THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

心頭を滅却すれば火もまた涼し

2013-07-31 00:27:27 | リハーサル

ああ・・・世の学生たちは夏休み真っ最中ですね。

ピーター・セテラ初となるオーケストラ来日公演も大盛況のうちに終了。

ピーターも大好きな日本を満喫したようです。インタビューで「音楽は人と人との気持ちをひとつに結びつける」とも語っていたそうですよ。

さて、写真はシカゴ絡みで夏にふさわしいジャケットシリーズ第3弾オリジナル・サウンド・トラック「SUMMER LOVERS」です。

1982年、日本でも公開されて話題になりましたが、内容はというと真夏の高級リゾート地で若い男女3人がなにやら惚れた晴れたで崖から海にダイブしたり、いちゃついたりという他愛の無い話。

それよりも俄然興味の的は挿入曲の豪華さ。

マイケル・センベロ、デペッシュ・モード、ステーヴン・ビショップ、ティナ・ターナー、ヘヴン17、エルトン・ジョンETC・・・。

中でも最も注目されてあちこちでヘヴィーローテーションされたのがシカゴの「素直になれなくて」でした。

ストーリー中、1番美味しいところに華麗に登場。

曲の後半、盛りがってくるところで例の崖からスローモーションでダイブするところにシンクロ。

別にこの映画のために作られた曲でもないし、映画のシーンでも違和感を感じるような編集もされているし、阿藤海風に言えば「なんだかなあ・・・」みたいな気持ちで見ていました。(大ヒットのきっかけの一翼を担っているとは思いますが)

若い俳優達も当時はまったく無名でしたがダリル・ハンナはその後トム・ハンクスとの共演作「splash」で人魚を演じ任期沸騰、タランティーノ監督の下ではなんと黒いアイパッチ姿の強面に変身して「キル・ビル」に悪役に徹して怪演していました。

一方のピーター・ギャラガーもその濃いルックスは一度見たら忘れられないくらいの2枚目、着実に話題作に出演。

サンドラ・ブロック共演の「あなたが寝てる間に」ではほとんどを昏睡状態という演技でしたが、これはおすすめの1本です。

なんたって、ピーターに片思いするサンドラの役柄はあの「CHICAGO TRANSIT AUTHORITY」の改札嬢なのですよ!!(2人の出会いの場所もそこ)

もちろん彼女の制服にはその文字が鮮やかに輝いています。

舞台はシカゴ、あちこちにCTAが登場します。

若き日のシカゴ達はこの電車を頻繁に利用していたのですね。

 

練習スタジオにはあまりの暑さにオーナーが気をきかせてくれたのかドラマーの後方上部壁に新しい扇風機が設置されました。

もちろん外に比べたら室内の方が断然に涼しいのですがそれでも演奏が始まると頭から湯気が立ちます。

いつものようにブラス用に3本のマイクも立てて久しぶりにオリジナル・シカゴと同編成の7人が集いました。

管はミツを先頭にアサキ嬢、そしてタツ。

アサキ嬢は何故かSTA用のスコアを他の物と取り違えて持ってきてしまいましたがそこは心優しい先輩たちがフォロー。

タツもスコアを持ってきていなかったのですが、驚いたことに暗譜でプレイしているではないですか!!貫禄ですね。

で、彼女が唯一持っていた譜面から、最近やっていないシカゴソングなどをいきなりやってみました。

とてもスリリング、マサは引き攣りながらおっかなびっくり弾いているメンバーらを見つめつつも完奏。

しかし今回のリハーサルはとてもハウリングが多くて辟易してしまいます。

原因はなんなんだろうか??いつもはこんなことあまりないんだけどなあ・・・?

それと長い間、問題視している走り気味の曲進行にももうちょっと神経を配りたいものです。

もう当たり前のクセになりかけてるし・・・。

というわけでそれを打破する意味で最も難解でやりごたえのある曲を5回も繰り返し2時間の中でやっちゃいました。

これってテンポがミディアムやスロー、徐々にハードからヘヴィーと目まぐるしく変化するのでトレーニングにはうってつけです。

マサのワガママで強引に未だ未完成のシカゴの曲もやってみたけれども、もうこうなったら牛歩戦法でいきましょうよ。

北運河のセットリストはさらっと通過したので、予告していた目玉の曲に白羽の矢が当たりましたよ。

これってまだまだ先のライブ予定ソングなんだけれども短気なメンバーは待てないらしくてこの日、一番の回数を演奏。

シンとアサキ嬢は初演奏。

アカリ嬢が一目惚れした曲で、アカリ嬢も「面白い曲」と絶賛。

シンがクラップス・ホールで思わず雄叫びの唸り声をあげた(!?)曲です。

イントロから歌、ソロ、エンディングと流れていくもどうしても、場所を見失ってしまう。

自宅練習ではばっちりなのに・・・。

「これってまるっきりジャズでしょうがあ!!」と何人ものメンバーが訴えていました。

アサキ嬢曰く「これもシカゴの曲??」「そうなんです!!」

何度も繰り返し演奏していくうちにお互いの弱点がわかってきたらしく、なんとかカンも戻りつつあるようです。

ミツ「こういう曲は何事も無かったかのようにクールに決められなくっちゃあねえ、まさに変態ソングの極み(褒め言葉だよ)」。そのとおり。

シンは前もってミツからスコアを受け取り歌にハモンドのソロ(バッチりとボビーをコピー、感激しました)も再現してくれました。

しかし、このファスト・ジャズ・ワルツは相変わらずの曲者ですね。

 

気がつけばSTAのライブ数もいつの間にやら80回を超えていました。これは驚愕です。誰がここまで続くと想像していたでしょうか?

長年ライブをやり続けていれば忘れられないくらいに楽しかったノリノリで一体化した素敵なもの、逆にできることならば抹消したい嫌な思い出しかないものと様々。イベントが縁で今も仲良くお互いに切磋琢磨しあっている数多くの良きライバル的バンド達、ずっとお世話になっているスタッフやライブハウス、当日会場に行ってみたら話とまったく違う企画倒れみたいな醜いもの、裏でくだらないことで大モメしたこと・・・。そういったゴタゴタに嫌気がさしトラブルを反面教師にして自ら立ち上げたのが「LIBERATION」なのです。これ以降、STAの活動がスムーズに行えるようになりましたし、ステージングも格段に成長したと思います。雑用がしんどいですけどね・・・。(もちろん信頼の於けるイベントには喜んで毎年出演させていただいてます)

秋にはまた「LIBERATION」が再開されます。あのハッシーも帰ってくるよん。

 

最近、メンバー達は練習でもライブでも自分のミスなどをあまり包み隠さずに告白したり皆に謝罪したり、原因究明にも協力的です。以前ではあまり見られなかった光景。これは素晴らしいこと。

人間、誰しも間違いは犯す、それを糧にして成長するもの(いつまでも同じミスの繰り返しは勘弁だけどさ)。

内輪でケチなプライドに固執して知らん顔しているというのはかえってマイナスの遠回りで損だし、大体にしてバンドマン達には、バレバレなんだけどねえ~~~。

プライドを捨てろというわけではなく突っ張りどころを勘違いしないでよ!!っていうことですね。

気高いプライドを持って突っ張るならばサウンドにそれを一丸となってぶつけましょう!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シカゴのアルバム・ジャケットを見て涼もう Ⅱ

2013-07-24 23:31:11 | リハーサル

皆さん、相変わらず暑いですね・・・。そこで2003年発表のシカゴ・クリスマス・アルバム「WHAT'S IT GONNA BE, SANTA?」。雪原に鮮やかなシカゴ・ロゴによるシュプールでございます。なかなかにひんやりムードを満喫できるのではないでしょうか。

 

毎年恒例の小樽真夏のSTAライブも3ステージを終えて、残すところあと一つ。

来月の第2回北運河特設ステージのみとなりました。2年連続の出演、今から楽しみです。

なんたって今年最後の屋外ライブですからね。

あの解放感がたまりません。

 

浅草橋ライブを終えてのスタジオ入り。

いろいろとあったトラブルやら反省点を各自でもう一度振り返ってみて練り直しです。

人間、誰しもミスは付き物ですが何度も同じことの繰り返しはいただけませんからね・・・。バンドの一員という責任感、自覚を改めて見つめなおしましょうよ。

 

いつものことですが、ライブが終わると早速、次のライブのセットリスト候補が回覧されます。会場、タイバン、持ち時間、出演順、客層などから考慮して案を練ります。レパートリーのローテーション、定番の曲、新たな曲、実験的に冒険してみよう風曲・・・。

これに対するメンバー達の反応を見計らって好感触ならばゴーサインです!

