THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

electric train(chicago)

2018-08-31 20:23:29 | CHICAGO

電車(でんしゃ)とは、動力源に電力を用いる鉄道車両(電気車)のうち、それ自身に旅客や貨物を載せる設備を持つ車両の総称である。電車のうち、動力を持つ車両は電動車、動力を持たず電動車と編成を組む車両は付随車と称する。

電動機を駆動する電力は、集電装置により外部から取り込む場合と、車載の蓄電池から供給する場合の2通りがある。車上の内燃機関発電機を稼動させ、得られた電力で電動機を駆動する車両は電気式気動車と呼ばれ「電車」には含まれない。

もともと「電車」は、自走式の「電動機付き客車(電動客車)」、および事業用車を含む「電動機付き貨車(電動貨車など)」の略称だったが、現在では一般名詞となり、各省庁をはじめ、運輸事業者や車両製造会社でも正式に用いられている。更に最近では気動車も含め、列車または鉄道に対する一般名詞として「電車」が用いられることも多くなっている。

masa's art chicago logo respect gallery

〜ウィキペディアより〜

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VOL,155 夏の終りの北運河サウンドエナジー7(PART,2)

2018-08-30 16:10:28 | Live Set List

~~ライブ・レポート PART,1からの続きです。それでは早速いってみよう!!~~

6、12:40~13:05

M-scats

J-POP

札幌から初出演の5人組バンドです。

バンドからのメッセージがあります「結成まだ1年少々で、不慣れな中緊張してミスる事もありますが、みんな頑張りますので!」

全曲を女性シンガーのジャパニーズ・ポップ・ロックで占めたコピー・バンドです。

この日一番初々しきバンドが降臨。

フロントに女性メンバーが2人並んでいるだけでも華やかですね(なんたって13番目に控えしSTAは、完璧なる野郎の集団ですからね)。

聞き覚えのあるバンド名だなあ、と思っていたら、今年2月にもここ小樽は公会堂でのイベント「雪明かりの路」にてSTAとタイバンをやったばかりでしたね!

しかしこの日の出演バンドにおける女性ミュージシャンの多い事。大歓迎です!

ここの編成は・・・・・(VOミキ嬢)、(G&CHO)テレキャスター、ブロンドボディカラー、メイプル指板、(B)ジャズ・ベース3トーンサンバースト・ボディ・カラー、ローズ指板、(DR)、(女性KB&CHO。ローランド使用)。

ちなみにギタリスト、ベーシストともにフェンダーの布製ストラップを使用。これ発売されてからずっと超ロングセラー商品。今回も皆が使っているんだから相当の人気商品なんだねえ。

軽くて肩にも優しい。幅もほどよいサイズで値段もリーズナブル。世界中の弦楽器奏者達が愛用しております。

さてさてそうこうしているうちにライブスタート!

何かとコダワリの強い女性シンガーは、ステージ映え満点なセクシーでキュートなファッションでまずは掴みオーケー。

弦楽器コンビはフェンダーを携えてのプレイ。う~~ん、セレクトが渋いね。

1曲目の「ああ、無情(アン・ルイス)」から、超ハイトーン・ヴォイスが空間をつんざく勢いで挑みかかってきます。

コーラス・ガールとの息もピッタリ。

2人とも声域の幅が神ってる!

商業主義にのって大ヒットしたような歌謡曲路線ではなく、元祖ジャニーズ・へヴィーメタル・ポップスクィーンに重点を置いたスタンスが潔し。

黙々と真剣にボトムをキープするベーシストは、愛らしいルックスのシンガーとは対極に、そんじょそこいらのふやけた野郎どもなんか消し飛んでしまいそうな風格すら漂っています。

タンバリン片手に熱狂する観客も出現。

「いいですねえ~ありがとうございます!こんにちは、はじめまして。M-SCATSです。

今日は暖かくてよかったですね。

台風が近づいてきてどうなることかと心配していたけど・・・。

時々、水がかかってくるからてっきり雨かと思っていたら噴水の飛沫だったのですね。

ちょっと風が強いけどお飲み物を持っている方はひっくり返してこぼさないように気をつけてくださいね。

続いての曲もアン・ルイスです・・・・いつもは男ばかりの脂っこいバンドですが、今日はちょっと趣向を変えてみましたよ(笑)」

プログレッシブ臭プンプンなシンセサイザーから「六本木心中」。

そこから力強いバスドラム・キックがバトンを受け取る形で主導権を握り、皆は手拍子。

体全体にズンズン跳ね返る重戦車のような音像も健在。ここまで一気に攻めてくると快感になってきちゃうね。

オフの時には物静かなここのドラマーも、いざライブともなると、あいかわらずメガトン級のドラミングを繰り広げているね。さすがに立派。流行になんか左右されないこのイカシタ楽曲は、いついかなる時でもライブにもってこいです。

他のバンドの女性シンガー達もその白熱したステージングを一心不乱に見つめ続けながらニコニコと声援を送っていました。麗しきバンド愛を垣間見ちゃいましたよ。

アンちゃんってやっぱり女性達永遠のポップアイコンなんだね。

「イエーイ!ありがとうございます。まだまだご機嫌な曲が続きますのでよろしくお願いします!凄い!素晴らしい。」「可愛い!(と、ラブコールが飛んできました)」「皆さんから元気をもらいました。・・・なんかね・・・・業務連絡・・・・・改めて考えてみるとこのバンドは1年が経過しているのですね。ここまでこれたのも皆さんの温かい応援のおかげだと思います。来年はどうなるかわからないけど、私は頑張っていきますよ。察してください・・・・・・水を一口だけ飲ませてください。これからも曲ごとに飲ませていただきます。何を喋るかしっかりと考えてきたんですけど、いざステージに上がると飛んでしまうものですね。

でも今日は心底楽しんでいます。皆さんに支えてもらい盛り上げていただきまして感謝です。

時間もないので、ちゃっちゃといきます・・・・・・ウーマン(アン・ルイス)!」

再び鍵盤楽器が牽引役。重厚なるサウンドが次に起こる展開へとワクワク期待させてくれます。

繊細なるピアノ・タッチに模様替えして焦らしまくり。憎いね。

皆で手を頭上にかざして左右に揺らす情景を見たメンバー達は、アドレナリンが噴出しまくってるんでしょうね。

光速リードギターに、スティック・ワークで挑戦状を叩きつけるドラムス。

「レーサーⅩ」真っ青だあ!

激しいフレーズのシャワーを浴び、分厚い音壁に襲われトドメはボーカルのみでのエンディング。

スリリングな音絵巻。

「ありがとうございます。水を飲みま~す(笑)。

どうしても次の曲は夏が終わる前に歌いたかったのです。アンルイスが続いたので、今の季節にピッタリなプリンセス・プリンセスで・・・・世界でいちばん熱い夏・・・」

パワフルなバックビートがドテッパラ奥深くにビシビシと響くけど、やはりボーカルが懸命にドラマを形成。

歌唱中ずっと目を閉じたままのボーカルも、オーディエンスもお互いに阿吽の呼吸で汗まみれになりながら拳を振りかざして、すっかり一体化しちゃっているよ。

この辺に差し掛かったら、すでにステージ上は灼熱地獄。

ボーカルは「暑い・・・」を大汗かきながら連発。

それを察した親切なお客さんがウチワで扇いでくれる場面もあって、アットホームな「サウンド・エナジー」らしいなあ・・・とにやけちゃいました。

最後の決め技はギター・アーム・ダウンをギリギリまで目一杯に・・・・・・「グィ~~~~ン!!・・・・」。

リズム・セクションが鉄壁なる骨格を築き上げているので、さぞかしプレイヤーもシンガーもエクスタシーの領域で遊びまくれる事でしょう。

メンバー紹介を終えて「今日は真面目な話をひとつ。夏も終りに近づいて淋しいなあ・・・・また冬になったら冬の歌を歌います!

・・・最後まで見守っていただけたらと思います。とっとと最後の曲?話が長くなる押すタイプなもので・・・・最後のちょっと水を飲ませてください。よろしくお願いします。いやあ、嬉しい。汗だくです。じゃあスミマセン・・・。もう1曲だけお付き合いください。!リンドバーグで・・・・今すぐKISS・ME!」

魂の絶叫、クォリティー高すぎでしょうよ!

観客たちから「もの凄い超音波ですね!」と感嘆しきり。

延々とギター・ソロを求める声が鳴り止みません。

 女性ポップ・シンガーならば、誰もが一度は歌ってみたいキュートな名曲。

はち切れんばかりに喜び漲るチャーミングなボーカリスト、ミキ嬢。

ホップ、ステップと一瞬たりともジッとしないで全身にて歌を表現しています。

もう今まで数え切れないくらいに見つめ続けてきた光景だ。

「最後まで楽しんで声援を送ってください!!」

この屋外ライブ・イベントもほどよく過ごしやすい時間帯に差し掛かってきただけに、動員も大袈裟ではなく寿司詰め状態。

溢れかえった客層は見るからに現役のロッカー、往年のロッカー、音楽やライブが大好きな方から家族連れ、カップル、ご夫婦等々・・・そしてチビッ子達もあちこちではしゃいでいます(刺激の強い爆音だけに耳栓をしている子もいる)。

アットホームな空気漂う中、イベント大成功の感触を早くも味わっちゃいましたよ。

 ありがたいことです。

司会進行役のヤチヨ嬢がこれだけのバンドを見ているとふと思うことがあるそうです

「年齢、性別、居住地、職種も様々な人達がどのようなキッカケで出会って一つの音楽形成に向け一致団結してバンド結成に至るのか興味津津です」とのこと。

7、13:15~13:40

北風PEEPUU

札幌から3年ぶり4回目の出演バンドは6人編成(トリプル・ギター!)。

このグループも名前は知っていたけれど、観るのは初めて。で、驚いたことにアズマッシーズのタッキーが在籍しているではないかあ!!??

