THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

BURNでミニ・打ち上げ

2015-06-26 01:51:06 | free form space

ライブ後は、皆さん終電時間や次の日勤務やらの都合で、STA&フリップス・バンビのメンバー数人とで打ち上げとなりました。

それではお話盛りだくさん。

まずは「お疲れさん!」でパチリ!(さよちゃん撮影)。

後方に見えるのが例の熱帯魚水槽の本の一部。

ミュージシャンって猫舌が多いのか、皆出てくる熱々フライに「アチチチ・・・・」。

普段は中々話題にできない滅茶苦茶にコアなロック談義も過熱気味。

お互いの使用楽器、演奏テクニックもろもろから察して好みのバンド、ミュージシャンのルーツをじっくりと語り合うのもバンドマンならではの醍醐味。

もちろん今後のバンド・スケジュール情報も交換。

ライブバー「琴似バーン」は今年オープン7周年を迎えて、来月中旬に移転、さらにグレードアップして営業再会だとのことです(この日あたりから引越し準備が始まりつつある時期に突入していたそうです)。

場所もあのペニーレインの並びだそうで、益々西区界隈はロックフィールドを拡張して賑やかに活性化してゆくのです!

新生バーンにSTAも早く戻って来ますよ!

 

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VOL,108 LIVE&BAR BURN

2015-06-23 01:44:45 | Live Set List

パソコンの状態が最悪なのをごまかしごまかし操作し続けて数年、ごく一部の熱狂的STAブログファンの皆様のご期待にこたえるべく今回も頑張ってアップしていくよん。

STA恒例企画ライブ・イベント「リブレーション」もめでたく37回目を迎えましたが、場所ははじめての地、「バーン」であります。

札幌中心から地下鉄琴似駅すぐそば、賑やかな街並みに面した立地も最高のライブバー。

最近ここ西区琴似界隈はロックの聖地としてにわかに盛り上がっているそうで、その拠点ともいえるのがこの店。

以前から噂には聞いていたのですが、今年オープン7周年を迎えたそうです。おめでとうございます!

一度は訪れてみたいと思っていたところ、この日のキッカケをつくってくれたのが、なんとSTA企画ライブによく出演してくれていた元「わかば」のさよちゃんだったのです。

今年2月小樽「雪明かりの路」ライブにSTAが例によって出演していたところ、久々にマサとさよちゃんが再会。バーンのマスターは現役ドラマーとしてブルースバンドにゲスト出演していました(もちろんメンバー達はバーンのロゴ入りシャツ着用)。

ライブ後、さよちゃんが仲介役となってマサにマスターを紹介してくれてお互いに名刺交換と相成った次第。

その際に「ずっと思っていたんだけど、是非共STAの企画ライブをバーンでも開催して欲しい」とさよちゃんから熱望されて、それならばご期待に沿わなければ男じゃあないぜ!とばかりに詳細打ち合わせをその場で取り交わし後日正式な日取りを決定。

事の経緯はこんなわけでして、人と人との繋がりと縁って楽しくも素晴らしいものですね。

店名は、もちろんマスターが敬愛する第三期ディープ・パープル永遠の代表作「紫の炎」の原題(もはやロックファン達には説明不要だね)。

ここは喫茶店、ドーナツ店としても日中営業していて、その時にはフード&コーヒー「紫炎」という別の店名に模様替えするそうです(嬉しくなっちゃうほどのこだわり)。

マサとマスターは80年代札幌ヘビーロック時代の空気を吸っていた同世代、共通のロックフィールド話題で華が咲きました。

会場内カウンターやミキシングスペース、観客席サイドには水槽が所狭しと置かれています。中には貴重な熱帯魚がたくさん優雅に泳いでいて皆を癒してくれます。ジッといつまで眺めていても飽きないね。マサはマスターに魚種の説明まで求めちゃいました。ナマズの仲間の魚が特に惹かれちゃったなあ。

 

さて、今回出演していただく5バンドは全てバーン初体験。

ジャンルはいつものようにバラエティに富んでいて賑やか。

もちろんサヨちゃんも駆けつけてくれてセッティング、カウンター業務、撮影にと大活躍してくれました。

ビル地下1階に構えられた「バーン」に午後5時集結したバンド達は各1曲ほどを的確にサウンドチェック。

分刻みの進行でしたが、なんとかSTA(G&TP抜き)を含めて1つを除く4バンドのリハーサルも無事に終了(ちょっと押し気味でしたが・・・・)。

エレヴェーター前フロア、ステージ後方のスペースと通路など、あらゆる空間を器材置き場として効率よく有効的に利用していますね。

数日前までタイムテーブルが2転3転しちゃいましたが、直前に無事丸く収まって午後6時半ライブスタート!!

いつものようにマサの司会進行付き。

 

トップバッター「ロックスペース」はこの日最年少、年齢24~5歳の若者男性4人組み。

皆好青年達でリハも真面目に取り組んでいました。

3TSのJAZZBASS(ローズ指板)を所持しているベース君はマサに駆け寄ってきて「音、ちょっと硬すぎでしたか?やっぱり・・・」とアドヴァイスを求めてもきました。もちろん本番は音質ばっちり。