でもスタジオで実際に音出しをしてみてからわかる個所とかもあるので、再度テコ入れ。

時と場合によっては大幅な変更という事態に陥ることも。(まあ、今のメンバーになってからは滅多にありませんが)

自論ですが、ステージは1曲、1曲のバラバラ物とはとらえず、ステージに上がってから、下りるまでが一つの物ととらえています。

よって、わかりやすく言えば起承転結という流れが理想形。

そこに予期せぬ事故や些細なミスが勃発すると全体に悪影響を及ぼします。

それにクールに対処できるくらいの強靭なるメンタルも必要となってきます(もちろん演奏テクニックありきの話)。したたかなツワモノともなるとそれを有効利用しちゃったりもします。知人に聞いた話ですが元ドクター・フィールグッド(パブロックの雄)の鬼のカッティング・ギタリスト、ウィルコ・ジョンソンのベッシーホールでのライブでの出来事。強烈なプレイに弦が切れても曲は進行。観客が一斉に「どうなるの?」と固唾を呑む中バックメンにリズム演奏させつつウィルコはやにわにポケットから弦を取り出し客席に向かってそれを見せびらかしアピール、そして軽快なステップワークを披露しながら弦の交換を完了し、何事もなかったかのようにプレイに戻ったという・・・鳥肌ものにかっこいいエピソード、年季が違いますね!! ライブは読んで字のごとしナマ物ですから。

いくらスタジオで10回繰り返し完璧に演奏できても、ライブでガタガタなんてこともありますし、(実際ステージとスタジオは別物)、入念なるチェックをした装備でも「なんでだよ・・・?」と泣きたくなるようなトラブルが発生します。

まさにステージには「魔物」が潜んでいる・・・・。

 

アルト・サックスのアカリ嬢からバトンを受け取って久しぶりにアサキ嬢がテナー・サックスを手にSTAに合流しました(ピグスティ以来)。

若手のミュージシャンを中央に据えてそれをとり囲むように先輩達が演奏。

そのほうが逐一の確認と意見交換がスムーズだし、音回りもいい。

最初はホーンが一人で戸惑い気味でしたが(実際に曲の構成を見失う者も・・・)、途中からミツが合流するとホッと一安心したのかリラックス。

断然、活気づいて張りが出てきました。(ノブも彼女の熱演にはひたすら感心。マサからはある曲のエンディングの速さと「ギターソロの長さはノブのノリ次第!小節数を数えても無意味さ!!」と教えてもらう)

あと、手の空いている人はパーカッションもやりましょうコール。

1時間ほど経過した頃に、いきなりマサがシカゴ初期のなまら渋い曲のリフを弾きだしたら(あかり嬢のお気に入り)皆が続々とのってきたのは嬉しかったなあ。

調子にのって未だに完成をみないシカゴ保留曲も手探りでトライしてみたら一歩前進した感あり。

やっぱりじっくりとでもやっていかないとね。得手不得手もよくわかったし。(個人としてもSTAとしても)

残った時間はアサキ嬢から2曲のリクエストをもらい時間イッパイまでに完奏。

 

今後のためSHINに2つ楽曲の依頼。これも密かな突破口になるでしょう。じっくりと盛り上げていきましょう!!

 

PETER CETERAが来日真っ最中です。

この度、念願のオーケストラによるコンサートがここ日本でも遂に実現しました。

残念ながら北海道には来てくれませんが・・・。

毎年来日してくれているのだから、そろそろ札幌にも来てくださいね。

なんたって1973年のシカゴ以来、ご無沙汰ですよ。

(そうだ!この間スタジオで偶然にもその1973年シカゴ札幌公演初日を観たというドラマーと知り合いました。マサ、ケン、シン、サヌーに引き続きです)

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VOL,82 2013おたる浅草橋オールディズ・ナイト 10

2013-07-17 11:41:09 | Live Set List

2013、7月13,14,15日

尚STAの出演は14日(日)。

会場:第3埠頭多目的広場 12:00~21:00

STAのメンバー達もマリンフェスタを終えて各自で機材・楽器を車に積み込んで場所移動。

小樽と言えば真っ先に思い出される日本全国でも有名なあの運河の橋が毎年ライブ会場だったのですが、今年から場所が変更になりました。(と言っても前回までの運河会場に近い海寄り)

主催の最高責任者、ジンさん曰く「ライジング・サンとまではいかないまでも今年の会場は今までの3倍はゆうにあるよ」と豪語するだけあり行ってみてびっくりしました。

そのとおり、とにかく広大な敷地を悠々とくつろげるほどに会場が設営されています。

今までの会場は確かに観光スポットとしては最適ではありましたが、観光客や国道サイドであったり人力車も行き交うためにお互いギュウギュウ詰め状態は否めませんでした。(トイレや着替え、楽屋や機材置き場としても)

今回はステージがとにかく異常に高い!!(先ほどの「マリンフェスタ」海上ステージは観客席から見下ろされる形状でしたが)

ここから足を滑らせ勢い余って落ちたら痛いだろうなあ・・・。

よくよく見てみるとこれってトラック・コンテナの荷台を広げたもので大きなタイヤがいくつも覗いています。

頑丈で安定感抜群、ロック感満点ですね。

昔はザ・ローリング・ストーンズや日本のハードロックバンドBOWWOWがデビュー時に(V時代ではない)この手法を使ったことがあるので気にいったなあ、ひと目で興奮しました。

そのステージ後方は会場よりも更に広々とスペースが遊んでいるのですよ。

ウォーミング・アップには最適。

裏サイドには楽屋テントが2つも設置されていて、露店も例年より多く飛ぶように飲食物が売れ続けていました。

あたりを見渡してみると、先程まで「マリンフェスタ」で一緒だったバンド達や「雪あかりライブ」で2月に同じ舞台を踏んだ仲間、そして1年ぶりの「浅草橋」バンド、他にもスタジオでよく見かける知人やら観光客、地元市民の方々が会場いっぱいにくつろいで同じ空間を共有しながら生のロックサウンドを体感しています。

マリンフェスタは午前10時からの開始でしたがこちらは昼12時の開演。

STAはマリンフェスタを終えてからの駆け込みだったために残念ながら前半は見れず途中からの観戦となりました。

前日も相当な盛り上がりだったそうですが、この日は最多出場の19バンド。

三日間で総勢52組!!

 

テッチャン率いる「MR,EKB」は聞くところによるとマリンフェスタを終了後、移動するも渋滞に巻き込まれてこちらの会場に着いたのが本番15分前だったとか(冷・・・)。

STAの移動時はのんびりと来ることができましたがこれも観光地によくある時間帯による流れのタイミングなのでしょうね。

無事にマリンフェスタ出演バンドのMR,EKB/厚別ブラザーズ/NO FUSE BREAKERS・・・とライブは進行して我々が見ることができたのは「かなえとけらいたち」からでした。

引き続きのヴェンチャーズ・バンド「アパッチ」でやんやの声援を受けながらのなまちゃんドラム・ソロも後方間近の特等席で見ちゃったさ。

なまちゃんはマリン&浅草橋と4つのステージをこなしたわけですね。

超人的な体力にはただひたすら敬服するのみです。

理屈抜きに心底ドラムとライブが大好きなのですよ、彼は。

熱演後のビールはめちゃくちゃに美味しいんだろうなあ。

上機嫌で私になついて来たもんね(笑)

 

シカゴブル-スを渋く決めまくってくれた「ノースサイドソウル」のシンガー&ハーピスト、ナガツカさんとも数年ぶりに会話を交わすことができました。

益々磨きがかかったその喉から絞り出される頑固一徹ソウルナンバーの数々・・・この日1番の黒っぽいサウンドに唸らされました。

実は私と同じGFR愛好家でもあるトガシ氏のベースも光っていましたね(彼はベンチャーズ・マニアでもあります)。

 

渋いといえば次に現れた小樽音楽界のカリスマ「ゴリラハンマー」も圧倒的貫禄ある存在感を突きつけてくれました。

ギター&ボーカルの雷神氏はSTAの企画ライブでの参加、先月の「ゴールドストーン」での再会、そしてこの日も会場でカワ(・∀・)イイ!!子犬を伴ってのところをフレンドリーに握手してくれて親交を温めさせていただきました。

