****いよいよこのライブレポートのメインイベント、我らがTHE SAPPORO TRANSIT AUTHORITYが満を持しての登場となりました!心して読んでくださいね。それではよろしくお願いいたします。****
早速、時間を戻して・・・・・
15、17:00~17:20
S・T・A
浅草橋オールディズナイトは11年連続11回目
北運河サウンドエナジーは初回から数えて休むこともなく9年連続9回目の出演。
勿論ともに最多出演を記録。ただしリーダーのマサのみが皆勤賞の快挙。
例によって毎回メンバーには変動があります。一刻もはやく固定メンバーにしようっと。
この日は本当に超久しぶりのライブ。
それがここ、ミキティも大好き、クニの故郷でもある恒例・小樽屋外イベントだっていうんだから場所は申し分なしだ。血沸き肉躍るよ。
今年の3月、STA企画「ピグスティ・リブレーション」から半年の空白。
STA結成15年の中、毎月ライブを・必ず行っていたんだけど、まさかこのような事態に陥って活動停止状態になるとは夢にも思いませんでした・・・・。
にっくき新型コロナウィルスの奴らめ・・・・・こんちくしょう。とっととくたばってくれい!!
とにもかくにも、この自粛期間は各メンバー同士でラインのやり取りを逐一繰り返しながらもコミュニケーションを維持。
個人練習にも汗してきた。
マサから提示された多方面にわたる複雑で難解なる宿題もこなす日々。
でも一向に収まりそうにない感染の毎日。
もうほとんど今年のライブは諦めかけていました。
(アメリカのプログレッシブハードロック、ドリームシアターの札幌公演も予想していたとおり、延期、そして中止の憂き目にあいチケットは2度にわたっての払い戻し。絶対、終息後は札幌にきてくれると思ってはいるけどね。)
ところが小樽最大のコンサートの祭典が初めて9月に開催される運びとなったわけです。
例年だと7月、8月のところを合同スペシャル企画と銘打ってね。
小樽市からの規制は強化されて、スポンサーサイドの協賛金も厳しいようだったんだけど。
9月の屋外は初体験。
場所は浅草橋の広場。
今年は9月に入っても異常なくらいの残暑。
おいおい、もう秋が目の前に迫っているのに何事!?と思っていたらしっかりとライブ日直前、グッと気温が低下。しかも雨や風までおまけでついてきた。
そんな馬鹿な・・・・半袖、失敗した・・・・寒い‥・・・(泣)
でも日ごろから行いのいい晴れバンドSTA の時にはそれらもバッチリとおさまってくれました。
それはそれでいいとして、本番を迎えるまでには紆余曲折ありました。
メンバーたちがコロナの影響により多数が離脱。
キーボードも直前になって参加をキャンセル。その都度、セットリストやアレンジ、曲順などを変更。
頭の痛いことに・・・。
しかも肝心要のホーンセクション不足。
ところがミキティがそんな重大なる問題をいともあっさりとクリアしてくれたのでした。
やっぱり頼もしい姉御だ。
彼女が所属しているオーケストラからトロンボーンとトランペットを紹介してくれたのだ!!
クラシック畑のご両人だけど、このジャンルがすこぶる刺激的で新鮮だったみたいだよ。
しかもただのプレイヤーではない。
スコアに俄然強くて、テクニックも申し分なしの共にナイスガイだ!
(トランぺッターはY プロでも経験済み。本当はあまりにも有名なブラスロックのスタンダードヒットをやりたいとのこと。ボーカルがいないので今回は断念したけど12月には実現するからねえ!!)
何事にも真面目で責任感も強いので、映像を検索してスタジオ入りまで必死に研究してきたのだとか。衣装に関することにまで質問を受けちゃったよん。嬉しい。素晴らしいなあ!
これで難関も見事に突破。あとは本番に向けて頑張るだけだ。
色々とゴタゴタを乗り越えつつも最強の7人が出揃った。
スタジオリハはじっくりと2回入り。妥協することもなくとことん詳細に至るまで練り上げてきました。
ライブはステージに上がってから降りるまでが一つのパッケージアートなんだからね。(ステージは毎度お馴染みのコンテナカーの荷台。滅茶苦茶に高くて頑丈なのだ!)
アナウンス、カウント、間合い、メドレー、MC、ソロに至るまで完璧に。
さてさて、次々にと会場へ到着したメンバー達。リラックスしていてやる気満々だ。
マサは顔なじみの観客、スタッフ、対バンらと次々に挨拶を交わす。
STA のライブを毎回見ている女性客の方は,マサに「STAの演奏が始まると、ああ・・・・今年も帰ってきたんだあ・・・としみじみ思うんだよ」とニコニコエールを送ってくれました。うるっときちゃうね。
皆、しっかりとマスク着用、消毒液を使用。テーブル席も各4人限定。ステージマイクも持参するか、出演ごとに交換するという念の入れよう。
司会進行はFMれ小樽のベテランDJヤチヨ嬢だ。
もう毎回お願いしていてお互い阿吽の呼吸で理解はしているんだけど、プロフィール読み上げの件で一応は打ち合わせ。ところが残念なことにヤチヨさんは夕方に交代なんだとか・・・。
でも斎藤さんがそのバトンを受け継いでくれました。
勝手知ったる段取り。以前にもお願いしたことがあるからここは気楽に託したよ。
結果は??・・・・・もちろんばっちりだ。
さあ、長々と前置きしちゃったけど、そろそろ時間だ。
頃合いとしても最もおいしい時間帯。
ウォーミングアップもチューニングも完了。
一発キツイのをサラッとぶっ放しにいきますか!
あ!?ネタバレだけど、
不穏なる天候とコロナ騒動の影響で観客の入りやノリはずっといまいちだった・・・・ヤマちゃんもSTAの時を不安に思っていたんだってさ。ノープロブレム!!
STA が開演したとたんに、ゾクゾクとステージ前に集まってきたオーディエンス。中には出演を終えたバンドや出番待ちのバンドマンの顔もちらほら。
それを見てヤマちゃんはびっくりした、とマサに話してくれた。
「なんもさあ、いつもあんな感じだよ」「さすがあ!!またにSTAに誘ってください!」「(即座に)もちろん!」その場で今後もSTAでお付き合いすることが決定!
感動的な場面だ。
STA の練りに練りこまれた真剣なコンセプトと、取り組み意識に共感してくれた模様。
これで鬼に金棒だ。その成り行きを、紅一点のミキティに伝えたら手放しで大喜び。フェイスブックにもつながったよん。
***MEMBER***
MASA・・・B&VO&CHO
YASU・・・DR
NISHIYAN・・・G
KUNI・・・TP&VO&CHO&PER
YAMA-CHAN・・・TB
HAMA-CHAN・・・TP
MIKITY・・・AS
***SET LISTY***
1、INTRODUCTION・・・CHICAGO
2、VEHICLE・・・IDES OF MARCH
3、SUPERSTITION(迷信)・・・STEVIE WONDER
4、SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO
5、25OR6TO4( 長い夜)・・・CHICAGO
まずは西やんがプログレッシブでスペイシーなギターミュートカッティングサウンドで、一種独特なる異空間を作り上げる(彼は何でも受け入れてくれるから調子にのったマサは無理難題をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね。その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!)。
本編へのプレイが待ちきれないという様子。
マサがすかさずヤスに手拍子でテンポのメッセージを送ると、それに便乗するかたちで剃刀のごとき小刻みなハイハットで応える。
マサは大股開きでスタンバイ。
もうすっかりと顔なじみとなった司会進行役の斎藤氏が、タイミングよく会場後方から落ち着き払った声で華々しくナレーションを告げる。
「たいへん長らくお待たせいたしました。いよいよはじまりますよ!今か今かとお待ちの皆さん。そうですよね。これから更に後半のステージをお届けして参りますよ。もはや恒例となりました大所帯バンドの登場です。ハーイ!長年出演し続けている小樽のビッグイベントに今年も彼等はやって来ました!北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!
ド迫力ホーンセクションの熱きサウンドを心ゆくまでドップリとご堪能ください!メンバー一同この日この時この瞬間を心待ちにしていました!それではヨロシク!THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」
ジャストなタイミングで「オーケー!1・2・3~!!」(思い切りミワくんがリバーブを深めにかけてくれたよ!)
波状攻撃へ、火蓋が切って落とされました。
猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」。
さすが、この人数だけに勢いが桁違い(本来はもっと多いんだけどね・・・・)。
プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない。
普段はクールなヤスもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに豹変するのです。
その上、一昨年の4月にマサが東京で観て来たCTAの土産話が相当に感動的だったらしくて、今だに刺激を受けている御様子。如実にドラミングの随所にそのダニー・セラフィン成果が現れていますよ。!
イントロの爆音が飛び出した途端に、観客達がドドッとステージ前方へ雪崩れ込んで踊りはじめました。
その中にはキラー兄さん、ケニーさん、アベさん、ヨッシー親子(2人で仲良くぴょんぴょんと演奏に合わせて飛び跳ねていてほほえましい光景)の常連組が参戦。手拍子や写真撮影にと勤しんでいます。
皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態的なリズムに、よくもまあピッタリとあわせてくれますねえ・・・と舞台上から失礼ではありますがしばし見とれてしまいました。
もうどれだけの回数この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。メンバー一同愛して愛してやまないじゃじゃ馬のような曲。その中でもこの日ほど迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!出色の出来と自画自賛。
しかしメンバー全員あの少ないリハ期間で、よくもまあここまで纏め上げたものだ。
各自は多くを語らないけれどね。
モニター・スピーカーに片足乗せて、マサが野獣のごとく吠える。ヤスはアグレッシブなアクションを巻き起こす。
計算されつくした西やん独特なるシャープな音色のギターが、ヤスのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく(このギターは謎多き怪しいメーカーの貴重なる高級品。コンディションも良好な光沢を放っていますが本人は詳細を決して語らず・・・・)
看板ともいえる4管によるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。
舞台両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。後方サイドからは、ドラムが遠慮なしにグルーブを構築しながらの進撃展開。
会場をまるごと覆いつくすかのような、ホーン隊による異次元模様の高鳴り。なんという高揚感であろうか。
鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが嵐のごとく吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題。
さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?・・・・今回は一体全体何を仕掛けてくるのか??
さあ、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。
3月の反省点は見事にクリア。手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂。切り込み隊長はいきなり初参加のヤマちゃんによる、やや食い気味な流麗なるトロンボーン・ソロで場面転換。
彼は、ほとんどリハなしのぶっつけ本番だから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだけど、それも取り越し苦労だったようです。
大した度胸の持ち主だ。さすがに百戦錬磨の達人だからこそ成しえる技。何事もなかったかのように振舞っていたよ(ヤスによる縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。
ここがヤマちゃんの凄いところ。
なんと自宅に宿題として持ち帰り3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!
