THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

ラジオカロスFMに1日マサが出演!

2023-05-31 23:14:23 | Live告知


我がブラスロックバンド
sapporo transit authorityが6月4日に
札幌の老舗ライブハウスへ登場!
会場はリニューアルされたジッピーホールだ!
今回のイベント主催者は、骨太な男気溢れるオリジナルロックを聞かせてくれる塚本君率いる4人組みのフラッグ!
他にも妖艶なる歌姫アッコ嬢をフューチャーしたアンジェリアなどジャンルも様々に全6バンドが出演!

トリ前のSTAは201回目のライブ故に、ギアを一段上げて臨みます!
そこで新たにイカしたミュージシャン2人を加えてのライブ。
やはりギタリストはバンドの花形だけに、テクニックはもちろんのことイケメン、スタイリッシュでロックフィーリングに溢れた、あのショックスからコバちゃん!
パーカッションにはダンディで渋いラテン系グルーヴを醸し出すゆーちゃん。
彼はパーカッション講師、エッグ副会長、数多くのバンドに所属、そしてラジオDJでもあります!
その番組は
FMラジオカロス
「ラジオのお仕事ハリきって(かわいい)」
1日の木曜日、私もライブとバンドの宣伝を兼ねてお邪魔します!
午後1時からの放送。
鋼のブラスロック魂とライブの真髄を熱く語り尽くします!
皆さん、宜しくねー🤠🎶‼️

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グランド・ファンク・レイルロード    ハートブレイカー EP

2023-05-30 18:57:04 | free form space
ロックに目覚めた中学生の頃。
聞きたい曲はもっぱらラジオから録音したノイズ混じりなカセットテープ。
たまには友達同士でシングルを貸し借りして録音した。
テープが伸びるまで何回も聞いた。
せいぜいそんなとこ。
LPなんて高嶺の花さ。
でも金持ちの友人や、兄ちゃんがいる奴のところへ遊びに行くとそれが聞けるのさ。
そこで衝撃を受けるわけだ。
ラジオやシングルで耳に馴染んでいた曲がアルバムバージョン(というかこちらがオリジナル音源でシングルやラジオオンエアの為にエディットされてるんだよね!
そんな事、田舎のガキには理解不能だけど)の長尺なテイクを初体験してカルチャーショック!😳
何このイントロ??!何このソロ??!
何このサビ??!とかね!
中には同じテイクなんだけど、反則技とも言えるエンディングがイントロになってたり、無残にもつぎはぎだらけだったりで、ミュージシャンの気持ちよりも売れる事優先の残忍なレコード会社もたくさんあった!
この名曲もそんな一枚…まだ、いい方だけどねー🎶‼️🤠
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ディープ・パープル   嵐の使者  CD

2023-05-30 18:03:22 | free form space
帯広竜巻注意報とニュース報道! 
この画像を見た途端にこのジャケットを思い出した俺は不謹慎??!


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VOL,200!!!(⋈◍>◡<◍)。✧♡ 江別市民会館 大ホール BAND FESTIVAL8(STA編)PART,4

2023-05-30 11:23:25 | Live Set List







残響音が不気味に支配するその様を引き摺る様に
「・・・・・今は何時くらいかな?(チラッと時計を見る)・・・・・・極上のミッドナイト・ソングでラストを締めくくってみたいと思います」

この時、すでにニシヤンはギターを掲げて小刻みに震わせつつも唸りを発する・・・・・「ウィ~~~ン・・・・・・」

マサは前傾姿勢で、モニター・スピーカーに左足を乗せたまま「いきます!
盛大に盛り上がっていきましょう~!
 松山千春の曲ではないですよ(笑)・・・・・・25or6to4!!!」 
(EDIT/ VER。
オリジナル・セカンドアルバム「シカゴと23の誓い」に収録。
この曲がワールドワイドに大ヒットをして人気を決定づけた)

マサがニシヤンの方向を左手で指差すと、「ギュイーン!」のスライディングから
「ガガガガガーン!」
ギターが、これ以上ないほど過激に攻め立てる。
マサも一緒にメインリフを弾き始めると、モッチンも問答無用とばかりシンバル類総出で便乗する形にて熾烈になぞってくる。
追随してアッキー、ウパ、ミツらを交えたメンバー全員が「ヘイ!ヘイ!」

「会場後ろの方も一緒に!!
HEY! HEY!」

驚いたことにメンバー全員が一丸となってそれに連動して、ノリノリに手拍子を交えている。
その上、しきりに楽器を振っている。

いつの間にかアッキーは伝家の宝刀とばかり、タンバリンを手にシェイクしながら元気一杯に飛び跳ねているではないか。

疾風のごとく耳をつんざくホーンセクションの狭間に、キーボードも参戦でリズムの鬩ぎ合い! (この曲でマサはシンセ・ブラス・スコアをアキに送付した。
初代TBコイズミくんの採譜)

あるバンドは「STAはスペシャル軍団」

パープル・ブリンガーのギタリスト、シンちゃんいわく「ギタリストは上手いし、いい音を出しているね~!」

あるパーカション奏者いわく「STAはレベルが高い」

あるトランペッターいわく「STAはブラス殺しのナンバーばかり・・・」

あるミュージシャンいわく「STAは歴史と伝統あるバンド!」」

あるキーボードいわく「STAは憧れ💛!!」

マサは1フレーズごとにステージフロントに並べられているモニター・スピーカーに左足をのせながら移動。

ニシヤン&マサが両サイドのフロントにて陣取り。
この躍動感あるロックなコントラストが長年の理想形だったのさ。

ギターがスポットライトを浴びる場面になると、必ず最前列に飛び出してきて自己主張。

各メンバー達も負けじと大奮闘。
なるほど心強き存在感。

マサのリードボーカルに、モッチン&アッキーを交えての白熱するコーラス隊体制も、俄然と馴染んできた。

ホーン隊を筆頭に、拳を突き出すタイミングも絶妙。

アッキーも、チャーミングなポーズで、エキサイティングなジャンプ・プレイを披露しての挑発。
以前に礼儀正しく優しいルチュも、アッキーの超絶技巧パフォーマンスをスターライトで称賛していた。

誰言うともなくメンバー達が合間を縫って
「イェーッ!!」
観客たちも「イェーッ!!!」のコール&レスポンス要求で半狂乱。

もうこれで本当に終わりだと察してか、全員グチャグチャで、どこもかしこも必死の形相です。

STA全員が右手を何度も振り回しての熱演。

更にマサは仰け反って、オーディエンス達とコミュニケーションをはかる。

ヘッドバンギングにて両膝つき、気迫のフォーメーション絡みを続行。

ニシヤンは、虎視眈々、隙間という隙間をびっしりと雷鳴のごときチョーキング・ソロで埋めつくすほどに我を忘れ、ギターの鬼と化し、それに呼応しています。
でも、抑揚のメリハリはバッチリ!!!
ありとあらゆるテクニックをぶち込んでいる様は、まるでギターの教科書、お手本を提示しているかのよう。
締めはエフェクター・ボードのスペースにもどって、ワウワウペダルを踏み込む艦砲射撃で爆発寸前
(本家のソロをほぼそのまんまに再現。
 これも究極のフィンガリングで完成形とみた。
 オフステージの時にマサは西やんに言った。
テリーのソロを弾いている時って本当に満たされた表情をしているね、と。
そう言われた西やんもまんざらではない様子)。

そして数年前からギターソロの後半でやりはじめた、シカゴ・ライブバージョンでのブラス・フレーズをニシヤンの合図を待ってホーン隊が吹き込む。

トドメはウパのきっついハイノートで息の根を止める。

ウォルター顔負けなサックスで、他のメンバー達と対等に渡り合う。

パワフルなバカテクの管楽器が4人も在籍しているという贅沢さが、良い方向に作用しているようだ。

オフステージでは控えめで賑やかに楽しい((´∀`*))彼らも、いざステージに立つと強烈なる存在感を放っているのだ。

ウカウカしてなどいられないよ、みんな。
ヤワなヤツならば一瞬で足元をすくわれるさ。
マサがベースのネックを観客方向に突き出す。
再びモッチンのところまで駆け寄って再びバスドラムに足をのせて、しつこいくらいに煽りまくり、シンバル連続キック攻撃。
更にはアッキーのところへも訪れて一緒に爆笑ダンシング。

最近、モッチンが凝っている重ね録りのリズムとフィルを分担したパターン。
これにはひたすら苦慮しているらしい。
「よし、うまくいったぞ!」と思い、自宅で改めて聞き返してみると納得がいかないのだとか。
超難解な作業だ。
曲の細部までをも、若い頃から聞き漁っていたからこそ、こんなところもトコトンにまで超絶なるこだわりがあるみたい・・・・・。
しかも、リラックスしながら和気あいあいと楽しそうに不敵な笑みを浮かべつつね・・・・。
恐るべきアバンギャルドなツワモノ。
大体にして、こんな、奇想天外な発想にトライすること自体が、無謀すぎるよん。
本家はもとより、カバーバンドでも見たことも聞いたこともないよ。
いつでもどこでも、実験的な精神ほとばしる遊び心を持っているロッカー。
もう少しで恍惚の領域に到達するのではないか!?
これも血と汗と涙の果てに得られる特権。
当然、並々ならぬ実力と経験とシカゴ愛も備わっていなければ話にならないね。

メンバー達が俄然色めき立ってきた・・・この状況。
どいつもこいつも、ビックリするぐらいに凄い奴らばっかりだ。

何が飛び出して、どんな展開になるのか。
我々にも皆目見当がつきません。
まあ、こういったスリリングな崖っぷち綱渡りパターンもSTAトラの穴ならではの持ち味だね。
やはり役者がヒトアジ違います。

マサが自分の楽器を垂直に突き上げて、揺すりまくるの図。

尚もニシヤンのソロは轟き渡り、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!? と、思えるほどの気迫プレイをクローズ・アップ。

照明スタッフがSTAのメンバー達を追うのは大変な作業だ
(事前に、とにかく思い切りサイケデリックにアーティスティックにヘヴィーにと希望提出しておきました。
 無理難題な注文だよなあ・・・・・・・・・笑)。

プレイしている我々でさえも、震えがくるほどの高評価を下したくなる。

エンディングではベースのネックを天高くに立てホップステップ。
ベースギターを肩からはずして、頭上高々に掲げるポーズ。
いつもならばここで終了なんだけど、この日のプッツン度合いは異常だった。

多分、一昨年の7月に食らった「小樽の旋風」に対する憂さ晴らしか!?
もう制御がきかない。

あまりにも危険とメンバーや観客たちからクレームが入りお蔵入りしていたアクションも、いきなり首をもたげちゃった。
ベースギターを脳天に乗せての衝撃音・・・・しつこいくらいに「グワングワーン!!」。
「カリフォルニア・ジャム」かあ、ここは!!??
さすがにベース破壊とアンプにガソリン爆破と客席落下はなし
・・・・当たり前だよ(爆笑)
とどめはベースをマシンガンに見たてての抱きかかえ連射攻撃してからボディを目前に突き出す。
最前列に陣取ったカメラ小僧達もシャッターチャンスとばかり、激写に次ぐ激写で忙しそう。
ノイジーな悲鳴をあげるベース「グワ~ン、ギュワーン!」。
小樽で以前、可愛い弟分のサッサが「マサさんはいつもあれだけ複雑で難解なベースラインを弾きながらよく歌って動き回れるなあ」と感嘆の声を寄せてくれた。
これは快挙だ!

極めつけのフィニッシュは
「YEAH!!」一礼して、マサが再び踏み台の上に上り、豪快なるジャンプ一閃でTHE END!!!


