THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,97 小樽・真夏の北運河サウンドエナジー3

2014-08-25 19:12:03 | Live Set List

2014.8.24(SUN)

STA結成以来、最大級の大事件発生!・・・ということを前回のリハーサル・レポートの最後に記しましたが、その件については後ほど。

 

さて、毎年恒例の屋外ライブイベント、先月の「浅草橋」に引き続き今月もやって来ました風光明媚、観光客で賑わう港町・小樽。

3回目を迎えました「北運河サウンド・エナジー」は初回から連続STAはお呼ばれしています。

ご他聞にもれず毎回メンバーが必ず数人入れ替わっていますが(笑)

小樽市街地から北寄りの運河横に位置します、とても綺麗に整地されている広大な噴水公園広場。

去年までは、駐車場のトラブルやらで警察に通報されるなんて物騒なこともありましたが、今年は前もってミーティングを行った成果もあり、タイムテーブルも含む揉め事、一切無しでした。

とにかく、強烈に忘れられない事は、去年の滝のような豪雨&雷地獄の中でのライブです。

STAは晴れバンドとしてずっと自信を持っていたのですが、そんな心のおごりがあったために神様が「お前ら、何おだってんだ!!」と喝を入れたのか信じられないくらいの水攻めにあったのでした。

「サンダー&ライトニング」「アプローチング・ストーム」「アナザー・レィニーディ・オタル・シティ」状態です。

今まで回避していた天候の悪い面が一気にSTAに押し寄せてきたという感じ。

雨対策を舐めてかかっていたため、メンバー達はひどいめにあいました。楽譜、衣装、全身、楽器、エフェクターはずぶ濡れ。よくもまあ、中止にならなかったものです(雨よけにビニール・テントの屋根は緊急設置しましたが、そこからはみ出したメンバーは雨を直撃。また横や正面からも吹き込んできたのでした)

そんなわけでして、それ以来、屋外ライブの時は、週間天気予報をくまなくチェックする癖がつきました。先月のマリン・フェス&浅草橋は快晴。主催最高責任者S氏いわく「毎年雨に祟られる日あり」とのことで、必要以上慎重にその日を待つのでした。お盆過ぎくらいからグッと日も短くなって夜も冷え込み微妙な空模様。

「今くらいから雨が降っていればライブ当日は晴れるんでないかい?!」なんて思い始めていました。天気予報も雨ではなく曇りとのこと。

ところが毎日コロコロ変わる予報。雨もいやらしくジワジワと長引いている。土曜日の朝も「ザーザー・・・」

「あちゃあ・・・やばいなあ・・・」

予報も「一部雨かも!??」みたいなニュアンスに。

もうこうなったら滝のような雨さえ降らなかったら曇りでも良しとしましょう!と開き直りの極致。もうしょうがないよね。それよりももっと深刻な事が本番数日前にSTAに起こったのですから・・・。

 

クニとミユキは小樽の住人なので土曜日初日のライブも見てきたそうです。とにかく暑かった・・・が第一声。

23&24日のイベント、STAは2日目の出演。

土曜日18、日曜日17の合計35バンド(初日のトップは洋楽カラオケ発表会)

浅草橋を含めて、これだけの大イベントですが、それでも募集をかけた途端に即日申し込み殺到で定員が埋まり締め切りだそうです。そのくらい歴史ある有名な一大イベントに成長したという証なのでしょうね(STAは一般発表前に決定済み)。

24日、マサは友人達のバンドが大挙出演するので午前中に会場入り。

天気は熱中症になるほどの暑さもなく、(小樽に向かう道中ごくわずかに霧雨が降っていましたが)良好。でも小樽の地形は海と山に挟まれた坂の多い街なのでけっこう天候不順なのです。

実際に風がときおり吹き込んできて観客席のドリンクやフードをひっくりかえしていました。

ステージ脇のライブ・スポンサー用看板も走り回って遊んでいるちびっ子達も多いので倒壊事故を考慮してスタッフらの手により撤去。

マサはS氏とミキサーのミワ君にご挨拶。ステージは毎年位置が移動しています。初回は公園入り口銅像横、去年は噴水前、そして今年はそれらの中間位置。後方が石造り倉庫(子供用遊具が多数入っています)。そこが楽屋控え室なので出演者達はダイレクトにステージに向かえるという仕組み。色々とテコ入れ改善、よりグレードアップを図っているのですね、さすが。

よりミュージシャン達に快適に演奏できるような心使い。

噴水の周りではリサイクル市、フード・ドリンク屋台出店、休憩棟では各種市民団体活動の展示、発表を開催。

マサは時間に余裕があるので、ぐるっと散歩と洒落込んでみました。歴史的建造物を眺めながらくつろげる憩いのスポット。

公園を挟んで運河の反対に鎮座する大きな石造りのビル(旧日本郵便小樽支店)入り口は映画「ラブレター」の1シーンで中山美穂が座っていた階段で今も静かにそのままの姿を残しています。

芝生の中ほどに去年はまったく気が付かなかったのですが(去年はそこに露店がズラッと並んでいたので死角でした)あの有名な童謡「赤い靴」の像を発見しました。全体が黒の石像ですが女の子の靴だけは鮮やかな赤色。

野口雨情・作詞「赤い靴、はいてた、女の子~~~」ですね。

石像正面のボタンを押すと、この歌が流れてきます。

貼り付け銅版に書かれた説明によると、日本中に「赤い靴」の像はありますが親子3人のものは珍しいそうです(たいていは赤い靴の「女の子だけということでしょうか)。

モデルのきみちゃんはお母さんとともに2歳の時に静岡から函館に渡ってきたそうです。そこで知り合った男性とお母さんは結婚。留寿都村に入植する際に外国人宣教師夫妻にきみちゃんを預けます。

宣教師夫妻が米国に横浜港から帰国する際、きみちゃんは重い結核にかかってしまい東京の孤児院に託され、わずか9歳でこの世を去ったのでした。

札幌に就職した父親が懇意にしていた野口雨情にきみの話をしたことから「赤い靴」の歌詞が生まれたわけです。

結局、夫妻はきみの死を知らないまま娘の幸せを信じ、小樽の地に眠っているそうです。

 

ライブは前日と同時刻の午前11時開演。今年からバンド人数によって演奏持ち時間が違います。

(STAくらいの大所帯は30分演奏・セット別)

景気のいいビートルズ・サウンドを轟かせた「ムーン・ドックス(ビートルズの旧名ですね)」でスタート。

お次は、茶髪レディがハイトーンで歌いまくる浜田麻里のカバー・バンド「マリア」

そしてSTAでのニック・レーン役でもおなじみヤマちゃん率いる旭川のスカバンド「ダメンズ11」登場。

もちろん東京スカパラダイス・オーケストラのコピーバンド。

前々からバンドの存在は知っていましたが観るのは初です。なまちゃんも応援に来ていました。

STA以上に大所帯でサックス、トランペットもビークルズで顔なじみ。タオルをグルグルと回しながらの大熱演。

ブラス隊はステージから降りて横1列にてセット。ノリノリで観客を煽ります。

屋台のお兄さんも「このバンド、カッコイイ!」と絶叫。

ヤマちゃんのトロンボーン・ソロも冴え渡っていましたよ。

3番目のバンドでもうすでに観客が最前列でごった返しています。

あのリズムのうねり一発で会場全体が一気にヒートアップしちゃいました。

キーボード担当のミュージシャンは東京在住で、このステージのために駆けつけてきてライブ終了後、午後6時の飛行機で再び東京に戻るというハード・スケジュール。

毎回司会担当してくれている女性の方がそのことを説明していてマサは「あれ・・・?どこかで聞いたことのあるシチュエーション・・・?」

そうなのです!昔STA企画ライブを岩見沢で開催した際、出演した「かなえと家来達」のキーボードが彼でした!!あの時もSTAでぶっつけ本番なのに見事「サタディ・イン・ザ・パーク」を弾いてその直後に東京に戻ったのでした。ライブ終了後、マサが久しぶりの再会を祝してガッチリと握手。

J-ROCK「千縁小礼」、サザン・オール・スターズのカバー・バンド「タイニィ・バブルス(SASの猫ジャケ・サード・アルバム・タイトルですね)」の順で進行。

「樽te音(タルテット)」がアート・スペース以来のご対面です。

小樽の樽、音にカルテットを引っ掛けたまことにひねりのきいたバンド名。

リズム隊はマサも一目置く小樽屈指の豪腕ハードファンクバンド「ゴリラ・ハンマー」のヨッシー&マーちゃん(変拍子炸裂しまくりのゴリラ・ハンマーのオリジナル1曲もしっかりと披露)。

マッキー女性vo,そして本来ならばもう一人の女性ルーシーがサックスで加わるはずだったのですが掛け持ちバンドHOT・WAXとライブがぶつかってしまったために欠席。長身で髪形も含めて見栄え抜群のギタリスト、コバちゃん(EXクラッシュ・ビート)はいつものストラトキャスターからレスポールに持ち替えての演奏となりました。(ST故障のため)でもシングルPUが絶対的に好みとのことで何とLPもシングルが2つマウントされているというこだわりよう。

もちろんST、LPともにブラック・ペイント。

キング・クリムゾンを彷彿とさせるロバート・フリップ風ギターもギンギンに唸っていました。

フォデラの5弦ベース(めちゃくちゃに高価な一品!)でバッキンバッキンにチョッパーを遠慮無しに決めまくるヨッシー、千手観音のようなスティック捌きで叩きまくるマーちゃんのドラミング。いつ観てもお口あんぐり状態です。結局、正体はSAX抜きの「ゴリte音」でした!!