以前に拝見したステージではアコースティックギターによるソロパフォーマンスだったのですがその時も超個性的なステージを展開。

それだけでも十分に圧倒されたのですがこの日は3人組によるスーパーヘヴィーファンクを轟かせてくれたのです。

まずはボーカルチェックの段階からなんと滝廉太郎が世界に誇る永遠のアンセム「荒城の月」(!!)を熱唱。(これはジャーマンメタルの大御所スコーピオンズや、イングヴェイ・マルムスティーン在籍時のアルカトラスなどのヘヴィーメタル系バンドが取り上げていました。西洋人の琴線を激しく刺激する旋律なのでしょうね)

ドスの効いたストロングヴォイスにエフェクト効果を織り交ぜたテクニカルギター、そしてフォデラの5弦ベーシストに手数王ドラマーと素晴らしいトライアングルバトル文句なしの凄まじさ。

緻密に練り上げられたパフォーマンスも勉強になります。

3人が一体となっての高度な奏法には目が点になるほど。

タッピング、グリッサンド、チョッパー、マッチョでコミカルな仕草、素早いシンバル&キックワーク、官能的なアーミング、頭上高く掲げられたギターをジミヘンばりに弾きまくったかと思えばがっぷりと組んだベース&ギターを両者が相手の楽器を腕をクロスさせてプレイ・・・と器用な技オン・パレード,まさに珠玉の数十分。

飽くなき探究心に惜しみない拍手がいつまでも鳴り止みませんでした。ライブ終了後の彼らは故郷のアフリカに冷凍保存されて帰国したとのことです(笑)。

HIKOいわく「どんなにヘヴィーな音でも全然やかましくなく、そしてスムーズに迫力が心地よく伝わってくる」とのこと。

そうだ、そういえば神技ギタリストのソゴウ君も似たようなことを言っていたなあ。下手なプレイヤーは音量やギミックに頼ってのやかましいだけのノイズの塊、テクニシャンは腹8分目の力でも余裕の迫力を醸し出す」と。

 

クラッシュビートのメンバーとしてSTAとゴールドストーンで先月タイバンを組んだかっこいいヤング・ギタリストがおしゃれなジャズボサノバでムーディーな効果を演出してくれた「樽te音」(タルテットと読みます)。

STAのブログにもメッセージを寄せてくれただけあって女性ボーカルによる一服の清涼飲料水のような澄んだ歌声をフロントにすえてバックの男性陣も奥行きのある大人の世界を見せつけてくれました。

 

リーダーのHIKOとキュートなキリちゃんのレベッカ・コピーバンド「RASPBERRY」はもう言うことないでしょう。

元気いっぱいにステージ狭しと弾けまくりのキリちゃん。

このバンドの、そしてキリ子嬢ライブ初体験がSTA企画だったのももう今となっては遠い過去のこと。

あの時の緊張気味で初々しかったキリチャンが今は目の前で堂々と観客の全てのハートをワシ掴みです。

何度もこのバンドは見ていますが彼女の成長ぶりには目を見張るものがありますね。

回を重ねるごとにドンドンとグレードアップしているのですから。

頼もしい限り。ところでHIKOがライブ予告の書き込みで「今回はギター・シンセ・バージョンだよん」と言ってました。

「じぇじぇ!?ギターシンセ???」と思ってステージを見てみるとキーボードが不在でツイン・ギター・・・。

よくよく確認してみるとMR,EKBのてっちゃんがYAMAHA/SGを手にスタンバイしているではないですか!(本日3ステージ目)

これで納得しました。STA企画ライブでもテっちゃんはこのギターを使用していて私は目ざとくブリッジに装着されていたギターシンセを発見していたのです(この時には使用しませんでしたが)。

それが今回キーボードの代わりにと遂に日の目をみたという次第。

もちろんギターソロも華麗に演じていましたよ。

そしてもう1人、テっちゃんの職場の大先輩でFIRE BALLのブラック・モッキンバードベーシストも共演という豪華な顔ぶれ(ストラップが外れてしまうというアクシデントもなんのその)。

ドラマーとお揃いのラモーンズTシャツもお似合いです(ちなみに彼のこの間までの愛器はナチュラルフィニッシュの5弦ベース)。補足:HIKOが着ていたのはジミ・ヘンドリクスのTシャツ、ちなみに彼は前日にお馴染みチューリップのコピーバンドTAKE OFFで出演していました。

 

会場に目を向けると各自が御贔屓のロックTシャツを着こんでいる姿を目にすることができるのもライブ会場ならではの醍醐味。

まったく見ず知らずの他人同士なのにお互いに好きなバンド・ロゴを発見すると不思議と妙な親近感を覚えるものです。

クィーンのTシャツを着ている人もいましたね。

焼けつくような日差しも徐々に和らいで日が傾きかけてきた頃、気持ちの良い海風がそよそよと流れてきました。

でもステージ上では相変わらず熱いライブが繰り広げられています。

ポップス、ロックンロール、ロカビリー、オールディズと多方面にわたるジャンルが次々に飛び出してきてステージ前方では自由気ままに皆がダンスに興じています。

トリまでの5バンドはSTAを含め全てが大所帯バンドばかり(普段は人数が多くただそれだけで目立つSTAですが、それを上回るほどのマンモス編成ばかり)。

スタッフも相当に大変だったと思いますよ、ご苦労様です。

 

「ビークルズ」も毎年この日に焦点を合わせて日夜練習に励んでいるだけあって力の入れようがハンパではないです。

MCなんかも研究を重ねた効果があったのではないでしょうか。

曲目なども練り上げられた片鱗が見受けられます。ヤマチャンも小さい体からは想像もつかないくらいのパワフル・トロンボーンで頑張っていました。ベーシストのツトムさんもおニューのベースを堂々と携えて力演。

マサと同じスペクターなのですよ。

彼のはユーロ仕様のブラック5弦2ハムバッカーP・U。

旭川バンド組はライブ終了後、小樽に1泊して観光地巡りや特産品に舌鼓を打ちつつ、ゆっくり帰路につくというのが毎年の恒例行事だそうです。

 

STAノブ&タツも在籍する泣く子も踊り狂っちゃうという「GO!HEY!BAND(吾平バンド)」が2年ぶりに現れました。

やはり彼らのような華のあるド派手な連中がいないとちょっと消化不良気味・・・というのも贅沢かな?

しょっぱなから一気にゴヘイ・ワールド全開。

全曲EW&Fをやります!とのアナウンスが発せられた途端に会場はディスコパーティに早変わり。

もうあの状況は文章では書き表せないです…ギブアップ・・・。

振り付けも完璧、バックも鉄壁、決めるところはちゃんと決めて落とすところはしっかりと笑いをとるというのが鉄則。

ジョユウ嬢とカスミ嬢のギンギンギラギラ衣装にF-KINGの全身真っ白なスーツ(STA夕張ライブでも着用。サタディ・ナイト・フィーバーのジョン・トラボルタを参考にしたのかな)。

全員がおなじみのアフロ・ヘアーのカツラをかぶっているものの、音の中身は本格派。

コミカルなことをやる場合はまず的確な演奏ありきですからね。次々に飛び出す大ヒット曲に会場中がノリまくり。続々とダンスフロアに往年のダンサー達が詰めかけてきてリズムに乗って懐かしのステップを踏みます。

皆の目にはミラーボールがキラキラと輝いて映っているのでしょうね、いい顔して踊っているもん。

F-KINGのツボを心得たトークもゴヘイの見せ場。

ボーカル・ボリューム唱法(!?)、床に倒れ込んでも会場の熱烈な手拍子によって生き返るというパターンもお手のもので何度見ても得した気分に浸らせてもらえます。

いつもはツイン・ギターのところをこの日は単独ギターとしてのノブ、そしてホーンもタツ一人でと大奮闘。

ビートにのって全員でぴょんぴょんと飛び跳ねたり、曲中にメンバー紹介を織り交ぜたりとあっという間にステージは終了してしまいました。

 