「ありがとうございました!」
温かい拍手に感謝です。





演奏を終えたメンバー達が楽器類の後片付け中、キヨミ嬢がマサにインタビュー。

結成年や思い入れの強い曲、何度目のライブか、多岐にわたる活動でのエピソード、STAブログの宣伝、ブラス・セクション募集中とか、などなどを面白おかしく語っている最中、ひょんなキッカケで「アズマッシーズ」ベーシストジョージさんのことにマサが触れた。

「実は今日、長年面識があるにも関わらずジョージさんが熱烈なるシカゴ、そしてSTAファンだったということを知らされてビックリした次第。
早速お互いにフェイスブック友達申請しましたよ。」
マサとジョージさんは、世界初の、シカゴ・ベストアルバム「栄光のシカゴ」オープン・リール・テープを持っていることでも意気投合。
同じメンバーで活動していながらも、タッキーはその事実を全く知らなかったのだそうですよ。

ここからもトークショーは続く・・・・。
「どうして、あれだけ動き回って歌ってMCもこなせるのですか?
しかも、そうとうに複雑なベース・ラインだし・・・(これは以前にもキヨミさんに言われた)」
「もう必死に練習あるのみです。
そのうちに指や体が覚えてくれますので。
なんたって中一からずっと聞いている音楽ですからね((´∀`*))」

この後には珍しくステージ袖の控え室で、メンバー一同が絶えず出入りしているミュージシャン達とリラックスしながら笑いを交えて歓談。
こんな事も今までにはありえなかったことだ。
確実にSTAは良い方向に向かっている。
コミュニケーションを台無しにする人間なんかが介入する余地なんかはなし。
たった今まで演奏していた内容に対する満足感が、ここでのメンバー達の表情に集約されています。
充実感の証明。
当然一人一人、反省点は数々あれど、以前と比較しても飛躍的に伸びてきています。

耳の肥えているシビアな対バンや観客達が述べているのだから間違いなし。
同じ過ちは繰り返さない。
それを糧に更なるステップアップを図って、一致団結していきましょう!

さあ、早くもニューラインナップによるSTAが201回目のライブに向けて虎視眈々と狙いを定めているよ。
要注目だ。
2023年のSTAも遠慮なくシカゴを中心としたブラス・ロック道を開拓して前進するのみ!!



予告編・・・・・
イケメンのスタイリッシュなギタリストと、ダンディーでグルーヴィーな渋いパーカッションが新規参入!
当然、2人ともに文句なしのテクニシャンでナイスガイさ。
更には、夏には札幌のダイナマイトなソウル・クイーンが再びなSTAに戻ってきますよ。
ああ・・・・また話題を独占するなあ!!
鋼鉄のロック魂と、迫力あるライブの神髄をとことんにまで突き付けてやる所存です。
半端なコケ脅しが嫌いなタチなものでしてねえ!!

very special thanks to・・・IKU&KEI&ABECHAN&AKICHAN&KAZUKUN&MINERAL WATER&CHIEMISAN&RUCYU&TOMOMICHAN&TOMOCHAN&GEORGESAN&STAFF&GREEN TEA&TETSU&TAKKY&KYONKYON&KITAJIMAKUN&SYOHJIKUN&YAMAKIKUN&SHIZUYOSAN&KAZUMISAN&TOSSY&TAKU&KUNI&MARCUS&NABESAN&IYOCHAN&BOUQUET&VOL,200!!!!!

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VOL,200!!!(⋈◍>◡<◍)。✧♡ 江別市民会館 大ホール BAND FESTIVAL8(STA編)PART,3

2023-05-30 04:43:35 | Live Set List









****さあ、泣いても笑ってもこれで最後のライブ・レポートだよ。

意外にもこのSTAブログを楽しみに読んでくれている嬉しい人達が多くいることを最近知ったよ。

励ましのメッセージも度々いただいています。

もちろんここに出演している対バンたちからも感謝の言葉をもらっているしね。

時には辛辣なことを語る輩もごく少数ではあるけどいたりして・・・・・・。

まあ、色々なことがあるけれども、すべての愛する仲間たちよ、共に「手を取り合って」楽しんでくれい!!****

 

「HEY!!・・・・・」
アキ嬢、ここでもナイスなタイミングで音源拍手で「パチパチ!!」(どういう意味だよ~~苦笑!)
「ここから折り返し点に入ります。
みんな、楽しんでいるかなあ!!??(ワアッ~~~~!!これもアキちゃんのイタズラ音源ね。
なんとなく癖になってきた・・・・・)
OH!YEAH!!

1年間ずっと頑固一徹シカゴを中心としたブラス・ロック街道を脇目も振らずに貫き通しています。
こんな感じで最後までガンガンにいきますのでヨロシク!」
「WAO!!」
「これいつやったのか自分たちでも思い出せないくらいの懐かしい曲だ。(調べてみたら2021年7月18日の日曜日、小樽・浅草橋サウンドエナジー屋外特設ステージで演奏して以来だと判明。
何とその日がアッキーの初STAライブだった。)

NEXT NUMBER・・・・フィーリン・ストロンガー・エヴリディ・・・(1・2・3・4・・・)!!」
このミディアム・テンポで重量感漲るシカゴⅥ(1973年76月25日リリース)からのファースト・シングル「愛のきずな(全米チャートでは最高ランク第10位を記録)」は現在も本家がライブで演奏している人気曲。
ピーター・セテラとジェームス・パンコウの2人がお互いの楽曲を合体させたラブ・ソング(どの部分がどちらの曲か判別できるかな?)。
練習でもかなりの時間を費やし練りあげてきましたが、どうしてもイントロが走り気味になったり、ビートの箇所がずれ込んだり、バラつきが目立ったりと散々。
まだまだ課題が山積み。
荒削りに進行していきながらも大きな事故だけは回避できた模様。
ガッチリまとまればとってもカッコイイ作品なんだけど残念です。
あ!
これ観客には、それほどばれていないけれどね。
バンド内では深刻な問題です。
それでもアキちゃん、ニシヤンが深く掘り下げ随所にわたり研究してくれたおかげで迫力ある臨場感がグッと増した。
大切にかみ砕きながら反復していけば、いずれはモノになるさ。
後半のへヴィー・パート突入から走りまくっていたけど、それと共にコーラス面も充実させたいという願望があります。
前回のライブ演奏とは比較にならないほどの完成度は誇っていた、と一言述べさせてはいただきますよ。
なんと言っても、現在のメンバーの顔触れは凄腕揃いだからね。
まずはイントロのまとまり具合がピカイチ。
ドラム、キーボード、ギターによりちょっと癖のあるアクセントやタメが見事に融合していた。
次いで、ドンドンとヒートアップしていきながら、コーラスも複雑に絡んでいくパートもより緻密に追及。
もっちんが事細かくはハーモニーを加えての熱演。
ここドラミングだけでもそうとうに過酷なのに頑張ってフィルも加えていく。
その上にマサが先導しながら場面展開ごとに刺激を与えます。
かなり本家に迫るくらいの成長を遂げてくれたんだから良しとしましょう!
雰囲気が数段向上。
勢いそのままに、マサの気合一発の雄たけび目印アイディアでエンディングに多少テコ入れも施しました。
ここは初の試み、
以前までは諸事情により、仕方なくオリジナル・アレンジの安易この上ない形だった。
だからずっとモヤモヤ感が満載で不満気味の日々。
で、本家シカゴは10年くらい前からザ・ビートルズの「マジカル・ミステリー・ツアー」「ゴット・トウ・ゲット・ユー・イントウ・マイ・ライフ」というブラスロックの元祖ともいえる名曲のメインリフを合体させたヴァージョンで締めくくっていたのだ。
これがまた滅茶苦茶にカッコいい。
それをそのまま、導入するという暴挙にSTAは打って出た。
色々と試行錯誤してコードの探りをしつつもバッチリとFINALEを迎えることができた。
気持ちいいなあ。
念願の一つが叶った瞬間さ。
おめでとうございます((´∀`*))

そのまま、メドレー・・・・というところで、アッキーがストップをかけた。
ええ!!??
・・・・・もしかして、キーボードがトラブった!!??
すると、アッキーが自分のコーラス用マイクを取ろうとしたんだけど、ケーブルがガッチリと絡んでいて外れない。
仕方ないのでステージ前方に歩み出てきた!!
そしてマイクなしで大声で会場に向かって話しだした。
あれ!?
ミキミキが花束を持って下手に控えている・・・。
そういうことかあ・・・・マジに知らなかったよ・・・・・
「今日のライブでSTAは遂に200回を迎えることができました。
リーダーのマサさんが紆余曲折を経てもなおずっと、こうやって活動してくれたことに感謝の気持ちを込めて花束を贈りたいと思います」
「いやあ、参ったなあ・・・俺、こういうのはマジに苦手で・・・」
(皆にそうとうマサさんは照れていたねえ・・・とお祝いの言葉とともに冷やかされもしたよ((´∀`*))
アッキーから立派な花束を受け取るマサ。
スポットライトを全身に浴びる美しい光景だ。
拍手喝采。
立派なことだ。
自画自賛。
単純な男だから、これを機会に益々奮起するよ。
もっちんもドラムセットから写真撮影してくれた。
その花束はモニター前方の床に置きました。
「そうそう、長年STAでアグレッシブにテリー・キャスのポジションでロックしてくれたギタリストのニシヤンは今日が最後のステージです」
ここでメンバーらが「その花束を渡さないとダメでしょう!」と突っ込みを入れる。
「あ、そうかあ・・・ニシヤン、お疲れさまでした」
「泣いたらダメだよ((´∀`*))」
「後でこの花束を半分こにしよう((´∀`*))
さあ、再びライブ本編に戻りますよ。」


残響音が不気味に轟き渡る中での攻勢。
・・・・・天才少年と謳われたスティーブ・ウンウッドの作品で、スペンサー・ディビス・グループの代表曲。
シカゴはじめ数多くのバンドもカヴァーしているアップテンポ・タイプの異色ロックンロールでギミ・サム・ラヴィン(エディット・バージョンで。
これは先月の岩見沢ストロベリー・ジャングル・ライブ・イベント以来のプレイ)。
この曲はスタジオで演奏するたびに西やんが「なるほど・・・」と呟いていたという逸話あり(笑)。
モッチンによる重戦車のごとき爆音フィルに乗って、4小節目からいきなり導入部分をギター&ベースがごり押しタイプのリフで飾る。
ドラム入り口での小節数&リズム・アクセントに、他のアンサンブルは涼しい顔をして何処吹く風の対応。
恐るべき、ふてぶてしきS・T・Aのメンバー達よ。
ありがたいことに、観客達からは「イエー!」のエールがかえってきた。
これはこれで、ライブならではの醍醐味さ。
しかし、やはり「ステージには魔物が潜んでいる伝説」は本当だった・・・・・。
ここは、奢り高ぶりなどのない、ひたすらに謙虚な姿勢が大事。
クセモノ集団、ヨッシャア!
単純明快にタイトでストレートなノリが売り。
マサも大好きな曲だけに、思い入れもひとしおのご様子。
な、な、なんとは、先月はアベンジャーズのパワフル・シンガー、ジョンが大声援を送り続けてくれたものだ。
それだけでも狂喜乱舞状態なのに、更に奥様の手を取って客席の中央でノリノリにダンスをはじめたりしてね。
さすがワイルドなアメリカンだ。
モッチンのグルービーなスティック・ワークによる怒涛の攻勢が、華やかすぎる!!
マサから「遠慮なくド派手にぶちかましてね」と懇願されただけに、賑やかにフロアタム中心で彩を添える姿が神々しい。
正にモッチンの真骨頂コーナーだ!
彼のSTAに対する浸透と今後の成長、貢献度には期待大。
西やんも、中間部のシンコペーションに対する疑問を呈してきたっけね。
最初マサが「全部シンコペーションでいいんでないかい!」と言ったんだけど、スタジオでちょうどメンバーが音源を流していたから、聞き耳を立ててみた・・・。
なんとシンコペーションは半分だったさあ。
これでD&B&Gの3人は苦笑いしながらも解決。
こんな些細なパートにも、膝突き合わせて話し合いの精神が必要なんだよん。
引き続きモッチンの正確無比な前ノリアクセントにのる「ヘイ!」の掛け声では、メンバー全員が元気一杯に拳を高々と突き上げるポーズ。
この一体感も申し分なき快感。
マサ&メンバー一同は喉も張り裂けんばかりに叫び続けながらも、四六時中ジャンプ、キックをそこいら中にぶちかます(麗しのミサトちゃんからは「マサさんの脚力には感服いたしました…」とお褒めの言葉を頂戴いたしました!!大丈夫さ。
怪我防止のために、ちゃんと前もってストレッチは済ませているからね)。
ホーン隊も右手を掲げて、更なる抑揚感を華やかに型造る。
これは事前にマサが打ち合わせしたとおりだ。
心底頼りになる、連中だね。
まさにいつでも臨機応変に対処してくれる存在だ。
マサはモッチンのところまで駈けていってバスドラムに左足を乗せ、半身状態構えのまま2番の歌唱に突入(衝撃でミニ・シンバルのスタンドが傾いてしまった・・・・)。
横一直線体勢に居並ぶ、勇ましきフロントマン達の雄々しきことといったら、それはもう、たまりませんよ。
エンディングでは突然ストップして、一致団結「ヘイ!!」の余韻を残したままでフィニッシュ。

補足ながら、岩見沢でのライブ後、ジョンはマサの元にやってきてニコニコ笑顔で「ユーはリトル・スティーヴィー・ウインウッドだぜ!」と絶賛してくれたりもしたさ。
国境なんて軽く超越してのナイスなコミュニケ―ション。
やっぱりロックは最高だぜ!!








