THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

brilliant(chicago)

2019-07-31 23:03:44 | CHICAGO

光り輝く,さんさんと輝く,目もあやな,ブリリアントカットの,鮮明な,りっぱな,見事な,華々しい,(技巧的に)すばらしい,(知性または才能の点で)目ざましい

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札幌は五年ぶりの熱帯夜だとさあ!

2019-07-31 18:18:23 | free form space

札幌は五年ぶりの熱帯夜なんだとか。
めちゃくちゃに連日暑い!

ファイターズは、首位ホークスに付き合うことないのにね〜。
下からじわじわときてるし。
札幌ドーム内はさすがにひんやり^_^。先発、加藤対則本!
あ、いきなりホームラン食らったあ…( i _ i )

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trombone(chicago)

2019-07-31 00:36:28 | CHICAGO

説明

トロンボーンは金管楽器の一種。語源はトランペットを意味するイタリア語 tromba に、"大きい" を意味する接尾語を付けたものであり、「大きなトランペット」という意味である。 ウィキペディア

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今日から札幌ドーム六連戦!暑い…

2019-07-30 18:58:52 | free form space

札幌はうだるような暑さです。
まあ、夜は涼しいけど…。
本州はこんなものではないのでしょうね。

さあ、ファイターズは首位に1.5ゲーム差。今、リーグで一番勢いがあるでしょう!
あ…吉川、いきなりツーラン打たれてしまったあ…( i _ i )
まあ、このくらいは、なんてことない。
頑張って応援だあ!

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PLUG(chicago)

2019-07-29 07:00:12 | CHICAGO

(ふた)は、容器の口など何らかを覆うようにしてふさぐものの総称である。

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VOL、165 おたる☆浅草橋オールディズナイト16(S・T・A編)

2019-07-29 00:54:33 | Live Set List

 それではこのブログの主人公、北国唯一無二の存在でもある我等がブラスロックバンド「THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)」のライブ・レポートを開始します!

さあ、泣いても笑ってもこれで最後だ。

タップリと堪能あれ。はじまり、はじまり~~!!

時間を戻して・・・・・・

8、16:25~16:50

10年連続10回目という華々しき記録を更新中のSTA出番ですよ!!!(メンバーで皆勤賞はマサだけなんだけど・・・)

2日間にわたる、壮大なる小樽のウッドストックともいえるこのライブイベント。その初日の20日に登場です(去年までは土・日、そして海の日の祝日と3日間だったけどね・・・・)。

まあ、いずれにしても浮きまくってしまう宿命のジャンルでもあるバンド。

それでも開き直りの精神で、精一杯に頑張ります。

気持ちも和む心地よい風が吹く中、やってきた「浅草橋屋外特設会場」

さすが北海道随一の観光地だけあって外国人が多い。

旅行シーズンとしては最も適した時期だけに、本州の観客も観覧中。

マサに話しかけてきた粋な65歳のおじさんは、な、な、なんと茨城から真っ赤なスポーツカーに一人で乗って北海道1周旅行に来たんだってさ。定年までずっと真面目に働いたご褒美に奥さんが快く送り出してくれんたんだそうですよ。もう何度も北海道には来ているんだとか。人懐こい笑顔で、趣味の自宅バーカウンターや、愛車の写真も見せてくれて、写真撮影までしてくれた。

続々と会場入りしたメンバー達は、ゆっくりとくつろぐ暇もなく即座に楽器を準備。

次々と楽屋テントへと向かいます。

ヤスは最近のお気に入りジルジャン黒Tシャツを無駄のない引き締まった体にバッチリと着こなしての参上。サングラスもとってもよく似合ってるよ。

ユミ嬢もマサに合わせて急遽サングラスを装着!

クル氏は、アマチュアサークルのエッグ主催「桜の森」ライブイベントにスタッフとして参加後、こちらの本番に間に合うよう駆けつけて来ました。ちなみに「桜の森」会場は山の中。メチャクチャに暑かったそうですよ。小樽は海の街ですから、天候や気温に相当な差があるようです。

STAは毎月ライブを敢行していますが、この7月屋外ライブは別格です。

 そのくらいこのイベントに賭ける意気込みは、生半可なモノではありません。

だから浅草橋では曲目に多少のスペシャル感があります(KBのある・なしも影響していますが)。

男女混合の7人体制だけど、一人一人がツワモノばかりで例年よりも数段グレードアップ。

更に数人のメンバー達は短い北海道の夏だけに、にあちこちで集中している各イベントに多忙なので、体もよりほぐれてコンディションも良好。

BGMレイ・チャールズの「ホワット・アイ・セイ」が流れる中、メンバー達は速やかに手馴れた仕草で立ち位置を決めながらステージ・セッティング。

ザ・パーティーズのベーシスト、テズカくんとマサは彼がクラッシュビートに在籍していた頃からの友人。

バック・ステージで久し振りに対面したものだから、ズッと雑談。

STA紅一点のスーパー・キーボード、ユミ嬢のキーボードをステージに上げ下ろしする手伝いを快く受け入れてくれました。大助かりだよ。

やっぱり持つべきものは友達だ。なにせ機材も人数も多いバンドなので・・・・。

若きスタッフのユリノくん&ケイタくんも無駄のない軽快なるフットワークでフォローしてくれます。

マサのボーカル用シュアーワイヤレス受信機はステージ下に置いてあったんだけど、すかさずケイタくんがサッと手にとってマイクケーブルに接続してくれました。

ビックリするくらいの手際良さは、見ているだけでも爽快。

大体のセッティングを終えたスタッフ達は、ニコニコとミキシング・ルームでスタンバイしています。

本当にお疲れさん!

徐々に体制も整いつつあります。

その間、司会者のヤチヨ嬢が観客に向けてアナウンスを送ります。

「もう少しお待ちください・・・・・・先ほどから会場を回っていた募金箱は、西日本集中豪雨のためのものです。

なんと総額37000円が集まりました。温かい皆さんのご協力に深く感謝いたします。本当にありがとうございました。

実行委員長のサイトウさん達の手で責任をもって被災地の元へお届けさせていただきます。

会場内で販売させていただいておりますドリンク用のマイコップにもご協力いただきましてありがとうございます。

これからも引き続き冷たいビール、美味しいフードに舌鼓を打ってくださいませ。

カモメが一羽二羽と飛んできてますね。

もしかしら、皆さんの美味しいご馳走を一緒に食べたいと思っているのかもしれませんので気をつけてくださいね。

そして時折風が強く吹いてきますので、軽いもの、プラスチックのカップとかお皿など飛ばされないようよろしくお願いしますね。

私たちの願いが天まで届いたようですよ。天気も見事に回復して素敵なライブ・イベントとなりました!(ガッツリ両腕、顔とまんべんなく日焼けしちゃったあ!)。

さあ、続いてのバンドなんですが、大所帯です。

もう会場にいらっしゃる皆さん、このメンバーの顔を見たり、バンド名を聞いたら、あ~あ~あ~とうなずかれるんじゃあないかと思います。

毎年エネルギッシュなパフォーマンスを展開してくれています。さあ、今日はどんなライブを私たちに聞かせてくれるのでしょうか、見せてくれるのでしょうか。
是非、STAのステージをお楽しみください。」

STAトランペッターのクニは地元で勤務中という多忙の中、時間調整をして応援に駆けつけてくれました。嬉しいなあ。最前列で写真撮影もしてくれたよ。いつの間にやらどこで仕入れてきたのか、勝手知ったるレパートリーに合わせて、タンバリンまで叩いているし(笑)。

去年、8月での北運河サウンドエナジーも同じような状況だったよねえ~~(笑)。

随時、音のアドバイスも送ってくれたしね。頼りになる奴だ。

接続を終えてアンプから音出し。バランス調整。残すところはマイクのチェック。

高級モニター・スピーカーがあちこちに設置されています。

ユミ嬢がプロコル・ハルムの名曲「青い影」のイントロをさりげなくプレイ(これってG線上のアリアだよね・・・・)。

あれれ・・・?!ベースアンプからノイズが発生・・・・。ワイヤレスの混線音ではない・・・・接触不良?今までのバンドではなかったトラブル。これはユリノくんが、機転を利かせアクティブからパッシブ・インプットジャックに差し替えて見事解決。素晴らしい対処方法だ。バッチリ原因がわかったわけではないんだけど・・・・・。

しかしこのステージは見晴らしのいい位に高くて優雅だ(大きなトラックの荷台を解体したステージなのです。だから強度は言う事なし!)。

けっこう温度も上昇してきて、日差しも厳しくなってきたから水分補給とサングラスは必須アイテム。

マサのワイヤレス2機もいつのまにやら設置されていて、そのあまりにも素早い対応に感動しちゃいました。

毎年のことでお馴染みだし、前もって詳細用紙も手渡しておきましたが、それを考慮してもやはりお見事。

準備万端整いまして、マサがメンバー達と最終確認。ステージを降りたユリノくんがケイタくんの元へいきマサへ両手で大きな輪を作り「いつでもどうぞサイン!」。

号令と共に一言「じゃあ、そろそろいくよ!オーライ!レッツ・ゴー!」

***SET LIST***

1、INTRODUCTION・・・CHICAGO

2、MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)・・・CHICAGO

3、SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO

4、GET IT ON(黒い炎)・・・CHASE

5、THAT’S THE WAY・・・K・C・&THE SUNSHINE BAND

6、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO

***MEMBER***

MASA・・・B VO CHO

YASU・・・DR

KUL・・・G

FUNNY・・・TP

JUN・・・TS CHO VO

EBI-CHAN・・・TB

YUMI・・・KB

まずはユミ嬢がプログレッシブでスペイシーなシンセサイザーサウンドで、一種独特なる異空間を作り上げる(彼女は何でも受け入れてくれるから調子にのったマサは無理難題をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね。その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!)。

 もうすっかりと顔なじみとなった司会進行役のヤチヨ嬢が、落ち着き払った声で可愛いナレーションを告げる。

「たいへん長らくお待たせいたしました。いよいよはじまりますよ!今か今かとお待ちの皆さん。そうですよね。これからは後半のステージをお届けして参りますよ。もはや恒例となりました大所帯バンドの登場です。ハーイ!長年出演し続けている小樽・真夏のビッグイベントに今年も彼等はやって来ました!北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!