能あるタカは爪隠す!と、昔の人はうまいことを言ったモノだ。ねえ、ヤマ君よ!(2回目のスタジオリハ前にブレイク部分による拍数の謎を解明するべく独自でスコアを探しだしてきてで見事に解明したのだそうですよ。すさまじき探求心)
マサによる流麗なる美しきオクターブベースに導かれて場面転換。
マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのヤスが猛然と先導しつつ、お次も初参加・伊達男ハマちゃんの出番。
彼のトランペット・ソロは熟練の極致なので、大船に乗った気分に浸れます。
安定感抜群で、時折ヒステリックなハイノートなどもクールにヒットしてニンマリ。
バッキングによる強弱のサポートも効果覿面で・・・・・鳥肌が立ちっぱなしだ。
もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変。
なにやら恐ろしいくらいに物凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている。
西やんは臨機応変、歪みからコーラスサウンドまでコンスタントに幅広く音色をエフェクターで器用に切り替えるに(ここはスタジオリハ時に取り決めたこと)。
そして第3の男、西やんのワイルドなギターが火を噴いた。
いきなり過激なハーモニクスを導入部分に最前列へ一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます(よくもまあチューニングが狂わないねえ)。ただひたすらにエキセントリック。
序盤はテリー・キャスに敬意を表して、ラインを忠実に再現。
へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速。
音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。身をのけぞらせてイナバウアー・アクション。
チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる。あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい。
そして遂にテリー・キャスのギター・ソロをほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?ビブラート、グリッサンドに至るまで再現しているよ。
極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるヤスが、力漲る究極の稲妻フィルインで拍手喝采。
サンキュー!
いつもは沈着冷静なるヤスもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。大歓声が沸く中で、すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ。
いくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこその、説得力漲る支柱だ。
エンディングにおけるベルトーンも、西やん渾身の2音を筆頭に見事な連携で繋がった。
ミキティ嬢からホーンセクションへと渡る流れへ。ここで繰り出した西やん入魂のピッキングがジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました。これぞまさしくロックの原石。いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力。
マサが右手を頭上に掲げてグルグルとに何度も素早く回転。ヤスと呼吸合わせて、雷鳴のような怒涛の連打をスリリングに交えてフィニッシュ。
以前、ASの女傑ミキティいわく「マサとヤスは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていました。
マサのMC
「ありがとうございます。皆さん、楽しんでいますか!!??YEAH!!時間もあまりないので、ひじょうにマニアックなものも開き直って織り交ぜつつ、さて早くも2曲目へ突入します。次の曲は5大ブラスロックの一つでシカゴの強力なるライバルとも言われた悲劇の一発屋バンド。曲調一転してダンサンブル・ビートが大受けしてもてはやされた、アイズ・オブ・マーチで・・・・ヴィークル」
これも、「イントロダクション」に引き続いてのエディット・バージョン。
観客席から再び出てきたマッツもケニーさんもアベさんも、ミキティ嬢と共に両手を高々とあげ、全身全霊を込めて大歓迎のジェスチャーを掲示しながらも拍手で合流。
タイバン達も最早いても立ってもいられない、といった様子でホイッスル鳴らしての参戦だ。
好き者にとっては極め付けとばかりに、血液逆流しそうな炎のナンバー。
文句のつけようもないくらいに、ヒップなアタック感で熱狂。
マサはこの曲、4回目のリード・ボーカル担当。
それでもSTAにとっては第1回ライブから取り上げている十八番だけに、まるで自分達のオリジナルソングのように捲くし立てる。
ボーカルがノビノビとしていて優雅で圧巻。
熱唱に次ぐ熱唱という構成。
今回のライブセットリスト構造の中にはマサのボーカルとクニのボーカルを2分するというシステムも一部導入。
ホーン隊は体を仰け反らせて、渾身の吹き込み。
マサは、ネックをグルグルと上下にひねり回し振り上げる。
後ろへ振り返ったり、お馴染みのブレイク・パートではドラムセット前にてクルクル。
前後左右にと行き来しながらキックをぶちかます。
一時たりともジッとしていません。ロックバンドのライブはやっぱりこうでなきゃあね。
それだけにとどまらず、何度もドラムセットまで駆け寄って右足をバスドラムに乗せてシンバルを蹴りまくる。
クニもタンバリンの連打で対応。
調子にのりすぎて左肩がぶつかったシンバルスタンドが傾いて倒れそうになるも、グイ~ンと元に戻った。
ジェームス・ブラウンのマイクパフォーマンスさながらの状態にマサとヤスは苦笑いさ。
長年ライブをやっていると予期せぬ突発的なことが起こるというもの。
後日に気付いたんだけど、この曲中マサはベースヘッドをミキティのスコアにぶつけて床に落としてしまったのさ。丁重なる謝罪をしたら許してくれたよ。本当に申し訳ない・・・・。
それはともかく、時折ヤスとマサが向き合っての相乗効果を煽りあう、火花散るインター・プレイも微笑ましい。
マサが「オールライト、ギター!!」とシャウトしながら、ギターソロへと橋渡し。
70年代初期を反映したかのような、西やん渾身のギター・ソロは確実に的を得ているね。
フロントにまで飛び出してきた西やんはこの手の曲でも、的確なるコードワークの度に腕を突き出して盛りたてる。
そこへといっせいに群がるオーディエンス。凄まじき光景。
ギター・リックも伸びやかなるサスティーンも一際異彩を放ち、ここでも獅子奮迅。
決めのブレイクタッチ・フレーズでは、メンバーと観客達が何度も大合唱。
観客の中にはプレイ・スタイルを真似ている輩も出現。
エンディングにおける一瞬の空間を突き破るがごとく、目一杯にエモーショナルなひねりもきかせて喉を振るわせる官能的でブルージーなマサ絶叫ソロボーカルパートでは自己陶酔!(ミワくんが機転を効かせてリヴァーヴで巧みに演出)
このひとことで観客達が「ヒューツ!!」と大歓声。
プレイしている我々でさえも、手前味噌ながら震えがくるほどの高評価を下したくなるほど。
皆が皆、一様にエキサイトしていて、万雷の拍手が鳴りやみません。
・・・・・・なんという夢心地な空間であろうか。
そのまま3曲目へメドレー(この分では西やんとスタジオでちょっと話し合った。チューニングダウンしたいから時間が欲しいとのこと。
でも音圧よりもメインのクラビネットリフを優先するようにとマサが進言して落ち着く)
タイトでグルーヴィーなヤスによるドラムのイントロからスティーヴィー・ワンダーの「迷信」
テンポもアタック感も絶品だ。
1972年アルバム「トーキング・ブック」に収録。全米シングルチャートにおいて1位を記録。4分26秒(STAでは2番の歌詞をカット)
これはミキティが熱狂的に好きだというステイーヴィー・ワンダーをマサが久しぶりに採用。
リクエストに応えたという感じさ。
この日、唯一ブラスロックではないファンキーでソウルフルなナンバー。
STA でもいつライブで取り上げたのか思い出せないほどだ。
といってもマサとヤス、クニしかここには体験者はいないのだけど・・・・。
そのライブ時にはギターやキーボードが延々と調子っぱずれなメインリフを延々と奏で続け、会場中、不協和音が渦巻いて具合が悪くなったので、懲りちゃって封印していたという曰くつきの曲。
まあ、もうメンバー一新したから晴れての解禁だ。良かったね。
ただし、主役のキーボードが不在のため、マサのアイディアで西やんが そのパートを担当。
BB&Aやスティービー・レイヴォーンもギターでレコーデイングしているからそれもありさ。よりロック色が濃厚になってライブ映えするしね。おかげさまで今までのSTAテイク中、最高にR&B臭がプンプン。
特筆すべき点はマサとクニが交互にリードボーカルを分け合ったということ。
メンバー不足で苦肉の策。こういうことをマサはちょくちょくと採用するのだ。
クニは英語が大の苦手。そこで英単語を全てカタカナに書き換えて覚えてきたのだそうだ。
涙なくしては語れない涙ぐましき努力は無事にクリア。クニは別名「本番に強い男」と呼ばれているのさ(笑)。
アップテンポに跳ね上がるアクセントが特徴のこの曲によって一瞬で会場はクラブと化す。
観客、各々にステップを踏んで自由気ままに振り付けに興じているよ。
ちなみにこの日はもともとわかってはいたんだけど、ベリー・ジャム、セイラーズもこの曲を取り上げていたのですよ。
でもオリジナル音源同様にホーンセクションを導入していたのはSTAのみ。これは強みだ。
Y プロのソーメイ氏も「完璧」と太鼓判を押してくれました。心強い存在だ。
アベンジャーズのミノリーくんも「圧巻のパフォーマンス!」とフェイスブックに書き込んでくれたさ。
この辺に辿り着いた頃にはホーン隊も体が温まってきたのは肩の力も抜けてリラックスモード。
ハマピーは花柄のシャツ、クニは黒いシャツに胸元はピカチューのデザイン。ヤマちゃんは全身黒づくめで1ポイントに黄色いネクタイを装着。
事細かに考えてきたんだね~~!
ステージに上がる前には寒くて死にそうだったのに、1曲目の途中ですでに汗みどろで暑い・・・・ミキティもそう言ってた。行きも絶え絶え・・・・。
そうでなければ単なる手抜きの骨抜きライブだ。
「YEAH!残すところ、2曲となりました・・・・・」「ええええ!!???~」「(不敵な笑みを浮かべつつも)アベさんの大好きな曲をやりたいんだけど今日はピアノがいない、コーラスもいない、しかも今日は日曜日なんだけど・・・・やっちゃうよ!土曜日の曲・・・・それでは西やん、どうぞ~~!!」
シカゴ初の記念すべきミリオン・ナンバーがはじまった。
SATURDAY IN THE PARK・・・・・マサが西やんの方向へ向き直った瞬間、絶妙のタッチでシンコペーションを基調としたあまりにも超有名なるイントロをギターで響かせる。
当然ここでの主役は、最初から最後までピアノ役のギター。
ギターだよ!本来、ピアノがメインなのに、こんな冒険をするバンドってなんまらいかしているでしょう。
スタジオリハでキーボードが休みの時にはこのような変則パターンでトライすることもたびたびありましたが、本番は2回目。しかもほとんどぶっつけ本番という暴挙に出た。
これはすこぶる斬新で快感。違和感もなく、結果的にはやって良かったねえ。
当初は鍵盤なしでは考えられないからセットリストから泣く泣く外したんだけど、西やんたっての希望で復活したという経緯があります。
西やんもこれをギターメインで演奏することを密かに夢見ていたんだから、そりゃあ至福の瞬間で天にも昇る心持ちでしょうねえ。
全身汗まみれながらも、気持ちよさそう。
もちろん、それに呼応するように会場全体は熱烈なる声援へと反応が変わっていく。
それにしても、この曲、タッチ感覚の違いが如実に現れるのですよ。奥の深い部分があります。
マサは絶え間無く左右に、トレードマークともいえる軽快なステップを踏む。
とにもかくにも西やんによるギター・ストロークのおかげで、より誰もが贅沢極まりないハッピーに浸れちゃうのだから不思議なものですよね。
ほとんどの人々がスタンディング!
腕組みして目を閉じ、唸りながら、ジックリと聞き入っている人も発見。
会場のあちこちで嬉しそうに、両手をあげて大はしゃぎしている人たちが見えるではないか!?