トリはこれまたSTAとは縁が深いバンド「農協スカパール・ライスオーケストラ」が雪あかりライブ以来の小樽を満喫。

昭和歌謡からポップス、ディスコ・・・となんでもござれのカヤクご飯バンド。

衣装は本業の農家での作業服ツナギ(色は各パートごとにカラフル)。

数日前に仕込んだというマイケル・ジャクソンの「スリラー」をはじめ、松田聖子、山口百恵から青江美奈、はたまた演歌にと賑やかに全員でドタン!!と派手に大コケしたり、ため息でもだえ苦しみながら止まらなくなったところをハリセンで思いきり貼り倒すというのも定番。

この男女はご夫婦なのでまったくの手加減なし(ラズベリーのHIKOとは長年家族ぐるみのお付き合いだそうです)。

TPP問題から下ネタまで(!)最後を締めくくるにはふさわしいバンドでした。

 

さあ!STAのライブ・レポートにいきたいと思います。

とにかく、この日は最初から最後までトラブルまみれだったSTAですが結果良ければすべてはオーライではないでしょうか。

一体どうなるのだろう?と肝を冷やしましたがジンさんの尽力によって無事にフィナーレを迎えることができました(もちろん各自、いろいろと反省点があるのは毎度のこと)。

ノブいわく「今回は観客に救われた」。確かにそうだけど、それもバンドの真摯な演奏あっての反応でもあるわけであってコール&レスポンスですよ。

ミツとマサが言っていたけど、ライブと野球の試合は似ています。

順調に調子よく運んでいても、ちょっとしたミスがきっかけで、いっぺんにその場の空気の流れが変わってしまいバタバタと連鎖的に総崩れしてしまうこともある所なんか共通していますね。

マサの故郷の後輩マッチャンも健康そのもののたくましいルックスでやってきました。

FIRE BALLが来月の北運河ライブで見事に復活するそうです、おめでとう!!

マサは自分たちの出番が来るまで気ままに会場を視察。

「ふむふむ・・・なるほど。この角度からだと、こうなってああなるんだな。おっとここからだと見栄えと反響がこうくるかい」

すると観客席の見ず知らずの女性2人から話しかけられて握手を求められました。

「毎年STAを1番の楽しみに家族で来ています。主人もシカゴが大好きなんですよ!」とのこと。

嬉しいなあ、STAのようなブラスロックやシカゴを演奏するバンドはなかなかいないし、最近は益々マニアックになりつつあるのでどこに行っても浮いちゃう存在のSTA。でも着実にこういう人達が影ながら応援してくれているんだということを知るとそのことが最高の励みになります。

元パンタロンズのヒロシ君からもらった焼き鳥にぱくつきコーラで喉を潤しつつも、楽屋で準備に余念がありません。

ただ、このテントの中はまだ熱気が強くスペア・ベースのハートフィールドが見る見るうちに逆反りネック状態に・・・。

メインのスぺクターはさすがに強靭な楽器でびくともしなかったですが(でもやっぱり楽器にとってはよくないですね)。

実はトランペットのタツは本業でもある別ジャンルのコンサートが同日に札幌大通公園ステージでありまして、それが終了後に小樽に駆け込んできました。

夕闇迫る頃に登場したSTAですが、徐々にあたり一面が夕闇にすっぽりと包まれて星空に。

まるで気分は伝説のカリフォルニア・ジャムの第3期ディープ・パープルさ!

ミツは激レア、カリフォルニア・トランジット・オーソリティのTシャツ&CAP2点セットを着用。目立っているよね~。

曲目は、もちろんお約束の全曲入魂のシカゴ一色!!

***SET LIST***

1、INTRODUCTION

2、QUESTIONS67&68

3、SATURDAY IN THE PARK

4、25OR6TO4(長い夜)

 

***MEMBER***

MASA・・・B VO CHO

SHIN・・・KB

KEN・・・DR VO CHO

NOBU・・・G

AKARI・・・AS

TATSU・・・TP

MITSU・・・TB

観客席から見ても立派だったけど、ステージ後方両サイドに設置された階段を登ってステージの上に立ってみると、見晴らしの良さも手伝って更に気分が高揚してきます。

スタッフの人達に手伝ってもらいつつ、セッティング。

あれ・・?ワイヤレス・ベースの音がおかしい・・・??顔なじみのスタッフさんの話だと海に近いと港に停泊している船舶による違法無線の妨害電波で混線するのだとか。

 急遽、予備として準備していたカナレ10mケーブルにチェンジしてライブ・スタート!(教訓:海のそばでのライブではワイヤレス現金)

アナウンスに導かれてノブの歯切れ良いギター・カッティングが刻まれていますが、この頃はかなりテリー・キャスの音に近くなってきました。

マサがいつも以上に熱く客席に向かって猛アピール。

ダイレクトに跳ね返ってくる歓声に背を向けて「1,2,3!!!」

「イントロダクション」が夜の部で披露されました。

力みがぶり返してTURBO・SWが入ったらしく加速気味、ブラス隊はかなりキツイ序盤となった模様。

ノブもアバンギャルドなプレイに終始徹し気味。

スローな展開部分でステージ前方の観客が踊っているのを見たときは「おお!」と思いましたが、すかさず場面展開が激しい曲調にグイグイと引き込んでいきます。

この広いステージのスペースをくまなく使わない手はないでしょう!とばかりにシールド・コードを振り回しつつも動き回る、動き回る。

前へ後ろへ、左右のメンバーに寄ったり離れたり。ヒコさんが青春時代にすり切れるほどに聴きまくったというブラスロックの金字塔ソングを終えて、

「YEAH!!楽しんでますか!?この勢いで最後まで突っ走っていきますんでよろしく!NEXT NUMBER QUESTIONS67&68!!」

何が驚いたってあんた、マサが歌っている目の前でそれに合わせて、ずっと正確に歌い続けている男性がいるのです。

目が合った途端、グッとこみ上げるものを感じました。

中間部のブラスセクションによる聞かせどころも口ブラスで歌っている人がいましたし。

シン&マサも両手を上げて会場に拍手を求めての「サタディ・イン・ザ・パーク」。

皆で一緒に手拍子を打って口ずさみましょう。

とにかく間近に見える観客の反応がようくこちらに伝わってきます。

頭上を見上げて「なかなかにいい雰囲気になってきたね。

あっという間のラスト・ナンバー、この場に最もふさわしい極上のミッドナイト・ソングで締めてみたいと思います。わかるでしょ!25OR6TO4!!」

マサの後方に歩み寄って控えていたノブが頃合を見計らってナイス・タイミングでかき鳴らす「ガガガガン!!」のフレーズ。

ドッと押し寄せて来た群衆に負けじとこちらも持てる力を振り絞ります。

ネックや頭を前後に振ってジャンプ、ステージ前方ギリギリまでせり出してみたら足を引っ張られ、ノブのギターソロの際に足元に膝まづいて仰け反ったマサはシャツを引っ張られ興奮状態・・・でもこんな幸せなヒトトキってないですよね。

だからバンド活動やライブはやめられないのです。

これが単純明快な存在理由。とにもかくにもここで頂点に達したようでドッカン!!とTHE END。

「まだまだ、この後も素晴らしいバンドが続々登場しますので楽しんでいってね。STAでした、また会いましょう、( ´・ω・`)ノ~バイバイ!!!」

演奏、歌、MCと全く水分を流し込む暇がないので、すかさずモニター脇に置いてあった魔法の水を飲んでいると、たくさんの人達から握手を求められました。

ミツもタツも握手攻め。アカリ嬢もこの若さで物凄く貴重な体験をしているのではないでしょうか。

北海道の夏は短いのですから、この瞬間をバッチリと心の底に焼き付けておきましょう。

「小樽、最高だぜ!!」

SPECIAL THANKS TO・・・MR,JIN&KEI&HITOMI&KIRIKO&HIKO&MR,MATSUO&FIRE BALL&MATSU-CHAN&GOHEI&F-KING&AKIRA&KOH-ICHI&THE PARTY'S&GORILLA HAMMMER&YAKITORI&HIROSHI&COLA&NAMA-CHAN&YAMA-CHAN&KANAE&STUFF&SEREN&MAKIKO&GOLD LIST&MR,NAKATSUKA&TETSU-CHAN!!!