マサによるMC
「ありがとうございます。
YEAH!!
ここでメンバー紹介をしたいと思います」
一人一人を指刺し、愛情とリスペクト精神をたっぷり込めて、ジックリと懇切丁寧に紹介。
アッキーの紹介時には、で男性ファン達が思いっきりキーボードの真正面で
「可愛い!!」と絶叫。
またもや、新たに男のハートを射抜いたね。
アッキーにかかったらイチコロさ。
罪な美魔女よ・・・・。((´∀`*))

「時間はまだまだたっぷりとあるので、ひじょうにマニアックなものに開き直って突入します。
次の曲は5大ブラスロックの一つで、シカゴの強力なるライバルとも言われた悲劇の一発屋バンド。
ダンサンブル・ビートが大受けしてもてはやされた、アイズ・オブ・マーチで・・・・ヴィークル(STAが長い夜に次いで、最も多くライブで取り上げている曲。
だって文句なしに受けるんだもんなあ)」

 これも、「イントロダクション」「ギミ・サム・ラヴィン」「長い夜」同様のエディット・バージョン。

MCの一言一言に頷いてくれている人もいた。
わかってくれているんだね。
 観客席からも、威勢のいい連中がエキサイトしているではないか。
対バンのメンバー達もSTAと共に両手を高々とあげ、全身全霊を込めて大歓迎のジェスチャーを掲示しながら拳で合流。

テツは最早いても立ってもいられない、といった様子での参戦だ。
好き者にとっては極め付けとばかりに、血液逆流しそうな炎のナンバー。
文句のつけようもないくらいに、ヒップなアタック感で熱狂。
マサはこの曲、14回目のリード・ボーカル担当。
STAにとっては第1回ライブから取り上げている十八番だけに、まるで自分達のオリジナルソングのように捲くし立てる。
ボーカルがノビノビとしていて優雅で圧巻。
熱唱に次ぐ熱唱という構成。
今回のライブセットリスト構造は、全曲に多彩な仕掛けをぶち込むという強引なまでの強硬システムを導入。
ホーン隊は体を仰け反らせて、渾身の吹き込み。
マサは、ネックをグルグルと上下にひねり回し振り上げる。
後ろへ振り返ったり、お馴染みのパートではドラムセット前にてクルクル。
一時たりともジッとしていません。
その様を逐一冷静に見ながら片手を頭上高く掲げ、客席に向けアピールしているアッキーちゃん。
レディス版エマーソンになる日も近いか!?
手数王モッチンも、シンバルの乱れ打ちで対応。
まるで、千手観音のようだ。
勢いあまってマサの左肩にぶつかったシンバルスタンドが、傾き倒れそうになるも、グイ~ンと元に戻った。
ジェームス・ブラウンのマイクパフォーマンスさながらの状態。
長年ライブをやっていると、予期せぬ突発的なことが起こるというもの。
後日に気付いたんだけど、この曲中マサはベースヘッドをアンプにセットされたマイクにぶつけて床に落としてしまったのさ。
丁重なる謝罪をしたら許してくれたよ。
本当に申し訳ない・・・・。
それはともかく、時折モッチンとマサが向き合っての相乗効果を煽りあう、火花散るインター・プレイも微笑ましい。
マサが「ギター!!」とシャウトしながら、ギターソロへと橋渡し。
70年代初期を反映したかのように頷きながら呼応する、不敵な西やん渾身のギター・ソロは確実に的を得ているね。
フロントにまで飛び出してきた西やんはこの手の曲でも、的確なるコードワークの度に腕を突き出して盛りたてる。
凄まじき光景。
ギター・リックも伸びやかなるサスティーンも、一際異彩を放ち、ここでも獅子奮迅・・・・といきたいところだったのですが、ここでとんでもない事件が勃発した。
ライブってのは魔物が潜んでいるとしつこいくらいマサが言ってきたが、今回も怪しげに忍び寄ってきたのさ。
モニターに足をぶつけたり、足元のケーブル類が絡みついてきた・・・・!!
「オー・マイ・ゴット!!」
咄嗟に心の奥底で叫んでしまった。
まあ、そこはベテランのなせる技。
最後まで男気を貫いて、難なく乗り切ったよ。
これも一つの糧。
トラブルは、ないにこしたことはないけどね((´∀`*))
グッと渋みを増した、アキ&モッチンのコーラス・ワークもピカイチ。
決めのブレイクタッチ・フレーズでは、メンバーと観客達が何度も大合唱。
続々と詰め掛けてきた観客の中には、プレイ・スタイルを真似ている輩も出現。
エンディングにおける一瞬の空間を突き破るがごとく、目一杯なひねりもきかせて喉を振るわせる、ブルージーなマサ絶叫ソロ・ボーカル・パート。
腰をやや低く落とし気味に構えてもなお、自己陶酔の極み!
このひとことで観客達が「ヒューッ!!」と歓声。
ここでも、カメラマン達が、ベストショットをとらえるべく、左右以外にも前から後ろから舐めるように激写(対バンのお友達も、写真や動画を撮影してくれたよ)。
プレイしている我々でさえも、手前味噌ながら震えがくるほどの高評価を下したくなるほど。
口笛ピューピュー吹きならされる・・・・・・なんという夢心地な空間であろうか。

****まだまだ果てしなき怒涛のライブ攻勢は続くのだ・・・さあ、残りは泣いても笑っても1曲のみ。
もちろん、お約束のメガトン級なナンバーで息の根を止める所存だ。
覚悟はいいかな!!
ARE YOU READY!!??****













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VOL,200!!!(⋈◍>◡<◍)。✧♡ 江別市民会館 大ホール BAND FESTIVAL8(STA編)PART,2

2023-05-30 04:43:35 | Live Set List





****アッキー長年のお友達でもある「そうきあ&稲葉美紀DEAR FRIENDS」のMIKIMIKIちゃんが「一昨年、アッキーちゃんが加入したからSTAは確実にパワーアップですね!」とのこと。
正にその通りだ。****

さあ、さっそく2曲目はメドレー。

マニアならば思わずニンマリ。
皆、すでに全身汗まみれながらも、気持ちがよさそう。

 一昨年、スタジオリハ時にマサがふと閃いた。

「1972年シカゴ・ライブ・イン・ジャパン(大阪の音源)」の再現なんていかすよね、ってさあ。
曲に入る前にロバート・ラムがムード満点にピアノでいくつかのコードをルーズに流す。
トークも交えてね。
焦らしに焦らした挙句に・・・・っていうあれ。
それを臨機応変に対応してくれるアッキーちゃんならば、呑み込みがいいからアッという間に弾いてくれるだろう、と踏んだ。
結果は?・・・・もちろん大成功だったよん。

これ、マサのトークとアッキーちゃんのピアノがうまく噛み合わないと悲惨。
スタジオではまあまあの出来だった。
ラインでも事細かく説明を加えて調整を加え改良。
別にキッカリとした台本なんか用意してはいない。
大体のおしゃべり内容は決めてあるけどね。
「それでは、トップには、凄まじい勢いで吹き荒れる初期シカゴのブラスロックをお送りしましたが、お次はメローな響きで・・・・。
(不敵な笑みを浮かべつつも)特に人気の高い曲をやります。」
その場の空気感で進行。
タイミングを逃したマサはタイトルを言おうにもずれちゃう。
もう1周弾いてもらう!?
ところがアッキーちゃんが機転を効かせて見事にクリア。
かえって効果が倍増したよ。

「あれ!?
どこかで聞いたことのあるピアノだ・・・・
俺はいつも同じMCだと、ある女傑から突っ込みを入れられたんだけど、やっぱりこれだけは言わせて!
今日は日曜日だけど、うってつけの曲をやるよ!
・・・・どうぞ~~サタディ・イン・ザ・パーク!!」

と言った途端にアッキー親分(もっちんがそう呼んでいる((´∀`*))
寸分の狂いもない間合いで、それまでのスローテンポから力強い連打へ!!
(前曲からの音色チェンジも素早くこなす)
絶妙のシンコペーションを基調とした、あまりにも超有名なるイントロをピアノで嬉々としながら響かせる。
後から聞いたんだけど、アッキーちゃんは「今でいいや!」と独自の判断で、ここから本編に突入したのだそうです。
ありがたいことに大正解だよん!
(オーディエンス達いわく、この曲がはじまるといつでも誰もが最高の喜びを滲ませてノリノリなんだそうですよ。
こんな話を聞くと、ミュージシャン冥利に尽きるね。
長年にわたるブラスロック&シカゴ普及活動も着実に実を結びつつあるようだ。)
シカゴ初の記念すべき反戦的意味合いを含んだミリオン・ナンバーがはじまった。
(1972年7月リリース初の1枚組オリジナルスタジオ・アルバムCHICAGOⅤからのファーストシングル。ビルボードHOT100にて最高チャートで第3位を記録)
当然ここでの主役は、最初から最後までピア二ストのアッキー。
いつも艶やかなる着こなしのアキ真骨頂。
(彼女の根性の入り方は半端ない。
メイクもバッチリと施し、アメリカ製のデニム・テンガロンハットと全身を黒ファッションで統一しているではないか!
極めつけSTAのロゴ入りTshirtで、すでに立派なロッカー然としている
・・・・本当はこの日ムズイからテンガロンハットを被らない、と直前にぐずっていた。
結局は被ったけど。
だからバチが当たって鍵盤のパーツがトラブったんだよ((´∀`*)))
こんな素敵な曲をプレイするバンドってナンマラいかしているでしょう。

裏話・・・・・スタジオリハでは特別なる思い入れを込めて取り組みました。
なんたって長年キーボード不在だったんだからね。
当初マサはピアノなしではやる意味なし、と判断してストレス回避も含め、泣く泣くお蔵入りさせようとした。
ところが機転を効かせたニシヤンが、ギターコードでのパターンを演じて「どうかなあ!?」とさりげなく主張してきた。
半信半疑それで演じてみると思いのほか、心地よい仕上がりなので、以降はギターアレンジバージョンでずっと披露していたのだ。
もはや手慣れたもんだよ。
これはこれで、斬新で快感。
まるで違和感もなく、結果的にはやって良かったねえ。
西やんもこれをギターメインで演奏することを密かに夢見ていたんだから、そりゃあ至福の瞬間で天にも昇るでような心持ちだったことでしょうねえ。
加入前にアキ嬢はSTAライブを目前で見て「なるほど。
こういう風にやっているんですね!」と目から鱗状態。
感心しきりだった。
それも参考に加えて、アキちゃんはありとあらゆる音源を片っ端から発掘してきて指癖や強弱、微妙なるタッチ感を調べ上げた。
その結果がここに結実したんだよ。
文句の付けようなんて微塵もあるわけがないっしょやあ。
大役を果たしたね。
涙腺が崩壊しそうなほどだ・・・・。
この感動がずっと欲しかったのさ。
本物だ。(近年は本家のロバートラムさんがショルダーキーボードやシンセで弾いてるんだけど、やっぱり生ピアノのニュアンスには程遠い。
これが生命線なんだから。シビアな意見かなあ、これって・・・・だって愛するが故の正直な感想なんだから)

もちろん、それに呼応するように会場全体も熱烈なる声援へと反応が変わっていく。

それにしても、この曲、一聴する限りだとシンプルに聞こえるんだけど、リズムの違いが如実に現れるのですよ。
サビにも奥の深い部分が垣間見えます。
マサは絶え間無く左右に、トレードマークともいえる軽快なステップを踏む。

モッチンは特にこの曲でのドラミングとコーラスが冴えわたっていた。
リハではテイクを重ねるごとにドンドンと難所を克服していき、本番ではご機嫌なスティックさばきで終始していた。
黙して語らずのツワモノだね。