バンド仲間のキョンキョンも応援に駆けつけていました。STAとは札幌でも小樽でも、数え切れないほどにタイバンを組んできた仲。

彼らも色々と手広く手を変え品を変えながら音楽の輪を着実に広げているようですなあ。

ジャンルは、お得意のPOP系ミュージック・・・なんてもはや、説明必要なしでしょう。

風のコピーバンド(かぐや姫と猫のメンバー2人が1975年に結成したフォークデュオ)。

だから北風ピープーなんだね。

秋っぽいバンド名だけど。

もう結成7年なんだってさあ。

まあ、楽曲群は爽やかなメロディ満載だから申し分なし。

編成は・・・・女性ドラマーはマユミ嬢、タッキーは生ギターをケーブルで接続してリード・ボーカルも兼任、もう1人のコーラス&ギタリストはスギさんでサンバースト・ストラトキャスター(ローズ指板)、アコースティックギタリストは白鳥さん、女性キーボード奏者はノリ嬢、最後に長髪を後ろで束ねた職人風ベーシストのトシくん(ヘッドレスの黒ボディ、ローズ指板)。

やっぱり2人も女性メンバーが在籍していて、ドラムも女性だと、みるからに華やかですな。

司会進行役のヤチヨちゃんが紹介した途端に、生ギターによるコードストロークにのってバス・ドラムのバックビートがタメ気味にキックされます。

「ささやかなこの人生」で幕開け。

切ない女心を歌わせたら天下一品のタッキーが、ここではまた一味違う切ない男心を込めて歌います。コーラスも重厚にサポート。伊勢正三サウンドを、できうる限りのシチュエーションで再現。

もちろん、観客もそれに合わせて手拍子を打つ。

口笛も、ピューピューと快調に鳴っているよ。

ニューミュージックとは、微妙にニュアンスの異なる良質のジャパニーズ・フォークソング。

ああ、・・・・70年代の香りがほのかに蘇る。

「はい、皆さん、こんにちは。北風ピープーです。

今回も皆さんと楽しんでいきたいと思います。

2曲目は叙情的な雰囲気から、場面転換して・・・・・月が射す夜」

インパクトばっちりのドラマティックな構成がやたらに映える佳曲。

タッキーご自慢の張りのある伸びやかなる陶酔ボーカルに負けじと、バックのプレイヤー陣も華麗に猛攻。

タッキーによるリード・ボーカルに刺激されたのか、ジッと聞き入りながらも体を無意識に揺らすお客さん達。

青春真っ盛りの頃を思い出して口ずさんでいますよ。

和気藹々と和んでいる光景に、こちらまでもが癒されますね。

徐々にコール&レスポンスも波に乗ってきた感アリ!

出だしからとても聞き応えのある贅沢な選曲。

3曲目は「ほんの短い夏」

疾走感溢れる曲の次が、しんみりと落ち着き払ったミディアム・テンポのこれ。

歌詞のひとこと、ひとことがまさにアートの世界。

情景が目に浮かんできます。だって、北海道は本当に短い夏なんだからね。

スネアの一打、一打とピアノの戦慄も良きアクセントを醸しだしています。

でもねえ、このあとのメンバー紹介中、女性2人に対する人気の度合いが男性陣に比べて異常に高いことで少し不満が露呈してしまった(もちろん演出で)。

すかさず会場の男性客達から「可愛い!!」の声。あれ?これってタッキーへの声援なのかな??

「お世辞でも、嬉しいです(笑)。一応メインヴォーカルとギターを担当しています・・・・。」

すると、男性メンバー1人、1人にも声援が飛んできた・・・ただし男の図太い声でね(笑)。

まだまだ交互に愉快なトークは続く。

バンド仲の良さが、垣間見える一場面。

何故だか感心しちゃったよ。

「moon light 」

つぼを心得た憎いばかりのセットリスト。「サウンド・エナジー」スペシャルヴァージョン。このイベントのために特別なメニューを組み立ててきたということが如実に伺えますね。

ベストセレクションを順序だてての配列。

ヒット曲をただ単にセレクトするだけではなく、ちゃんとライブ映えするあたりを持ってくるところなんて策士ですね。

老若男女が受け入れやすく、痒いところに手が届くという心意気が憎い。

北風ピープーの作戦勝ち。

徐々に、ノリがつかめてきたところで「次ラストいきます・・・・・お願いします・・・海風!!」

申し分なき燻し銀の流れに皆、至福の時を共有。

「う~海風~」の繰り返しが多いので妙に印象に残る曲。

手拍子にのって両手を高々と掲げて会場中一体となってのフィナーレだ。

役割分担もスムーズに、両手を頭上にかざして左右に振り付け。

各自が責任重大だけど、それぞれに大役を軽々とこなしていますね。しかもコーラスまでやっちゃってるし。

ヤマ場をこれほど豪勢に飾るなんて・・・。

賑やかなるステージ運びでした。

「先ほどまでの海風が穏やかになってきましたね」

BGMはザ・ナックで「マイ・シャローナ」だ!

8,13:50~14:15

稲葉美紀dear friends 

札幌から初の出演となる5人組。

ライブ申し込み締め切り期限ギリギリの滑り込みで参加が決定したスペシャル・バンド。

彼等がエントリーするとしないとでは、イベントとしてのクォリティに差が顕著に現れてしまうことでしょうね。

結果的には良かった、良かったよ。

このバンドのメンツは、全員がSTAとはしゅっちゅうタイバンを組んでいるミュージシャンばかり。

今年の2月、「小樽公会堂・雪明かりの路」でも一緒だったじゃんかア(笑)。すっかりバンド・ファミリー化しています。

ご多分にもれず、ここのメンツもバンド掛け持ちにと多忙。

まずはバンド・サイドからのメッセージが届いていますので、ここでご紹介させていただきますね。

「実力派ヴォーカリストの稲葉美紀を前面にフューチャーして、プレイヤー達は彼女を支え盛り上げるバックバンドに徹するのが基本コンセプトです。

得意とする八神純子を中心にオールジャンルへとチャレンジし、自らだけではなく会場の皆さんと一緒に楽しめるステージをお届けいたします。

どうぞよろしくお願いいたします」

う~む・・・なるほどなあ。

それでは今更説明や解説をするのもなんですが、いきます!(しかし浅草橋も北運河もミキミキちゃんは今年が初参加だとのこと。これって意外だね)。

ヴォーカル&KBに紅一点の華麗なる歌姫ミキちゃん(ローランド使用)。

彼女は多方面のバンドに所属しています(ポップスはもちろんのこと、アニソンから様式美へヴィーメタルまで)。才色兼備とは彼女のことです。

ドラマーは元STAの伊達男セッキー。

彼も、ブレイクスルーを手始めに数多くのバンドを掛け持ちというモテモテ・ミュージシャン。この日は2バンドだけの出演とのこと。これって意外だね。ご多分にもれずひっきりなしに「セキさ~ん!」とラブコールが飛び交っていました。根っからのバンド好き男。セッキーはそのフレンドリーな人柄から想像もつかないくらいの熟練技を発揮。一見の価値アリ!。

ギタリストはマサがいつも「小樽のジェフ・ベック!」と呼んでいるコバちゃん(G&Lテレキャスター。ブロンドのボディカラー。メイプル指板)。

彼ほどギターを持つ立ち姿がかっこよく似合う男はいないでしょう。

長髪、サングラス、ベルボトム・ジーンズ(これはもう履かないからという知人からのプレゼントだとのこと)、贅肉のないスラリとした長身、長い足、そしてありとあらゆるロックフィーリングに精通したテクニックの持ち主なんだから、まさに怖いものなし(この日は夏に相応しくさらりとアロハ・シャツ姿)。

去年もこの会場のSTAライブで、当日にギタリストが高熱で参加不能となってしまった際にも、「ちょっと待って。家にギターをとりにいくからさ!」と軽くひとことを残して、もちろんリハなしの正真正銘ぶっつけ本番で過激な「長い夜」を決めまくってバンドの危機をクールに救ってくれたのでした!

サウスポー・ベース職人のトシさんはフェンダー・ジャズベースのオレンジ・ボディを使用(ローズ指板。)。

2段構えのキーボードはササくん(コルグを使用。マイ・ソウル電気楽団のメンバー)。

去年のベッシーホールでは、インストウルメンタルとボーカルを織り交ぜた変則編成の5人組フュージョン・ロック・バンド、今年1月のスペース・アート・ホールではピアノ弾き語りを中心に据えたバンド編成でしたが、今回はMIKIMIKIヴォイスとトークを目一杯素敵に散りばめてくれました。

で、会場入りした彼等をマサが捕まえて素朴な疑問を投げかけてみた

「ブレイク・スルーとこのバンド、結局どのように区別するのかな?」

とどのつまり、ブレイク・スルーはセッキーによる純粋なる多重プロジェクト。

こちらも表向きはセッキーがリーダーなのですが、実質的に影で取り仕切っているのはミキミキちゃんだとのこと(裏ボスね)。

なるほど!この差はやたらとデカイ(笑)

司会者のヤチヨさんがアナウンス「さあ!一緒に思いっきり八神純子ワールドに酔いしれていただきましょう!」

ミキミキちゃんMC「じゃあ、やりますね!お願いします!・・・・思い出のスクリーン!」

セッキーのカウントにはじまって、ピッコロ・スネアから叩き出される貫禄タップリの切れっ切れボトム・サウンド炸裂!

