THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,202 小樽浅草橋オールディズナイト20(暴れMOMOE編)

2023-07-30 22:02:48 | Live Set List
会場内に流れているBGMはビートルズ「オブラディ・オブラダ」


5,15:55~14:20
満を持して、札幌や江別界隈では噂が持ち切りの「暴れMOMOE」が初登場だ!


もちろん伝説の昭和アイドル歌手、山口百恵をトリビュートするべく結成。
な、な、なんと、キュートなる歌姫ミーちゃんが率いるバンドなのだ。
こんなにも素敵なバンドが序盤に登場だなんて、もったいないような気もするけど、ある面では華やかだけにこれはこれでもってこいかも。
とにもかくにも、堂々たる名演を繰り広げてくれることを思いっきり期待しよう。
今年3月12日ゴールドストーン「ファン・ファン・ライブ36」での対バン以来だね。

それにしてもミーちゃんの近年における活躍ぶりには、目を見張るものがある。
数多くのバンド活動だけでも驚愕ものなのに、自らもライブイベントを立ち上げているし。
正に男顔負け、八面六臂のアクティブさ。
このマサだって、エイベッツ、ゴールドストーンなどでもオファーをいただきました。
しかも、STAへ何人ものメンバーを紹介してもらってもいるのだ。
難攻不落の管楽器ミュージシャンをね。
お世話になりっぱなしだ。

それはともかくも、さてさて、ミーちゃん在籍のバンドはこれまでにもたくさん見てきたり、対バンを組んだりしてきましたが、ここのところ、物騒なバンド名が多くないかい!!??・・・・。
「殺し屋」しかり・・・。
でも、いざ蓋を開けてみたらば、非常に心安らぎ元気も貰えるアイドルチックなポップ系サウンドが満載です。
決してデンジャラスなパンクではありませんですよ、一応念のため・・・・((´∀`*))。
「暴れ・・・」も、どうやら派手なドラミングを繰り広げまくる、ドラマーのパフォーマンスからヒントを得て命名したとのこと。
何から何までもがユニークな遊び心に溢れている。
今回も一体全体、何が飛び出すやら胸ときめきワクワク状態さ。
趣向をふんだんに凝らした内容は保証しますよ。

はい!さてさて、観客達は早速、最前列のダンス・フロアへ一斉に集結しているよ。

粋で賑やかなる6人のメンバー達を紹介します。

ヴォーカルに・・・もはや説明不要のミーちゃん
頭の左右には白い花飾りという徹底ぶり。
徹底的に力が入っていますなあ。
お見事の一語に尽きるよ。
実は彼女はもちろん百恵世代ではないのだよ。
サビだけ聞いたことがあるなあ…程度なのです。
それでもここまで見事自分のものにしちゃうんだから、たゆまぬ努力と、心底、歌に惚れ込んでいる証拠でしょう。


ギターは・・・エレキダくん
愛器のストラトキャスターを使用。
3トーンサンバースト・ボディカラー。
ローズ指板。
すでに有名となったスパンコール衣装(写真参照)
ゴールドストーンの楽屋で密かに本人へ取材したところ、3種類の衣装を持っているとのこと。
入手先は主にネット通販。
テンガロンハットは愛妻からのプレゼント。
羨ましいかぎりだ。
驚いたことに、マサと居住地が近い!!

キーボードは・・・リエ嬢(。ローランドを使用。コーラスも兼任)
ハットも衣装も黒ずくめで統一。
彼女はSTAでも何度かゲスト・シンガーとして、一緒のステージを踏んだ仲ですよ。
リードシンガーとしても大活躍中。

ベースは・・・おーちゃん
腕に刻み込まれたTATOOが神々しい。
愛器は、2年前におニューで入手したという5弦のESP。
バーズアイメイプルは、いつまで見ていても飽きのこない木目。
芸術的な美しさ。
PUはアクティブ回路。
更にはドット・ポジションマークも闇夜に浮かび上がるライティング仕様故に、ボディ裏には9ボルトバッテリーが2個も搭載されているというゴージャスぶり。

ドラムは・・・マーちゃん。
彼もこれまでに色々なバンドで叩いている姿を拝見していますが、安定感抜群でパワフルなドラミングには空いた口が塞がらないよ。
呆れるばかりだ・・・。
手数王の冠は伊達じゃない。
余裕しゃくしゃくで、スリリングな貫禄のステイックワークは群を抜いていた。

そして、コーラスガールにはミクちゃん
ミーちゃんとは対照的に、全身を黒い衣装で統一。
曲ごとに、ありとあらゆるパーカッションをこなしていました。

・・・・・という布陣だ!!

ちなみに、おーちゃんと、まーちゃんは小学生からの付き合いなんだそう。

大変前置きが長くなりました。
念入りなるリハーサルとサウンドチェックを終えて・・・・・個人的にも興味津々。
せっかくだから、以前に書いた、濃厚なるライブレポートも引用して加筆していこうと思います。
それでは、怒涛の本編へと突入しましょう!!
百恵ワールドを、たっぷりとご堪能くださいませ。

と、いきなり爆音炸裂するSEが、会場中に空間を切り裂いて轟き渡った。
おっと、言い忘れてましたが、ミーちゃん以外のメンバー達はお揃いの黒Tshirtを着用。
胸には燦然と輝くバンド名と家紋。
そうなのですよ。。。。このSEは時代劇の大作「暴れん坊将軍」のテーマソングなのだ。
一瞬の違和感も強引に和みムードへと持っていくところが、百戦錬磨のツワモノ集団のなせる離れ業。
やることなすことが、心憎いほどに芸が細かい。
そのままの流れで、出た!!
「横須賀ストーリー」で、華々しき開演の狼煙をあげる。
波状攻撃の開始。
1976年6月21日にリリースされた13枚目のシングル。
同名のアルバムに収録。
ヒットメーカー宇崎竜童&阿木燿子による作品。(これは百恵ちゃん自らのご指名)
オリコン週間チャートでは第一位を獲得。
累計売上は81万枚(ウイキペディアより)
NHK紅白歌合戦でも、この曲を熱唱。
百恵ちゃんのキャリアにおける、記念すべきターニングポイント。

「暴れ百恵」にとって、焦らしのタイミングが絶妙。
オープニング・ナンバーにはもってこいだ。
これ一発で観客のハートは鷲掴み。
最早貰ったも同然。
グッと引き締まったアンサンブルへと、導かれるように歌い出す華麗で妖艶なるミーちゃん。
セクシーな衣装は、本家本元の百恵さんが引退コンサートで着ていた白いドレス風。
髪飾りまでもが同じ仕様でとってもお似合い。
手が込んでいるね。
イメージとしては、北海道の百恵さんが降臨した瞬間だ。
百恵さんには珠玉の名曲がふんだんにあるから、とてもじゃあないれども30分では全然収まりきらない。
贅沢だけど、相当悩みに悩んでセットリストを組んだ痕跡が見え隠れしているよ。
結果的には大成功だったけどね。
良かったねえ、大受けだよ。

肩の力加減も抜けてきた頃合いを見計らってのメドレーで・・・・
切れ味の鋭いアレンジを施した「絶体絶命」
1978年8月21日リリースの23枚目シングル。
album「ドラマティック」に収録。
当然、宇崎&阿木夫妻のペンによる。
オリコン週間チャートでは最高3位を記録。
「ザ・ベストテン」では2位。
意味深げな「三角関係の修羅場」が歌詞のテーマ。
問答無用でアップテンポな渋い曲調にのって、息をもつかせぬ情け容赦なき攻防。
けたたましくアゴゴベルが打ち鳴らされる。
絶え間なく、歓声があちこちから沸き起こる。
リラックスモードに入ったミーちゃんが振り付けでも魅了する。
そのたびにヒラヒラと揺れる衣装も、照明に浮かび上がって幻想的。
聴覚、視覚にと訴えかけるものが多くて贅沢なひと時を満喫。
バックを淡々とつとめあげているメンバー達も、程よく体が温まってきたようだ。
誰もがバッチリ虎視眈眈と、いい仕事をしているよ。
キラキラと滲んだ汗が光っている。