西やんもギター・ストロークの隠し味で、より皆さんが贅沢極まりないハッピーモードに浸れちゃうように美味しいオブリをつま弾いているのだから、不思議なものですよね。

この曲に対する思い入れがすこぶる強いマヤマ君も、満足そうにニコニコしながら手拍子を打つ!
腕組みして目を閉じ、唸りながら、ジックリと聞き入っている対バンも発見。
会場のあちこちで嬉しそうに、両手をあげて大はしゃぎしている人たちも見えるではないか!?
数人のオーディエンス達も、ずっと横並びでタンバリンを打ち鳴らし続けているよん。
ステージサイド(マサの目の前)では、常連組のの観客アキちゃんが簡単な振り付けを指導しながら曲と一体になってステップを踏んでいます。

西やんも時折横目でバンドを確認しつつも、リズムカッティングにのって延々と体を揺らす。

満面の笑みを湛えたアキちゃん(STAの)も、エキサイティングな観客達にすこぶる癒されたそうで右手を大きく突き出して煽っていたよ。

世界平和を声高らかに提唱する、これこそスケールの大きいマンモス・チューン。

まさしくシカゴ版「イマジン」との呼び声高き、ターニング・ポイントともいえるアンセム。
愛と平和を謳歌しながらも反戦を訴える部分もさりげなく含まれているんだから、さすがしたたかで思慮深い我らのシカゴだ。

マサが歌いながら最前列に歩み寄ると、客同士が微笑み返し。
バックのミュージシャンらも、すこぶる気を吐いていますよ。

エンディングでのモッチンによるハミングに至るまで、マサのアイディアが見事に実を結んだ(今回から取り入れたモッチンによるコーラス・ワーク。これもスタジオ入りしてみっちりとトレーニングしたもんね。
過去にここまでこだわって突きつめた人は皆無だ。
今後も、もっともっと事細かく煮詰めてまいろう!!)。
歌メロには人一倍のこだわりをもって挑んだ。
最近は、マサ長年の夢だったドンドンと複雑になっていくツインボーカル・パートをも現実のものとした。
モッチンと軽くラインで文章とシカゴのライブ映像で打ち合わせしてからスタジオでプレイ。
すると一発で思いが噛み合って大成功
(ステージに上がる直前まで、モッチンはマサへ最終確認を求めてきたほどさ)
その様には、皆も感服していたよ。
これを今まで、一度も実現できなかったのは、一体全体何だったんだあ・・・・?
「YEAH,YEAH~~!!」
マサ渾身のハーモニー。
うっとりするほどポップで幻想的なラストに至るまで、気合十分パーフェクト。
丁々発止に完奏。
普段はホノボノと佇んでいるモッチンではありますが、やる時は綿密にヴォーカルとコーラスを決めてくるところなんかさすがですよね。

地元民のウパくんは、ようやくこの頃になると先ほどまでの緊張感は収まってきてリラックスしてきた。
ミツもそろそろ肩の力が抜けてきたのか、爽やかな疲労感がかえって心地よいようだ。







「改めまして、隣街の札幌からやって参りましたサッポロ・トランジット・オーソリティ―です。
皆さん、楽しんでいますか!!
YEAH!!(アッキーがシンセから歓声のSEを発するのは最早お約束((´∀`*))
我々は通称STAと名乗っていますが、久しぶりの岩見沢です。
懐かしいなあ・・・江別市民会館・・・・。
その節はお世話になりました。
主催者のナガクボくん&マリちゃんはどこかなあ!!??
あ、いたいた((´∀`*))。
今日はお誘いいただきましてサンキュー!
というわけでして、STAは頑固一徹18年にわたってブラスロック街道を邁進してきました。
本日はスペシャルなversionでおおくりしていきますよ。
それでは次、ちょっと雰囲気を換えて怒涛のインストで・・・・
普段、あまりメインでやらない曲達で占めてみたいと思います。
それでは、骨太なブルースブラザースを2連発で。
(ドッと沸き起こる歓声が嬉しいなあ!!)
と言ってもブルース・ブラザースってカヴァーばかりなんだよね・・・・」

マサのタイトル・コールで、
「まずは邦題が、お前を離さない‥‥原題は・・・・アイ・キャント・ターン・ユー・ルーズ!!」(最近もテレビの車CMソングなどでお馴染み)
間髪入れずにモッチンの的確なるカウントで開始する曲ですが、疾風のごとき光速ナンバーが登場。
これはアキのリクエストに、マサが応じた復活セレクション。
1分ちょいであっという間の2コードリフというシンプルな曲なんだけど、毎回噛み合わないヘロへロのバッキングに嫌気がさしてしまったので、マサが長らく封印していたという曰くつきの一品。
実はこのドラミングのスピードは地味ながらも過酷なのだ。
まあ、もっちんにかかれば、鼻歌混じりに軽くこなしちゃうけどね((´∀`*))
もちろん、綿密な鍛錬を密かに積んでの結果なんだよ。
才能と努力の人。
現在の他の連中も「あらよっと!」というノリで、初音合わせからサッと再現してくれる。
何でもかんでも緻密に当たり前のようにね。
何だったんだろうか、あの頃は・・・・・。

メインともなるアッキーのワクワクするオルガン旋律(これ、モッチンの大好物)が、これから起こる賑やかなアンサンブルへの前哨戦。

そしてソウルフルでアヴァンギャルドなアルトサックス・ソロが、満を持してはじまります。(ブルースブラザースのライブバージョンではダン・アイクロイドによる捲くし立てるような早口ナレーション)
戸惑うことだらけなはずが、ウパによる吹き込み具合はどうでしょう!
信じられないくらいのブロー加減だ。
与えられた小節数でビッチリと猛アピール。
しかも、アドリブで、どこかで聞いたことのある有名なるリフ・フレーズも、さり気なく散りばめてニンマリ((´∀`*))
スタジオ・リハでは要所要所で皆からアドバイスを受けて、みるみるうちに成長を遂げた一世一代の見せ場。
モッチンとの目配せで、フィルインへ連結もバッチリ・・・・。
それに次いで、ミツのホーン隊がバトンを受け継ぐ。
どうですか・・・・このコンビネーションの妙!
不思議なことに自然と浮かれてきちゃうでしょう。
おみそれしました、極上のクール過ぎるエンターテイナー真骨頂!






「今日は時間に余裕があるので、程好く遊び心も加えて試みたいと思います。
次にお送りする曲は全然ロックではない。
でもメインのリフがひじょうにロックっぽくて好評。
よって、ジャンルに関係なく数多くのカバーが存在しています。
アメリカ往年のテレビドラマ用主題歌で、作曲は巨匠ヘンリー・マンシーニ。
ムーンリヴァーやピンクパンサーなどを手掛けた人・・・・それでは、モッチン!ゴー!!」

号令と共に、有無をも言わさず、グルーヴィーなドラムのリズムから演奏開始。

メンバー達が俄然と色めき立ってきての応戦。

マサがさっそくメンバーたちに伝令。

再びミディアム進行のインストウルメンタルで「ピーターガン」。

これも前曲同様に4月・岩見沢ストロベリー・ジャングル以来のプレイ。

マサと西やんが図太き地鳴りのようなメインリフを弾き始めると、アッキーもキーボード&パーカッション(タンバリン)でそれに便乗する形にてなぞってくる。

これってSTAにしては珍しいセットリスト。

しかもブルース・ブラザースのカヴァーなんだけどね。

さてさて恒例のソロ・バトルをやっちゃいましたよ。
その時、ソロパートの3人は、マサの取り決めでパパッと指差しで順番を決めていました。
その間、わずかに数秒。

いつもよりも人数が少ない分を、1・5人分のソロ回しで解消。
16小節で事無きを得ていました。
果たして軍配は誰の手に渡るのか!?

驚いたことにファーストソロは、ウパではないか!
繊細で先の読めないソロにグッと聞き惚れてしまったわい。
やるときはバッチリとやってくれる頼もしき男だねぇ。(有名な面白いフレーズを随所に盛り込むところなんて中々にやるもんだねえ((´∀`*))

そこからバトンを受け取る役はミツだ。
このソロには相当なる覚悟で臨んだようだ。
当然のごとくジャジーでデンジャラス。
まさに適役だね
グリッサンド交えた戦慄には戦慄が走った(笑)。
マサはグッと腰を落としながらの絡みポーズで応戦。
アキちゃんとニシヤンの中間スペースに乱入してきてリズミックに足踏み。

そして、3番手は重鎮でもある引き締め役、西やんに采配が振られた。
全身全霊込めての、超絶なるギター・ソロをお届けする。
ここいら辺の息のあったやりとりは横で見ていても、この上なき情景。
フリー・フォーム・スタイルの興味本位で、ビックリ箱を開けちゃったような感覚。

各自のルーツ・ミュージック・テイストを配しながらも、素晴らしきフュージョン・カラーに染め上げてくれました。

特にマルチなウパちゃんは、ひたすらにエキセントリックなインプロヴィゼーションで面目躍如。
それぞれに名手が揃い踏み。

その間中、バック陣はジッと右手で拍子を数え続ける。

やはり役者が違う。

結局は3人によるソロリレーということで、サーヴィスとばかりにいつもよりも多めにお送りしました(笑)。

余裕綽々のフィナーレでは、マサがしつこいくらい焦らしに焦らしまくってのエンディング・フィニッシュ!

破天荒だけど完全燃焼。

早くも、真っ白な灰になって燃え尽きそうだよん。

 
****ここまでが前半戦。
後半も一切の手抜きなく最後の一瞬まで猪突猛進、気合を入れて臨んでいく所存であります。
覚悟はいいかい!!???****





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VOL,200!!!(⋈◍>◡<◍)。✧♡ 江別市民会館 大ホール BAND FESTIVAL8(STA編)PART,1

2023-05-30 03:26:53 | Live Set List








8,16:30~17:00
THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY

はい!
ここで時間をグッと巻き戻します。

さあ、いよいよこのブログの主人公でもある、S・T・Aが出てきますよ。

頑固一徹結成以来18年に渡ってシカゴを中心とした硬派なブラスロック一筋を基本コンセプトに掲げて,毎月ライブを敢行。

活動拠点はバンド名が示すとおりに札幌なのですが、今回は「江別市民会館大ホール」です。
ここにSTAが出演するのは2019年5月19日(日)以来。
でもその時は諸事情により「小ホール」でしたがね‥‥(-_-;)
もちろん、大ホールにも出演したことがありますよ。
意外と言ったら江別に対して失礼ではありますが、けっこうライブに適した箱が多い街なのですよ。
中々に江別の音楽シーンも熱いものがありますね。

8人編成にて、恒例ともなったSTAメンバーの顔ぶれに今回も入れ替わりあり。

ご他聞に漏れず、若干曲の変動もあります。

なんたって最大の話題といえば、ホーン・セクション以外のパートがほぼ固定化しつつあることです。

マサはSTA結成当初から、バンドの全てを見つめ続けてきた生き証人。
モッチンは酸いも甘いも噛み分けた、ダニー・セラフィン命の絶対的な信頼を仰ぐ凄腕ドラマー。

そして北海道ロック・シーンにこの男ありと言われるほどの名声を轟かせているニシヤン。

その他のメンバーにも続々と名を連ねている猛者達がいますが、それはそれで徐々にアナウンスしていきますね。

管楽器のメンバー達はライブごとに変動や出戻りがあるため、アンサンブルに多少不安があるようですが、いざはじまってみたら各自全くのブランクや、ふらつきなど感じられないし、一発目の音からエンジン全開でノリまくっています。
いや、もしかしたらSTAの全キャリア中でも2023年度が絶頂期なのかもしれませんね。
それぞれに「そうとう一人で鍛錬したんだろう?」と尋ねてみたところ涼しい表情で「いやあ全然・・・」と不敵な笑み。

案外、STA活動から一旦距離を置いて心身共にリフレッシュしたのが、功を奏したのかもしれませんね。

とにもかくにも、頼もしい存在達だ。

そしてもう一人、STAのジェームス・パンコウこと、ご意見番であり、ホーンセクションで陣頭指揮をとりながら、いつも気を吐いているトロンボーン奏者その名もミツが奇跡の復活合流を果たしたのです。
これは大事件ですよ!
真っ赤なヤクルト・スワローズのTshirtを着込んで、さすがの熱演を繰り広げてくれました。

彼は驚いたことに、この日の直前に参加が決定したという怖いもの知らず。

よほどの自信とやる気と度胸と高度なテクニックが備わっていなければ、こんな無謀な決断は下せないでしょう。

これで、またまたSTAのサウンドエナジーが大幅に増したよん!
おめでとう!

