THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

夕張FIVE PENNIES VOL,32

2010-01-26 14:54:58 | Live Set List
今年の第一弾STAライブが決行されました。
場所は、財政破綻した夕張、そこに一昨年オープンしたお洒落なログハウスのジャズ・バー。
1月24日(日)15:00開演。
数日前に大雪が降ったらしく、天候が心配されましたが当日は快晴!
あたり一面が銀世界でギラギラしていて美しい。
シンと静まり返ったこの土地に続々とミュージシャン達が到着。
hah-chanが入ってきた時はどこのデルモさんかと思いました(!)
今回は、ジャンルや世代にこだわらず、キーワードを夕張に設定し、この地元内から音楽の力で活気を呼びもどそう!との趣旨であります。
夕張映画祭は世界的にも有名なイベントですが、実はこの町、音楽の町でもあるのです。
有名なミュージシャン、シンガー、アイドル、ボードビリアンが生まれています。
そこで「LEBERATION4」特別企画として「new year yuubari」のコンセプトのもと、数多くのミュージシャンの方達にご参加していただきました。
もちろん、すべての出演バンドは夕張在住、出身、関係者、そして炭坑繋がりの人々です。
本当はまだまだ出演を希望されていた方達がいたのですが・・・。
薪ストーブが燃えるほのぼのムード漂う会場内は夕張のお客様がほとんどをしめています。オープニングアクトは「ラ・フランス」の3人衆。
芦別、清水沢、美唄のトリオでフォークソングの弾き語り。
まさに円熟の極み。
オリジナル&カヴァーをしっとりと聞かせてくれました。
北キツネのイメージソングが、微笑ましい。
当日、急遽飛び入りというかたちで参加していただいたトモリンさんは「丁未」というオリジナルを聞かせてくれ、この町の思い出もたっぷりと語ってくれました。
優しく暖かい人柄が滲み出ていました。
中盤に現れたのはマスター率いるヴェンチャーズ・バンド「オー!ジーンズ」。
のりのりにテケテケを轟かせてさすがの名演。
うちのシゲがツボにはまっていましたよ。
「パイプライン」「ダイヤモンドヘッド」「10番街の殺人」・・・実は私もワケあってリハのみでしたが「急がば回れ」で共演させていただきました。
次に現れたのは、北海道のカントリー界の重鎮、ディーンさんの登場です。
とにかくその若々しいたたずまいと豊かな声量、説得力ある歌詞、ユニークなMCには感銘させられました。
「テネシー・ワルツ」(テツの琴線振るわせた!)そしてオリジナルの夕張賛歌も披露。
いぶし銀の極地です。
勉強になります、私はまだまだひよっこです。
イスが足りなくなるは、駐車場は溢れかえるはで嬉しい誤算となりました。
お客様達は一体となって笑顔で歌い、体をリズムに委ねて聞きほれて、またある曲では共感し感動し涙するという音楽の存在理由の原点を垣間見たような気がしました。
ラストはSTAです。



<<<<<member>>>>>
MASA・・・・B VO CHO
NOBU・・・・G
SHIGE・・・・TP PER
KO-CHAN・・・・TS
MITSU・・・・TB
KEN・・・・DR CHO
TETSU・・・・VO CHO PER
HAH-CHAN・・・・AS GRAND PIANO
RABA・・・・PER SAMBA WHISTLE

SPECIAL GUEST~~~MR、ZEN・・・・TB
~~~MR、KIMI・・・・SS




////SET LIST////
SE~~~AIRE
1,one fine morning(ある晴れた朝)・・・・light house
2,~the letter(あの娘のレター)・・・・joe cocker
3,unchain my heart・・・・joe cocker
4,fellin' stronger every day(愛のきずな)・・・・chicago
5,free form intro,arabesque no,1(2つのアラベスク第2番)・・・・debussy
6,~saturday in the park・・・・chicago
7,soulman・・・・the blues brothers
8,vehicle・・・・ides of march



大先輩達に負けじと熱演を繰り広げました。