オリジナル4曲を携えて熱演。本当は3曲しか用意していなかったのですが、それでは場が持たないということで急遽もう1曲追加したのだそうです。

結成は1年前、このバンドでは初ライブなのだそうですがそんなこと言われなかったら微塵も感じないほどの堂々たるステージング。

いつも仕事を終えてからの練習だそうで、よほど音楽を純粋に愛していなければここまで取り組めないでしょう。

特筆すべき重要ポイント、このバンドは伊達市からの参入でドラマーのカイチ君はあのUFOイシカワ氏のご子息。

イシカワ氏とは何年も前にSTAが澄川モダンタイムでのタイバンが縁でその後も交流が続きイベント共演、数多くのバンドを紹介してももらいました。

ダウンアップビートもその一つ(シン&ミキはメンバーとして加入)。そして「ロックスペース」も仲間入りしたのです。

前述のとおりメンバー全員上手い。

練りこまれた曲作りにも感心。

1曲目「BADASS」から生きの良いロックンロールを披露。

続く「夜音会」では一転ミディアムテンポの曲調にチェンジしてベースリフから重厚なリズムへ。

テクニカルなドラミングからプログレッシブな世界へと導いてくれます。

「ダンサブル」ではタイトルどおりアップテンポで軽快なギターカッティングを前面にフューチャー。ギター&ベースのエフェクターの使い方も巧みです。

マサに相談を持ちかけていたベーシストの見せ場でもあるチョッパー&サム・ピッキングも見事にはまっていましたね。

早くもラストソング「SILVER LINING」ではボーカル君汗だくなので上着を脱ぎ捨てつつもスタッフの皆さんへ感謝の弁。畳み掛けるようにラストソングを締めくくってくれました。

アンコールがかかったけど持ち曲不足ということで、これは次回に持ち越しですね。

次の日もメンバー達は朝早くから勤務との事で名残惜しいけれども、硬く握手を交わしてイシカワお父さん&お嬢さんと一緒に伊達への帰路へ。

 

セカンドアクトは「GURPIKE」

ミユキ嬢のお友達5人組みバンドです。

妖艶なる女性VOを前面にフューチャー。

妖怪ヘビーメタルというカテゴリーに区分される「陰陽座」のカバーを見事に再現してくれました。

本家の黒猫同様、ガーパイクのVOも巫女さんの衣装に衣替え。

赤白の良くステージに映えるコントラストにアイドルチックなルックスも伴って絶妙なバランス感覚。

マサが聞いたところではこの衣装「ドンキホーテ」で購入したとのことで、便利な世の中ですね。お金さえあればなんでも格安に手軽入手可能なのですから。昔なら特注か手縫い加工、またはレンタル(この衣装があればの話)か本物の巫女さんに借りるしか手段はなかったのですから。

ツインギターの役割配分も効果覿面です。とにかく曲名が凝りに凝っていてコンセプトが徹底しています。

「鳳翼天翔(ホウヨクテンショウ)」の音作りからしてジャパメタの真髄を徹頭徹尾貫いています。

客の入りも増してきた頃合いを見計らったかのように、ドラマーの合図でメドレー「蛟の巫女(ミズチノミコ)」は超ハイテンポ・プレイ。

赤いリッケンバッカーを手にベーシストがまずは最初にMCを担当。

「睡(ネムリ)」ではギター・アルペジオから怒涛のメガトンパワー炸裂ソングへ。

ツインギターの二人が所持しているのは、アイバニーズのスティーブ・ヴァイモデル白(バスウッドボデイにモンキーグリップの穴空き)、もう一人はエドワーズとバンドイメージにピッタリのセレクト。

「組曲・義経・悪忌判官(クミキョク・ヨシツネ・アッキホウガン)」を経て、巫女さん女性ボーカルがそれまでの佇まいとはうってかわってキュートなMC。

次回ライブの「810」告知、そして恥らいつつもメンバー紹介。

締めはベーシストが「ラストの曲です!」。立て続けに繰り広げられたのは「鬼斬忍法帖(オニキリニンポウチョウ)」「甲賀忍法帖(コウガニンポウチョウ)」

ドラマー、カズ兄の演出力にも脱帽です。

 

ど真ん中に登場は「FLIPS BANBI」

女性KBを擁する6人編成バンド。

「ロックスペース」に次いでこちらも全曲オリジナルです。これはよほどの自信がなければこなせません。ヤングパワーに対して強烈なるオリジナリティーで魅了。

マサは何年も前からこのバンドとはスタジオで顔見知りなので音は聞いているのですが、ライブを観るのは初めて。

STA企画に賛同していただき、このたびライブ実現の運びとなりました。

ずっと4人組みだったのですが2ヶ月前にKB&Gが加入したのだそうです。そのことによってより妥協なき実験的な幅が広がりました。

意外にもムーディーなピアノ・イントロから「THOUGHTS OF YOU」。

ストロボ照明がドラマチックに彩りを添えてくれます。

ジュンが絶賛のボーカリスト、ケンタロウ君のボーカルは存在感満点。

フロントマンとしてのカリスマ性十分。よく通るボーカルも聞き応えあります。

「ありがとうございます!」とご挨拶を述べたあと「タイヨウノヒカリ」という曲ではリムショットで会場全体に手拍子が沸き起こります。

アトリエZのベーシストは先の読めないベースランニングで目をひきつけてくれますね。

マサの個人的感想ですが、日本のU2を想像しちゃうくらいにメッセージ色も濃厚に発想の起点がユニーク。

ツインギターのハードエッジ溢れるカッティングから「SHOOTER」。

エフェクターのかけ方も場面場面を考慮してのさりげない味付けとしての活用方法に好感が持てます。

水を飲みながらMCをこなすケンタロウ君。普段の物静かな印象とは裏腹なパフォーマンスには驚かされます。

「RAINBOW IS SEEN」でもギターの歪みやハイハットの刻みが心地よい。

全員一丸となってのアクションも強烈。

「MACH ALL THE TIME」と個性的な楽曲が次々に飛び出してきます。長年にわたって練り上げられたアレンジだから一切の無駄も隙もないくらいにパーフェクト。

「明日」では魂の咆哮ともいえる熱唱。転調も導入して更なる高みへと誘ってくれます。

夏には本格的なレコーディングに入りたいとの情報も得ました。今後もライブに楽曲製作にと精力的展開を目指していくとの事ですから彼らの動向から目が離せませんよ。

 