もうこの瞬間から八神&ミキミキ・ワールドにあなたを誘います。とくとご覧あれ。

ミキミキちゃん愛用のサンバホイッスルを本家同様に使用しているところなんて、気合の入り方が半端ではないですね。

オープニングからグッと大人のセクシーな魅力溢れる、極上のJポップ・ナンバー。

ドップリとお洒落なムードに浸ってください。

ベースのトシ氏は控えめながらも、さすがのチョッパーも交えて、タイトに引き締まったベースラインを描きあげます。

ササくん演じるシンセの優しくて淡いオーケストレーション・サウンドが、そのまま本編へと繋がる心憎い演奏。

臨場感タップリで効果絶大。

コバちゃんのギター・エフェクター操作もセンス抜群で、小技の連発には観客の視線も釘付け。目が離せません。

メンバー全員がノビノビと息のあったプレイに専念。言葉を忘れてウットリとする観客達。

極めつけは流麗なるギターから紡ぎだされるクリアトーンの音像。奇跡のセクシーパワフル・ヴォイスで応じるミキ嬢は新境地開拓。こういう側面もあるんだねえ。その引き出しの豊富さに驚愕。上手過ぎて美しすぎて思わず唸ってしまいます。

これだけ歌えたらさぞかし気持ちいいんだろうなあ。微笑ましくも、羨ましい限り。

遠く澄み切った青空にまで届け!とばかりに、初っ端から遠慮なくぶちかましてくれました。

「こんにちは、はじめまして!え~と、稲葉美紀dear friendsです!小樽の街にはしょっちゅう来ているのですが、北一ガラスやルタオのチーズ・ケーキしか知らなかった・・・このような会場があるなんて全然知りませんでした。今日は皆さんの知っている曲を歌いますので、ジャンルにとらわれず一緒に楽しみましょう!私は八神純子さまがデビューした時から大好きでして、長年・・・御年・・・私の年齢は言いませんが(笑)ずっと願っていた彼女の曲をライブで歌うことが叶ってとても嬉しいです。リクエストがあったので、やっぱりあの曲・・・・・・・・・水色の雨・・・・」

優しい人柄や思いやりをチラホラと覗かせるセッキーですが、笑いをしっかりととりながらも、やっぱり見るからに善人丸出しだ。しかし、いざプレイに入るとなると、キリッと別人のごとく表情も引き締まる。

セッキーによるスティック・カウント。

出た!マサがずっと心待ちにしていた、甘酸っぱくも青春のほろ苦い曲がはじまりました。

一緒になって歌っている人や、ウチワ片手に観戦しているお客さんも見受けられます。

さすがだ、MIKIMIKI嬢。感情移入と表現力は申し分なし。いやはやなんとも参りました。(もうこれをやられたら私は思い残す事は何もありません・・・・。)心に染み入りウルウル状態。

ファッションリーダーだけに真っ赤なTシャツの上へラフな白ワンピース(サイケデリックな図柄が目をひく)も小粋に着こなしていて、憎いほど様になっています。

一部おしゃべりに興じていた観客達も、ハッと我にかえりしんみりと聞き入って癒されていたよ。

その伸びやかなどこまでも果てしない張りのあるボーカルには、ただただ聞き惚れるのみ。

ミキ嬢が再び懇切丁寧なるMC「時代は変わってもいつまでも皆さんご一緒に明るくこのイベント北運河サウンド・エナジーを楽しんでいきましょう!よろしくお願いします!」

常にテンションの高い華麗なるステージングのわりには、トークがとっても和気藹々。このギャップも魅力の一つ。

「ではメンバー紹介をします!(ここでリスペクト目一杯こめて、一人一人を猛烈にアピール)」

なんと7キロの減量に大成功したという太っ腹のリーダー、セッキー。

小樽の凄腕ベーシスト・トシくん。

岩見沢から参加の笑うとめちゃくちゃに可愛いササくん。

何処へ行っても人気者のコバちゃん。

そして男性陣に囲まれていつも女王様状態の紅一点はミキミキちゃん!

「じゃあ次にいきます。八神純子さまのデビュー曲、歌わなくっちゃあ。乞うご期待!・・・・・・思い出は美しすぎて!(ペコリと義理固く一礼)」

 ポップ・フレィヴァーに満ち溢れた、美しいしっとり系のバラード。

コバちゃん気合十分に思い切り入魂の泣きギターフレーズで煌びやかに、グッと場面転換しての導入部分。

咽び泣く素晴らしきギターが、極限までのサスティーンを遥か彼方にまで轟かせてキーボードとハーモニー。

ここではシットリとメローで抑え目なフレーズを、普段のロッカー然とした佇まいとはまるで別人のように奏でてくれます。守備範囲の広い男だね。たいしたもんだ。

彼の有り余る才能の片鱗を見せ付けられて、驚愕してしまいました。

MIKIMIKI嬢は本家同様キーボード前へ座って鍵盤を操りつつも切々と透き通るようにかつ、語りかけるように歌い紡いでゆきます。

まるでロマンテックな名画の一場面に入り込んだような錯覚に陥ってしまいました。

叙情的なエレクトリック・ピアノによるバッキングがメインだけあって、どこからともなく溜息が漏れてきそう・・・・。

前半は延々と情感漲る官能のクリスタル・ヴォイスを堪能させてくれます。心にしみじみと染み入りますね。

会場内は水を打ったような静寂・・・・誰もが、演奏に浸ってじっくりしんみりと感傷的。愁いを含んだ爽やかなるそよ風が変幻自在に揺らめきながらステージを包み込んでいます。

おっと、油断していると何故だか鋼の涙腺が緩んじゃいそうだ・・・・・・・・。

安定感抜群のリムショットと、巧みなバスドラム・ワーク。やや抑え目なベースがシンクロして追随。

ミキミキちゃんがここでも伝家の宝刀ともいえるサンバ・ホイッスルを吹いて彩を添えつつ、ドラマティックな展開で迫ってきます。

緊張感に満ちた各パートもしっかりと主張していますよ。メロディに身をゆだねて、静かにリズムをとる観客も。

「ありがとうございました。今度は立って歌います。

座ってばかりじゃあ、皆さんに申し訳ないね。

今日は初出演なのに、態度がでかくて申し訳ありません・・・。

あ!?これからもこのステージに出たいので、来年もよろしくお願いします(笑)・・・

ここまでヒット曲ばかりをやってきましたが、八神純子様のアルバムには他にも素晴らしい曲がいっぱい入っています。

次の曲は・・・・・デジャヴ!!」

身振り手振りを添えながら惜しげもなく全身全霊で思いの丈を込めて、聞かせてくれるMIKIMKI嬢の真骨頂。

一聴しただけで八神節だとわかる、流麗で雄大なるメロディが光を放つ快適な名曲。

男性陣も難攻不落なこのバッキングでは、巧みなトリッキー・テクニックを駆使。トシさんもベースソロを余裕の表情で繰り広げてMIKIMIKI嬢を盛り立てつつもガッシリとボトムから支えます。

次々と矢継ぎ早やに繰り出される、琴線振るわすツボを心得たサビのパートと堂々たるパフォーマンス。

持ちうる限りの高度なインタープレイを、エンディングで火花散るほどにしっかりとつぎ込んでくれました。

この選曲はナイス!嬉しい限り。

数回、彼らのステージを見ていますが、名曲目白押し。レパートリーの豊富さも特筆モノ。

拍手喝采の観客席どこからともなく「MIKIMIKIさん、素敵~!!」

当然でしょうね。またもや、ミキ嬢の力量を目一杯に思い知らされてしまいました。

「とっても嬉しいです。じっくりと堪能しながらシアワセな気持ちになってください。

先ほど言うのを忘れちゃいましたが、私が今着ている服はステージ横にあるアンティークの店で買いました!いい品がいっぱいありますので皆さんも覗いてみてくださいね!

最後にお送りする曲も大好きなんですよ。十八番です。いつもは自宅でこっそりと弾き語りしているんですけどね。リーダーのセキさんがいい!とドヤ顔して言いながら譲らないので。私達も頑張って演奏していきます。

大丈夫かな?・・・・と私は朝から自分に暗示をかけてきました・・・・私は八神純子よ、私は八神純子よ!(笑)

じゃあ皆さんもよく知っているラストは・・・・MR,ブルー~私の地球~(1980年11月5日にリリースされた10枚目のシングル)」

永遠のニューミュージック・スタンダードでトドメを刺す。

名物ダンサー・アベさんが早速立ち上がり、一心不乱に踊る。

(アベさんの訪れるライブ会場にはステージ最前列中央「アベVIPシート」を設けるべきだ!と私は真剣に提案したいと思います。もちろんダンス・フロア付きでね)

やはり最後はこれに尽きるでしょう・・・

これをやらなければ許されない。ステージを降りられないよ。

的確なるドラミングが絡みつく中、アーミング&チョーキングを交えたギター・ソロもこちらに気持ちよく響いてきます。

ギターの滑らかなる決め一音フィンガリングに雪崩れ込み。

コバちゃんが余力を振り絞りながらギターを抱えてフロントにせり出してくると「ワアッ!といっせいにそこへと群がるオーディエンス達。

聞かせどころところでは目一杯に前面に出てきて、引く所では的確にスッと黒子に徹する阿吽の呼吸。

皆、我を忘れて陶酔しています。

ここでも新生面を、垣間見たような思いです。その奥行きの深さと音造りに感服。

MIKIMIKI嬢に導かれて弾かれるメロディアスなサンタナ調ギター・フレーズ・タッチも絶品だ。

和風テイスト満載。こういうのも、なかなかにいいもんだね。

ミキ嬢が、エンディングで綺麗なハイトーンによる圧倒的存在感を演出。

またもや、ミキ嬢の力量を目一杯に思い知らされてしまいました。

もはや独壇場と化して感動的ですらありますよ。下手な言葉では到底表現できないくらいだ。そんなのいくつも並べ立てたって無意味さ。百聞は一見にしかずとは昔の人もうまい事を言ったもんだ。

遠慮無しに、喉を震わせ妖艶にポーズ決めまくり。しかし改めて言わせてもらいます「いい声しているなあ・・・・」

MIKIMIKI嬢の豊かな声量はここにきても全く衰え知らず。恐るべし。益々艶を増しているではないか。「まだまだここで歌っていたいわ!もっともっと私の歌を聞いて!」とでも言いたげ。

 「どうもありがとうございました!」好感のもてる安心で信頼度の高いステージングには、とっても満足さ。

今度はできることならば「パープル・タウン」も聞いてみたいなあ!

追記・・・MIKIMIKI嬢はかつてコンテスト&オーディション荒らしでブイブイ言わせていたそうですよ。

それも素直に頷けるというもの。

BGMボニーM(サニー)などのディスコミュージックが流れる中、ステージ前では男女混合で各自がご自慢のステップを披露しながらフィーヴァーしています。

 9,14:25~14:50

産業ROCKLIMITED

ジャンルは産業ロック(70、80年代洋楽のコピー)

札幌からの初出演です。

6人編成で、バンド名が示すとおりに一世を風靡した珠玉の大ヒット洋楽ロックを、たんまりと演奏してくれましたよ。

たまりませんね~!本当にこの日の出演バンドはどれをとっても見逃せない、聞き逃せないほどに極上なツワモノばかりだ!