最初の1曲で全員、汗びっしょり。
のりのいいお客様は最初から踊りまくっています。
それでも満足しないのか、その方は我々の中に乱入。
アドリブでコーラスまでやってもらいました(笑)
もうこれでつかみはオーケー。
客層を意識して多少は渋めの選曲にしましたが、「アンチェイン・マイ・ハート」のタイトルコールにはやはり歓声が沸き起こりました。
テツのドスの効いたヴォーカルでイントロを唸りはじめたら3人のお客様が我々の前でステップを踏んでダンスを披露、嬉しいなあ。メンバー同志思わず目が合い笑みがこぼれます。「ザ・レター」では各メンバーのソロバトル(4人)に突入。
「愛のきずな」はラブソング(男女の出会いと別れと再起)ですがそこはさすがシカゴ、よく詩の内容を見つめてみますと「幸せな時は過ぎ去り、挫折、地獄のような日々が訪れた、でも新たな旅立ちだ、さあ、元気を出して飛び立とう、僕は日に日に強くなっていくような気がするよ!」。
まさに今の夕張にピッタリかな、ということでセレクトさせていただきました。
前半のどっしりとしたビートから徐々に後半にかけてヒートアップしていく様がお見事。
メンバー紹介のあとには、華麗なるもうおなじみ、ハーちゃんのクラシック・コーナーを経て「サタディ・イン・ザ・パーク」へ。
一体となっての手拍子。
お客様もパーカションを手にとってリズムを奏でてくれます。
理想の光景ですね。
ここで前回(去年の9月)に演奏した際に特に受けの良かったナンバーの再演として「ソウルマン」
このあたりでは、余裕の流れで、御大御存知のスペシャル・ゲストの登場です。



ぜんさん&きみさんが愛器を携えて颯爽と現れてラストの「ヴィークル」。
やっぱり6管は迫力あるね。
私とテツは初めて勢いで1本のマイクに向って2人でシャウト。
絵になったかな?
うちの総勢11人、一切のリハなしぶっつけ本番ご苦労様でした!
その場にいた全ての人達のおかげでライブは大盛況のうちにめでたく終えることができました。
かなり遅くまで皆で談笑し飲んで歌って演奏して夜は更ける。
外に出た時、温度は-10度でした・・・・。
車がガチガチに凍りついていました。
でも、ほてった体にはちょうどいいかな・・・・?。
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幸福の黄色いハンカチ

2010-01-24 22:46:36 | Live告知
1月24日(日)
15:00開演
¥1,000(1ドリンク付)
STA企画イベント「liberation4」ニューイヤースペシャルプログラム!!
場所はFIVE PENNIES
住所は夕張市千代田25番地2です。

財政破綻した夕張市を、音楽の力で内面から活気付けよう!!というコンセプトです。
よって、今回は夕張在住、出身、関係者、さらには炭坑繋がりのミュージシャンの方達が在籍しているバンド中心の演奏になります。
ジャンル、世代もバラエティーには幅広くフォークソングの弾き語り、カントリー、GS、そしてわれわれブラスロック。
まだ出演者がふえるかもしれません・・・・?。

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マイムマイム~♪

2010-01-19 03:07:42 | リハーサル
24日のライブに向けての最終リハでした。
と言っても今回は2回のみ、フルメンバーは無理だったので、ライブ当日に全員集合です。
ラバはいつものように、一足早くにスタジオ入り。
個人練習に余念がありません。(彼はライブが3度の飯よりも好物!)
STAは大所帯の上に、楽器群がどっさりなのでセッテイング&片付けにかなりの時間を費やします。
ラバはまたまた秘密兵器を導入。
私が目ざとくそれを発見。
シゲがそれにパーツチェンジ案を提示。
楽しみがまた一つ増えました。
今回は異色のメドレー、夕張初披露曲、前回のライブ時にマスターやお客様に好感触だった曲等を組んで見ました。
ラテン系の曲の為にメンバー一同が一斉に多種多様なパーカッション群を手にしてチャカポコ、シャカシャカ、カンカンと賑やかなことに。もう顔が真剣そのもの。こりゃあ賑やかだ。シゲが中心になって指導。(やればやるほど奥の深さに感銘)ハーちゃん、よく夕張恒例のお約束を覚えていてくれたね。
ラバ、夕張ライブでのお楽しみってなに?