またもや、ライブへ病み付きになること請け合いさ。 

ベテランのウパちゃん&多忙極まりないヤマちゃん&一番若いマッツというトリプル・サックス(各自の手腕には、おみそれしました!)。
特に職人気質のウパちゃんにとって、江別はホーム・グラウンドなのであります。
この日も沢山のファンが応援に駆けつけてくれましたよ。
嬉しい事だ。
良かったね!!

ファニーいわく「江別市民会館」はとても音がいいよ!と絶賛。
あのうるさ型の男が太鼓判を押すくらいだからもう安心だね。

そうなのですよ!
STAはライブ活動も一貫として江別大麻エポアホールには3度出演したのですが、ここ江別市民会館は何度立ってもとっても新鮮なのです!

以前の大ホール時には、主催者ナガクボくんの御厚意によってSTAのみブラス隊専用のお立ち台が設置されました。
本家シカゴ並みのセットに感動です。
今回はホーンセクションを擁するバンドが多数出演するので更なるグレードアップを図ったご様子。

以前にルチュさんも言ってましたが、テッチャンも同意見「STAには広いステージがよく似合う!」

ただ今回はトランペットが不在・・・・。
ナガクボくんもメンバー探しに奔走してくれたのですが結局は駄目でした。
でもねえ、その彼が素晴らしいサックス・プレイヤーを紹介してくれたのですよ。
前述のヤマちゃんがその人。
もうすでにセカンド・アクト「AOR LAB BAND」で出演済み。
長久保くんバンドのメンバーでもある実力派なのですよ。
春先のゴールドストーン・イベントでも「エロチカヘヴン」のメンバーとしてミキティと出演。
STAも出演していたので、その時に初めてメンバーともご挨拶を交わし合ったのですよ。
よって遠慮なしに見事な手腕を発揮。
全く違和感もなく、素晴らしいプレイを披露してくれました。
彼がSTAライブに参加するのはもちろんこれが初めてなんだけど、2回きりのスタジオ・リハで、けっこうコツも掴めてきてこなれた感あり。
シカゴに対する奥深き難解さは痛感しているようだけどね・・・・。

そして特筆すべきはウパちゃん。
管楽器アンサンブルを考慮してスコアをアレンジ。
トランペットのパート音域を自らのアルト・サックスにて再現してくれました。
ガンガンにハイノートをヒットする様は圧巻だったよ。

景気付けとばかりに情け容赦なきパフォーマンスの連続。
それもそのはずで、タイトルにも記していますが、今回がSTAにとって記念すべき200回目のライブなのだ。
力も漲るはずだ。

もう一つ・・・・残念なニュースではありますが、この日をもってギターのニシヤンは脱退します。
今までご苦労様でした。
色々とお世話になったし、相談にものってもらった。
お互いに切磋琢磨しにあった仲。
本人もガッツリと頑張るとのこと。
乞うご期待だ。

バンド入れ替え時間は15分。
まずは
各メンバーがそれぞれのポジションへと陣取る。
手際よくウオーミングアップも済ませてチューニング。
スタッフに指示に従い、パートごとのサウンドチェック。
そして軽く全体での演奏に興じる。
モニターへの返しやバランス調整を要求。
これでドンドン理想とする体制が整ってきた。
準備万端でオーケー。
マサがそれぞれに確認を入れてゴーサインを出す。

それでは前置きが長くなったのでそろそろ開演といこうかい!




ARE YOU READY!!
OH,YEAH!!!

***MEMBER***
MASA・・・B VO
MOCCHIN・・・DR CHO
AKI・・・KB CHO PER
MATTSU・・・TS
NISHIYAN・・・G
MITSU・・・TB
UPACHAN・・・AS
YAMACHAN・・・AS





***SET LIST***
1、INTRODUCTION・・・CHICAGO
2、SATURDAY IN YHE PARK・・・CHICAGO
3、I CAN'T TURN YOU LOOSE(お前を離さない)・・・THE BLUES BROTHERS
4、PETERGUNN・・・THE BLUES BROTHERS
5、FEELIN' STRONGER EVERYDAY(愛のきずな)・・・CHICAGO
6、GIMME SOME LOVIN'・・・SAM&DAVE
7、VEHICLE・・・IDES OF MARCH
8、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO 






まずはアキ嬢がプログレッシブでスペイシーなシンセサイザーサウンドで、一種独特なる異空間を作り上げる

(彼女は何でも受け入れてくれるから調子にのったマサは無理難題をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね。
その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!頼もしい。
このミステリアスなるSEも事前にスタジオで膨大なるシンセ内蔵音源からじっくりと時間をかけてセレクトしたもの)。

マサがすかさずニシヤンらに手拍子でテンポのメッセージを送ると、それに便乗するかたちで歯切れのよいギターコードミュートカッティング、剃刀のごとき小刻みなハイハットで応える。

マサは大股開きでふてぶてしく会場中をゆっくりと見渡しながら、頃合いを見計らう。
キヨミ嬢がワイヤレスマイクを手に、鮮やかなスポットライトを浴びながら会場の下手から落ち着き払った声で華々しくナレーションを告げる。

「たいへん長らくお待たせいたしました。
いよいよはじまりますよ!
今か今かとお待ちかねの皆さん。
そうですよね。
これから極上のステージをお届けして参りますよ。
もはやお馴染みの大所帯バンドが登場。
数年ぶりにSTAが江別に帰って来ました!
北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!
ド迫力ホーンセクションの熱きサウンドを、心ゆくまでドップリとご堪能ください!
メンバー一同は、この日この時この瞬間を心待ちにしていました!
それではヨロシク!
レディース&ジェントルメン!
THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」 

ジャストなタイミングで「1・2・3~!!」(思い切りミキサーがリバーブを深めにかけてくれたよ!)

波状攻撃へ、火蓋が切って落とされました。

猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」。

さすが、この人数だけに勢いが桁違い。

プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない。

すでに掴みはバッチリとオーケーだ。

普段は寡黙なモッチンもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに豹変するのです。

その上、5年前の4月にマサが東京で観て来たCTAの土産話が、相当感動的に残っているらしくて、ずっと刺激を受けている御様子。
如実にドラミングの随所にダニー・セラフィン成果が現れていますよ。!

イントロの爆音が情け容赦なく多方面へと襲い掛かる!

ほほえましい光景に、常連組が客席でやや控えめに参戦。
写真&ビデオ撮影にと勤しんでいます。

皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態的なリズムに、よくもまあピッタリと手拍子をあわせてくれますねえ・・・と舞台上から失礼ではありますがしばし見とれてしまいました。

もうどれだけの回数この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。メンバー一同愛して愛してやまないじゃじゃ馬のような曲。
その中でもこの日ほど、迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!
出色の出来と自画自賛。

モニター・スピーカーに片足乗せて、マサが野獣のごとく吠えまくりながらも襲いかかる。
次いでアグレッシブなアクションを巻き起こす。(マサの正面最前列にイスで陣取ったカズちゃん&アベちゃん曰く、マサさんはスペースが広いから相当に動き回っていましたね、と言ってた。
スタッフのナガクボくんはマサのステージングをそれまでも見ているので、わざわざ動線を確保までしてくれた。
ありがたいことだよね)

以前のような、飛沫飛翔防止用のパーテイションもビニール幕もないので、自由自在に動ける。
コロナ騒動もようやく落ち着きだしてきたから嬉しい限りだ。
もちろん、そこそこに加減はしていますよ。

計算されつくしたニシヤン独特なるシャープな音色のギターが、モッチンのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく。

看板ともいえる4管によるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。
(本来はトランペットが在籍しているんだけど、都合により直前で離脱することに・・・つまり、アルト(x2)、テナー、トロンボーンという非常に珍しい編成に落ち着いた(´;ω;`)

舞台両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。
後方サイドからは、ドラムが遠慮なしにグルーブを構築しながらの進撃展開。

会場をまるごと覆いつくすかのような、キーボードによる異次元模様の高鳴り。
なんという高揚感であろうか。
鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが嵐のごとく吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題。

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?
・・・・今回は一体全体、何を仕掛けてくるのか??

さあ、2番の歌詞がカットされたエディットヴァージョンから、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。

先月の反省点は見事にクリア。
手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂。
切り込み隊長はいきなりミツによる、やや食い気味かつ流麗なるトロンボーン・ソロで場面転換。
ほぼギリギリのぶっつけ本番だから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだけど、それも取り越し苦労だったようです。
大した度胸の持ち主だ。
さすがに百戦錬磨の達人だからこそ成しえる技。
何事もなかったかのように振舞っていたよ(モッチンによる縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。
ここがミツの凄いところ。
なんと自宅に宿題として持ち帰り、3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!
能あるタカは爪隠す!と、昔の人はうまいことを言ったモノだ。
ねえ、ミツよ!(1回目のスタジオリハ前にブレイク部分による拍数の謎を解明するべく、独自でスコアを探しだしてきて見事に解明したのだそうですよ。
すさまじき探求心。
正直な話、この曲はトップがキツイとのこと・・・・それは、うなずけるねえ‥‥でもご挨拶ソングだからねえ。
不動のポジションなのですよ。
悪しからず。)

アキのピアノ旋律が、とびっきりに美しくて効果絶大さ。
マサによる、流麗なる美しきオクターブベースに導かれて場面転換。

マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのモッチンが職人芸で猛然と先導しつつ、お次はベテラン・ウパの出番。
彼のアルト・ソロは熟練の極致なので、大船に乗った気分に浸れます。
一聴しただけで安定感抜群。
時折ヒステリックなハイノートなども懇切丁寧クールにヒットしていてニンマリ。
・・・実はトランペットのソロを、ウパが自ら手直しを施して、他の管楽器隊と意見調整しながら纏め上げてくれた・・・・。

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面だ。

もうこのあたりに辿りついた時点で会場中の空気は一変。
なにやら恐ろしいくらいにもの凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている。

ニシヤンは臨機応変、歪みからコーラスサウンドまでコンスタントに幅広く音色をエフェクターで器用に切り替える(ここはスタジオリハ時に取り決めたこと)。

そして第3の男、そのニシヤンによるワイルドなギターが火を噴いた。
いきなり過激なハーモニクスを導入部分に一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます(よくもまあチューニングが狂わないねえ)。ただひたすらにエキセントリック。
序盤はテリー・キャスのフレーズに敬意を表する・・・・。
へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速。
音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。
身をのけぞらせてイナバウアー・アクション。
チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる。
あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい。

(掛け持ちミュージシャンの西やんはリミックス、ミッドナイト・クライシスではベーシスト。
そちらの時は大股開きスタイルなんだけど、STAでは常に横向きポーズで全体を注視している。
これが彼の楽器別スタイルなんだね)

そして遂にテリー・キャスのギター・ソロを、ほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?
ビブラート、グリッサンドに至るまで再現しているよ。
この前面へのせり出しシーンは、ヒロリンのリクエスト。

間髪入れず、極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるモッチンが、力漲る究極の稲妻フィルインで拍手喝采。

サンキュー!

いつもは沈着冷静なるモッチンもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。
すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ。
いくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこその、説得力ある支柱だ。

エンディングにおけるベルトーンも、アッキー渾身の1音を筆頭に見事な連携で繋がった。
ここで繰り出したニシヤン入魂のピッキングがジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました。
これぞまさしくロックの原石。
いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力。
アキからホーンセクションへと受け渡す流れへ。

マサが後方に設置されたバスドラムに左足を乗せ、右手を頭上に掲げてグルグルと何度も素早く回転。
モッチンと呼吸合わせ、雷鳴のような怒涛の連打をスリリングに交えて激しいジャンプでフィニッシュ。

以前、ASの女傑ミキティいわく「マサとモッチンは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていましたっけ。

度肝を抜かれた観客はため息混じりに唖然している。













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リューアルオープンした東区往年のライブホールに登場!