ド迫力ホーンセクションの熱きサウンドを心ゆくまでドップリとご堪能ください!メンバー一同この日この時この瞬間を心待ちにしていました!それではヨロシク!THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」 

マサがすかさずヤスに手拍子でテンポのメッセージを送ると、小刻みなハイハットで応える。それに便乗するかたちでクル氏も剃刀のごときミュート・カッティング。

プレイが待ちきれないという様子でギター・グリッサンド「ギュィーン!!」

マサは大股開きでスタンバイ。

ジャストなタイミングで「オーケー!1・2・3~!!」(思い切りケイタくんがリバーブを深めにかけてくれたよ!)

波状攻撃へ、火蓋が切って落とされました。

猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」。

さすが、この人数だけに迫力が桁違い。

プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない。

普段はクールなヤスもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに豹変するのです。

その上、去年の4月にマサが東京で観て来たCTAの土産話が相当に感動的だったらしくて、今だに刺激を受けている御様子。如実にドラミングの随所にそのダニー・セラフィン成果が現れていますよ。!

イントロの爆音が飛び出した途端に観客達がドドッとステージ前方へ雪崩れ込んで踊りはじめました。

皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態的なリズムに、よくもまあピッタリとあわせてくれますねえ・・・と舞台上から失礼ではありますがしばし見とれてしまいました。

もうどれだけの回数この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。メンバー一同愛して愛してやまないじゃじゃ馬のような曲。その中でもこの日ほど迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!出色の出来と自画自賛。

しかしメンバー全員あの少ないリハ期間で、よくもまあここまで纏め上げたものだ。

各自は多くを語らないけれどね。

モニター・スピーカーに片足乗せて、マサが野獣のごとく吠える。ヤスはアグレッシブなアクションを巻き起こす。

計算されつくしたクル氏独特なるシャープな音色のYAMAHA野呂一生モデルが、ヤスのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく(このギターはカシペア唯一のオリジナル・メンバーでリーダーでもあるテクニカルなギタリストの貴重なる高級品。コンディションも良好で見事な光沢を放っています)

看板ともいえるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。

舞台両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。後方サイドからは、ドラムが遠慮なしにグルーブを構築しながらの進撃展開。

会場をまるごと覆いつくすかのような、ホーン隊による異次元模様の高鳴り。なんという高揚感であろうか。

鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが嵐のごとく吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題。

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?・・・・今回は一体全体何を仕掛けてくるのか??

さあ、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。

先月の反省点は見事にクリア。手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂。切り込み隊長は久し振り参加のエビちゃんによる流麗なるトロンボーン・ソロで場面転換。

 彼は、ほとんどリハなしのぶっつけ本番だから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだけど、それも取り越し苦労だったようです。

大した度胸の持ち主だ。さすがに百戦錬磨の達人だからこそ成しえる技。何事もなかったかのように振舞っていたよ(ヤスによる縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。

ここがエビちゃんの凄いところ。

なんと自宅に宿題として持ち帰り3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!

能あるタカは爪隠す!とは昔の人はうまいことを言ったモノだ。ねえ、エビ君よ!

ユミ嬢による流麗なる美しきピアノに導かれて場面転換。

マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのヤスが猛然と先導しつつ、お次は巨漢ファニーの出番。

彼のトランペット・ソロは熟練の極致なので、大船に乗った気分に浸れます。

安定感抜群で、時折ヒステリックなハイノートなどもクールにヒットしてニンマリ。

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面で鳥肌が立ちっぱなしだ。

もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変。

なにやら恐ろしいくらいに物凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている。

そして第3の男、クル氏のギターが火を噴いた。

いきなり過激なピッキング・ハーモニクスを導入部分に最前列へ一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます(よくもまあチューニングが狂わないねえ)。ただひたすらにエキセントリック。

序盤はテリー・キャスに敬意を表して、ラインを忠実に再現。

へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速。

音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。身をのけぞらせてイナバウアー・アクション。

チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる。あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい。

そして遂にテリー・キャスのギター・ソロをほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?ビブラート、グリッサンドに至るまで再現しているよ。

極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるヤスが、力漲る究極の稲妻フィルインで拍手喝采。

サンキュー!

いつもは沈着冷静なるヤスもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ。

エンディングにおけるベルトーンも、クル氏を筆頭に見事な連携で繋がった。

ユミ嬢からホーンセクションへと渡る流れへ。ここで繰り出したクル氏入魂の1音がジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました。これぞまさしくロックの原石。いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力。

マサが右手を天井高く掲げてグルグルと回転。ヤスと呼吸合わせて、雷鳴のような怒涛の連打を交えてジャンプ一閃でフィニッシュ。

以前、ASの女傑ミキティいわく「マサとヤスは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていました。

 「改めましてTHE SAPPORO TRANSIT AUTHORITYです!皆さん、楽しんでいますか!?このライブにはずっと日曜日ばかりに出演していたんだけど土曜日は初です。まあそれはともかくも、雨が降らなくてよかったよ。

こんな調子で頑固一徹、次もシカゴ初期の濃厚なる本格的ブラスロックをお届けしたいと思います。

コロコロと複雑に変化するややこしい曲です。ちょっと聞いてみてください。

お楽しみに!!

NEXT NUMBER ・・・・・メイク・ミー・スマイル!!(1・2・3・4!)」

 ヤスによる軽快なるハイハット4カウントが即座にそれを打ち破る。

 この曲もドテッパラに炸裂する一撃が狂おしいくらいに激しく、やはりイントロが常に豹変、それでいてごり押し感なくスッキリとスマートにまとまっているところがやたらと発揮されていて痺れます。

 実はね、この曲、小樽でSTAがライブのたびに、会場にいる外国人の方達から「MAKE ME SMILE !」とリクエストされていたのですよ。

 あちらサイドのほうにめっぽうウケがいいみたい。

 でもいろいろとややこしい事情があってしばらく封印していたんだけど、最近はめでたくそれも解除されて徐々に日の目をみてきたというわけ。

でも再度取り組むからにはグレードアップは常識。

不協和音も排除されて、無駄のない王道ともいえるパーフェクトな曲ですよね。

 最近のS・T・Aはけっこう、こいつに馴染んできたよ。

 この曲ではリード・ボーカルをマサからジュンに受け渡し、マサはバッキング・ボーカルに専念。

 ダンディーなジュンは、なかなか堂に入った喉を男ならではの色香をタップリと漂わせて歌い込む(1番の歌い出しにマイクをスタンドから外すのを手間取っていたけど・・・・・)。

 バッキングは疾走感漲った塊のようなブラスロック代名詞をはかる。

 ヤスは、ここでも千手観音のごとく、虎視眈々と大奮闘。

 エンディングではクル氏によるトリッキーなる16フュージョン仕込みのマシンガン・ピッキング・ギター・ソロ。

 クルさんのギター音って大きいんだけど、ちっとも耳障りだったりうるさく感じたりしないんだよね。これってやっぱり巧みなる音作りの技。

 血沸き、肉踊る現象とはまさにこのこと。

マサは最前列にまでやってきて写真撮影に興じるカップルに協力してポージング。感謝されちゃったさ。

 それにしても各メンバー達は、相変わらず多方面の分野にまたがって八面六臂のフル稼働。

 ブラス隊による緻密に構築されたアレンジの妙が、更なる完成度と緊張感を増幅させつつも第1楽章を終了(この曲は7楽章からなる組曲なのです)。

 エンディングのフェイドアウト部分は入念にスタジオで打ち合わせたとおり、ブラス隊の音色が揺らめく中、クルさんの流麗なるコードとヤスによるデリケートなトップ・シンバルのカップ部分による装飾音、シンセなどが奏でる残響音の余韻で幻想的なトーンを漂わせる。

 間髪入れず、 優しい音色でピアノの調べに乗せてメドレーで・・・・SATURDAY IN THE PARK・・・・・マサがユミ嬢の方向へ向き直った瞬間、絶妙のタッチでシンコペーションを基調としたあまりにも超有名なるイントロを演奏。(素早く音色チェンジとスコアめくりをこなす)

当然ここでの主役は最初から最後までユミ嬢。

一番彼女が演奏することを夢見ていた曲なんだから、そりゃあ至福の瞬間で天にも昇る心持ちでしょうねえ。

全身汗まみれながら、とても気持ちよさそう。

もちろん、それに呼応するように熱烈なる声援へと反応が変わっていく。

マサも相変わらず絶え間無く左右に、トレードマークともいえる軽快なステップを踏む。

とにもかくにもユミ嬢による知性に満ち溢れたピアノ・プレイのおかげで、より誰もが贅沢極まりないハッピーモード全開に浸れちゃうのだから不思議なものですよね。

よくよく見てみると会場のあちこちで嬉しそうに、ピョンピョン飛び跳ねている人たちが見えるではないか!?