この場に同席できたオーディエンスは、本当ラッキーですね。

編成を紹介します・・・・紅一点のコーラスガールには、脚線美を強調したミニスカートがとてもお似合いのマコト嬢。

ベースはバンマスのワッキー(赤ボディの5弦。ローズ指板)。ギター&CHOにマクリン(シャーベル製の青いジャクソンV。アイアン・メイデンのエイドリアン・スミスが大好きなんだそうですよ)。2段積みキーボード・プレイヤーはこの前に稲葉美紀DEAR FRIENDSで出演していたササ様。ドラムがケイスケ君(ガンズ&ローゼスの黒Tシャツに皮手袋着用)。そして脅威のスクリーミングシンガー・スガちゃん(ギターも兼任。手にするは噂の水色ギブソン・フライングⅤ。)。

マサは過去にスガちゃんとはぶっつけ本番で「ハイウェイ・スター」、リハーサルだけだったけど「アームド&レディ」を共演した仲。

だから、彼の並外れた歌唱力は十分承知しているつもり。

実はこのバンド、マサが主催した澄川モダンタイムにおけるSTAライブイベントに出演しています。

ワッキーはSTAのスーパードラマー、ヤスともZEPP,FREEなどのブリティッシュハードロックバンドを結成しているのです(もちろんSTAとはHOT TIMEにてタイバン済み)。

1曲目から手の込んだプロジェクトを披露。

スガちゃんがさりげなくヘッドセットマイクを装着。

そして真横に陣取るシンセサイザー奏者のササ様と打ち合わせ。

「ただ今、マイクのテスト中。ドウモアリガトウ・・・・・・!!」

あのあまりにも有名なセリフがここで飛び出してきた!

「スティクスのミスター・ロボット」

初っ端から、よくぞまあ、こんなに面倒くさい曲を(!?)選んだもんだねえ。

クリアでスペイシーなシンセ・サウンドのイントロから、無機質なロボット風ヴォイスが歌われる。

「ドモアリガト、ミスターロボット、ドモ、ヒミツヲシリタイ、マタアウヒマデ~」とひじょうにヘンテコリンな日本語を織り交ぜての進行。

男女によるツインボーカルの高低声域が絶妙の味を発揮。

もうただただ拍手、拍手を送るのみ。

演奏中、最前列の友人代表のスタッフがツマミを調整していたシーンが微笑ましい。

いっそのこと、ステージアクションもロボットダンス風に振舞ってくれたら熱狂の渦間違いなしだったでしょう。

そういえばスティクスのプロモーション・ビデオに登場するこのロボット・キルロイはちょっとチープな大仏さんみたいなルックスでしたねえ。

で、残念なことに曲が長いから、ここではエディット・ヴァージョンにて終了。

すかさずメドレーで同じくスティクスからロック通をも有無を言わせずに黙らせる「ブルー・カラー・マン」

ギタリストがトミー・ショウになりきってアクティブにピッキング。

「ありがとうございます。産業ロックリミテッドです」

2曲目はナイト・レンジャー初期の代表作品をぶちかましてきたよ。ヒット曲「DON’T YOU TELL ME YOU LOVE ME」

まさしく衝撃の王道アメリカンハードロックの猛攻。

「産業ロック」って、たぶんここいらあたりから生まれた言葉のような気がします。だからこれはとても説得力のある選択肢。

ここでスガちゃんはフライングVを肩にかける。

唸りをあげて刻み込まれるツイン・ギターがトリルを連発する中で、繰り広げられる男女ツイン・ボーカルが、うるさ型のロックファンをも凌駕するほどに疾走する。

当時のへヴィメタルギターキッズ達はそれぞれに火を噴くようなブラッド・ギルスのクリケット奏法やフロイド・ローズ・アーミング、そしてジェフ・ワトソンの光速8フィンガー奏法を真似て悦に入っていたものです。

ピック・スクラッチが弦上を豪快に滑り込んで「ギュイーン!!」

実はこの曲、ジャニーズのシブガキ隊「ZOKKON LOVE」に、いいトコドリでパクらレているのはロックファンならば承知のこと。

呆れちゃうよねえ・・・・まったくもう。

ワッキーは後方から黙々と、地響きのごとき貫禄重低音で全体を支えています。

「おお!!ありがとうございます!会場内は熱気と混雑がすごい。

さあ、皆さん、それでは次の曲にいきますよ。

A MAN I’LL NEVER BE(ボストン)」

取り上げるバンドは超有名でも、取り上げる曲が拘りぬかれたモノばかりなのが嬉しいねえ。

ピアノのクリアな響きが心地よく、ボーカルの感情移入度合いが計り知れないほどにドツボにはまる。

シンプルでなめらかなバックビートにのってギターがソロで「これでもかあ!」というほどにネック上を上下伸びやかに駆け抜ける。

どこまでも果てしなくハードロック精神を貫いていても、必ずメロディが中心を貫いているので耳触りがスムーズで誰もがニコニコと口づさめるところが売り。

トム・ショルツを完コピしたギターとボーカルとのハーモニーもスペイシーで、これは売れないわけがないよねえ・・・と納得。

女性のコーラスも違和感なく自然に溶け込んでいます。

 その利点を熟知しているからこそ、真骨頂を発揮できるのですね。

エンディングでは再びしっとりとしたピアノの旋律で幕を閉じるわけだ。

「暑いですね・・・・普段はあまり汗をかかないほうなんだけど、ギターを持って歌うと緊張します。さあ、残すところは2曲・・・・(と、ここで何やらメンバー同士その場で打ち合わせが始まった・・・)ワチャワチャでごめんなさい・・・・他のバンドではディープ・パープルなんかでハイトーン織り交ぜて歌っているんだけど、実は楽器のソロとかも頻繁に入るから半分くらいは歌っていなんですよね(笑)。でもこのバンドでは歌いっぱなし。

では誰もが絶対に熱狂してしびれる曲をこれからやります!テレビとかでもよく聞くんじゃあないかなあ。ジャーニー・・・・セパレート・ウェイズ!」

大歓声に迎えられて展開された演奏は、随所まで忠実に再現されていて唖然としてしまいました。

ニール・ショーンのギターフレーズ・コピーはもちろんのこと、音質やガッツ溢れるソロにいたるまでお見事のひとことに尽きます。

最大のヤマ場がここにやってきましたね。息をもつかせぬふてぶてしき迫真のプレイを食い入るように見つめる観客。

「僕は80年代のハードロックを他のバンドでも色々とやっています。

でも、僕と他の人達とは微妙に好みが違うんだよね。

ちょっと時間オーヴァーになるかもしれませんが・・・・・

THE FINAL COUNTDOWN(ヨーロッパ)!」

様式美の品格に満ち溢れたシンセサイザーによるクラシカルなファンファーレ。

そして雄雄しき行軍の、イメージそのままに覆いかぶさってくる音壁。

おお!またもや琴線を無性にくすぐる曲がはじまったあ!

個人的にもこの選曲は特別なのです。

何故ってここまでの4曲は全てアメリカン。

でもラスト・ナンバーのこれはバンド名からもおわかりでしょうが、スウェーデンのバンドなのですよ。

リード・ボーカルはギターのマクリンくんが担当。ジョーイのダンディズムに満ちた声には彼が一番フィットしたからご指名がかかったのかな。

ワッキーのちょっとトレブリーで歯切れの良いピッキングがほど良いアクセントになっています。

皆で拳を突きあげて一緒に「ファイナル・カウントダウン!!」

これならば、ジョン・ノーラムも太鼓判を押してくれるかな。

オープニングといい、クロージングといい超絶技巧派集団らしいセットリストにイチコロです。

どの曲もボーカルはもとより、コーラス、各パートの重責が並外れているだけにね。

これだけ売れ線ロック連発で度肝を抜かれちゃった後は、温故知新の70~80年代洋楽ロックヒットがオンパレードでフラッシュバックしてきましたよ。

 

10、15:00~15:30

J-ROCK

折り返し点バンドは札幌からの7人組。

ジャパニーズヘヴィーメタル界における永遠のディーヴァ浜田麻里のコピー・バンド「Reflection」も初です。

この日一番へヴィーな迫力バンドが降臨。

やはりフロントに女性メンバーが2人並んでいるだけで花がありますね。

編成は・・・・・テライ嬢(VO)、タカちゃん(ヤマハ・ナチュラルボディのローズ指板のパシフィカG)、リーダーのタンピーくん(シースルーレッド・ボディカラーのシェクターG。メイプル指板。PU配列はHSH。う~~ん、セレクトが渋いね。)、キラーちゃん(シェクター。メタリックブルーのボディカラー。メイプル指板。B)、白い恋人のTシャツを着込んだボンゾウ(DR)、キムキム(コルグのクロノスKB)、そして永遠の18歳カリン嬢(CHO)。

何かとコダワリのツインギターご両人。仲良く奏法中では火花をバッチバチに散らせてスリリング。

「イエーイ!ありがとうございます。最後までよろしくお願いします!・・・なんかね・・・・業務連絡・・・・・改めて考えてみるとこのバンドは結成してから3年以上経過しているのですね。ここまでこれたのも皆さんの温かい応援のおかげだと思います。今後どうなるかわからないけど、私は頑張っていきますよ。察してください・・・・・・ヒストリア!」

キムキムの鍵盤楽器が牽引役。重厚で幻想的なるサウンドが次に起こる展開をワクワクと期待させてくれます。

繊細なるピアノ・タッチに模様替えして焦らしまくり。なかなかに憎いよ。

皆で手を頭上にかざして左右に揺らす情景を見たメンバー達は、アドレナリンが噴出しまくってるんでしょうね。

光速ツイン・リードギターに対して、スティック・ワークで挑戦状を叩きつけるボンゾウ。

「レーサーⅩ」真っ青だあ!

激しいフレーズのシャワーを浴び、分厚いメガトン級な爆音に襲われトドメは男顔負けなパワフルボーカルのみでのエンディング。

スリリングな音絵巻。

「わりと今日やる中では比較的ノリやすいので助けてください。一緒に楽しみましょう」

再度キムキムによるプログレッシブ臭プンプンなシンセサイザーから「ハートビート・アウェイ・フローム・ユー」。

ボンゾウの力強い轟音バスドラム・キックがバトンを受け取る形で皆は手拍子。

体全体にズンズン跳ね返る重戦車のような音像も、ここまで一気呵成にやってくると快感になってきちゃうね。

ボンゾウとマサとの再会は久しぶりです。いつもストイックにイヤホーンで音楽を聴いている彼は、「札幌のジョン・ボーナム」の名を欲しいままにしております。

オフの時には物静かなボンゾウも、いざライブともなると、あいかわらずタメの効いた圧巻のダイナマイト・ドラミングを繰り広げているね。さすが立派。道産子のモヴィー・ディックは健在だ。

リズム・セクションの相棒でもあるキラーちゃんも、ベースを手にピョンピョンとスキップを踏む。

ズッシリと重厚なるパワーバラード「プロミス・イン・ザ・ヒストリー」でも、やはりキムキムがイントロの高貴なるドラマをピアノでデリケートに形成。

歌唱中ずっと目を閉じたままのボーカル・テライ嬢もオーディエンスも、お互いに阿吽の呼吸で拳を振りかざして、すっかり一体化しちゃっているよ。

ドンドンと加熱していくコーラス・ガール、カリンちゃんとの息もピッタリ。

2人とも声域の幅が神ってる!