2023-05-28 08:17:00 | Live告知
伝説の老舗ホールに
purple bringerが初登場!
チャーミングで
男顔負けなテクニカルなキーボードレディ、あのアッキー開催のスペシャルライブイベント第二弾がここに炸裂だあ!
出演バンドはどこもツワモノ揃いだけに白熱パフォーマンスは必至!
詳細は追ってこちらにアップしていきます!
皆さん、お楽しみに。^_^
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VOL,200!!!(⋈◍>◡<◍)。✧♡ 江別市民会館 大ホール BAND FESTIVAL8(庄司篤史とハバナイスデーズ編)

2023-05-27 15:53:14 | Live Set List



11、18:45~19:15
「庄司篤史とハバナイスデーズ」

はい、いよいよもって佳境に差し掛かってきましたよ。
本来ならば、そろそろ順番的にこのブログの主役でもある我らがSAPPORO TRANSIT AUTHORITYなのですが、それは最後にたっぷりとおおくりしたいと思います。

****で、満を持してオオトリのベテランバンドが登場だ。
ジャンルは(コッテコテのファンキー・ミュージック)
時間の流れがなんまらと速い。
アッという間の出来事だ。
日もすこぶる長くなってきたけど、ムードは満点さ!!
10分ほどの巻きだけど、さあ、覚悟して臨むようにね****

 会場に流れているBGMは「ZARD」

11番目に控えしは、こちらも札幌からのバンドが出演。

今まではジャパニーズポップ系のバンドがたくさん続いたけれど、今度はグッとムードを変えて渋いファンク・ナンバーを中心にお届けしましょう!
このバンドも初めて見るバンド。
厳密に言えば各メンバーははあちこちで見たことがあるんだけど、セッションPROJECTゆえに多分メンバーが大幅に変わっていると思うよ。

全6曲がこれまた、いぶし銀の光沢を放つ作品目白押し。
ただ単にファンクと言っても、相当に捻りと拘りを込めて厳選した痕跡が垣間見える。
念入りに調整してリハーサルを重ねた結果でしょうよ。
それらをテクニカルな余裕と貫禄のプレイで見せつけてくれるんだから心憎いばかりさ。
それもそのはずで、各メンバー達は方々で大活躍している猛者ばかりなんだから当り前なんだよね。
ところどころには遊び心もあり、ひじょうに楽しめました。
不敵な笑みを浮かべつつも、進行していく様を見ているとそれらは顕著。


10人のイカしたメンバー達をば・・・・・・

驚異のハイトーン・ボーカルに晴琉くん
ドラムはシミズくん
パーカッションはタケダくん(LPの白いシェルコンガを使用)
ベースにユウジくん(3トーン・サンバーストのジャズベースを使用。ローズ指板)
ギターコーラス&はテラニシくん(グリーン・ボディカラーのヴァレイアーツを使用。ローズ指板。ゴールドパーツ仕様)
キーボードはヒロコ嬢
trumpetはサッチン
珍しくもDJメンバーで・・・・・DJM。
コーラスには、超久しぶりに再会したよ~イヨちゃんだあ!
元STAでボーカル、コーラス、パーカッションで八面六臂の活躍してくれたナイスガイ。
ちょっと髪を切って(普通の人よりはめっちゃ長い((´∀`*))、その分、髭を蓄えていた。
楽屋ではエスコンフィールドやファイターズの話題でマサと盛り上がったよ!
そして顎に引っかけた白マスクがポイントのサックス&コーラス&MC&リーダーは・・・・宇宙の庄子君という編成だ!
メンツが凄過ぎる!
まさに向かうところ敵なしの布陣さ。
ほとんどのメンバーは、今年3月のゴールド・ストーンで対バンを組んだ時のメンバーばかり。
その時にはソウル特集でした!!
何事にも引き出しの多い器用な連中だ。
この次に見る時には、どんなジャンルを披露してくれるのだろうか?・・・と早くも詮索しちゃうよ。

クールビューティのサッチンは、札幌を拠点に長年にわたって活躍している有名なネオジャズグループ「地下室とシャンパン」のオリジナルメンバー。
男顔負けなトランぺッターとしてすでに名を轟かせています。

庄子くんはマサとは長年の顔見知り。
STA企画のリブレーションにも参加してくれたし、何度も対バン経験がある。
一度はSTAでサックス担当としてライブ出演が決定するも、コロナにてイベント自体が中止になったという経緯があります・・・・。
返す返すも残念でならない・・・・きっといつかは共演が実現することを祈っているよ!。
しかも驚いたことにSTAのサックスメンバー「うぱくん」の後輩なんだとか!!
酸いも甘いもかみ分けた仲。
両者ともに刺激を与えあってきたんだろうねえ。
素晴らしいなあ。
縁とは奇なり・・・を地で行く真実さ。
お互いにサックス同志だしなあ。

これだから、バンド活動とライブ出演は魅力的でやめられない。
たまりませんなあ((´∀`*))

前置きが大変長くなってしまいました。
それでは、お待たせしました・・・・・そろそろ、珠玉のライブ・レポートに突入しようかな。
大人のミュージック・ショーを、心行くまでにご堪能くださいませ。

今年は1月のルア・レルバ新年会を手始めに、ちょくちょく庄子くんセッションと対バンが多そうだ。
その庄子くんは凄まじきサックス・プレイだけでも驚愕なのに、巧みな話術を駆使したMCも絶品。
優しい人柄がホノボノと滲み出ているよ。

バンドからメッセージが届いているよ。
「この日のために結成されたスペシャル・セッション・バンド。
ハル(VO)をメインに、ファンキー・テイストな楽曲をお届けします!」

セットアップ完了後は庄司くんが逐一、ミキサー・スタッフとメンバー間の橋渡し役を担って次々とサウンド・メイクを施していく。
その手際の鮮やかな事と言ったらもうたまりませんなあ。
ジックリ入念に懇切丁寧なる打ち合わせをしながらの音出し。
何たって大所帯だから、それなりに時間も浪費する。
でもねえ、この状況を見ているだけでもとっても勉強になるものだよ。
ずぼらなミュージシャンはこの作業を面倒くさがって、せっかくまとめ上げた演奏も台無しにしていることがちょくちょく見受けられるもんなあ。
基本中の基本。
これを確立してからのライブでしょうよ。
当たり前の話だ

舞台の下手より現れた司会進行役の美魔女キヨミさんがスポットライトを一身
に浴びながらバンド名をアナウンスします
「大変長らくお待たせしました。
それでは11番目、どうぞよろしくお願いいたします!!」

庄司くんがMCのバトンをスムーズに受け継ぐ。
「本日はこんな素晴らしい会場にお呼ばれして、出演できるなんて感謝です。
長久保さん、マリさん、本当にありがとうございます。
今日は、この日のために集まった仲間たちとで、洋楽系のファンクを演奏してみたいと思います。
一同に会したのも何かの縁です。
ぜひともご一緒に最後まで楽しんで良い日にしましょう!
さっき、音合わせで何回もやった曲からスタートしますよ((´∀`*))」

庄子くんがカウントを打つ。
「1・2・1・2・3・4~!!」
オープニング曲は・・・「RUNAWAY BABY」
ブルーノ・マーズが2010年にリリース。
album「ドゥー・ワップス&フーリガンズ」に収録。
公開当時色々なことで話題になった映画「とんかつDJアゲ太郎」の主題歌でもある。
補足ながらこの映画、全然期待していなかったのに、いざ見て見たらすこぶる面白かった!!
それはともかくも、開巻から自然とワクワクウキウキ陽気な気分にドップリと浸りきれる素敵な人気曲。
まあ、歌詞の内容には賛否両論あるかもね・・・((´∀`*))
軽快この上なきチャラ男ソングです。
まあ、かしこまった下手な屁理屈なんかこの際は抜きにはして、思いっ切りはじけまくっちゃおうよ。
序盤から豪快なるスクラッチが縦横無尽に駆け巡る。
軽快なるベースラインを基本に、それに早速のって歌うボーカルのハイトーンが超絶技巧凄すぎる。
一体全体、どこまで出るの!?って言いたくなるくらいの高さ。
しかもピッチは正確で張りもあり、どこまでも伸びやかで軽やかに突き抜けている。
驚異的な喉だよ。
その流れにのってメンバー紹介も織り込まれる。
更に、次々と各メンバー達のソロが展開される。
これがまたテクニカル過ぎて空いた口が塞がらない。
言葉を失うほどで最早金縛り状態。
いやはや何とも御見それしましたよ。
ソロの最後は締め括りとばかりに、そのボーカルがあろうことか、救急車の声帯模写を披露。
こんなスクリーミングって初めて聞いた。
さすが庄司くんが惚れ込んだシンガーだけのことはある。
貴重なるシンガーだ。
そこに絡みつくように、、かっこいい乾いたシャープなギター・コード・カッティングが轟き渡る。
実はこの曲は3月のゴールドストーンでもオープニング曲だった。
でもその時よりも数段クオリティがアップしているところがしたたかだ。
DJの加入、そしてハル&イヨによる凄まじいくらいの掛け合い歌唱。
もう言葉を失う勢いなんだから。
もうお手上げ状態さ。
エンディングでは「ありがとうございます。さてさて、準備の方はいいですかあ!!」と
ホップステップジャンプを決める。
仕込みが憎いほどに効果覿面さ。

拍手喝采を全身に浴びる。
それとともに、歓声の渦が沸き起こる。
一発で観客の度肝を射抜いた。
こうなったら庄司くんたちのもの。
これで掴みはバッチリとオーケーで、貰ったも同然だ。
余裕しゃくしゃくの構えに入る。
不敵な笑みさえ湛えているよん。


再び庄子君によるMC
「ありがとうございます!
拍手がとっても嬉しいですねえ。
音楽は演奏するのも、聞くのも大好きです。
今日は皆さんとお会いできたことを、とっても嬉しく思います。
・・・・・UNTITLED」
(PHAT PHUNKTION)
スティックのよりカウントが鳴り響く。
ジャストなタイミングで演奏へ導入するんだから粋でかっこいねえ。
庄子君のやや斜に構えてサックスを吹くスタイルは、デヴィッド・サンボーンを彷彿とさせる。
手のひらで弦を激しく擦り付ける、アゲアゲな奏法を披露するテラニシ君。
てっきり何かを使っているのかと思ったら手だとのこと。
速い動きだからよくわからなかった。
でもあんな音が出るんだから不思議だなあ。
もしかしたら、企業秘密・・・・?!
PHAT PHUNKTIONは、ホーンを含む総勢9人からなるファンクバンド。
どうやらタワー・オブ・パワーの影響を強く受けているそうだ。
なるほどそこかしこに、R&Bやヒップホップの香りも漂っているのが大きなポイント。
程よいテンポが印象的で、ノリノリな切れ味鋭い音の厚みに対する表現力はピカイチ。
しかし選曲がマニアック過ぎるねえ。
どの曲も、オリジナル通りではなく庄子くん自らがアレンジを加えています。
しかも、その時のメンバー達によって無条件で少しずつ変化を加えているという。
なんという才能あふれる秀逸な集団だ。
末恐ろしやあ!!

庄司くんによるホノボノとしたトークも聞きどころ。
「え~、改めまして、庄司篤史とハバナイスデーズと申します。
いやあ、嬉しいなあ。
今日は最初のバンドから見ていますが、我々が最後ということでなんか緊張しますね・・・・。
男性シンガーを贅沢にも2人フューチャーしています。
イヨちゃんは初めてだね。
あまりにもハルくんとはビジュアルが違うけれど・・・((´∀`*))」
「綺麗なのと汚いの・・・・」
「そんなことはないよん!((´∀`*))
それでは皆さま、自由気ままに体を揺らしながらごゆっくりとお付き合いのほどよろしくお願いいたします!」

再びスティック・カウントから・・・・・
「YOU GOT TO FUNKIFIZE」
(TOWER OF POWER )
1972年リリースの初期傑作アルバム「バンプ・シティ」に収録。
これは隠れた名曲。
この曲をカバーするバンドなんて初めて見たよ。
ラッキーこの上ない至福の喜びに浸りなさいな。
おお!
琴線をめちゃくちゃに震わせるね!
ただ黙々とグルーヴィーに徹するリズムセクション。
肝はウネリまくりのアンサンブルに尽きる。
庄司くんは心底、TOPをリスペクトしてるんだねえ。
随所にその精神が見え隠れするほどさ。
その絶妙なる庄司くんによる絶妙なサックス・ソロが嘶きっぱなし。
なるほどなあ・・・・宇宙の庄司くん真骨頂。
宇宙の果てにまで、一気にぶっ飛ばされちゃいました!((´∀`*))
彼は別格だ。
そこいらのふやけたプレイヤーどもが束になって挑みかかってきても、軽く一蹴に伏されるよ。
そのくらい近寄りがたいほどに凄みのあるオーラを絶え間なく発散している。
オフステージでは、温厚篤実な生粋のジェントルマンだけどね。
そこから巧みなリズムチェンジに移り、負けじとキーボード・ソロへと移行。
凌ぎを削る、とは正にこのことだ。
圧巻の一言。
鍵盤の上を指先が幾度も滑らかに素早く駆け巡る姿が絵になるなあ。