クニも右膝にバンダナを巻いて、ずっとタンバリンを打ち鳴らしているよん。
ステージ手前では、ある女性が簡単な振り付けを指導しながら皆と一体になって踊っています。
西やんも時折横目でバンドを確認しつつも、リズムカッティングにのって延々と体を揺らす。目の前の観客達の笑顔にもすこぶる癒されたそうですよ。
世界平和を声高らかに提唱する、スケールの大きいヒット。
まさしくシカゴ版「イマジン」との呼び声高き、ターニング・ポイントともいえるアンセム。
マサが歌いながら最前列に歩み寄ると、客同士肩を組んでニコニコと微笑み返し。
他のミュージシャンらも、すこぶる気を吐いていますよ。
歌メロには人一倍のこだわりをもって挑んだ曲。「WOWOWOW~!!」
エンディング最後に至るまで、気合十分パーフェクトに完奏。
普段はホノボノと佇んでいるヤスではありますが、やる時は綿密にバッチリと決めてくるところなんかさすがですよね。
残響音が不気味に果てしなく支配する。
その余韻を引き摺る様に
「ラストです!・・・・・今は何時くらいかな?(チラッと時計を見る)いい時間帯だな・・・・・・それでは正真正銘のこれがラスト、極上のお約束ミッドナイト・ソングで締めくくってみたいと思います」
この時、すでにニシヤンはギターを掲げて小刻みに震わせつつも唸りを発する・・・・・「ウィ~~~~ン・・・・・・」
マサは前傾姿勢で、モニター・スピーカーに左足を乗せたまま「泣いても笑っても最後です!いきます!盛大に盛り上がっていきましょうー!松山千春の曲ではないですよ(笑)・・・・・・25or6to4!!!」(EDIT VER)
マサがニシヤンの方向を左手で指差すと、「ギュイーン!」のスライディングから
「ガガガガガーン!」
メンバー全員が「ヘイ!ヘイ!」
「会場後ろの方も一緒に!!HEY!HEY!」
驚いたことにメンバー全員がそれに連動して、ノリノリに手拍子を交えている。
その上、しきりに楽器を振っている。
ギターも、これ以上ないほどに過激に攻め立てる。
マサも一緒にメインリフを弾き始めると、ヤスも問答無用にシンバル類総出で
便乗する形にて熾烈になぞってくる。
疾風のごとく耳をつんざくホーンセクションの狭間に、西やん交えてリズムの鬩ぎ合い!
あるバンドは「STAはスーパー・スペシャル軍団」
あるギタリストいわく「ニュー・ギタリストは上手いし、いい音を出していますね~!」
あるパーカション奏者いわく「STAはレベルが高い」
あるトランペッターいわく「STAはブラス殺しのナンバーばかり・・・・」
あるミュージシャンいわく「STAは歴史と伝統あるバンド!」
マサは1フレーズごとにステージフロント右から左に並べられているモニター・スピーカーに左足をのせながら移動。
ニシヤン&マサが両サイドのフロントにて陣取り。この躍動感あるロックなコントラストが長年の理想形だったのさ。
ギターがスポットライトを浴びる場面になると、必ず最前列に飛び出してきて自己主張。
白熱するホーン隊も拳を突き出すタイミングが絶妙。
誰言うともなくメンバー達が合間を縫って
「イェーッ!!」観客も「イェーッ!!!」のコール&レスポンス要求で半狂乱。
もうこれが本当にラストだと察してか、余力を振り絞って全員グチャグチャでどこもかしこも総立ちです。
STA全員が右手を何度も振り回しての熱演。
更にマサはブラス隊の目前にまで駆け寄って、コミュニケーションをはかる。
ヘッドバンギングにて中央で両膝ついて、気迫のヴォーカルを続行。
ニシヤンは、虎視眈々、隙間という隙間をびっしりと雷鳴のごときソロで埋めつくすほどに我を忘れて、ギターの鬼と化しています。
でも、起承転結のメリハリはバッチリ!!!
ありとあらゆるテクニックをぶち込んでいる様は、まるでギターの教科書、お手本を提示しているかのよう。
締めはエフェクター設置スペースにもどって、ワウワウペダルを踏み込む艦砲射撃で爆発寸前(本家のソロをほぼそのままに再現)。
そしてクニが近年ギターソロの後半でやりはじめた、シカゴ・ライブバージョンでのブラス・フレーズをニシヤンの合図を待ってホーン隊全員が吹き込む。トドメはきっついハイノートで息の根を止める。
ウォルター顔負けなアルト・サックスで対等に渡り合うミキティ。完成の領域に到達したのではないか!?
マサが3番を歌いながらベースのネックを観客方向に突き出す。
これもライブでなければ味わえないハプニングのシーンだ。
メンバー達が色めき立ってきた・・・この状況。
どいつもこいつも、ビックリするぐらいに凄い奴らばっかりだ。
何が飛び出して、どんな展開になるのか。我々にも皆目見当がつきません。
まあ、こういったスリリングな崖っぷち綱渡りパターンもSTAトラの穴(クニ曰く)ならではの持ち味のひとつだね。やはり役者が違います。
マサが自分の楽器を垂直に突き上げて、揺すりまくるの図。
尚もニシヤンのソロは轟き渡り、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!?と、思えるほどの気迫プレイをクローズ・アップ。
照明もSTAのメンバー達を追うのが大変な作業だ。
エンディングではベースギターを天高くに突き立てホップステップ。
ベースギターを肩からはずして、マシンガン乱射のポーズ。
そしてベースを掻き毟ってもらうように観客に向けて突き出す。呼応するように我先にとベースへ群がる観衆。
ノリが最高!やはりこうでなきゃあね。
ダメオシでモニターやPAスピーカーめがけてベース本体をワイルドに擦りつける。
片足上げて思いっきり床に振り下ろした。「YEAH!!」一礼して、マサがジャンプ一閃でTHE END!!!
アッという間の出来事。疾風のごとき。心地よき疲労感が全身をじわじわと襲ってくるところが癖になりそうだ。
「ありがとうございました!また会いましょう!!」
速やかに撤収。
三輪君がいつものようにマサのワイヤレス受信機を手際よく片付けてくれた。大感謝。
ステージから降りてきたメンバーたちはどいつもこいつもいい顔している。
達成感に満たされている。
努力は決して裏切らないものだ。
程よく体がこなれてきたころにはもう終わりなんだもんね。
ニューフェイスのヤマちゃん、ハマピーも好感触。
「お疲れ」と声掛けしたマサに再度の共演を取り決めた。
幸先の良い再始動だね。
一筋縄ではいかないジャンルだけど一度はまったらその魅力にゾッコンになることは確実。
この後に西やんは「リミックス」が控えているので落ち着かない感じだったけど。
バックステージにたたずんでいると手を振ってくれるかわいい女の子もいたよ。
なんだかんだ言いながらもやっぱりライブ、バンドは最高の麻薬だ。
今年は11月、12月と残りのライブは全部、ここ小樽です。当然毎回メンバーに変動アリ・・・・(笑)
VERY SPECIAL THANKS TO・・・MR,SAITOH&KEITAKUN&MASTER&TOMMY&RAIRA&RUCHU&MR,MASAI&KILLER&MATTSU&YOSSY&MR,ABE&KANANE-CHAN&MR,KENNY&STAFF&MR,MINAGAWA&TAMA-CHAN&MR,SOHMEI&MR,GEORGE&MR,SAKAE&MAOKUN&TANPY&IKU&KEI&TOMOーCHAN&-MEME-CHAN&LARUS CANUS&RAIN&WIND&TETSU&DISTANCE&MASK&DISPOSABLE BODY WARMER!!!
説明
元素記号とは、元素、あるいは原子を表記するために用いられる記号のことであり、原子記号とも呼ばれる。現在は、1、2、ないし3文字のアルファベットが用いられる。 なお、現在正式な元素記号が決定している最大の元素は原子番号118のOgである。 分子の組成をあらわす化学式や、分子の変化を記述する化学反応式などで利用される。 ウィキペディア
masa's art Chicago logo respect gallery
****さあ、それではもう泣いても笑ってもこれで最後のバンドです。満を持しての登場・・・・オオトリをここにご紹介しましょう!****
会場中に流れているBGMは「ショー・ミー」&「チャチャチャ」
「男女7人シリーズ」のテーマソング。
懐かしいねえ・・・・トレンディドラマ絶頂期の大ヒット曲だ。
19、「E.SANADA」
19:00~19:20
美唄から唯一の参加5人組バンド。(いつもならば6人編成なのですが、今回サックス奏者は残念ながら欠席でした・・・・)
5年連続5回目。
毎年恒例の小樽運河プラザ「お気楽ライブ」などでもSTAと共に熱いステージを繰り広げてくれた彼等。
去年の夏での同イベント「北運河サウンドエナジー」大トリも、記憶に新しい矢沢永吉トリビュートバンドです。
まあ、このバンド名を見たら、もはや説明なんて不要だよね。
彼らがセッティング中、すでにステージ前には観客が詰め掛けてきて永ちゃんコール(!?)
編成は・・・・ベースのアキラ君(リーダー。シースルーレッドボディーの5弦ベースを使用。ローズ指板)、ドラマーのユウタくん(彼は去年からの参加。大好物はキムチだそうです!)、いつもは変形シェイプの赤いモッキンバードを弾きこなすギタリストのタキクくんは今回黒のストラトキャスターを持参(ローズ指板)、紅一点のキーボーディストは1番人気トモコ嬢。2段積みローランドを使用、そしてリーゼントをバッチリと決めたサナダ氏が永ちゃん担当のボーカル。
斎藤氏がフィナーレを飾るこのバンドを華々しく紹介。
セッティングにちょっと時間がかかっている。
機転をきかせたサナダ氏。
「音合わせさせてください。
いいかなあ・・・・・この不穏な世の中、ディスタンスに気を遣う毎日。
ディスタンスということで、それに引っ掛けた曲を一発、調整に使いたいと思います。」
コーラスで各ボーカルバランスを試しているようだ・・・・「星空の~~・・・あ、ネタバレしちゃったかなあ・・・・(笑)」(アルフィーのヒット曲)
見事なハーモニー。
このバンドとはお友達だというテツ。
「このリハにも相当な練習を重ねてきたみたいだよ。E.SANADAは相変わらずだ」
なるほどねえ。
私はてっきりとディスタンス絡みならば「ロング・ディスタンス・コール」をやるものだと完全に思っていた・・・・・。
マニアックすぎるセレクションだけど、海外レコーディングに於ける最高傑作アルバム「E’」に収録されている名曲が大好きなんだよ。
当時、武道館にて生で聞いた時には痺れまくったものだ。まさに熟練のアダルトロック。
いよいよ準備万端整った模様。
「E.サナダです!ようこそ~!いらっしゃい!!皆さんを矢沢ワールドに誘います!」
オープニングはマイクスタンドを手に
ヒット曲ではないけれどもアルバム「永吉」に収録されている、ライブ向けのナンバー「ゲット・アップ」
サナダ氏が颯爽と例のポーズをとり首のタオルを投げ捨てて、靴&上下のスーツと白で統一した衣装で、これまた白いストレート・マイク・スタンドをがっちりと握ってアクション。
ギターのソロ中にも、投げかける表情が永ちゃん風。
美唄にこれほどクオリティの高いバンドがいたなんて、目から鱗ですよ。
コブシの回し方までよく研究しつくしている。感心しちゃうなあ、全く。
「皆さんこんばんは!改めまして・・・・・E SANADAです!!今日はちょっと、ここ小樽でゆっくりと飲んで帰りたいと思います。本当に楽しい!サンキュー!いつもお世話になっております。ずっと観ているのもいいけど飲み物も食べ物も注文してね。皆ひとつになって~!俺たちを観たことある人も、観たことない人も、いくよ!いくよ~いくよ~!愛を届けたいけどいいかい?ラスト・シーン!」(1991年発表のアルバム「ドント・ワナ・ストップ」に収録)
けたたましきホイッスル炸裂。
大歓声沸く中、永ちゃんの記念すべきダンシングナンバーだよ。なんたって歌いだしから「踊ろうよ~~・・・」だもんね。
スケールの雄大なる作品。
皆さん、このメロディに思い入れもひとしおでしょう。
誰の胸にも過ぎ去りし麗しき青春のほろ苦い思い出がキラリと蘇るパワーバラード。光るフレーズが散りばめられているギター・ソロも秀逸。