この辺に差し掛かったら、すでにステージ上は灼熱地獄。

テライちゃんは「暑い・・・」を大汗かきながら連発。

それを察した親切なお客さんがウチワで扇いでくれる場面もあって、アットホームだなあ・・・とにやけちゃいました。

最後の決め技はギター・アーム・ダウンをギリギリまで目一杯に・・・・・・「グィ~~~~ン!!・・・・」。

リズム・セクションが鉄壁なる骨格を築き上げているので、さぞかしプレイヤーもシンガーもエクスタシーの領域で遊びまくれる事でしょう。

「あと2曲なので、もう少しお付き合いください。愉快な仲間達をここで紹介したいと思います・・・・」

その流れからいつの間にか、麻里ちゃんが10年前に発表したスピードチューン「レヴォリューション・イン・リヴァース」がはじまっていた・・・・ところがテライ嬢、あろうことかキラーちゃんのみ紹介を忘れてしまっていたあ~~!!

キラーちゃん苦笑いで演奏続行。

テライ嬢は、ただただひたすらに平謝り・・・・。

でもすぐに気を取り直して、超ハイトーン・ヴォイスが空間をつんざく勢いで挑みかかってきます。

商業主義にのって大ヒットした麻里ちゃんと、元祖ジャニーズ・へヴィーメタル・クィーンの両方美味しいトコロに重点を置いたスタンスが潔し。

黙々と真剣な面構えでベースを操作するキラーちゃんは、オフでの人懐っこいルックスとは対極に、ここではそんじょそこいらのふやけた野郎どもなんか消し飛んでしまいそうな風格すら漂っています。

「改めて、今回でリフレクションのライブは2回目のキラーさんを紹介させてください!(笑)

ここは噴水が綺麗で、鳴り止まない拍手も感動的です。

というわけでして、いつもは男ばかりの脂っこいこのバンドですが、今日はちょっと趣向を変えてみましたよ(笑)

おもいっきりはじけてくれたら嬉しいです。最後の曲やります」

麻里ちゃん初期の傑作「ドント・チェンジ・ユア・マインド」ではテライ嬢も魂の絶叫。

めまいしそうなほどにスクリーミングのクォリティーがあまりにも高すぎるでしょうよ!

会場中のバンドマン達があちこちで「血管がぶち切れんばかりのもの凄い超音波ですね!」と感嘆しきり。

ザックザクとギターによるカッティングも切れ味抜群。

もうこのライブ・イベントも早いもので折り返し点を通過している時間帯ゆえに、動員も大袈裟ではなく寿司詰め状態。

客層は見るからに現役のロッカー、往年のロッカー、音楽やライブが大好きな方から家族連れ、カップル、ご夫婦等々・・・そしてチビッ子達もあちこちではしゃいでいます(耳栓をしている子もいる)。

どうやらイベント大成功の感触を早くも味わっちゃいましたよ。

 ありがたいことですなあ・・・・・。

~~このライブ・レポートはPART,3へと続きますよん!!ボリューム満点~~

 

 

 

 

 

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ダニー セラフィンのバースデーパーティー🎉

2018-08-30 04:20:27 | CHICAGO

1948年8月28日生まれのダニーセラフィンが

70歳のバースデーパーティーを開きました。

なんとそこにはシカゴ在籍時代の盟友達、

ビルチャンプリンとジェイソンシェフの姿が!

素晴らしい3ショット!

皆、変わらず元気そうで嬉しいですね〜^ - ^

彼らを中心に何か活動して欲しいものです。

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condensation(chicago)

2018-08-29 18:03:59 | CHICAGO

結露(けつろ)とは、固体状態における物質の表面、または内部で、空気中の水蒸気が凝縮する現象のことである。 例:温度20℃・湿度50%の室内における露点温度は、9.6℃であり、壁や窓などの表面が、9.6℃以下の場所で結露が発生する。 ウィキペディア

masa's art chicago logo respect gallery

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the sapporo transit authority(STA)of stage photo!

2018-08-29 17:57:25 | Live Photo

the sapporo transit authority(STA)真夏の小樽ライブが無事に終了!

短い北海道の夏、屋外ライブもこれにて締めくくりだよ!

14年間バンド活動しているのに、不思議とSTAのオフにおけるフルメンバーフォトってないんだよね。

熱きステージを降りた直後に由緒ある建物をバックにパチリ!

ふてぶてしき猛者どもの面構え。

この日出演バンド中、最多人数の10人編成でブラスロックが吹き荒れました!一番観客の多い時間帯で、天候にも恵まれてめでたし、めでたしだ!^ - ^

素晴らしい対バン、オーディエンス、スタッフの皆さん、サンキュー!

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liquid(chicago)

2018-08-29 17:54:58 | CHICAGO
  1. 物質の集合状態の一つ。ほぼ一定の体積はあるが、固有の形はない。沸点になると気体になり、凝固点になると固体になる。水・油、高温でとけた鉄など。
    masa's art chicago logo respect gallery
    〜ウィキペディアより〜
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the sapporo transit authority(STA)小樽名物北運河サウンドエナジーvehicle

2018-08-28 17:53:26 | YOUTUBE

https://m.youtube.com/watch?v=urPzUJskFJA

アルトサックス奏者🎷のジュン十八番のソウルフルなナンバー

ides of march大ヒット曲!

ジム ピータリックはこの後もチェイス、サバイバーなどで活躍する才能溢れるミュージシャン^ - ^

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VOL,155 夏の終りの北運河サウンドエナジー7(PART,1)

2018-08-28 15:24:38 | Live Set List

2018,8,26(SUN)

短い北海道の夏の熱き音楽イベントもいよいよ佳境にさしかかってきました。

締めくくりは恒例の小樽屋外ライブにつきるでしょう。

先月に引き続いてやってきました。石造り倉庫の真ん中に位置する噴水広場が今回の舞台です。

おお!早いもので今年で7回目を迎えるのですかあ。私は初回からの皆勤賞組ですよ。

土日で総勢39バンドが出演。

北海道のありとあらゆる街からやってきました、ツワモノ軍団。

前日の25日は20バンド。

土砂降りが降ったり止んだりの繰り返しだったそうですが、開演直前にはピタッと止んでそうとうに盛り上がった様子(名物の特性ビニール屋根を使用)。

見たかったなあ。

即フェイスブック上にてライブの臨場感はたっぷりと伝わってきていたのです。

ところで、雨男、雨女は誰なんだろう!!??(笑)

さあ、先月のマリンフェスタ、浅草橋はそこそこの雨に祟られてしまいましたが、今月の26日は台風の心配もありましたがしっかりと快晴の上に風が心地よくって最高のシチュエーション。

カモメたちも優雅にロックサウンドに酔いしれてノンビリと青空を漂っていました。

この日は19バンドの出演。

初出演バンドも増えてきてとても新鮮。こういう新たな出会いもこの種の出し物の楽しみの一つ。

たくさんのバンドを掛け持ちしている猛者も相変わらず数人います。

年々出演を熱望するバンドが募集解禁と同時に殺到して、瞬間でスケジュールが埋まってしまうという嬉しい悲鳴状態に近年は陥っているとのこと。

浅草橋オールディズ・ナイトのほうが歴史はあるのですが、こちらの北運河サウンドエナジーの人気度もそれに負けていない様子。

今までは昼過ぎからの開演だったのですが、今回は土日共になんと午前10時から!

3人分の器材を愛車に満載してマサはバンドマンらしからぬ早起きで(!?)ニューフェイスのSTAパーカッショニスト・サワケンを同乗して石狩経由にて小樽入り。

主催の最高責任者サイトウ氏、音響チーフのミワくん&イガラシくん(Wシンくん!)、そしてアシスタントの若者ケイタくん、司会者のヤチヨさん(前半のみ。後半はサイトウ氏が担当)と、パーティーズのクドウさんにまずはご挨拶。

早くもオーディエンスや見慣れたミュージシャンたちがノンビリとくつろいでいます。

BGMが流れる中、各自準備に勤しんでおります。

石造りの倉庫が立ち並んで広々とした公園中央に聳え立つ噴水からも、いっせいに勢いよく水が吹き上げられ始めたよ。

それではライブ・レポートといってみましょうか!!

1、10:00~10:25

40高中

高中正義コピー

札幌からの初出演 

トップバッターはアダルティーなフュージョンサウンドを奏でてくれるバンドが現れましたよ。

日本が誇るギター界のヒーロー高中正義を再現。もちろんオールインストウルメンタル。

全4曲でしたが、もっともっとやって欲しかったよお!

このバンド名をみてピンときた方は相当な通です。

高中ソロアルバム第3弾「AN INSATIABLE HIGH」のジャケットデザインは、ジョギング姿の高中が写っているのですが、その足元に描かれているのが今では廃止となってしまった交通表示「40高中」!

決してロックっぽく「フォーティータカナカ」と読むのではなく「ヨンジュウコウチュウ」と読みます。この辺のウイットとユーモアに富んだお洒落なセンスがナイスですね。

6人編成の内訳はツインギター、ツインキーボードにベース&ドラム。

この日の出演バンドは掛け持ちが多いのですが、ここにも数人いましたよ。

人気者ハナちゃんはあちこちのバンドからも引っ張りだこのKBで新加入(コルグを使用)。

元STAのセッキーもドラマーとして登場(会場設営のワインレッドカラー・パールドラムセット。そしてジルジャン白Tシャツ姿がイお似合い)。

ベーシストのヒロくんは、白いヤマハの5弦ベース(ゴールドパーツ。ローズ指板)。使用アンプは会場のハートキー・ヘッドにハートキー・スピーカー。

ちなみにヘッドとスピーカーの間には黒い高中正義のロゴ入りタオルを挟みこむという念の入れよう。

もう一人のキーボードは歌姫ミキミキ嬢(ローランド使用)

ここでは鍵盤奏者に徹していますよ。

まったくタイプの異なるギタリスト2人は、ブレイクスルーの石やん(青ボディのストラト。ローズ指板)、そして札幌が誇るテクニシャンのアミさん!(タカナカにならいヤマハSG-1000BLKを使用。ローズ指板)ギターアンプは2台がつねに設置されていましてマーシャルJCM1ハーフスタック、ローランドJC-120などよりどりみどり。

つまりは皆が皆、お馴染みの連中ばかり。

実は私がこのバンドを観るのは2回目。

噂は以前から聞いていたのですが、去年の4月23日STA企画イベントにて遂にその神秘のヴェールを脱いだのでした。

それにしてもこんな素晴らしいバンドがオープニングアクトだなんて、勿体無い限り。

最前列では、すでに元気一杯のクドウさんや、ケニーさん達が絶えず声援を送り続けています。

「BLUE LAGOON」

おお!いきなり初っ端からこれですかあ!

