2012,6,16(SAT)
STA企画ライブイベント
札幌はYOSAKOIソーラン祭りも無事に終了、この日は北海道神宮例祭(札幌祭り)最終日です。
街中はお神輿が繰り出して賑やかに盛り上がっています。
STAのメンバーで中央区在住の者がいてそこから脱出するのに四苦八苦したそうですよ。
内地は、梅雨真っ最中ですが北海道は今が最高に快適なシーズンではないでしょうか。
さて今年初のビニーズバーライブ。
今回の企画内容もバラエティにとんでいて5バンドが集結。
STAとしては初タイバンと思いきや、他のイベントで何度も一緒のステージに立ったバンドや、心機一転改名したバンドもあり実は皆、けっこう知り合いなのですよ。
マサの旧友コンさんとのコラボで参加してもらった3バンドの連中が午後3時過ぎに続々と会場入りしてセッティング、リハーサルを開始します。
懐かしい顔、顔・・・。
旧交を温めつつ、STAもまだこの時点では7人しか集まっていないけど(STAにしては少ない人数です)珍しくリハーサルなどをしてみました。
迅速丁寧にチェックを入れてみて音固め。
STA名物メンバーチェンジ(!)のために、ここが初体験の者もいますが的確なコントロールで安心して本番に望めるのがビニーズバーの心強くも頼もしいところです。
ワイワイガヤガヤと午後6時、マサのアナウンスによりスタート!
「ダム[✩]スティック」
本来ならば5人編成で矢井田瞳を演奏する予定だったのですが急遽、メンバー達のスケジュールがつかず男性一人によるギター弾き語りになりました。
それでも徹頭徹尾、ヤイコにこだわって全曲をなかなかにシュールなステージングで頑張ってくれ、会場からも暖かい声援を受けていました。
お疲れさまでした。
この次は是非とも、バンドでの再登場といきましょう。
「BAD WARRIORS」
バンド名が示すとおりレッド・ウォリアーズのコピーバンドです。
彼らとはSTAは前述のとおり、何度か同じイベントでタイバンを組んだことがあります。
ほろ酔い加減でマラカスを振ってリズムを刻み続け常にアクティブに動き回り熱唱する存在感バッチリのボーカリスト、リーダーで唯一のオリジナルメンバーでもあるギタリスト(彼女募集中!)とのコンビネーションもバッチリ。
(もちろん愛用のギターはビル・ローレンスの青いシャケ・モデル。
リアシングルPU1発のみマウントのあれに、青柄模様のストラップを装着。)
そして他のバンドではドラムス担当なのに、ここでは重低音うねりまくるベーシストに専念しているコンさん。
グイグイと客の心ワシ掴みのまま、アンコール2回をこなしてフィニッシュ。
この間のシャケ札幌公演を彼らは目前で見たそうなのですが相変わらず若々しくカッコいいロックンローラー、シャケを堪能したとか。
「アイアン・メイデンねん」
はい、そのとおりです、もう何も言うことはありませんね、アイアン・メイデンのコピーバンドですよ。
今回、唯一のヘヴィーメタルバンド。
SG(Tーシャツもアイアン・メイデン。更に金髪ロングヘアーのカツラ)&LPによるツインリード、そして金髪に鮮やかなブルーラインを入れた長髪(こちらは本物)ボーカリストがサングラス姿でハイトーンシャウトをかましまくり演出効果でサーベル、槍(もちろんオモチャだよ)、フラッグを巧みに振り回してアンコールまでステージ狭しと暴れまくります。
でも皆、いい奴らなんだよね。
ステージを降りたあと、マサとメンバー達はハイタッチ。
マサも行ったアイアン・メイデンの札幌厚生年金会館公演、なんと彼らは最前列でヘッドバンギングざんまいだったとか。
若いって素晴らしい!