ステージ手前では、ある女性が簡単な振り付けを指導しながら皆と一体になって踊っています。

クルさんも目の前の観客達の笑顔に癒されたそうですよ。

世界平和を声高らかに提唱する、スケールの大きいビッグヒット。

まさしくシカゴ版「イマジン」との呼び声高きアンセム。

マサが歌いながらアベさんのそばに歩み寄ると、ニコニコと微笑み返し。

他のミュージシャンらも、すこぶる気を吐いていますよ。

ジュンもコーラスに人一倍のこだわりをもって挑んだ曲。

エンディング最後の1音に至るまで、気合十分パーフェクトに完奏。

普段はホノボノと佇んでいるクルさんではありますが、やる時は綿密にバッチリと決めてくるところなんかさすがですよね。

そうそう、マサはてっきりユミ嬢はこの曲のピアノリフをSTAライブで経験済みだと、ずっと当たり前のように思い込んでいたさ。

だって、あまりにも手馴れた感覚で弾きこなしていたものでね。たいへん失礼いたしました。

「オーケー!ありがとうございます。皆、この曲は知っているよね。これはアベさんの大好きな曲でずっとリクエストを貰っていましたので特別に組み込みました。

今日は土曜日だからまさにうってつけの曲をお届けできたと思いますよ。

一番万人受けするシカゴ初のシカゴⅤ収録初ミリオンを記録した、輝しき珠玉のポップアイコンともいえる記念すべき名曲。

え~、STAはどこで演奏してもこんな音楽だから浮いちゃう。今日なんか特にそう。(前のテーブル席の人達がそんなことはないよ、と声援を送ってくれた)

残すところあと3曲となりました!ここからは折り返し点。まだまだ続くよ。

いっぱい色々なタイプの曲を用意しています。(とここで観客席からシカゴのトドメともいえるリフを口ずさむ・・・・ダダダダダン!と・・・・)なんだ、なんだあ。営業の邪魔をしている奴がいるな。それは、もうちょっと待っててね。

シカゴばかり続いたから次はそのライバルバンドのちょっとのりのいい過酷この上ない曲を・・・・シカゴときたからには、このバンドをやらないわけにはいきません。

ブラスロック界における重要なるターニング・ポイントと言われているもの。

それでは、俺たちSTAなりのアレンジで勇猛果敢にプレイ。アベちゃん、ついてきてる?なんか、がおってないかい?あ!?これって北海道弁ね!!(笑)

このメンバー達でなければできない、メチャクチャに強烈な、わずか3分足らずの踊れる曲です。ブラック・ビスケッツ風(爆笑)リフ一発で皆さん、わかってくれると思いますよ(これにどよめく会場内)。またうちのジュンちゃんが情熱的に思いの丈を込めて歌います・・・・燃え上がってください(と、ここでジュンちゃんの方を指指すと大きく手を振り返す・・・・ネオン・スティックを振るアベさんがジュン、マサにハイタッチ)。」

とここで、また別のテーブル席の男性が「黒い炎!」という声が飛んできた(ドキッ!!・・・・)

「そうだ!正解!!(笑)日本歌謡界にも多大なる影響を与えた、すこぶる燃費の悪い曲です。皆、聞いてね!チェイスで・・・・・GET IT ON!!!」 

ヤスが、待ってました!とばかりにスティック・カウントで・・・1・2・3・4(マサも)1・2・3~!

アグレッシブな「黒い炎」が帰ってきた。

歌詞の内容は卑猥そのものだけど、火傷しそうなくらいのヴォイス攻めで捲くし立てる。

このようなやさぐれたボーカル・スタイルのジュンちゃんを聞けるのも激レア。ハードロックも歌いこなせる器用なシンガーには脱帽だ。さりげない仕草が板についてるね。

会場内では大きく手をあげて手拍子を打っている人々の姿が見えてきていますよ。

STA勢も、積極的に観客へ向けて手拍子の要求。

クル氏折り紙つきのオルガンソロがこれまた秀逸。

クルさんはアドリブをこなしながらも、嬉しそうにピョンピョン飛び跳ねプレイ。全編にわたって捲くし立てるように掻き鳴らされるストロークが絶妙なるスパイスだ。

ジャズのエッセンスをたぶんに含んだ超絶技巧ワウワウ・ペダルを踏み込んでのアヴァンギャルドなギター・バッキングがドライブしていて光っている。

これがあるとないとでは雲泥の差。

エビちゃんも常に半身のポーズにてジュンとアグレッシブに暴れまくりながらのプレイが鮮烈だ。普段はポーカーフェイスな佇まいのエビちゃん、適材適所に要所要所でしのぎを削るかのように燃え上がる。

ここでもホイッスルが絶え間なく鳴り響いてきて、益々の活況を繰り広げています。

マサは調子にのりすぎて足元に設置されていたドリンクを、途中でステージ床に倒してしまいました。

「ウオー!」とアイドルタレントに対する声援にも似た図太い声が沸き起こる。

タイバンの連中もマサの正面にて、煽りをかましてきますよ。

脳天がメラメラと炎のごとく炎上しているようだ。

ヒステリックなホーンセクションは、バック陣も腰を抜かすほどの威力を確立している。

メイナードファーガソンか、はたまた本家ビルチェイスを彷彿とさせる悶絶なる真骨頂サウンド。

後半のダメ押しに至っては、レッドゾーン振り切れギリギリで命がけ。

ジュンちゃんが必死に会得した転調箇所と、エレピでガッチリと埋め尽くしたユミ嬢の捌き方も惚れ惚れするほど。

ジュンを筆頭にホーンがダメオシとばかりに競い合ってピッチを上げるところなんか、ぶっ倒れるんじゃないか?と、これには心配になってしまったよ。

突き抜け感が尋常ではない、ファニーのハイノート・ペットがやはり群を抜いてる。

スタミナ消耗率が激しい・・・・わかってもらえたでしょう。

ユミ嬢も、一種独特なるSTAワールドに手ごたえを感じているはず。

それだけにやりがいがあり、一度味をしめたら脱出不可能なジャンルでもあります。

なるほど・・・と目から鱗が落ちるほどに、世界観がガラッと変化するのです。

ここでもマサはユミ嬢に、シンセプラスとソロという二重苦ともいえる過酷なる試練を求めたのですが、またもやサラッとクールにこなしてくれました(オリジナルはトランペット4本なもので・・・)。実は彼女ならば平然とやってくれると思っての、確信犯なんだけどね。

大喜びで受け入れてくれる、頼もしい存在だ。ソロなんてゾクゾクしちゃって、横でプレイしているメンバーさえもが聞いていて鳥肌立っちゃった。

クルさんは、昔取った杵柄とばかりに、ここへきてもスパイスがピリリと効いていて燻し銀の光沢を放っていたのでした。

決めのエンディング目印では更なる進化を遂げたヤスが、目一杯にタメをきかせてフロアタムにてのブレイク。美味しいトコ独り占め。

マサとのリズムコンビネーションも、阿吽の呼吸でピッタリ絶好調。

ブラス隊含めて全員が合図の残響音を轟かせる中、息も絶え絶えな暴れん坊。

燃え盛る炎で焼き尽くされて、真っ白な灰になったかな・・・?

まあ、いずれにしても勇壮なるハードロック直撃弾逆落としに対して口笛がピューピュー!

クニは実情をよく知っているだけに聞いているだけど、疲れちゃったそうですよ・・・おいおい(笑)。

1年のうちでSTAを客観視できる、これはごく僅かな貴重なるヒトトキなんだそうですよ・・・・彼曰くね。

 

「どうだ!!この場にはピッタリだと思います。残すところ、2曲となりました。じゃあここでサーヴィス・タイムと参りましょうか(笑)。」

ジュン「ええっ!?何のサービスタイム??」

「まだ明るい!!(爆笑)」

「何を言おうとしているのか忘れちゃいそうだあ!!

STAのブラス・ロック追求という基本コンセプトから外れるので、受けるのわかっていても、あまりこういうタイプの曲はやらないんだけど・・・・頑固なもので」「えええ!!???」

「これだとディスコバンドと勘違いされちゃうからね。え=ソロなんてゾクゾクしちゃって横でプレイしているメンバーさえもが鳥肌立っちゃった。え~と、ゴヘイ・トランジット・オーソリティになっちゃうからさ。明日ここに出演するゴヘイは知り合いなんだけど。でもね、俺の音楽の先輩であり人生にとっても偉大なる師匠であるケニー御大が小樽ライブで会うたびに、どうしてあの曲をやらないんだ!?と言われちゃうんだよね。(目の前にいるケニーさんがニンマリ)そこで小樽限定でひさしぶりにディスコ・ナンバーを1曲、お送りしたいと思います(イエ-ツ!!の歓声)

コ-ラスやシャープなカッティングを皆さんも一緒に演出してください。歌って踊って!!これも3分で終わっちゃうよ」

ジュン「ハヤッ!!」

「マイアミ・サウンド・マシーンの先輩でもある伝説のKC&THE SUNSHINE BANDといえば?・・・・・」(観客席から)「THAT’S THE WAY!!(笑)」「正解!!THAT’S THE WAY!・・・・・1・2・3~イエイ!」

突発的にマサとジュンが連動してヤスと共に渾身のカウント。

もうこの曲は下手な屁理屈なんか抜き。

開始と同時に、ドドッと舞台前は芋洗い状態に瀕しています・・・・。

各自で自由気ままに腰を振っています。

ユミちゃんもオーバーアクション気味に悩殺フィーヴァー、エモーショナルにフィーヴァー。

マサが事前にアドヴァイスしておいたのさ「プレイしながら踊ってね!」と。

だってSTA史上一番、全身で音楽を表現するキーボーディストなんだもん。この手の曲ではじけないなんて、勿体無いでしょうよ。

エビちゃんもヤスも、思い思いのアタックにてフル稼働。

7人体制による、うねるようなラテン系のグルーブという贅沢極まりない編成は、まるでサンタナを見ているようです。

歯切れの良いバッキングがゾクゾクとそそるねえ。

マサが両膝つくと、シャッター・チャンスを狙っていたカメラマン達が見逃すはずもなく即座に激写。

数人のダンサー達は、マサの前ヘ陣取リ一緒にプレイを真似しての決め記念ポーズ。

ステージ手前のフロアはすでにダンスクラブと化している。

バンドと客が熱を放射し合って、見る見るうちに一体化。

その中心で常に陣取るのはもちろんジュン。

セクシーヴォイス部門担当の彼のこと、水を得た魚のように場面場面で色々な顔をちらつかせてもくれます。

客も一緒に歌っています。

皆、ヘトヘトなはずなのにね。喉が張り裂けそうなほどだよ。この曲は初演奏のメンバーもいたから重点的にスタジオ・リハを行ったのです。

でもここで魔物が登場しちゃった・・・・。

肝心要のエンディングで事故が起きちゃった。まあ、仕方ないさ。

ジュン「終わり良ければ全てよし!(どういう意味だあ???笑)」

マサはペットボトルの水を一飲みしてから「これでいいんだよ。滅多に取り上げないから、スペシャルヴァージョンでおおくりしました。皆さん、満足してくれてますか?」「イエ~ッ!!」

「まだ明るいけれども・・・・・今は何時くらいかな?こういうパターンも乙なもの。それでは正真正銘のこれがラスト、極上のミッドナイト・ソングで締めくくってみたいと思います」

この時、すでにクルさんはギターを掲げて小刻みに震わせつつも不気味な唸りを発する・・・・・「ウィ~~~~ン・・・・・・」

マサは前傾姿勢で、モニター・スピーカーに左足を乗せたまま「ありがとう!最後です!いきます!盛大に盛り上がっていきましょうー!HEY!!!・・・・・・25or6to4!!!」(EDIT VER)

マサがクルさんの方向を左手で指差すと、「ギュイーン!」のスライディングから

「ガガガガガーン!」

メンバー全員が「ヘイ!ヘイ!」

ジュン「会場後ろの方も一緒に!!HEY!HEY!」

驚いたことに他のホーン隊もそれに連動して、ノリノリに飛び跳ねて手拍子を交えている。

その上、管楽器を振り回している。

ギターが、これ以上ないほど、過激にピッキング。

マサも一緒にメインリフを弾き始めると、ヤスもシンバル類総出で

それに便乗する形にてなぞってくる。

疾風のごとく耳をつんざくホーンセクションの狭間に、リズムの鬩ぎ合い!