懐かしのGSバンド「ワイプアウト(ベンチャーズでも有名な曲名ですね)」、そして、この日唯一のパンク・バンド「ノー・ヒューズ・ブレーカーズ」は

ラモーンズを絡めた文句なしの極上ストレート・ロック。

ギタリストはパーティーズでもおなじみですね。大股開きでプレイするベーシストはシド・ヴィシャスそっくり。真夏だろうが革ジャンを着こんでツンツンヘア。後半では必ず上半身裸になって引き締まった体を誇示。

ここいらでSTA&BNPのメンバー達、友人達が続々と到着。会場のちょうど真ん中あたりのテーブルに座って飲食しつつライブ観戦。ミツはポール・マッカートニーのタオルをしっかり持参。早々と「あんかけ焼きそば」は完売。

テクニシャン集団「AXIA」はカシオペアのコピー・バンド(KBを女性が担当しているところまでカシオペアしています)。STAのミキ&シンがジョイントした伊達市のこれまたカシオペア・コピー・バンド「ダウン・アップ・ビート」とは一味違うフュージョン・サウンドを聞かせてくれました。

とにかく超絶技巧、メンバー間ソロの引継ぎも鮮やか。

格の違いを見せ付けられました。途中ギターのトラブルが数回勃発。アンプかエフェクターが原因でしょうか。そんなネガティブな現象も吹き飛ばしてしまうくらい魅力満開のステージ。

待ってました!とばかりに現れたのはSTAからミキ&シンそしてもう一人のレディースVOジュンちゃん、ギターにテッチャン、ベースにアオキちゃん、もう一人の鍵盤奏者として初登場キムキムらによる極上のお洒落なポップス・バンド「B・N・P(ブランニューポップス)」です。ミキ&ジュンは普段着からセクシー・コスチュームにドレスアップ。去年初出演のステージは小樽ローカル・テレビ番組に流れていました。

マサお気に入りの「サニー」から開始。このテイクはボビー・ヘブのオリジナルではなくジャミロクワイのアレンジを参考にしたとのこと。選曲だけでもそうとうの通なのにねえ。新たに導入したドナ・サマーの「ホット・スタッフ」も無難にこなして余裕の表情。(本人達の内心はそうでもないのかも!)

ドドッとフロントになだれ込んできた観客達が踊りまくる中で中盤はエロい歌唱担当の(!?)色男テッチャンが中央に陣取ってシンプリー・レッドから1曲、次いでTOTOの「ジョージー・ポーギー」

しっとりとアダルト・ムードを醸し出すテッチャンのダンディでセクシーな喉に女性客達はうっとり。憎い奴ですね。女性達のハートを一人で独占鷲掴み。タメの聞いたリズムも魅力的。こういう曲はじっくりと腰をすえて聞き入りたいものです。シンやテッチャンのコードワークも要注目。

サイド後方に控えめに黙々とビートを爪弾きだすアオキ君も曲によってDチューニングの時はベースを持ち替えていました。和気あいあいムード溢れる中でのメンバー紹介も微笑ましい。仲の良さがこちらにまで伝わってきます。またミキ&ジュンの掛け合いMCも場数をこなして鍛えただけあって随分とスムーズに。テッチャンらをいじる余裕までも。BNP初期から観てきていますが腕を上げてきましたね。こちらもうかうかしていられません。

再びテッチャンが主役に徹してのサンタナ「ブラック・マジック・ウーマン」(オリジナルは初期フリートウッド・マック・・・というよりもゲイリー・ムーアの師匠ピーター・グリーン節全開ソング)

ハモンドによるサイケ調イントロから女性2人のパーカッション、ついでねちっこくも伸びやかなタメの効いたテッチャン渾身のギター。そのまま抑え気味にボーカル開始。

渋みを増してきたバッキングも負けてはいません。徐々に熱を帯びてきた中盤以降はテッチャンの独壇場。

チョーキング、サスティーンでジワジワとじらしまくって官能的に攻めてきます。

最後の曲はお祭りムードに最適、アバの代表曲「ダンシング・クィーン」。これ以上のナイス選曲はないでしょうね。

マサもこの曲をBNPが最近取り上げているということは聞いていたのですが、初めて拝見させていただき、その思っていた以上の完成度にはビックリ。ちゃんとアグネッタ&フリーダしていたよ。もちろん会場中が大合唱で踊り狂っていました。今改めて聞いてもハイハットワーク、ギターのカッティング、ピアノのコード、ハーモニー、オーケストレーション、リズムと全然古さを感じさせない永遠の名曲ですね(ビョルン&ベニーも時代の流れを敏感に察知して製作した曲だそう)。またスティーリー・ダンの「リキの電話番号」も聞かせてね。

ちなみにマルチ・プレイヤーのテッチャンはこの日、4バンドに出演。もちろん最多出演賞獲得(そんな賞はないけどね・・・笑)。ほんとうにライブ大好き人間です。参りました。

だから一人で持ち込んできた楽器その他の機材の量も半端ではありません。それをまったく苦痛とも思わず全てを楽しんでいる、素晴らしい事です。

音楽の職人集団「AGE-OLD-STARS」も女性シンガー2人をフロントに珠玉の洋楽ロックを聞かせてくれました。

突然一発目がアメリカのプログレ・バンド「カンサス(オズの魔法使いでも有名なミズーリ州の田舎カンザスからの命名ですがザではなくサと日本では発音)」の大ヒット曲「キャリー・オン・ウェイワード・サン」ですからね。全てにおいて複雑な構成のこの曲は最高ランク11位を記録。ロック界でもファンが多くイングヴェイ・マルムスティーンもカヴァー。

マサは両方の来日ライブでこの曲を体験しました。

2曲目はこれまたびっくりカーリー・サイモンの「うつろな愛」

プレイ・ボーイを茶化した内容のオリジナルではモデルがミック・ジャガーだと言われていましたが、彼自身がコーラスに加わっていたことも話題になりましたね。

3曲目もマニア泣かせです。ジャニス・ジョプリン「ムーヴ・オーヴァー(ジャニスの祈り)」。オリジナルに負けないくらいにシンデレラやスレイドのカバーも絶品です。

とどめはジャーニーの「お気に召すまま」

大ブレイクした「エスケイプ」以降のセレクトではないところに思わずニヤリ。ヒット曲ですが一般日本人にとってはこの曲、朝のワイドショー・テーマでお馴染みでしょうね。

「猫耳オール・スターズ」も物凄い人数です。顔ぶれは見た事のある面々ばかり。

バンド名にちなんで皆が猫耳グッズを装着。可愛らしいニャン子もいれば、どう贔屓目にみても違和感ありの輩も・・・・。

ラズベリーのヒコ&キリちゃん、MR,EKBの男性VO,2度目のテッチャン、キムキム、翔ちゃん、アオキクンなどなど。

追っかけファンはアイドル・キリちゃんのネーム入りウチワ持参で大声援。もう何があっても馬鹿受けしちゃうんだから羨ましいかぎり。

J-POPを中心に誰にでもなじみのある耳に優しいメロディーを次々に聞かせてくれました。

ラスト・ナンバーは「星のかけらを探しに行こうAGAIN」

同事務所所属アーティストらによって結成されたユニット「福耳」の名曲。バービー・ボーイズの杏子、山崎まさよし、元ちとせ、スキマスィッチ、スガシカオなどそうそうたる面子。ステージの締めくくりに相応しいですね。

テッチャンほどではないにしても、他にも掛け持ち出演しているミュージシャンがかなりいます。彼らもかなりのいかしたライブ中毒者だね!!