ノブのお茶目なダンスを見られて得した気分でした。

先週に続いて今回もスタジオにお客様がやってきました。
私が在籍したあの「幻のパンタロンズ」のメンバーです。
LA帰りのさすらいのキーボードプレイヤー。
彼は何度かSTAのライブやリハを見ているので顔なじみ。
実はSTAを結成する前に、彼と私とSTA初代ドラマーでプログレトリオEL&Pのカヴァーバンドを組んでいました。
どうも私は天邪鬼なのか、あまり誰もやらないようなジャンルに手を出すようです。

年末から、STAのライブ情報、日時の問い合わせが多くなりました。
待っててね、貴方の街にもいつか伺いますから!

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Ⅰ WISH

2010-01-13 01:34:21 | STAのレパートリー
邦題「回想」
1976年11月にシングルカット。
B面は「You and I」
hot100で12月4日付け初登場40位、その後29位、18位、7位、4位、2位・・・1月22日付けで第1位!
ブラックシングルスでは5週第1位。
stevie wonderの代表作で歴史的名盤「songs in the key of life」収録
1976年発表、全米アルバムチャート14週1位!!
アナログ当時でLP2枚、シングル1枚組というボリューム。
グラミー最優秀アルバム賞。

STAのカバーソングの中でもベースではじまる数少ない楽曲。
タイトルどおり、スティービーの幼年期の思い出をつづった内容で、クリスタルへピクニックに出かけた夜に書き上げたとの事。

スティービーは作詞作曲、キーボード、ボーカルはもちろんのこと、ここでもファンキーなドラミングを披露。
でも本人は「アルバムにそのことがクレジットされていない」と冗談交じりに茶化していました。
bass nathan watts
alto sax hank redd
trumpet raymond maldonado
tenor saxophone trever lawrence
trumpet steve madaio
drums raymond pounds
background rence hardaway

 カナダが生んだディーヴァ「セリーヌ・ディオン」も忠実にかつ華麗にカヴァーしています。
意外なところでは「CPR」がへヴィーメタル風にカバー。
彼らはメガデス、レインボー、インギーのところで活躍したミュージシャン。
そして驚いたことにヴォーカルがあのザック・ワイルド!
ドスのきいた声を聞かせてくれます。
当初はジョー・リン・ターナーが歌う予定だったそうで、なんでもこの曲のプロモがあるそうで一度、観てみたいものです。
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2010年始動!

2010-01-12 03:13:24 | リハーサル
STAが動き出しました。
久々に顔を出したメンバー達も、相変わらずの御様子で何よりです。
いつも、お世話になっているスタジオでパチリ!。
よく考えてみたら、ライブフォトはあるけれどもリハスタのはなかったですね。
大所帯バンドゆえに、いつもこの一番広い部屋を利用させてもらっています、ありがたいことだ、わがままがきくのですから。
迫りくる夕張スペシャルイベント(STA主催)ライブのリハをさらっと2回ほどこなしました。
そこへ、テツのサイドプロジェクトバンドのドラマーがスタジオ見学に。
と言っても彼と私は23年前からの顔見知り。
なんと彼はシカゴ大好き人間だったのだ!
それは知らなかったあ・・・・。
彼はあの日本中で超有名な札幌が世界に誇る「サーベルタイガー」に在籍していたドラマー。
その場のノリで、軽く「make me smile」を彼とセッションプレイしました。
さすがパワフル、テク二カル。(しかもあの難曲を・・・)
1回ほどしかこの曲は叩いた事が無いそうですよ。
実は先月、彼はテツ、ハーちゃん、ミツ、コーちゃんと「make me smile」「saturday in the park」をサイドプロジェクトでライブ経験済み。
それにしてもSTAメンバーの人脈図は壮大ですなあ。

今年はまた新たな野望を抱いていますので個人的にも楽しみ満載です。
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superstition

2010-01-10 02:34:44 | STAのレパートリー
stevie wonderの代表作。
1972年10月24日リリース。
ジェフ・ベック参加の「talking book」に収録。(最高位ランク3位)
邦題「迷信」(キャッシュ・ボックス誌&ビルボード誌&ソウルチャートにて1位!)