あるバンドは「STAはスーパー・スペシャル軍団」

あるギタリストいわく「ニュー・ギタリストは上手いし、いい音を出していますね~!」

あるパーカション奏者いわく「STAはレベルが高い」

あるトランペッターいわく「STAはブラス殺しのナンバーばかり・・・・」

あるミュージシャンいわく「STAは歴史と伝統あるバンド!」

マサは1フレーズごとにステージフロント右から左に並べられているモニター・スピーカーに左足をのせながら移動。

クルさん&マサが両サイドのフロントにて陣取り。この躍動感あるロックなコントラストが長年の理想形だったのさ。

ギターがスポットライトを浴びる場面になると、必ず最前列に飛び出してきて自己主張。

ホーン隊が拳を突き出すタイミングが絶妙。

誰言うともなくメンバー達が合間を縫って

「イェーッ!!」観客も「イェーッ!!!」のコール&レスポンスで半狂乱。

もうこれが本当にラストだと察してか、余力を振り絞って全員グチャグチャでどこもかしこも総立ちです。

STA全員が右手を何度も振り回しての熱演。

マサはヤスのバスドラムに片足載せ、シンバルをキック。更にはホップステップで目前にまで駆け寄って、コミュニケーションをはかる。

ヘッドバンギングにて中央で両膝ついて、気迫のヴォーカルを続行。

クルさんは、虎視眈々、隙間という隙間をびっしりと雷鳴のごときソロで埋めつくすほどに我を忘れて、ギターの鬼と化しています。

でも、起承転結のメリハリはバッチリ!!!

締めはエフェクター設置スペースにもどってワウワウペダルを踏み込む艦砲射撃で爆発寸前。

ホーンセクションが各自で手にしたパーカッションで応戦。(タンバリン、カウベル、ウッドブロック)

そしてクニが近年ギターソロの後半でやりはじめた、シカゴ・ライブバージョンでのブラス・フレーズを吹き込む。

逆方向ではウォルター顔負けなテナー・サックスで対等に渡り合うジュン。

マサが3番を歌いながらベースのネックを観客方向に突き出す。

これもライブでなければ味わえないハプニング。

メンバー達が色めき立ってきた・・・この状況。

どいつもこいつも、ビックリするぐらいに凄い奴らばっかりだ。

何が飛び出して、どんな展開になるのか。我々にも皆目見当がつきません。

まあ、こういったスリリングな崖っぷち綱渡りパターンもSTAトラの穴(クニ曰く)ならではの持ち味であり、魅力のひとつだね。やはり役者が違います。

マサが自分の楽器を垂直に突き上げて、揺すりまくるの図。

尚もクルさんのソロは轟き渡り、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!?と、思えるほどの気迫プレイをクローズ・アップ。

照明もSTAのメンバー達を追うのが大変な作業だ。

エンディングではベースギターを天井高くに突き立てホップステップしながら、ベースギターを肩からはずして、観客めがけてマシンガン乱射のポーズ。

そしてハイタッチ後はベースを掻き毟ってもらうようにアベちゃんに突き出す。もちろん即座にアベちゃんも「ベベベ~ン!ジャラーン!!」。他にも外国人の女性を含めた2人ほどが弾いてくれた(この時、別の女性がマサの顔めがけてパンッ!とクラッカーをはじき鳴らしたので一瞬ビックリしたあ!!)。

振り返ってヤスにもスティックで弦を叩いてもらう。

ノリが最高!やはりこうでなきゃあね。

モニターやPAスピーカーめがけてベース本体をワイルドに擦りつける。

片足上げて思いっきり床に振り下ろした。「YEAH!!」一礼して、マサがジャンプ一閃でTHE END!!!

「ありがとうございました!」

温かい拍手に感謝です。

NCRのラッチョも「めっちゃ盛り上がってましたよ」とエキサイト気味に絶賛。

司会のヤチヨ嬢が「STAのステージに今一度、大きな拍手をお送りください!

今年もやりましたね。盛り上がって終わりました。それではリーダーのマサさん、今の気持ちをどうぞ!」

「お疲れ様です。燃え尽きました・・・・」「今年も熱いステージをありがとうございました。会場のお客様もノリノリで踊ってくださってありがとうございました。爽やかな気持ちのいい汗を流した方もけっこういらっしゃると思います。また、踊りますとお腹も空くと思いますので、どうぞ食べながら、飲みながらこの後のステージを楽しんでいただきたいと思います」

とまあ、こんなアンバイで無事になんとかSTAは今年も浅草橋を堪能しちゃいましたよ。

ステージを降りたメンバー達は皆が皆、満たされた表情を滲ませていました。

マサはその後も友人達のライブ観戦をしながら会場中をぶらついていたのです。

するとあちこちからお客さんやタイバンから「良かったよ!」「カッコyかったよ!」と話しかけられました。

ちょっと気恥ずかしいけど、至福の達成感です。

またすぐに来月も小樽・北運河サウンド・エナジーのためにSTAは舞い戻ってくるから、その日その時まで皆、待っていてね!

VERY SPECIAL THANKS TO・・・SUBARU&ABE-CHAN&MR,KENNY&MR,SAITOH&YURINO-KUN&KEITA-KUN&MASTER&KUDOH-SAN&MINAGAWA-SAN&RINGO-HIME&NISHI-YAN&KAZU-KUN&RATTCYO&MAYAMA-KUN&WATANABE-SAN&SUGI-CHAN&COCA-COLA&TAMA-CHAN&SEAGULL&YACHIYO-CHAN&TEZUKA-KUN&HIRO-STANLEY&PETER-EROS&HONEY-SIMMONS&ACE-K&JULIE&IKU&KEI&TAKUMI-CHAN&YUKA-PYON&HIROAKI-KUN!!!

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cloud(chicago)

2019-07-28 05:53:01 | CHICAGO

雲は、大気中にかたまって浮かぶ水滴または氷の粒のことを言う。地球に限らず、また高度に限らず、惑星表面の大気中に浮かぶ水滴や氷晶は雲と呼ばれる。雲を作る水滴や氷晶の1つ1つの粒を雲粒と言う。また地上が雲に覆われていると、霧となる。 気象学の中には雲学という分野も存在する。 ウィキペディア

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VOL、165 おたる☆浅草橋オールディズナイト16(part,6)

2019-07-28 04:00:31 | Live Set List

ライブ・レポート・パート5からの続きです。お楽しみください!!~~さあ、いよいよ終盤に差し掛かってきましたよ!

13、19:00~19:20

OVERLAP(洋楽邦楽ポップス)

いよいよトリ前の時間となりましたよ。

早いものだ。あっという間。

札幌から6年連続6回目の出演。

メッセージをどうぞ!

「みなさん!夏ですね~!いよいよ、OVERLAPも夏全開に突入いたします!

今年のOVERLAPは、ディスコに力を入れちゃってます!

当然ロックも洋楽ポップスもソウルもフュージョンもR&Bも演歌も結局は色々とやっちゃいます!騒ぎまくって踊りまくって、みなさん、OVERLAPに振り切られないように、そして、皆さんもオーバーラップして一緒に攻撃参加してくださいね~!!」

 2003年の夏に結成、実力派のOVERLAPはオールマイティの構えでライブに臨みます。

常連の不動メンバー5人組バンドでダンス・ナンバーをたっぷりと見せつけてくれました。

イメージチェンジとばかりにハットと髪の毛を束ねていたのをやめて、いつもとは一味違うワイルドでクールな魅力を振り撒いてくれた、女性シンガーのクボッチを取り巻く男性バックバンドは・・・・ローランド:ジュピター2段積みキーボードの魔術師ジュリー。

ギタリストのシンくんは黒のストラトキャスターを使用(ROSE指板)。

べーシストのタケくんは驚愕の6弦を所持(ゴールドパーツ。シースルーのブルーカラーでローズ指板)。そしてドラマーのタツくんが加わりガッチリと的確な演奏でまとめあげています。

実はジュリーとSTAマサは、数年前G-HIPライブにて初共演した仲なので会場内にてお互いがガッチリと握手にてのご挨拶。 

さて、毎回このバンドの目を見張るようなライブ・パフォーマンスはとっても勉強になりますが、今回もご他聞に洩れずパーフェクト。

感嘆の声しきり。

女性シンガーのイメージにピッタリな,EW&Fのヒット曲「セプテンバー」で幕開け。

筋金入りの大人の女性が貫禄たっぷりにモーリス・ホワイトに徹するんだから、こいつはたまったものではありません。

一発目の音で、すでに「オーバーラップ」独壇場。

しかしこの人数での圧倒的破壊力と重量感はどうだろうか。

イントロでのワウペダルが興奮を更に煽る。

ゆとりをもって生み出される、ウネリともとれるフィーリングは参考にしたいところ。

これでもか!というほどに一世一代の超絶メロウ極めつけ。タフでへヴィーでグラマラス。味わい深いセクシームードに満ち満ちたメロディ。

早くも会場のあちこちでは思い思いのダンスに興じている人達が多数見受けられます。

皆さん、お疲れさま!