ベスト中のベスト・セレクションだあ。
「サムバディズ・ナイト」
永ちゃんがワールドワイドに飛躍してから発表された、矢沢流ロックチューン。
大人の男性の危険な色香を漂わせた力強い矢沢ロックを、ここでも一致団結しての余裕シャクシャクにプレイ。
北海道の永ちゃんここにあり!とでも宣言しているかのよう。なんのなんの小樽にもマッツ率いる「Y-PROJECT」があるよ。もちろんサナダ&マッツは懇意の仲で同い年。今度は美唄と小樽の永ちゃんバンド・コラボレーションなんていうのも観てみたいな。(この日は観客として訪れていたマッツ自身も熱烈に希望しているよ)
ちなみに以前S・T・Aでテナーサックスを担当していたこともあるミヤッチは、ボーカル・サナダ氏の経営している飲食店で食事をするほどの仲なんだそうです。「とっても美味しいよ」とのこと。
と、ここでサプライズ。ジャーニー不朽の名作「ドント・ストップ・ビリーヴィン」を披露。
(1981年発表のアルバム、エスケイプに収録。ジャーニーがワールドワイドに大ブレイクするきっかけともなった金字塔)
イントロで淡々と打ち鳴らされるピアノの音色に乗せて流れるベースラインが何度聞いても涙出るほどに感動的で美しい。
元ベイビーズの才能あふれるキーボード担当ジョナサン・ケインによるアイディアなんだそうですよ。
しかし、よくもまあ、この限られた時間内で矢沢以外のレパートリーを組みこんだものだ。
ただひたすらに異彩を放ってはいたけれども、実験的な試みに拍手喝采。
アヴェンジャーズのギタリスト,ミノリー君がめちゃお気に入りの曲なんだそう。最終局面にきてテンションマックスだったよとのこと。いやあ、本当に素晴らしい、とエキサイト。
「小樽の北運河サウンド・エナジー&浅草橋オールディズナイト合同スペシャルライブイベント!はしゃごうぜ~!いつもありがとう!愛してるよ~!!」
観客から差し入れのビールをさりげなく受け取りMCも矢沢になりきっています・・・・「ロックンロール、もう一発いきます!」
お次はサード・アルバム「ドアを開けろ」から傑作「黒く塗りつぶせ」
強烈なるジャパニーズロック・エナジー。
雷鳴のSEがキーボードから発せられます。
白いジャケットを脱ぎ捨てて鮮やかなサテン地のシャツ姿に。
ここではハンドマイクに持ち替えてのボーカル。
「ボーカルのレベルを上げて」と歌いながらもミキサー方面にジェスチャーで指示。
全曲が永ちゃんのペンによるストレートでキャッチーな曲なんだけど、どれにも共通するのが琴線振るわせるコード進行とメロディ・センスだ。
E SANADAのロゴが背中にクッキリと描かれている黒Tシャツを着こんで、応援に駆けつけてきた熱狂的なファンも見受けられます。
佳境に差し掛かってきた。
「楽しい時間は、あっという間に過ぎていきます。小樽の街に感謝しようぜい!投げる物ある?硬い物はダメだよ!怪我の元。柔らかいもの。(笑)布製品。ティッシュを投げてもそのまま帰らないように!ロックンロール!止まらないha~ha!!」
貫禄に満ち溢れたこの曲は、多くのファンが好む名曲。今か今かと、待ち焦がれていたよ。
バックアンサンブルもバンドの中軸をがっちりと支えています。
サナダ氏はステージ狭しと再度左右に動き回りながら、コブシを握ってアクセントを要求しながらも握手攻め。
果てしなく、矢沢祭り一色に染まっております。
ここでまた白ジャケットを着こんでタオルも首にかけ直します。
「まだまだやりたい?」
ギターから「音もらおうかな・・・・」チェック完了後、怒涛のこれは予期せぬ選曲だ。
ハイハット・カウントから「ピュア・ゴールド」
喉が張り裂けんばかりのダイナマイト・ヴォイス爆発に大満足。
ばっちり何をやっても、永ちゃんカラーが薄まる事はありません。
ドラマーはベーシストと共に、ずっしりと重いビートを的確に継続し続けるんだからやっぱり只者じゃあない。
リズムアレンジがけっこうやっかいなんだけど、サラッとこなしちゃうんだね。
もちろん会場中、空中にはタオルやら手ぬぐいやらがポンポンと放り投げられて、小樽の素敵なミッドナイトはもうすぐそこまで迫ってきているのです。
主催者やスタッフの皆さんにねぎらいの声をかけるなど、感銘を受ける場面もたびたび。見習いたいものです。
****早くもトリ前バンド出演の時間帯となりました。
アッという間の出来事だ。
夕闇ドップリと迫ってきてムードも満点!!****
18、18:30~18:50
「アンクル・キャッツ」
地元札幌からの出演。まさに百戦錬磨のツワモノバンド。
男性5人プラスおなじみの人気者紅一点ミーさんがキーボード参加での6人組みで、歌謡ロックを繰り広げてくれました。
S・T・Aのリブレーション企画を中心にずっとタイバンが続いていた、ほとんどファミリーのようなバンド(去年6月のリブレーション・ホットタイム以来だね)。
メンバーを一部入れ替えての、新生アンクル・キャッツとして華麗に登場!
そうそう、去年の前半には江別市民会館でもタイバンをやったよね。
リーダーのフクさんは以前の、小樽屋外ではブルーカラーのストラトタイプ・ギターで現れましたが、前回はCOOLZのサンバースト・テレキャスターを使用(ローズ指板。ストラップは黒のフェンダー)今回は黒のミュージックマンを使用。ローズ指板。一体全体この人は何本のギターを所有しているのか今度ジックリ聞いてみようっと!どれもこれも高級なものばかりだしね。(コーラスも兼任)。
エレキダさんはフェンダーUSAカスタムショップ・ギター(以前は3トーンサンバーストや、ブラック・ボディカラーのローズ指板だった。で今回はのブラウンサンバーストのローズ指板に戻していました)。
ベース&コーラスのムッちゃんはヒロ率いる「ブラック・リスト」に引き続いての再演奏。もちろん愛器ミュージックマン・スターリングを持参(ナチュラルボディカラー。ローズ指板)。
~~~な、な、なんとセカンドアクトとトリ前かい!!??
その間はどうしていたんだい!!??(笑)~~~
タメの効いたバックビートが評判のマコトちゃんはニューフェイス・ドラマー。
そして先述のキーボードも新加入のミーちゃん。
そして花束持参の追っかけファン続出のカリスマ・ヴォーカルには神々しきフミオ君!。
この日も熱狂的な女性ファンが駆け付けきて写真撮影に没頭していました(私もお手伝いさせられちゃったさあ・・・・・)
ライブを終えたばかりのメメちゃんも、食い入るようにフミオ君の歌唱に聞き入っていました。
バンドからのメッセージです
「結成10数年の歴史あるバンドです!数々のメンバーチェンジを行い現在7名体制ですが、今回は6名で挑みます!年号が令和に変わりアンクルもドラマーが変わりました!心機一転マイペースに活動していきます(爆笑)不安も少々ありますがそれよりもアンクルの新しい音にご期待ください!」
オープニングナンバーは「唇よ、熱く君を語れ」(渡辺真知子)
これは初めて聞きました。アンクルの引き出しの多さに驚愕だ。
切なき乙女心を歌わせたらフミオくんの右に出る男性はなかなか札幌界隈では存在しないでしょう。
思わず聞き惚れてしまいますね。凄いなあ・・・・。
感情込めて手の平を上げ頭上をウットリと見上げながらも、唯一無二の歌唱力を誇るストロング・ヴォイス・フミオくん。
ありとあらゆるエモーショナルなテクニックを、序盤から惜しげもなく披露。
「改めまして・・・・ありがとうございます。アンクルキャッツです。短い時間ですけど、頑張って歌いますのでよろしくお願いします。
(と、ここでドリンクをグィッと一飲み。ノドのケアはとても大切。ボーカリストの命)札幌でオヤジバンドとして活動しています。歌謡曲から洋楽までを取り入れているのがうちの特色です。良かったら我々の歌謡ロックを聞いていってください。あの~おかげさまで皆さんがサビの部分を一緒になって合唱してくれたおかげで、何とか歌いきれました。ワーワーという曲調ばかり続くと必死になっちゃう。そうするとこの後、何もできなくなるのでちょっとスローな作品を・・・・・しばらくやっていないんだけどヤケクソで・・・・・・誰か水割りを飲んでいる人はいますか~~!?・・・・・堀江淳さんの曲でメモリー・グラスという曲をお送りしたいと思います!」
遂に出た!往年の北海道は苫小牧市が生んだシンガーソングライターのデビュー曲であり超がつくほどの代表作・・・・!
中性的な容姿と歌声がフミオくんにもジャスト・フィット。
全くの違和感もなくフミオくんのオリジナルに聞こえちゃうほど自然に馴染んでいるよ。
正にベスト・セレクションの極致だ。
リニューアルしたばかりのアンクルが神聖なるトリビュートとして、特別に組み込んだようです。
どんなジャンルでも(演歌、民謡からロックに至るまで)、己のものとして完全吸収消化して歌いこなす、ゴージャスなるフミオくんならではのサプライズだ。今後も要注目の貴重な個性派シンガーです。
意外にもアンクル・キャッツにも溶け込んでいるし。
「中森明菜さんのデザイアーという曲を歌わせてもらいます・・・・・・・・」
(明菜14枚目のシングルとして1986年2月3日にリリースされた。数多くの賞を受賞。副題は「情熱」
アルバム「CD’s87」に収録。4分24秒。オリコンチャート週間1位を記録。以上ウィキペディアより引用)
マコトちゃんのスティックによるカウントから爆音轟かせてストレートなビートに乗ってのドラミング(オリジナル・シングル・ライナーにも「可能な限り大音量でお聞きください」という注釈がついていた)。
伝説の昭和歌姫をカバー。アンクル・キャッツは骨太で男気溢れるサウンドにアレンジしているようです。
70年代にこれだけ貫禄に満ち溢れた歌謡ロックが存在していたなんて驚きだ(鈴木キサブロー&阿木耀子による作品)。
今、改めて聴いてみてもメチャクチャにかっこいいね。
全体的にタイトで抑え気味のグルーヴ・メイクが、的確に壮大なる音絵巻を構築。
ドラマティックに観客を引き込む、とても完成度の高い入魂の一作。
有り余る才能をフルに導入した展開は絶品。
全くタイプの異なるツインギターの特性を生かしつつも、コンビネーションが秀逸。エレキダさんの目を見張るようなギターソロが天空を自由自在に駆け巡る「ギュィ~ン!!」
ムッちゃんによる重厚なるベース・ソロも特筆すべき点。
黒いアンクル・キャッツTシャツを着込んだムッちゃんは、エフェクター最大限に駆使して盛り立てる。
オクターブを勢いよく上昇するフミオくんのボーカル・スタイルに皆が釘付け。
「うちのバンドはこういう感じです。昨今流行っている昭和歌謡路線。それでもいいなあと思っていただけたら幸いであります。もう少しお付き合いください。・・・・・・
僕はこのバンドには9年くらい前に加入しました。キッカケはベンチャーズ。自分が居酒屋で歌っていたらリーダーのフクさんに声をかけられました。
最初は、何言ってんだ、この酔っ払いは!?と思いましたよ。(笑)
それからは6~7年くらい色々なところでバンド活動しています。何でも歌えるのが自分の特徴かな。演歌や民謡も女性キーで歌えます。若干の調整はしていますが。
次は中森明菜さんのデザイアーという曲のB面の・・・・あ!B面わかりますか?(笑)その世代の方々ならおわかりいただけると思います・・・・・ラ・ボエーム(中森明菜)」
このバンドのセットリストは全て把握しているんだけど、やっぱり何度体験しても聞き応え、見応えがあります。
フミオくんの声域はいつ聞いても脅威的で常に後光が射しています。妖艶なる振り付けも、悩ましげに決めてくれます。
しなやかな舞いを繰り広げるフミオくんのストールから床へと零れ落ちる数枚の羽も、緻密に計算された演出のよう。
捲くし立てるようなパワフル・ボーカルのパートをフューチャーしつつも見事にクリア。
起承転結の構成もお見事。
そして畳み掛けるようにエンディング。
もうこの辺に達した頃にはフミオ・ワールドも全開で嬉々としての熱唱。フミオ・ソロコンサートの様相を呈しています。
ディナーショーみたいで大歓迎だよ。
びっくりしたのは、盛り上げ役のアベさんが万札をズラッと編みこんだレイをフミオくんの首に掛けたこと!!