時間通りの進行であっという間にトリ前となりましたが、客席には意外だったり懐かしかったり、お馴染みだったりの顔があちこちに確認できます。

奇跡のコラボレーション「にゃおドネス」の登場。こちらのバンドもミユキ嬢のお友達集団。

もちろんジャパメタ界の王者ラウドネスのコピーバンドなのですが、当たり前にやらないところが彼らの面白いところ(編成はもちろん4人)。

今年モダンタイムで苫小牧から参入した「OUTです。」も迫力のラウドネスサウンドを轟かせてくれましたが、今回は方向性が対極に位置するバンド。

とにかく最初から最後まで笑いの渦が止まることがなくお腹の皮がよじれそうになっちゃったよ。

あれっれれ・・・・よくよく見たらアイバニーズ・デストロイヤー(変形ギターがなまらイカシテル!!)のギタリストは先月もタイバンを組んだ「ぺヘテロ」の魔界アンコ君ではないか!?持っているギターが違うから一瞬わからなかった。(ぺヘテロのメンバー達も応援に来ています)

フェルナンデスFRBホワイトボディにテーピングデザインしたベーシストも、最近とんとご無沙汰だった元ブラッディーのウル君だあ!(夕張ファイブペニー以来)。

そしてロンゲの金髪に変身、サングラス姿のボーカリストはモダンタイムSTA企画ライブ出演やスタジオでも顔なじみの「爆音戦隊DRIFT QUEEN」のギタリスト、ナオロー君だあ!!

皆、ビックリするくらいにどこかで結びついているんだね。

ドラマーのズンズ君が本番ギリギリに到着して準備完了。ナオローが持参したマイクスタンドにシュアー・ワイヤレスSM58を装着してみたところ、トラブル発生。マサの司会進行用シュアーヘッドセット・ワイヤレスマイクと見事に電波混線。即座に気づいてマサのSW/OFF・・・・事なきを得てライブ開始!!

「イン・ザ・ミラー」から幕開けですが、なかなか演奏がおもったようにまとまらずにストップの連続。もちろんこれらの行為は彼等一流の仕込みネタ。

事前に聞いていたのですが、それでもやっぱり笑っちゃうよ、これは。

彼らいわく「ほとんどがお笑い仕上げで、普通にやるのは3曲くらいであとはメドレー仕立てでボケと突っ込み満載。

「スピード」ではなかなかボーカルに歌わせないバージョン、ずっこけバージョン、やり直しバージョン、開始早々にエンディング・バージョンとてんこ盛り。

あれはその場にいた者でなければ、面白さの半分も伝わらないでしょう。

それでもマサはやっぱりへヴィーサウンドを聞くと今でも血沸き、肉踊るのです。「S・D・I」でもボーカルが「まみむめも~~・・・・」とかでたらめの歌詞を連発してメンバー達に吊るし上げを食う始末。「ラウドネスを馬鹿にしているのか?」「歌詞カード買って来るよ」「また刑務所に戻るか!?」「俺、一度も刑務所になんか入ったことないよ・・・」と延々コントが続きます。ヘビメタ版・玉川カルテットと命名しちゃいましょう(笑)

「ガッタファイト」ではドラマーが楽屋奥の暗幕に隠れちゃうし。

ここまで開き直って徹底的にコミックバンドを演じられると見ている側も爽快な気分にさせられちゃいます。

「クレイジー・ナイト」では決め技のアーミングダウンやタッピング、速弾きも見事にバッチリ見せつけてくれます。

そうなのですよね、まずは基本的にテクニックがないとお笑いなんかやっちゃっても本末転倒。洒落になんかなりませんぜ。

くだけるところはくだけて、決めるところはしっかりと決める、この駆け引きが絶妙。

「ライク・ヘル」に辿り着いても一向に衰える事のないニャオローのボーカル、恐るべし。彼、元々はギタリスト。なのに新原実のハイトーンシャウトを正確に歌いこなしているのです。

この日は本人も言っていたけれど、すこぶる喉の調子が良かったそうです。

「ソー・ロンリー」の後にはメンバー紹介。

ここで「半年間の活動休止宣言」が飛び出した。

なんでもドラマーのずんず君が10月にミュージカルの仕事で多忙を極めるためだとの事、残念・・・。

ラストはもちろん「ラウドネス」で文句なしの爆音炸裂大会。

 

トリのSTA、時間がやって参りました。今回は桃太郎ライブ以来となるファニーがトランッペッターとして復活合流の9人編成。もちろんこの日の最高人数バンド。まあ、いずれにしても毎度毎度のライブハウス泣かせの大所帯セッティング&コントロール泣かせのバンドであることには変わりありませんと、声を大にして豪語しちゃいます。

***SET LIST***

1、SOME LIKE IT HOT・・・THE POWER STATION

2、BEGINNINGS・・・CHICAGO

3、~SPINNING WHEEL・・・BLOOD SWEAT&TEARS

4、VEHICLE・・・IDES OF MARCH

5、GET IT ON(黒い炎)・・・CHASE

6、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO

===ENCORE===

7、INTRODUCTION・・・CHICAGO

 

***MEMBER***
MASA・・・B VO CHO PER

KEN・・・DR CHO PER

SHIN・・・KB VO CHO

NOBU・・・G

FUNNY・・・TP

KATSU・・・TB

MIYUKI・・・BS

MIKI・・・VO CHO PER RECORDER

JUN・・・AS VO

「リブレーション」も皆の協力のもと、たいした問題も勃発せず、観客の皆さんも遅くまで残ってくれて最終バンドの時間に辿り着きました。あとは極上のブラスロックを吹きまくって終盤まで持っていこう!と息巻きほぼスタンバイを終えようとしていたところ、「あれ?なんかステージの人数が少なくないかい?女性2人の姿がない・・・・大変だああ!!」