「ハロー!小樽!!イエイ!ハーイ、今日は晴れましたね。はじまりましたよ!オーバーラップの夏は小樽・浅草橋を中心に回っています。今日も最後まで張り切って盛り上がっていきましょう。皆様、よろしくお願いします!!」

2曲目はテイスト・オブ・ハニーで「恋はブギ・ウギ・ウギ」

フューチャリング・クボッチはスレンダーボディーで長身だからなのか、いつも素足でステージに立ちます。見栄えも抜群。

固定ファンも大勢いるんだよ。

去年はサングラスまで着用して観客の目をひいていたけど今夏は比較的ラフなスタイル。

それがまたよく似合っていますよ。

歌いこなすのがメチャクチャに難しそうなこの曲を、独自のものに消化して演じきっているところなんかは脱帽モノですなあ。

熱視線込めて、バッチリと決めまくってくれました。

日本人版ディスコ・クイーンはクボッチで決定!

しかしこのバンドの音造りは完璧。

バランスやトーンのまとまりがビックリするくらいです。

「どうもありがとうございます!イエー!」と最前列の観客とハイタッチを繰り広げる中、キーボード・ジュリーが力強いビートにのってアップテンポのコードを弾き出した。

メドレーの3曲目は聞き覚えのあるリズムだ!

「シャイニング・スター(EW&F)」

選ばれる曲がいずれもが、時代に着実な足跡を残しているファンキー・ミュージックばかりなところがご機嫌。

憎いネエ。特にイケイケなレディ達に大受け。ここは思い切り乱入してきた男性陣を誘惑しちゃいましょう!

主軸を置いているボトムのグルーブも充実していて、燻し銀のごとく光っています。

エフェクター操作で余裕シャクシャク。

このバンドは巧みなキーボード処理で,何の違和感もなく緻密に再現しています。

観客がホイッスルをピーピーと吹き鳴らす。

「その笛が欲しい!一緒にいっちゃいましょう!」

歌のお姉さんが紹介します。「後半に差し掛かってきました!さあ!一緒に歌いましょう~OH!OH!カモン・エブリバディ!1・2・3・4!」5曲目ダメ押しの「真夏の夜の夢(ユーミン)」に突入。

タイトルが示しているとおり、この季節のこの時間帯にはうってつけのユーミン・レパートリーの中で最もライブで人気の高いナンバー。

このバンドにしては珍しいラテン系でミステリアスな含みもある曲。

誰もがジッとしていられなくなるような、ダンサンブル・アレンジもメロディアスでムード満点。

度々繰り返すフレーズも、高度なテクニックなしでは達成するのは不可能。

それらを涼しい顔して演じているんだから敬服しちゃいます。リズム感、スィング感覚が研ぎ澄まされているんでしょう。

ベースとドラムのソロにもやんやの喝采。

「ヘイ!ヘイ!後ろの人も一緒に歌って~!シックで・・・OH~~お洒落フリーク!!(全米1位を獲得!)」

奇妙キテレツ、どうやったらこれだけの爽やかで歯切れのいいギターカッティングが弾けるの?

サウンドの核ともいえるボトムラインとリズムの鬩ぎ合い。

1大ブームを巻き起こしたミュージックシーンの、中心バンドの極めつけといったらこの曲だもんね。

overlapの日本人離れしたノリに誰もが釘付けだ。

単純明快なコード配列なんだけど、淡々と進行していく構成が何故だか不思議な魔力を秘めているのですよ。

「皆さん、楽しんでいただけましたでしょうかあ!?

お約束の・・・・君の瞳に恋してる!!。さあ!一緒に歌いましょう!!」

この小樽ライブイベントでは数多くのバンド達がこぞってカバーしている、最も人気の高い珠玉の大盛り上がりダンス・ナンバー(ボーイズ・タウン・ギャング)。

キーボードの魔術師ジュリーが華麗なるイントロを奏でた途端に皆がスパーク。

オーヴァーラップのバージョンもこの編成だとは思えないくらいに、ゴージャスな音圧で迫ってきましたよ。

もちろんステージ手前のダンスフロアは、踊りまくっている観客達でごった返しています。

誰もが若き頃にステップを踏んだであろう、あの振り付けを思い出しているのかなあ。

ディスコでフィーバーしなくたって、ここで十分にエンジョイできるというもの。

ダンサーと化した人々の表情も、一際若返っていますよ。

賑やかでキラキラと輝いていた、あの時代に一気ワープ。

ミラー・ボールがないのが残念だけど・・・・。

「ありがとうございました!サンキュー!!ラストの2曲です・・・・・・まずは、アバで・・・ギミー・ギミー・ギミー!」

何を歌っても様になるクボッチ。

カバーでもオリジナルのように、堂々たる歌唱力で消化してしまう手腕。ただひとこと、イメージにピッタリです。

因みに去年、突然世界中の音楽ファン達を驚かせた「アバ再結成!」の報。

まあ、詳細については色々取りざたされていますが、この選曲はそれに対する祝砲の一発かな!?

「これが最後の曲です・・・・・・

熱く熱く盛り上がっていきます。ドナ・サマーで・・・・HOT STUFF・・・1・2・3・4!!」

ボーカルには臨場感増幅のために深めなリバーブがかけられていて、オリジナル音源ソックリ。

随所に至るまで事細かな手腕がほどよく音作りに発揮されていて、感心しきり。

ステージの左右を、ファッションモデルのように闊歩する姿も様になっているよ。

まさに女性シンガーの鏡、お手本といえるもの。

会場中が一体となって両手を左右に振る光景は圧巻。撮影隊も合流。

ギター・ソロではここぞとばかり筋金入りにへヴィー・メタリック。クラッカーが爆発!

 王道の洋楽ディスコ・ソングを貫禄たっぷりに見せつけてくれました。

カモメ達も天高く優雅に舞っていましたよ。

 

14、19:30~19:55

オオトリに控えしは、大御所のAYA WITH HOT&COOL(SOUL、R&B、POPS)

小樽の夏といえばこのバンドが決定打です。

去年は素敵なハーモニーを聞かせてくれたコーラスグループBLACK MERMAID SISTERSが所属していたけれども、残念ながら今年は不在・・・・・。

小樽から2年ぶり9回目の出演。

メッセージです

「小樽でSOULやR&Bを中心に演奏活動しています。

去年に引き続き、今回も浅草橋オールディズナイトでの演奏をとても楽しみにしていました。

今日も熱い演奏をお届けします」

親子ほどの年齢差があるメンバーが結集した社会人バンドにも関わらず、それを微塵にも感じさせないほどの鉄壁のグルーブを醸しだしていた9人編成の大所帯バンド。

そうなのですよ!この日の出演バンド中、最多人数を誇るバンド。

4管楽器はBS(ダイくん),TS(ヨシヒキくん),TP(トシくん)は男性でTB(ナツ嬢)が女性。G(バンマス・カズさん。ブロンドボディカラーのテレキャスター使用。メイプル指板),DR(ヤマグチさん),青いメタリックカラーが映える5弦ジャズベースがお似合いのベーシスト(マサヒコさん。ロール指板)にローランドを駆使する女性KB(ヒロミ嬢)、晴れを願ってかマイクスタンドに照る照る坊主をぶら下げた女性VOはアヤ嬢。

そうそう、数年前、STAのメンバー入りが事故で遅れたために順番を入れ替わってくれたのもこちらのバンドでした。その節はお世話になりました。

1曲目、アヴェレージ・ホワイト・バンドといえば、これに尽きます「ピック・アップ・ザ・ピーセス」

インストウルメンタル。

大都会の摩天楼を彷彿とさせるこの曲で、はじまるなんて琴線がいくつあっても足りないほどです。

ライブを終えたミュージシャン達もノンアルコール・ビールを片手に闊歩しています。

ホワイト・ファンクの代表格ともいえるこれを、彼等が演奏する姿は初めて観ました。新境地開拓か!?

さっそくテナー、トロンボーン、バリトン、トランペットへとソロ・リレー大会。この編成をフルに発揮。

もちろんコーラスが振り付け交えて彩を添えています。

「これからは大人っぽい曲をやります・・・・スティービー・ワンダーでドント・ユー・ウォリー・バウト・ア・シング!」

この曲にのり、満を持してアヤ嬢が真っ青で鮮やかなロングドレスに身をまとい颯爽と登場。

やんやの喝采を一身に浴びていました。

黒っぽい節回しに至るまで忠実に再現。気分はモータウン黄金期の時代へと一気にワープ。

しかし、ここのバンドはコンビネーションがバッチリとはまっていますね。

テナーとバリトンのご両人はそれぞれに、カウベルとクラベスを手にラテン系のノリも演出。

3曲目、ベースによる重低音のイントロ・リフがはじまったんだけど、これはCOMMONの「ザ・ライト」でした。

キャパシティーの広さに思わず納得。すかさずうなずいちゃった。

「ピッキーン!」とピッキング・ハーモニクスが耳に突き刺さってきて絶妙な構築美。

「可愛い!」の男性客からの声援に、すかさず「あとで名前を聞かせてね!」とアヤ嬢(笑)。

「今日、最後のバンドです。去年はゲリラ豪雨どころか、ゴリラ豪雨(!?)でしたね~~あのときにはものすごく雨をかぶったのに、たくさんの皆さんに聞いていただいてありがたかったです。寒くないですか?暑い・・・・・?いや、寒い??・・・なんか揉めていますが・・・・。

ではもうちょっとお付き合いお願いします・・・・・・クワタ・バンドで・・・スキップ・ビート!」

腰を振りながらの挑発ヴォーカル。

決して「スケベ!スケベ!」と歌ってはいけません(笑)

明らかにクワタ本人は確信犯的にそう歌っていますがね。

 メンバー紹介後「ありがとうございます。今日は晴れてくれて本当に嬉しいです・・・・・米米クラブで・・・・シェイク・ヒップ!」

シェイク・シェイク!で踊り狂っている人々。凄まじき情景。

涼しい風が吹いてきた。

散歩がてらに会場へ寄ったのか犬同伴の人もいますよ。

「とっても、とってもたくさんの皆さんと歌えるのが私たちの醍醐味です。

このバンドは結成してから16年が経ったんです。これもひとえに皆さんのおかげです。

最初はね、5人組で歌っていたんです。

今日はどうもありがとうございました。皆さんの歌でこの歌はスタートします。

ホィットニー・ヒューストンで・・・・アイム・エヴリー・ウーマン!!」

ダイナマイト・ヴォイスが炸裂。

ブラスセクションの4人も見事な振り付けでその場を引き立たせる。

「どうもありがとうございます。最後の曲となりました・・・・・なんか私も肌寒くなってきた・・・・踊ろうかな・・・踊るよ・・・ちょっとくたびれているけど目一杯元気にいきますよ!本当にいきますよ!またもやスティービー・ワンダー!!」