息つく暇も与えないほどの勢いで、間髪入れずに・・・・
「UPTOWN FUNK」
(MARK RONSON FEAT,BRUNO MARS)
引き続きシュールでご機嫌なるファンク・ワールドが炸裂。
庄司くんはブルーノ・マーズが大のお気に入りなんだそうだ。
この誰からも愛されているタイムレスなダンス・ミュージックは、バリバリに有名だよね。
程よくキャッチーなポップで、どことなくノスタルジック風。
ミネアポリス・サウンドの影響も伺える(このシーンのパイオニア的存在はプリンス。
ロック、ニューウェーブ、などの要素が入っており、よりスクエアなリズムを強調)
なるほど、庄司くんのルーツが如実にうかがい知れるねえ。
2014年11月10日発売の11枚目のシングル。
ダウンロードシングルとディスクの売り上げ合計は2000万枚を超える「史上最も売れた曲」の一つ。(ウイキペディアより・・・)
album「アップタウン・スペシャル」に収録。
各国のチャートで1位を記録した。
日本だとホンダ・フィットのテレビCMに起用されていた。
難産の末、完成に至ったという曰く付きなエキサイティング・ソング。
苦労した甲斐があったというものだね。
度重なるセッションの末に形成していったそう。
だからこそ、庄司セッション・バンドにはうってつけなわけだ。
(数度にわたる告訴問題とかもあったけどね・・・・。)
話を戻そう・・・・江別市民会館大ホール内は見渡す限り、どこもかしこも、スタイリッシュに盛り上がっているよん。
最高峰のエンターテイメントを、素敵な庄司くんが仕切って纏め上げるんだから敬服しちゃうよ。
捲くし立てる様なイヨちゃんの歌声。
改めてその迫力ある喉には衝撃を受けたよ。
全くタイプの違うシンガー2人が、ここで一堂に会するなんて奇跡そのもの。
一歩間違えれば違和感満載のところ、ここは見事な化学反応を起こして数倍のケミストリーを発している。
更には存在感が半端ない。
冴えわたる新鮮な手腕には興味津々。

「あと2曲で終わっちゃうよ‥‥(´;ω;`)
じゃあ、いきますよ。
「GOODTIMES」
(MATT BIANCO)
スティック・カウントから演奏開始。
キーボードから怒涛のサックス・ソロへと雪崩込み。
鳥肌が立っちゃうよん。
憎らしいほどの采配だ。
この手合いを取り上げるところなんて、明らかに庄司バンドの許容量の深さを物語っているね。
ラテン・ポップ風味のセンスも抜群だ。
悦に入って取り上げても空回りの残念なバンドが多い中でも絶妙の味をしたたかに発散していたよ。
このバンドは私の思い入れがもの凄く強いのさ。
もちろん歌姫ヴァーシア在籍時のデビュー作「探偵物語」からずっとだよ。
ヴァ―シアのボーカルをハルくんが担当して歌い紡ぐ。
綺麗な声で珠玉の金字塔を再現してくれたよ。
最早、この領域に達したらアートだな。


「楽しく過ごしてきました・・・・
これまでにもイカシタバンドが続々と熱演を繰り広げてくれました。
私たちはこれが終わったあと、その辺でくつろいでいますよ。
魅力的なボーカルのハルくんは声が高いんだけど、北斗の拳が歌えないんだそうです。((´∀`*))
さあ、いよいよ最後の曲ですよ。
あの忌々しきコロナもようやく和らいできました。
スタッフさん、お客さん・・・・あれ・一番前の人、もしかしたら泣いていますか??!!
そこは良く見えるんですよ。
泣いていないなあ・・・・((´∀`*))
今日、もうすでに帰ってしまったお客さんも、残ってくれたお客さんも、皆さんに感謝です!
ラストは・・・・・トレジャーという曲でお別れしたいと思います!!」
再び人気歌手のBRUNO MARSで攻めてきた。
2012年リリースのセカンド・アルバム「アンオーソドックス・ジュークボックス」に収録。
ビルボードチャートでの最高位は5位。
80年代を彷彿とさせるエグイくらいにレトロな曲調と、壮大なるシンセによるストレートなディスコ・ソウルの決定版。
ピアノの必要以上に跳ねないイーブン・リズム・ソロがふてぶてしい・・・・。
曲は派手だけど、コードは意外とシンプル。
ウキウキとドツボにハマリまくる、これしかないというくらいのピュアなセレクションだ。
男女2人によるドンピシャなパワフル・ホーン・アンサンブルは、絶賛に値する。
独特な洗練されたギターのフレーズがダイナミックで、所狭しと剛速球で駆け巡る。
これカッティングのお手本のよう。
少しだけ前ノリなブラッシングのバランスも絶好調。
あれよあれよという間にライブは終了・・・・大団円を迎えてしまいました。
まだまだ、ずっと見ていたいなあ。

最後にもう一度メンバー達一人一人を、懇切丁寧に愛情とリスペクト込めて紹介。

「ありがとうございました!
喜んでもらえたら嬉しいです。
また機会があればお会いしましょう!楽しみにしています!
はい、終了です。」

キヨミさんから、ほんのりと汗をかいているハル君が呼ばれてのインタビュー・コーナー。
「どのくらいの声域なんですか?」
「3~4オクターブまでなら出ます。
普段はススキノ・ジェリコなどのオシャレな店で歌っています」

****本当にお疲れさまでした。
シタタカな連中による極上の一大ミュージック・レビューを堪能させてもらったよ。****

最後のライブ・レポートは我らがS・T・Aです。
記念すべき200回の内容をたっぷりとお届けしますよ。





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VOL,200!!!(⋈◍>◡<◍)。✧♡ 江別市民会館 大ホール BAND FESTIVAL8(HIKOPRO TEAM A編)

2023-05-26 11:57:43 | Live Set List


10,18:00~18:30
HIKOPRO TEAM A

 そして賑やかで軽快なBGMに導かれて舞台に上ったトリ前のバンドは、またまた隣街・札幌からの参加で、彦ちゃん率いる6人組。
このバンドを見るのは初めて!

当然、この日の彼らは、盛大に盛り上げてくれました((´∀`*))!!

ワーカホリックの彦ちゃんがいるといないとでは、イベントの雰囲気が全然違う。

そのくらいの名物男だ。

一体全体、彼はいくつのバンドを持っているんだい?

いやいや、考えるのはもうよそう(と言いつつも、また近々ポール・マッカートニー&ウィングスのカバーバンド結成の予定だと書いちゃおうっと!
しかも、あの全盛期アナログ3枚組USAライブでの再現を目論んでいるのだとか。
なるほど、やるからには,でっかくいっちゃうんだね。
拓郎バンドのシンシアも、しんみりとしたフォークソング風弾き語りではなく、サウスウィンド含めて大所帯でのブラス・ロック編成だったもんなあ。

とにもかくにも、そんな詮索は野暮ってなあもんだ。

だって、それを解説しはじめたら、それだけであっという間にここのスペースが埋まっちゃうもんね。

 
マサと彼とはもう17年ほどの付き合いになるんだねえ。
月日の経つのは早いものだ。

双方ともに当時はS・T・A、TAKE・OFF(チューリップのカバーバンド)を結成したばかりで、スタジオリハでしゅっちゅう顔を合わせていた。
そして夢を語り合って切磋琢磨し合った仲。
酸いも甘いもかみ分けた盟友同志だ。

マサはほとんどSTA中心の活動だったのに比べて、彦ちゃんは膨大なる多方面のジャンルに着手。

自主企画ライブなども行いつつ、長年交流を重ねているのですよ。

だからこそ、そこから培った人脈も驚愕に値する。

バンド、音楽、ライブに対する取り組み方こそ違えど、刺激を与えあっている。
良い相乗効果を発揮しているのではないでしょうか。

 
一昨年、遂に神秘のヴェールを脱いだ彦ちゃん率いる紫のコピーバンド「蝦夷紫」
あれは各方面に十分な衝撃を与えてくれた(トミーがヴォーカル、GUSくんもギター、アライさんがベース、キムキムがキーボード、ミョウテンくんやモッチンが交互にドラムスを担当)。

その後も相変わらず色々なニュープロジェクトを結成していることは、本人の口からとか、噂、SNSで時々伝わってきていた。

で、チャーのコピーバンド、BLUE CLOUD、ちむどんどんに引き続き、今回はこのバンドときたもんだ。
いつでも期待感で一杯だよ。

この日のバンドも目玉の一つ。

結果かい?・・・・もちろん想像以上に熱いパフォーマンスを繰り広げてくれた。

いやはやなんとも大した連中だ。

ベテラン勢だけに、クオリティの高いサウンドを轟かせていた。

最近の彦ちゃんはポップ系はもとより、クラシックなハードロックやワールドミュージック系方面にも傾倒しているのかな?
深読みしすぎ!?
気分によってやりたいものがコロコロと変動する性格なのかい。
チャレンジ精神が旺盛なことは良いこと。

 おっと、彼らからメッセージが届いているよ
「セッション感覚でメンバーを集めたのです。
今年の2月にシュンさん、アキラッチのお店「澄川ベース」の箱バンメンバーを中心にヒコちゃんによって招集されたユニット。
実力派のかっこいい女性ロック・シンガーのともっち。
なんとコーラスにはミキミキちゃんでバッチリ。
この2人を全面的にフューチャーして・・・・
我らがヒコちゃん。
耳の不調を乗り超え奮闘するフジ兄。
リズム隊には百戦錬磨のチャッピー。
レギュラーグリップも板についてきたセッキー。
フットワークの軽いメンバーばかりなので、ちょろちょろと急なライブにも対応が可能ですよ。
ヒコちゃんに連絡をよろしくお願いいたします!」

それもこれも、圧倒的なる実力や、光る独特なセンスがなければ成立しないんだから。
理想と現実は残酷なまでに別モノ。
それを彼らはものの見事に軽く成し遂げてくれました。
恐るべしだ。

改めて不動のメンツを見たらば、納得の布陣。

リーダーの彦ちゃんはお色直しを済ませて((´∀`*))いつもの帽子とサングラス・ファッションに身を包み、お馴染みの目にも鮮やかな水色のポール・リード・スミスのギターを携えての三度登場。
ローズ指板仕様。
な、な、なんと、この辺のこだわりどころが心憎い限りさ。(バーニーのレスポール・スタンダード・チェリーサンバーストは最近お休みかい!?)
もはや彼のイメージカラーに定着しているね。
ストラップはブラック。
MCも兼任なんだから頭が下がるよ、全くもう。
お疲れ様。

さあ、掟破りのツインギター編成ではないか。

もう一人、黒づくめのサイド・ギタリストは、上手に位置するフジ兄。
今回はブルーボディ・カラーのシェクターを使用。
ストラト・シェイプ。
ローズ指板。
これって、もしかしたらヒコちゃんのギターなのかなあ・・・・?
2人共に足元のエフェクターボードが壮観だ。(写真参照のこと)

全身黒ずくめの妖艶なる歌姫は、彦ちゃんとラズベリーでも活動しているともっち。
華麗に着こなしたドレスが、すこぶるセクシーでお似合い。
男性顔負けの骨っぽくも図太いヴォイスを披露。
その歌唱力は圧巻の一言だった。
それでいて忠実なる再現力には感服した。
細かな歌い回しや、メロディラインのちょっとしたフェイク技もいぶし銀だよ。
嘘だと思うならば、一度聞いてみなさい。
期待を裏切らないことは絶対に約束します。
ちなみに彼女はコテコテのジャーマン・メタル・フリークでして、ハロウィンのカバーバンドでも活躍しています。

ドラマーは心境著しい伊達男のセッキー。
近年多方面から引っ張りだこの人気者。
それもそのはずで何でも叩きこなしちゃうテクニシャン。
信頼度も絶大だ。
巷では「正確なリズムかつ多すぎないパラディドルが絶品!」と評されてもいますよ。
もちろん以前には、STAの信頼厚きドラマーでもありました。

ベースは、これまたいぶし銀のフィンガリングが渋すぎるチャッピー。
愛器の5弦ベースで、相変わらずブイブイと弾きまくっていましたよ。
ナチュラル・ボディカラーのベース。
メイプル指板。
ワイヤレスを接続。
サングラスと右手に装着したアームレストがポイント高し!