メンバー二人の失踪は即座に解決、舞台脇でリラックス会話していました、男性陣が焦りまくっていたのに・・・・。

今回のSTAも定番となっている4人のリード・ボーカル、4管のホーンセクションという布陣。

ステージ上ドラムセット後方にSTAフラッグを「BURN」フラッグと並べて掲げたケンが威勢よくドラムのビート叩き出し(ケンはフラッグ外し忘れてそのまま帰宅・・・・)。

「サム・ライク・イット・ホット」も今年の2月初披露時に比べたら格段とSTA流グルーブがうねるようになってきました。

マサとジュン、ミユキらがアイコンタクトで不敵な笑みを交し合うほど、余裕も出てきました。

たとえ毎回イントロでアクシデントが起ころうとも、今は全然動じないほどふてぶてしくなってきたしね。

ジュンとマサが1本のマイクに向かって駆け寄り歌いこんだ時も、マサはマイクケーブルに足が絡んだ状態で跳ね回ったもんだからジュンが引っ張られてヒヤッとしたものです。笑ってプレイし続けましたが。

そしてシンが新たな効果音を導入。

ドラムスに連動するかのようなエレドラ炸裂強烈音をシンセで奏でてくれて、歌唱中のジュンはビックリ。

これが物凄い臨場感を発揮していました。

策士シンはアイディアの宝庫です。

フロントにせり出したノブによるギター・ソロ(スタインバーガーが威力発揮)。バッキングのリズムに合わせてホーンセクション全員が手拍子。

ミユキはカウンター前のカズ兄とお互いに指差しニコヤカ合図。

エンディングのアカペラが途切れたところでは、しばらくの静寂。これには皆さん、「曲が果たして終わったのだろうか?」といつも反応に困るんだろうね。

マサが頃合いを見計らったかのように「YEAH!」と一言発するとドッと歓声が。

「改めまして、THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITYです。皆さん、楽しんでますかあ!こんばんは~!!!」「WAAAA!!」

とここで何を思ったのか、ミユキがおもむろにステージ前方に無造作に置かれていたナオロー愛用のマイクスタンドを両手で頭上高く掲げて「拾った~!!!」

はい、ここからはミユキの独壇場です。

会場一杯のお仲間達からの声援とミユキのやりとりが延々と続くのです。最近のステージではこれも良く見る光景なのでメンバー達も馴れっこになってきました。「愛してるよ~」「真面目にやれ~」「AKB48歌え~」

時間も時間だし、いつまでも終わりそうにないのでマサが「はい、はい。もういいかな?気が済んだかな??」となだめつつ「あれ?どこまで話したのか忘れちゃった。まあ、そんなわけで、この勢いのまま最後まで突っ走っていきたいと思いますのでよろしく~!!!」

いつも感心するのは別に事細かく打ち合わせしたことなんかないのに、ノブは絶妙のタイミングでギターイントロに繋げてくれるのです。

マサのMCの最後からノブのギターコードの微妙な間合いと駆け引きが遅くもなく早くもなくピッタリとフィットしているのだから快感です。そうなると面白いもので次に加わってくるドラム、ベースのノリも触発されて俄然変わってくるわけです。

ジュンとはまた違った意味で味わい深い声を聞かせてくれるシン入魂のリードボーカル「ビギニングス」。

このシカゴ初期の傑作は日本では地味な存在ですが、本国アメリカでは今でも人気曲の一つとして名高いのです。

STAが前回ライブで取り上げたのは一昨年12月の岩見沢サムシングですから、そうとう経過しているわけだし、メンバーの多くは初演奏。にもかかわらずけっこうすんなりとまとまった曲です。心に染み入る名曲。シンのボーカルも哀愁が漂っていますな。

ところがそのポップでキャッチーなメロディラインから徐々に熱を帯びてきて後半戦はカツのトロンボーンとファニーのトランペット攻防戦が火花を散らせておっぱじまるのです。

お互いに一歩も譲らない構えでソロの応酬。

ジャジーなカツに対抗してファニーはハイノートヒット連発。

エンディングではケンが最近よく叩いているフィルがノブらに好評のようで、それを実戦で初トライ。見事にはまっていました。

前回ライブでメドレー部分をブラス隊全員が空振りしたという反省を踏まえて、ここは慎重を期してマサが一呼吸置いて曲名を述べてからケンの4カウント「スピニング・ホィール(シンVO)」。

オリジナルのBS&Tではブレイク部分の楽器音はトロンボーンのみですが、STAでは編成を有効活用してより重厚、重低音を求めるべくバリトンサックスも追随します。

リズムチェンジ後のトランペットソロでは切り込み隊長ヨロシク巨体ファニー渾身のヒステリック・ハイトーン連発。なかなかにアヴァンギャルド。

エンディングではミキがリコーダーにて可愛らしく独奏。他のメンバー達もそこにマラカス、口笛、手でスネア叩き、アドリブトークと自由に重なってきます。

マサが「この曲は45年くらい前の曲だよ」と解説すると、会場内から「じゃあ、俺はまだ生まれてないやあ」とポツリ。でも顔見たらどう見ても嘘つきだあ。

「ビークル」では再びジュンがリード・ボーカルを担当。彼はいつも以上に汗だく、汗まみれの熱演。ビッショリだ。

ノブもより前に出てきてギターソロをガンガンはじき出す。

マサによるメンバー紹介では、ミユキがマウスピース・ソロ(!?)、ノブの時にも前回同様にハヤシ君の「ノブさん、何か弾いて!」リクエストに答えてエフェクターを駆使したギターコードストロークソロ。

彼は最近入手した白のスタインバーガーをたいそう重宝しているようで(楽器館コーナー参照)さっそく初ライブ使用していることもマサはアピールしました。ギター小僧達の目の色が変わったのを見逃しはしなかったぜい。