あれって本物なのかなあ!?まさかだよねえ・・・・?!
今回のフミオくんは全身ブルーを貴重とした美しきファッション!帽子から、ジャケット、パンツ、手袋に至るまで、どこをとっても青一色で統一です!!ストールは1ポイントとしてグレーでオシャレ。
ちょっと彼はほろ酔い加減だけど、艶やかなるいでたち。
マサが以前にオリジナリティ溢れる衣装についてコメントした事で刺激を受け奮起したらしくて(!)超が付くほどに更なるド派手なスパンコール仕立てでまとめてきてくれたようです。
いやはやなんとも、御見逸れしました!コスチューム・シリーズの総結集だ
もちろん衣装は全てフミオくんによる完全なるお手製。一針、一針丹精込めて縫い上げ製作しているとのこと。ボイス・トレーニングと並行して、ビジュアル面にも徹底的に突き詰める生真面目でストイックな男であります
「次はうちのテーマ・ソング的な曲をお送りしたいと思います・・・・え~と、これはとてもしんどい曲で、今日はやりたくなかったんだけど、演奏することになって(笑)・・・サビの部分を一緒に歌ってくれたらとても助かります・・・・・決して強制はしませんけど・・・・・心あるお方がいらっしゃいましたらよろしくお願いいたします・・・・ボヘミアン(葛城ユキ)という曲をお送りします。」
1983年5月21日リリース。5アルバム「ランナー」に収録。オリコンチャート週間3位を記録。ユキ嬢の代表作であり長年カラオケの定番ソングでもある。老若男女に今でも人気。
そんなこんなでとりあえずは、一気呵成に演奏開始!
ディスコティック・ダンサンブル・ハードロック系の懐かしき永遠の名曲。
なんのなんの、本人は前述のとおり謙遜しているけれども、グイグイと魅力全開のフミオくんが発する煌びやかなるオーラは、誰もが一度でも触れた途端、虜になること受けあいさ。やっぱり只者ではない。いつどんな時にでも腰の低い好男子。
「タナカく~ん!!(フミオくんの苗字)」
あちこちからに彼に対する熱烈なるラブコールが飛び交う。
すっかり道内のライブ・イベントでは、名物化するほどに浸透した感ありです(笑)。
相変わらず張りのあるクリア・ヴォイスにウットリとしちゃうよ。決めのタイトルパートコールでは、後方観客席からナイスなタイミングで合の手が入る。
トリッキーなナチュラルトーンによるアーミング・リックを絡めた、乾いたサウンドのギターカッティングが実は肝なのだ。
ポーカー・フェイスのムッちゃんによる重量感タップリのボトム・ラインの刻みとコーラスも雰囲気抜群。
普段のニコヤカなる佇まいとは一閃を画すほどに、貫禄タップリ。
「ムッちゃ~ん!かっこいい!もっとこいや~~!!」と彼にも声援が絶えず送られています。
既にライブを終えたバンド連中も客席中央で大合唱!
皆、曲に合わせてアドリブで踊っているではないかあ!バンドマン達の振り付けやジェスチャーもバカ受け。でも何をやってもへヴィーメタリック・ヴァージョンっぽくなっちゃうところは恐ろしき脅威のパフォーマーだ。
鮮やかにキラキラピカピカと光輝く衣装が、綺麗な彩を添えるフミオくん。
「六本木心中」
定番中の定番。最早会場内は興奮の坩堝と化しています。
シンセサイザーによる、あの有名なるイントロフレーズからスタート。アン・ルイス黄金期のヒット曲を皆で嬉々として演奏。
そうなのですよ・・・アン・ルイスがアイドルという枠組みから脱却するキッカケにもなった楽曲。歌謡界を軽く超越するほどの勢いにのって、ジャパニーズ・ロッククィーンの称号を欲しいままにした決定打。
それをフミオくんの持ち味でもあるミステリアス・キャラと男臭いセクシーさが、激しくも情熱的に合流してメラメラ燃え上がっているような迫力で一気に聞かせてくれます。
これで益々、知名度が広がったことでしょう。
ここで先の女性ファンがもう我慢の限界。
居ても立ってもいられなくなり「踊りにいってくるからね~!!」と
凄まじきダンサーの本領発揮。
今回のアンクル・キャッツは新しいレパートリーが目白押しで嬉しき裏切り行為。
個人的にもご機嫌でした。
この状況を後部座席で見つめていた女性客の方がマサに「まるで外国のようですね・・・」とビックリしていました。
「今日はありがとうございました。喜んでいただけたでしょうか?昭和歌謡なんですが・・・・。あんまり好きじゃあないですよね??!!このまま、タッタカタッタカと続けさせていただきました・・・・あの~申し訳ないんだけど、早いものでもうライブは終わっちゃったんです・・・・」「ええええ!!!????(笑)」「もういいやあ、って言われるよりは、えええええ!!???と言われるほうがいいね。(爆笑)・・・・・
当然アンコールの声が鳴り止まない。
メンバー同士がステージ上に集まってヒソヒソと相談。そして打ち合わせ完了!即行で曲が決まった!!。
「光栄なことにアンコールまで頂いて感無量の極致であります。やっていいよって言っていただいて嬉しいですよ。力一杯に歌ってみたいと思います。これまたしんどいんだけど星闘士星矢の曲・・・・ペガサス幻想(メイク・アップ)
予想だにしていなかったものでして、どうしよう・・・・本当マジに・・・・ではまたサビの部分でセイント星矢!と一緒に叫んでみてください。別に強制はしませんけどね・・・・・」
コアなアニメーション・ファンにとってのアンセムともいえる金字塔。
最もロック・バンドにカバーされる比率の高い人気アニメ・ソングなのは、一聴しただけで納得であります。
締めくくりにはもってこいですね。
衰え知らずの強靭なるフミオくんのパフォーマンスに誰もが目を奪われっぱなし。
常にスポットライトが当たります。
いやはやなんとも大した男だ。それなのに決して天狗にならないし。会うと必ず何度も深々とゆっくりお辞儀をするのだよ。
基本はロックライブ、そしてミュージカル風にも。ある時には宝塚風、またある時は演劇風とカメレオンのようにコロコロ様代わり。フミオくんは数多くの顔を持っていて、その一つ一つを懇切丁寧パーフェクトに演じきりました。
熱気を帯び始めてノリノリな勢いが増してきたところで、和気藹々なステージもそろそろ終了です。
「またどこかでお会いできる機会があれば、気軽に声をかけてください。よろしくお願いいたします。またイベントに声がかかれば図々しく参加させていただきたいと思います。」とすこぶる行儀の良いフミオくんでした。
当然、後片付けを済ませてステージを去ろうとするフミオ君に握手を求めるファンがドッと殺到していましたよ。
これにて無事全ての工程を終え、満足気に後方楽屋へ意気揚々と引き上げていくアンクル・キャッツでした。
通用口床のあちこちに青い羽を発見したよ・・・・・・。熱気の名残だね・・・・・。
****さてさて、いよいよもって大トリです。
次に控えしは矢沢永吉のカバーバンド「E.SANADA」です!!!!****
****曲者集団がこの後にも続々と登場しますよ。
要覚悟のうえでライブレポートへと臨むようによろしくお願いいたしまする!!***
17, 18:00~18:20
「REMIX」
2年連続2回目。
隣町・札幌から、「ホットタイム」「モダンタイム」共にSTA企画「リブレーション」に出演したリミックスが今年の2月・小樽公会堂雪明りの路に次いで4たびSTAとタイバンでの登場!(去年7月の浅草橋オールディズ・ナイトもインパクトがあったなあ)
和洋織り交ぜたROCKバンドは不動の4人組だ!
このバンド名の由来は・・・「色々な曲をごちゃ混ぜにする・・・というそのままの意味。ハードロック、アニメソング、昭和歌謡、パンクなどジャンルの壁も軽く超越して遊び心満載です」
なるほど・・・面白そうだな。
こういうチャレンジ精神は立派でも、いざ取り組もうとするとセンスとテクニックがまるで伴わなくって、ものの見事にずっこけてしまうというもの。
そういう頭でっかちなバンドはたくさん見てきましたら・・・・。
理想と現実は大違い。中には勘違いして悦に入ってる輩もしょっちゅう見かけますが。
でもこのバンド、リミックスはバッチリと演じてくれましたよ。
会場のあちこちからは、常に感嘆の声が漏れていました。
オモチャ箱、ビックリ箱を連続してひっくり返したような、愉快痛快なるヒトトキを過ごさせていただきました。
何度見てもハイ・クオリティだ。いや益々進化しているのではないか?
メンバーの構成・・・・・リーダー&ギター&ボーカルはこの日13バンド目にも出演したミッドナイト・クライシスのミュージシャン。上半身黒尽くめのコントラストが鮮やかなKNIGHTイトウくんです(ナイトは騎士の意味ね。涼しそうな水色のボデイカラー・ギターを使用。メイプル指板。これは去年の12月、モダンタイムにて速弾きギタリスト上村くんとマサは自信をもってタイラーだと思っていたら、本人に確認してみたところ斉藤楽器のオリジナルなんだそうです。ビックリ!ナイトくんはゆうに100本の貴重なるギターを所有しているんだとか・・・驚愕のコレクターだ。ちなみにストラップも水色で統一するというコダワリぶり)。
紅一点のボーカルはスレンダーボーディが一際目を引く元気一杯で陽気なお洒落美女のメメ嬢。元モデルなんだそうで長身且つスタイル抜群なのも頷ける。どうりで煌びやかなるアクセサリーと派手で銀ギラな衣装も両肩を堂々と露出していてとってもファッショナブル。普通の女性ならば勇気がいるところだけど麗しのメメ嬢はサラッと着こなしていてとってもお似合い。ヒールもスパッツも赤色。スラリと伸びた脚線が目に眩しく光る。マサは「今期待の新進女優、松本穂香ちゃんに似ているね!」と言ったら大喜び。
でも本人は「バービーボーイズの杏子に似てると言われた」とのこと。なるほどねえ。
この日のイベントでは個性の異なる素晴らしい女性シンガー達の競演と相成りました。
お得感満点。ラッキーなひととき。男どもよ、うかうかしてはいられないよ~~!!
1タム仕様のドラムはマズくん。
以前彼に、マサはなんか会ったことがあるなあ・・・と思っていたらスタジオでもタイバンでも何度も会っていたさあ。
特にナンバー9というバンドは強烈だった。そこのメンバー達の近況も聞いたんだけど懐かしいな。
そして以前からマサとは名刺交換もしてシカゴ、ブラスロックの話題で意気投合しているニシヤンがベース(白ボデイカラーのフェンダージャパン・プレシジョン使用。ローズ指板)!