最後は先述のミキミキちゃんがキーボードとコーラスを担当。
「サウス・ウインド」ではコーラスガールとダンサーを担当していたさ。
ローランドのFA-06でプレイ。
彼女も全身を黒で統一。
なんという贅沢極まりない布陣だ
(オーラを、ひたすらに放っていましたよん。)
彼女とは、ここにきて連続遭遇だね~良いことだ!!。
至極、納得だよ。
セッキーを交えて、マサともちょくちょくと、マニアックなやり取りをしながら盛り上がったものでした。
この日も、STA他ゴージャスな対バン達を見れることを楽しみにしていたそうだ。
映像の録画もバッチリですよ。


前置きが滅茶苦茶に長くなってしまったね。

それでは軽快なるライブレポートに突入!!
****一緒にお楽しみくださいな****

 まずは、サウンドチェックも兼ねて1曲のサワリを公開リハーサル。
ほどなくして準備万端、整いました。

司会進行役の美魔女キヨミさんが下手より歩み出て、スポットライトを一身に浴びる中でバンド名をアナウンスします!

そして、毎度お馴染みの彦ちゃんによる名物MCからホノボノとスタート。

「グラマラス・スカイ」(中島美嘉)
セッキーによるスティック・カウントから演奏開始だ。
2005年8月31日リリースの16枚目シングル。
「THE END」に収録。
この曲の名義は「NANA STARRING MIKA NAKASHIMA」
オリコン週間チャートでは2週連続1位を記録。
彼女が主演した映画「NANA」の主題歌。
序盤から堂々たるパフォーマンスを繰り広げるともっち。
さすが圧倒的でパンキッシュだねえ。
気持ちよく伸びる歌唱力はもちろんのこと、ルックス、スタイル、ステージング、オリジナリティと全てにおいてパーフェクトなカッコよさ。
まるで、ともっちのオリジナルのような錯覚を覚えるほどさ。
どこか平坦かつ悲しげで暗い楽曲という印象を、見事に表現していて思わずキュンとしてしまう。
サビのフレーズも含めて、愛されオーラを、ひたすらに放っていましたよん。
観客たちの視線を独占状態。
一緒になって歌っている人もあちこちに見受けられたよ。
そこに絡む正確無比なミキミキちゃんによるハーモニが程よく溶け込んでいて申し分なし。
この貴重なる瞬間を見逃すな。
瞬き厳禁。
他のバック陣も虎視眈々と、シンプルだけど壮大なるサウンドを支え続ける。
余裕と貫禄みなぎる、ふてぶてしいくらいのアンサンブルをフルに発揮だ。
シンクロするタイミングも絶妙な、リズムセクションのチャッピー&セッキー。
実はこの曲のコード進行はユーロビートが根底にある。
何という反則技ギリギリの隠し味。
これでバッチリと掴みはオーケー!

「はい、ありがとうございます!
このバンドはですね、澄川ベースというお店が縁で結成されたのですよ。
よくあるパターンでライブ用のバンドが足りなかった・・・というのが真相。
ということで・・・・嵐の素顔」
工藤静香絶頂期の一撃だ。
1989年5月3日に発売された7枚目のシングル。
album「ハーヴェスト」に収録。
オリコン週間チャートでは1位を獲得。
グワーンッ!と轟き渡るSE的な爆音からスタート。
エスニック調なアレンジが冴えわたっているね。
クールな嘶きギターも吠えまくっていたよ。
静かに淡々と始まる例の静香節もミステリアスなムードを醸し出している。
欲を言えば、例のあまりにも有名な振り付けを見たかったなあ・・・・
ミキミキちゃんと並んでね。
それはともかくも、この2人によるハーモニーを聞けるだけでも、この日は大収穫だよ。
低く押さえ気味な歌い出しといい、屋台骨をがっしりと支える猛者たちといい、申し分のない響きが心地よい。
この手のムードメーカーはヒコちゃんの真骨頂だな。
お手のものでしょう。
ストレートなツインギターの妙技と、タイトこの上ないバランス感覚は、昔取った杵柄とばかりに、光沢を放つ。
こういう味わいはそこいらにゴロゴロと転がっている若造バンド達には決して再現できない。
コロコロと曲調が変わる起承転結なセットリストゆえに一切だれることのない流れだ。
どれ、次には何が飛び出してくるのかな!?
期待にワクワク、ドキドキ。

「懐かしいなあ・・・と思って聞いてくれていたら嬉しいです。
ちょっとロックっぽくしてみました。
それにしても、いやあ、すごく広いホールですねえ。
音も素晴らしいしねえ。
ところで、次は何をやる!?・・・
相川七瀬で・・・・・夢見る少女じゃいられない」
1995年11月8日発売のデビュー・シングル。
album「レッド」に収録。
ヒット・メーカー織田哲郎の作品。
オリコン週間チャートでは最高ランキング12位を記録。
36万8千万枚を売り上げた。
ともっちはスラッとした長身で、スレンダーなボディラインがモデルのよう。
ちょっと粋なカリスマ風の美女。
と、それまでは極力控えめにやや後方で黙々プレイしていたベース・プレイヤーのチャッピーが、満を持してここぞという場面で一気呵成に飛び出してきて鮮やかにクルリと一回転した。
そのスムーズな身体能力にはビックリ。
イカすよ~惚れ惚れするほど、絵になるコンビネーションだなあ。
あれは一見簡単そうに見えるけど、なかなかできないよ。
足がもつれちゃったり、最悪の場合は転倒しちゃうし・・・。
三半規管を舐めちゃあいけない。
演奏しながら、回転すると、リズムやら何やらを見失っちゃうんだよ。
恐ろしいんだから。
しかし、まったくもう、油断も隙もありゃあしないねえ((´∀`*))
ヒコちゃんによるピック・スクラッチを「ギュイーンッ!!」と轟かせる様が、いかにもロッカー然としている。
やや腰を落とし気味で斜に構えて、足を開くポーズでも逞しき男気を発揮しているね。
一音、一音、フレット・ボード上を正確無比なフィンガリングで鮮やかに滑り込む。
ハッキリと断言しましょう・・・野暮ったい能書き垂れ流しのギタリストどもよりも数段上手いよ。
フロント・センター間を縦横無尽に交差するフォーメンションは阿吽の呼吸。

「はい!
ありがとうございます。
私も昔は夢見たよ。」
「今も少女だよね・・・・・」
「アレ・・・・!?皆、笑ってないもんなあ・・・・(-_-;)
心だけは少女のままです。」
「腰は痛い‥‥(´;ω;`)」
「今日の衣装は皆で黒に統一しようって約束したのに、チャッピーさんだけが裏切り行為を働いた!!
ものすごい早いペースでここまできたから、ちょっとヒコさんも話してみる?」
「え!・・・・いいの!!??
皆さん、頑張っていますね。
残り少ない人生・・・・まあ、100歳まで生きるとしたら、あと40年かあ・・・・。」
「ヒコさんは、ボケているけれど、ギターを弾いていたら大丈夫よ。」
「今日も実は2曲ほど不安なんだよな・・・・
何とかイケイケで生きていきます。
これは人間の本能です。
おお!
笑ってくれたよ。((´∀`*))」

セッキーによるスティックカウントから、椎名林檎4枚目のシングルで「本能」
1999年10月27日発売。
アルバム「勝訴ストリップ」に収録。
オリコン週間2位でミリオンを記録。
タイトル通り、必殺のサウンドエナジーが炸裂する。
ちょっとオルタナティブ・ロックっぽくて、歯切れのよい愉快痛快なるアップテンポナンバー。
でも単純明快なポップロックへ、安易に収まらないところがしたたかなる林檎嬢。
危険この上なき仕掛けが、あちこちに張り巡らされている。
次々に軽々と鬼門をクリアしてゆくともっち。
これってある意味ではプログレッシブ。
本家のプロモビデオのように、今度ともっちもナース姿でライブでガラスを叩き割る、なんてのはどう?・・・・絶対に無理だね((´∀`*))
でもメガフォンの導入は可能でしょう。
今度、ぜひとも検討よろしく!
ともっちは速やかにマイクスタンド前に構えて、華麗に舞いながらもその実力をいかんなく発揮。
しつこいようだけど、全身黒一色で統一されたヒラヒラドレスをひるがえす姿にウットリと目を奪われる殿方が続出だ。
徐々にヒートアップしてヒステリックにシャウトするパートまでの絶妙の流れには思わず唸ってしまった。
それは全観客が同意見でしょうよ。
物おじしない佇まいは、好感度高し!
怪し気な眼差しを投げかける振る舞いも小悪魔的だ。
これを見ていても、キュートなともっちは相当に椎名林檎フリークのようだ。
リスペクト精神が、そこかしこに滲み出ています
そして特筆すべき点は・・・・・その神々しき女神像の存在感。
しかし、ともっちはどんなタイプのボーカルでも巧みに嫌味なく歌い込むんだから脱帽だ。
それにすこぶる刺激をうけたのか、バッキングも不敵な面構えでドンドンと進行。
ボーカルとベースによるユニゾンライン・・・・お互いの駆け引きが、切れ味鋭くってスリリングすぎる。
さすがに、チャッピーは亀田誠治直伝の安定感抜群なパッションを披露。
トリッキーなるベース・ソロも鮮やか。
業師のフジ兄はギターを、緻密なエフェクター操作でゴージャスに彩りを添える。
とことんまで研究したところが如実に表れている。
日頃から鍛錬を積んできたモノが花を開いた瞬間だ。
努力は決して裏切らない。
血と汗と涙の美しき結晶。
肝ともいえるセンス良きリズミカルな疾風のごときドラミングに引き続き、軽快なる鍵盤さばきのミキミキちゃんが、常に全体の引き締め役を一手に担う。
オフステージでのニコヤカなる雰囲気も、ここでは完全に封印。
チャーミングな頼もしきキーボーディストに徹しています。

「今の曲ではめちゃくちゃに弾いてみました。
それでは次のバンドも控えていますので・・・・・
往年の伝説的なジャパニーズ・ハードを。
こういうのもあったんですよ。
現在でも影響力多大な日本が誇る女性ロック・シンガーの元祖。
じゃあ、いきますか。
「午前1時のスケッチ」でライブを締めくくる。
・・・・ご存知のイントロでは超絶技巧のキーボード・ソロを織り交ぜつつも、シンガーともっち嬢が男性顔負けなパワフル・ヴォイスを聞かせてくれます。
春日博文役のギタリスト・ヒコちゃんも足元のエフェクターを巧みに使い分けて、ヴァリエーション豊富な音色を紡ぎ出していきます。
フジ兄の弾き出すリフも含めて、引くところ、グイッと目立つところとのメリハリがクッキリとしていて爽やか。
選曲もひじょうにマニアック。
一歩間違えたら、めちゃ浮いちゃうようなセレクションだけど、その辺の匙加減とセンスは読みが深いから正解。
その筋モンにとっては感涙に溺れちゃうほど怒涛の展開が目白押し。
ジャパニーズハードロック黎明期バンドからの、こだわりにこだわりぬかれた美味しい部分ばかりをチョイス。
うねりまくるサイケデリックな音壁に思わず陶酔しちゃう。
縦横無尽なる変化の連発でエクスタシーに到達。
いやが上にもトリップしちゃいそうだ・・・・それもまた一興か。
ストレートなる迫力で聞かせてきたかと思えば、難攻不落なる複雑な曲調に雪崩れ込んで様式美を構築。
もはや絶え間なく表情を変えるアレンジワークにはお手上げ状態だ。
終局に最もふさわしきところ。

「どうもありがとうございました!」
メンバー一同、完全燃焼で満足気な表情を浮かべてる。
凄まじき30分のショーだっただけに汗びっしょりだ。
またすぐにでも見て見たいなあ。

司会進行役の美魔女キヨミさんが下手より歩み寄って来てインタビュー。
「ともみさん、ヒコさん、こちらにお願いします。
とってもパワフルな歌声ですが、普段もお店で歌われているのですか?
これからのライブ予定がありましたら、ぜひ教えてください!」

****そんなこんなと和気藹藹にイベントのほうは進行していきます。
時間の方が珍しく巻きの状態。
これって奇跡的な現象だよなあ。
いよいよもって大トリのバンドを迎えることとなります。
しばし、待たれよ!!

我らがSTAはその次に書いていきます。****



























コメント
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