そして最後に「九州は福岡出身の歌姫ミキが最近ドコモのCMでひんぱんに流れている曲を歌います。邦題は黒い炎。原題はゲット・イット・オン!!」

ミキはジュンのポジションと入れ替わってマイクを手に観客を挑発、誘惑しながらの縦横無尽ボーカル。

この勢いを維持しつつ「ラストです!最高の長い夜をありがとう!!25OR6TO4!!」

やっとここでマサのリードボーカルです。

シュアーヘッドセットワイヤレスマイクも購入活用後、早1年が経過して見事に一体化してしまいました。

フロント中央に跪いたり、ドラムの後ろを回ったり、ファニー&カツの間に割りいったり、ミユキと向き合ってリズムをとったり、ベースネックを天井高く突き立てたり、バスドラムに片足乗せてみたり、ジャンプ、右手回転、シンバル・キック、ヘッドバンキングといつものフルコース。もちろんノブともガップリと組み合って盛り立て役。その2人に向けてブラス隊もリフを集中攻撃。

おかげさまで良い汗がかけました。

とりあえずタイバン、オーナー、スタッフ、お客様に対してこの日のイベント参加お礼をマサが拍手を持って述べていると、どこからともなく「もう1曲やって~~~」の声が。

すかさず、ノブがもうアンコール用に用意していた曲のイントロを刻みだしている。

イキな運びに鳥肌も立ちますわい。

マサの号令一発、「1・2・3~~!!!」

シカゴのデビューアルバム1曲目でもある「イントロダクション」はこれから俺達のライブがはじまるよ!というご挨拶ソング。それを最近のSTAは最後の最後によく演奏するというひねくれ具合。

でもどのポジションでやろうがやっぱりしびれるのです、この曲にはメンバー全員が(MASA/VO。KATSU~TB・SOLO&FUNNY~TP・SOLO&NOBU~G・SOLO)。

これを目前でかまされたら誰だってひれ伏してしまうことでしょう。いまだに勉強しながら精進の日々を送っている曲ではありますがずっとやり続けていきたい至宝です。

「サンキュウ!また会いましょう!!バイバイ、STAでした!!」

これにてひとまずライブイベントは終了。

一人一人が丁寧に挨拶、握手にとSTAのもとに訪れてきてくれます。

この後、ライブ会場は打ち上げスペースにと早変わりです。

 

SPECIAL THANKS TO・・・SAYO-    CHAN&MR,ONODERA&STUFF&PEHETERO&HITOMI&MR,HAYASHI&MR,HAYAKAWA&ISHIKAWA FAMILY&COCA-COLA&MELON WATER&KYOHOH WATER&BAKUON SENTAI DRIFT QUEEN!!!

 

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札幌市西区琴似は初STA

2015-06-21 17:47:16 | Live告知

6月21日(SUN)

札幌市西区琴似1条6丁目4番19号 大輝ビルB1

LIVE&BAR BURN(OPEN6周年記念!)

TEL 011-644-4881

¥1,500(1drink付)更に追加料金の1,000円で飲み放題!!

18:00 open   18:30 start

LIBERATION 37~STA企画イベント(計5バンド出演予定、順不同)

1、the sapporo transit authority(S・T・A)・・・初期chicago(ブラスロック)を徹底的に追求して披露します。

2、FLIPS BANBI・・・骨太のオリジナル・ジャパニーズ・ロックを4人のいかした男達がプレイします。

3、にゃおドネス・・・ご存知ジャパニーズ・ヘヴィーメタルの王者ラウドネスをカヴァーするバンドが登場!

4、GURPIKE・・・ジャパニーズ・ビジュアル系ロック、陰陽座の華麗なるコピー・バンドです。

5、ロックスペース・・・遠路はるばる伊達から参加の若者4人組はオリジナルソングで勝負をかけます!

 

どうぞお楽しみに。

お問い合わせはSTA各メンバーまで。

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MOONLIGHT SERENADE(8CM SINGLE CD)

2015-06-17 21:18:16 | CHICAGO

1995年発表シカゴ渾身のジャズ・カバー作品集「ナイト&ディ~ビッグ・バンド(このアルバムは個人的にもお気に入り。それまでのバラード路線に食傷気味だったもので)」からのシングル・カット作。

このアルバムはマニアックな作品よりもスタンダードジャズに焦点をあてての選曲がとても爽やかでしたね。

「ムーンライト・セレナーデ」のオリジナルは1939年グレン・ミラー&ヒズ・オーケストラ。

作詞ミッチェル・パリッシュ、作曲グレン・ミラー。

シカゴは1997年にシングル化。

ロバート・ラムとジェイソン・シェフがボーカルを分け合い、アレンジはジミー・パンコウが担当しています。

なんとこの曲は当時の関西テレビ、フジテレビ系ドラマ「シングルス」の主題歌として取り上げられてその流れでのカットだったのです。もちろんマサとケンは毎週観ていましたよ。

天海祐希主演のトレンディー・ドラマ。

女性達が妊娠、出産に至るまでのドタバタストーリー。

その中にシカゴが流れていました。

ほとんどの人たちはもう、このドラマのことは記憶にないとおもいますがね。

改めて良い曲だなあ・・・としみじみ感じた次第。

同時収録作品は、こちらも超がつくほどに有名な「A列車で行こう」(原題:TAKE THE’A’TRAIN)

ビリー・ストレイホーンの作。

デューク・エリントン&ヒズ・オーケストラのテーマソング。

ボーカル&アレンジ共にロバート・ラム。

70年代、デューク・エリントンとシカゴが対面したあの「デューク・エリントン・ショー」は熱狂的ファンの間では今も語り草になっています。

デュークのバースディ特番でしたが、その中で唯一ロック界から参加したシカゴは「ジャンプ・フォー・ジョイ」を彼等流に鳥肌がたつほどカッコイイアレンジで迫力演奏してくれました。