このベースは相当の年季モノ。
フェンダーUSAの本家よりもクオリティが高いと高評価だった時期の貴重なる1本だ。これがまた貫禄タップリにいい音を出していたよ。
そうなんだよね。
このバンドを初めて見たのは去年の7月、小樽・浅草橋オールディズナイトのステージ(ミッドナイトクライシスはもっと前から見ているけれどね)。
インパクト抜群で改めて西やんとマサが、ステージ裏にて再度話し合ってSTAへの加入が決定した次第。
縁とは奇成なるものだ。
ナイトくん同様、彼も本日はミッドナイト・クライシスに引き続きの出演。つまりSTA も含めて3バンド!クニと同じさ。
皆、よほどライブ中毒に侵されているご様子だ(笑)
メッセージが届いております
「原点回帰!・・・・それって楽しさ?面白さ?限りなくストレートに、そしてシンプルに・・・・・」
前置きが、かなり長くなりました。
さあ、はじまるよ!!!!(曲が目まぐるしく変化するので…との注意事項が西やんから提示されました!!)
おお・・・・・この不気味で妙にワクワクとアドレナリンが吹き出しそうなイントロに導かれて始まったのはオープニング「ブラックアウト(開巻からいきなりスコーピオンズ黄金期の代表曲が炸裂!)」
でもそれはほんの序章に過ぎなかった。あっという間に「私は嵐(SHOW-YA)」へ突入!!ジャパニーズハードロックバンドのアンセム!血沸き肉躍る申し分なき采配。
ここはメメちゃんの真骨頂。
でもそれだけでは収まらない・・・・・・もしかしたら??・・・・・・
ディープ・パープルの「ライブ・イン・ジャパン」バージョン「ハイウェイ・スター」だあ!!
開巻から思わず、ぶっ飛んでしまったよ。その流れからお約束ともいえるリッチー・ブラックモア必殺のリフ攻撃で「紫の炎」
もうこれ一発で観客達はステージに釘付けだ。息も絶え絶えだ・・・・。勘弁してくれよ、もう・・・・(笑)。
思いっきり伸ばした手足を駆使して明るく華麗に舞うメメ嬢が、本家イアン・ギランばりにかっこよくシャウトをぶちかましてくるのかと思っていたら、いきなりキュートな「キューティー・ハニー」に豹変だ。
こいつは掟破りのアレンジ・テクニック。
セクシー・モード全開のアニメ・ソング代名詞だ。
倖田來未の出世作だよね。多分そちらのテイクを参考にしたのかな。
西やんいわく「ハイウェイ・ハニー」なんだってさあ(笑)
2曲目はダメ押しとばかりに引き続き、新兵器の脳天直撃「バック・イン・ブラック(AC/DC)」。
どてっぱらを突き破る勢い。失禁するほどのおきて破り。
泣く子も思わずヘッドバンギングしながらお漏らししちゃうよん。破壊力満点。
そうかと思えば今度は昭和歌謡曲の世界に乱入してきて沢田研二の「カサブランカ・ダンディ」
「ジュリー~~!」と腰をくねらせつつも身悶えしちゃいそう・・・・。
全く次に何が飛び出してくるのか予測不可能な状態。
もうこうなったら、ドンドン期待に胸を膨らましちゃおうよ。とどめとばかりに竹内まりやの「元気を出して(1994年発表のアルバムimpressionsに収録されている超スタンダード)」でしっとりとエンディング。
これはメメちゃんのリクエストなのかなあ??・・・・
マサが必死にベストショットを狙っていたら、メメ嬢がビシッと指差しポーズを決めてくれた。さすがわかってらっしゃる!嬉しいときめき。
まったくもう、ごく限られた時間内でよくもまあこれだけの楽曲を詰め込んだものだ、と感心しきり。
これって今回のライブ用に仕込んだバージョンでしょう。
毎回度肝を抜かされるほどの連続だけど、さらなる高みへと浮上した感あり。
完璧に脱帽だ。どれもこれも仕掛け人はナイトくん。
彼の頭の中に渦巻いているアイディアをジグソーパズルのようにああでもないこうでもないと、はめ込んで構築した結果がこれだ。
多分、秒単位で計測なんかもしたのでしょう。
血と汗と涙の結晶。
ナイトくんのバックボーンが垣間見えたようですこぶる嬉しいよ。
何はともあれ一致団結して才能開花だね。大成功!
内情は自らひねり出したメドレーに一歩つまずくと混乱をきたしそうにもなるのだとか‥‥それもわかるような気がするよ。
メメちゃんはそれら黄金の楽曲群をメンバーたちに逐一丁寧に解説してもらい、一切聞き漏らさぬようどん欲に吸収しているのだとか。真面目で熱心なレディ。
まあかしこまった能書きを語るよりも、はじけまくりの笑顔を振りまきながらステージせましとばかりに縦横無尽、軽やかに、ステップ踏みながら歌うメメちゃんの神々しいことよ。たまりませんなあ!!
さあ、ドンドンとぶちかましてもらいましょう。
間髪入れずにメドレーで、お次のナンバーは往年のへヴィー・サイケデリックロックフリーク達がひれ伏してしまう「パープル・ヘイズ」
永遠のスーパーギタリスト、ジミ・ヘンドリックス初期のお馴染みギターリフがトリッキーに炸裂。
ナイト君も当然カリスマのジミヘンに心酔しているんでしょ!時代を軽く超越して今でも根強いファンがワールドワイドに増殖中なんだよね。
理屈抜きで骨抜きにされちゃうような痺れるお約束のフレーズだ。
ジミヘンのキャラクターも絶品だし、ぶっ飛びの奏法も革新的だった。
と思いきや再び嬉しき裏切り行為に及ぶのだ。
ブルースフィーリングに満ち溢れた「ウィッシング・ウェル(フリー)」にヘンシ~ン!。
これらの曲を嬉々として演じ続けるしたたかなるリミックスのメンバー達。さぞかしスタジオで練り上げる最中もワイワイと賑やかに盛り上がったんだろうなあ。
アラララ・・・・?「メリーアン」(アルフィーが1983年、大ブレイクするきっかけになった記念碑)に突入。
和洋問わず、時代もジャンルも軽く超越しちゃうんだからね~。
原曲の持っている美味しいところを損なうことなく、究極のツギハギプレイで一緒にトリップだ。
快感地獄にドップリと溺れちゃうのも一興。
「空と君との間に(5分35秒)」
北海道が誇る歌姫、中島みゆきさんが1994年5月14日に発売した31作目のシングル。アルバム「ラブ・オア・ナッシング」に収録。オリコン週間ミリオン1位を記録。
ただ単に曲を引っ張りだしてきて適当に捏ね繰り回すのではなく、ちゃんとメメ嬢のイメージに沿った構成を構築しているところなんてさすが知能犯。
それだけにとどまらずダメオシとばかり、随所に鋭いトリックを忍ばせている抜かりなさ。
ボーっとしてるんじゃあないよ!とチコちゃんに怒られるよ(笑)
いきなり息の根を止められるんだから。
・・・・・・なんじゃらほい。
心憎い演出だ。
バッチリと思惑どおりにはまって、翻弄されつつもニンマリしている観客の姿を見つめつつ内心「してやったり!」なんだろうね。
何でもござれのバンドらしいベストなセレクション。
ナイト君とメメ譲によるMC「ありがとうございます。先ほどご紹介にあずかりました、リミックスと言うバンドです。リミックスとしてはこの会場は2回目。
こんな素敵なイベント会場に誘ってくれてサイトウさん、ありがとう!!皆さん、どうぞヨロシクお願いします!メンバーは他のバンドでもここお馴染みなんだけどね。
聞いているとなんかあれに似ているぞ・・・なんて思う曲ってあるでしょう。そういうものを色々とミックスして披露していこうというのが我々の基本コンセプトであります。複数の既存曲に新たな生命を吹き込んで好き勝手にプレイしています(笑)」
リスペクトを込めて、懇切丁寧なるメンバー紹介もこなすメメ嬢。
「パワフル・ドラマーのマーズくん。彼は去年、雪で転んでドラマーの命ともいえる指を骨折しちゃったんですよ。今でも指が曲がっています・・・・。そんでもってうちのお笑い芸人でミスター・ベースマンのニシヤン。ギターは我等がリーダーでございますナイトさん。YEAH!!そして歌わせてもらっているのが私メメでございます。私のカーナヴィは古いのでここに来る時の表示がおかしくて4キロぐらい先に行っちゃいました(笑)・・・・・よろしくお願いします!」
ナイト君のMC「メメちゃん、真夏の格好をしているけど、もう汗かいてるね~!私はリミックスのアレンジでステイホームの間、煮詰まってしまいました・・・・・というわけで、ポンポンとノリのいいやつでいきます!」
マーズくんのドラム・スティックがハイハット・カウントを打ち鳴らす。
ザ・ブルー・ハーツの「リンダ・リンダ」だ。
しかもリミックス流のスペシャル・ヴァージョンだというんだからこれまた芸が細かい。御見逸れしました。
Yプロジェクトの伊達男、マッツも狂喜乱舞でしょうよ。
すでにお手上げ状態。もう好きにしてくれい!(笑)
まさにライブにはもってこいのナンバーが一気にスパーク。
下手に改まった能書きなんか、この激しいビートの前では木っ端微塵に消し飛んでしまう事でしょう。
歌姫メメちゃんは悩殺ポーズを連発で決めて、最前列に陣取った男性オーディエンス達を誘惑しながらも弾けまくる。
ハッピーモード全開。満面笑顔のメメ嬢が「HEY!HEY! 」とコール&レスポンスの要求。
あららら・・・・ここでもお茶目なひねりを加えた曲に連結。
な、な、なんと今度はヒトミの「ラブ2000」に雪崩れ込み。
2000年発表のアルバム「ラブ・ライフ」に収録。17枚目のシングル。オリコン週間ランキングでは5位を記録。
Qちゃんも愛聴していたことでも有名ですね。
この強引なまでに目まぐるしくブレンドしちゃう発想力は、一体全体どこから湧いてくるの?と思わず聞いてみたくなっちゃった。
ほんでもってこの曲があるということはコアなファンならばご存じの曲が控えている・・・・。
「ダンシング・タイムですよ~!」の1・2・3・4号令と共に「スピード・キング」(第2期ディープ・パープル)だあ!ヘヴィメタルの夜明けともいえる狼煙はここでしたたかに放たれた。
マズ君が豪快に全身全霊を託して叩き込む。「ワンモア・タイム!」の雄叫び。黒いさらさらなストレート・ロングヘアをなびかせるキラキラスパンコール姿のメメ嬢はステージ映え満点。
マルチプレイヤーの西やんはフィンガーでもフラットでもベースピッキングはお手のもの。
スムーズなプレイで指板上を駆け巡る。
余裕の表情で虎視眈々と構えつつね(本人曰く「いかにもギタリストらしいベースラインだね」と言われるそうだけど、そうかなあ・・・・・ベーシストのお手本のように見事映えるんだけど)。
再度「紫の炎」が激しいサウンドと共に現れて締めくくり。
マズ君もテクニカル且つ歯切れの良い刻みで、変幻自在にリズムをキープし続ける。
腰にさりげなく手を添えて、妖艶なポーズを堂々と構えるメメ嬢も華やか。
近寄りがたいほどのオーラを放ちつつね。
「次もちょっと懐かしいやつを・・・・・・あれ、なんだっけ?」「唯一のバラードです・・・・・大人の恋愛をベタな感じで歌った曲。皆さんもこんな経験をしたことがあるんじゃないかな?」
ムード一変して・・・・・・場面転換ドラマティックなイントロ。
オオ!!大友裕子の「傷心」がはじまった!・・・・
切なく泣かせて胸に迫るシチュエーション。ここはジックリと聞き入っちゃいましょう。
ナイト・イトウ君のギターテクニックは折り紙つき。
あの一種独特なるかっこいいギター・リフを忠実に再現。ミュートの指クセから音色、ピッキング・ハーモニクスのタイミングに至るまで完コピだ。
相当に研究し尽くしたんだろうね。
と油断していたら、やはり、落とし穴が待っていた。
ここでは驚いたことにJ-WALKのデビュー曲「ジャスト・ビコーズ」にバトンタッチだ。
とにもかくにも発想の妙がモノを言うだけに、観客が度肝抜かれてビックリしている表情を見ながら演奏する気分は最高なんだろうねえ。
メメ嬢とナイト君による怒涛のツインヴォーカルも光っている。新生面を発揮。
「今ならあなたを・・・・・~♪」中間部でも渋く仕掛けてきた。
見せ場ともいえる、お約束のギターソロも唸りをあげる。
締めくくりではエリック・クラプトン「レット・イット・グロー」のフレーズが顔を覗かせる。
燻し銀の進行。アルペジオはゼップの「天国への階段」にそっくり。
ニシヤンいわく「コード進行は全く同じ」とのこと。
そうかあ・・・・・そういう曲をツギハギしたらこのリミックスのようになまら面白いレパートリーが生み出せるわけだ。
大きなヒントを提示していただいた。終盤では、迂闊にも不思議とエクスタシーへ達してしまった。
ところでこれは「傷心なジャスト・グロー」と呼ぶのだそうです。
終盤に控えしは「太陽にほえろ」
一体全体リミックスにどれだけの隠し玉が存在するの?