必ず彼らのライブ終盤で取り上げる「迷信」

クラヴィネットのパーカッシブなるリフがグイグイと全体を牽引。

それに呼応するかのような化学反応がバンドに浸透していきます。

伸びやかなボーカルが驚異的。

豪快なソウルを届けてくれたばかりなのに

「まだ本当は42曲あるんだよ」との言葉を残して(ジョーク!)ステージを降りました。

 

*****はい、これにて出演バンドのレポは終了。このライブ・レポートのために各バンドの方々も喜んで協力してくれました・・・・・・ただただ感謝です。

これをキッカケにお友達になった人もたくさんいますよ。

さあ!残すは我がブラスロックバンド THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)のみとなりました!!続くよ・・・・・*****

 

 

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PENCIL(chicago)

2019-07-28 03:58:42 | CHICAGO

鉛筆(えんぴつ)とは、筆記具文房具の一種。顔料を細長く固めた(鉛筆芯)を(鉛筆軸)ではさんで持ち易くしたものである。

筆記するために使われる。鉛筆の片側の末端部分を削って露出させた芯を紙に滑らせると、紙との摩擦で芯が細かい粒子になり、紙に顔料の軌跡を残すことで筆記される。

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VOL、165 おたる☆浅草橋オールディズナイト16(part,5)

2019-07-27 00:50:27 | Live Set List

****このライブイベントもいよいよ山場に差し掛かってきましたよ!!****

11、18:00~18:20

LOVEGUN(KISSのカヴァー)

6年連続8回目の出演かあ。

さあ、とうとう出てきたぞ!泣く子もお漏らししちゃう地獄の軍団が勢いよく降臨だ!(笑)

ありとあらゆる意味において、インパクト絶大!

派手さでは彼等の右に出るものは、絶対にいないでしょうね。

なんたっていつの間にか、観客席のあちこちに痺れを切らせた追っかけファン集団がズラリと並んで、ラブガンの開演を今か今かと待ち焦がれているではありませんか。

場所が小樽だけに、海外からの観光客の方達も大勢見えてる。

編成は本家本元キッスと同じ、不動の好男子4人組み。

ヒーロ・スタンレー(サイド・ギター&ボーカル。彼は他にもゴダイゴのカヴァーでマジック・カプセルにてサイババ名義、デュラン・デュランのカバーでズラン・ズランというバンドにてサイモン名義で、更には米米クラブのカバーバンド粉粉クラブ、バービー・ボーイズのカバーバンドでブラック・リストでも活躍中!あちこちで引っ張りだこの売れっ子。ブラックリストは先月のSTA企画リブレーションにて初参戦!)。使用ギターはあの鏡ひび割れ変形シェイプが、やたらと目を引いてかっこいいデストロイヤー。これが意外にも軽いのでビックリしたよ。

ノッシノッシと大股開きで威圧的にのし歩く舌ベロベロ男はハニー・シモンズ(ベース&ボーカル)。ジーン・シモンズ・モデルの斧方ベースAXE持参。

眼鏡姿がミスマッチでお茶目なエースK(リード・ギター&ボーカル。本物はソロで来日したばかりだね!)

レスポール・スタンダードのチェリー・サンバーストを愛用。3PUのセンターは低くセッティングしているからピッキングに支障はないとのこと(マサが直接に確認済み)。

そしてリーダーもつとめるピーター・エロス(オリジナルの特製電子ドラム)という布陣。(ピーター・エロスは江別市民なのですよ!)。

どうですか!

各メンバーの名前だけでも、問答無用のロック・ファイヤーだ(意味不明・・・・笑)。

男気溢れる心憎い地獄の使者ども。

主催者サイドも、ラブガンの出演を大いに歓迎してくれたようだ。ただそこに佇んでいるだけでも絵になる貴重な奴ら。ありがたいことですね。どんなに頑張っても彼ら以上に目立つ事は無理・・・・。タイバン組んだら食われちゃうから、ヤワなバンド達はケツをまくって逃げていっちゃうほどだ、マジで。

まあ、お陰様で、グッと華やいだイベントとなりましたよ。

まずはメッセージをどうぞ。

「毎度おなじみのアメリカ伝統芸能KISSフルコピバンドでございます。2007年(平成19年)結成。全員同い年。冗談で2,3回キッスでもやろうか・・・と言ってはじめたつもりだったのですが、いつの間にか12年が経過。今回で59回目のライブです。また今年も小樽浅草橋オールディズナイトに帰ってきましたよ。果てしなきアジアツアーはまだまだ続行中!!ステージ上での転倒事故がけっこうありますが(笑)今回もよろしくお願いします」

北海道で一番度肝を抜かれるキッスのコピー・バンドとして、すでにバンド界隈では知らぬ者などいません。

もし万が一、いたとしたらその人はもぐり・・・しっかりと勉強し直しましょう。いくつかキッスのコピーバンドは北海道で活動していますが、残念ながらラブガンとはスケールの大きさを含めても何から何まで雲泥の差。

過去に何度も解説で触れていますが、その徹底振りは半端ではありません。

STAとも顔なじみ(何度も対バン経験あり。今年の春先にも江別市民会館で一緒のステージを踏んでいます)ですが、彼らが素顔で会場内にいる時は誰も気がつかないのが、はたから見ているととっても愉快ですね!

毎回メイクや着替え(その殆どが手づくり)、ドラムセットの準備に3時間以上を要するという念の入れよう(最近ではすっかりと要領を得ていますが)。

特別な場所でなければ、ライブの実現が難しいという小道具山盛り。衣装の鱗や星型などなど細かいパーツやデザイン、カラーなどに対する凝り具合が感動的!!

あのめちゃくちゃにカカトの高いブーツも相変わらず健在(一度STA企画のヴィニーズ・ライブ中1曲目にそのカカトが剥がれ転倒してしまいカツラは飛ぶは、ギターのチューニングは狂うは!でメンバーも会場も大爆笑の渦になってしまった思い出があります)。

ワゴン車で現世に舞い降りたメンバー達。以前、駐車場でいきなりヒーロは車のハッチバックドアの角に頭を強打・・・・激痛に耐えながらもステージをまっとうしたという武勇伝もあります。

そのステージ上でも、楽屋用テント通用口でも、メンバー4人は、あのブーツ装着だから頭がぶつかりそう・・・・。ただでさえ、彼らは身長が高いのですよ。

この日、全体のタイムテーブルが思いのほか巻き状態で進行。

ラブガンは色々と準備があるため昼頃に小樽入り。ノンビリひっそりとくつろぎながら別の場所にて準備に勤しんでいたため、余裕の表情で、満を持してゆっくり順々に登場!会場中が色めきだってきたぞ。

ピーター特製ドラムセットの設営が、思った以上に手間取っているところをフォローするためにヒーロが口火を切った。

「YEAH!!」

もうこれだけで会場中が圧倒されてヒートアップ。

迫力の存在感や、全身から発せられるオーラがもの凄い。「なんか何から何までスーパースター級の扱い。」とある観客が呟いていた。見た目だけでも掴みはばっちりとオーケーだ。

そうこうしているうちに、何とかかんとかセット完了。

毎度前置きが長くなってしまいましたが、そろそろいきましょうか!

ヤチヨ嬢が、じれにじれているオーディエンス達に向けて元気よく問いかけます。

「このバンドを見たことある方達は、手をあげてください!」

ほとんどの人達が挙手した!やっぱりなあ。話題の渦中だもん。

「皆さん、お待たせしました。お久し振りです。よろしくお願いします。2時間分の曲を用意していたんだけど、早いもので残すところ4曲となりました(笑)。世界ツアーも終盤に差し掛かってきました(爆笑)!小樽大好き!オールライト小樽!!・・・・ラブガン!!!」

ピーター・エロスによる、声高らかなバンド名コール。

1曲目は彼らのバンド名の由来にもなった、キッス黄金期のヒット曲「ラブガン」がいつもの定番なんだけど、やはりこの場の空気感から基本ともいえる「デトロイト・ロック・シティ」が情け容赦なく炸裂したよ!

イントロでは、速射砲さながらのユニゾン怒涛のごとき波状攻撃で開幕だ。

フロントの3人ががっちりと横並びに、ユニゾン部分でコード音を伸ばす際、決めの右腕が大きな弧を豪快に描くポーズ。

本家の動き、そのまんまを完コピ。

これで決まり。完全に息の根を止められるほどの鉄槌を脳天に一発くらったよ。鋼の涙腺が決壊。

ピーターのエレクトリック・ドラム、強力なる一撃。

ヒーロの力強いハイトーンボーカルが堂々と冴え渡る。

いつものことながら、張りと艶のある喉は絶品だ。

メンバー達のフォーメーション・プレイといい、今までに見てきたラブガンの中でも出色の完成度を繰り広げる。

入れ替わり、立ち代わり、ポジション移動を繰り返すアクションがとてもスムーズ。

ヒーロはピョンピョンステップ、ハニーはガニマタでと個性を発揮。

演奏だけでも相当に大変なのに、本家ステージング映像やフォトで細部にわたって入念過ぎるくらいの研究に研究を重ねた血と汗と涙の結晶がこの結果でしょうね。

努力は決して裏切らない。

握手攻め、投げキッスにと気配り精神旺盛なメンバー達。

あの衣装とブーツなんだから、重さやフットワークでスタミナ消耗率も大きいと思われます。

観客はそんなこと、お構い無しに熱狂しているけど、ある程度のキッス通ならば痛いほどに裏事情が伝わってきますよ。

もうこうなりゃあ、下手な屁理屈やら能書きなんか消し飛んで粉砕。

「サンキュー!好きよ。はい、ラブガンです!江別が生んだ世界のロックスター!ぼくら札幌のバンドだと思われているんだけれども、実は江別のバンドなんですよ。次の曲では横の変な眼鏡のギタリストが歌います!あ・・・眼鏡がないと何も見えないんだそうですよ!」