さてこのシングル両曲共にブルース・フェアバーンがプロデュース。

歌詞、対訳、「ナイト&ディ」の広告付き。ジャケット両面にシカゴのメンバー全員が写っています。

 

 

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HARD TO SAY I'M SORRY (8CM SINGLE CD)

2015-06-17 20:58:12 | CHICAGO

邦題「素直になれなくて」なんて説明はいまさら不要ですね。

数多くあるシカゴのヒット曲中、一番有名でカバーも取り上げられ率NO,1。

文句なしのAOR代表作。奇跡の復活劇を飾った1982年発表「16」からのファースト・シングル。もちろん堂々の全米1位を記録。

ピーターがエモーショナルに歌う普及のロックバラード。

プロデューサーはデヴィッド・フォスター。

このCDシングルは1997年に日本でリバイバルヒットしたもの。

TOYOTA MARKⅡQUALIS CM IMAGE SONGとしてテレビに流れていました。

時が流れ去っても、微塵も古さを感じさせない名曲。

しっかりとCDジャケットの表裏にはトヨタの広告も兼ねたデザインが施されています。

内面には歌詞、対訳、「16」「ハート・オブ・シカゴ1982-1997」が掲載されています。

同時収録作品は「ソニー・シンク・トゥワイス」

 

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交流戦、日ハムは2位で終了

2015-06-16 23:15:30 | リハーサル

ファイターズ、連勝で交流戦を締めくくってくれるものと信じていましたが阪神に3連敗・・・。

雨で流れた試合が仇となったか。

でも巨人から11日に移籍したばかりの矢野選手が

さっそく次の日からのDeNA3連戦に出場。全勝の功労者として2度のヒーローインタビューで「ファイターズ最高!」の雄叫びをあげてファンの心を一瞬で鷲掴みにしてくれました。素晴らしい選手がきてくれて嬉しいなあ。吉川投手も完投勝利、中田選手も両リーグトップの20号HRだあ!

 

STAは今月琴似バーンでの自主ライブイベントのためのスタジオ最終調整。この会場は初使用なのでメンバーのほとんどがいまだに場所が良くわからない状態。でもとても楽しみですよ。

今回も見事に全メンバー9人が集結。今までこれほどまで全員が集まったスタジオ入りが続いた事がなかったので、もうそれだけで感激。

ファニーも早々にロビーで待機。その前にマサとケンがいつものように30分早め入りでセッティングに勤しんでおります。

マサとファニーは8月に来札するタワー・オブ・パワーのコンサートの話題で盛り上がっています。(この二人はチケットを購入)

TOPは何かとシカゴとは縁のあるブラスファンクロックバンド。もう2度ほど札幌には訪れていますが、今度の会場、札幌シティ・ジャズ「芸術の森」は初めて。

やっぱりアメリカンブラスロック生体験ともなると血沸き、肉踊ります。

同日には他にも3バンドが出演。矢野顕子トリオのドラマーは元スタッフのクリス・パーカー、そしてベースはウィル・リーと1流のセッションマンばかり。特にウィルは伝説のブラスロックバンド「ドリームス」のベーシストでもあった人。

 

さて、STAは効率よく時間をこなすためにメンバーが次々到着するたびに曲目を巻き戻して演奏。

フルメンバーが揃った段階でセットリストをぶっ通しでプレイ。

風邪ひきや首、肩、腰の痛みを訴えるメンバーが数人いましたが根性で進行(イスに座って演奏するメンバーもいましたが)。

いよいよエアコンの涼風に頼る季節到来。

ケンはエキサイトドラミングのあまりにシンバルのネジとフェルトが空中に舞いました(笑)。

ノブの白いスタインバーガーが人気者。ノブもある曲ではDチューニングなので、とても重宝している御様子。

ジュンらも「このギター、音が凄い!」と好評(フェンダー・ツイン・リヴァーブアンプとの相性はいかに?)。マサからこのギターにマウントされているEMG・PUについてのアクティブ回路の説明を受ける。

いつものハウリング対策もまんべんなくチェックしたから、それなりに快適に全体練習もできたでしょう。

ミユキ嬢いわくPAスピーカーの位置、シュアーSM58の特性にも目を光らせていたほうが得策とのこと。

それにしても相変わらずメンバー達は他のバンド活動のほうにも多忙を極めているようです。本当に心底音楽を愛しているのですネエ。

恒例のフルート&ピアノによるシカゴ・バラードに引き続き、シン作オリジナル曲(着手から早5ヶ月目に突入!)もこなしていきます。

練習の合間に今後のライブ予定の打ち合わせ。来年正月明けライブの話しまであります。

とにかく、この頃は良質のライブオファーが続々とSTAにやってきて嬉しい悲鳴です。以前でしたら闇雲にライブ出演していたので企画倒れの肩透かしや怪しい内容のもの、事前の話とは大違いなんてことも多々ありましたがね。とてもいいことだ、これは。

 

ロビーではエリック・クラプトン、アルバート・リー、シェリル・クロウ、BBキングのライブ映像が上映されていました。

 

***アンケートは・・・好きなアスリート&スポーツ選手***

ケン・・・ジャンボ鶴田

ジュン・・・三浦知良

ミキ・・・荒川静香(トリノオリンピックで金メダルをとった時に感動したから)

ミユキ・・・安藤美姫

シン・・・星飛雄馬

ノブ・・・錦織圭

ファニー・・・王貞治

カツ・・・マイケル・ジョーダン

マサ・・・ブルース・リー

 

 

 

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what does it take(8cm single CD)