まだまだ氷山の一角なのは間違い。
井上堯之バンドといえば真っ先に脳裏に浮かぶあのフレーズ。そしてかっこいい刑事たちが大都会にそびえたつビル街を疾走するシーンもね。
何度聞いても鳥肌が立ってきちゃうよ。不思議と全然古臭さがない。多くの世代に支持されるインストウルメンタル。
そこからメメちゃんのテーマソングともいえる「どうにも止まらない」(山本リンダ)。
キュートなハーフアイドルで売れていたリンダちゃんがいきなりセックスアピール振りまいて世の男どもをノックアウトした、ラテン系パーカッシブビートの衝撃的な歌。
でもメメちゃんが歌うとちっともいやらしく感じないところが好感もてるね。これも人徳ということ。
ナイト君のMC
「いやあ、難しいね。自分でもやっていてなにがなんだかわけがわからなくなってくるさあ。やってみるとわかるんだけど、こういうのってすごいこんがらがりそうになるんだよね。
テクニックではなくって歌詞のほうがね・・・・・でも誰も気付いていないでしょう(笑)大丈夫?はい!さあ、それでは次でラストです!」
早いなあ。
・・・・・王道ともいえるナンバーで攻め立ててきたよ。
ここで、神々しき響きを伴って陶酔のイントロだ。
突き抜けるように勢いそのまま「ロックンロール・バカ」改め「ロックンロール・ボケ」でトドメを射す。
期待にワクワク。
歌い出しから猛烈に煽りまくるメメ嬢。
癒し系のお色気を振り撒くことも忘れないしたたかさ。
ありがたいくらいに受け取ったよ。
そのあまりにもアグレッシブに振舞うパフォーマンスに翻弄された観客達は恍惚状態に陥る。
「ヘイ!ヘイ!」
ナイト君はギターソロにアーミングも絡め、コーラスにと真骨頂。
思わずひれ伏しちゃいそうになっちゃったさ。
マズくんは鮮やかなるスティックワークを駆使。
多才なキメワザを発揮しながらも、激しい攻撃が炸裂。
この曲はもろにチャック・ベリー「ジョニーBグッド」の流れを汲む3コードのお手本なんだけど、伝説のバンド「外道」もレパートリーに取り込んでいました。
リミックスがカバーしたのは、クリエイションがバックをつとめて樹木希林さんがボーカルだったというテイク。
まだ悠木千帆と名乗っていた頃です。
実は私、高校生の時にこのライブをテレビで観ていたのです。
確か「内田裕也」のライブ番組だった。
で、裕也さんがちょっとはにかみながら「マイ・ワイフ」と紹介したら、この曲がはじまった。
タイトルは裕也さんに対し、敬意を表して呼ばれていたもの。
すると会場の後方から、観客席中央を歩きながらスポットライトを浴びた樹木さんが入場!
当時の当たり役「お婆ちゃん」の姿でね。
「お婆ちゃん!!」の絶叫渦巻く中、皆が握手を求めても不機嫌そうに全てを払い除けて(もちろん演技)ステージヘ。
そしてこの曲を暴れまくりながら歌いまくったのです。
その様を見ていた裕也さんは、ただただ苦笑いするのみ。
もう樹木さんが一番受けていたもんね。他を食いまくっていたし。
彼女は生まれた時から、正真正銘生粋のロックンローラーなんだろうなあ。
今でも鮮明に記憶しています。そのくらいに衝撃的だったんだもん。
さて、リミックスもこの曲ではフロントの3人がノリノリで振りつけフォーメーションを豪快に繰り広げて、極め付けはナイトくんのダッグウォークも飛び出した。
「ワンモア!ツーモア!!スリーモア!!!ありがとう!!!!リミックスでした!!!!!」
エンディングでは驚愕のギター早弾きでフィニッシュ。
全然飽きることもだれることもなく、あっという間に過ぎ去ってしまったリミックスのエキサイティングなショーでした。
続きは次回のお楽しみということでね。
ひとまずはお疲れさん!!!
****さあ、残すところ2バンドとなりました!まだまだヒートアップするのは確実だ!大やけどにご用心を!!****
コンピュータグラフィックス(英: computer graphics、略称: CG)とは、コンピュータを用いて画像を生成する科学技術、及びその技術によって生成される画像のことである。 日本では、和製英語の「コンピュータグラフィック」も使われる。
****大好評につき、怒涛のライブレポートは佳境に差し掛かってまいりました!よろしくね!それではいってみよう!!****
本来ならば順番上はS・T・A・(SAPPORO TRANSIT AUTHORITY)なんだけど、それは最後にじっくりと書き込みますのでお楽しみに~!!
16,17:30~17:50
札幌から初出演の「TREASURE BOX」
ほどよく会場内もヒートアップしてきましたよ!!
今回のライブイベントは小樽市などからの協賛金云々の事もあり、告知ポスターやフライヤー、タイムテーブル表などが一切なし。よってこのバンドは独自に素敵なデザインを施した広告をアップしていました(トップの写真参照)
全曲を洋楽で網羅。
メンバーが1人増えて6人組みバンド。更なるバリエーションを追い求めた結果がこれだ。
答えは簡単明瞭。
彼等からのメッセージです・・・・「英国出身ミオ嬢のクリスタル・ヴォイスをタイトなサウンドに乗せてお送りします!!」
以前から噂には聞いていたこのバンドは今年の2月「雪明りの路・小樽公会堂」で遂に観ることが叶いました。今年の夏にもSTA企画「リブレーション」にも初出演が決定していたのですが、新型コロナウィルス感染問題で泣く泣く中止の憂き目にあっちゃいました・・・・・。
まあ、そこはそれで仕切り直しだ!!
近年のバンド界隈では女性メンバー達が大活躍。
中には男顔真けなパフォーマンスを繰り広げてくれる頼もしきレディも珍しくありません。この日も数多くのバンドに女性メンバーが在籍。
で、先のミッドナイト・クライシスに引き続き、ここでも麗しのシンガーが登場です(この後17番目に出演するバンド、リミックスでも、はち切れんばかりのセクシー・シンガー、メメちゃんが控えております。メメちゃんもトレジャーボックスのステージをジッと食い入るように見つめながらも感嘆の表情を浮かべていました)。
とにもかくにも、この日はワールドワイドなミュージシャンが大挙して熱演してくれました。
さあ、トレジャー・ボックスではメッセージにもあるとおり、ブリティッシュ・シンガーが本場仕込みの魅力的な歌声で洋楽を届けてくれますよ。
さあ、トレジャーボックスのメンバー構成をば・・・・・・
先述のミオ嬢をセンターフロントにフューチャー(イギリスと日本のハーフだそうです)。
キーボード&コーラスも女性でトモ嬢(ヤマハD-DECKを使用)
STAキーボード・ユミちゃんとカシオペアのカバーバンドY’S-FACTORYも率いているべースはハタノくん(ヤマハの5弦を使用。白ボディカラー。ローズ指板。ゴールドパーツ仕様)
ギターは久し振りのご対面でイシカワくんだ!
彼とのタイバンはホットタイムSTA企画「リブレーション」でもセッキー率いるブレイクスルーでも実現しています。
愛用のギターはご存知ナチュラルボディのストラトキャスター。ローズ指板。ゴールドパーツ仕様。
アフロヘアーのウィッグと黒いサングラス姿で黒いアコースティックギターを奏でていたのは新加入のヒロキくん。
ある意味ではメンバー中一番目立っていましたね。
愛すべきキャラクーの持ち主。
まずは目立ったもの勝ちだ(笑)
このライブのために、遠路はるばるやってきたというつわもの。
このステージを終えたら即座に帰るのだそうですよ。
本当にお疲れ様です。
そしてパワフルなるドラマー・ワタルくんという布陣。
オープニングナンバーはな、な、なんとキング・オブ・ポップことマイケル・ジャクソンだ!永遠のヒット曲「ラブ・ネヴァー・フェルト・ソー・グッド(3:51)」
スケールの大きい華麗なる幕開けにはうってつけ。
2014年発表のアルバム「エスケイプ」に収録。
この曲は1984年、ジョニー・マティスに提供されていた人気曲。
実は1983年にマイケルはポール・アンカと共にこの曲を制作していた。
ところが「スリラー」がモンスター級の大ヒットを記録して多忙となったために中止となってしまったのでした・・・・・。
マイケルの楽曲としては30年以上のブランクを経てリリースされたといういわくつきのもの(以上ウィキペディアより引用)。
ダンシングビートの代名詞ともいえる、目一杯に弾けまくりなご機嫌ソング。
ミオ嬢にピッタリとフィットしていますね。
まるで彼女のオリジナルのような様相を呈してもいます。
一気にオーディエンスたちも最前列のフロアで、思い思いの振り付けで汗だくになりながら踊りくるっています。
賑やかな光景を後方より眺めていると、一発で掴みはオーケー状態なのが手に取るようにわかる。
メドレーで2曲目にも、
情け容赦なきダンス・ミュージックが連発されます。
「ホワット・ア・フィーリング」(アイリーン・キャラ)
3:55
こちらも1983年公開の映画「フラッシュ・ダンス」の主題歌として大ヒット。
同年のアカデミー賞を受賞しています。
ゴージャスなアレンジが施されていて、いやが上にも全身がムズムズしてきますね。
ミオ嬢は益々、オーラを発していて輝きを放っています。
バッキングを的確に支え続けるメンバー達のテクニックも折り紙つき。
ヤスノくんのツボを心得たチョッパー奏法も効果覿面。
クル氏いわく「イシカワくんは更に腕を上げてきたね。ヤスノくんのべースは相変わらず上手いなあ」
マサ「イシカワくんのカッティングは絶品。
醸し出されるいぶし銀のトーンも程好くトレブリーで気持ちいい」
ミキティとマッツは観客席にてオーバーアクション気味なくらいに、体を左右に揺らしながら腰振りで踊り狂っています。
3曲目はお約束とも言えるアース・ウインドウ&ファイヤーから「セプテンバー(3:37)」
1978年リリースの同名アルバムからのシングルカット。
オリジナルにおけるカッティングの鬼アル・マッケイをイシカワくんは懇切丁寧、忠実に再現。
これが最大のキモだ。
他の装飾音も繊細で煌びやか。
どうもこの曲を聞くとつい盟友のゴヘイ・バンドを連想しちゃいますが(笑)、トレジャーボックスも新鮮な響きを放っていて全然負けてはいませんよ。いやそれ以上だ。完全に凌駕。会場は興奮のるつぼと化しています。
なんたってスラリと綺麗に伸びたおみ足で、軽快にホップステップを踏む若きミオ嬢が歌い紡ぐ様は新星ディスコクィーンのよう。
そんじょそこいらでのさばっているディスコバンドも、そろそろウカウカしてはいられないですよ。
オーディエンスも他の出演バンド達も熱い視線を送っています。
要注目だね。とことん勉強になるなあ・・・・。
皆で「ダーリン、ダーリン!」とコール&レスポンス。
もはや余裕綽々の独壇場ですね。観客の心を一手に鷲掴み。
「次にお送りする曲は・・・・マーク・ロンソンで・・・・アップタウン・ファンク!」
2014年11月10日に発売されたマーク11枚目のシングル。
爆発的に史上最も売れた曲の一つ。
この曲に関してはファニーがとっても詳しい。
リズムセクションがっぷり四つに組みいった、これまでの流れからすれば異色の選曲。でも後半戦としてはもってこいのセレクションですね。
当然、つい最近の曲だけに洗練の度合いがすこぶる顕著だ。
下手な能書きばかり垂れるなんて、何の意味も持たないくらいに珠玉のグルーブがそこいら中に解き放たれています。
ファンキーな空間が形成されて、極上のアタック感で強引なほどにグイグイと牽引。
「それでは最後の曲となりました。
数多くの賞を受賞しているディスコシンガー、ブルーノ・マーズで・・・・・トレジャー(宝物という意味)」
シングルとして2012年に発売。
文句なしのストレートなラブソングだね。
雰囲気も明るい感じでウキウキと気分も上がってきますよ。これはブルーノ・マーズの数ある作品中間違いなく5本の指に入るほどの傑作だ。
なるほど、このバンドはノリを一番に重要視するというのが基本コンセプトのようです。
ミオ嬢の大ファンを公言している明るい名物男のアベさんは、踊りにホイッスルにネオンスティックに歓声にと大忙し。
もはや会場内は即席のディスコと化していますよ。
ルックスといい、佇まいといい、ミオ嬢はスタイルも抜群。もう、そこにいるだけで絵になるし華がありますね。
左右の弦楽器コンビは共にゴールドパーツが好みなのかな。
マサは勝手にこのバンドがフュージョン・バンドだと思い込んでいましたよ。
これは嬉しき誤算であった。
新鮮なる衝撃だ。また注目すべきバンドを発見した喜びで一杯。
「皆さん、今日はありがとうございました!
今日のライブを見て気に入っていただけたのならばまた見に来てください。心よりお待ちしております。」
アッという間にフィナーレを迎えることとなりました。残念無念・・・・・。それもこれも内容が充実していたという証拠でしょうよ。
それでも欲を言わせてもらえるのならば、まだまだ気持ちよく浸っていたいものだね。
何はともあれ大収穫でしたよ。
****さてさて、残すところ数えるほどのバンド数になっちゃいましたよ。
この勢いを維持したままで終盤に突入だ!!!****
****大好評につき、怒涛のライブレポートは佳境に差し掛かってまいりました!よろしくね!それではいってみよう!!****
14,16:30~16:50
「セイラーズ70’S」
会場内に流れているのは、サンタナで「僕のリズムをきいとくれ」
これって、次に登場するバンドのカラーにめちゃくちゃうってつけだ。
「セイラーズ」に「70’S 」を加えて改名したんだね。
より時代性に対するこだわりを強調する思惑が見えてきた。
この日唯一、岩内から参戦してくれた、不動の男たちによるトリオバンド。
「こよなく愛する60~70年代の洋楽ブルース・ロック」をとことん聞かせてくれまする。
もはや小樽のライブ・イベント(雪明かりの路、北運河サウンドエナジー)では絶対欠かせない常連組ですね。
私がセイラーズを知ったのも、数年前の北運河屋外イベントでした。
この日一番の無骨すぎるくらいなサイケデリックカラーに染め上げられたライブ。
毎回、不敵にもセットリストを丸ごと入れ替えてくるのですよね。
スタンバイオーケーのサインが出てはじまったのが、な、な、なんと・・・・「スタンド・バイ・ミー(ベンEキング)」ではないですか!!!
循環3コード妙技の応酬。淡々と繰り広げられる何故だかクセになるスタンダード・ナンバー。
私、この曲はジョン・レノンのアルバムからの「ロックンロール」で初めて知りました。
大ヒットしましたね。その後のスティーブン・キング原作による自然豊かな同名映画も、ノスタルジックで素晴らしかった。
地元から駆けつけてくれたYプロジェクトのボーカリスト永ちゃんことマッツも「俺、以前にこれを歌ったことがあります!」とのこと。さすがだ。
バンド経験者ならば、誰でも一度はセッションに取り上げるであろうシンプルな構成の作品。
まさに今の季節にうってつけ。曲調は爽やかに澄み切った青空全開の夏のイメージではなく、翳りを含んだインドア感覚でありますね・・・・・。
あのもの凄く渋いイントロがグイグイとこちら側に迫ってくる。
独特の分厚くも黒っぽいサウンドが飛び出して歌い出されました。しかもフィンガー・ピッキングのベーシストがリード・ボーカル(黒いボディのベースでプレイ。ローズ指板。毎年ヒゲをたくわえていますが、とても良くお似合い。色つき眼鏡と頭に巻いたバンダナもお馴染みのチャーム・ポイント)。
伝説のミュージシャン、ジャック・ブルース風に燻し銀の喉を震わせつつね。
まさかここの会場でこの曲が聞けるなんて衝撃だ。
独特なる解釈によるアレンジの妙も素晴らしい。
各自の個性がギラギラしている。
ウーマントーンをねちっこく奏でているギタリストは、335の3トーンサンバーストギター(バインディングなし)を抱いています。
エリック・クラプトンが大好きなのは火を見るよりも明らか。
フロントに立つ2人が持っている弦楽器が、通受けしそうなほどの光沢を放っている。
「岩内から来ましたセイラーズです。すみません・・・・昼過ぎからブルースをやっていいものかとちょっと迷っちゃいました(この間にドラマーはシンバル・スタンドの調整)・・・・私ごとではありますが、年寄りなので曲がよく覚えられません・・・・時間がないのでちゃっちゃとやっちゃいます」
リバーヴを思い切り深めにかけたギターによるアルペジオのイントロから「アイ・シャル・ビー・リリースト(ザ・バンド)・・・・」
オリジナルは、今も元気一杯で現役ボブ・ディランが生み出した誰からも愛される珠玉の至宝(ザ・バンドは元々ザ・ホークスと名のっていた頃、ディランのバックバンドだったことは有名な話で、この曲も共にレコーディング)。
全くアレンジが違いますが、ほとんどのバンドはザ・バンドのヴァージョンで演奏しますよね(1968年リリースの名アルバム「ミュージック・フロム・ビッグ・インク」に収録。シングル「ザ・ウエイト」のB面)。
どちらも味わい深くて、甲乙つけがたい傑作ではありますが・・・・。
ドスのきいたボーカルも、ニューロック世代にとってはたまらないくらいに共鳴できますよ。
しかも日本語によるテイクだあ!!
一気にあの時代へ逆行させてくれます。
しかし難解なるバッキングを、パーフェクトにコピーしているのですよ。ロビー・ロバートソンの指クセまでをも再現。
このニュアンスは、そこいらの若造ギタリストには、到底醸し出すことは不可能だと思うよ。
3人組みなので持ち時間が短いのが非常に残念なくらい。
水を一飲みしつつ、早くも後半戦に突入。
さあ、次は何をやってくれるの・・・?と期待に胸をワクワクさせていると、十八番のフレディ・キング「セイム・オールド・ブルース」がウネリをあげた(1974年リリースのアルバム「BURGLAR」に収録。作者ドン・ニックスの中でも特に人気の高い曲)。
おいおい、ドンドンと本格的な泥臭くて渋いブルージー・ワールドに突入かい。
向き合ってプレイするベーシストとギタリストは、すでに熱気ムンムンのステージ上で汗だく。
タメがどっぷりと効いたドラミングは絶品。決して手数が多いわけではないのに説得力あり。
そのドラム・セットのそばに寄り添って、ブレイクの確認をするギタリストはエモーショナルなほどサスティーンを繰り広げて不敵にニンマリ。
ギター・ソロにはワウペダルが絡み付き、スライド・バーを駆使した究極のフリージャムへと発展。
誰が何と言ってもここでは美しいメロディーラインが男臭い歌声と相まって、心解放ち胸に突き刺さり自然と身を委ねてしまうのです。
魂の咆哮とばかりに情感をタップリ込めての熱唱。
ジックリと耳を傾けながらも、いつの間にか酔いしれてしまうのも一興。
欲を言わせてもらえるならば、もっと本家本元くらいのヒネリが欲しかったところかなあ・・・・・。
これで堂々、3曲を終えました。
もう気分はすっかりとフラワームーブメントにトリップとはまり込んでしまった感あり。
「メンバー紹介を挟んで、ソウルフルでファンキーなロックンロールいきます!」
極めつけ、とっておきの「迷信(ステイービー・ワンダー)」リフが激しくピッキングされます。
グッと雰囲気が一転して、スカッと冬空に突き抜けるほどのノリノリダンシング・ビートをぶちかまし。
むせ返るほどに、埃っぽいディスコ・サウンドの幻影がちらついてきて快感。
でもねえ・・・・・やはり、と言いますか、ここではなんとベック・ボガート&アピスのバージョンでド派手に展開。
至上最高峰のトライアングルロックバンドに対するリスペクト精神をふんだんに散りばめての熱演を、これでもかあ!というくらいにこちらサイドへ突き付けてくれました。
このバンドは今までならば、全曲を淡々と70年前後の落ち着き払ったロックで網羅していましたが、ここいらにきて実験的要素にもチャレンジしながら含みを持たせつつ新境地開拓か。
それにしてもいつもにも増して、トリオとは思えないくらいに、想像を絶する爆音で究極のアドリブ合戦勃発だ。
チョーキング、ピッキング・ハーモニクス、ライトハンド、プリングオフにグリッサンドと何でもござれ。マーシャルアンプにインプットしたサウンドで情け容赦なき必殺テクニックのオン・パレード。
余力を振り絞っての大攻防。
スピーディーなアレンジにくわえて(多少のミスが散見)、カーマイン・アピスよろしくエンディングではドラム・ソロを号砲に大団円。拍手喝采は当然のことでしょう!!ちなみにこの日「迷信」は先のブルーベリーも取り上げていた。
しかもこの後5時に登場するブラスロックバンドもセットリストに組み込んでいるほどのスタンダードな人気曲なのでした!!(笑)
****これにてライブ・レポートPART,13は終了!でもすぐに続きを書きますよ!!しばしお待ちください!!****