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VOL,81 小樽マリンウェーブ フェスタ in オールディズ

2013-07-17 07:13:25 | Live Set List

2013、7、14(SUN)

小樽港マリーナ前の屋外会場特設ステージ(石原裕次郎記念館横)。

先月から始まった夏のSTA小樽遠征ライブ4連発。

ゴールドストーンに続き、今月昼の部は毎年恒例の海上(去年に引き続き赤のカーペットが鮮やか)が舞台です。

晴れバンドSTAではありますが、さすがに屋外ともなると1週間くらい前から天気予報が気になります。

実際、過去にもポツポツ小ぶり状態になった事もありますので(中止になったことはないけど水除けとして急遽屋根を設置したこともあります)。

やっぱり楽器や機材、観客のことを考慮するとベストな環境で弾けたいですからね。

でも今年は全く心配無用だったみたいです。どこをみても晴天マーク一色!

もうこうなったら思う存分ライブに集中できるというものです。

 

眩しい日差しを浴びつつ会場入りすると懐かしい顔がいっぱい。

まず最高責任者、兼シンガーでもあるジンさんに挨拶。

彼の変身ぶりにびっくりしました。

シェイプアップされて、スマートにとても若返っていたのですよ。以前の貫禄たっぷりのルックスも良かったけどこれでフットワークが軽快になったようです。

「マサさんに負けてられないでしょう」とがっちり握手。

他にもここが初体験者や久しぶりに立つ人、常連さんと様々のメンツで全12組。

音響担当のスタッフさんもすっかり顔馴染みとなりました。

冬も夏もお世話になっています。

トップのみサウンドチェックのために軽くリハーサル、そしてそのまま本番突入の午前10時です。

地元の大御所、ジン率いるSTAファミリー「ザ・パーティーズ」の登場。

いつものように新旧織り交ぜての洋邦問わず余裕のスタンダード・オン・パレード。

手馴れたジンの軽妙なMCに導かれて進行します。

パーカッションが二人というのも贅沢ですな。

コーラスも巧みにこなすメンバーたち。お祭りで買ったというゴールデン・ボンバーのドラマーのあの白塗りメイクお面も大ウケでした。

お次はテッチャン&キリちゃんらによる超豪華なメンツでお送りする11人編成(!!)「MR,EKB」。

ここは初体験だそうですよ。もちろん全曲MR,チルドレン。

意外なことにミスチルの曲って6分とかある大作ばかりだそうでこの限られた持ち時間に収めるために大幅にエディットして望んだそうです。

その涙ぐましい努力の甲斐あってさすがに大盛り上がりの内容でしたね。

あれれ・・よくよく見てみるとベーシストはファイアーボールの方ではないですか!?

ラモーンズのTシャツを着て、黒のモッキンバードを手にしての大熱演。

聞くところによると彼はてっちゃん達にとって職場の神様的存在だそうで会話どころか側に寄るのも恐れ多い方だそうです。

私なんか馴れ馴れしく肩なんか組んでざっくばらんに交流させてもらっていました(笑)。

ステージをはけた後の彼らは集合写真撮影を終え即、次のステージ浅草橋へ(1時間後のトップバッターなのでハードスケジュール)、いってらっしゃ~い。

毎年出演の「厚別ブラザース」は珠玉の洋楽名曲群を惜しげも無く聞かせてくれます(ビークル、ゲットレディ他)。

このバンドはドラマーがリードボーカルを担当するという渋い構成となっています。

ザ・パーティーズのギタリストがまた別の面を披露してくれるJパンク・ロック「NO FUSE BREAKERS」

ブルーハーツ永遠の炸裂ソング、リンダ・リンダなどを汗飛び散らせて元気いっぱいにフルスロットル。

ギターの豪快なコードワークも歯切れよく文句なしのステージング。

ここからは旭川バンドが3つ続きます。

歌姫かなえちゃんをフロントに据えた「かなえとけらいたち」

STAとはいたるところで一緒しましたが、かなちゃんのセクシーなボーカルも更なる輝きを増したようですね。

スーパーフライの楽曲を見事、自分のものに吸収して歌いこなしていました。

男ならば誰でも彼女の家来になりたい・・・とのいけない願望を持つのではないでしょうか、おっととと。

ドラマーはザ・ローリングストーンズのベロマークTシャツ姿も凛々しいナマちゃん!

いつどこであっても好感の持てるナイスガイです。

彼は「かなけら」とその後のシゲが大好きなベンチャーズ・コピーバンド「アパッチ」専属です。

夏の海にベストマッチなこのテケテケサウンドに心ゆくまで酔いしれてみました。

メンバーは全員お揃いのオシャレな赤シャツに白パンツ。

途中チューニング・トラブルも発生しましたが難なくクリアしてそのままナマチャン・ドラムソロ・コーナーに突入。

去年も凄かったけど今年は更に迫力とテクニックが増していました。

その事を本人に伝えると謙虚に「いつもいっぱいいっぱいですよ。

シラフではできないし」と奥ゆかしい。

アキラ&コーイチ兄弟による「ビークルズ」

ブラス隊がゴージャスになって賑やかになりましたね。

去年ここでSTAにて吹いてくれたトロンボーンのタクチャンも到着するなり、いつものようにニコニコと駆け寄って来てくれました。

カワ(・∀・)イイ!!奴です。

そのタクを筆頭に何とトロンボーン担当は2名、でも残念ながらサックスは出演できなくなったそうです。

でもバンド名の由来でもあるビークルはもちろんのこと、ドゥービー・ブラザースなどの珠玉のアメリカン・ソングをバッチリと轟かせてくれました。

相変わらずコーイチサンのハリのある高音ボイスは健在です。

女性ボーカルは数ヶ月前に大ヤケドを負ったそうなのですが、そのこと自体をギャグにしちゃうほどに明るい仲間たちです。

唯一バンドではない去年初の試みだった「フラダンス」は今年も好評につき行われました。

ステージ右横に設置されたドレッシングルームで着替えを終えたフラダンダー達が華麗に登場。

一気に会場は常夏ハワイに様変わりしました。

まさにうってつけのプログラムですね。

お馴染みのベテランR&Rバンド「HOT WAX」、ロカビリー「ナッシュビリアン・キッズ」他とイベントは延々と進行します。会場となった港はあらゆるお祭り(フリーマーケットも)が開催されているのですが、ここだけは一種独特のムードで進行しています。

ステージ後方にはズラッとクルーザーが並んでいるのですがライブ中に船が波しぶきを立てて通過するのですよ。

その壮観なことといったらもう一言では語り尽くせません。

かと思えば大きなカモメたちが優雅に翼を広げ鳴き声をあげて飛び回っています。

時にはステージギリギリに降りてくることも。

また、ちびっ子たちも海底の小魚を興味深げに覗いていたり、屋台で買ったフード&ドリンクを家族連れやカップルがテーブルについて美味しそうに楽しんでいます。

STAは旭川チームの後を受けてのマリン・フェスタ4回目のステージです。

もちろん文句なしの全て1970年代初期の代表的シカゴヒット曲!!!

この日はマサの盟友、あのパンタロンズのキーボード・プレイヤー「ヒロシ」くんが応援に駆けつけてくれました。

嬉しいなあ。

***SET LIST***

1、BEGINNINGS

2、QUESTIONS67&68

3、SATURDAY IN THE PARK

4、25Or6TO4(長い夜)

 

***MEMBER***

MASA・・・B VO CHO

SHIN・・・KB VO 

MITSU・・・TB 

SHIGE・・・TP

KEN・・・DR CHO

AKARI・・・AS

NOBU・・・G

前にも書いていましたがあかり嬢とシンはここ初体験。

誰でもそうだとは思いますがやはり場所を見て目が輝いていましたね。たしかにこういう舞台での演奏なんて滅多に体験できるものでもないですしね。

勢い余って足を滑らせ海中にドボン!しなければあとは心配いりません(STAが初めてここに出た際にマイクを沈めた人がいました。あの時の「トポン!」という虚しい音が忘れられない)。

そしてシゲがトランペットで頑張ってくれました。

マサと2人で選曲した内容で入魂のステージング。

毎度のことですが日焼けで既に真っ赤になっているミュージシャンもいます(中にはビールで真っ赤になっている人も・・・)。

シンの声とキーにぴったりフィットするイメージで復活した「ビギニングス」から開始。

シンにとっても思い入れのあるこの曲は味わい深い名曲です。

歌い出し部分でちょっとしたモニター・トラブルが発生しましたがそこはそれで跳ね返すほどの底力でグングンとヒートアップ。

やっぱりシンの甘いヴォイスは想像通りの躍動感も伴っていい感じで響いてきます。

続く形でミツとシゲによるホーンバトルで前方に陣取った各席からも拍手。

「クエスチョンズ67&68」でもあかり嬢は堅実な仕事ぶり。

ミツも絶賛していましたが彼女の丁寧かつ正確なサックスは並んでいるホーンセクションらにとってはとても安心、程よい刺激にもなり自分らのプレイにも知らず知らずのうちに好環境を与えてくれるのだとか。