2015-06-14 22:51:25 | CHICAGO

邦題「愛をあきらめないで」

「シカゴ21」からのシングルカット。

リードボーカルも作者もジェイソン・シェフ。

この国内盤は、1993年の当時にシングルCD発売をケンから教えてもらって無事に新品購入できました、感謝(笑)。

TBSテレビ系ゴルフ・トーナメント・テーマ・ソングとしてオンエアされていました。

この曲も完成度高いですが、私個人的には同時収録作品の「ユー・カム・トウ・マイ・センセス」が琴線をビンビンと震わせてくれます。

ジェイソンのボーカルの美しいことったらないです。数多くある彼のボーカルの中でも3本の指に入るほど出色の出来。日本人好みの憂いと哀愁に満ち溢れた旋律に誰もが感動を覚えうっとりする事でしょう。

もっと注目に値する隠れた名曲中の名曲だとおもいます。

しかし「21」はほとんど話題にものぼらなかったアルバムなのですが(内容はとてもゴージャスな仕上がり。しかし、この路線にもうんざりムードが見え隠れしていた時期だったのかも)意外にもずいぶん国内でもシングルリリースしていたのですよ。ビックリ・・・・。

 

 

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セ・パ交流戦、ジャイアンツに2連勝

2015-06-10 04:02:24 | リハーサル

3対2で見事、有原投手3勝目。ドラフト1位の貫禄漲る好投。

中田選手リーグトップ19号HR、レアード&岡選手の超ファインプレーもしびれました。最後の最後まで気を緩めることのできない攻防は正直疲れましたが・・・。

ファイターズの打者がバッターボックスに立つ際に札幌ドーム内に流れる音楽はほとんどがJ-POP(外人選手にまれにへヴィーメタルあり)で占められていますが、球団イチの元気印、今ノリにノッテいる杉谷拳士選手の選曲はなんとサヴァイヴァーの「アイ・オブ・ザ・タイガー」なのです。

虎が戦闘態勢に入ったときの眼光鋭い状態を歌ったものでシルヴェスター・スタローンの出世作シリーズ「ロッキーⅢ」に挿入、大ヒットしました。

緊張感に満ちたカッティングによるかっこいいイントロ、ハイトーン炸裂のメロディアスなヴォーカルライン。

写真はその曲を使用したロッキーのLD、CD、EP,パンフレット、そしてサヴァイヴァーのCD。

杉谷のセンス溢れる選曲、彼ってけっこうロック通なのかな?

ところで彼のお父さんは函館出身の元プロボクサーなのです。

だから彼の名前も「拳士」なのです!同じアスリート親子としてリスペクトの意味も込められているようですね。

さて、その「アイ・オブ・ザ・タイガー」の作者でもありサヴァイヴァーのリーダー、ジム・ピータリックはSTAも取り上げさせていただいているアイズ・オブ・マーチのメンバーでボーカリストでもあり「ヴィークル」の作者でもあります。その後はチェイスの3枚目のアルバムとツアー・メンバーにも参加。しかし悲劇の飛行機事故でバンドは解散。

生き残り、生存者でもあったジムはその名も「サバイバー」をチェイスのリズム隊を引き入れて結成。当初は泣かず飛ばずでしたが、ロッキーシリーズで見事、大成功を収めたのでした。しかし彼等のバンド名はともかくファーストアルバムデザインはちょっと笑えないなあ・・・。

 

さて、STAは先月末のヴィニーズ・バー・ライブイベントを大盛況のうちに終えて、早速今月21日に控えている琴似バーンでのリブレーション・ライブイベントのためにスタジオ入りです。

メンバーの一人は筋トレのし過ぎで腰の左サイドを痛めてしまいましたが。

最近、珍しくフルメンバーが揃うのですよね(3週連続)。これはけっこうなこと。今までは必ず誰か彼かが欠けての練習が当たり前だったので(休みは大体がホーンセクション。ブラスロックなのですがね)とても新鮮です。しかも今回はファニーがトランペッターとして合流。

開始早々に総勢9人編成でズラリ。

セッティング中、ヴィニーズでの反省点色々、笑い話、エピソードで早くも盛り上がっていますよ。

評判もすこぶる良かったようで多方面からお褒めの言葉を頂戴したようです。

ノブはさりげなくも、またまたニューギターを購入。まずはこいつでああでもないこうでもないと皆で各チェックを入れる。

ヘッドレスのスタインバーガーはそのルックスだけでも注目度絶大。マサも「ヘッドレスベースを持ってこようかなあ」とつぶやくも「スペクターのイメージが強烈すぎて違和感ありすぎ」と却下。

このギターサウンドが今までと違うね!と数人のメンバーから感想が飛び交います。

ケンもシンバル、カウベル・ホルダーを購入。各自で色々とテコ入れ考案中。

他のメンバー達も相変わらず、他のプロジェクトでライブ活動続行中で多忙の日々を送っています。

スタジオ全体にハウリングが多発しているためにミユキ嬢から「ミキサーのハイレベルをちょっと下げて」と調整希望。

オープニング・ナンバーはイントロのブレイクミスやカッティングのタイミングミスのチェックも済ませて再トライ(リード・ボーカルのジュンは焦ったと思うよ)。

今回のセットリストの大きな目玉はシカゴ初期の壮大なるブラスロック・ラブソング。

マサが事前に手配しておいたブラスパート譜も行き渡ったようで、まずはエンディングヲ説明してから軽く全体練習。

初めて演奏するメンバーが3人。

過去に演奏経験がある者達でも1年半ぶり(ファニーも超懐かしいことでしょう)。

ケンとマサによるシンコペーションはおかずのちょっとした調整で3テイク目にてばっちりと噛み合いました。

しつこいくらいテイクを重ねます。マサは「ファニーとカツの火花散るソロバトルが楽しみ」と言ったら「いえいえ、おとなしくこなすよ」。

ところがスタジオではトロンボーンもトランペットもヒステリックなほどの切れまくりアドリブ・ソロが交互に炸裂。しかも最近は管用のマイクは立てていないので生音なのですが、物凄い迫力で迫ってきました。思わずマサは「この曲、今までのなかで最も貫禄あるテイクに仕上がってるね」とリードボーカルのシンに同意を求めます。