「中年スランプ」はバンド名を聞いただけでもすぐにピンときたでしょう。

そうです、伝説の超個性的ロックバンド「爆風スランプ」のカバーバンド。

ゴリラハンマーのリズム隊再びということでヨッシーとマーちゃんがファンキー末吉と江川ほーじん役。三度目のテッチャン(休む暇無し)がパッパラー河合役、鍵盤担当のキムキム、MR・EKBのVOはサンプラザ中野君同様にスキンヘッドのカツラに黒サングラス姿。彼はMR・EKBでは伸びやかで張りのある爽やかな歌声を聞かせてくれるのですが、ここではサンプラザ並みに迫力あるワイルド・ヴォイス。器用だなあ。

ヨッシーやテッチャンらは若い頃に爆風をコピーしたことあるそうなんだけど、今回のバンドでの全員練習はスケジュールの都合がなかなかつかず、たったの2時間だったとか。それはあまりにも無謀・・・と思いきや昔とった杵柄、とばかりに開巻からぶっ飛びの馬鹿テク、変態的バトルで火花を飛び散らせていました。凄い奴等だよ、君達は。それに皆がとてもいい顔して演奏しているんだよね。

学生時代にタイムスリップしたような錯覚に陥ったがごとく体当たりで青春を謳歌しまくり。

最後は紅白でも演奏していた「ランナー」で決まりです。

ボーカルはいつの間にかスキンヘッドからノーマル・ヘアーに戻っていました。

「沢田研二コピー・クラブ・バンド」はもう説明無用。

ジュリーのトリビュートバンド。

テッチャン4度目(!)、ヒコ、キャロルやビートルズなどのコピーバンドでもお馴染みKAZZらによる編成。

「ダーリン」などのソロ曲に混じってザ・タイガースの「シーサイド・バウンド・ゴー・バウンド(上手くタイトル言えてなかった・・イントロのギター・フレーズも直前までステージで指でなぞっていました!!)」もサービス追加。

ゴージャスなヒット曲連発で幅広いファンを獲得しています。

ヒコ、テッチャン、キムキムらはこれだけにとどまらずに「甲斐バンド」のコピー・バンドでもライブ活動中(おいおい・・・・)。

近い将来、こちらもタイバンするでしょうね。

ベテラン・バンド「ノビーズ」もよく小樽での舞台を共にしています。毎回、イベントの山場に演奏していますがこの日もトリ前。

熟練者達らしく、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」で幕開け。

完璧なギター・ソロを紡いでいきました。

あまりにも渋すぎる選曲。

そしてトリのロックバンドは「向山テツバンド」で締めくくり。

 

どのバンドも時間厳守できっちりとタイムテーブル内で進行。

これはこれである面、我々は焦りました。

STAは13番目の18:00ジャストに出演予定でしたが、30分ほど前倒し。多忙により、ギリギリに現れたメンバーもいましたが無事に全員勢揃い・・・・ではないのですよ、実は。

18日にライブのための最終スタジオ練習を終えたSTAでしたが、ノブが21日に緊急入院手術という大事件勃発。

もうその時点でサポート・ギタリスト依頼も、曲目変更も現実的に無理。

このような逆境に陥った時、今のSTAは強靭です。すぐにメーリングリストで密に話し合い、できうるかぎりのアレンジ、ギター・ソロやリフの割り振りを即座に決定。メンバー間で積極的に申し出て「ここは俺がこうして、お前はこうくる」という具合に徹底的にメールだけで煮詰めていきました。一番悔しい想いをしているノブの分まで一致団結して頑張ろう!それぞれに努力して盛り上げよう!をスローガンに立ち上がりました。ライブ前には3人ほどがお見舞いにも行きました。

ソロなどを受け持たない者もギターレス・サウンドを肉体にイメージトレーニングして叩き込むように通達。必ず違和感が発生するものです。

ということでSTA史上初のギター無しライブです。今までもライブ直前に一部のメンバー出演断念&パート・チェンジなどが起こったことがありました。100回近くもライブやっているといろいろあるものです。

本番当日もステージ直前まで最終チェックに余念がありません。だって言葉とメールだけのやりとりで実際に音あわせはしていないのですからね。慎重すぎるくらいがちょうど良い。

この間のSTAブログを読んだ友人達からも心配の声が。

何人もの知人ギタリストから「俺でよければ・・・」と名乗りをあげてもらいましたが(小樽、札幌、伊達から)、「長い夜」以外は複雑ですからねえ・・・。

ヒコに至っては控え室でエレキギターで生音「長い夜」のイントロまで披露してアピール。

弦楽器奏者がマサのみ、管楽器は単音。でも今のSTAにはシンという心強い臨機応変キーボード奏者がいるので和音の補強は安心です。更にはアドリブ・プレイはお手の物でもあるジャズ・ミュージシャン、ミツ本領発揮の場にも。

ネガティブに考え込んでも仕方が無いので、この際、この機会を開き直って思う存分エンジョイしちゃおう!!という結論に達しました。もちろん各自個人練習を怠り無く積んできたのは言うまでもありません。

もうひとつ、トラブルが。マサは今回もシュアーのヘッドセットワイヤレスマイク使用ですが、トランスミッターの専用ケースがないのでヤマハ旧製品に改良を加えて収納していました。スタジオでも先月の浅草橋ライブでもバッチリ問題無しだったのですが、この日、左腰ベルトに固定していたホックボタンがどうも甘くなってきたようで、2度ほど落下。

本番中でなくて良かったですよ。すぐに黒ガムテープをグルグル巻きつけて固定して事無きを得ました。やっぱりライブ会場には魔物がうろついています。

小樽屋外ライブでは必ず司会者がバンド紹介をしてくれます。

気温が程よい按配に落ち着き、若干日が傾き始めた頃にMCスタート!

「毎年恒例小樽屋外ライブイベント出演のために今年もはるばる札幌からやってきました唯一無二のブラスロックバンドです。メンバー一同この日の来るのをワクワクした気持ちで待っていました。さあ!はじまります。THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY!!!」

 

***SET LIST***

1、INTRODUCTION・・・CHICAGO

2、~SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO

3、~SUPERSTITION(迷信)・・・STEVIE WONDER

4、~FUNKY STUFF・・・KOOL&THE GANG

5、THAT’S THE WAY・・・KC&THE SUNSHINE BAND

6、GET IT ON(黒い炎)・・・CHASE

7、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO

 

***MEMBER***

MASA・・・B VO CHO WHISTLE

KEN・・・DR VO CHO COWBELL

MITSU・・・TB PER

TATSU・・・TP

SHIN・・・KB VO CHO

KUNI・・・TP PER

MIKI・・・PER VO CHO SLIDE・WHISTLE

MIYUKI・・・AS BS PER

自主企画コンサートではなく、小樽運営イベントなのでルーズな時間配分では迷惑がかかります。浅草橋ではセッティングにもたついてしまい時間がかかったのでせっかくスタンバイしていただいたアナウンスも丸々割愛する羽目に。でも今回は前もってしっかりと打ち合わせしておいたとおり、ナイスなタイミングで呼び出してもらいました。

いつもならばMC中にノブの歯切れ良いギター・カッティングが絡むのですが、マサのアイディアでここはケンのハイハット刻みでスタート。

「YEAH!THANK YOU,WE ARE BRASS ROCK BAND・・・S・T・A~!!(ここでMIXERミワ君入魂のリバーブ・エフェクト) 1・2・3・・・・・・」

「イントロダクション」

のっけからの難曲です(4曲目までメドレー。ブラス隊にとっては体力的にきつい流れですがとてもスリリングな構成)。なんといってもギターがまったく聞こえないライブSTAに全員が表情には出しませんが、やっぱり???感否めず。

ノブの存在感の偉大さをいまさらながらに痛感した次第。

その抜けた穴を皆で一致団結できるかぎり、補強していこうとしている空気がステージ上でビシビシと武者震いするほどの緊張感となって伝わってきます。

そんな状況もTB,TPソロの後に引き継がれるギター・ソロ部分に差し掛かった時にドッカーンとスパークしました。「あらよっ!」てな具合にミツが十八番のトロンボーン・ソロで吹き繋いでいるではありませんか。

ドンドンとめまぐるしく進行するジャズテイスト満開のコードワークを縫うように加熱プレイ。

あちこち彼にしては珍しいアヴァンギャルドな旋律も飛び出してきます(普段は決して見せない側面)。

この3回目を迎えるサウンド・エナジー。1回目は照明に寄ってきた蛾の集団が舞い狂う中でのライブ(口に入りそうになった・・・)、2回目は大雨びしょ濡れライブ、で今回ですが今まででも最高の状態で演奏できます。

マサも縦横無尽に動き回れるし。

サスティーン・ペダルのトラブルをなんとか回避して「サタディ・イン・ザ・パーク」でラブ&ピース。

ミユキは両腕を天高く上げて会場に手拍子アピール。

軽快なピアノが響き渡るブラス・ポップの次はマサのコールでソウルナンバー「スーパースティション(迷信)!!」

ケンによる一種独特跳ね気味のドラム・フィルからシンのクラヴィネット・リフ。切り込むように鋭いホーンセクション。

キーで前半トラぶっちゃいましたが、このあたりから続々とフロント・スペースに踊りに来る観客が目立ってきました。

ミキ&マサによる男女混合ツイン・ボーカルにも磨きがかかってきたし。

「NEXT NUMBER!KOOL&THE GANG!FUNKY STUFF!!」というマサのMCでドッと湧き上がる会場後方。

変則的なケンのカウントに続いてマサのけたたましきホィッスルが轟いてファンキー・ビート開始。

ケン、ミキ、シンの3人がおもいおもいのボーカルを自由に絡めて地鳴りのようなリズムで進行。

この曲をライブで演奏したのっていつの事か、思い出せないほどにご無沙汰。オリジナルでマサ以外全く気づかなかったスライド・ホィッスルの響いている箇所。

その楽器をマサが持ってきても過去には誰も導入してくれなかったのですが、ミキが遂に初めて気軽に吹いてくれたのです。それもちゃんとオリジナル音源と同一の箇所に正確に。ミユキのバリトン・サックスの不気味な重低音ブローがオリジナルどおりに渋く唸りをあげています。