仲間のバンド連中も「STAのブラス隊はぐっと引き締まってきたね」と絶賛してくれます。

特にシカゴと同時代を送った人や、管楽器を担当しているミュージシャンからの注目度はこっちにも痛いほどビシビシと伝わってきます。

だからこそいつかなる時にも、どんな条件化においても決して手を抜くことなくその時点での持てる力を目いっぱいに出し切りたいと思う所存です。

でも現実はそうそう甘くはなくスタジオではパーフェクトでも、本番では次々に襲ってくるトラブル・・・。

それらをものともせずに強靭な精神力で乗り越えていくのもライブならではの醍醐味。

炎天下の下、日曜日なのにも関わらずに土曜日ソング「サタディ・イン・ザ・パーク」

去年は鍵盤奏者が不在だったためにアンコールではマサの苦肉のアイディアで観客から手拍子をいただき、そこからムードを切り替えてこの曲に入るという離れ業を展開したものです。

ああ、思い出しただけでも冷や汗もの、だってピアノが主役のこの曲、あきらかにピアノ先導で作られたのは明らかなミリオンソング(元ネタはビートルズらしいです)。

なんでもやればどうにかなる怖いもの知らずでやりきっちゃう今となっては笑い話のSTAが露呈した1エピソードです。

現在はシンがいるので優雅にゆったりと皆で幸せに浸ることができるというわけです。

ラストは「このギンギンギラギラ太陽の下で、こういうミッドナイトソングの代表格をやるというのもオツなもの。25OR6TO4!!!」

最近、この曲はやったりやらなかったりだったのですが結局は一番その場の空気を豹変させ爆発させるのは(いい意味で)「長い夜」なのですね。

数多くの人達からも耳タコ状態で言われてきたのは正解だったようです。

「何で長い夜をやらないの?」「絶対に長い夜はやってよ!」「長い夜はシカゴの代表作。」「そんなに深くシカゴ知らない人でもあれは知ってるよ」「ライブ映えする名リフ」「あのブラスのフレーズがカッコイイ!!」などなど・・・。

思わずマサ&ノブががっぷりと絡んでの効果も伴って無事に終えることができました。

この日は先にも触れたとおり別会場でも昼から同時進行でライブイベントが開催されています(共通主催)。ほとんどの出演バンドも掛け持ちのために移動時間は時計とにらめっこ。でも後半出演のSTAを見るためにたくさんのミュージシャン達が残って見てくれました。ありがたいことです。我々も楽器の片付けを速やかにこなしたあと音響スタッフのお2人に挨拶を済ませて次の会場へGO!!!

しっかし、暖かないい天気・・・・・・・1年中こんな季節なら最高なんだけどなあ。

SPECIAL THANKS TO・・・MR,HITOSHI&NAMA-CHAN&YAMA-CHAN&KANAE&HIROSHI&LARUS CANUS&YACHT HARBOR&SUN&STUFF&KEI&AKIRA&KOH-ICHI&TETSU-CHAN&KIRICO&HITOMI&FIRE BALL!!!

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もう常連の[運河の街イベント]となりましたね。

2013-07-15 10:38:14 | Live告知

ご存知、各メディアでも話題沸騰の「2013おたる浅草橋☆オールディーズナイトvol.10」が今年も開催されます。

新聞、雑誌、インターネット等でも取り上げられ、「小樽市都市景観賞奨励賞」を受賞。

 

「2013おたる浅草橋☆オールディーズナイトvol.10」 

 

 

<日  程> 平成25年7月13日(土) ・14日(日)・15日(月・祝)/12:00~21:00

 

<会  場> 第3号ふ頭多目的広場 (小樽市港町5番地・小樽地方合同庁舎前)

 注意・・・今年から会場が変わりました。

オールディーズナンバーを演奏するプロ、セミプロ及びアマチュアバンド
時 間  バンド名(ジャンル)地域 出演回数
7/13(土)
①13:30-13:50TeaHolic(ロック、Charカバー)札幌 初出演
②14:00-14:20soupmen(ROCK)小樽 初出演
③14:30-14:50hisaBand(J-pop)札幌 初出演
④15:00-15:20nasty mountain hip(ロック)小樽 初出演
⑤15:30-15:50光☆OYAZI。(ロカビリー)恵庭 2年ぶり3回目
⑥16:00-16:20Little Radio(J-ROCK)小樽 初出演
⑦16:30-16:50オールディーズ☆バンド(オールディーズ)小樽 初出演
⑧17:00-17:20Johnny&TheRockets(R&R)札幌 8年連続9回目
⑨17:30-17:50ギイーンズ(オールジャンル)後志 初出演
⑩18:00-18:20CRY BABY BOOGIE(R&R/ロカビリー)札幌 3年連続3回目
⑪18:30-18:50くろもり(ロック)小樽 5年連続5回目
⑫19:00-19:20ザ・パーティーズ(いろいろ)小樽 3年連続3回目
⑬19:30-19:50TAKEOFF(J-ROCK)札幌 3年ぶり4回目
⑭20:00-20:20NCR(昭和歌謡+'70ロック)札幌 3年連続3回目
⑮20:30-20:50ChaChaMAX(Power Pop)小樽 4年連続4回目
7/14 (日)
①12:00-12:20Mr.EKB(ミスチルコピー)札幌 初出演
②12:30-12:50厚別ブラザーズ(オールディーズ、ロック)厚別 4年連続4回目
③12:55-13:15No Fuse Breakers(J-パンクROCK)小樽 6年連続6回目
④13:20-13:40Hanamii(J-POP)江別 4年連続4回目
⑤13:45-14:05ノースサイドソウル(シカゴブルース)札幌 4年連続4回目
⑥14:10-14:30HOT WAX(R&R)小樽 5年連続5回目
⑦14:35-14:55かなえとけらいたち(J-ポップス)旭川 4年連続4回目
⑧15:00-15:20アパッチ(サーフィンサウンド・ベンチャーズ)旭川 2年ぶり3回目
⑨15:30-15:50ゴリラハンマー(ハードロック)小樽 2年連続2回目
⑩16:00-16:20樽te音(ジャズボサ)小樽 2年連続2回目
⑪16:30-16:50Raspberry(レベッカコピー)札幌 2年連続2回目
⑫17:00-17:20Age-Old-Stars(ロック ポップス)千歳 4年連続4回目
⑬17:30-17:50だっちーず(J-POP)苫小牧 初出演
⑭18:00-18:20ナッシュビリアンキッズ(ロカビリー)札幌 4年連続4回目
⑮18:30-18:50THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)(ブラスロック)札幌 4年連続4回目
⑯19:00-19:20AYA with Hot&Cool(ソウル)小樽 4年連続5回目
⑰19:30-19:50ビークルズ (Disco/ pops)旭川 5年連続5回目
⑱20:00-20:20Go!Hey!Band(吾平バンド)(ディスコ)江別 2年連続3回目
⑲20:30-20:50農協スカパール☆ライスオーケストラ(ディスコ、昭和歌謡、POPS)滝川 4年連続4回目
7/15 (月)
①12:30-12:50Power Funk Section(ロック)札幌 初出演
②13:00-13:20Music Cube(J-POP)札幌 初出演
③13:30-13:50AXIA(フュージョン)札幌 初出演
④14:00-14:203D2Y(J-Rock)札幌 初出演
⑤14:30-14:50GRASS-STYLE(80年代のフォーク・ロック)札幌 初出演
⑥15:00-15:20Be Happy Band(ポップス)小樽 初出演
⑦15:30-15:50ワイプアウト(GS)札幌 4年連続4回目
⑧16:00-16:20翔太&なつバンド(J-POP)札幌 初出演
⑨16:30-16:50marigold(悲しみのロック)札幌 2年連続2回目
⑩17:00-17:20シュガーレス(安全地帯コピー)札幌 5年連続5回目
⑪17:30-17:50RAD MACK(R&R)札幌 2年連続2回目
⑫18:00-18:20セコハントリオ(クレイジーキャッツ)札幌 初出演
⑬18:30-18:50AS/MASSYS(80年代 J-POP)札幌 3年連続3回目
⑭19:00-19:20Jive Family Band(ディスコ/オールディーズ)手稲 初出演
⑮19:30-19:50REPMAKE(アンルイス)札幌 2年連続2回目
⑯20:00-20:20ゴールドリスト(J-ROCK)小樽 10年連続10回目
⑰20:30-20:50NOBBYS(ロック)札幌 6年連続6回目 