エースKとヒーロ・スタンレーがポジションを入れ替える。

2曲目は、ちょいひねりを加味した選曲で「コールド・ジン」

こいつをここにもってくるなんて、秀逸。

いつもはハニー・シモンズがリード・ボーカルだけど、新趣向でエースKをフューチャー。

もちろん爆音が弾けまくる。

実はミキサー担当のケイタちゃんはキッスの大ファンで、わざわざ東京にまで観にいくほどの本格派(キッスのラブガンから虜になったんだってさ)。

だからラブ・ガンの時には、食いつきの度合いが半端じゃあないくらい凄かった。まさに役得だね、これは。

ギターをやっている彼は以前からラブ・ガンの噂は耳にしていたらしいんだけど、この日で生観戦は2度目だとのこと。

とにかく何度見ても衝撃らしいよ。新たな発見もあったんじゃあないのかなあ。

「特にジーンのナリキリ完成度が素晴らしいですね」と絶賛。

と、そこへハニーとヒーロが大出血サービスとばかり、ステージの隅々までをも所狭しと歩いて常に煽りまくる。当然オーディエンス達も熱狂につぐ熱狂で大喜び。間近で観ると迫力倍増。想像以上だよね。やっぱりこれは目前で体験するべき。お勧めだよ。

皆、暖かい拍手を惜しみなく贈っていました。アベさんもネオンスティックを振り回す。

エンディングではエースKが、仰け反りにてのギター・ソロ・コーナーへ突入。

トグルSWガチャガチャ奏法も繰り出してトリッキー。

ただでさえ眩いくらいの照明も、それらに感化されたのか一段と点滅の度合いを増してきた。

クラッカーもパンパン!と盛大に音をたてる。

ヒーロ・スタンレーが胸毛代わりに黒のマーカーでビッシリと書いた、セクシー(?)胸板を誇示すると大歓声が渦巻く。

ナイスなアイディアが、そこいらにてんこ盛りだあ。

以前にはサプライズとして観客達がステージめがけて、あろうことか数個のブラジャーを投げ入れたこともあったっけね!(あ!?このイベントライブだったはずさ・・・・)

悩殺系のロックバンドには、こういうことってよくあること。ましてやキッスの曲ってセクシーな事柄をストレートに表現した内容が多いので致し方なしかも。

その時には、それをサッとクールに拾いあげたフロントの3人が、さりげなく意味ありげにマイクスタンドへ引っ掛けていたのでした(笑)。

良い子たちは、絶対にこういうシーンを観ちゃあ駄目だよん! 

 ヒーロ・スタンレーによるMC

たどたどしい日本語で(もちろんわざとね!)「ネクスト・ソング・・・ジャパニーズ・・・あっと、ウ~ン・・・・違うかあ・・・・一人にしないでえ(爆笑)やっぱり日本語でいきます(笑)どうもありがとうございます、皆さん、飲んでますか~!?」

ピーター・エロスによるMC

「次回のライブ告知をします。次は9月の8日だったっけ・・・?新琴似音楽祭・・・・に申し込んだんだけど、あえなく落選しましたあ(爆笑)。でも10月には江別エポアホール・バンド・カーニバルに出演しますのでよろしくお願いします!・・・・短かった?もうちょっと??それ以降のライブは決まっていません。それでは、次ですね・・・ドラマティック・ソングいきます!・・・・ブラック・ダイヤモンド!」

ボーカルはやはりドラムの猫男ピーター・エロス。

雰囲気一変。

王道路線のみで突っ切らないで、こういったコダワリをチラッとみせるところなんて、貫禄の表れ。

この曲、とっても刻みが難しいんだよね。凝り性の彼らのこと、頑張ってキッスの雰囲気を導き出していました。

必死にエースKは、ひざまずいてなりきりプレイを展開。

ヒーロ&ハニーが連動して体を上下に揺らすお約束パターンともいえる動きに、観客達も一緒に大きく揺れている。

ミディアム・テンポで独特の、ズッシリとした重低音が唸りをあげる。

この一体感こそが、ライブならではの醍醐味。たまりませんなあ!

今後も過激なステージングをドンドンと導入していって欲しいなあ。

火吹き(これは消防法で本家も来日時に苦労していたっけ)、血吐き出し、ドラム・セットのせり上がり、火柱、3ハムバッキングPUレスポールのセンターPUからのスモーク、ギター・クラッシュ、ロープによる観客席上空遊泳、バラードを歌う時にはバラを客席に投げ入れる、グラマーでセクシーな金髪モデル達を水着姿でずらりとはべらす・・・・やるほうは大変だけどね(笑)一つくらいは実現させて。

まあ、それはともかくも最近のラブガン・ライブは、エースKにスポットを当てるようになってきましたね。

コンビネーションもコンセプトも、益々の相乗効果で上昇気流にのってきているように感じます。

戦慄のギター・ソロが前面にクローズアップされていて、エースKもそれに応えるかのように益々エスカレート。

滑らかなフィンガリングを、フレット上で駆け巡らせていました。

オヒネリまで貰っていたし。

「残すところ、あと35曲となりました(笑)。さっきからジンギスカンの匂いが漂っていますね(大爆笑)美味しそうだなあ・・・・キッスで一番有名な曲をやります。」

この曲をやらなければ彼らはステージを降りることは許されませんよ、とばかりに締めくくりは「ロックンロール・オールナイト」で。

正真正銘、最後の最後は極め付け。

「パーティ!エヴリディ!!」で決まり。

ボーカルはハニー・シモンズにバトンタッチ。ハニー・シモンズ使用の斧型ベースは、高価なるジーン・シモンズのモデルなんだよ。

本家顔負けな勢いで、リスペクトたっぷりこめて暴れまくりだ。

ロックンロールのお祭りは、そんじょそこいらのお祭りとは一味も二味も違いますよ。

一線を画する、まさに別格の境地。皆、汗飛び散らかしての、はじけまくりで大合唱。

客席でライブを見つめていたマサは、すぐそばの優しそう外国人な男性に「このバンドはなんていうの?」と質問されちゃいました。

「ラブガン!」と教えてあげ、ついでにタイム・テーブル用紙も手渡したら、穏やかな笑顔でイチゴのハイチュウ2個をくれたよん!

そうこうしているうちに、上半身裸になって脱いだシャツを曲のアクセントに合わせて天高く放り投げている猛者も出現。

メイクが流れる汗で崩れてこようが、ドラム・スティックをポロリしようが一切お構いなしのラブガン。

ノリノリでキャッチーなリズム・アクセントに、誰もがアドレナリン噴出しまくりで狂喜乱舞の嵐。

リフを刻みながら曲中でのお約束メンバー紹介がはじまった。

「一番の人気者は炎のギタリストのエースK。さっきからチロチロといやらしそうに舌を出している鎧のオジサンはハニーシモンズでございます。後ろの可愛い子猫ちゃんは我がバンド・リーダーのピーター・エロス・・・・そして時々足をグキッと捻挫している私がヒーロ・スタンレー!」などと懇切丁寧に1人1人愛情込めて猛アピール。

練りに練り上げられた演出も、早いものでもう佳境に差し掛かってきました。でもまだまだライブは終わらないよ!

続けて最早恒例ともなった「アー・ユー・レディ!ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ!!カモン!」のコール&レスポンス。

フィンガー5の「学園天国」をぶつけられちゃあ、ジッとなんかしてられないよ。

「それでは会場の皆さん。カモン、声を出して!アリーナ!男子!女子!!」

ダメオシとばかりに今度は「日本の未来は!!ウオウウオウ!世界が羨む!!ウオウウオウ!恋をしようじゃあないか!!」

モーニング娘。「ラブ・マシーン」の一節を、会場全体に向けてラブ・ガン・バージョンで投げかけてきました。

通常ならば、これでめでたくフィニッシュ・・・といきたいところなんだけど、そこは一筋縄でいかないラブガンのこと。

そうは問屋が卸さなかった。

伝家の宝刀ともいえる秘技が、ここぞというところでお披露目だ。

それは去年、惜しまれつつも亡くなった新御三家の一人で伝説のアイドル、西条秀樹の代表作「Y・M・C・A」。

追悼の気持ちを込めて「さあ!!!いくぞ!!1・2・3・4!!」

例のY・M・C・Aを「L・O・V・E・G・U・N 」のスペルで、ヒーロからの説明付きにて繰り返しポーズ。(大爆笑)

全員一丸となって、真似るんだけど「Nの文字を体で表現するってけっこう難しいねえ!!(ヒーロ談)」

幅広い音楽層に受けることは計算済みだね。

手を変え、品を変えては妙技の連発。

その貪欲なる探究心。

もうここまできたら、これは単なるロックではなくアートの領域ですなあ。

エンディングでの素早い連打ビートのパッセージパートでは、ヒーロがギターでマシンガンポーズ連射で観客席を威嚇。

そうそう、数年前、同じ小樽浅草橋屋外ライブでは時流を巧みに取り入れて、「キッス」と「ももいろクローバーZ」とのコラボレーション曲も取り上げていましたっけね。あれはとても劇レアなるライブだった。

いまだに本家キッスは北海道の土を踏んでいません(一度は札幌真駒内の日程が正式に決定、発表されましたがポールの奥様のおめでたでやむなく中止。その後はなしのつぶて。またもやこれで引退ツアーだとか言ってるよ)。よって道産子ラブガンにはこれからもガンガンに活躍してもらいましょうよ。ああ、スカッとするなあ。

「ラブガンでした!また次のツアーでお会いしましょう。みなさん、ありがとう!!」

まだまだ見ていたいよ。聞いていたいよ・・・・・・

次回は是非ともキッスで最高に売れたという「 アイ・ワズ・メイド・フォー・ラヴィン・ユー」をまたよろしく!!

聞くところによると、これは皆さんお馴染みの創作ダンスでの使用回数が非常に高かったと言われています。キッスがディスコブームに便乗したと大騒ぎになった・・・・まあ、売れたモン勝ちだよね。へヴィメタル版ディスコティックにキッスも豹変だあ!と騒がれて賛否飛び交ったという曰く付きのあれさ。故・桑名正博さんの「セクシャル・ヴァイオレットNO,1」のイントロがこれにソックリと物議も醸したっけねえ・・・・。

 

ヤチヨ嬢によるインタビューも和気藹々の中で執り行われていました。なんたってヤチヨ嬢とヒーロ・スタンレーとの身長差が洒落にならないほどだもん!

「14年間ずっとこのスタイルでやってきてます。最初は2人が冗談のつもりだったところ、2人が本気になってきたものでして・・・・(笑)」

「どうしてもお聞きしたいことがあるのですが・・・・・この衣装は売っているのですか?」

「いえいえ、全て手作りですよ。」

「このブーツはヘビですか?」とハニー・シモンズのブーツを指差す。

「いえいえ、ゴジラです。これはアメリカから買ったのです」

「幾らくらいしたのですか?」

「一足4万円です!!」

 「!!!!」

先ほどまで熱いステージを繰り広げていた4人のラブガン・メンバー達が、そのままの姿で会場後方でドリンク片手にライブ観戦。オフ・ステージでも、ラブガン写真撮影会へと切り替わり出待ちができるほどの大盛況。いくところいくところで人が集まってきて引っ張りだこなんだから、一息入れる暇なんてありませんよ。いやが上にも目立って仕方ないんだからねえ。ファンたちにニコヤカに対応する彼らの心意気にカンパイだ。

この後、彼らは残りのワールド・ツアーに突入するのだそうですよ・・・・・気をつけていってらっしゃ~い!!

 12,18:30~18:50

蘭島発動機(J-ROCK・昭和歌謡)

名前どおりに、蘭島から6年連続10回目の出演。

仕事も「発動機関係」なのだそうですよ。

結成は2005年。2006年8月初ライブ。小樽を中心に活動。

いつまでも仲良く不動のメンバーでいられるコツを教えてよ、とマサがギターのユリノくんに尋ねてみたところ「バンド長続きの秘訣はよく喧嘩すること!」なんだとか・・・・なるほど・・・・説得力あるなあ。

今回は、今年第1弾ライブだけに力の入れようがハンパない。

半年分の思いの丈を20分に全力で注入。するとお客様の応援がダイレクトに跳ね返ってきて、凄い景色が見えてきたらしいよ。

さすが小樽1の盛り上げ上手バンド。面目躍如だ。

全員男性の5人組が、お揃いの「蘭島発動機」文字入り黒Tシャツを着て夕闇迫る頃に登場です(VOナオくんのみ白)。

日差しがそれほどきつくならなかった一日だったので、日焼けしなかったのが救いです。

賑やかな音楽集団。とにかくインパクト絶大だよ。好漢ボーカリスト、ナオちゃんのハッスル・キャラクターが売り。

他のメンバーはドラムスがアイくん、ローランド07使用のキーボードはタケシくん、3トーン・サンバーストのジャズベース使用のベーシストはヨシくん、いつもはレスポール・サンバースト使用だけど、この日はナチュラルボデイカラーのテレキャスターを手にしていたギタリスト&リーダーは先述の好漢ユリノくん。(メイプル指板)それ以外にも、彼はケイタ君と一緒に音響スタッフとして大活躍してくれていたのですよ。

毎回毎回、練りに練られたシナリオが凝りに凝っていて、ドリフターズの「全員集合!」番組を見ているよう。

コミックバンドのお手本のような仕上がりなんだけど、もちろん基本となる演奏テクニックは折り紙つき。そうでなければ許されることではないからね。

主役は音楽、それだけでも皆血眼になっているのに、頭脳派の彼らのこと、作戦会議も白熱して磨きをかけてきたことでしょう。

司会のヤチヨちゃんが頃合い見計らって紹介します。

「それではまいりましょう!蘭島発動機!!」

今回も、タケシくんのオルガン・イントロからはじまった「おふくろさん(森進一)」で全員が熱演。

皆、表情は真顔なのが、かえって笑えちゃうよ。

颯爽と現れたナオちゃんは、いつものように引き締まった体のナルシストっぷりが堂に入ってる。

いつも必ずナオくんは両腕に銀色に光る紐を結んでいるんだけど、今回はなし。あれってファッション?それともお守り?単なるウケ狙いかな??

「蘭島、はじめます!起立!礼!!」あの学生時代には、誰もが毎日やっていた動作を鍵盤コードで再現します。

条件反射で、ついつい体が反応してしまうところが空しい・・・。

「俺は今日一日泣いていました・・・晴天だったから・・・・俺にとってこの場所は聖地だと思っています。なんも遠慮しないで拍手していいんだよ(笑)。いい酒をいっぱいに飲んで、いい汗をドップリとかいて共に楽しみたいと思います!ヨロシク!

皆さんもこんな恋をしたことを思い出してください・・・お久しぶりね(小柳ルミ子)!はい!後ろの方も手拍子!」

続々とステージ前に駆け寄る観客の波、波・・・。

口笛もピューピューと鳴り響いています。あちこちで酒盛りが始まってるし。

「♪もういちど!」のタイミングでは、カウベルが「コンッ!」を連発。

おお!名物コーナー、ダウン・タウン・ブギウギ・バンド「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」の地べたを這いずり回るような低音リフが轟きだした。

これをバックに乗せておしゃべり、オチは例のブレイクで聞かせてくれます(今回は家族や親戚などの身内話てんこ盛り)。

おいおい、序盤から思いもよらなかった仕込みに観客一同、蘭発ワールドの術中にはまって酔いしれている。

事前に自ら持ち込んだお約束の赤いプラスチック箱(ビール用?)をセンターフロントに設置。その上にちょくちょく載ってのトーク合戦がとってもユニークで飽きがこない。

「俺、この序盤に全てを賭けていて、けっこう受けたからもう満足。帰るね!・・・ダメ?そうかあ。20数年ぶりに大学時代の友人が来ているので、凄く気分がのっているんだよね。

それでは次、踊れる曲いくよ。人間のDNAがジッとしていられないような曲~星降る街角(敏いとうとハッピー&ブルー)」

これまた予期していなかったジェネレーション・ギャップで、賛否両論吹き荒れそうな(そんな訳ないか・・・)曲。

ドラマーのアイちゃんがエキサイトし過ぎてドラム・スティックを曲中で客席にかっこよく空中高く弧を描いて投げ込む!

闇の中にネオン・スティックが何本も振り回されていて、色とりどりの光が綺麗。

エンターテイナー、ナオくんの真骨頂。

とにかく観客一人一人をいじるし、放ってはおかない。

強引なまでにひきずり込む。演奏を終えた途端ナオ君は「せっかくロック・コンサートっぽくスティックを投げたのに、お客さんは親切にもドラマーが落としたと思って丁寧に戻してきたよ!(大爆笑)こういう場合は大事に持って帰ってあげてくださいね!でも全然オーケー牧場です!」

気合の度合いが、恐ろしいまでに伝わってきます。

だからここで観るたび、彼らのライブ内容は違うのが当たり前。その時、その時の時事ネタや楽屋落ちネタ、仲間いじりなど血と汗と涙の結晶のような脚本を作り上げているんだろうなあ。

ミキサーのケイタちゃんをナオ君が指差したら、ボーカルにエフェクトがかかって「バッチリ!」のサインを送る。

ここでナオ君は、会場全員にお願い事。

「まだまだ蘭島は終わらないよ!みんな聞いてる?声が小さいよ!後ろの人、言って!」「イエイ!」「いいね~~!今日一番いい表情しているよ。照れなくていい。さあ、楽しいですよ。いいですか?後ろの人!・・・うるせえなあ・・・・・前の人・・・・一人だけ、吉本工業がいるね。吉本を探せ!」

とにかく何でも歌いこなす器用さは、口うるさく選り好みしている連中のことをあざ笑っているかのよう。

当然、打ち合わせどおり会場全員が湧き上がる。

コール&レスポンス。

ナオチャンは絶えずピョンピョン飛び跳ねたり、まくし立てるようにしゃべりまくり、アクティブに動き回る。

「まずは起立!礼!君たち学校で毎朝やっていただろう。立ってくれた人達は座って。(キーボードであの3つのコードを鳴らす。これはお約束)」

起立・礼の指導後はこれにちなんで何故かラジオ体操第一!

ナオくんの要求に応じて、会場全体が学校状態。

そこに絡めて今度はメンバー紹介。

ベース・ソロやドラム・スティック回しなども交えて最終局面を迎えたよ。

「新曲です!ホテル・パシフィック(サザン・オール・スターズ)。

遠慮しなくていいよ。この瞬間、全世界中の人々が俺を見ている(ドラムがカウベルで「コンッ!」)おいおい!それいらない・・・。

携帯いじってる人、ダメだよ!怒るよ、もう。

俺も爺だなあ、口うるさくて。頑張りますよ。いいですか?」

この曲にかける意気込みは相当だったみたい。

演奏に、ボリュームのアップダウンをつけてウケ狙い。

終盤はお約束の、西条秀樹「ヤングマン」で一致団結。

大人も子供も「Y・M・C・A!」の振り付けにあわせて、ハイタッチしている様は壮観。

「皆に最後はこの曲を捧げます」と言うと、ここで後ろから「何をやるのよ?」「おいおい!ちゃんと憶えておいてよ。頼むよ!(爆笑)一緒にジャンプしてぶっ飛ぶよ。セーノ!!」

彼ら世代が最大にリスペクトしているバンド、ボウイから愛情に満ち溢れまくった「ドリーミン」。

この曲は蘭島結成当時に、よく取り上げていた青春ソング。

ナオくん、アクションから察するに氷室京介からの影響受けまくってるんだろうねえ。そこいらに滲み出ているよん。

「おいおい、ヤングマンよりもノリがいいな(笑)。365日、俺たちはこの日にかけている。ありがとう!この状態でずっといこう!!」

蘭発のライブを観ると誰もが元気をもらえて、嫌なことも馬鹿らしくなって吹き飛んでしまうね。

起承転結のメリハリも明確、わかりやすく小難しい事、一切抜きにあっという間の20分でした。

「威張ってばかりで済みませんでした!」とその場で土下座してステージを後にしました。恐縮です・・・。

楽屋での彼らは言葉使いも丁寧で、礼儀正しく真面目な奴らばかり。

次のシナリオの主題は一体何かなあ・・・?と早くも興味津々。

 ~~はい、ライブ・レポート・パート5はここまで!続編もお楽しみに!!~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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