初演奏のミユキ嬢に感想を求めたら「なんかできちゃったよう!!」。頼もしいねえ。

フルート&ピアノによるバラードもしっかりと1テイクこなしてから、シンによるオリジナルを。5ヶ月目に突入したこの曲もそろそろソロパートに突入する時期かもしれませんがその前に全員がもう少し余裕持って構成の把握が必要。リズムがずれたりまだまだ怪しい箇所がいっぱい見受けられます。

複雑難解なプログレッシブ・ナンバーではファニーが小節数を指折り数えている姿をミユキが発見。微笑ましいシーンです。

 

アンケート

***好きな映画のジャンルは?***

マサ・・・マカロニ・ウエスタン

ミユキ・・・色々

ミキ・・・感動もののドキュメンタリー

ジュン・・・SF

シン・・・サスペンス

ケン・・・西部劇

ノブ・・・アクション

カツ・・・戦争もの

ファニー・・・SF

 

というわけでして、10日巨人との試合も快勝。このカード勝ち越し決定です。新婚さん浦野投手3勝。

近藤選手の今季2本目の2ランホーマーはもちろんのこと、打撃不振だった大谷&レアードのバットも遂に火を噴き最高の試合でしたね。

ファインプレーも続出、シビレマシタ~~!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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CALIFORNIA TRANSIT AUTHORITY(SACRED GROUND)国内盤

2015-06-07 06:49:35 | CHICAGO

シカゴのオリジナルドラマー、ダニー・セラフィンが2006年に結成したC・T・Aのセカンドアルバム「セイクリッド・グラウンド」が2年の歳月を経てこのたびめでたく日本発売されました(6月3日。写真下段)。

ミュージック・マガジン6月号でも特集記事が組まれていて大絶賛(写真左)。

本家シカゴの活動状況が、イマイチ煮え切らない現状ですが、こちらCTAアルバムはあの初期シカゴの情熱的ブラスロック魂溢れる力作に仕上がっていて、コアなシカゴファン、ブラスロックファンの間ではすでに隠れた名盤とうたわれていました(右上写真は直筆サイン入り輸入盤。)

ファーストアルバムは収録作品のほとんどはシカゴの曲で網羅されたフュージョン色の濃い内容で、まずは名刺代わりのご挨拶といった仕様でしたが、今作はオリジナルが大半をしめていて,硬派なアレンジが聞き応え満点。バンドとしての本気度がますます濃厚に。(カヴァー曲はシカゴとBS&Tが1曲ずつ)

国内盤は2曲のボーナストラック(1曲はシカゴの「忘れ得ぬ君へ」のライブヴァージョン)が追加された16曲というボリューム。

もちろん日本語歌詞対訳も付いていて嬉しいのですが、なんといっても解説が秀逸。それまで知られていなかったダニーによるメールインタビューが詳細に掲載されています。

曲解説、シカゴ解雇の経緯、ピーターやビルとのお付き合い、CTA結成のいきさつ、BS&Tへの思い、日本滞在時のエピソード、CTA以外のプロジェクト・・・・ETC。

ダニーも日本にはもうすでに何十年もご無沙汰、是非ともCTAを引き連れての来日公演を熱望しているとのことです。

その日が訪れるのも案外近いかも・・・・。

もともとサウスポー・ギタリストのマーク・ボニーラとの出会いがCTAの始まり(ドラム仲間のグレッグ・ビソネットの紹介。ちなみに私はグレッグをデヴィッド・リー・ロスの公演で見ました)。

マークは初期シカゴの大ファンだそうで、さっそくダニーと意気投合。シカゴの曲でセッションも大いに盛り上がったそうです。マークはキース・エマーソンともプロジェクトを組んでいてアルバムを発表、数年前に来日した際には朝のワイドショーに二人で生出演、生演奏を披露してもくれたその界隈では信頼の厚いミュージシャンです。

さてCTAは元タワー・オブ・パワーのVO,ラリー・ブラッグスも加わり、現在に至ります。またビル・チャンプリン親子もゲスト参加。

どうせなら、来日記念盤としてファースト「フル・サークル」もCD化して欲しいものですね。

 

おまけとして、2007年のジルジャン・シンバル・カタログ内にCTAのドラマーとして紹介されたダニーの雄姿を(写真中央上段)。

 

 

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CHICAGO17(COMPACT LASER DISC THE AUDIO&VIDEO ALBUM)

2015-06-06 23:27:05 | CHICAGO

これはアメリカ盤。「Ⅸ」のベストを除けばシカゴ最大のヒット作(400万枚)で1984年発表。

んん・・・あれれ?よくよく見たらばこれ、LPではありませんよ。

そうなんですよ!実はこれ、シカゴ初のオフィシャル映像ソフト。もちろん日本未発売。

46分収録。

一見、ジャケットだけ見たらわかりませんが、レーザー・ディスク。

「YOU’RE THE INSPIRATION」「HARD HABIT TO BREAK」のプロモーション・ビデオが最初に映し出されます。

で、3曲目からは「17」のアルバムどおりに曲が流れ続けます。でも動画は無し・・・・。

画面には「17」のジャケットがずっと映し出されて曲タイトルがそのつど表示されます。

正面ジャケット左上に表記されているとおりで、ビデオアルバムなのです。

まあ、シカゴの熱狂的マニア向けの劇レアな1枚ですね。

ほとんど、この盤を見かけることはないでしょう。

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