衝撃ですな。

出し惜しみしないで王道のナンバーを叩き付けてられて、いきなりノックアウトされちゃいました。

タイトなドラミングと流麗なるシンセサイザーの響きに導かれて、お馴染みのギターフレーズが弾きだされた。

今の季節にピッタリとフィットする心憎い選曲だ。

もう台風なんか遥か彼方に吹き飛ばしてしまって、スッキリ気分で天高く突き抜けるほどに青空を呼び込みましょう。

「皆さん、おはようございます。昨日は台風の影響で雨が心配されましたが、かなり盛り上がったようですね。

一昨年結成したバンド、40高中です。

先ほど、司会者のヤチヨさんからバンドの40高中のことを紹介していただきましたが、今は廃止になった道路上に描かれていた文字から命名させていただきました。

1曲目は高中といえばこれ!と言われるくらいに有名なソロ初期の代表作ブルー・ラグーンでした。

次は2曲メドレーで・・・まずは・・・日本語にすると・・・私の愛(笑)。ちょっと落ち着いた感じの曲です・・・・・」

ここではギタリスト、イシやんを大きくフューチャー。

「MY LOVE(FADE TO BLUEから)」

高中円熟期において決して外すことのできないライブの定番曲。

哀愁のラテン系ロック。

まことに心滲み入る曲の配列。

ギターのフレーズがほろ苦く迫ってきて泣かせるのです。でもセッキーはここでもニコヤカにスティックを捌いております。

イキイキと叩きまくるセッキーを横目に、縦横無尽軽々とクールに弾きまくるイシやん。

細部にわたる微妙なるニュアンスまでも、見事なまでにギターエフェクター操作絡めてサウンドを忠実に再現。

ただ一言「美味しいトコ独占体制」

そして痒いところに手が届くほどに、エクスタシーの頂点まで登りつめさせてくれます。

シャープなカッティングも秀逸。

ほろ苦く迫ってきて泣かせるのです。

そして控えめながらセクシーなミキミキ嬢による美しきコーラスも絡み付いてきた。

これによってグッと妖艶なムードに・・・。

セッキーによるスティック・カウントから「PLUMED BIRD」

第一音から一挙総立ち。凄い!

トリッキーに爽やかに伸びやかなる楽曲が、リズム全開でほとばしり出てきました。

皆両手を高々と掲げて手拍子。

ギターソロからキーボードソロへの連係プレイもメロディアスで、琴線を震わせてくれます。

アミさんは複雑極まりない速弾きも顔色ひとつ変えず、クールに爪弾きだします。

それでもまだ物足りないのか全員一丸となってのユニゾン。その音の配列がドンドンと入り組んでいって目にも止まらぬインタープレイに発展。変拍子から「HEY!」の掛け声。

凄まじき光景に鳥肌ゾクゾクで目が点になっちゃいました。

超絶技巧なるテクニカル集団の極みにおもわず息を呑む。

一瞬たりとも目が離せない。

そしてステージ左右に佇んでいる麗しきキーボード・レディ達(ミキミキちゃんは日光でぎらつく操作パネルが見づらそう・・・)。

両手に華のライブを観ていてマサは羨む・・・ああ・・・。

アミさんはMCも兼任

「ありがとうございます!(とここで愛情をタップリと込めてのメンバー紹介!)

早いものであっという間にラストソング・・・・・・締めくくりは・・・・READY TO FLY」

超有名なる高中ブレイクのキッカケにもなった1曲。迫り来る秋を押しのけて再びワクワクするほどの真夏を引き戻すつもりかいなあ。

もう気分はギラギラ太陽です!日焼けしそうに熱い!暑い!!

けたたましきカウベル・サウンドが爆発。

あえて「ブルー・ラグーン」ではなく、この曲を最後にセレクトするところなんてコダワリどころのツボを刺激してくれます。

ここでも澄み切ったサスティーン効果を伴って、アミさんはマイクスタンドよりもフロントギリギリにまでせり出してソロを連射。

おお!セッキー十八番の雷鳴轟くドラムソロまで地鳴りをあげた。

ツインギターによるアクロバティックなる妙技に拍手喝采。

見応え、聞き応え満点のテンション高きギターバトル。

アミさん、以前はベースでバッキンバッキンにチョッパー奏法をマシンガンのごとく弾き倒していたのに、ギターでも安定感のあるスムーズな指運びを見せつけてくれました。

ここまで完璧にこなせる二刀流ミュージシャンって、札幌広しといえどもそうなかなかいないでしょう。「ありがとうございました!!」

最初に「4曲では物足りない・・・」なんてほざいてしまいましたが撤回します。

曲数ではないね。

中身は十分に濃厚でエキサイティングでした。最大級の賛辞が絶え間なく送られていました。

メンバー達はこのあとにも他のバンドで再度活躍しますよ(前日にも出演したメンバーがいるよ・・・・笑)

2、10:35~10:55

AXIA

カシオペアのカヴァーバンド。

札幌からの参加。

6年連続6回目。 

多方面よりリスペクトされている、紳士な振る舞いのクルさん率いる新生「AXIA」の小樽お披露目ライブ。

なんという贅沢の極みでしょうか。

序盤から立て続けにフュージョン・バンドをたっぷりと堪能できるなんて。

ある意味ではこの日最大の目玉タイム。

全曲カシオペアの究極カバー・インストウルメンタルバンド

「AXIA」ともS・T・Aは何度同じ舞台に立ったことでしょう。

走馬灯のように、それら魅力的なライブの数々が脳裏を駆け巡ります。

今回の出演バンド達は、どれもこれも個性では甲乙つけがたいのですが、テクニカルな面においてはアクシアに圧倒的軍配が上がることでしょう。

問答無用に名曲の数々をぶっ通しで爽やかに攻めまくってもらいましょう!!

メンバーの構成は・・・・ギターのクル氏(愛器ヤマハ野呂一生モデルの青を携えています。このギターは絶対的にAXIA専用。もう1本の愛器モモちゃんではありません)、シオ・ユニットのバンマスでもあるシオ氏はローズ指板で紫の多弦ベースを使用、2段構えのキーボーディストはタカハシ氏(ヤマハ&コルグ使用)、ドラムはなんとヴィニーズ・バーのクボタ氏という本家カシオペア同様に4人組み。

特にマサとは長年の知人でもあるのに、ヴィニー・カリウタ仕込みのクボタくんのドラミングを観れるのは今回が初なんでとても楽しみです。

そういえば以前から知っていたけれども、私がAXIAを生体験したのも数年前の、このステージでした(クルさん以外メンバーチェンジしていますが・・・)。

当然高度で迫力満点のアクロバティック奏法に、決して大袈裟ではなく腰抜かしてぶっ飛んだものでした。

今回はメンバーを一新してのライブということで俄然注目の的。私もずっとこの日がくるのを楽しみに待っていました。

今後もアクティブに活動していくとのこと。ワクワクと期待しましょう。何から何までとっても勉強になること請け合いよ。

「THE SKY(アルバムFULL COLORSから)」からクルさんのギターがウォームでいい響きしています。

エフェクターの持ち味を最大限にフル稼働。天空高く何処までも突き抜けてゆくサスティーンがさすがです。

そこいらにゴロゴロと転がっている生意気な鼻垂れギター小僧共が束になってかかっても一蹴しちゃうほどの勢い。

レベルが違いすぎる。

知性漲る巧みの業師。唯一無二の存在感を遺憾なく発揮しています。一部の隙も無いほどに計算されつくした演奏の妙技。1曲目の第一音から情け無用の火花散る攻防戦。それらを青筋一つ立てないで、涼しい顔にて演じるのですから全くもって心憎いですね。

そのクルさんからバトンを受け取ってのキーボード・ソロも光り輝いています。

4者一体となっての完璧なる構築美が見受けられます。

バックを的確に引き締めるクボタくんの素敵なスティック・ワークは想像以上に緻密でパワフル。

シオ氏によるMC。

「はい!ありがとうございました。時折激しい風が吹いていますが譜面のほう大丈夫ですか?・・・おなじみのAXIAです。最後までごゆっくりとお付き合いください。

海の近くなので今日は空の曲が多いです。

あ!?司会の方、アクシアの発音なのですが、ちょっとイントネーションが違うみたいですね(笑)。小樽と札幌とではアクセントが違うのかな?