ソウル、ファンキーと続いたところで初めてMCが入ります。

ギター不在の理由を説明するとビックリされていましたが、「最後まで一生懸命に演奏しますので楽しんでいってください。ヨロシク!!」の一声で暖かい声援をいただきました。

「いつもはゴリゴリのブラスロック1直線で突っ走っている我々ですが、特別に今回は小樽仕様でお送りしています。皆、楽しんでる!!??」「イエーッ!!」

「そうかそうか、嬉しいねえ。じゃあ調子にのってもう1曲、ノリノリのディスコ・ナンバーをかましてみたいと思います。マイアミの大御所。KC&ザ・サンシャインバンドと言えば??」「ザッツ・ザ・ウェイ!!」「Ok!THAT'S THE WAY!!1・2・3・4!!!」

理屈抜きに受けるにはこの曲が1番です。

踊らにゃあ、損、損・・・ということですね。演者は一見何も考えていないようでけっこうストィックにこだわりはあるのですよ。

「はい、ありがとう。ここで残念ながらディスコ・タイムは終了してSTA本来の路線、ブラスロックに戻らせていただきます」

「えええ・・・・」けっこうガッカリしている観客もいましたが(踊れないから)次の曲で再度元気回復。

「STAはシカゴ中心で長年活動していますが、ブラスロック御三家でBS&Tともう1ついかしたバンドがいます。よく仲間内からどうしてその曲をやらない?としつこいくらいに言われます。でもそのバンド、TPが4本もあるんだよ・・・しかも今日、うちにはギターがいない・・・でもSTA流にやっちゃいます!!黒い炎って知ってる??BNPの歌姫ミキが歌います!チェイス、GET IT ON!!!」ケンによる2連4カウント。

こいつも数年前の夕張でF-KINGが歌って以来の演奏ですが、まさかこの曲が飛び出してくるとは誰も思わなかったらしくグシャグシャに駆け込んできましたね。これも踊れる曲だしね。

タツ&クニによる鉄壁のツインTPがいななきまくり、ミユキ、ミツも好サポートで追随。

ライブ最大の見せ場、聞かせどころと言い切っても誰一人異議を唱える者はいないでしょう。ノブが最もライブ演奏を望んでいた楽曲でもあります。

リストアップした段階からミキが1番頭を抱え込んでいたのがこの曲です。テリー・リチャーズのオリジナルやチェイス2代目VO、GGシン、日本人でも和田アキコ・ゴッド姉ちゃんなどなどカバーしている人を相当に参考にしたそうですが、ほとんどがドスのきいた野性味溢れる極太ヴォイス。

中途半端にコピーするよりも、もうこの際ミキが最も得意とする唱法と原曲の魅力を最大限にミックス・ブレンドしよう!ということになりました。メインの歌メロは松田聖子風にコケティッシュ、サビの後半では山本リンダ風に若干の力強さを。

これは大博打で一歩間違うととんでもないギャグ・ワールドかドッチラケになることも。

蓋を開けてみたらミキは本番に強いのか、吹っ切れたのか、はたまた憑き物が落ちたのか(!?)見事に消化してフロントセンターに躍り出て両手を思い切り伸ばして突き出して堂々と歌いきっちゃいました。一番危惧していた、まくし立てるような早口ストング・ヴォイスの箇所も天晴れ、見事にこなしていましたね。

最前列の男性達もミキに熱いエールを送ります。友人達も「あんなミキのヴォーカルははじめてみたよ。ビックリ!」

終盤ケンによるドラムソロも延々と牽引してドンピシャの位置でブレイク。あのあまりにも有名でかっちょいいエンディングを寸分の狂いも無いくらいのピッタリなタイミングで打ち鳴らしてフィニッシュ。決まったア!!

 「さあ、泣いても笑っても、もうこれが最後の曲です。お約束ですが・・・まだまだ薄明るい中での極上のミッドナイトソング!!25OR6TO4!!(ここでもミワ君によるリバーブ効果)」

いつもならばマサのタイトル・コールに連動するがごとくノブの「ガガガ!!・・」リフが覆いかぶさってくるのですが、今回はマサ自身がグリッサンドを織り込んでのベースによるイントロ。こういうのもなかなか乙なものでしょう。

「シカゴ・ライブ・アット・カーネギー・ホール」CDライノ盤にボーナス未発表音源として収録されている「長い夜」はやはりテリーのギターではなく、ピーターのベースがイントロなのです、偶然ですが。

そして、それを追うようにシンもハモンド・サウンドでリフ・プレイ。こういうのも面白いね。ミユキはBSからASに素早くサックス・チェンジ。

クニらがタンバリンに持ち替えソロコーナーに突入。

シンがテリー・キャスのギター・ソロ最初のパートをハモンドで再現。あのトリッキーな旋律を。アイコンタクトを送って今度はミツがど真ん中最前線でトロンボーン・ソロ。実にすがすがしいお姿。まるで後光が差しているかのよう。

ひとしきり吹き込んだ後は、横に並んだブラス隊に指で合図を送って(ケンの雄叫び付き)あのホーンセクションに戻り。ハードジャズテイスト長い夜の一丁あがり。

よくもまあ、綺麗にまとまったものです。メンバー達各自で入魂の練り込みをした結果が功を奏したのでしょうね。

マサもステージの端々を歩き回って、回転ジャンプ、ひざまずきモニターに片足かけて仰け反って右手グルグル、メンバー達に駆け寄って応戦。

エンディングでもミツはアドリブ・ソロ。マサもベース・ネックを横の鉄柱に腰にぶら下げたまま擦り付けて(結構卑猥)、次はモニターにも同様のアクション。いつものベース・マシンガンを会場に見舞って終了。

(先月のベース振り回しは危険で不評をかったので回避)「サンキュウ!また会いましょう!!STAでしたbye-bye!!WOOH(リヴァーブ効果)」

 

速やかに、ステージ後方に駆け下りてベンチにてリラックスしていると10代と思われる少年がジッと至近距離でこっちをみつめているではありませんか。話しかけてみると、ベースをやっている近所の15歳の男の子だそうでSTAの時ステージ前でずっと食い入るように見つめていた子でした。

アルフィーやチューブをバンドで演奏しているとのことで、いろいろとアドヴァイスを求められました。

またSTAが小樽で夏&冬ライブをやる時は事前に出演スケジュールをあわせて必ず家族全員で観に来てくれる方達もいます(シカゴなどが大好きとのこと)。

 報告・・・・ノブは26日無事元気に退院しましたよ。

special thanks to・・・cetera&keiko&jun&tetsu&akira&nama-chan&yama-chan&yossy&coca-cola&edamame&ankake・yakisova&mr,aoki&mr,saitoh&mr,miwa&stuff&hiko&mr,kusida&nobu&hitomi&kimu-kimu&party's&mr,iwane&mattchan&koba-chan&showta!!

 

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去年、豪雨の中でのライブも記憶に新しい

2014-08-24 22:30:55 | Live告知

2014,8,24(日)

北運河地域の運河公園を会場に、第3回~真夏の北運河サウンド・エナジー~を開催します。

国の重要文化財である旧・日本郵船小樽支店をバックにしてのライブ!!(クラフトフェスタIN小樽 併催)

入場&駐車場無料!!

住所:小樽市色内3-6北運河沿い

演奏時間帯 12:00~21:00

小樽は異国情緒溢れる素敵な港町。

このような貴重な建物があちこちに点在していて今現在も大切に保存されています。

8月23(土)~24(日)の2日間にわたって行われますがSTAは24日(日)PM6:00からの出演です。他にもヤマちゃん率いるダメンズ11、ミキ&シンテッちゃん、ジュンちゃん、MR青木らによるB・N・P,小樽から樽TE音などお馴染の仲間バンド総出演!!さあてと、どのようなステージになるか今からワクワクものです。

そしてもちろん美味しい食べ物もね(´∀`*)

お徳用ドリンク&フードチケットあります。(2000円購入で2200円分のチケット!!)