「はじめまして!
本日はこんなにも暑い中をお越しいただきまして、ありがとうございます。
暴れ百恵の由来は、ドラムのスティックが暴れまくるからなんですよ((´∀`*))
お揃いのTshirtも中々にいいでしょう!
今日は踊れる曲ばかりを中心に集めてみましたが、百恵の曲でもけっこう踊れるでしょう!!
頑張って一緒に踊りましょう!
それでは、徹頭徹尾に拘り抜いた意気込みで百恵になり切って見せますよ!
次の曲は・・・・夢先案内人・・・・」
1977年4月1日にリリースされた17枚目のシングル。
こちらも宇崎&阿木夫妻による傑作。
オリコンチャーでは4作目の1位を獲得。
販売枚数は46,7万枚を記録。
ここではグッと雰囲気を変えて、しっとりと落ち着いたムードでお送りします。
センスの良い配曲。
常にクールに決めまくる佇まいのエレキダくん。
正確無比な燻銀のナチュラル・サウンド・フレーズによるイントロが絶品。
戦慄が走るほどに完コピじゃん。
芸術的すぎるフィンガリングが巧みだなあ。
そこからやや控えめに絡みつくギロやキーボードのメロディーも、抒情的で効果絶大。
次から次へと繰り出される、珠玉の心象風景コントラストに酔いしれるというのも一興。
穏やかで優しい表情を絶やさないミーちゃんは、サービス精神にも溢れている。
歌は当然として、それは振る舞いやトークにおいても言えること。
ミーちゃんに導かれて、夢の中へエスコートされちゃいそう・・・・。
ハッピー全開でエモーショナルな歌い回しも、聞き込みまくったかいがあった。
幻想的な表現力・・・・努力は決して裏切らない。
百恵さんに対する絶大なるリスペクト精神も、そこかしこに滲み出ているし。


威勢の良い豪快なるスティック4カウントが、高らかに打ち鳴らされる。
ロック調に迫ってくる「イミテーション・ゴールド」
1977年7月1日にリリースされた18枚目のシングル。
album「ゴールデン・フライト」に収録。
オリコン週間チャートでは最高2位を記録。
宇崎&阿木夫妻のペンによるヒット曲。
売り上げ枚数は48,4万枚を記録。
ミステリアスなイントロから、時空を遥か彼方に超えたドラマティックなる展開まで、まくしたてるように襲いかかってくる。
ミクちゃん、ここではカウベルを手にして獅子奮迅。
女性の揺れ動く複雑で微妙なる心情を、ものの見事に表現する大人の魅力満載のミーちゃん。
そん所そこいらにたむろっているガキんちょどもには、中々ここまでは把握しきれないでしょうね。
エンディングでは、客席に背を向けていたミーちゃんが、クルッと振り返ってポージングするという徹底したスタイル。
その思いもよらなかった姿に、思わずゾクッとした輩もチラホラと散見するよ・・・・。
改めて思うに、永遠に歌いつがれていくであろう百恵さんの楽曲は次元が違い過ぎるよね。
クオリティがパーフェクトで別格。

「どうもありがとうございます。
次はですね‥‥山口百恵さんには、たくさんの名曲があるのですが・・・・聞いてください。
いい日旅立ち・・・・」
1978年11月21日にリリースされた24枚目のシングル。
当時の国鉄キャンペーン・ソング。
album「曼殊沙華」に収録。
谷村新司の作品。
オリコン週間チャートでは最高3位を記録。
累計売上枚数は100万枚を記録。
珠玉のメロディーメーカー谷村氏の作品だけに、これまでの風合いとはテイストが様変わり。
これまた味わい深くて聞きごたえあり。
バンドの面々も懇切丁寧に仕上げてきているから感動もヒトシオさ。
こんな素敵な空間を演出してくれた彼らに感謝さえ覚える。
思わず鋼の涙腺も徐々に潤んできて決壊しそうなほど。
聞けば聞くほどに沸き起こる感動的な場面展開。
鳥肌が立ちっぱなし・・・。

メドレーで景気よく、スティック・カウントが放たれた。
このステージ最大の舞台がやってきた!!
大作の「プレイバックPART,2」
1978年5月1日リリース。
22枚目のシングル。
500000枚以上のセールスを記録。
album「ドラマティック」に収録。
再び、宇崎&阿木夫妻の作品だ。
オリコン週間チャートでは最高ランキング2位を記録。
これは発表当時、相当に騒がれた。
歌詞、アレンジなどなどが斬新すぎて超絶にかっこいいもんな。
それまでの歌謡曲、アイドル界隈ではなかった革新的な実験要素がふんだんに盛り込まれている。
非情にわかりやすいプログレッシブの成功例。
そのどれもが見事で痛快すぎるほど。
もちろん、百恵さんのキャラクターにハマりすぎるくらいにはまっているし。
鋭い視線を投げかけて歌う百恵ちゃん‥‥この時点で他のアイドル達とは一線を画す存在となった。
製作陣も苦労の連続だったらしい。
裏話を聞いてみただけで、驚愕。
妥協なきプロデューサーの意向にはSTAFFたちも辟易したのだとか。
ダメ出しばかりで録りなおし、アレンジも練りなおし。
変則的に繰りだされるブレイクの妙技。
アクセントやリズムも曲者。
よって「PART,2」だ。
つまりは後に「PART,1」も発表される事態になるのさ。
歌詞に出てくる有名な一節「勝手にしやがれ」のキーワードは、沢田研二の同タイトル・ヒット曲。
「馬鹿にしないでよ」は、無茶ぶりばかりしてくるプロデューサーに対してぶち切れた阿木さんの発案。
面白いよね!!((´∀`*))
真実は小説よりも奇なり、を地で行く。
「ポルシェ」の歌詞も当時、NHKでは「車」に差し替えられていたし・・・・。
そんなドタバタ劇はレコーディングの直前まであったという難産の曲。
そういうエピソードを知ったうえで改めてこの曲を聴いてみると、また違った感触を覚えることでしょうよ。
「暴れ・・・」は、このじゃじゃ馬ソングを寸分の狂いもないほどに再現していた。
観客はその一挙手一投足に釘付け。
瞬き厳禁状態。
息つくシマも与えないほどに。
特筆すべきはギターの、エレキダ君。
彼がスピーディーでスリリングなる先導役を、一手に担っていた。
トーン、タイミング、決め、タメに至る流れが上手すぎ。
手に星形タンバリンや、ネオン・スティックを持って最前列に佇んでいたお客さん達も、見入っていた。
もちろん、ミーちゃんはそれまでのニコニコスマイルをここでは頑ななまでに封印。
眼光鋭い女豹に変身して、違う魅力を全開に振りまいていたよ。
これもまた戦慄の走った瞬間。
多種多彩なる才能と表情を、これでもかあというほどに惜しげもなく披露。
あまりにも有名なヒットだけど、恐れ多くて誰も手を出さなかったデンジャラスなこの曲をいともあっさりと成し遂げてしまった「暴れ・・・・」
今後の躍進を想像するに、早くも胸がときめいてくる。

「あの・・・・あんまりMCをすると、私本来のキャラがばれてしまうので、今日を最後に私は暴れ百恵を引退します・・・・・」
「えええ!!????・・・・」
「そんなわけでして、次の曲は・・・・・さよならの向う側・・・・」
1980年8月21日リリース。
31枚目のシングル。
album「不死鳥伝説」に収録。
宇崎&阿木夫妻の作品。
オリコン週間チャートでは最高ランキング4位を記録。
ザ・ベストテンでは3位。
6分を超える長尺のドラマティックなスロー・バラード。
この壮大な名曲は、リハーサルでも演奏していたけど、すでにその時でさえ泣きそうになった。
琴線をビンビンと刺激的に震わせ続けてくれるのさ。
ここでのミクちゃんはベルに持ち替え。
芸が細かい。
リエちゃんもバッキングに徹しつつ、自己主張は怠らずに、ふてぶてしき陶酔の表情を薄っすらと浮かべつつも鍵盤を操る。
さりげないアクションも交えつつね。
その指先から次々と絶え間なく弾かれる音色には感嘆の声がしきりに沸いていた。
リズムセクションもタイトにボトムをずっしりと支えている。
終曲にもってこいの采配が光り輝いている。
脱帽の極致だ。
残念ながら、ここは日本武道館ではなく、小樽屋外浅草橋埠頭だけど、ミーちゃんは本家の百恵さんになりきってそっと足元の床にマイクを置いた・・・・・。

しんみりとした空気が辺り一面に漂う中、間髪入れずアンコールの声が一斉に起こる!!