全54バンド 

<雨 天> 雨天決行、大雨の場合は中止とします(主催者判断)

 

<主 催> 浅草橋オールディーズナイト実行委員会

 

<後 援> 小樽市・小樽市教育委員会・小樽商工会議所・小樽市漁業協同組合・(社)小樽観光協会・(社)小樽法人会・(社)小樽物産協会・(社)小樽青年会議所

北海道中小企業家同友会しりべし小樽支部・小樽市文化団体協議会・北海道新聞小樽支社・読売新聞小樽支社・朝日新聞小樽支局・STV小樽支局・FMおたる・小樽ジャーナル・小樽美容協会・小樽理容組合・小樽公衆浴場商業協同組合・小樽ハイヤー協会・小樽市商店街振興組合連合会・小樽市総連合町会・小樽ロータリークラブ・小樽南ロータリークラブ・小樽銭函ロータリークラブ・小樽ライオンズクラブ・小樽中央ライオンズクラブ・小樽みなとライオンズクラブ・小樽グリーンライオンズクラブ・小樽うしおライオンズクラブ・小樽ボールルームダンス連盟

 

<協  力> 2013音座なまらいぶ小樽実行委員会

 

<連絡先> 浅草橋オールディーズナイト実行委員会 (〒047-0032小樽市稲穂2-18-1高雄ビル斎藤DS内)

E-mail:dancing-ss@hkg.odn.ne.jp/TEL 0134(23)3484  または 090-5225-1823

STAは14日(日)午後7時以降に登場です!!

入場無料!!

お得用ドリンク&フードチケット2000円(

2200円分付き)も販売しております。

詳細はメンバーか会場スタッフまで。

 

乞うご期待!!
※ 駐車場に関しては、ご用意しておりませんので、会場近隣などの駐車場をご利用下さい。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

陽光降り注ぐヨットハーバーでのROCK

2013-07-14 15:46:34 | Live告知

小樽マリンウェーブフェスタinオールディズライブ

2013/7/14(SUN)

会場:小樽港マリーナ前の屋外海上特設ステージ(石原裕次郎記念館の横)

入場無料、駐車場あります。

露店、フリー・マーケットも多数出店!

STAは去年に引き続き今回で4度目の登場です。

かもめも(°д°)!!、この時だけのスペシャル・ユニットSTAです。

他にも超豪華ラインナップで賑やかにお送りいたします。

是非とも、皆さまで連れ立っておいでくださいませ。


時 間 バンド名 ジャンル
7/14(日)
① 10:00-10:20 ザ・パーティーズ (いろいろ) 小樽
② 10:30-10:50 Mr.EKB (ミスチルコピー) 札幌
③ 11:00-11:20 厚別ブラザーズ( オールディーズ、ロック) 厚別
④ 11:30-11:50 No Fuse Breakers (J-パンクROCK) 小樽
⑤ 12:00-12:20 かなえとけらいたち (J-ポップス) 旭川
⑥ 12:30-12:50 アパッチ (サーフィンサウンド・ベンチャーズ) 旭川
⑦ 13:00-13:20 ビークルズ (Disco/ pops) 旭川
⑧ 13:30-13:50 S・T・A (ブラスロック/chicago!!) 札幌
⑨ 14:00-14:20 フラ 小樽
⑩ 14:30-14:50 Hanamii (J-POP) 江別
⑪ 15:00-15:20 HOT WAX (R&R) 小樽
⑫ 15:30-15:50 ナッシュビリアンキッズ (ロカビリー) 札幌
 
そしてこの日のSTAは、場所を移して夜の浅草橋ライブへGO!!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

じぇ・JAMES PANKOW!じぇ・JASON SCEFF!じぇ・JAMES W GUERCIO!

2013-07-10 21:53:07 | free form space

暑いね・・・・とにかく暑い。

内地に比べたら北国の暑さなんか・・・・でもやっぱり暑いものは暑い。

夏は海だ、海と言ったらやっぱり今はクドカン・ワールド全開の「あまちゃん」でしょ。

もう今年の流行語大賞は「じぇじぇ」に決まり。

紅白も潮騒のメモリーズ「潮騒のメモリー」,アメ横女学院&GMT47「暦の上ではディセンバー」、ついでに「南部ダイバー」、キョンキョンも出演でしょうね。

 

というわけでこの暑さを少しでも忘れたいと涼しげなアルバム・ジャケットを探してみるも、やっぱりハードロック系は「炎」やら「メタル」「マッチョ」系が多く、無難に山下達郎、TUBE,サザン・オール・スターズ(祝・再活動!)、高中正義、カラパナ、シャカタク、パブロクルーズ(懐かしい!)がよろしいかと思います。

で、シカゴはといいますと、う~~~ん・・・ありました。

2枚組ベスト・アルバム「THE VERY BEST OF ONLY THE BEGINNING」

ガーデニングに興じて芝生のお手入れ、水道のホースから水漏れ。

もう一枚は「CHICAGO18」

長い夜をセルフカバーしたジェイソン・シェフ初参加作品。

ジャケットはプールの底に沈んだ細かいタイルでデザインされたシカゴ・ロゴ。

これなんかかなり涼しそうです。

こんなプールでゆったりと泳いでみたいものです。

 

リハーサル・スタジオに現れたメンバー達も皆、薄着で短パン姿。

これなら演奏するにも快適だね。

シゲはスケジュールの都合で欠席のために7人による音だし。

もちろんあかり嬢も参加だよ。

ケンはフルでのドラマーによるプレイ。

14日(日)の小樽ライブ2連発は今回が最終リハーサル。

もうこの際、両方のセット・リストをミックスして器用に行いました。

シンとマサは久しぶりの3管によるブラス・セクション合同での演奏に「やっぱりかっこいいね、迫力あるしこっちまで盛り上がっちゃう」と興奮気味。

もちろんブラス用に3本のマイクもセット済み。

1曲目をミツのみで演奏、途中から合流のあかり嬢を交えて再演、そしてタツが到着したから再再演。

面白いくらいに各パートの役割が聞き取れてなるほどと感心。

ケンの最近の向上ぶりには目を見張るものがあります。

前にも書いたけどやはり数多くのドラマーを一番真近で見聞きしてきた効果が今開花したようでこれは本人も認めるところ。

しかし極端な爆裂変身で皆がビックリしています。

パワーが格段に増したし、素早い高速スティックさばきもさえてきてダニー・セラフィンが降臨しているかのよう。

チャイナシンバルとブームスタンドも追加購入してきてやる気満々。

その勢いで突入した定番曲。

途中から加速スィッチ・オンになり(マサ談)、ターボ全開(ミツ談)状態に。

これはちょっときつかったね(ブラス・サイドの感想)。

ロック的で迫力はとてもあったけどさ(笑)。

合間にあかり嬢がお気に入りの渋いシカゴの曲をマサがベース・リフで開始。

ケンもそれに加わってちょっとお遊び、あかり嬢も喜んでくれました。

何度かエンディングの回数に戸惑っていた曲もばっちりと決まったんだけど、今度はアクセントにズレが出てきたよん、気をつけるべし。

でもずっとなかなか合わなかったイントロと中盤のハードな展開入り口の個所は見事に噛みあうようになりました。

これはシンによるエレクトリック・ピアノの旋律が皆を引っ張ってくれてるんだろうな。

ケンのオカズも余裕がでてきたもんね。

2曲ほど「テンポが遅い」とのことで即座に中断してベストな早さに調整してのこだわり演奏。

あかり嬢はジャズ・フィールドでずっと演奏してきたプレイヤーでして、タクの紹介でSTAというブラス・ロックの世界に興味を示して加入してくれたんだけど今もずっと新鮮にこの刺激的サウンドにはまりまくって楽しんでいるご様子。