台風一過で夜空が見れますよ・・・・センチメンタリズムに満ち溢れたバラードで・・・・HOSHI・ZORA(アルバムASIAN DREAMERより)」

リムショットが渋い。

ここでも全体をビシッと引き締めて牽引役を一手に担っているのはフュージョン魂みなぎるカリスマ・クル氏。何度見てもやはり別格。

クセモノ揃いのメンバー達を一手に束ねているのですからね。

札幌フュージョン界の顔役として頂点に長年君臨しているご意見番だけあって、丁寧なるピッキングの一つ一つに込められた説得力が半端ではありません。

緊張の雰囲気がそこかしこに漂うメンバー達を余裕シャクシャク、しかもクールに品格込めてまとめあげる。

ここでは全体的にやや抑え目にグッと迫ってきます。

じっくりと腰をすえて考察させていただきますよ。趣向を凝らしたAXIA別の面をご披露。

AXIAというバンドはまさにクルさんそのもので相応しいネーミングだね(ギリシャ語で「価値あるもの」という意味)。

それにしてもシンプルに憶えやすくてロゴにもしやすいキャッチーでかっこいいバンド名。

3曲目は海にちなんだ「SAILING ALONE(アルバムTHUNDER LIVEより)」

クボタくんのスティック・カウントでスタート。

カシオペアの中では異質なジャズっぽいナンバー。

うねるようなベースラインから滑り込むように開始(ここではナチュラルボディのフレットレスに持ち替え。ローズ指板)。

でもいつもどおりに安定感抜群に冴え渡り、陶酔の表情を浮かべたクル氏入魂のフィンガリングから徐々にヒートアップ。タップリと超絶技巧にはじきだして、よりグレードアップしたトーンを堪能させてくれました。音楽が音楽だけにエフェクト類も凝りに凝った接続。もうこれだけでも音のバリエーションが、ふんだんに施されているのが垣間見えてきそうです。

豊富に煌くフレーズも絶品だ。

かぶりつきのうるさ型なファンたちが多いのもうなづけるというもの。

名物MC(!?)も兼任のシオ氏がメンバー紹介をします。

「北海道にはなかなかいない札幌フュージョン界のドン・クルさん。

俺できねえよ~といいながらもたくさんの難攻不落ソングを文句一つ言わずに完璧に仕上げてきた究極のゲストドラマー&マスターのクボタくん。

曲の練習は空の上で行っていた!という千歳在住のパイロットでもあるタカハシくん。

そして自称・雇われベーシストのシオです。

ゴーッという物凄い音をマイクが拾っていますが、これは鼻息ではありません(笑)。

風が強いと譜面がめくれて飛ぶ。スマホも吹っ飛ぶ。曲も頭の中から飛ぶ・・・・。

挙句の果てには、スタンドに立てかけていたベースのストラップが港町特有の海風に煽られて帆代わりになり倒れそうになったし。

それを支えてなおしてくれたアミさん、ありがとうございました(笑)。

最後の曲のタイトルを日本語訳すると・・・光陰矢のごとし・・・・」

ラストの「ARROW OF TIME」にいたるまで徹底的にこだわりぬかれた選曲群も特筆すべき点。

この曲はカシオペア博士ことクル氏いわく「カシオペア3RDを復活させた野呂さんが書いてきた曲」とのこと。

カシオペア愛が隅々にまでほとばしっています。

ありきたりなスタンダード・ソングではなく、マニア泣かせなところをついてきましたね(笑)

一気に琴線をしきりと刺激してくれます。パーカッシブなベースラインとチョッパーの速射砲撃。

ハイポジションを駆使したギター・ソロに突入。

心なしか、いつもより弾きまくっているような気がするけれど、これもノリに乗っている表れか。

クボタ氏によって組み上げられたグルーヴも見所、聞かせどころ。

難易度強の構成渦巻く曲をいとも簡単にこなしちゃうんだから御見それしちゃうよ。それとは対極に位置する、ポーカーフェイス・クルさんいつもの噂にたがわぬ繊細なるテクニックで貫禄たっぷりに引き締めています。ここいらあたりからが、本当のアクシア真骨頂。最大の見せ場到来。

序盤だけでも十分に息を飲むシーンばかりなのに、それがドンドンと加速しながらフレット上を縦横無尽に這いずり回るのです。

人間の指で再現できる限界まで挑戦するがごとくの光速インター・プレイ。

華麗なるAXIAワールドも終盤に差し掛かってきました。

もちろん嵐のような拍手喝采。お約束の複雑極まりない最上級のエモーション。この日のアクシアは全4曲の演奏ですが濃厚この上ない、内容的には10曲分に値する内容だ!と豪語しちゃいましょう。

あえて定番のメジャー路線「アサヤケ」を外す自信みなぎる通好みのAXIAにカンパイ!

欲を言わせてもらえば、知的美学を含んだAXIA中心人物クルさんのMCに酔いしれたかったです。

とにもかくにも最近、のりにのっているアクシアの皆さんでした。

ちなみに晴れ男の誉れ高きクルさんの力により、気持ちの良い日差しのもと、ノビノビとメンバー達はプレイに専念できたそうです。

ステージ下に貼り出されているこのイベントの横断幕風看板がゴージャスですなあ。熱狂の3番手ライブ開演を焦らしに焦らされて興奮したダンスチームの皆が、もう少しも我慢できないのがこちら側にもビンビンと伝ってきます。

BGMはザ・ナック「マイ・シャローナ」、マーサ&ザ・ヴァンデラス「ヒート・ウェーヴ」、プラターズ「オンリー・ユー」、リッチー・バレンス「ラバンバ」、クィーン「愛と言う名の欲望」

3、11:05~11:25

ジャッカルズⅡ

ジャンルはヴェンチャーズなどのインストルメンタル

小樽から初出演・・・といっても7月の浅草橋やマリンフェスタには出演済み。

男性4人組。

ドラム、ベース(ジャズベース。サンバーストカラーのボディにローズ指板。ハードロックカフェのTシャツ着用)、そしてツインギター(3トーンサンバーストのモズライト。タバコサンバーストのボディカラー。メイプル指板のストラトキャスター。3人ともに布製フェンダーストラップ着用)。

驚いたことに結成50年だとのこと!!

高校時代の友人や仲間達とで延々活動継続していたら、あっという間に半世紀を迎えたのだそうですよ!

バンドが長続きするコツを伝授させて欲しいものだ。

しかし、ヴェンチャーズ・カバーバンドの多い事。

大人バンドのライブ・イベントには,必ずといっていいくらいに出演していますね。

日本中に一体全体ヴェンチャーズのコピーバンドはどれだけ存在するのでしょうかねえ!?

おそらくビートルズと1,2を争うんじゃあないかなあ・・・。

 それも当たり前といえば当たり前でしょう。

60年代前半、世界中に吹き荒れたエレキブームの火付け役ともいえるバンドなのですから、ヴェンチャーズを神のように崇拝するギター小僧たちがその後成長しても変わらず追いかけているという気持ちもいたいほどにわかります。

なんたって理屈抜きに「テケテケテケ~ッ!」で、皆やられちゃったんだからね(笑)。

アニマルズの「朝日のあたる家」でスタート。

開巻からいきなりマニアも思わず唸っちゃうようなこだわりセレクション。

意外ですね、ここにこれを持ってくるなんてビックリ。

目の付け所が一味違うね。

どこまでも熱い連中です。

ストラト・ギターの方がMCを担当。

「ありがとうございました!え~みなさん、こんにちは。前の2バンドの方達・・・・今の若い方はテクニックがありますね。凄いな。

私たちは平均年齢が67~8歳。なんとかこれからもがんばりたいと思います。よろしく!最後までいくぞ~!!」

2曲目は「さすらいのギター」

ザ・ヴェンチャーズ・ガールとして人気を博した小山ルミの大ヒット曲。

ヴェンチャーズは、歌謡界にも多大なる影響を与えていたのですよ。

私が中学生の時、友人達と海水浴キャンプに行った際、一日中、ビーチでこの曲が流れていたのを思い出しました。

つまりラジオやテレビ以外にも、海に山に街に車中にと夏の間中、どこへ行ってもひっきりなしに流れていたものです。

思わず胸がグッと熱くなるほどに灼熱の太陽が蘇る。

ステージでは往年のギター少年2人が、競ってノーキー・エドワーズ役を嬉々として演じています。羨ましい。

お次も過激だ!

メドレーで「バンブル・ビー・ツイスト」

これはロシアの作曲家リムスキー・コルサコフの「熊蜂の飛行」をアレンジしたもの。

ほんとうに蜂が忙しく飛び回っている情景が目に浮かぶようだ。

それを必死の形相でフレット上のポジションを目で追いかけながらのプレイ。

そりゃあ、ヘトヘトになったことでしょう。

しかし言葉少なに怒涛の疾走ライブを、最初に公言したとおり実現させていくのです!

それでもタイトなドラミングを後半でフューチャーして雄叫びをあげ見事に終演。

このバンド、先月のライブではちょっと消化不良気味な面も見受けられたのですが、今回はそれとは比較にならないほどに、グッとまとまりがあって一体感を醸し出し成長の痕跡を覗かせています。

恐るべし4人衆、今も健在だ。

「次いきます!パイプライン!」

遂に出た!テケテケテケ・・・・ジャーラア~ン!といえばこれ。お約束の決定打。

焦らしに焦らした挙句にやって来た定番のギター・サウンド。

絶対に外せないビッグナンバー。

思い切りサーフィンやりたくなっちゃうね。ボードや波に乗るのって、とても難しいんだけどさ・・・・。

これ聞いたら、いつどんな時にでも、ハワイが目に浮かんできちゃって、今すぐにでも飛んでいきたくなっちゃう。

特に雪深い土地に生まれた道産子ならば尚の事憧れの島。

どのパートも耳に馴染みのある懐かしの旋律ばかりで、口づさみたくなるものばかり。

他のバンド・ギタリストも我慢ができずに、客席で自分のギターを手に一緒にフレーズをなぞっています。

その気持ちは、よくわかります。

あの熟年世代の肉体の(失礼)、どこにあれだけのヴァイタリティーが湧き出てくるのか?不思議です。

やっとたどり着いたラストは「イエロー・ジャケット」

序盤ではドラムのリム・ショットが主役。

ところが一転してインデイアン・ビートに豹変。

いきなり攻撃的なギターがコードを掻き毟って炸裂。

満を持して飛び出したのは、「待ってました!」とばかりのエネルギッシュなドラム・ロール。

ドンドンとまくし立て、スネアを中心に満面の笑みで叩きまくっています。

素早いスティックさばきが正確無比でお口あんぐり状態。

ギターがピックスクラッチ、スプリング・リバーブ、そしてミュート奏法など、古き良き時代の空気をそのまま運びこんでくれました。

磨きのかかったフィンガリングで、鮮やかに爪弾かれていきます。

軽快にワウペダルを駆使して、うねりまくるギター・スピリット。

ギタリストの教科書みたいなステージですね。

ベーシストも負けてはなるものか!とハイポジションにて見事なラインを描いて誇らしげに自己主張。

昔とった杵柄だけに、演奏しながら無意識に、ほろ苦くも甘ずっぱ~いバンドマン感覚が蘇ったみたいです。

MCも控えめのノンストップ・ライブ。

ダンスに興じるオーディエンスも5~6人出現。

次回ライブでは加山雄三、寺内タケシの曲も飛び出してきたりしてね!期待します。

お昼が近いからなのか、乳母車を押す親子連れ、犬の散歩をするご婦人、カップル、チビッ子たちが徐々に会場内に目立ってきましたよ!