それまでの神妙なミーちゃんからパッと明るく元気はじけるミーちゃんに切り替わった!!
「皆さん、ありがとう!!
じゃあ、この際、引退を撤回させていただきますね!((´∀`*))
(やられたあ!!・・・・仕込みかいな(-_-;)
それでは、やっぱり踊り足りないと思うのでもう1曲いきますよ!
前に来て一緒に歌ってください!
・・・・・ロックンロール・ウィドウ!!」
1980年5月21日にリリース。
30枚目のシングル。
album「メビウス・ゲーム」に収録。
宇崎&阿木夫妻による作品。
オリコン週間チャートでは最高ランキング3位、ザ・ベストテンではめでたく1位を記録!
もう泣いても笑っても、本当にこれで正真正銘フィナーレ・ソングに怒涛の突入。
ストレートにワイルドにパワフルにフルスロットルでローリング。
レッドゾーン振り切れた。
脳天のヒューズもスパークで、オーディエンスは総立ち。
手拍子しながら誰も彼もが、強引なまでにクレイジーだ。
もう好き勝手にして頂戴な。
「暴れ・・・・」のステージングでは、本家を参考にノリノリダンシング・フォーメーションを取り入れる。
これしかないという勢いにのって余力を振り絞っての熱演。
熱気が噴き出すほどの迫力で息も絶え絶え・・・・。
コーラスも織り交ぜて効果覿面。
エレキダくんはフロントセンターにまで、軽やかに歩み出てギター・ソロで唸りをあげる。
紡ぎ出されるチョーキングと早弾きなど、ありとあらゆる持ちうる限りのテクニックを注入。
滑らかなフィンガリングとピッキングで、フレットボード上を駆け巡る。
リエちゃんが奏でる遠慮なきホンキ―・トンク調ピアノ連打は、ジェリー・リー・ルイスに対するオマージュか・・・・。
ただただひたすらに、ヘヴィーなビートでグイグイと迫りまくる。
とどめはダメ押しとばかりに、冴えわたる重戦車のごときドラムの乱れ打ちでトドメを刺す。
クラッカーが派手に炸裂!!
「パンパンッ!!」

贅沢を言わせてもらえれば、ミーちゃんお得意の王道路線で百恵初期のアイドル特集も聴いてみたいものですなあ。
多分、レパートリーも豊富に用意しているはずさ。

ヤチヨさんはミーちゃんにインタビュー。
「その衣装は百恵さんが引退コンサートで着ていたウエディングドレスですよね!?
ご自分で作られたのですか?・・」
「いえ、お友達がくれたんです」
「じゃあ、その友達は今日こちらに来ています?」
「名寄なので・・・・」


****心底、お疲れさまでしたの言葉を送ろう。
心地よい疲労感に包まれていて、ハッピーモードも充満。
もう何も思い残すことはありませんよ・・・・。((´∀`*))
アイドルバンドという重責を、軽く十分に果たしてくれました。****

会場内に流れるBGMはスティックスの「ベイブ」
ジミ・ヘンドリックスで「サード・ストーン・フロム・ザ・サン」

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栗沢町の夢うMing live studioでBBQ

2023-07-30 20:12:02 | free form space
あまりの暑さに参ってしまい、うっかりパンツ一枚で窓全開、扇風機に当たったまま
寝落ち…
すっかり夏風邪をひいてしまったさ。( i _ i )
がおっていたけど、本日そんな事なんか吹き飛んでしまった!

栗沢町が誇る麗しの美脚ベースクイーンことチズル嬢のご招待を受け、ムーミンライブスタジオ・バーベキューパーティーに行ってきました!🎶
到着した途端にゴールデンレトリバーのチョコから熱烈なる歓迎を受ける!
いやはや何とも夢心地の楽しいひと時だった。❤️
美味しい食事を腹一杯ご馳走になりながらも、バンド仲間達と音楽談義が止まらない!🤠
ライブ会場で何度会っても、意外に落ち着いて会話できないもんだよね。
だからこそ、この日は貴重さ。

久しぶりに再会を果たしたタクミ君とは周りがドン引きするくらいの超マニアックな会話に没頭!
バーニートーメまで出て盛り上がる。😆

ビックリしたのはお馴染みのギタリスト、シンヤさん。
俺の高校、しかも同じ電気科の大先輩だった!
故郷の話がつきないのは当然さ。
夕張、美唄、炭鉱関係者が他にもたくさんいた。😉

チズルちゃん愛用の竹馬にチャレンジ。
これを乗りこなせる人はほとんどいないらしい。
俺も数十年ぶりだったけど、片足ケンケンだってできるぞ!
そしてチズルちゃんはバイカーでもある。
カワサキ、ハーレーがかっこいい!👌

で、肝心のライブ会場とスタジオだ。
ここの周りは一面がトウキビ畑。
隣の民家までも、かなりの距離があるため、全く防音処置をしていないのさ。
ミュージシャンにとっては、正にハーレム!
居間より自宅スタジオの方が広い!
昭和一桁に建てられたライブ会場も手作り。
これって北海道のロックフィールドかマッスルショールズだあ!
そして、Chicago全盛期の拠点、カリブランチそのもの!
当時NHKでも放送された、木造の倉庫を改築した会場でのライブ。
焼肉しながらChicagoの屋外ライブを楽しむ人々。
犬もいた。
「サタデイインザパーク」を演奏していたんだよなあ!
そんな場面を考えながら出演バンド(ヴェンチャーズ、CCR、J-POP)を観ていたら、最後のバンド、ノースサイドソウルでベースを弾く事になった!
彼らとは35年来の知り合いだけど、コラボは初!😃
チズルちゃんのワーウィックを借りて、
オーティス、ボガンボス、ブルースをやった!
サプライズの連発だったけど、最高でした!

肉を食べ終わってから、写真撮影に気づいた…(^◇^;)








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VOL,202 小樽浅草橋オールディズナイト20(MAMESHIBA,S,S~SECOND STEP編)

2023-07-29 18:04:43 | Live Set List
**ライブレポートは早くも4バンド目に差し掛かってきましたよ!
何が飛び出すか乞うご期待!!****

この小樽・浅草橋オールディーズライブは、個性溢れるバンド達が馴染み深い音楽を火花散らせて演奏するために、北海道中から大集結するという名物イベント。

今年は初出演7組も含めて29組がエントリー(土日の2日間で)。

去年一杯で想い出深い場所のライブ利用は最後だったんだけど、今年から更に埠頭よりのところで開催された・・・・まあ、お気に入りの小樽屋外イベントだから別にそれはいいんだけどね。((´∀`*))

客席サイドには飲食用の露店商も盛大に設置。

感染対策もバッチリに施し、数多くのテーブル席を用意して皆様のご来場をお待ちしております。


4、13:15~13:45
「MAMESHIBA,S,S~SECOND STEP」
このバンドは札幌にて2018年12月の結成。
順調に活動するも、例のコロナ禍で残念ながら3年近く休止を余儀なくされた・・・・。
でも昨年の4月から新たに3名のメンバーが加入。
心機一転、活動も再開しました。
年齢も性別も関係なく一致団結して極上のスピッツサウンドを追求していきますよ。

男女混合の7人編成。
初出演です。
メンバーの構成は・・・・
ドラム・・・シュウ氏(サングラスとアロハシャツ姿で決めています)
渋いフィンガ―・ピッキングのベーシストは・・・ゴウ氏(サングラス、Tshirt、パンツと全dシン黒ずくめ。ダークブルーのボディカラー・ジャズベースを使用。メイプル指板)
センターに陣取るエレキ・リードギターは・・・ケンジ氏(白いパンツと帽子がトレードマーク。サングラス装着して常にクールなプレイに専念していました。
ギターは335の赤と茶色いボディカラーを交互に持ち替えていました)
眼鏡姿のキーボードは・・・マリさん(ローランドのJUNO-Diを使用。首にタオルを巻き付け椅子に着席したスタイルで延々と弾いていました)
アコースイック・ギター・・・アキラ氏(白マスクに眼鏡、夏っぽく水色のシャツ、茶色の帽子姿)
そして、歌姫が2人!
コーラスガールは・・・ミチ嬢
ボーカル・・・リナ嬢という布陣だ。


さあ、さてさて前置きが長くなってしまったので、そろそろ本編に突入と参りましょうか!!

1曲目は「ロビンソン」
誰でも聞きおぼえのある、お約束共言える定番の代表曲で盛大なる幕開けだ。
11枚目のシングルで最大のヒット曲。
1995年4月5日に発売された最早下手な説明など不要なほどに超有名シングル。
162万枚を売り上げた。
6枚目のalbum「ハチミツ」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング4位を記録。
憂いのあるイントロやサビでリフレインされる印象的な優しいギターのアルペジオ一発で掴みはオーケー。
このバンド世界へと一挙にオーディエンスを引き込んだ。
脱帽モノだねえ。
しかし、スピッツって華やかな傑作ナンバーが目白押し。
選曲するだけでも嬉しい悲鳴状態なんだろうねえ。
この曲なんかも、文句なしにジャパニーズ・ポップの金字塔だ。
一聴しただけだとシンプルで地味だし、歌詞も不思議な力を感じて意味深い。
正にスルメのような気高い感触なんでしょうよ。
澄んだ凛とした美しい高音の歌声スタイルが最大の肝。
間違いなしに、ノスタルジック感覚とパーフェクトで純粋な響きが込められている。
その証拠に、一斉に最前列へと陣取った観客達が熱心に団扇を振りながら自然と幸せな気分に浸りきっている。

「皆さん、こんにちは!
本日は大変暑い中、足をお運びいただきましてありがとうございます。
私たちのバンドは世代もバラバラではありますが、しっかりと水分を補給しながら全部で6曲をお贈りしたいと思います。
最後まで楽しんでいってください・・・・・・
次の曲は・・・・チェリー」
13作目のシングル。
1996年4月10日に発売。
7枚目のalbum「インディゴ地平線」に収録。
オリコン週間チャートでは4週目にして1位を見事に獲得!
ミリオンセラーを記録。
161,3万枚を売り上げた。
青春時代を思い起こさせてくれる、甘酸っぱく切ない曲調がちょっぴりと切ないイメージ。
いつまでも耳に残る小奇麗な純情ミュージック。
魅力的なコード進行は、あのビートルズ「レット・イット・ビー」Aメロにも使われているね。
誰からも愛される前半の力強いポジティブな明るさと、後半の落ち着いた曲作りバランスが絶妙。
後世に残る偉大なる功績だ。
実は根幹にはロック魂が込められているのですよ。
スピッツ結成時は意外にもあまり売れないパンク・バンドだったのだから・・・・。
よくある話だけどね・・・・。
オリジナルでは男性シンガーのところを、ここでは女性が伸びやかなボーカルで魅了する。
全然違和感のないところが凄い。
スムーズに溶け込んでいるね。
よほど随所にわたって聞き込んでいるのが見え隠れする。
努力の賜物だ。
典型的なハーモニーも、余裕でバッチリ。
文句なしに効果絶大。
難易度強なのに、阿吽の呼吸で溶け込んでいる。


「それではメドレーでいきます。
コマーシャルなどで、今でも人気のある曲で、まずはいろんなアーティストにカヴァーされている・・・・楓」
楓といえば秋を代表する樹木だけど、ここではノープロブレム。
19作目のシングル。
1998年7月7日に発売。
8枚目のalbum「フェイクファー」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング10位を記録。
ここにきて、しっとりとしたザ・バラード攻勢に転じてきた憎い配慮。
今でも色褪せない唯一無二の独特な世界観と存在感を忠実に再現モードだ。
冒頭からなんだか暗いけど、紡ぎ出される歌詞や、一度聞いたら、絶対に忘れられない旋律は、どれだけ時が流れても古臭さを感じさせないのだ。
それでいて安直で浮ついた軽さは皆無。
細部に至るまで計算されつくしたセットリストに酔いしれてみるのも一興かもよ。
ゆっくりとしたテンポで進むため、目を閉じて包み込まれたくなる。
珍しくもピアノが奏でる役割がキーポイント。
そしてアコギが描き出す情景に生命感が注入されているような気がします。
魂が震えるほどだ。
ストレートでタイトなリズムセクションも、淡々としたアレンジを施して彩を添える。
よりコンパクトにまとめ上げられたビートはアーティスィックで癒されるなあ。

続く「青い車」ではカウントのやり直し・・・・
一部で準備に間に合わなかったのかな・・・・!?
気を取り直して・・・・「フォローお願いします((´∀`*))ヶラヶラ」。
通算9作目のシングル。
1994年7月20日に発売。
マニアックなナンバーが飛び出した。
反則技ギリギリの行為は予測不可能。((´∀`*))
5枚目のalbum「空の飛び方」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング27位を記録。
スピッツにとっては、ターニング・ポイントともいえる曲。
ヤバいくらいにミドル・テンポに味がある。
しかし、相変わらず意味深でデンジャラスな影のある歌詞のオンパレード。
一筋縄ではいかないねえ。((´∀`*))
まあ、それもファンにとっては楽しみの一つ。
恐るべしスピッツ。
そこまで考えてのマメシバ・・・・がありとあらゆる趣向を凝らしてチャレンジしている。
その心意気に乾杯だ。
あれだけビッグなスピッツだけど、あまりカヴァー・バンドがいないのも頷ける。
難攻不落なんだもん。
マメシバ・・・は貫禄たっぷりに成功しているではないか。
透明感のあるボーカル、壮大なるギターソロ真骨頂、その背後で動き回るベースにも心躍らされる。
完成度の高い聞きどころが満載。


今度も掟破りな行為に出た。
「スピッツではどの曲が好きですか!?・・・・・・愛のしるし」
1998年3月14日リリース。
パフィー6枚目のシングルとして草野正宗が提供した曲。
スピッツは1999年リリースのスペシャル・album「花鳥風月」に収録。
奥田民生からの依頼で実現したというビックリな曰く付き。(奥田民生プロデュース)
夢のコラボレーションで、当時は話題騒然だった。
ちゃんと一癖あるパフィー・テイストが散りばめられているんだから、改めて草野氏の天才的な閃きには敬服する次第。
マメシバ・・・の歌姫たちも、嬉々としてライトなノリでこれを高らかに披露。
チャーミングな振り付けと満面のスマイルまでをも提供。
軽快な行進風の親玉ドラミング、フラフラと風任せで、大袈裟に茶化すお気楽な脱力感が伴っている。
間奏のギター・ソロは鋭くロック要素あり。
ワウペダルなんかもグワングワンとエモーショナルにうねりまくる。


アッという間にラストだ。
スティック・カウントから・・・・「不死身のヴィーナス」
ここでもイントロから伝家の宝刀ワウペダルが、これでもかあというほどに唸りをあげる。
1994年9月21日リリースの通算5作目オリジナル・album「空の飛び方」6曲目に収録。
ちなみにシングルカットはされていません。
認知度は低いけど、破壊力ある生粋のロックモードしていて痛快。
勢いがよく疾走感が抜群故にフィニッシュを飾るには最適。
ライブならではの醍醐味だね。
これだからやめられない。
会場全体が一体化して、ウキウキと賑やかにごった返している。
バックのミュージシャン達もベテランの味わいを醸し出しつつもいい仕事をしていますよ。
決して派手ではないけれども、しっかりとフロントのシンガーレディ達をフューチャーしています。
でも主張するところではガッツリといっちゃってます。
そのタイミングが周囲を凌駕していて、すこぶるかっこいい!!
エンディングでは腕をグルグルと回転させてジャンプ一発!!


「ありがとうございました!
マメシバ・セカンド・ステップでした。
また会いましょう!!」
ステージには熱気の余韻と共に心地よい風が吹き抜けていきました・・・・。
今後の展開に早くも要注目。

****本当にお疲れさまでした。
ヤチヨさんがボーカルのリナ嬢にインタビュー。
「バンドの名刺を作ったそうで、ここに60枚あるそうですよ」
リナ嬢がそれを高々と掲げる。
「この会場全員分の枚数は用意していませんか!?((´∀`*))」
慌てて手を横に振るリナ嬢。
苦笑い・・・・
あ、そんなにはないそうです!!
でもバンドのメンバー達には気軽のお声がけくださいね」****














































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VOL,202 小樽浅草橋オールディズナイト20(MIRAGE編)

2023-07-29 10:59:08 | Live Set List
3, 12:40~13:05「MIRAGE」

会場無しに流れているご機嫌な曲はTOTO「ホールド・ザ・ライン」

さてさて、3バンド目は札幌からのT-スクエアカバーバンドで5人組。
バンド名も偉大なるT-スクエアの「EL MIRAGE 」から命名。

それまでの流れをガラッと雰囲気変えてオール・インストウルメンタルバンド。

こちらは正真正銘、正統派のJフュージョン・バンド。
ずっと以前からバンドの存在は知っていたんだけど、何故だか縁がなく中々見ることができなかったんだけど、最近は一気に対バンの機会を得てちょくちょく拝見させてもらっているよ。
実は何年も前からあちこちのイベントでSTAはこのバンドと度々対バンだったにも関わらず、土日開催ゆえに曜日違いですれ違ってばかりだったのだ。
でも去年の4月3日(日)ゴールドストーン「フレンズ・ライブ」で遂に生体験が叶った次第さ!!
といっても、ほとんどのメンバーは他のバンドで以前からの顔見知り。
(ご一緒するのは、去年の8月28日、日曜日ここ小樽北運河サウンドエナジー以来だ)

この日も序盤での出演なんてもったいないくらいの、高水準なテクニックを披露してくれました(この日の出演バンドはどこも上手かったけどね!)。

観客席からも、その火花散るテクニカルなプレイの連発に、感嘆の声が漏れ聞こえてくるほど。


こんな凄腕のバンドが、まだまだここ北海道には、うじゃうじゃといるのでしょ。

ひじょうに心強い限りだ。

眼前で繰り広げられた、すさまじいばかりの圧倒的なインプロヴィゼーション。
あまりにも印象が強烈だったので、今でもハッキリと脳裏に焼き付いております。

はい、超久しぶりに会った人もいて懐かしいなあ・・・。

メンバーは、
アルトサックス&EWIにフミヤス君。
ギターは眼鏡姿の石やん(フェンダーのストラトキャスター。ピックアップはこだわりのSSH。渋いブルーのボディカラー。ローズ指板。ワイヤレスを使用。ヨット、カモメ、ヤシの木白シャツが渋い!)。
ベースはアミちゃん(ジャズベースシェイプのFGNを使用。青ボディカラーにメープル指板5弦仕様。石やんとお揃いのカラーは偶然ではないでしょうよ。
バランスセンスがナイス!サングラスとジーンズが爽やか過ぎる)。
ドラムにアキちゃん(メンバー中、唯一麦わら帽子を着用。白マスクと首には手ぬぐい姿で自己主張!)。
そしてキーボードは紅一点のハルちゃん。
黒いワンピースがとってもチャーミングでお似合いさ。
人気絶頂であちこちから、いつでも引っ張りだこの彼女。
この日も愛器ローランド06とスタンド共にかわいらしい白で統一。
これがとてもステージ映えしていた。

どうです!
皆さんも彼らのプレイは、絶対にどこかしらで見たことがあるはず。
そのぐらいにあちこちでアグレッシブに活躍しているミュージシャンばかりです。
特にアミちゃんは
ミキミキちゃん率いるDEAR FRIENDS、40高中、マジックカプセル、他にも膨大なプロジェクトに所属している男だ。
いつでもどこでも熱い注目を浴びているのだ。
この日も相変わらずの超絶技巧なプレイを、クールにこなしまくっていたよ。
石やんも、才色兼備のモデル並みな女性シンガーをフューチャーしたバンドを率いて、近年はすこぶる気を吐いている。
人脈も豊富なナイスガイ・アキちゃんもジャンルの壁を軽く超越して、方々でスティックを振り回しながら叩きまくっているよん。
ハルちゃんについては、もはや野暮な説明なんて皆無。
数えきれないくらいに、対バンを組んできた仲です。

さてさて、長い前置きはそろそろ終わりにして、さっそくライブレポートに突入だ。
サウンドチェックもほどほどに済ませてのスタート!

時間はそうとうに巻きの状態だけに、リラックスモード全開さ。
ちなみにせっかくだから、以前のライブレポートも交えてお送りしたいと思います。
その時とは大幅にセットリストを変えてきたものでね。
したたかなるバンドめ。
一体全体、どれほどの引き出しを隠し持っているのやら。
それでは、よろしくね!!

司会進行役のヤチヨさんがアナウンス。
「次に登場のバンドは6年前に結成されたそうです。
今日は3年ぶり、2度目の出演。
全曲がT-SQUARE。
それでは大いに盛り上がってもらいましょう!」


「こんにちは!ミラージュです。」
オープニングから、いきなりポップな長調の「愛しのうなじ」
悩ましくそそるようなタイトル。
惜しげもなく大人の色気とハイクオリティなテンションを堪能させてくれる、久米大作氏の作品。
1984年12月1日リリースの9作目アルバム「スターズ&ザ・ムーン」に収録。
イントロでEWIがトラブって音切れしちゃったけれど、そこは余裕でニコヤカに軽くクリア。
それはいぶし銀のギター・ソロでも同様。
後半でのテンポダウン効果がこれまた効果絶大。
「多少は地味に聞こえるけれども、噛めば噛むほどに味の出てくる」とは後にメンバーとなる河野啓三氏によるコメント。
まさにトロピカルなイメージソング・・・・真骨頂。
カラッと晴れ渡る眩しいくらいな青空が、誰の目にも浮かんできたはずさ。
ああ・・・・・そうこうしているうちに益々と晴れ渡ってきたよ!!
この後にプレイされる曲がどれもが真夏のイメージ狙い。
心憎い配慮に乾杯!!
これ一発で、掴みはオーケーなあんばいでしょう。


「ダンデライオン・ヒル」
1992年4月22日リリース17枚目のアルバム「インプレッシヴ」に収録。
和泉宏隆の代表作。
突如としてイントロから繰り出されるキーボード、ベースなどによるアンサンブルがいやが上にも興奮を煽るよ。
EWIとギターによる延々のユニゾンも目を引く。
バッキングのハイハット中心に進行するドラムの繊細な刻み。
パーカッシブなベースによりサムピック奏法。
全体を神々しく包み込むシンセの荘厳なる調べが、言葉に言い表せないほど美しい。
ベースとキーボードによるソロバトルは、唖然とするほどのまとまり方だ。
これってちょっと練習した程度では成し得ないレベル。
阿吽の呼吸で一致団結の賜物。
引き締め役のアキくんによるドラミングが、中々にいい仕事をしていますなあ。
ビシバシと叩き込むスティックワークには、聞き惚れてしまうほどだ。
紡ぎ出されるEWIの音色も気合の入り方が半端ない。
早くもテンションがマックスに達した。
印象的な驚愕の旋律に心を奪われてしまう。
琴線振るわせっぱなし。
コンパクトな仕上がり度合いが抜群過ぎて憎い限りだ。

「こんにちは、改めまして、ミラージュです。
T-SQUAREのカヴァーバンドです。
今日は天気が良いですね。
本当に幸せです。
次は今時期にピッタリな曲で‥‥夏の蜃気楼!!(((´∀`*))」
1994年4月21日リリースの19作目アルバム「夏の惑星」に収録。
どことなく懐かしい響きを伴うチューン。
出だしのコーラスは山下達郎に影響を受けて発案されたもの。
キラキラと、ときめいてきちゃうぞ。
でも、やっぱり何と言ってもEWIが看板スターだよね。
この楽器が前面にフューチャーされた時には衝撃を受けたものだ。
これで音楽界、楽器界に一大革命が吹き荒れた。
見栄えも音も十分すぎるくらいに未来型で斬新。
石やんの滑らかにフレットボード上を駆け抜けるフィンガリングは札幌フュージョン界屈指の宝だ。
お約束の音色に、皆さんも存分に酔いしれてくださいな。
アミさんの神業とも言えるチョッパー連発も相変わらず切れ味鋭いなあ。
ハルちゃんの優しくも引き締まった鍵盤によるメロディも嫌味がなくて素晴らしい。
アキちゃんがはじき出はじき出すビシバシとパーカッシブなアタック感満点なバッキングも、鋭いアンサンブルを構築していて、どこに耳や目を向けていいのやら迷っちゃうよ・・・・あれ、変な解説だなあ…(-_-;)


「MEGALITH」
1991年3月21日リリースの16枚目アルバム「NEW-S」1曲目に収録。
当時、新加入した本田雅人による派手な作品。
これをアクロバティックと呼ばずに、何をアクロバティックと呼ぶのか?
新生T-SQUREを告げるメカニカルな誇り高きミュージック。
クオリティは一級品だと保証します。
中間部分での高速ユニゾンによるインタープレイでは、息つく暇さえも与えてくれないほどの恐ろしい演奏を突き付けてきた。
唖然だ・・・・。
これってカシオペアから受けた多大なる影響が如実に表れた結果なんだそうだ。
それを知ったら納得。
会場全体が滅茶苦茶に乗り出したシーンをしっかりと目撃したぞ。


怒涛の大長編メドレー7連発!!!
「TRUTH」をぶちかましてきた。
情け容赦なき攻防のセレクション。
日本人ならば誰でも耳に馴染みのある究極の至宝。
1987年4月1日リリースの同名タイトルのアルバムに収録。
1991年にシングルカットされた。
いきなりの掟破り反則技一撃が飛び出した。
もうこれ一発でオーディエンスはノックアウト状態さ。
それにしても、なんという贅沢なるひと時であろうか。
目が点状態。
タイトルやバンド名を知らなくても、メロディーは一緒に口ずさめるね。
それも無意識のうちに。
しかも、脳裏には「F1グランプリ」の爆走シーンがハッキリと浮かんでくる。
そのくらいに認知度が高いのだ。
フュージョン、ジャズファンはもとより幅広い若者世代の層から支持を受けた。
長年にわたり必ずTースクエアのステージで演奏されてきた。
欲を言えば効果としてエンジン音も演出してほしいくらいだ。
あまりにも贅沢かな!?
それにしてもパーフェクトすぎるスリリングなアレンジの妙。
まさにジャパニーズ・フュージョンのお手本のようだ。
雰囲気もバッチリ!
更にロマンティックなミラージュ・ワールドへと引き込まれてしまった。


「ALL・ABOUT・YOU」
1984年リリース8枚目のアルバム「アドベンチャーズ」に収録(スケールの大きなコンセプトアルバムでもある)。
安藤まさひろ作曲。
アルバム名のように細部にわたって凝りまくりで「冒険」しています。
BGM用に聞いたら天罰がくだるぞ!!((´∀`*))
もはやジャズだの、フュージョンだのと狭い括りに例えるレベルのジャンルではない。
ヘヴィーなベース、パワフルなドラミング、繊細なピッキングで追随するギター、あたたかな彩を添えるキーボード、貫禄十分なEWI。
もう観客たちの視線は、旋風吹き荒れる彼らの一挙手一投足に釘付け。
良い意味での金縛り状態。


「脚線美の誘惑」
これまた1曲目に負けず劣らずの、セクシーなタイトルだ。
1982年11月21日リリースの6作目、同名アルバムに収録。
安藤まさひろ作。
ちなみにギタリストの石やんとSTAマサは「まさひろ」と言います((´∀`*))
情け容赦なき華やかなリスペクト・サウンドで、一気に攻め立ててくるなあ。
よしよしだ。
あまりにも悩殺モードに誘惑されて、快感に溺れるというのも一興の戯れだ・・・。
でもチラッとシリアスな面ものぞかせるところが、ツワモノ軍団のスタイル。
リズムセクションがガッチリとボトムを支え続けて、そこに包む混むようなキーボード官能の調べとEWIによる甘い響きが新鮮。
鋭く切り込んでくる、トレブルーなトーンの石やんのフレーズも絶好調。


「ハンク&クリフ」
1983ネンリリースのアルバム「うち水にレインボウ」に収録。
中期スクエアの素晴らしき中堅代表曲。
ずっしりと説得力のある重量感溢れる貫禄のナンバー。
ビンビンにアミちゃんのチョッパーの一音一音が付き刺さってくる。
これでも彼にすればやや抑え気味。
石川くんの正確無比なるコードカッティングも有無を言わせないほどに冴え渡る。
タイトルは伝説の「ハンク・マーヴィン」「クリフ・リチャード」からとったと思っていましたが、犬の名前説もあり・・・・。
タイトル付けには、あのユーミンもアイデア出しをしているそうで謎は深まるばかり・・・・。
メインのリフに乗って、ここでも誰もが憧れを抱く各メンバーのとっても心地よい、それでいてインパクトてんこ盛りな好感を持てるソロが満喫できますよ。


まだまだ続く怒涛のメドレーラッシュ!
「アルカディア」
1989年3月21日リリースの14枚目アルバム「WAVE 」に収録。
T-スクエアと改名後初のアルバム。(スクエアという同名バンドがすでに存在していたため)
「TRUTH 」を彷彿させるロック調の曲。
アキちゃんのグルーヴィーなるドラミングは、いつ聞いても目から鱗だよ。
煌びやかで華麗に舞うがごとく、ハルちゃんの流麗なる威風堂々たる鍵盤さばきよ。
スティーブ・ルカサー並みな速弾きとアーミングを交えた攻撃的ギターソロや、キーボードソロも文句なしに素敵で胸ときめくほどにかっこよすぎ!!


間髪入れずに、
しかしよくもまあ、これだけの入り組んだ構成を把握しているもんだ、とただただ感嘆していると、いつのまにか次の曲へとなだれ込んでいる。
ダメ押しの「オーメンズ・オブ・ラブ」で、とどめを刺す。
1985年6月21日にリリースした12インチ・シングル。
同年4月1日にリリースされた10作目アルバム「R・E・S・O・R・T 」の1曲目に収録。
長く愛される吹奏楽編成やエレクトーン向きの定番曲。
ちょっとそれまでとは異質なニュアンスを免れない構成だけど、これがまた心底グッとくるではないか。
各メンバーの自己アピールする度合いも、程よきバランス感覚。
サウンド構築美意識の披露具合が絶妙だね。
まるで吹奏楽のために制作されたと勘違いされちゃうのもうなずける。
そのくらいによくできたスケールのでっかい作品だ。


MCは意外にもハルちゃんが巧みにこなす。
前もってアミちゃんから「軽妙洒脱なトークもお楽しみに。よろしく!」と予告されていたんだけど、それ以上に癒しの語りにやられちゃったさ。
「マジックカプセル」でのコミカルな口調も、ユニークでお気に入りなんだけどね((´∀`*))
「本格的に夏めいてきましたね~!
青い空とお酒、最高です。
・・・・ハロー・グッバイ!」
1983年5月21日リリースの7作目アルバム「うち水にレインボウ」の1曲目に収録。
もちろん、あのザ・ビートルズ永遠の傑作。
アルト・サックスとEWIを曲ごとに持ち替えてバリエーションをグイグイと膨らませていく。
原曲のテイストを損なうことなく、大胆不敵なる改革を加えている。
これって、ボウっとしていると全くと言っていいほどにカバーだと気づかないよ。
タイトかつ緻密な陶酔のアレンジに痺れるよ。

再びハルちゃんによるMC。
やはり面白い言葉選びに自然とニンマリだなあ。
彼女の優しい人柄がうかがえます。
そしてバンド内の仲の良さがこちらサイドにまでも、じんわりと伝わってきて微笑ましい。
「メンバー紹介をします。
我らがミラージュのビッグボス、アミさん。
ドラム番長、アキちゃん。
正確無比なるギタリスト、石ちゃん。
キラキラなおメメに吸い込まれそうなフミヤスくん。
そして私は温泉マニアのハルコです!!

それでは、早いものでもう私たち最後の曲です。
・・・・最後の曲はサニー・サイド・クルーズ」
1995年5月21日リリースの20枚目アルバム「ウエルカム・トウ・ザ・ローズ・ガーデン」に収録。
ベーシスト須藤満による作曲。
当然極めつけともいえる、ベースソロも豪快に盛り込まれているよ。
会場全体を凌駕したことは言うまでもない。
ピアノに絡む音つくりや、音に対する粒立ちが一筋縄ではいかない。
振り幅の広いアミちゃんのチョッパーは別格。
センターフロントを陣取って、ハイパーEWIを軽やかに吹き込むフミヤスくんは常に笑顔を絶やさずにプレイ。
でもやっていることって簡単ではない。
彼を見ていると楽そうに見えるんだよね。
そう思うんならば実際、あなたもやってみたらいいさ。
後悔するから((´∀`*))。
締めくくりとしては申し分なき決定版。
力強いスネアのよる連打炸裂。
そこから次々と覆いかぶさるように追随してくる猛者たち。
レッドゾーン振り切れ寸前。
余力を振り絞っての熱演。
曲者ら全員が汗だくなんだけど、不敵さは絶えない。
あらら・・・・?どこからか現れたおじさんがシャボン玉を次々と飛ばしてステージに彩を添えてくれる。
フワフワと漂う数多くの綺麗なシャボン玉を見ていると、童心に戻っってしまうね。
ラストにふさわしき全員が火花散るほどのせめぎ合い。
瞬き厳禁。
完全燃焼!
会場全体が一体となってのダンス大会。
気分も高揚。
お祭り騒ぎ。
ライブならではの醍醐味だね。
だからこそ、やめられないライブイベント出演。
満足感に満たされた表情で「ありがとうございました、ミラージュでした!!」
と大団円を告げる。

フィナーレを迎えたミラージュは、達成感に満たされて誇らしげで満足そう。
観客席のあちこちからは当然「凄い!!」の声が漏れ聞こえてきた。
それも致し方ないだろうね。
正直な感想なんだもん。

エキサイトしたヤチヨ嬢も声高らかに賞賛の言葉を絶えず贈る。
そして、この場をお借りして膨大なるスポンサー名を読み上げる。

****この勢いの熱量そのままにお次も負けてはいられません。
これまた異色のカヴァー・バンドが参上しますよ!!

追記:このライブレポートが想像以上の方々が読んでいてくれているようでうれしいよ。
会う人、会う人が賞賛してくれる。
とても励みになります。
たまに辛辣な意見もいただきますが・・・・(-_-;)
それらも全部ひっくるめて今後の参考とさせていただきます。
さ、次にいってみよう!!****
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元ポコ、イーグルスのメンバー、ランディ・マイズナー死去…

2023-07-28 17:21:15 | free form space
あゝ…ランディ・マイズナーよ、
ショックだあ。
とても、悲しい…。

アメリカを代表する国民的バンド、ポコとイーグルス創設期のベーシスト。
数々の伝説的な名演を残した。
「呪われた夜」「ホテルカリフォルニア」の独創的なカッコいいベースLINEを聞いてくださいよ。

ランディマイズナーはベーシストとしても超一流だったけど、コンポーザーとしても、ボーカリストとしても才能を発揮していた。

何たってランディ作品のイーグルス初ミリオンヒット「テイク・イット・トウ・ザ・リミット」は、彼のファーストソロでもセルフカバーするくらいに永遠の傑作ナンバーだもんね。
何度聞いても切なく泣ける。

イーグルスは札幌ドーム公演が実現したけど、もちろんランディの姿はなかった…

でも、1981年の5月は忘れられない。
同じ時にジョーウォルシュとランディマイズナーは東京公演中だった。
俺は仕事柄、運良くこの2人と遭遇できた。
ジョーは武道館ライブ。
元ジェームズギャングで、この頃はイーグルスのメンバー。
俺は裏方としてステージ上手に陣取り、かなりロックしているジョーを間近で見ていた。
ラストは意外にも「ゲットバック」だった!

で、ランディは日本青年館。
残念ながらコンサートは見れなかったけど、何とランディマイズナーバンドは俺が勤務する会社のスタジオでリハーサルをしていた。
早々に外へ出てきたランディ。
傍らには美女が寄り添う。
俺もトラックの横に待機していたら、ランディが俺の真横にきた!
日差しが眩しいらしく、終始目を細めた笑顔で片手には缶ビールを持っている。
この指でイーグルスのベースを弾いていたのかあ…と俺はチラチラ見ていた…!
ランディのTシャツから張り出たお腹はタヌキみたいだったけど、あの青年のような顔は全く変わっていなかった。
ランディそのもの。
お腹とのギャップは強烈だったけど。
結局、この来日公演は酔っ払っていて不評だったらしい。

でも若々しいルックスとクリアな歌声と安定感抜群なベースは、いつまでも語り継がれていくのだ!
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シンニード・オコナーが若くして死去…( i _ i )

2023-07-28 13:59:30 | free form space
アイルランド出身のシンガー、シンニード・オコナーを偲んで…。
才色兼備とは彼女の事だろう。
このアルバムもプリンスのカバー曲も世界中で爆発的に大ヒットした。
「愛の哀しみ」
心に染み入る歌声。
プロモビデオも絶品。
何度聞いても感動に打ち震える。
スキンヘッドと意思の強そうな美しい顔立ち。
実際、音楽以外に、過激な発言や行動を繰り返して絶えず物議を醸していた。

児童虐待、女性の権利、人種差別、宗教に至るまでガンガンと思いの丈を込めてメッセージを送り続けた。
よく音楽雑誌でそれらの事柄が取り上げられていたなあ。

特にインパクトがあったのは、あの有名なボブディランのトリビュートコンサートだ!
伝説的なミュージシャン達が次々と出演してディランの曲をプレイする中、シンニードが登場した途端にブーイングの嵐が収まらない。
シンニードは意を決し「WAR」をアカペラで熱唱して舞台の袖へ。
そこに待機していた司会進行役クリス・クリストファーソンの胸でドッと泣き崩れていた。
プロテストソングなども歌っていたカリスマのディランを賞賛するオーディエンスの矛盾反応。
あれは話題騒然だった…!
それ以降は、シンニードの名前を聞く頻度が減少したような気がする。

絶対に彼女のデビューは早過ぎた!
あの頃は、まだまだ女性の立場が窮屈な時代だった。
今ならば当たり前にシンニードのような女性たちがヒロインとして賞賛されて活躍しているのに。
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VOL,202 小樽浅草橋オールディズナイト20(PRINCESS OF KANNA編)

2023-07-27 19:10:20 | Live Set List
会場内にはバンド入れ替えスタンバイの時間を利用してヤチヨ嬢からアナウンスが流れています。
「アルコールの販売はありませんが、ソフトドリンクは販売しております。
尚、会場内は禁煙であります。
尚、本日の出演16バンド中、7つが初登場ですよ!」

BGMはスタイルカウンシル「シャウト・トウ・ザ・トップ」
ウイルソン・ピケット「ダンス天国」などで常に盛り上がっているよ・・・・。

ちなみに、ステージ上に備え付けの機材は・・・・
パールのドラムセット(小豆色のシェル)
ギターアンプはマーシャルJCM。
ロングセラーのローランドJC-120
キーボード・アンプもアコギ用のアンプもJC。
ベースアンプはハートキー・システムスXLシリーズ。410&115ベース・モジュール。

そして、ステージはお馴染みのトラック荷台。
床が「グワングワン」と微妙にウネっていたよ・・・・。

さあ、セカンド・アクトはこれまた初出演のあのバンド。
ジャンルも、ガラッと変わるよ。

2、12:05~12:30
PRINCESS OF KANNA
略して「P・O・K」
男女混合の5人編成。
司会進行役のヤチヨさんが盛大なるアナウンスで大絶賛。
「暑いですねえ・・・
日焼け要注意ですよ。
お次に控えしバンド、力強いサウンド展開で凄い楽しみですよ。
興味津々のジャンルはジャンルダルクのカバー。
ジャパニーズ・ビジュアル系バンド。
これからもドンドンと活躍の場を広めていきたいそうです。
応援のほどよろしくお願いいたします!」


比較的、平均年齢が若いメンバーを紹介します。

フロントセンターに位置するバンドの顔は・・・ボーカルのカンナ姫(バンド名の由来でもある)

ギター&コーラスは・・・NAJI(オレンジのボディカラー・ストラトを使用。メイプル指板)

ベース&コーラス・・・YU-KI,N
5弦のシェクターを使用。
グッと渋い茶色のボディカラー。
マサはずっとアイバニーズだと思っていたけど、サッサがこっそりとメーカーを教えてくれた。
ベース弦をカラー・ストリングでセットしている。
見た目が虹のようで非常にカラフル。
そりゃあ、そうだろうね。
目立った者勝ちの世界さ。
けっこう、このセット弦は高いはず。
まだ今でも、市販されているんだね。
たしか35年くらい前、商品化されたように記憶している。
特筆すべき点は、ヘッドセットマイクも使用していること。
マサと同じ、ベースとボーカルの2つワイヤレス仕様。
やる気満々の拘り具合がグッド!

ドラマーは・・・アツシ(「1タム仕様)

キーボード・・・チズル嬢(ローランドを使用)

はい、皆さん、もうお気づきでしょう。
ベースのユーキはこの後に出演するラルクアンシェルのカバーバンド、ショックスのメンバー。
彼が満を持して結成したバンドの初お披露目なんだそうですよ。
マサもそれは直前にコバちゃんから聞いたさ。
だからボーカルのトミー以外が早々に会場入りして中央席で応援していたよ。

さてさて、それでは前置きが大変長くなりました。
期待感にワクワクときめきながら観戦と参りましょうか。

オープニングはドラマティックなSEが流れる中、はじまった。
このような効果音や打ち込みは全てベースのユーキが担当。
彼は意外にもカンサスなどのプログレッシブ・ロック・フリークなんだとか(コバちゃん談)
だから、この手の凝ったサウンドなんかはお手のもの。
ちょっとキーボードの音が大きいかな・・・。
ボーカルもビックリしていた。
多分、ステージ上では、わからないのかも・・・!?
「飢えた太陽」
16作目のシングル。
album「シングルス」に収録。
2003年8月20日発売。
オリコン週間チャートでは最高7位を記録。
数あるジャンヌの名曲中、一際格好良さが目立つ楽曲。
これをトップにもってきたのは正解。
狙いはずばり的中だ。
異国情緒漂うキーボードのストリングスが、疾走感ある研ぎ澄まされたメタリックな曲調にベストマッチ。
ボーカル・パート以外も1秒でさえ気を緩めることが許されないほどのテンション・マックス状態。
縦揺れの音楽性が抜きんでているけれども、セクシャルな歌詞にも注目。
ジャンヌ王道作の共通する彼らのポリシーだけを抽出したかのような傑作。
こんなジャンルも余裕でモノにしてしまうセンスは圧巻で脱帽だ。
掴みはバッチリとオーケー!

MCはベースのユーキが兼任。
「今年結成したプリンセス・オブ・カンナです。
まだ2回目のライブなのでチグハグです・・・(-_-;)
なんせドラマーが1回目ライブでコロナに感染したために、私がドラムを叩いたんだから・・・。
でもこのような環境でプレイしていると、やっぱり夏がきたって感じですね。
後で私はショックスでも出演をしますが、本当に今日は晴れて良かったですよ。
それでは次の曲・・・・・知らない方もいるかと思います。
エネルギッシュに・・・・ふりい」
あれ!!??・・・・これってシンガーソングライター阿部真央のデビューアルバムでありそこの1曲目に収録されていたナンバーでしょう。
多分、カンナ姫のリクエストなのかな!?
2008年8月にリリースされたシングル。
何事にも、全て自由を謳歌するということが重要なるテーマソング。
爽快でポジティブなポップ・チューン。
元気いっぱいキャッチーに明るくはじけまくっての猛攻。
ワイルドなレディース・ロックンロール・テイスト溢れるメロディアスで重低音の効いたグルーブ感がたまりませんなあ・・・・。
ちょっぴりとデンジャラスな衝撃がこれまた魅力的。
持ちうる限りのパワーを注入するカンナ姫も好感度高い。
雰囲気のある表現力も裏切らない。
声の表情もクルクルと変幻自在で度肝を抜く。
ドスの籠ったストレートなパンチをぶちかましたかと思えば、無邪気に誘いかける様な色香を振りまく。

「ヴォーカルはシャイなのでMCが苦手なんだそうです。
ちょっと顔が赤いのは酒が入っているからなんだねえ((´∀`*))
残りの2曲・・・さらっとやってみようと思います・・・・・静かな曲で
・・・・DOLLS」
再び伝説的カリスマのジャンヌダルク。
19作目のシングル。
王道の人気パワーバラード降臨。
album「アルカディア」に収録。
2004年5月19日にリリース。
オリコン週間チャートでは最高ランキング7位を記録。
切なく寂し気な別れの歌。
イントロで奏でるギター音色や難攻不落なサビが、聞けば聞くほどジワリと心に響き渡って染み入る。
スローなテンポから徐々にミディアムへと勢いに乗って転調する。
綺麗なハイトーン・コーラスも絶妙で指折りの完成度。
実は歌いづらいのですよ。
荘厳に重なっていくバッキングもいい仕事しているなあ。
それまでのド派手なドラミングから一転、目いっぱい後ノリに控えめなスネアのショットが肝だったりする。
それまでの曲調とガラッと毛色を変えるところが憎い配慮。
硬軟織り交ぜたセットリストの流れがよく練り込まれていてナイス。


「WING」
2005年1月19日リリースのシングル。
23作目。
album「ジョーカー」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング2位を記録。
明らかにポップ色を濃厚に意識した隠れた名曲。
漲るスピードに満ち溢れたご機嫌極まりないクールなビートがたまりませんなあ。
ここでもコーラスが冴えている。
轟くアンサンブルに鍵盤のヒット・アクセントもシュール過ぎる。
でも歌詞はショッキングでネガティブな内容。
その違和感が面白い狙いなんだそう。
したたかなバンドだねえ。
すでにハイライトに突入したような錯覚を覚えるほど震えが止まらない。
カモメたちも真っ青な上空を優雅に飛び交っているよ(たまに糞を落としてくるから油断大敵だけどね…(-_-;)

ラスト・・・・ボーカルがちょっとズレちゃったけどそこのところはサラッと苦笑いでスルーだ。((´∀`*))
「KISS ME」
18作目のシングル。
album「アルカディア」に収録。
2004年4月7日リリース。
オリコン週間チャートでは最高ランキング5位を記録。
アップテンポのせめぎ合いで、極めつけに強烈な素晴らしいとどめを刺す。
大砲のようなツーバスも迫力満点に全開。
歌うようなギター・フレーズの存在感&解放感も抜群に印象的。
ダイナミックな隠し玉が満を持して炸裂。
余談だけど、サビのラインが80年代のアメリカンハード・ロックバンド「ポイズン」の「フォーリン・エンジェル」に似ているような失恋ソング・・・・。
病みつきになること請け合いさ。
熱狂したオーディエンス達もステージ最前列の踊り場に駆け寄ってきてコール&レスポンスを繰り広げだした。
やっぱり、こうでなきゃあねえ。

アッという間に終演だ。

このバンドは、今後ますますの躍進に期待大。
新たなホープ誕生の瞬間を目撃したあなたたちは、もしかしたら超ラッキーなのかもしれないよ!!
暗く沈みきってしまった世の中の憂さも、一気に吹き飛ばしての活性化を図ろうぜ!!。

興奮を抑えきれないヤチヨさんがマイクを手にアナウンス。
「わあ!かっこいい。
素敵ですよ。
一人一人のキャラクターがたっているんですよねえ。
ボーカルがお嬢様で、バックはお付き人・・・と呼ぶのですか((´∀`*))
曲も覚えやすくて、面白い。
お疲れさまでした!!

ここでお知らせがあります。
コロナで中々叶わなかった潮祭りが来週、こちらの会場で通常開催されます。
是非、ご来場のほど、よろしくお願いいたします!!」








































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stanley clarke

2023-07-27 13:47:37 | free form space
1960年代後半からロックというジャンルも、より複雑に枝分かれしてきて、○○○ロック!と肩書き付けてバンドを選別するようになってきたのです。
そして70年代を迎えると、今度はロック以外のジャンル…ジャズ、クラシック、ソウルなどの音楽とも互いに接近、合体、合流などをしはじめてアメーバのごとく、より複雑に反応。
刺激を繰り返しながら現在も新たな音楽を楽しませてくれています。
そんな中から誕生したものにクロスオーバーなるジャンルもありましたね。
ロック、ジャズ、ソウルをスタジオミュージシャンらが中心となって生み出したひじょうに高度なテクニックを要する音楽。
それが市民権を得て、更に発展していったのがフュージョン。
それまでよほどのマニアしか注目していなかったスタジオミュージシャンらにスポットが当たるキッカケにもなったし、新たなスターも輩出されました。
他のパートと比較しても、地味なイメージだったベースもチョッパー奏法なる強力なる武器をフューチャーしてソロではやんやの喝采を浴びるほどに。
ざっと挙げてみても、
唯一無二の存在ジャコパストリア、雷鳴轟くルイスジョンソン、いぶし銀ゴードンエドワーズなどなど。
日本でも数多くのバンドやミュージシャンが人気を博します。

私の後輩が当時一枚のLPを貸してくれました
「ムラカミさん、ベース弾くんだから、これ絶対にオススメ!」
「何!?スタンリークラーク?スクールディズ?知らないなあ…」
で、一応聞いてみたんだけど、よくわからなかったんだよねー…BGM的に聞き流していた。
後輩が「どうですか?」
「うーむ…」「ベース凄いでしょ?!」もう一度、今度はじっくりと聞いてみた!
あーああ!それまでギターソロだと思っていたのが、実はベースだった!これにはビックリ!
しかも超絶速弾きを縦横無尽に繰り出していて、思わず唖然としてしまった。
和音弾き、重ね録音、ピッコロベース、ボイスモジュレーターによる演奏などをまんべんなく収録。
音色も個性的で、これは練習して体得できる範疇を軽く超越してる!(大体にして手がデカイ!)
とにかく今まで聞いた事のないベースの世界が、ギッシリと詰まっていてショックの連続。
スタンリークラークでアレンビックなるメーカーを知ったのですが、値段をみて即購入を諦めました(T ^ T)。
まあ、そこから一気にスタンリークラークにハマりまくり、今もフェバリットベーシストの一人です。
元々はリターントウフォーエバーのメンバーとして頭角を現した人だけに、テクニックはもとより人脈も豊富。
おかげでスタンリーつながりで、私はスティーブガット、ジョージデューク など凄腕職人のミュージシャン達を知ることになるのです。
とにかくアルバム参加ミュージシャンのクレジットがどれも凄い!
ジャズ界にとどまらず、ロックからもジェフベック、サンタナ、カーマインアピスなどがゲスト参加しています。
ジョージデューク とのプロジェクトも3枚制作。
映画サントラ盤制作。
ストーンズのメンバーらとツアーに出たり、夢のような一流ミュージシャンらとバンド結成と、今もアクティブに活動中。
後日知ったのですが、私の山奥の故郷にもコンサートに来たことがあったらしいです。
信じられないことだ。
ちなみにシカゴの元ドラマー、トリスインボーデンも参加したアルバムがあります!
何はともあれ、スタンリークラークの最高傑作は「スクールディズ」だと思います。グッとベースワールドの視界を広げてくれたアルバム。


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ホワイトスネイクと初遭遇❣️

2023-07-27 13:17:43 | free form space
先週の話の続き!
実家で釣り用の餌にミミズを探していた時。
廃材をめくったら、いきなり小さな蛇がいて錯乱した事件!
あの日はしばらく、しどろもどろで写真は撮れず、デカいミミズサイズの茶色蛇だったとここに書いた。
でも、よくよく冷静になって考えてみたら、あれはクリーム色だった。
何たって今でも鮮明にトグロ巻いた姿が目に焼き付いている。
つまりあれは白蛇さん!
ホワイトスネイクだ!😎
初めて見た‼️
実家ではよく青大将は見たけど、黒や緑色や焦茶だった。
白蛇は守神。
母がデカい白蛇が家にいる、とよく話していた。
両親が他界してからは、とんと忘れていた。
あのチビ蛇はまだ生まれたてみたいだから、これから長年にわたってお世話になりそうだ!
これで俺も安泰だね。
あそこらは蛇の食べ物にも全く困らないし。
でも、蛇には申し訳ないけど、やはり理屈抜きに苦手だなあ…😖
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我が1人娘が帰省するらしい

2023-07-27 12:49:20 | free form space
我が一人娘、憧れの東京は六本木勤務をエンジョイしている模様。
毎日が夢の世界らしい。
仕事以外にも観光地へのドライブ、コンサート、食事にショッピングと聞いてるこちらが疲れてくる。

でも、上京して数ヶ月、やはりホームシックになったみたい。
梅雨を経て、北海道とは比較にならない猛暑初体験に参った模様。
8月は残念ながらお流れになったけど、10月に帰省するとの事。
しっかりと飛行機予約済みの証拠写真を送ってきた。

それならば、久しぶりにマッサージしてもらうかな?!
娘が幼い頃、父の日にプレゼントしてくれた手作りマッサージチケット…
まだ、有効らしいから是非使うか!🤠🎶
しかし、誤字脱字だらけで恥ずかしくなるなあ…😅
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