当時、まだトラボルタのフィーヴァーブーム以前のこと。
ディスコにてこの曲や、レア&アースの「ゲット・レディ」,KC&ザ・サンシャイン・バンド「ザッツ・ザ・ウェイ」、クール&ザ・ギャング「ジャングル・ブギー」等のサウンドに乗って若者達は踊りまくっていました。
盲目のスティービーがコンポーザー、歌、さらには驚いたことにドラムまで担当していることを知って驚いたものです。(ジョン・レノンのNYライブでの演奏やテレビ出演時にてその華麗なるドラミング姿を確認できます)
また、強烈なクラビネットのリフ。
全世界のリスナーにクラビという楽器音を印象づけたのもこの曲でしょう。
STAでは1代目キーボード故M君のクラビがいかしていました。
現在はノブがギターにてあのリフを担当。
この曲は数多くのミュージシャンがスティービーに敬意を表してカバーしています。
故SRVのハードブルースなテイクもお勧め。
プロモでは詩の内容ヨロシク西洋での不吉な映像満載。
御丁寧にラストには黒猫(!)を呼ぶスティービー本人が登場。

「迷信」の誕生までにはいろいろとやっかいな経緯があります。
ロンドンでジェフ・ベックとスティービーが会った際にベックが自分のアルバムにスティービーの曲をカバーしたいと申し入れ同意に達したとの事。
ところがNYで再会した時にスティービーの気が変わり、「その曲は自分がレコーディングしたい。その代わりに迷信をレコーディングしたらどうか?」と持ちかけた。
(ベック曰くあの曲のグルーブ誕生のきっかけは自分であり、スティービーのドラムセットで遊んでいる時に思いつき、迷信を貰ったそう。ベックはそれ以前にも「ベックス・ボレロ」のことでペイジと意見が対立した過去アリ)。
しかし、またまたスティービーはそのベック・バージョンの「迷信」を聞き心変わり・・・自分でもレコーディング。
このことを知ったベックのレコード会社はそうとう激怒したようだ。
さらにまずい事にモータウンがこの「迷信」をシングル・リリースするという始末。
スティービーは「面倒な事になるからサンシャインあたりをシングルにしたらどうだろうか?」と申し入れるも聞き入れられずジェフ・ベックは落胆・・・・。(BB&Aに迷信を収録)
ベックの次回作「blow by blow」(クロスオーバー~フュージョンの夜明け、ペイジは「このアルバムはギタリストの教科書」と絶賛)にスティービーは2曲提供(そのうちの1曲は今も必ずライブで披露される泣きの「哀しみの恋人達」)

私は「ワールドロックフェス」時にジェフ・ベックがトーキング・モジュレーターを駆使して「迷信」を演奏する姿を拝みました。


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HEAVY METAL

2010-01-05 00:34:44 | free form space
先日、昔のバンド仲間から連絡があり「YOU TUBE」に当時の私達のライブ映像をアップしたよ!とのこと。
13年前位かなあ・・・・単発プロジェクトだったけど懐かしいです。
RAINBOW,MSG,OZZYの3曲を見る事ができます。
偶然にも先月,MSGの違う曲をプレイしたけど久々、やっぱこの世界もいいものですね。
「幻のパンタロンズ」と検索してください。
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明けましておめでとうございます!!

2010-01-03 23:20:07 | free form space
昨年中は、皆々様より絶大なる御支援をいただき感謝の念に耐えません。
さて今年は、更なる飛躍の年となるべく早くも幾つかのプロジェクトが札幌市内外にて動き出しています。
今月は夕張ジャズバーにて異世代、ノンジャンルによる夕張関連イベントの開催です。
続々と告知していきますのでお楽しみに。
乞うご期待!
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