購入の際にはメンバーまでお気軽にお問い合わせください。

 

2014~真夏の~北運河サウンドエナジーvol.3                       
曜 日    時 間        バンド名    ジャンル    地域    出演回数
 
8/23 (土)   
①    12:00-12:20    地獄の蟻地獄軍団    HR/HM    札幌    初出演
②    12:30-12:50    BREAK THROUGH    フュージョン    札幌    初出演
③    13:00-13:25    翔太&なつバンド     ハードロック    札幌    初出演
④    13:35-14:00    北風PeePuu    風のコピー    札幌    2年連続2回目
⑤    14:10-14:30    飛呼露天    邦楽ロック    東川    2年ぶり2回目
⑥    14:40-15:05    まなぶヤン    和洋ごった煮歌謡ロック    上川    初出演
⑦    15:15-15:35    アパッチ    サーフィンサウンド・ベンチャーズ    旭川    初出演
⑧    15:45-16:05    パーテイーズSP    シャネルズ    小樽    初出演
⑨    16:15-16:40    OVERLAP    歌謡曲・ロック    札幌    2年連続2回目
⑩    16:50-17:10    光☆OYAZI。    ロカビリー    恵庭    2年ぶり2回目
⑪    17:20-17:45    GRASS-STYLE     80年代J-POP    札幌    初出演
⑫    17:55-18:25    くろもり    ゆる~いロック    小樽    3年連続3回目
⑬    18:35-19:05    ザ・パーティーズ    いろいろ    小樽    3年連続3回目
⑭    19:15-19:40    Johnny & TheRockets    R&R・Oldies    札幌    初出演
⑮    19:50-20:10    プログレベンチャーズ    Vコピー    小樽    初出演
⑯    20:20-20:45    HOT WAX    Rock’n Roll    小樽    3年連続3回目
⑰    20:55-21:15    ゴールドリスト    J-ROCK    小樽    2年連続2回目
 
8/24  (日)   
①    11:00-11:20    Moon Dogs    ロック(ビートルズ)    札幌    初出演
②    11:30-11:55    Maria    JAPANESE  ROCK    札幌    初出演
③    12:05-12:35    ダメンズ11    ska(東京スカパラダイス・オーケストラ)    旭川    初出演
④    12:45-13:05    千縁小札    J-ロック    小樽    初出演
⑤    13:15-13:45    Tiny Bubbles    ロック・ポップス    空知    初出演
⑥    13:55-14:20    樽te音    ジャズボサ    小樽    初出演
⑦    14:30-14:50    ワイプアウト    GS    札幌    2年連続2回目
⑧    15:00-15:20    No Fuse Breakers    Jロック    小樽    7年連続7回目
⑨    15:30-15:50    AXIA    フュージョン    札幌    2年連続2回目
⑩    16:00-16:30    B.N.P(Brand-New POPS)    ポップス全般    札幌    2年連続2回目
⑪    16:40-17:10    Age-Old-Stars    ロック&ポップス    千歳    5年連続5回目
⑫    17:20-17:50    猫耳ALL☆STARS    J-POP    札幌    初出演
⑬    18:00-18:30    THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)   
                             BRASS ROCK    札幌    3年連続3回目
⑭    18:40-19:05    中年スランプ    爆風スランプ    小樽    初出演
⑮    19:15-19:40    沢田研二copyクラブバンド    POP    札幌    初出演
⑯    19:50-20:20    NOBBYS    ロック    札幌    3年連続3回目
⑰    20:30-21:00    向山テツバンド    ロック    東京    初出演


 

 
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REO SPEEDWAGON

2014-08-20 16:50:52 | CHICAGO

シカゴは6~7月にかけてのヨーロッパ・ツアーを無事に終了しました。

今回はジミー・パンコウ、ウォルター・パラザイダーは帯同せず、ニック・レーン、レイ・ハーマンが参加。

そして7月31日からは

これまた往年のベテラン・バンドREOスピード・ワゴンとのジョイント・ツアーを全米で敢行。

シカゴはビーチ・ボーイズ、EW&F,アメリカ、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース、ドゥービー・ブラザースなどとのジョイント・ツアーは過去にありましたが今回の取り合わせも嬉しいですね。

まずはREOのステージ、その後シカゴが登場、最後はお互いの代表曲各3曲計6曲を合同演奏。

REOにブラス・セクションが吹き荒れるという贅沢な内容。

シカゴも「36」から「NOW」を披露したそうです(シカゴ・ナヴィ参照THANKS!)。

私はREOがブレイクする前からのファンで「ツナ・フィッシュ」は今でもフェバリット・アルバムです。

彼らもシカゴ同様にバラード・バンドのイメージが強いですが(実際、その路線で人気に火が付きました)もともとは古き良き伝統的な正統派アメリカン・ハード・ロック・バンドでした。シカゴと同じ1967年結成。

1970年のデビューから過酷なツアーを年間にわたってこなしながらも、数多くのアルバムを発表。しかしアルバム、シングルともにチャートをにぎわす事はほとんどなく1ローカル・バンドのくくりに位置づけられる程度に甘んじていたのです。

幾度のメンバー・チェンジ、または出戻り(!?)を繰り返しつつもいつか訪れるであろう、輝きしき成功の日を夢見てロードに励んでいた矢先、遂に訪れたターニング・ポイントが1981年のこと。

初のベスト・セラー・アルバム「禁じられた夜」、そしてそこからカットされたシングルも立て続けに大ヒット。遂に彼らの時代到来です。

その波に乗って初来日公演も同年9月に早くも実現。私は最終日の東京新宿厚生年金会館大ホール30日コンサートを堪能しました。

長年の苦労が報いられて遂に花開いたばかりの彼ら。やっと時代が微笑んでくれた瞬間を目撃でき、心から「良かったなあ・・・頑張ってきたもんねえ」とつくづく思ったものです。苦節14年・・・・・。まさに「継続は力なり!」を身をもって実証した感ありですね。

惜しみない拍手を浴びていた彼らも初めて体験する日本のステージに大満足している様子。

写真はパンフレットに書いてもらった黄金期のメンバー全員直筆サイン。そして弦楽器奏者3人のピック。実際にライブで使用していたものなので磨り減っています。私がサイン、ピックをゲットした経験はこれが初めてなので震えがくるほど超感動ものでした。

リード・ギターの巨漢ゲイリー・リッチラース(現在は脱退)、ボーカルとサイド・ギターのケヴィン・クローニン(この人が出戻り)、当時は一番新しいメンバーでもあったナイスガイ・ベースのブルース・ホール。

ケヴィンは名前が示すとおり本当に「苦労人」です。ちなみに結成当初からの唯一のオリジナル・メンバーはキーボード紳士ニール・ドーティただひとり。彼がバンド名の発案者です。

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お盆休み、終わり

2014-08-19 19:27:43 | リハーサル

トンボがあちこちに飛んでいます。

皆さん、お墓参りには行ってきましたか?子供の頃は、夏休み中、ひっきりなしに聞いていた盆踊りの日本太鼓の響きも近年はすっかり聞こえなくなり淋しい限り。

今年も森の中を歩いていたらクワガタのメスが私の目前に飛来。去年も富良野の森でミヤマクワガタが頭上から落下してきたのでした。

写真は夕張名物「カレーそば」「石炭ラーメン」

カレーのルーが濃厚でそば麺との相性ぴったり。ラーメンのほうは麺がまさに石炭を彷彿とさせるがごとく真っ黒。

このマウントレースイスキー場ホテルと夕張駅前で営業しているバリー屋台村はマサ、ミツのお気に入りの食堂街です。

 

大ヒットアニメ「思い出のマーニー」はスタジオ・ジブリ初のダブル・ヒロインに加え、何と場所のモデルがこれまた初の北海道のとある沼地だそうです。

 

24日の小樽屋外ライブイベント「北運河サウンド・エナジー」出演のための最終リハーサルには8人がスタジオに集合しました。

やるだけのことはやりつくしたので、もう開き直りの極致で楽しみましょうよ。

再三にわたって曲のアレンジ変更箇所を再確認と伝達。

クニ、ミユキ、ミキの3人もすっかりSTAライブのノリを肌で実感して余裕が出てきたかな?

各自細かいところにも趣向を凝らしていて努力の跡がさらに見受けられます。

曲ごとに担当楽器の変更、曲中でパーカッションを途切れないように素早く持ち帰るには・・・とかね。

クニは4台のワイヤレスシステムを持ち込み、まずは自分のTPに1つ、もう1つはミキがヘッドセットで使用。よりグレードアップをはかります。

ミキサーの調整が馴れるまで大変ですが。

ここ最近の練習は交互に欠員が出ていたので、本番に向けて新たに最終打ち合わせ。ベルトーン部分はミツが中心となって指示を与えます。何度もそこの箇所だけを抜粋して順々に音出し。

シン、ノブ、クニ、ミユキ、最後はノブという順番。

怪しい音が出たので、ミツが「じゃあこの音でトライして」

なるほど、そのほうがより重低音で迫力、厚みが出てグッと良くなりました。

別の曲では歌詞カードが隠れている事にマサがイントロで気づいて、ミキが素早く足元にセットしてくれました。サンキュウ!!