4、11:35~11:55

セイラーズ 

唯一岩内から参戦の男トリオ。

このバンドは3年連続3回目の出演で「こよなく愛する60~70年代ブルース・ロック」を聞かせてくれます。

この日一番のサイケデリックカラーに染め上げられたライブ。

スタンバイオーケーのサインが出てはじまったのが、な、な、なんと・・・・「ホワイト・ルーム(クリーム)」ではないですか!!!

あの「ダンダダダンダダダン!」のイントロが迫ってくる。

ボーカルは入っていませんが(ア~~~の部分)、独特の分厚いイントロサウンドが飛び出して歌い出されました。しかもフィンガー・ピッキングのベーシストがリード・ボーカル(黒いボディのベースでプレイ。ローズ指板。毎年ヒゲをたくわえています。色つき眼鏡と頭に巻いたバンダナもポイント)。

ジャック・ブルース風に燻し銀の喉を震わせて。

まさかここの会場でこの曲が聞けるなんて衝撃。

ウーマントーンをねちっこく奏でているギタリストは335の3トーンサンバーストギター(バインディングなし)を抱いています。

エリック・クラプトンが大好きなのは明白。

さあ、次は何をやってくれるの・・・?と期待にワクワクしているとフレディ・キングの「セイム・オールド・ブルース」がウネリをあげた。

おいおい、ドンドンと本格的なブルージー・ワールドに突入かい。

向き合ってプレイするベーシストとギタリストは、共に暑さ対策として首にはタオルがかけられています。

タメがどっぷりと効いたドラミングは絶品。決して手数が多いわけではないのに説得力あり。

そのドラム・セットのそばに寄り添ってブレイクの確認をするギタリストはニンマリ。

ギターにはワウペダルが絡み付き、スライド・バーを駆使した3コード究極のフリーセッション開始。

全くクリームと同一の編成で堂々2曲を終えました。

「岩内から来ましたセイラーズです。すみません・・・・朝っぱらからブルースをやっていいものかとちょっと迷いました・・・・私ごとではありますが、年寄りなので曲がよく覚えられません・・・・時間がないのでちゃっちゃとやっちゃいます」

もう気分はすっかりとフラワームーブメントにトリップ。

リバーヴを思い切り深めにかけたギターによるアルペジオのイントロから「リトル・ウィング(ジミ・ヘンドリクス)」

ドスのきいたボーカルもニューロック世代にとってはたまらないくらいに共鳴できますよ。

一気にあの時代へ逆行させてくれます。

しかしジミヘンをパーフェクトにコピーしているのですよ。指クセまでをも再現。

3人組みなので持ち時間が短いのが残念なくらい。

早くもラスト。

「ソウルフルなロックンロールでいきます!」

極めつけ、とっておきの「迷信」リフが激しくピッキングされます。

グッと雰囲気が一転して3コードのノリノリビート。

トリオとは思えないくらい想像を絶する爆音。

この曲は元々はスティービー・ワンダーの作品だけど、ここではトリオとロックにこだわってスティービー・レイヴォーン&ダブル・トラブルとベック・ボガート&アピスの合体バージョンでぶちかまし。

スピーディーなアレンジにくわえて(多少のミスが散見)、カーマイン・アピスよろしくエンディングではドラム・ソロを号砲に大団円。拍手喝采!!

5、12:05~12:30

札幌からの参戦5人組みバンドは・・・・・SJC(札幌ジンギスカン・クラブ)

J-POPカバー

会場でここのバンド・メンバーからマサは声をかけられました!!

おお!なんと懐かしい顔、顔、顔・・・。

マサとは30年来の友人達ではないかあ。

コバヤシくん、サトちゃん、ハヤくんだあ!

キーさんは今年の春、江別ライブイベントで再会済み(マリちゃんのバンドでね)。

このバンド名は知っていたけれども、まさか彼らだったとはちっとも知らなかった。

プログラムには2年ぶり2回目と記されているけれど、ライブ直前にコバヤシくんの都合がつかなくなってしまい、泣く泣くキャンセルしたんだそう。

つまり今回が初出演。だから今まで会おうと思っても会えなかったわけだ。

まあ、いずれにしても皆、相変わらず元気で仲良く活動していて良かった。

実は彼等、先月も芸術の森ライブに出演したんだって。

自然に囲まれた中でのライブが、とても気持ちよかったとのこと。

彼等の編成は・・・・DR&CHOにハヤくん、Gコバヤシくん(フェンダー・ストラトキャスター。タバコサンバースト。メイプル指板)、Bキーさん(コアボデイ材のジャズ・ベース。ローズ指板。ゴールド・パーツ)、KBサトちゃん、VOタケちゃんという布陣。

ちなみにコバヤシくんとキーさんは、ともにフェンダーの黒い布製ストラップを使用。

更にユニークなのがリーダーのコバヤシくんが急遽、メンバー全員分を揃えたというなんともユニークなるお洒落Tシャツ。

それぞれに誰でも知っている食べ物の名称が、胸にプリントされているという代物。

ドラムが白い寿司太郎、キーボードが濃紺で大人のフリカケ、ギターがマルちゃん赤いキツネ、ボーカルが白で出前一丁、ベースが緑の狸という按配。

さてさて、1曲目は「イージュー☆ライダー(奥田民生)」

伸びやかなるスライド・ギターが先導してスタート。

いつ聞いてもコバヤシくんのギターは正確無比。

それでいて、バッチリとロックしているよん。

ボーカルのタケちゃんは今回が初対面だけど、爽やかな好青年だ。

その人柄が如実に歌声にも反映されています。

「ありがとうございます。札幌ジンギスカン・クラブです!リーダーが揃えてくれたこのTシャツ、まだおろし立てなので折り目が付いています。

あと4曲、頑張ります!

次の曲は・・・・まだタイトルは言いません(笑)。多分、誰もわからないと思います。答えが当たったらその人にはリーダーからビール券をプレゼントします!」「そのTシャツが欲しい!(観客)」

へヴィーなカッティングのギターをおもいきりフューチャーしたサウンドから、思い入れタップリに歌い出すタケちゃん。

多分、会場中の人達がこの曲の正体をずっと考えているんだろうね。

歌詞の中に「ダウン・タウン・アレー」と歌われているから、それがタイトルなんだろう、とある程度の見当はついたけど、歌手名が思い出せない。

まあ、そんなことはともかくとして、とてもキャッチーでノリのいい、これぞJ-POPのお手本ともいうべき1曲。

これをタケちゃんが懇切丁寧に、心を込めての熱唱で届けてくれました。

バックのメンバー達も、安定感のある演奏で支えています。

で、曲が終わってタケちゃんが観客に問いかけますが、誰一人としてわかる人はいなかった・・・。

「清水宏次朗のダウン・タウン・アレーでした!残念でした・・・。

ビール券は僕が貰って飲んじゃいます(笑)

3曲目は今、映画コード・ブルー劇場版ドクターヘリ緊急救命の主題歌としてあちこちで流れて大ヒットしている、ミスター・チルドレンの・・・花火をやります。あんな風にうまく歌えないけど頑張ってやっていこう!」

 どうしてどうして、なかなかに説得力のあるエモーショナル・ヴォイスは素晴らしいよ。

この曲をこの位置にもってきたのは正解。

ハヤくんの叩き出すやや抑え目に淡々としたリム・ショットも、アクセントのメリハリに大貢献。

しかしミスチルの櫻井くんって珠玉のメロディ・メーカーだ。まさに天才コンポーザーって彼のことを言うのだろうね。

バンマスがMCを引き継ぐ

「この時期になると体調を崩してしまうのですよ・・・・・実は今日も入院先から脱走してきました!(といいながら手首に巻いた白い患者用のリストバンドを誇らしげに掲げる!)。

そんなわけでして・・・・去年もこのライブに出れなかったのです。

次の曲は・・・安全地帯で・・・・ウィアー・アライブ」

玉置浩二ばりにタケちゃんは、パワフルに喉を振るわせる。

ライブ映えする熱血ソング。

歌詞の内容も、ストレートに伝わってきますね。

バンマスも病気とは思えないくらいに、生き生きとしたパフォーマンスでギター・アクションを決めまくっていますよ。

真横に位置するバンマスの愛妻サトちゃんが、キーボードを弾きながら投げかける熱い視線も微笑ましい。

キーさんとハヤくんのツボを心得た的確なるリズムセクションは抜群のコンビネーションを誇っています。

「最後の曲ですが・・・・北海道が生んだ大スターといえば、前に座っているお父さん、誰だかわかりますか?・・」

「千春!」

「正解です!でもビール券はなしです(笑)。じゃあ何をやるかわかりますか?」

「長い夜!」

「おおお!!!大正解!!」

イントロのギターワークが出色の完成度。

さすがコバヤシくん。

器用に洋楽、邦楽問わず選り好みせず貪欲にチャレンジ。独自のモノに吸収する力量は以前からちっとも変わらないね。参考にさせてもらおうっと。

というわけで、SJC後半2曲は道産子実力派シンガーのカバーで網羅。

タケちゃんの張りのある伸びやかなボーカルは、そうとうに歌いこんだんだなあ、と思わせるほどに千春節を再現しています。

司会のヤチヨ嬢がタケちゃんの「照れくさそうにはにかんだ表情がなんともいえない」と絶賛していました。

女性達のハートを、その甘いマスクでキュンキュンいわせながら鷲づかみかい!

会場内に流れるBGMはサンタナで「僕のリズムを聞いとくれ」だ!

 

~~ライブ・レポートPART、1はここまで。続きはPART,2へ!!~~

 

 

 

 

 

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makeup pallette(chicago)

2018-08-28 09:00:38 | CHICAGO

メイクパレットとは、アイシャドウなど様々な種類・色の化粧品が1つのパレッドに詰まっている優れモノ♪これを1つ持っていると、いろいろなメイクをすることが出来てとっても便利。

masa's art chicago logo respect gallery

〜ウィキペディアより〜

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the sapporo transit authority(STA)小樽 北運河サウンドエナジー〜黒い炎

2018-08-28 08:47:25 | YOUTUBE

https://m.youtube.com/watch?v=WQ7-HCCnqLY

真夏の恒例、屋外ライブ

2018.8.26(sun)

ライブ最大の山場でプレイ。

なんたって10人編成で望んだステージだけに迫力が半端ない!

半分がホーンセクション。

ツイントランペット、ツインパーカッション。

リードボーカルにはプライムルースからのスペシャルゲストとしてイヨちゃんを迎えました!

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