後半ではマサのリクエストでシカゴの未だにSTA未発表曲に久々のトライ。

「途中まで試しにちょっと流してみようか」と言いつつも結局はエンディングまで疾走。

やっぱり個人個人で悶々とトレーニングするよりもSTAの皆でがっぷり組んで何度も何度も試行錯誤を繰り返して地道に前進していくのがより健全な音作りでしょうね。

今までにも数多くの難曲、時には「これってSTAではちょっと無理かも?」と思わせた曲でさえも現在では結構淡々とステージでこなしているものがけっこうありますから。

最近、メンバー同志での会話にも出てくるけど「STAの無意識による決してスコア上では表すことのできない呼吸やノリ、カラー」というものをつくずく感じます。

まあこれはどこのバンドにもあることですが、自分たちでもそれを肌で体感するようになってきました。

休憩中や後片づけ中の音楽談義はジャズ色濃厚(フランク・ザッパの名前も出たけど)。

あかり嬢もミツの振ってくるマニアックな曲やミュージシャンに興味津津。

マイルス・ディビス、デューク・エリントン、バディ・リッチ、クィンシー・ジョーンズ、ヘレン・メリル、サミー・ディビスJR、ルイ・ベルソン・・・。

シカゴがロック界代表で参加した1973年のテレビショー「デューク・エリント・ショー(スーパースター大集結)」での話しではマサとケンも加わったよ。

「サミー・ディビスJRのタップダンスとルイ・ベルソンのドラムとの共演は凄かった」

ルイ・ベルソンは当時デューク・エリントン・オーケストラの専属ドラマーでツー・バス・ドラムの先駆者(教則ビデオもあります)。

この時にシカゴが演奏した「ジャンプ・フォー・ジョイ」はもちろんケン&マサ入手。でも全くアレンジが違うのでビックリ。

あのシカゴの演奏は何十回見ても飽きることのない鳥肌物の名演だと思います(祈・CD化)。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

YAMAHA DRUM SYMBAL BOOM STAND

2013-07-10 08:29:42 | 楽器館

KEN

チャイナ・シンバル用に購入。

パーカッションも含めて益々打楽器周辺がグレードアップしてきました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VSオリックス・バファローズ戦

2013-07-07 17:07:10 | free form space

7月6日(土)ファイターズの応援に今週も行ってきました。

結果は前日に引き続きの2連敗・・・。

でも今日7日(日)は大谷と中田らの大活躍で勝利しましたね!

 

もちろんスポーツ観戦がメインですがファイターズ選手がバッターボックスに入る際のそれぞれのテーマソング、また球場盛り上げ効果のために流れる音楽も楽しみの一つです。

主なところをざっとあげてみても、「イッツ・マイ・ライフ」「銀河鉄道999」「ウィー・ウィル・ロック・ユー」「ヤングマン(YMCA)」「ジンギスカン」「ジャンプ」「勇次」などなど・・・・。

6日のファイターズが負けたあとの会場にはハモンド演奏で「負けないで」が虚しく演奏されていました。

去年なんかは「ランバダ」もありましたね。

その中でも心にしみじみと染みた曲はちょうど6日が29歳の誕生日だった8番打者、今浪㊺のテーマソングです。

今でも頻繁にテレビのCMやBGM,ラジオでも耳にする英国出身ノーランズの大ヒット曲「ダンシング・シスター」がそれ。

1980年前後に大活躍したガールズ・グループ、実は今月4日にボーカルのバーニー・ノーランさんが乳がんのため死去しました。

享年52歳。

「ダンシング・シスター」は今の若者たちも曲を聞けば「あ!知ってる!!」と必ず言うはず。

日本にも度々訪れてテレビ出演も数多くこなしていました。

実は私も一度だけ1981年に日本武道館でノーランズを見たことがあります。

といっても彼女たちの来日コンサートではなく第10回東京音楽祭世界大会でのこと。

グランプリ有力候補はノーランズだったのですが、そんな彼女たちがもうひとつの有力グループ、もんた&ブラザースに対して相当ライバル意識むき出しだったのをよく覚えています。

結果は見事ノーランズがグランプリに輝き、彼女たちは大喜び。

その時の曲が「セクシー・ミュージック」

それまでの明るくポップに弾けるキュートなイメージからの脱皮を図るべくそのタイトルどおりのセクシー・ムード満載の曲でした。

でもノーランズの人気はこの頃が頂点だったように記憶しています。

その後も日本のカバーアルバム、メンバーの結婚や病気による脱退、活動休止、再結成ツアーなどを繰り返して

数年前には「あの人は今・・・」のようなテレビ番組コーナーで懐かしい姿を見ることができました。

「ダンシング・シスター」のウキウキするようなメロディアスなハスキー・パワフルヴォイスと若々しいコーラスはこれからも世代を超えて愛聴され続けるでしょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MIYAMA STAG BEETLE&JET BEETLE&THE BEATLES

2013-07-03 20:14:27 | free form space

深夜になにやらゴソゴソバタバタと家の中で音がするので玄関を覗いてみたら例の大脱走ミヤマクワガタが着地に失敗したらしく羽を半分出してひっくり返った状態で床にもがいていました。

ということで無事に捕獲・・・・またもや彼は脱出に失敗してしまいました(笑)。

しかし今回の逃亡期間は長かった。

もう毎日のように何回も逃げ出しているので籠ケースは穴だらけです。

記念に写真撮影をしましたが、どうせならスタッグ・ビートルとザ・ビートルズ(カブトムシとビート)、そしてウルトラマンの科特隊主力戦闘機ジェット・ビートルを並べてパチリ。

ジェット・ビートルのフォルムはサンダーバードやマッハ号に負けない位にそのデザイン(星と赤銀のシルエット)が当時の男の子達の憧れマシーンでした。

いくらノートに書いてもあのラインが描けないんだよね。

カブトムシのルックスと1960年代ビートルズ人気にあやかっての命名なのでしょう。

ちなみに同時代に一世を風靡したフレンチポップスのディーヴァ、シルヴィー・バルタンから命名されたのが、ダントツ人気の宇宙忍者バルタン星人。

よく友人たちと一緒に両手を上向き、ハサミの形にして上下揺らしで「フォッフォッフォッフォッ・・・・」とあの独特の声を真似たものです。

小学生の時にセミを捕まえたらその顔がバルタン星人と瓜二つでびっくりしたという思い出も。

「ウルトラQ」に登場したガラダマが群馬県の榛名湖に落下(ここには実際にいったことがあります。友人と湖のほとりに佇み感慨無量でした)して中からガラモンが現れますがそれを操縦していたのがセミ人間。

こいつは焼死しますが、その後ウルトラマンでセミ人間の着ぐるみを改良したのがバルタン星人、ガラモンも人気者でウルトラマンでは人間の味方となり小学生サイズの「ピグモン」として風船つけて活躍(小柄なピグミー族から命名)。

ドクロ怪獣レッドキング(最強怪獣)が暴れた際、落石の下敷きになって死んじゃいましたが当時の子供たちはその静かに一人息を引き取って目をつむるシーンに涙しました。

同じ円谷プロが世界に誇る怪獣の帝王、水爆大怪獣ゴジラは「ゴリラと鯨」をドッキングした名前だそうですね。

海外で一番の知名度を誇る怪獣はダントツで「ゴジラ」。

「GODZILLA」の最初のスペル「GOD」が神々しさを強調しているのかな。

そしてあの短足胴長の巨体でズシンズシンと貫禄たっぷりに歩く様。

決してすばしこく動き回るわけでもないところが新鮮だったのかも(その後の国内版ゴジラやあのローランド・エメリッヒ監督の海外版はちょっと色合いが違いますが)。

私個人はエメリッヒ版も面白かったけど・・・パート2の話はどうなったのかな?

そのゴジラ、ウルトラマンでは襟巻き怪獣ジラースとして登場。

でも襟巻きをウルトラマンに引きちぎられ,その襟巻きで闘牛士マントのように振り回された姿はまるっきりゴジラでした。

あの頃は予算と時間の都合でこういった改良使い回しがたくさんありました(リサイクルですな)。

さあ、君もそれらのリサイクル怪獣達を探してみよう、けっこうあるよ、意外なところに。

シカゴのギタリストとしてレコーディング、1984年の来日でも活躍したクリス・ピニックもご多分にもれずゴジラファン。

靴下もゴジラ柄だったとか!

そういえば彼もゴジラ体型だね!!

「GUGYAAA~~~SYU!!」

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする