Yの女性VOとはまた一味違った魅力を発散しまくっていました。

MCも見事でそれに絡むバックの男性陣も今のメンツが一番しっくりきているのではないでしょうか。

お馴染のシェクター・ギターを弾きまくるヒコ、同じカラーのシェクター・ベーシストはファイアー・ボールでも活動再開したアキラくん(BC,RICHモッキンバード黒も5弦も手放したそうです)、ドラマーはアキラくんと同じ小樽在住の過激ド迫力プレイヤーのヒロシくん、KBはBNPでも合流中のクロノス奏者、キムキム。

キリコ嬢の曲紹介もこなれたもので「ガールズ・ブラボー」と掛け合い要求、ライブ・イベント・タイトル宣伝に持ちこんで「フレンズ」、「バンド名のラズベリーと言えば?」「ラズベリー・ドリーム!!」と会場から引き出す。

フロント両サイドの弦楽器奏者達がキリコ嬢と並んで三位一体型パフォーマンス。悪乗りしてアキラくんはしつこくキリコ嬢をステージ上でぐるぐると追いかけ回すし(笑)

ちなみにキリコ嬢がここアート・スペース会場責任者EGAWA氏と知り合いだという縁でSTA&ラズベリー企画に発展したという経緯があります。

 

「BAT BAT’S」

3人目の女性リード・ボーカリストも前の2人とは全くタイプの違う喉を披露。

バック陣の男性達とは本人いわく親子ほどの年齢差があるそうですが、聞かせてくれた音楽はもろに60年代末のサイケデリックド真ん中のアメリカン・ロック。まずは開巻2曲がぶっ飛びのジャニス・ジョプリン・セレクション。

「メルセデス・ベンツ(ベンツが欲しい)」、この曲のオリジナルはジャニスの靴音のみをリズムに彼女の独壇場。これを1曲目に持ってくるなんて相当にワイルドなクセモノ・バンドとお見受けしました。ジャニスばりに堂々中央にて一人熱唱。会場からも自然と手拍子でリズムを送ります。

そのまま、なだれ込むように「ムーヴ・オーヴァー(ジャニスの祈り)」。この曲はジャニス独自で書き上げたカッコいいリフと歌メロが見事にシンクロしている豪快なロック・ナンバー(スレイド、シンデレラもカバー。日本の田村直美も歌っていました。彼女が結成していたバンドもジャニスのアルバム・タイトルから「パール」でしたね)。

この日1番の渋い出演バンドだったと思います。女性ヴォーカリストの声量、音域、声の厚みと若さに似合わぬ奥行きの深い表現力に圧倒されました。

男性陣も的確・重厚なサウンドでバックを固めていました。

ヒコとは別のイベントで知り合った仲だそうで、まだ結成してから数カ月しか経過していないにも関わらず、この日のタイバンが実現したそうです。

 

「ゴリTE音(ゴリテットと読みます)」

当初はハードファンクバンド「ゴリラハンマー」が予定されていたのですが、諸事情により小樽のバンド「樽TE音(タルテットと読みます)」に「ゴリラハンマー」のリズム隊が合体したバンドで登場。というわけでバンド名が「ごりてっと」。

「樽TE音」は去年の小樽浅草橋ライブでも一緒しています。

女性SAX奏者はHOTWAX在籍、黒のLPギタリストは元クラッシュビート(ミユキ嬢が在籍)でもSTAと度々同じ舞台を踏んだ間柄。

ステージ前方にはメンバー達の家族も応援に駆けつけてきて、中でも小さな可愛い子供たちも浴衣姿ではしゃぎまわっています。

ピカピカ光るサーベルを片手にノリノリ。

それだけでは飽き足らずに会場中を走り回るは、MCにお構いなしで「ママ!!」と大声で呼ぶわで大爆笑をとりアットホームなひととき。

でもこのバンドのオリジナル・サウンドは群を抜くほどに個性的で複雑でへヴィーです。SEでジャングルにおける獣たちの泣き声を効果音にして、メンバー達も動物のような動作を演出。そこからけたたましい轟音が飛び出してきました。

変則リズムに絡みつくサックスやリフを聞いているとキング・クリムゾンを彷彿するほどに複雑。

とても、プロジェクト的な集合体とは思えないほどのまとまり。

しかも余裕ある笑みまで浮かべて縦横無尽にステージ狭しと客席に何度も駆け下りてきます。ここでの女性ボーカルも中々堂にいったもので笑いもしっかりととっていました。

肩から下げていたミニおもちゃのギターはご愛嬌。エアギターで歯弾き&背中弾き。ゴリラハンマーとMASAとの関わりもちょくちょく小樽界隈でありました。

最初はSTA企画ライブにゴリラハンマーのギタリスト、MR,雷神がアコースティック・ギター1本で参加。超絶技巧のぶっ飛びワールドを展開。その後もライブ・ハウスでメンバー達とは数度挨拶を交わしていましたが、去年の浅草橋ライブでゴリラハンマーのトリオを生で目撃。

インパクトの塊のような全てにマサはノックアウトされてしまいました。雷神ゴリラには今回再会叶いませんでしたが、去年同様にお約束ヨッシーゴリラのチョッパー&マーチャンゴリラの千手観音ドラミング・ソロもしっかりと堪能。

もちろん雷神からの許可も得てゴリラハンマーの曲も届けてくれました。

ヨッシーの真面目な性格がにじみ出るようなMCは、曲調とは裏腹でほのぼのとしていましたね。ヨッシーは今回唯一の6弦ベース・プレイヤー。

同プレイヤー同志ながらいつもバタバタしていて軽い会釈をする程度でMASAとはなかなかゆっくり会話することが今までできませんでしたがこのたび、やっとザックバランにTALKを楽しみました。

 

トリを飾ったのはヒコのもう一つのプロジェクトTOTOのカヴァー・バンド「THE SEVENTH ONE」

メンバーにはSAX&VOでゴヘイバンドのカスミ嬢も参加(STAライブでも一度だけ演奏経験あり)。ドラマ―もMASAはあちこちのへヴィーメタル系バンドでよく遭遇しています。

ついこの間、本家TOTOは札幌公演を終えたばかりで、ヒコは最前列で観てきたそうです。マサも「アイソレーション」来日時の武道館を観ています。でも、もうジェフ&ファーギーは故人ですね。

マイクも療養中ですし・・・。

セブンス・ワンの序盤は会場リハーサルなしのぶっつけ本番だったこともあってか、ややぎこちなく硬めの進行が目立っていましたが、それも曲をこなしていくにつれてやんわりとほぐれていきました。

TOTOはアメリカの超1流売れっ子スタジオ・ミュージシャン(ボズ・スキャッグスのバックバンドがきっかけで)達によって70年代後半に結成されたテクニカル集団。これを再現するのですから一筋縄ではいきません。

今年の2月に小樽雪明りライブでもセヴンス・ワンが「パメラ」を演奏しているところを拝見しましたがこの曲は今回時間の都合でなし。

でも有名どころを初期から黄金期、中期とまんべんなくセレクト。大ヒット曲「ロザ―ナ」はもちろんのこと、BNPでも取り上げていたぐっとアダルト・ムード満点の「ジョージ―・ポーギー(この曲が終わった後に客の誰かが「ジョージ―!」と叫び「ジョージ―って誰!?」と大爆笑)」、キーボードもTOTOと同じく左右にステーブ・ポ―カロ担当とデヴィッド・ぺイチ担当と正確に振り分けられています。

会場は酒を飲み続けてご機嫌の観客(バンドマン含む)があちこちにいて賑やかです。ヒコは客席に降りてギターソロをいつも以上に長く弾きまくっていたのでVOに襟首を掴まれてステージに戻され苦笑い。

 

ヒコは演奏以外にもマサにあやかって司会も請け負っていました。

STAは4番目の出演、18:40。

STAは8人のステージ。この日1番の大所帯。

半分の3バンドが管楽器奏者ありですが、やはり3人ものホーンが中心に鎮座しているのは唯一無二STA。ブラス隊は会場リハーサル欠席だったので本番前に各パートがマイク&モニター音出しチェック。

メンバーひとりひとりにマサがセッティングの確認をさりげなくおこないつつもオーケー・サイン(一番準備に面倒なSTAゆえ時間が結構経過)。

ヒコがマイクを手にアナウンスします。

「さあ、お待たせしました。

我がバンド、ラズベリーが初ライブを行ったのがSTA企画4年前のことでした。

私も大好きでこの日のライブを個人的にも楽しみにしていました!ブラスロック・バンド、シカゴを聞かせてくれますSTAの登場です!!!」

***SET LIST***

1、INTRODUCTION・・・CHICAGO

2、~ONE FINE MORNING(ある晴れた朝)・・・LIGHT HOUSE

3、~FREE FORM PIANO・・・SHIN

4、~SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO

5、LOWDOWN・・・CHICAGO

6、FREE(自由になりたい)・・・CHICAGO

6、~25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO

 

***MEMBER***

MASA・・・B VO CHO

KEN・・・DR CHO

MIKI・・・PER CHO

SHIN・・・KB VO

NOBU・・・G

TATSU・・・TP

MITSU・・・TB

MIYUKI・・・BS

実はトランペッターのタツがハード・スケジュールの影響により過労でダウン、6日間の入院を余儀なくされる事態に。

もちろん彼は大事をとってスタジオ練習もほぼなし、個人練習&会場リハーサルも無しのほとんどぶっつけ本番のライブとなりました。

でもミツにバトンを受け取って吹き鳴らされる「イントロダクション」のトランペット・ソロを聞いた瞬間にそんな心配もとり越し苦労でした。(本人はかなり無理していたと思いますが、そこはクールな彼のこと、おくびにも出しませんでした)

ほぼ幕開けポジションに固まりつつあるこの曲も、メンバー全員が何度も何度も壁にぶち当たりながらも苦労してここまでたどりついた思い入れたっぷりの特別なモノです。

更にミキのツボを心得たカウベルも打ち鳴らされて益々原曲に近づきノリも俄然よくなってきました。

ベル・トーン・エンディングではマサが右手回転後ジャンプでいつものように景気良くフィナーレ。

拍手が沸き起こった瞬間に意表を突いたかのように力強いケンのドラム・ビートが炸裂。覆いかぶさるようにマサのベース・ラン。

セット・リスト唯一シカゴ以外のブラスロック「ある晴れた朝」

ここらあたりはシンの独り舞台と化しています。ボーカル、ピアノ・ソロ。ミキもタンバリンの連打で応酬。

リズム感の良さは鍛練の甲斐ありミユキ嬢からも絶賛済。このしょっぱな2曲は流れ的にもつかみはメガトン級。

ヒート・アップしないようにグッと押さえ気味にお次はシンの別の面を披露。ピアノソロコーナーではありますが、いつものしっとりムードではなくアップテンポの明朗快活フレーズの連打。

そのカラッと明るい空気感を引き継いだ形で「サタディ・イン・ザ・パーク」

ミキやマサはじめメンバー達が手拍子のジェスチャー。

ぐるっと見渡してみると皆がニコニコして一緒に手拍子を打ってくれています。

マサのボーカルに趣向を凝らしたミキのコーラスがのり、ドラマティックな展開を後押ししてくれています。(ミキはこの日、美唄のある養護施設に赴いてボランティア・コンサートに参加、数十曲歌ってきたそうです。)

余談ではありますが偶然なのかマサの右手に付けているリストバンドはニューアルバム「シカゴ36」ジャケットを彷彿とするような白黒チェック柄。

「ゴリTE音」のところでも書きましたが、はしゃぎ回って自由気ままにステージ前を行き来しているオチビチャン達はSTAが始まった時は正直かなりやかましかったらしく耳を塞いでいました。ところが2曲3曲と進むに従ってジッとこちらに見つめて興味深げにモニター正面に立ちつくしているではありませんか。良く見てみると小さく体を揺らしてリズムをとってのっている!!その姿を発見した時の感動といったら言葉ではとてもじゃあないけれど表現できないくらいの衝撃でした。

勇気百倍もらったようなものです。子供は正直にストレートに純粋に表現してくれますからね。

MC中に話しかけたら、不思議そうな顔して見つめられましたが・・・。

ライブの折り返し点で、この日STAにとっては久しぶりのシカゴ初お披露目曲のコーナーに突入です。

シカゴⅢに収められていたヒット曲「ロウダウン」がそれ。

何カ月も前から丹念にメンバー全員が練りに練り上げたこの曲をタイミング見計らってステージ演奏する日を迎えることとなりました。

ノブはギター小僧時代、この曲と出会ってシカゴにのめり込むきっかけにもなったというのですから感慨深いでしょう。

何度もブログの練習レポートにも書き続けていましたが、「ロウダウン」は珍しくもシカゴのリズム・セクション、ピーター・セテラ&ダニー・セラフィンによる初コラボレーション・ソング。だからなのかなまらリズムやアクセントにクセがあって難解この上ない構成となっています。

しかも一見聞いた感じ、シカゴにしては平均点クラスくらいのブラス・ハードポップ・レベルかあ、とメンバーの殆どがタカをくくって取り組んだのですが、いざトライしたらビックリの連続。

落とし穴だらけのクセモノ曲。御見それしました、御免なさいってなあ具合に真面目に磨きをかけて本番に臨みました。

まず、不安を取り除く意味でも会場リハーサルで半分ほど実演(時間切れで途中ストップ)。これが良かったのかもしれません。マサはケンに「ギター・ソロに入る前のカッティング・パートでハイハットを大げさに刻んで!」。これが功を奏して皆が皆、好感触をつかんだ模様。

モニターの返り、バランス、合図の目安となる楽器音がかき消されてしまうと大事故に発展しかねません。

でも思っていた以上の出来にメンバー一同笑顔がこぼれました。マサから「ロウダウン」の説明が簡単に語られて、タイミングよくノブのギターによるイントロ・カッティング。

このノブが手にしているニュー・ギターもマサ&ミツは絶賛。

今までに使用していた物よりもエッジがきいていてロックしていてナイスな音色です。

そしてもう一つ特筆すべき点は「ロウダウン」、ここ日本においては原曲の英語バージョン以外に驚いたことに日本語バージョンも発売されていたのですよ。もっとビックリしたのはオリコン・チャートでは英語よりも日本語シングルの方が上位にランクインしていたという驚愕の事実です。

もちろんマサは前半を日本語、後半の熱を帯びてくる転調部分は英語で歌唱(日本語歌詞に関してはメンバー内で賛否飛び交いましたが、ここはあえてマニアックなこだわりをみせてみました。出だしで一部のメンバー達は苦笑していましたが)。

ただキーが異常に高い。STAが取り上げた高音部担当のピーター・セテラが歌うシカゴの曲中、最高峰に位置するのではないでしょうか。

「ロウダウン」の半分以上がハイノート(転調部分)

油断していると喉を破壊されてしまいます。

よって喉のケアには神経を尖らせて暴走しないように歌いこみました。実際にはちょっと崩れかけましたが初にしては上出来でしょう。

ケンもテンポ・キープは慎重にトライしたとのことで全体のアンサンブルもあまりバタつかず乱れずクリア。

ノブによる鬼の形相ワウワウ・ペダルも、ブラス・セクション入魂の鬼門ラインも努力が実を結んだようで良かった!!

2012年シカゴ来日パンフレットに書いてあったエピソードですが、シカゴがスタジオリハーサルをしている所へタイミング良く日本サイドから電話コンタクトをとったある有名な方がいました。そこでボビーに「ロウダウン」をぜひとも取り上げてほしい!とリクエストしたそうです。

ボビーも「じゃあちょっと試してみるね」。でもやっぱりその後、上手くいかなくてボツになったそうです。

少ないMCタイムなのでメンバー紹介は割愛。

でもせっかく小樽から乗り込んで来たミユキ嬢が、どうしてもステージ上で皆に見てもらいたいものがある!とスタジオリハーサル時からマサに訴えかけていたので特別な計らいで「どうぞ!」

ピンクのプラスチック製(?)蛇腹ホースのようなものを左手でグルグルと回転させて「ヒュンヒュン!」と音を出す玩具でパフォーマンス。これって楽器?(マサ)、洗濯機のホースかと思った・・・(ミツ)

でも勢い余ってマイクに「ガツン!」とぶつける・・・しかも2回も・・・。ミキサー・スタッフさん、御免なさい・・・結局彼女は何を主張したかったのか???

その後は酔ったヨッシーが首にかけていたかと思ったら、最終的には子供たちにプレゼントしたそうです。 

STAライブもラスト2曲。気を取り直して、ここは定番代表作連発。

「自由になりたい」はわずか2分ほどの演奏タイムですが、何がしんどいって上手く表現できませんがあえて言わせてもらえば、2分を全量疾走で駆け抜ける!といった感じでしょうか!!

コーラスも3度段階音程をとるのが難しい。

残響音轟く中をマサが「正真正銘のラストソングはご機嫌なミッドナイトソングで締めくくってみたいと思います。25OR6TO4!!」

マサのボーカルにさりげなくシャウト気味にコーラスを添えてくれるミキの声にはセンスの良さを感じます。

ニュー・ギターで心機一転ガツン!と弾きまくり、弾き倒しのノブ。ブラス隊が花道を作ってくれたのでマサもステージ狭しと横断。ひざまずいてアピール。

モニターに右足を乗せてSTAライブ初のベースをストラップごと肩から外したマサは会場の観客に向けて狙い撃ちのポーズ。

ノリの良い数人は撃たれたマネをしてくれます。最高!!