1番ファンキーな曲ではマサに引き続いてミツもサンバ・ホィッスルを導入。ミキも積極的に合いの手を絡めてきてそこにカウベルまでも叩き込み。もちろんスライドホイッスルもクニに大受け!今までよりも数段ゴージャスになってきましたね。

ただ、前半は軽快に跳ねていたグルーブが途中から失速気味なのが気になります・・・。要注意、気を抜いては駄目だよん。

それでも過去の中では出色の出来栄えで現時点では合格点でしょう。

ミキ歌唱の最大の難関曲。

相当に頭を悩ませているのは歌詞カードにびっしりと書き込まれているチェック項目を見ただけでも痛いほど、こちらに伝わってきます。

発音、ブレス箇所、もちろんソウルフルに歌い上げるメロディー、単語の流れるようにまくし立てるラインなど。

どれかひとつでもおろそかにしちゃうと台無しですからね。YOU-TUBEであらゆる歌手のバージョンを見て研究した結果、彼女なりの結論に達したようです。

それにマサもおおいに賛同。中途半端なことでお茶を濁すよりも、もうこの際は自分が最も得意とする手法で貫くべし!

するとミキは急にはじけまくって次々と一人で歌いまくり。

誰かがいい加減に止めないと「もうどうにもとまらない」(この曲も歌ってました・・・笑)

予備や9月用の曲などでテンポキープがぐらついていたところもノブやマサから指摘。

壮大なる組曲も2パターンで。

4楽章タイプと6・5楽章(!?)パターンで。

本来はフルートのパートをミユキがアルトサックスで演奏したら思いのほか違和感無しでミツも絶賛。たしかに悪くないけど、やっぱり原曲の良さを十分に知っている者にとってはフルートのイメージを推しちゃいます。まあこれらは後々の課題。

トランペットのソロも今回はミツがトロンボーンで演奏。

よくもまあ前もっての説明もなしに臨機応変皆は対応しますね、関心。

 

後片付け中、ノブとマサはチャールズ・アーランドのアルバムで盛り上がっていました。ノブは実は2枚も自分で持っていたことを忘れていたそうでこの機会に改めて聞いてみたら思いのほか良かったとか!

ロビーに移動してメンバーらが壁に設置されているテレビの映像を鑑賞していたらヴァニラ・ファッジの「ショット・ガン」が映し出されていました。

その次に出てきたのがCHICAGO TRANSIT AUTHORITY「I’M A MAN」

あの超有名なデビュー直後のスタジオ白黒オフィシャル・ライブ映像。

ボビー若い、テリーはギブソンSGボディを右手の拳で叩きワウでいななきどんなに過激なアクションでもピッキング&リズムが正確な迫力プレイ、ピーターのフェンダーPBはまだこの頃はやや高めに抱えての高音ボイス炸裂、ダニー初々しい。

 

クニが仕事の関係で知り合ったアメリカ人4人組は車内に流れていたクニ製作のシカゴ曲集に大喜びしていたそうで、やたらに「シカゴ!シカゴ!!」を連発して一緒になって歌っていたそうです。

その時の曲は「ぼくらに微笑みを」「サタディ・イン・ザ・パーク」

 

恒例のアンケートです。

*****あなたのマイブームは?*****

マサ・・・マカロニ・ウエスタン

ミツ・・・ハモンドB-3

シン・・・蕎麦

ノブ・・・焼酎

ケン・・・キュウリの浅漬け

ミキ・・・ペットボトルのオマケコレクション

ミユキ・・・野菜料理

クニ・・・日本バンド S.E.N.S

 

と、ここで大変なことが起こってしまいました。

でもSTAはこういう時、俄然一致団決して燃え上がるのです!さてその概要は24日に判明します。

ある意味でも乞うご期待!小樽ライブ!!

 

 

 

 

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CHARLES EARLAND/INTENSITY

2014-08-15 00:52:01 | CHICAGO

1969年のデビュー以来、ファンク・ジャズ・オルガン・プレイヤーの第1人者として大活躍、膨大な量のアルバムをリリースするも1999年に惜しまれつつ他界したチャールズ・オーランドを紹介します(ノブもライブ盤を所持しています。ベースがマーカス・ミラーとのこと)。

写真の「INTENSITY」

TOTAL TIME52:20

全6曲入り  1972年発表

バックを固めるミュージシャンも超1流のクセモノ達が大挙して参加。

私のフェバリット・ドラマーでもあるビリー・コブハム、そしてヒューバート・ルースらを筆頭に皆が脇を渋くテクニカルにやりたい放題に(?!)演奏しまくっています。主役のオーランドがメインとなる旋律をハモンドB3で奏でる中を各パートの代表がかいくぐるようにソロの応酬。

オール・インストウルメンタルゆえ縦横無尽に火花散るアドリブが炸裂。

一聴した印象はこれまた私の大好きな「デオダート」をブラック・サウンドでコーティングしたような感じといえばわかりやすいでしょうか。

ちょっと乱暴な表現かもしれませんが・・・。

もちろんブラス・セクションの炸裂具合がたまりません。

オリジナルの中にいくつかのカバーも収録。

キャロル・キングの「ウィル・ユー・スティル・ラブ・ミー・トウモロウ」(6:55)

そしてSTAのうるさ型が圧倒的に支持する「シカゴⅢ」からも2曲。

1曲目に、なんと隠れた名曲でもあり組曲トラベル・スーツの最終楽章にあたるハミング、フルート、ギターやティンバレスが軽快な「ハッピー・コウズ・アイム・ゴーイン・ホーム」(11:15)収録。ファンキー・メロウサウンド炸裂。

この曲をセレクトするセンスは賞賛に値しますね。ハミング部分をハモンドが担当。ビリー・コブハムの一聴しただけで彼とわかる独特のおかずとパワフル・サウンド。

ブラス・セクションは基本的にオリジナルどおりですが、TPハイノートの切れ具合が半端ではありません。

オリジナル・アルバムでは4曲入りでしたが、1999年CD化の際に2曲をボーナス・トラックとして追加。

この2曲は彼のもうひとつのアルバム「チャールズ3世」レコーディング時のテイク。

この盤のジャケットにチャールズが抱きかかえて写っている愛息チャールズ3世に捧げられたアルバムです。

それがまたまたシカゴⅢからのヒット曲「ロウダウン」(8:20)だったからとてもビックリしました。前にもこの曲のカバーを紹介した時、日本のジャズ・ミュージシャンのものだったと解説しましたが、ジャズロックバンド・シカゴはこの方面の方々にとってはとてもそそるくらいの興味の対象だったのでしょうかねえ。まあ、時代が世界的にもシカゴ人気絶頂期だったことも好都合だったのでしょう。

作者のクレジットがCETERAはいいとして「SERATHINE」には苦笑してしまいましたが・・・。

その「ロウダウン」はいきなりファズのかかったギター・ソロからはじまりますが、そこから歌メロのハモンドにさしかかると何故かホッとします。

ブラス隊も忠実に再現されていますが、やっぱりエネルギッシュな響き。

一体全体、この人たちはどういう体力しているんだろうか?

トータル・タイム約52分中、シカゴ2曲で20分近くの時間を費やしてくれた事も嬉しいです。

ラストの「スピードボール」(5:19)は作者がリー・モーガン。アルバムでもソロで大活躍。

ご存知の通り彼はこの曲をレコーディングした次の日の深夜、恋のもつれに巻き込まれてしまい射殺されてしまいました。つまり正真正銘のラスト・レコーディングなのです。

4曲目に収録されたオーランド作「モーガン」(10:25)でのモーガン自身のソロは涙なくしては聴けません。

 

 

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THE CHECKERS   素直にⅠ’M SORRY

2014-08-13 23:04:18 | CHICAGO

80年代にヒットチャートを席巻したチェッカーズ。

彼らのファッションや髪型を真似してカラオケのレパートリーにもしっかりと加えていた男性諸氏も相当な数にのぼりましたね。

連日、テレビの歌番組にも出演して、彼らの後にもCCB(もともとはココナッツ・ボーイズと名乗っていました)、LOOK、ZIGーZAG、東南西北などといった女性ファンをターゲットに据えた男性歌謡曲バンド(?)が雨後の竹の子、2匹目のドジョウよろしく続々デビュー。

でもやはりチェッカーズは別格でした。

ビートルズの影響を多大に受け九州から出てきた彼らの楽曲クォリティーの高さは相当なものでした。

1988年第39回NHK紅白歌合戦に5年連続5回目の出演を果たした彼らの歌唱曲は17枚目のヒットシングル「素直にアイム・ソーリー」。

メンバー藤井兄弟の作品ですが、これってどう考えてもシカゴ最大のヒット曲で最も有名なバラード「素直になれなくて」、原題「hard to say i'm sorry」のオマージュですよね。

曲調は全く違いますが。

 

 

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夏雲奇峰 

2014-08-12 16:58:38 | リハーサル

Q,写真の2枚のアルバム収録曲から一部の歌詞が共通する曲は?

 

北海道、さすがに日も短くなった頃から、夜は窓を閉めないと肌寒い時があります。

 

STAのリハーサルはお盆期間突入、夏休み時期もあり小樽メンバー2人欠席。

7人が終結。

前半はブラス隊がいないままでもスタジオ入り。

相変わらず蒸し暑いのでエアコンに加えて、扇風機3台フル稼働。ケンが口でブラス・リフを演じてなんとか曲進行するもエンディングあたりで皆が場所を見失う事故がたまに勃発。

これもいい練習と思って取り組んでいくと、楽器数が少ない分ギターやキーボード等の音がとても良く聞こえます。この機会にじっくりと各パートの演奏を今回はブラス・マイナスカラオケ・ヴァージョンということで聞いてみると勉強になります。

ミキはまたいろいろと自分流に工夫を凝らしてきたみたいで、担当分野の中身を見てみると感心しちゃいます。

彼女一人がほとんどのパーカッションを請け負っているのでより素早くスムーズに持ち替えできるか、研究しているみたい。

マイクスタンドやギタースタンド、椅子に置いたり掛けてみたり、手軽なケースに収納してみたり、首掛け用の紐を結んでみたり。

その甲斐あって、曲に対するパーカッションのタイミング、強弱、繋ぎと独自のセンスにますます磨きがかかってきました。ケンもべたほめ。

マサもいろいろとアドヴァイス。コーラスワークもより頼もしい存在に。

彼女がリード・ボーカルを担当する曲も一番責任重大で、これが今回最大の難関でしょう。

歌いがいのある曲です。

歌い回しと発音とグルーブ、どれをとってもとても難しい曲。しかもロック通なら誰でも知っている有名曲。

そしてミユキが初めてSTAにもたらしたフルートに続いて、今度はミキがマサ自前のスライド・ホィッスルを曲中に初吹き成功。マサが何年にもわたってこれの演奏を要求するも誰一人賛同してくれなかったのですが、やっと実現してくれました。後半からスタジオ合流したミツはこの楽器が加わった事に対して好感触。

更には「カズーも入れたらもっと面白くなるよ」。そうそうこの曲は賑やかに細かい事抜きに皆でお祭り気分でファンキーに盛り上げようぜい!というノリが特に必要です。

その辺はミキがアドリブを入れたり、ミツもトロンボーン吹かない時は、ウッドブロックで参入して効果増大に貢献。

タツも久しぶりにやってきました。

駆け込みの1曲目がいきなりのきついナンバー。

切れまくりの吹きっぱなしに皆も触発されて大満足。

快感ですねえ、ノブもニコニコ笑顔。

1回のスタジオ練習で3回までの演奏がブラス隊にとって体力的に限界という超ハードな曲がSTAにはいくつかあるのですが、ボーカルでも3回が限度という曲があります。

何度も繰り返し歌うと喉がつぶれてしまうきつい曲。ハイノートで延々引っ張ってさらに上昇する信じられない曲。

この辺はミキの指導と教本を手本に徐々に鍛錬していく所存。

そして9月のライブ用に数ヶ月前から取り組んでいる組曲も先週はパスしたので、再び演奏。佳境にさしかかりつつあるのでここいらが正念場。

メドレー部分はマサが苦肉の策で連結していたのですが、いまいちギクシャク感否めないようなので、ミツがもう一歩踏み込んだアイディアを提供。

スネア・ロール差し込んで、ますますドラマティックにスムーズ感が増してきました。

でもこの組曲は男女の恋愛ストーリーでして、出会いからハッピーエンドまでを演じるわけですが7楽章のうち、中間部分の3楽章がすっぽり抜け落ちていて(まだまとまっていない)極端な展開が違和感満点。早くコンプリートしたいものですね。

その未だに未完成部分の楽章をミツが軽くなぞってみたところ「エチュードみたいでいいウォーミングアップになるよ(笑)」とのこと。

それにしても改めてジェームス・パンコウの天才的作曲能力&構成力には脱帽です。

タツが一度も演奏していないという曲に試しに着手してみて、この日の練習は終了。

 

後片付け中、ミツはライノ輸入盤「シカゴ・ライブ・イン・ジャパン」CD購入を嬉しそうに皆に報告。ノブもスペクトラム&ヘヴィーメタルホーンズの音源を持参。

そして毎度、毎度のアンケート!

お題目は~あなたにとっての夏の1枚~

マサ・・・山下達郎「メロディーズ」

ケン・・・高中正義「スーパー・ライブ」

ミツ・・・アントニオ・カルロス・ジョビン「ウェーヴ」

シン・・・竹内まりあ「グッバイ・サマー・ブリーズ」

タツ・・・サザン・オール・スターズ「海のYEAH!!」

ミキ・・・大瀧詠一「ロング・バケーション」

ノブ・・・角松敏生「フライディ・トウ・サンディ」

 

 

 

 

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TOPS

2014-08-11 03:55:10 | free form space

スペクトラムのコーナーでも触れていた、新田一郎氏プロデュース「トップス」を紹介します。

実質的なプロとしての活動期間は6年程。アルバム、シングル、ビデオ、テレビ出演、ツアーと精力的に活躍していた本格派ファンク・ブラス・ロックバンドでした。

残念ながらスマッシュヒット1曲どまりで、大々的な知名度を獲得するまでにはいたりせんでしたが(大所帯バンドによくあるメンバーチェンジが多かった事も一因か?ちなみに9~10人編成でパートにも微妙な変化あり。ホーンは3管。ただしサックスは不在)コアなファンからは絶大な支持を得ていました。

タイアップソングやベスト盤も存在していますし、メンバーの中には解散後も現役で今尚元気な姿でプレイに汗している人もいます。

写真は一部の音源ソフト。

EP,CDです。

アルバムは「ロマネスク・チャンピオン」1988年発売の10曲入り。

ベスト盤「1991年発売、16曲入り。

デビュー時はトップスと名乗っていましたが、後半では「THE TOPS」と改名。

スペクトラムに相通ずるコンセプト、派手でテクニカルでホーンが吹き荒れるファンク・ブラスロックを身上としていました。同時期やはり大所帯の賑やか派手派手バンド「モダン・チョキチョキズ」そして「米米クラブ」もデビュー。

私はずっと彼らは敬愛するオークランドの雄「タワー・オブ・パワー」のバンド名頭文字をもじってオマージュの意味合いで「TOPS」と名乗っているものだと信じて疑いませんでしたが、それはまったくの大はずれ・・・。

「東京、大阪パーデンネン・スペシャル」の頭文字だそうです(なんのこっちゃ?)

パーデンネンの生みの親(?)でもある明石家さんま氏には、間接的に許可を受けた上にしっかりと関西テレビ系「さんまのまんま」エンディング・テーマ曲までをも担当するという恩恵に与りました。

それは「それ行けボーイズ!」のB面「世界の天気」です。(しかし、コミカルなジャケットのメンバー達・・・)

他にも「ラヴィング・ユー」は映画・西遊記の主題歌に選ばれてもいます。

楽曲はオリジナルと同等に数多くのカバーも積極的に取り上げています。洋楽の中には斬新なアレンジ&日本語歌詞で歌われているものも。

男女混合リード・ボーカルというユニークなバンド編成。

曲のタイプに合わせて贅沢に振り分けて歌いこなしています(もちろんキーも変えてね)

主なカバーをあげてみますと・・・

「クロコダイル・ロック」「胸いっぱいの愛を」「タイムマシンにお願い」「シーズ・ア・レディ」「ムーブ・オーヴァー」「はるかなる想い」

他にSTAも取り上げている「アイム・ア・マン」「ビークル(シングルカットもしています)」

作詞には佐伯健三氏、そして爆風スランプのサンプラザ中野君も参加。

TOPS最大のヒット曲でもある、あのチェイス代表曲「黒い炎」の日本語詩もサンプラザ氏が担当。

伝説の「夜のヒット・スタジオ」にトップスが出演した際にもサンプラザ氏が応援に駆けつけていました。その時の迫力ある演奏はインパクトありましたねえ。

写真の「黒い炎」(見本盤)は両面同曲を収録していますがB面は「モダン・バージョン」で2秒多い3:53。

さて、その後のメンバー達の動向ですが、男性ボーカリスト三井雅弘氏は脱退後、爆風スランプのマネージャーに(こちらもテレビ番組で紹介されていました)

トロンボーン奏者の工藤タカシ氏はブラスロックバンド「BLUFF」に加入。

初代ベーシストの和佐田タツヒコ氏は江川ほーじん氏の後を受けて爆風スランプに加入。

バーべQ和佐田と改名して(これは爆風スランプの他メンバー達の名前にあやかったのでしょうね!バーベキューが好きなのかな?)、もうひとつのバンドでもある超絶技巧集団「XY→Z」のメンバーとしても有名です。

 

 

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新田一郎&MMP&AB’S&HORN SPECTRUM

2014-08-08 02:07:08 | free form space

先述の「スペクトラム」続編です。

彼らのスペクトラム前後の代表的活動作品などを一部ピックアップ。

まずは懐かしの男性アイドル「あいざき進也(運動神経抜群でした)」デビュー2年目での初ライブアルバムでMMPが演奏しています。

MMPってミュージック・メディア・プレイヤーズの頭文字だったのですね。

ちなみに全19曲収録の「ジャンプ・オン・ステージ」というこのLP。

B面は彼のアイドルソング中心ですが、何と驚いた事にA面前半はごっつい洋楽ロックナンバーで占められています。

一部の日本語歌詞やMCが初々しい。

「クリムゾンキングの宮殿」「ハートブレイカー」「ユー・キープ・ミー・ハンギング・オン」「悪夢」「対自核」・・・物凄い選曲。ポップス系やビートルズ、ストーンズをやらずにこの路線。案外彼はこういうのが大好きなんだろうねえ・・・・親近感が沸いてきました。

そして伝説の女性アイドル3人組み、キャンディーズのあまりにも有名な「1978ファイナル・カーニバル・プラス・ワン」(LP3枚組)

ここでMMP&ホーン・スペクトラムが同じステージに立ちます。

また同事務所「アミューズ」に所属している同士の縁でデビューしたての「サザン・オール・スターズ」のアルバムにもホーン・スペクトラムは演奏&ホーンアレンジで参加(写真CDは熱い胸騒ぎ、10ナンバーズ・カラット)。

もちろん衝撃のデビューヒット曲「勝手にシンドバッド(当時のヒット曲、勝手にしやがれと渚のシンドバッドを合体させたタイトル)」でも大きく貢献。

卑猥な歌詞がユニークな「女呼んでブギ」も隠れた名曲。

お返しとしてスペクトラム解散コンサート武道館ではオープニングで桑田佳祐氏が延々MCを担当していたり、スペクトラム・メンバーのソロ作品にサザンのメンバーが客演していました。

スペクトラム解散後、リーダーだった新田よろしく一郎氏は数枚のソロ作品を発表(写真は残像2番アフター・イマージュ、KOTOBUKI3番)。

でも「スペクトラム時代」の栄光をひきずる事を良しとせず、以降はプロデュース業が仕事の中心となります。

なかでも後継者バンドとでもいえそうなTOPSのプロデュースには相当力を入れていました。

このTOPSも大所帯編成、ホーンセクションを加えた本格的ファンク歌謡ブラスロックバンド。

スペクトラムとはまた一味違った派手でコミカルかつユニークな超絶技巧派バンドでした。

スペクトラムの中では一番ルックスも良かったために女性ファンが多かったギタリスト西慎嗣(もちろんテクニックも折り紙つき)もソロ作品を発表。

私はあの日本ロック界のスーパースター矢沢永ちゃんの代々木オリンピック屋内競技場でのE’ツアーでギターを担当していた西氏の姿を確認しました。

縦横無尽に弾きまくる相変わらずの長髪姿が素晴らしかったなあ。現在は四国在住だそうです。

スペクトラムのリズム隊はギタリスト吉野藤丸氏とフュージョンバンドAB’Sを結成。メンバー5人の血液型がA2人、AB3人だということで命名。

写真下2枚はフル・アルバムと12インチ。

吉野氏は函館出身、日本が誇る大御所ミュージシャンとして藤丸バンド(西条秀樹のバックを担当)、そして海外進出も果たしたショーグンとしての活動などがあまりにも有名。

ASB’Sは後に再結成してライブも行っています。メンバーの華麗なるベーシスト渡部直樹氏は藤丸バンド、MMP,スペクトラムを経てスタジオミュージシャン、ソングライター、アレンジャーとしてアン・ルイス、山田邦子、大黒摩季、B’Zなどで見事な手腕を振るっています。

そして現在、スペクトラム、TOPSのリズム&ホーン・メンバー数人が結成した本格的ブラスロックバンドBLUFFが熱い視線を浴びています。

ライブの大半が初期シカゴの迫力ある曲目。

その中にオリジナルを取り込んで積極的に活動中。アルバムも発表しています。

ギタリストは元アイドル・バンドCCB(大ヒット曲ロマンチックがとまらない)の米川英之氏。

 

 

 

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SPECTRUM

2014-08-07 00:49:48 | CHICAGO

先日のSTAスタジオ練習でマサ、ノブ、クニの3人で盛り上がった「スペクトラム」

日本のロック史において、初の本格的テクニカル・ブラスロック・バンドです。活動期間は2年足らずでしたが(1979~1981)彼らの残した音楽はその後の音楽シーンに確実に多大なる影響を及ぼしました。

そもそも母体となるグループは日本の70年代音楽界において多方面で活躍していたMMPとホーン・スペクトラムからなる合体がきっかけ。

彼らはあいざき進也、キャンディーズ(解散ライブの熱演は有名)、沢田研二、サザン・オール・スターズ、原田真二、郷ひろみらのライブやレコーディングで腕を磨いていた超一流ミュージシャン達です。

それまでの日本ロック界には存在し得なかった音楽はもとより、ステージ・パフォーマンス、コスチュームなどを追及していきます。

12インチやビデオクリップまでをも製作。積極的にテレビやCMに出演。(タイアップソングも)

とにかく時代の先を行き過ぎたのが彼らにとっての悲劇、誤算・・・というか先取りしすぎていました。もうちょっと後、MTVの出現した頃のデビューならば短命に終わらずもっと面白い事になっていたでしょうね、確実に。

ホーン・セクション3人を擁する8人編成。

デビュー・アルバムはアメリカLAでレコーディング。

1979年末の日本青年館のデビュー・ライブから1981年9月22日、日本武道館の解散ライブまでを一気に疾走。瞬く間に伝説と化したのです。

オリジナル・アルバムは6枚。写真のLP,EP,CDはその一部です。

「オプティカル・サンライズ」「タイム・ブレーク」「ベスト」「2枚組ファイナル・ブドウカン・ライブ1981・22SEP」(アルバム)

「イン・ザ・スペース」「トマト・イッパツ」(シングル)

実はリーダーのトランペッター&ヴォーカル、新田よろしく一郎さんはじめメンバー達はかなりのシカゴ・ファンだったようですよ。

正式音源はありませんがテレビ・スタジオライブで「ストリート・プレイヤー」をご本家に匹敵するほどにサラリと演奏、視聴者を圧倒してもいました。この映像は劇レア。

また曲調はまったく違いますがタイトルに「クエスチョンズ81&82」という曲も存在、しっかりとシカゴに対しての敬意をはらっています。

彼らもシカゴ風ブラス・ロックが本当はやりたかったのでは?・・・と推測しちゃったりもします。

でもその頃のシカゴは低迷期。

そして時代はファンク、ディスコ、フュージョン・ブーム真っ盛りで特にEW&Fがヒット曲を連発していました。

そこからヒントを得たのか、フィリップ・ベイリーばりに新田一郎氏はファルセット・ボーカルを披露(常にかっこいいレイバンのサングラスを装着。たまには外してもいましたが)

バンド・ロゴもピラミッドをモチーフにしたトライアングル型。

そしてメンバー全員の衣装も中世の騎士をモチーフにした鎧兜風。

相当にお金をかけていましたね。もちろんステージ・パフォーマンスは超派手。

まずはブラス隊全員が横1列に並んで軽快なステップを踏む。腰を落として両足を左右に開いて華麗なるダンシング。更には管楽器をクルクル回転。ドラム・スティックの回し技なら当たり前ですがね。

まだまだこれだけではありませんよ。掟破りのギタリスト&ベーシストがおへそあたりのベルトで固定してある楽器をステージ前方に並んで左右に綺麗に回転させるのですよ!!

もちろんシールドなんて引きずっていたらあんなことできませんから、ワイヤレス使用。

とにかくステージ狭しと端から端まで走り回ってのソロ・プレイ。これらの連続アクションは一歩間違えば楽器破損トラブルどころか大事故、大怪我に発展しますから相当にリハーサルをしたのでしょうね。

観ている者は初めての体験に最初は目が点、でもすぐにスペクトラムの虜になってお祭り騒ぎ。語り草となってゆきました。だってあんなバンドを一度でも観ちゃったらインパクト絶大で絶対に忘れられないし、誰かに教えたくなるものでしょう。

「なんか物凄いものみちゃったさあ!!ねえねえ知ってる?スペクトラム!!」

ノブは北海道で、マサは80’SJAM・OVER・JAPAN埼玉県は所沢市西武球場でナマのスペクトラム・ライブを体験しています。

写真左下はマサが観に行った時のパンフレットとチケットです。

チケットには7月27日(SUN)西武ライオンズ球場と書かれています。

このイベントの中間部分(17:40)にスペクトラムが登場。とにかく度肝を抜かれましたね。日本のロックバンドであれだけ緻密な計算の元にあらゆる方面で印象付けられた迫力のライブバンドは後にも先にも私にとっては彼ら以外に思い出せません。

この日の日本の出演ロックバンドは計8つ。

どれもが素晴らしかったですよ。

ライド・オン・タイム発表直後の「山下達郎」、そして大都会の「クリスタル・キング」、モンローウォークヒット中だった「南佳孝」、吹奏楽団による宿無しからはじまった「ツイスト」、この夜大事件が起きた「シャネルズ(ラッツ&スターの前身)」、まだブレイクする前の、私個人的にはこの頃が最高だった「ハウンド・ドッグ」、トリは「萩原健一」

フィナーレには内田ロックンロール裕也氏も登場。

まさに奇跡のような夢の一夜でした。

 

 

 

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