「SCRATCH MERMAID」
このバンド名は皆さん、初めて聞くはず。
それもそのはず、彼らはPLUMというバンド名で活動していたのですがメンバーチェンジを機会に心機一転改名しての初ライブだそうです。
全曲ご機嫌なオリジナル・ポップロックを聞かせてくれました。
思い起こせばSTA企画LIBERATIONの記念すべき第1回にPLUMも出演したんだよね。
STAファミリーでもある彼らは他にもテイク・オフ(チューリップのコピー)、ラズベリー(レベッカのコピー)というバンドで活動しているのはけっこう有名です。
ギタリストのヒコはこの日、他の場所で1ステージこなしてから、ここに滑り込みでやって来ました。
相変わらずアクティブですなあ。
どのバンドもアンコールが多くて非常に豪華なイベントなんだけど、何故か時間に余裕を含みつつもSTAの時間となりました。
今回は観客席、素敵な女性が多いね。
9人編成のうち4人が管楽器。
ビニーズバーではブラス隊の一部にワイヤレス・マイクを装着してくれて、これがとても奏法上快適な効果を発揮してくれます。
レパーリーも 理屈抜きの100%シカゴ。
===SET LIST===
1、FREE(自由になりたい)・・・CHICAGO
2、BEGINNINGS・・・CHICAGO
3、QUESTIONS67&68・・・CHICAGO
4、LONELINESS IS JUST A WORD(孤独なんて唯の言葉)・・・CHICAGO
5、~IF YOU LEAVE ME NOW(愛ある別れ)・・・CHICAGO
6、DOES ANYBODY REALLY KNOW WHAT TIME IT IS?(一体、現実を把握している者はいるだろうか?)・・・CHICAGO
7、MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)・・・CHICAGO
8、~NOW MORE THAN EVER(愛は限りなく)・・・CHICAGO
~~~ENCORE~~~
9、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO
===MEMBER===
MASA・・・B VO CHO
RONNIE・・・VO
MITSU・・・TB
KENJI・・・VO CHO PER AG
YASU・・・DR
NOBU・・・G
KEN-SUKE・・・TP
KEN-ICHI・・・TP
OKA-CHAN・・・AS
全出演バンド&観客が見守る中、マサによるバンド名コールに導かれヤスの超メガトン級ビート炸裂。
4管ブラス吹き荒れる中、ロニー&マサ&ケンジのコーラスを交えてオープニングを疾走。
「改めましてSTAです!最後までガンガンにご機嫌なサウンドをぶっ飛ばしていきます!!」
間髪入れずノブのギターストロークからケンジのアコースティックギターが絡んでメロディアスなボーカルラインが美しい「ビギニングス」も後半に行くに従ってグイグイとヒートアップ。
ミツ&ケンイチによりブラスバトルの中をギターからパーカッションに移行したケンジが2連カウベルで応戦。
はっきり言って今までの「ビギニングス」の中でも今回は出色の出来。
アコギに加えてシカゴのオリジナルにも聞かれるパーカッションのニュアンスを見事にケンジが再現しているからね。
コンガもタンバリンもなく必要最低限の打楽器でこれだけのグルーヴ音を奏でられるところはさすがシカゴ通。
何度も言うけど量より質、加えてセンスだね。
メンバー中一番担当パートが多く暇なし駆けずり回っているのもケンジです。
3曲目を紹介MC中に前方のお客さんが物凄くワクワクウキウキしているからさ、思わず話しかけちゃった。
「シカゴ好き?」「好き!!」「何の曲が特に好き?」「やっぱり素直になれなくてだね・・・」なんてステージと客席で会話しちゃったさ。
でも「次の曲は・・シカゴの記念すべきデビュー曲です!」と言った瞬間にやっぱり彼は大喜び。
「ファスト・ジャズ・ワルツ・ブラス・ロックを聞いて下さい」の4曲目。
ケンジはイントロでオリジナルにはないボンゴによるおかずをさりげなく連打。
これがまた程よい効果を醸し出していて他のメンバー達にも良い意味での連鎖反応を引き出します。
メドレーで「STA唯一のバラードです」
ケンジとノブによるナチュラルトーンによるツイン・ギターに加えてやや抑え目のホーンセクション。
ここはじっくりと皆さん、聞き惚れてくれていたような気がします。
お次は懐かしの曲が久しぶりの復活。
コロコロとリズムが変化するユニークなイントロにケンイチのトランペットソロが花を添え
ロニーからマサにボーカルをバトンタッチしての「一体、本当の時間を知っている人っているのかなあ?」。
もちろんケンジはクロスボーカルの3番からナレーションもやっちゃうもんね。
ここらへんはこだわらせてもらいます。
ケンジはロバート・ラムの甘い囁き口調を真似ていましたがこれがまたわかる人にとっては思わずニンマリものでしょう。
エンディングはブラス隊のボス、ミツによる貫禄のトロンボーン・ソロで締めくくり。
「うちの素晴らしい仲間を紹介します!!」の恒例メンバー紹介。
「早いものであっという間のラストナンバーです」「ええ~~~・・・」
シカゴ好きの客があちこちでニコニコと口ずさんでいます、手拍子しています。
「ありがとう、( ´・ω・`)ノ~バイバイ」
でもこのままでは終われない・・・
「アンコール!」「え!?何か言った?聞こえないなあ・・・・ハハハ!!」
「アンコール!!!」「ようし、じゃあ何が聴きたい??」「最初っから全部!!!」「おおお!!」
てな感じでやっぱこれっきゃあないでしょう、お約束の「4時25,6分前」
これをやると一瞬で全てがスパークするんです。
STA全員が全身全霊を傾けての熱演。
最大の山場のギターソロはノブとマサのGFRばりのアクションがなければ一部に納得してくれない人達がいるものでサービス。
ノブは延々と続くギターソロで焦らしに焦らしてなかなかワウを踏んでくれない。
ロニーとマサの後押しで遂に「WOWWOWWOWWOW~~~♪」
ノブは最後にご丁寧に一礼!(大ウケでした)
エンディングではマサがベースを高々と掲げ引っ張りに引っ張ってジャンプ「ダ~~~ン!!」
でもまたアンコールがかかっちゃった!!!
まあ曲はまだあるんだけど楽しみは次回にということでこの日はもう最後まで皆で「うおおおお~~~!!」だったね。
いやあ、ライブって本当にいいものですね。
その後もしばらくバンドマン達はファンに囲まれつつもカウンターやステージ脇のテーブルなどに集って和んでいました。
こういうお祭りも乙なものだわい。
SPECIAL THANKS TO・・・HITOMI&TAMA&YAMAーCHAN&HIKO&TATSURO&KONーSAN&NOMIHOUDAI&DVD-R&KUBOTCH!!