ライブも盛況のうちに終えて、すぐに出演者全員がステージに集合。全員で記念写真撮影。本当に皆お疲れさまでした。

エレベーター前ではヨッシーのヨチヨチ愛娘に手を振ってもらいました!「バイバ~イ!また会おうね!!」

SPECIAL THANKS TO・・・KEIKO&HIKO&KIRIKO&MR、EGAWA&AKIRA&KIM-KIM&KUMA&HIROSHI&HITOMI&KANANE&KASUMI&COCA-COLA&MR,RAIJIN&GORILLA HAMMER&YOSSY GORILLA&STUFF!!

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

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二か月連続の同ライブハウス

2014-06-22 00:38:17 | Live告知

2014,6,22(SUN)

場所:SPACE ART(キャパ180名!)

住所:札幌市中央区南7条西4丁目 第2北海ビル アバンティ7階

電話&FAX:011-206-0741

全6バンドの出演

開場:午後3時40分

開演:午後4時10分

終演:午後8時

料金:2ドリンク付き 1500円 フード&ドリンクも充実しています。ライブ終了後も楽しく打ち上げできます。2000円で飲み放題(軽食付き)

1、THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)・・・シカゴなどのブラス・ロックを熱く展開

2、RASPBERRY・・・毎度おなじみ、ヒコ&キリコ率いるレベッカのカバーポップス・バンドです

3、THE SEVENTH ONE・・・ヒコ率いるTOTOのカバー・バンド!

4、BUD BAT'S・・・元・富岡荘DRが結成の女性VOをフューチャーした何でもありのロック

5、ゴリラハンマー・・・小樽からジャンルの壁を超越した迫力テクニカル・トリオが堂々参上!

6、3D2Y・・・女性VOをフューチャーして洋楽&邦楽を演奏します。

Friends  Live  Vol.8

タイムスケジュール
① 3D2Y   
     16:40~17:10
② The Sevens  One               
     17:20~17:50
③ Bud Bat's
     18:00~18:30
④ STA 
     18:40~19:10
⑤ ゴリラハンマー
     19:20~19:50
⑥ Rarpberry
     20:00~20:30
 

お問い合わせはSTA各メンバーまで宜しくお願いいたします、お楽しみに。

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S・T・A STICKER 2

2014-06-20 17:40:47 | free form space

また、調子にのってSTAステッカー第2弾です。

今回のデザインのモチーフは名盤の誉れ高い5枚目から。

シックな木目が渋い。一辺が9センチの正方形サイズ。色焼け、水分にも強い材質仕様で粘着力も強力です。

お問い合わせはメンバーのマサまでよろしくお願いいたします!

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道内、長雨続き・・・

2014-06-17 18:35:19 | リハーサル

14&15日はスワローズVSファイターズ戦を札幌ドームにて観戦。

結果は共に1勝1敗。

STAのメンバー達にもファイターズ・ファンもいればスワローズ・ファンもいますので(以前にはライオンズ・ファンもいましたが)、普段は仲良しでも野球のことともなれば話は別で言葉の火花が散ります(笑)

ブラジルWカップ杯も連日、熱戦が続いていますが、2002年にはFIFA日韓W杯があった年で、この札幌ドームでも試合が行われました。

ロビーには当時の海外チームのレプリカ・ユニフォームやサイン入り使用ボール、あのベッカムも出場したイングランド作戦ボードが展示されています。

 

STAは22日のアート・スペース・ホールにおけるライブのための最終スタジオ練習に向けて8人全パート集合です。

もうここまできたらジタバタあがいても仕方がないので開き直りでサラッと通しけいこ。

オープニング用にノブがさっそくギターでカッティング開始するも一部のメンバーがまだスコア準備完了できておらず、仕切り直し。

1曲目スタート、でもまだブラス隊が2人しかいない。よって変拍子後のコード上昇パートで思い切りズレズレに。ストップしてマサが2度ほど、ベースを弾きながら口でリフを表現伝達。

回数を数えているらしくて一度見失うと修正が不可能らしいです。改めて再演しているところでミツ登場。ここから俄然ヒート・アップでバッチリ。

クニとミツのソロ・ワークも噛みあってきた。

シンのピアノ・ソロも本日初披露のアップ・テンポものでメンバー達は興味津津。まだまだ引き出しは豊富のようですよ。

ハイトーン・ボーカルが究極のシカゴ・ロック・ソングも最終仕上げ。

微妙な綱渡りプレイだけど辛くも切りぬけて後半部分に即突入。ノブはニュー・ギターを抱いてワウワウの踏み込みに余念がありません。

ミキが殆どの歌唱を担当するソウル・ナンバーもかなりの率で仕上がってきました。相当にアドリブを自己鍛練してきた模様。

この曲、ホーン隊はけっこうエネルギーの消耗が激しいらしく、それぞれが苦笑。クニ「酸欠状態だよ・・・・」(この日のクニはフリューゲルホーンも巧みにこなしています。)

残り時間はライブには秋以降に登場予定のシカゴ組曲からの一編へ。

この曲はほぼまとまってきたのでそのまま自然に誰が言うともなく次の楽章になだれ込み。

それなりに皆さん、地道にコピーしてきてますなあ。私は遂に7楽章すべてをコピー完了。

数年ぶりにコード譜を書き込みしてしまいました。

シカゴはほとんど単純なお約束循環3コード曲がなく、最初は軽い気持ちで耳コピーしていたものの、いつまでたってもコードが戻らないどころか膨大に膨れ上がってきたので(しかもシャープだらけ)、「こりゃあ、コード書きしたほうがいい」と思いたってみたわけです。

ジェームス・パンコウさんもクラシックのある曲からヒントを得た、というだけあって通常のロック感覚でトライしてみたら痛い目をみてしまいそうです。

でもお陰さまでとても勉強になり、ぎこちなくも全楽章を突っ走ってみました。ミキも4楽章でのタンバリンを掌握。

ミツ「パンコウさんは天才だ!」、マサ「この勢いなら今年中に完成だね」、ミツ「いけるね!!」

クニは初見でこの難曲を吹きまくっていました。

他のメンバー達も段々と食いついてきた。ケンがミユキ&クニ用に特別CD-Rを作ってきてプレゼント。ミユキ「帰りの車中でも聞いて行くよ」、クニ「ランニング時にも聴きまくってるよ」

ミツ持参の輸入シカゴ・コード&メロディ&ヴォ―カル・スコア本が大量の曲が収録されているのにリーズナブルなのでシンは「これ、自分も買うよ!」

ノブ、ミユキ、クニもロビーでコピーしてしっかりと予習に備えています。皆が皆、この組曲にはまってきています。

 

クニはちょっとしたきっかけで興味が湧くと、すぐに楽器を購入するそうです。先週もローランドのショルダーKBをシンに貸出、今回はメキシコ製品のクラベスを購入して持参。

これがとても抜けのいい音を響かせています。

そして驚いたことにSTAの中でフルート所持者が男女合わせて4人もいたのです!

そこで試しにフルートの入るシカゴの名曲バラードをインストで演奏。マサとケンがバッキング、シンがアルペジオ担当。

ミツが説明で横に張り付きつつもスコア初見でミユキは一通り吹いてくれました。ここまで彼女ができるとは参りました。STA活動の中で初めてフルートが鳴ったのです!!

これでまた1つ、新しい世界が開けました!

 

片づけしながらマサはノブのギター撮影、そして恒例となったアンケート調査。

 

今回のお題目は・・・・「嫌いな食べ物!」

クニ「キノコ」

ミツ「エビ」

マサ「わさび&辛子漬け」

ノブ「なんでも食べるけどゲテモノ料理は勘弁」

ケン「生ケチャップ」

ミユキ「マカロニ・サラダ」

ミキ「生がき」

シン「春菊&セロリ」

 

 

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CANARY TV+CM

2014-06-12 02:43:26 | CHICAGO

日本中、重苦しい天候続きなので、ここいらでカラッと爽快に和める音楽を紹介します。

ブラジルW杯にふさわしく、軽快なボサノバ・ムードにセクシーでキュートな女性ボーカルを絡めた超有名バラードやポップスばかりを10曲カバー。

2006年の作品でジャケットも盤面レーベルもメルヘンチックでオシャレ。

曲目もデペッシュ・モードから、オリビア・ニュートン・ジョンの「そよ風の誘惑」、ヴァネッサ・ウィリアムス「セイブ・ザ・ベスト・フォー・ラスト、このCDのプロデューサーがフランス人だからなのかシルヴィー・バルタン(バルタン星人の名前はこの人からきています!!)の「アイドルを探せ(アイドルという言葉もここからきています)」、バリー・マニロウ、そしてカーペンターズ「遥かなる影」、ルベッツ「シュガー・ベイビー・ラブ」、ビリー・ジョエル「素顔のままで」

シカゴの「素直になれなくて」は5曲目に収録。

WAWAの優しく甘く囁くようにとろけさせてくれる歌声もまた御本家とは一味違って心安らぐナンバー。

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